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Arcserve UDP_エージェントレスバックアップ_Hyper-V編

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Arcserve UDP v5

エージェントレス バックアップ

《Hyper-V 編》

ホワイトペーパー

第 2 版 2015 年 7 月 FUJITSU LIMITED

(2)

2 更新履歴 版数 更新内容 更新年月 1 新規作成 2015 年 2 月 2 変更 全般 製品名称の変更 2015 年 7 月 全般 画面イメージを Update 3 ベースに差し替え 第 1 章 構成変更 用語の定義の変更 1-4.エージェントレス バックアップの主な機能 11 章 パッチモジュール情報 追加 1-3-1.エージェントレスバックアップのバックアップ対象 1-4-2.Arcserve UDP Update3 の機能拡張

2-2.未サポートとなるバックアップ対象 (5) 3-1.ライセンス 3-2.コンポーネントのインストール先 3-3-2.SQL Server のインストール時の注意文 5-1-4.Hyper-V スナップショット取得方法の設定 5-1-6.復旧ポイントの確認の設定 6-1.システム復旧前の留意事項 (6),(7),(8) 6‐4.仮想マシンのシステム復旧後のノードの再登録およびプランへの 再割り当て手順 9-5~9-9.トラブルシューティング事例を追加

11-1,2.Arcserve UDP Update3,Update4 情報追加

本書の内容は、予告無く変更されることがあります。 富士通株式会社は、本書の内容に関して、いかなる保証もいたしません。 また、本書の内容に関連した、いかなる損害についてもその責任は負いません。 本書において言及したすべての商号、商標、サービスマークおよびロゴは、各々それらを所有する会社に帰属します。 本書のイラストには、富士通株式会社に著作権が帰属するものを含みます。 イラストの改変を行なうことはできません。 © FUJITSU LIMITED 2015

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目次

第1章 はじめに ... 5 1‐1. 用語の定義 ... 6 1‐2. エージェントレス バックアップとは? ... 7 1‐3. エージェントレス バックアップの構成 ... 8 1‐3‐1. エージェントレスバックアップのバックアップ対象 ... 9 1‐4. エージェントレス バックアップの主な機能 ... 11

1‐4‐1. Arcserve UDP Update2 の機能拡張 ... 12

1‐4‐2. Arcserve UDP Update3 の機能拡張 ... 13

1‐4‐3. Arcserve UDP Update4 の機能拡張 ... 13

第2章 動作要件 ... 14 2‐1. 動作要件 ... 14 2‐2. 未サポートとなるバックアップ対象 ... 14 2‐3. 未サポートとなるバックアップ運用 ... 15 第3章 ライセンス / インストール ... 17 3‐1. ライセンス ... 17 3‐1‐1. 製品形態 ... 17 3‐1‐2. 必要ライセンス ... 20 3‐2. コンポーネントのインストール先 ... 23 3‐3. インストールの準備 ... 24 3‐3‐1. .NET Framework 3.5 のインストール ... 24 3‐3‐2. SQL Server のインストール ... 25 3‐4. UDP コンソールと UDP エージェントのインストール ... 28 3‐5. ユーザアカウントの確認 ... 32 3‐6. 最新 UPDATE モジュールの適用 ... 32 3‐7. ライセンスキーの登録 ... 33 第4章 保護する仮想マシンの検出と登録 ... 34 4‐1. 仮想マシンの検出と登録 ... 34 4‐2. ノードディスカバリ設定 ... 38 4‐3. プレフライトチェック(PFC) ... 41 4‐4. ハイパーバイザの指定 ... 43 第5章 バックアップ ... 44 5‐1. Hyper-V 上の仮想マシンのエージェントレス バックアッププランの追加 ... 45 5‐1‐1. 新規プランの追加 ... 45 5‐1‐2. バックアッププロキシサーバの選択 ... 46 5‐1‐3. 保護対象の仮想マシンの追加 ... 48 5‐1‐4. Hyper-V スナップショットの作成方法の設定 ... 50 5‐1‐5. デスティネーション設定 ... 53 5‐1‐6. スケジュール設定 ... 56 5‐1‐7. 拡張設定 ... 60 5‐1‐8. 設定の保存および展開 ... 61 5‐2. MSFC 環境の仮想マシンのエージェントレス バックアッププランの追加 ... 62 5‐2‐1. バックアッププロキシサーバの選択 ... 63 5‐2‐2. 保護対象の仮想マシンの追加 ... 64

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4 5‐3. その他の操作 ... 66 5‐3‐1. プランの設定変更 ... 66 5‐3‐2. バックアップの手動実行 ... 66 5‐3‐3. ジョブのステータス確認 ... 68 5‐4. エージェントレス バックアップに関する留意事項 ... 69 第6章 仮想マシンのシステム復旧 ... 70 6‐1. システム復旧前の留意事項 ... 70 6‐2. 仮想マシンのシステム復旧手順 ... 71 6‐2‐1. 復旧ポイントの選択 ... 71 6‐2‐2. リストアオプション-[元の場所にリストアする] ... 72 6‐3. バックアップ時と異なる環境への仮想マシンのシステム復旧手順 ... 73 6‐4. 仮想マシンのシステム復旧後のノードの再登録およびプランへの再割り当て手順 ... 76 第7章 仮想マシンのファイルレベルリストア ... 77 7‐1. UDP コンソールによるリストア ... 78 7‐2. Arcserve UDP 復旧ポイントビューによるリストア ... 80 7‐3. 仮想マシン上の UDP エージェントを使用したリストア ... 82 第8章 復旧ポイントのコピー ... 84 8‐1. 「復旧ポイントのコピー」タスクの追加方法 ... 84 8‐2. 復旧ポイントのコピー先からリストアする方法 ... 87 8‐3. VHD 形式の仮想ディスクの作成方法 ... 89 8‐3‐1. バックアッププラン内の「復旧ポイントのコピー」タスクを使用する方法 ... 89 8‐3‐2. UDP エージェントから「復旧ポイントのコピー」を使用する方法 ... 90 8‐4. VHD 形式の仮想ディスクからリストアする方法 ... 92 第9章 トラブルシューティング ... 93 9‐1. バックアップが失敗する ... 93 9‐2. 複数のジョブを実行中、スナップショット作成が失敗する ... 94 9‐3. スナップショットの作成に失敗する ... 95 9‐4. 増分バックアップが検証バックアップに変換される/バックアップサイズが増加する ... 96 9‐5. Arcserve UDP のアップグレード後、バックアップが失敗する ... 97 9‐6. クラスタ化された仮想マシンを元の Hyper-V クラスタにリカバリした後、ネットワークアダプタ が仮想スイッチに接続できない。 ... 98 9‐7. バックアップ完了後、仮想マシンが「バックアップ中」ステータスのままになる ... 99 9‐8. バックアッププロキシの認証情報変更が反映されない ... 101 9‐9. ライセンスエラーが発生する ... 102 第10章 ログ情報 ... 104 10‐1. トラブル調査時に取得する資料 ... 104 10‐2. アクティビティログのエクスポート ... 105 10‐2‐1. バックアッププロキシの場合 ... 105 10‐2‐2. UDP コンソールの場合 ... 105 第11章 パッチモジュール情報 ... 106

11‐1. Arcserve UDP v5 Update4 (UDPV5U4) ... 107

11‐2. Arcserve UDP v5 Update3 (RO79230) ... 108

11‐3. WIN-HYPERV VM IN SAVED STATE WHEN BACKUP (RO77348) ... 109

11‐4. Arcserve UDP v5 Update2 (RO76314) ... 111

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5

第1章 はじめに

本書は、Arcserve UDP の機能である、仮想化ホストベースのエージェントレス バックアップを用 いた、Hyper-V 仮想マシンのバックアップ運用について説明します。製品マニュアルと併せてご利 用ください。 製品マニュアルは以下の Web サイトを参照してください。 「Arcserve 製品のマニュアル」 https://arcserve.zendesk.com/hc/ja/articles/202393819

本文書は、Arcserve UDP Update4 を適用していることを前提に作成しています。 OS 環境およびパッチモジュール適用有無によっては、実際の画面と一部異なる場合が あります。

本書は、エージェントレス バックアップ機能のうち、Hyper-V 仮想マシンのバックアップ 運用について説明しています。

VMware 環境におけるエージェントレス バックアップについては、

Arcserve UDP v5 エージェントレスバックアップ 《VMware 編》 ホワイトペーパーを 参照してください。

本文書中には、レジストリの変更手順を説明している箇所があります。 レジストリの変更操作には細心の注意を払ってください。

レジストリの不適切な変更は、システムに重大な影響を及ぼす可能性があります。 事前にレジストリのバックアップを実施してから作業を開始することをお勧めします。

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6 1‐1. 用語の定義

本文書では、以下用語を略称・固有名で表記しています。

用語 本文書での意味・正称

Arcserve UDP Arcserve Unified Data Protection v5.0

エージェントレス バックアップ Arcserve UDP を用い、仮想化環境のホストマシンと連携す る、仮想マシンのバックアップ方式

UDP エージェント Arcserve UDP Agent for Windows

UDP コンソールサーバ Arcserve UDP コンソールをインストールしたサーバ バックアッププロキシサーバ Hyper-V とのバックアップ連携機能を提供するサーバ ノード バックアップ対象とする仮想マシンおよび物理マシン 復旧ポイント Arcserve UDP におけるバックアップデータの世代 仮想マシン Hyper-V ホスト上の仮想マシン Hyper-V ホスト 仮想マシンをホストする Hyper-V サーバ Hyper-V クラスタ Hyper-V とフェールオーバークラスタリング機能とを一緒に 使用して仮想マシンを作成するシステム構成

仮想ディスク(VHD ファイル) 仮想マシンの仮想ハードディスク(Virtual Hard Disk) MSFC Microsoft Failover Cluster

ホスト クラスタリング Hyper-V ホスト間で構成される MSFC ゲスト クラスタリング 仮想マシン間で構成される MSFC クラスタノード MSFC を構成するサーバ CSV クラスタノード間で同時にアクセス可能な共有ボリューム (CSVFS ファイルシステム) クラスタディスク クラスタディスクの所有ノードからのみアクセス可能な共有 ボリューム(NTFS/ReFS ファイルシステム)

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7 1‐2. エージェントレス バックアップとは?

エージェントレス バックアップとは、仮想化基盤(Hyper-V や VMware)のホストサーバが提供す るバックアップ用 API と連携し、仮想マシンをイメージバックアップする Arcserve UDP の機能で す。 バックアップ対象となる各仮想マシン上には、UDP エージェント製品をインストールする必要がな いため、「エージェントレス」バックアップと呼ばれます。 エージェントレス バックアップを使用するメリットは以下の通りです。 • 仮想マシン上に UDP エージェントを導入しないため、導入時の作業コストを削減できます。 • 仮想マシン上で UDP エージェントが稼働しないため、バックアップ時における仮想マシン上 のリソース負荷(CPU やメモリ等)の発生を軽減できます。 • 仮想マシン内の OS を問わず、同一の手順にて仮想マシンのイメージバックアップが可能で す。

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8 1‐3. エージェントレス バックアップの構成

エージェントレス バックアップは、以下の役割のマシンによって構成されます。

UDP コンソールサーバ Arcserve UDP 機能の集中管理を行うためのマネージャーです。 UDP コンソールをインストールします。 バックアップ プロキシサーバ Hyper-V ホストと UDP コンソールサーバ間を連携させるためのプロキ シ(中継)機能を提供するマシンです。 UDP エージェントをインストールします。 エージェントレス バックアップにおいては、UDP エージェン トはバックアッププロキシサーバとして使用されます。 Hyper-V ホスト バックアップ対象仮想マシンをホストする Hyper-V サーバです。 仮想マシン バックアップ対象となる仮想マシンです。 Arcserve UDP 製品のインストールは不要です。 上記例では、構成コンポーネントを説明するために、UDP コンソールサーバ、バックアッププ ロキシサーバ、Hyper-V ホストを分離していますが、Hyper-V サーバ上にバックアッププロキ シサーバの機能を導入することを推奨します。

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1‐3‐1. エージェントレスバックアップのバックアップ対象

各環境におけるエージェントレス バックアップのバックアップ対象について説明します。

• Hyper-V 上の仮想マシンのエージェントレスバックアップ Hyper-V ホスト上の仮想マシン単位がバックアップ対象です。

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10

• ホスト クラスタリング環境のエージェントレスバックアップのバックアップ対象 CSV 上の仮想マシン単位がバックアップ対象です。

仮想マシンが構築された CSV と、クラスタノード自身のローカルティスクを一括してバックアッ プした場合、CSV のバックアップは対象外です。

(11)

11 1‐4. エージェントレス バックアップの主な機能 (1) 複数の仮想マシンを一括バックアップ 仮想化ホストサーバに対する API を使用したバックアップ方式のため、ホストサーバ単 位に複数の仮想マシンを一括してバックアップすることが可能です。 (2) 仮想ディスクイメージのブロックレベル増分バックアップ 仮想マシンの仮想ディスク ファイルに対する変更を追跡する変更ブロック追跡メカニズ ムが導入されており、仮想ディスク内の変更または使用されたブロックのみを増分バッ クアップすることが可能です。 (3) バックアップデータの圧縮およびデデュプリケーション 圧縮およびデデュプリケーション機能によりバックアップサイズを削減する事が可能です。 (4) ファイルレベルリストア(ファイル/フォルダ単位のリストア) 仮想マシンが Windows ゲストの場合、仮想ディスクイメージ単位のバックアップの中か ら、特定のファイル/フォルダをリストアすることが可能です。

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12 1‐4‐1. Arcserve UDP Update2 の機能拡張

Arcserve UDP Update2(RO76314)の適用により、エージェントレス バックアップでは、以下の 機能が追加されています。

(1) Hyper-V CSV の保護 (5‐2.参照)

• MSFC 環境の CSV 領域に存在する仮想マシンを保護することができます。

• Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 の MSFC 環境で対応しま す。 (2) 新規仮想マシンの自動検出 (4‐1.参照) • ノードディスカバリジョブの実行により、新規仮想マシンが自動検出されると、検出され たことが電子メールで通知されます。 • レポート、アクティビティログにも仮想マシンの検出結果が記録されます。 (3) バックアッププラン作成時のノードディスカバリ (5‐1‐3.参照) • バックアッププランを作成する際に、新規仮想マシンを自動検出して、バックアップ対 象マシン(以下、ノードと表記)に追加できます。 (4) エージェントレス バックアップ後の「復旧ポイントのコピー」タスクのサポート • エージェントレス バックアッププランに「復旧ポイントのコピー」タスクを追加することが できます。復旧ポイントサーバにバックアップした復旧ポイントを、共有フォルダまたは ローカルディスクにコピーして二次保管することができます(8‐1.参照) • [圧縮なし - VHD]オプションを指定することで、復旧ポイントのコピー先で、VHD (Virtual Hard Disk)形式のディスクファイルを作成することができます。(8‐3.参照) コピーされたディスクファイルは Windows OS 上で直接マウントできます。(8‐4.参 照)

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13 1‐4‐2. Arcserve UDP Update3 の機能拡張

Arcserve UDP Update3(RO79230)の適用により、エージェントレス バックアップでは、以下の 機能が追加されています。 (1) Hyper-V スナップショット作成方法の設定 (5‐1‐4.参照) エージェントレス バックアッププラン内の「リソース」タブ内にバックアップ時のスナップシ ョット作成方法の設定が追加されています。 オフラインバックアップ方式により、仮想マシンを[保存済み]状態にする必要がある場 合、デフォルトでは、仮想マシンのダウンタイムを回避するためにバックアップがキャン セルされます。バックアップがキャンセルされないように、仮想マシンのスナップショット の作成方法を選択することができます。 (2) CHKDSK を使用した復旧ポイントの整合性確認 エージェントレス バックアッププラン内の「スケジュール」タブ内に復旧ポイントチェックが 追加されています。 バックアップ実行後に、復旧ポイントからボリュームをマウントし、Microsoft ツール CHKDSK を実行して、データの整合性を確認することができます。

1‐4‐3. Arcserve UDP Update4 の機能拡張

Arcserve UDP Update4 (UDPV5U4)の適用により、エージェントレスバックアップに関連した機 能追加はありません。

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第2章 動作要件

本章では、エージェントレス バックアップの動作要件について説明します。

2‐1. 動作要件

富士通でサポートする動作環境は、Arcserve 社の Web サイトで公開されている動作要件と異な ります。Arcserve UDP の動作要件、およびサポートする PRIMERGY については、以下の Web サイトから最新情報を確認してください。 「富士通ソフトウェア情報」 http://software.fujitsu.com/jp/arcserve/products/v5udp/environment/ 2‐2. 未サポートとなるバックアップ対象 エージェントレス バックアップでは、以下に該当するバックアップがサポートされません。 (1) 仮想マシンの既存スナップショット、スナップショット履歴情報 他アプリケーションやユーザにより作成されたスナップショットファイル、およびスナップ ショットの履歴情報はバックアップされません。 (2) 仮想化されたバックアッププロキシサーバ自身のバックアップ バックアッププロキシサーバを仮想化している場合、バックアッププロキシサーバ自身を エージェントレス バックアップでバックアップすることはサポートされません。 (3) パススルーディスクが接続された仮想マシン パススルーディスクはチェックポイント(スナップショット)がサポートされないため、バック アップを行うことができません。パススルーディスク上のデータはバックアップされません。 (パススルーディスクのバックアップは自動的にスキップされ、スキップされたことを示す 警告は通知されません) また、パススルーディスクが接続されていた仮想マシンのバックアップデータを用いて、 仮想マシンのシステム復旧を行った場合、パススルーディスクの接続設定情報が復元さ れる可能性があります。(データ整合性の問題や、予期せぬディスクへの接続が発生す る可能性があります)

(15)

15 (4) ホスト クラスタリング環境およびゲスト クラスタリング環境の CSV 領域 Arcserve UDP は、ホスト クラスタリング環境の CSV 上にある仮想マシンのエージェン トレス バックアップのみサポートします。 CSV の領域そのものをバックアップ対象とすることや、ゲスト クラスタリング環境の CSV をバックアップ対象とすることは未サポートです。 2‐3. 未サポートとなるバックアップ運用 以下のような運用は、未サポートです。 (1) 仮想マシン上のシステムファイル、または固有の復旧方法を必要とするアプリケーション データのファイルレベルリストア (2) 同一の仮想マシンに対する、複数のエージェントレス バックアッププランからのバックア ップ運用 (3) 仮想マシンのシステム復旧を利用した、仮想マシンの複製・配布運用 (4) ホスト クラスタリング環境における CSV とクラスタノードの一括バックアップ ホスト クラスタリング環境において、仮想マシンが構築された CSV と、クラスタノード自 身のローカルティスクを一括してバックアップすることはできません。 CSV 上の仮想マシンのバックアップと、クラスタノード自身のローカルディスクのバックア ップは、別々に行ってください。 なお、この時 CSV 上の仮想マシンのバックアップは、エージェントレス バックアップもしく は、仮想マシン上に UDP エージェントを導入したエージェントベースでのバックアップを 行ってください。 CSV とクラスタノード自身のローカルディスクをまとめてバックアップした場合、 アクティビティログに以下のメッセージが記録され、CSV のバックアップはスキップ されます。 NTFS / ReFS 以外のボリューム C:¥ClusterStorage¥Volume1 をスキップします。 ファイル システムは CSVFS です。

(16)

16 (5) ゲスト クラスタリング環境におけるクラスタノードのエージェントレスバックアップ ゲスト クラスタリング環境のクラスタノードを Hyper-V ホストからエージェントレス バック アップを行うと、そのノードが共有する CSV やクラスタディスクはスキップされ、クラスタノ ードのローカルディスク(仮想ディスク)のみがバックアップされます。 クラスタノードのローカルディスクおよびクラスタディスクを一括してバックアップするため には、仮想マシン上に UDP エージェントを導入したエージェントベースでのバックアップ を行ってください。 クラスタノードが共有する CSV を、Arcserve UDP でバックアップすることはできないた め、Arcserve Backup 製品によるバックアップが必要です。

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17

第3章 ライセンス / インストール

本章では、エージェントレス バックアップ環境を構築するための必要ライセンスおよび各コンポー ネントのインストール方法について説明します。 3‐1. ライセンス エージェントレス バックアップで必要となるライセンスについて説明します。 3‐1‐1. 製品形態 製品ラインナップ 富士通で商品化している Arcserve UDP は、商品体系(エディション)と購入単位の組み合わせに より、以下の製品が用意されています。 製品名

Arcserve UDP v5 Standard Edition (formerly arcserve D2D) - Server - Japanese Windows 版 Linux 版 Arcserve UDP v5 Standard Edition (formerly arcserve D2D) - Socket - Japanese Windows 版

Linux 版 Arcserve UDP v5 Advanced Edition (formerly arcserve D2D) - Server - Japanese Windows 版 Arcserve UDP v5 Advanced Edition (formerly arcserve D2D) - Socket - Japanese Windows 版 Arcserve UDP v5 Premium Edition (formerly RPO) - Socket - Japanese Windows 版

Linux 版

運用環境と用途に合わせ、商品体系(エディション)と購入単位を選択します。

例) Arcserve UDP v5 Standard Edition (formerly arcserve D2D) - Server - Japanese

エディションの選択 ・Standard Edition ・Advanced Edition ・Premium Edition 購入単位の選択 ・- Server ・- Socket

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18 商品体系

Arcserve UDP には、3 つのエディションがあります。Arcserve UDP の基本機能から Arcserve 製 品の全機能を利用できるものまで用意されています。

各エディションの概要は、以下の表の通りです。

Arcserve UDP v5 Standard Edition (formerly xxxx) - xxxx - Japanese Arcserve UDP v5 Advanced Edition (formerly xxxx) - xxxx - Japanese Arcserve UDP v5 Premium Edition (formerly xxxx) - xxxx - Japanese

エディション 概要

Standard Edition Arcserve UDP v5 の基本機能

・ Windows / Linux サーバのシステムおよびデータのバックアップ / リカバリ ・ 仮想化環境(Hyper-V / VMware)の仮想マシンのエージェントレス バックアップ ・ バックアップの統合管理(復旧ポイントサーバ) ・ バックアップデータの重複排除 ・ バックアップデータの遠隔転送 ・ テープへの二次バックアップ(D2D2T) ・ 仮想スタンバイ

・ Microsoft SQL Server Express Edition のオンラインバックアップ Advanced Edition このライセンスは Standard Edition に加えて、以下の機能が含まれています。

・ Microsoft SQL Server データベースのオンラインバックアップ ・ Microsoft Exchange Server データベースのオンラインバックアップ

・ Oracle データベースのオンラインバックアップ(Update2 以降の適用が必要) ・ Hyper-V ホストのバックアップ

Premium Edition このライセンスは Advanced Edition に加えて、以下の機能が含まれています。 ・ Arcserve Backup r16.5 製品群(本体、オプション、エージェント)の全機能 ・ Arcserve Replication r16.5 のファイルサーバシナリオ(フォルダ・ファイル単位の

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19 購入単位 Arcserve UDP で課金の対象となるのは、バックアップ対象のみです。 バックアップ対象数またはバックアップ対象サーバのソケット数でライセンスを適用します。 Arcserve UDP サーバの機能* を利用するマシン分のライセンスは、不要です。 *:復旧ポイントサーバ および UDP コンソール(統合管理サーバ) Arcserve UDP は、バックアップ対象により、以下の2つの購入単位があります。 Arcserve UDP v5 xxxx Edition (formerly xxxx) - Server - Japanese Arcserve UDP v5 xxxx Edition (formerly xxxx) - Socket - Japanese

製品名の記載 購入単位 概要

- Server サーバ単位

バックアップ対象サーバの台数でカウントされるライセンス。 物理マシンのみ

Standard Edition / Advanced Edition で提供

- Socket CPU ソケット単位 バックアップ対象サーバで利用されている CPU ソケット数** カウントされるライセンス。 主に仮想化環境上の仮想マシンのデータ保護。 ・ バックアップ対象は 物理マシン / 仮想マシン ・ 仮想化環境(Hyper-V / VMware)上の 仮想マシンが バックアップ対象となる場合は、仮想化環境の 物理マシンの CPU ソケット数でカウント ・ 全てのエディションで提供 **:コア数には依存しない

製品形態の詳細は、以下の Web サイトから Arcserve UDP v5 カタログをご覧ください。 http://software.fujitsu.com/jp/arcserve/catalog/v5udp/

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20 3‐1‐2. 必要ライセンス 各環境における必要ライセンス数の考え方について説明します。 環境 1 Microsoft Hyper-V 上の仮想マシンをホストレベルでバックアップする 要件例

• Hyper-V 上の仮想マシン(Windows ゲスト OS)を仮想マシン毎にイメージバックアップ。 • バックアップデータは一箇所へ集約して管理。

• 仮想マシン単位の復旧、またはファイル/フォルダ単位で復旧。

製品名 インストール先 ライセンス数

Arcserve UDP v5 Standard Edition

(formerly arcserve D2D) - Socket - Japanese

UDP エージェント:Hyper-V ホスト 2 UDP コンソールサーバ 復旧ポイントサーバ 不要 補足説明 • バックアップ対象が仮想マシンであることから、購入単位は物理マシンの CPU ソケット単位です。 仮想化環境の物理マシンの CPU ソケット総数が 2 であるため、必要なライセンス数は「2」です。 • Hyper-V ホストには、UDP エージェントをインストールします。 • 復旧ポイントサーバには、UDP コンソールをインストールします。 • 仮想マシンが Linux ゲスト OS の場合は、仮想マシン単位の復旧のみサポートします。 • Hyper-V ホスト自身のバックアップも行う場合は、Advanced Edition が必要です。

(21)

21 環境 2

Microsoft Hyper-V 上の仮想マシンおよび Hyper-V ホストをバックアップする

要件例

• Hyper-V 上の仮想マシン(Windows ゲスト OS)を仮想マシン毎にイメージバックアップ。 • Hyper-V ホストもイメージバックアップ。

• バックアップデータは一箇所へ集約して管理。

• 仮想マシン単位の復旧、またはファイル/フォルダ単位で復旧。

製品名 インストール先 ライセンス数

Arcserve UDP v5 Advanced Edition

(formerly arcserve D2D) - Socket - Japanese

UDP エージェント:Hyper-V ホスト 2 UDP コンソールサーバ

復旧ポイントサーバ

不要

補足説明

• Hyper-V ホストのイメージバックアップを行う場合のエディションは、Advanced Edition です。 • バックアップ対象が仮想マシンであることから、購入単位は物理マシンの CPU ソケット単位です。

仮想化環境の物理マシンの CPU ソケット総数が 2 であるため、必要なライセンス数は「2」です。 • Hyper-V ホストには、UDP エージェントをインストールします。

• 復旧ポイントサーバには、UDP コンソールをインストールします。

(22)

22 環境 3 MSFC 環境のクラスタ共有ボリューム(CSV)上に存在する仮想マシンをバックアップする 要件例 • MSFC 環境の CSV 上に存在する仮想マシン(Windows ゲスト OS)を仮想マシン毎にイ メージバックアップ。 • バックアップデータは一箇所へ集約して管理。 • 仮想マシン単位の復旧、またはファイル/フォルダ単位で復旧。 製品名 インストール先 ライセンス数

Arcserve UDP v5 Advanced Edition

(formerly arcserve D2D) - Socket - Japanese

UDP エージェント:Hyper-V ホスト 4 UDP コンソールサーバ

復旧ポイントサーバ

不要

補足説明

• Hyper-V ホストのイメージバックアップを行う場合のエディションは、Advanced Edition です。 • バックアップ対象が仮想マシンであることから、購入単位は物理マシンの CPU ソケット単位です。

仮想化環境の物理マシンの CPU ソケット総数が 4 であるため、必要なライセンス数は「4」です。 • Hyper-V ホストには、UDP エージェントをインストールします。

• 復旧ポイントサーバには、UDP コンソールをインストールします。

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23 3‐2. コンポーネントのインストール先 各コンポーネントはバックアップ環境の役割に応じて以下をインストールします。 役割 インストールするコンポーネント UDP コンソールサーバ UDP コンソール SQL Server *1 .NET Framework 3.5 *2 バックアッププロキシ UDP エージェント バックアップ対象仮想マシン なし

*1 Arcserve UDP コンソールは、データベースに SQL Server を使用します。(3‐3‐2.参照) *2 .NET Framework 3.5 は、SQL Server のインストールに必要なコンポーネントです。

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24 3‐3. インストールの準備

Arcserve UDP 製品のインストールを開始する前に、以下の確認と作業を実施してください。

3‐3‐1. .NET Framework 3.5 のインストール

UDP コンソールを、Windows Server 2012 または Windows Server 2012 R2 環境へインストー ルする場合は、SQL Server のインストール前に .NET Framework 3.5 をインストールしておく必 要があります。

役割と機能の追加ウィザードを使用して、OS のメディアから.NET Framework 3.5 Features 機能 をインストールしてください。

なお、一部のモデルの PRIMERGY において、バンドルされている Windows Server 2012 のメデ ィア(Operating System - Recovery DVD)を使用して、.NET Framework 3.5 Features 機能のイ ンストールができない場合があります。その場合、Windows Update に接続できるネットワークか ら、.NET Framework 3.5 Features 機能をインストールしてください。

Windows Update からのインストール手順 作業対象:UDP コンソールサーバ 1. Windows Update に接続するため、ネットワークの設定を行います。

2. 「コマンドプロンプト」を管理者として実行します。 3. コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。

PRIMERGY と Windows Server 2012 の動作確認情報の詳細は、 以下の富士通社外公開 Web サイトを参照してください。

「Microsoft® Windows Server® 2012 の動作確認情報」

http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/software/windows/support/2012/ ※「サーバ本体動作確認情報」(2012-hard.pdf) 留意事項番号「H14」

※Windows Server 2012 R2 は上記留意事項に該当しません。 DISM /Online /Enable-Feature /FeatureName:NetFx3 /All

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25 3‐3‐2. SQL Server のインストール

Arcserve UDP コンソールは、データベースに SQL Server を使用します。

Arcserve UDP のインストールメディアに同梱されている Microsoft SQL Server 2008 R2 Express Edition は英語版です。このため、日本語版の Microsoft SQL Server 2008 R2 SP2 Express Edition をマイクロソフト社の Web サイトよりダウンロードして、インストールしてください。

Microsoft® SQL Server® 2008 R2 SP2 - Express Edition http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=30438

Arcserve UDP のインストール時のデフォルトデータベースとして、Microsoft SQL Server 2008 R2 SP2 Express Edition のインストールが必要となります。

Microsoft SQL Server 2008 R2 SP2 Express Edition 以外の SQL Server(Express 含む) を使用する場合、UDP コンソールインストール後に、以下の技術情報に記載されている方法 でセットアップを行ってください。

Arcserve 社技術情報

デフォルト以外の SQL Server Express を arcserve UDP のデータベースとして使用する https://arcserve.zendesk.com/hc/ja/articles/202800775-SQL-Server-Express-arcserve-

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UDP-26

SQL Server2008 R2 Express インストール手順 作業対象:UDP コンソールサーバ 1 ダウンロードした SQL Server2008 R2 Express のインストーラを管理者権限で実行します。 セットアップウィザードに従い、「インスタンスの構成」まで進めます。 2 インスタンスの構成 名 前 付 き イ ン ス タ ン ス の 欄 に 「ARCSERVE_APP」と入力します。 セットアップウィザードに従い、インストールを 完了させてください。 インストール完了後、SQL Server 構成マネー ジャーを起動します。 3 SQL Server 構成マネージャー 「SQL Server ネットワークの構成」- 「ARCSERVE_APP のプロトコル」から、 「名前付きパイプ」および「TCP/IP」を右クリック し、「有効化」を選択します。 設定後、SQL Server 構成マネージャーを閉じ ます。 設定変更後は、SQL Server サービスの 再起動が必要です。 4 SQL Server (ARCSERVE_APP)サービスの 再起動 OS の「管理ツール」から「サービス」を選択しま す。 SQL Server (ARCSERVE_APP)サービスを 再起動します。

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27 5 コマンドプロンプト

コマンドプロンプトを管理者権限で実行し、以下フォルダに移動します。 「C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥100¥Tools¥Binn¥」 下記の SQL コマンドを実行します。

以上で Arcserve UDP で使用する SQL Server のセットアップは完了です。

sqlcmd コマンドを使用してデータベースエンジン「ARCSERVE_APP」へ接 続します。

> sqlcmd -E -S <コンピュータ名>¥ARCSERVE_APP

ARCSERVE_APP に接続後、以下のコマンドで「arcserve UDP」データベー スを作成します

1> USE master 2> go

1> CREATE DATABASE arcserveUDP 2> go

「exit」で接続を解除します。 1>exit

(28)

28 3‐4. UDP コンソールと UDP エージェントのインストール ここでは、バックアッププロキシサーバと UDP コンソールサーバを同一サーバに構築する手順 (UDP コンソールと UDP エージェントの両方をインストールする手順)を説明します。 UDP コンソールサーバとするマシンには、UDP コンソールをインストールします。 バックアッププロキシサーバとするマシンには、UDP エージェントをインストールします。 UDP コンソールインストール手順 作業対象:UDP コンソールサーバ バックアッププロキシサーバ 1 インストールメディア(UNIFIED DATA PROTECTION DVD 1 of 2)を DVD ドライブに挿入

し、UDP のセットアッププログラムを実行します。 2 言語の指定 「日本語」を選択し、「OK」ボタンをクリックしま す。 3 使用許諾契約 使用許諾契約を最後まで読みます。 「使用許諾契約の条項に同意します」にチェッ クを入れます。 「次へ」ボタンをクリックします。 4 インストールの種類 「インストールタイプの種類」から、 「高度なインストール」を選択します。 「次へ」ボタンをクリックします。

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29 5 高度なインストール インストールするコンポーネントを選択します。以下 2 つを選択します。 □arcserve UDP エージェント □arcserve UDP コンソール UDP エージェントと UDP コンソールを同一サーバにインストールしない場合は、イン ストールするコンポーネントのみ選択します。

「arcserve UDP エージェント変更トラッキングドライバをインストールする」は、(UDP エージェントの機能として)バックアッププロキシサーバ自身のバックアップを実施しな い場合には、チェックは外します。

6 デスティネーション フォルダの選択

インストール先のパスを指定します。 「次へ」ボタンをクリックします。

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30 7 環境設定 通信に使用するプロトコルと管理者アカウント情報を設定し、「次へ」ボタンをクリックしま す。 □プロトコル UDP エージェントおよび UDP コンソールのユーザインターフェースで使用する通信プロ トコル(HTTPS または HTTP)をプルダウンメニューから選択します。 □エージェントポート UDP エージェントのユーザインターフェースで使用するポート番号を指定します。デフォ ルトは「8014」です(「1024 – 65535」の範囲内で変更可能です)。 □コンソールポート UDP コンソールのユーザインターフェースで使用するポート番号を指定します。 デフォルトは「8015」です(「1024 – 65535」の範囲内で変更可能です)。 □ユーザ名 管理者権限を持つ Windows ユーザを指定します。デフォルトではインストール時のログ オンユーザが表示されます。 「3‐5.ユーザアカウントの確認」で確認/作成したアカウントを入力します。 □パスワード 「ユーザ名」に指定したアカウントのパスワードを入力します。

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31 8 データベースの設定 デフォルトでは「Microsoft SQL Server 2008 R2 Express」が選択されています。 「既存のデータベースを上書きする」を選択し ます。 「次へ」ボタンをクリックします。 この画面は UDP コンソールをインストー ル選択した場合に表示されます。 3‐3‐2.の手順を実施していない場合、 「既存のデータベースを上書きする」は選 択できません。 9 ファイアウォールの例外 Windows ファイアウォールの例外として登録さ れる UDP のサービス/プログラム一覧が表示 されます。 確認後、「インストール」ボタンをクリックしま す。 10 インストールの進捗状況 インストールが開始されると、プログレスバー に進行状況が表示されます。 11 インストールレポート インストールが完了すると、インストールレポー トが表示されます。 「完了」ボタンをクリックします。 インターネット接続できない環境では、「更 新を今すぐ確認する」のチェックを外して から、「完了」ボタンをクリックします。

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32 以上で、UDP コンソールのインストールは完了です。

なお、UDP エージェント(Arcserve UDP 変更トラッキングドライバ)も同時にインストールしている 場合、システムの再起動が要求されます。「はい」ボタンをクリックして、システム再起動を行ってく ださい。 3‐5. ユーザアカウントの確認 Arcserve UDP 製品のインストール操作を行うユーザアカウント、およびインストール中に設定す る「Windows 管理者」のユーザアカウントは、以下の権利/権限を所有している必要があります。 事前に、作成したユーザアカウントに以下の権利/権限を割り当ててください。 ユーザアカウントに必要な権利/権限 グループ ・ Administrators ・ Backup Operators

・ Domain Admins ※Domain ユーザ利用時のみ ユーザ権利の割り当て ・ オペレーティング システムの一部として機能

・ ローカル ログオン ・ サービスとしてログオン ・ バッチ ジョブとしてログオン

3‐6. 最新 UPDATE モジュールの適用

UDP コンソールおよび UDP エージェントに対し、最新の UPDATE モジュールを適用します。 UPDATE モジュールの入手と適用方法については、「第11章パッチモジュール情報」を参照して ください。

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33 3‐7. ライセンスキーの登録 購入した Arcserve UDP 製品に同梱されているライセンスキーを使用してライセンス登録をしま す。 エージェントレス バックアップを実施する場合、仮想マシンが稼働している Hyper-V ホ ストの CPU 搭載済みソケット数分のライセンスが必要になります。 ライセンスキーの登録は、UDP コンソールから行います。 ライセンスキー登録手順 作業対象:UDP コンソールサーバ 1 「スタート」画面から「arcserve UDP コンソー ル」をクリックします。 2 ブラウザが起動し、UDP コンソールへのログイ ン画面が表示されます。 インストール時に指定した管理者パスワードを 入力しログインします。 3 UDP コンソールが表示されます。 「ヘルプ」メニューから「ライセンスの管理」をク リックします。 4 「ライセンス管理」が表示されます。 購入した製品のライセンスキーを入力し「追 加」ボタンをクリックします。 登録後、「閉じる」ボタンをクリックします。 ライセンスの登録は完了です。

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34

第4章 保護する仮想マシンの検出と登録

本章では、UDP コンソールに、バックアップ対象の仮想マシンを登録する方法を説明します。 仮想マシンの検出と登録は、Hyper-V ホストに接続して実行されます。 事前に下記の点を確認してください。 • Hyper-V ホストが起動していること • Hyper-V ホストに接続するための管理者権限のあるユーザ ID とパスワードが用意され ていること 仮想マシンの登録では、「ノードの追加」のプルダウンメニュー内の「Windows ノードの追加」 から、仮想マシンを登録しないでください。登録した場合、物理ノードとしてライセンスが消費 されます。誤って、登録された場合は、ハイパーバイザの指定を行うことで、ハイパーバイザ ホストライセンスが使用されるように変更することができます。(4‐4.参照) 4‐1. 仮想マシンの検出と登録 仮想マシンの検出と登録手順 作業対象:UDP コンソールサーバ 1 「スタート」→「アプリ」画面から 「arcserve UDP コンソール」を起動します。 2 ブラウザが起動し、UDP コンソールへのログイ ン画面が表示されます。インストール時に指定 した管理者パスワードを入力しログインしま す。 3 「ダッシュボード」タブが表示されます。 ノードを登録するため「リソース」タブを選択し ます。

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35 4 左ペインから、「すべてのノード」を選択した状 態で「ノードの追加」をクリックします。 5 「Arcserve UDP コンソールへのノード追加」 画面が表示されます。 ノ ー ド の 追 加 の プ ル ダ ウ ン メ ニ ュ ー か ら 「Hyper-V からインポート」を選択します。 6 ノードを検出する Hyper-V ホストのマシン名(ま たは IP アドレス)と、ユーザカウント情報を入力 し、「接続」ボタンをクリックします。 Hyper-V クラスタに含まれている仮想マシ ンをインポートするには、クラスタノード名 または Hyper-V ホスト名のいずれかを指 定します。 Hyper-V クラスタの場合は、クラスタの管 理者権限を持つドメインアカウントを使用 します。 「接続」ボタンクリック後、Hyper-V 環境に よっては、接続に時間がかかることがあり ます。

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36 7 左ペインにノードツリーが表示されます。ノード ツリーを展開し、バックアップ対象の仮想マシ ンを選択します。「リストに追加」ボタンをクリッ クします。 クラスタ化された仮想マシンのリストは、ツ リーのクラスタノード名の直下に表示され ます。クラスタに含まれていない仮想マシ ンのリストは、個別の Hyper-V ホストのホ スト名の下に表示されます。 8 選択した仮想マシンが右ペインのリストに表示 されたことを確認後、「保存」ボタンをクリックし ます。 リストには以下のように表示されます。 ノード名:仮想マシンのコンピュータ名 VM 名:Hyper-V マネージャー上の仮想マシン 名 仮想マシンが未起動の場合、ノード名に は、[VM(仮想マシン名)]と表示され、未 起動の状態でノードに登録することができ ます。

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37 9 選択した仮想マシンが、「すべてのノード」に追 加されたことを確認します。 登録時に入力した Hyper-V ホスト名で、 自動的に Hyper-V グループが作成されま す。

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38 4‐2. ノードディスカバリ設定 指定した Hyper-V ホストに対して、定期的に仮想マシンの検出確認を行い、新しい仮想マシンが 検出されると、検出されたことが電子メールで通知されます。 また、レポート、アクティビティログにも仮想マシン検出結果が記録されます。 この機能は、日々追加/削除される仮想マシンを定期的に検出することで、ノード追加の手間を削 減し、運用を効率化することを目的としています。尚、あくまで検出するのみで、作成済みのプラン への割り当てや、ノードの登録を自動的に行う機能ではありません。 4-1.仮想マシンの検出と登録を実施すると、「環境設定」内の「ノードディスカバリ設定」の「ノー ドディスカバリリスト」に Hyper-V ホストの情報が自動的に登録されます。手動でも登録することが できます。

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39 ノードディスカバリ設定手順 作業対象:UDP コンソールサーバ 1 「スタート」→「アプリ」画面から 「arcserve UDP コンソール」を起動します。 2 ブラウザが起動し、UDP コンソールへのログイ ン画面が表示されます。インストール時に指定 した管理者パスワードを入力しログインしま す。 3 「ダッシュボード」タブが表示されます。 ノードディスカバリ設定を行うため「環境設定」 タブを選択します。 4 左ペインから、「ノードディスカバリ設定」を選択 します。 5 「ノードディスカバリ設定」画面が表示されま す。「ノードディスカバリリスト」の「追加」をクリ ックし、「Microsoft Hyper-V からのディスカバリ の追加」を選択します。

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40 6 ノードを検出する Hyper-V ホストのマシン名(ま たは IP アドレス)と、ユーザカウント情報を入力 し、「OK」ボタンをクリックします。 7 「ノードディスカバリリスト」に Hyper-V ホストが 登録されたことを確認します。 8 「有効」を選択し、機能を有効化します。「繰り 返し方法」と「スケジューリングされた時刻」の 設定を行い、ノードのディスカバリジョブのスケ ジューリングを行い、「保存」ボタンをクリックし ます。 9 左ペインから、「電子メールとアラートの環境設 定」を選択します。 電子メールにてアラートを送信するには、 送受信が可能なメールサーバとメールア カウントが必要です。 10 「電子メールとアラートの環境設定」画面が表 示されます。以下の設定を行います。 • 「電子メールの設定」を行います。 • 「電子メールアラートの送信」で「検出され たノード」にチェックを入れます。 • 「テスト電子メール」ボタンをクリックし、電 子メールが設定した受信者に送信される ことを確認します。 「保存」ボタンをクリックします。

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41 4‐3. プレフライトチェック(PFC) プレフライトチェックは、バックアップ対象として登録した仮想マシンのステータスを確認する機能 です。 プレフライトチェックを行うことで、バックアップの失敗要因を事前に確認することができます。 プレフライトチェックは、仮想マシンの登録時およびノードの更新時に自動実行されます。 仮想マシン未起動状態でノード登録した仮想マシンに対して、仮想マシン起動後にプレフライ トチェックを行うと、ノード名が以下のように変更されます。 変更前:[VM(****)] ****部分は、Hyper-V マネージャー上の仮想マシン名が表示されます。 変更後:[仮想マシンのコンピュータ名] プレフライトチェックの結果は「PFC ステータス」の詳細をクリックすると表示されます。

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42 Windows 仮想マシンに対してプレフライトチェックを実行するためには、認証情報を入力する必 要があります。仮想マシン登録時に認証情報を入力していない場合には、以下の手順で入力して ください。 認証情報の入力手順 作業対象:UDP コンソールサーバ 1 「リソース」タブ-「すべてのノード」より認証情 報を更新する仮想マシンを選択し、「右クリッ ク」-「更新」を選択します。 2 ノードの認証情報を入力します。 入力後、「OK」ボタンをクリックします。 正常に更新が終了すると、自動的にプレフライ トチェックが実行されます。 3 「PFC ステータス」欄を参照し、プレフライトチェ ックにエラーが無く、「 」が表示されていること を確認します。 「検証済み」欄が「 」とならない場合は以 下の設定を確認してください。 • 「ネットワークと共有センター」をプライベ ートネットワークへ変更する。 • 「ネットワークと共有センター」で「ファイル とプリンタの共有」を有効にする。 • Firewall を無効にする。 プレフライトチェックは、手動で実行することもできます。 プレフライトチェック手動実行手順 作業対象:UDP コンソールサーバ 1 任意の仮想マシンを右クリックし、「プレフライト チェック」をクリックします。

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43 4‐4. ハイパーバイザの指定 エージェントレス バックアッププランを使用して仮想マシンを保護する場合、仮想マシンの保護に ハイパーバイザ ホストライセンスが使用されます。 誤って仮想マシンを Windows ノードとして登 録した場合、仮想マシンはハイパーバイザホストライセンスではなく別のライセンスを使用します。 そのような場合には、ハイパーバイザの指定を行うことで、仮想マシンが別のライセンスではなく、 ハイパーバイザホストライセンスを使用するように変更できます。 ハイパーバイザを指定する前に以下の点を考慮します。 • 物理ノードにはハイパーバイザは指定できません。 • Hyper-V からインポートされた 仮想マシン ノードにはハイパーバイザは指定できませ ん。 • 同時に複数の 仮想マシン にハイパーバイザを指定できます。これらの仮想マシンは同 じハイパーバイザに属します。 • 最新の Hyper-V 統合サービスがインストールされており、仮想マシンの電源がオンであ ることを確認します。 また、WMI (Windows Management Instrumentation)が VM エ ージェントノードにあるファイアウォールの例外リストに含まれていることを確認します。 ハイパーバイザの指定手順 作業対象:UDP コンソールサーバ 1 「リソース」タブ-「すべてのノード」よりハイパ ーバイザの指定を行う仮想マシンを選択し、 「右クリック」-「ハイパーバイザの指定」を選択 します。 2 ハイパーバイザの情報を以下のように、入力し ます。 • ハイパーバイザの種類:Hyper-V • Hyper-V ホスト名/IP アドレス • ユーザ名 • パスワード 入力後、「OK」ボタンをクリックします。 3 正常に指定が終了すると、メッセージが表示さ れます。「OK」ボタンをクリックします。

(44)

44

第5章 バックアップ

本章では、エージェントレス バックアップジョブの作成方法について説明します。 エージェントレス バックアップジョブは、バックアップ対象の環境に合わせて、「プラン」と呼ばれる バックアップ設定情報を、UDP コンソール上に作成することでバックアップが実行されます。 プランは、単一または複数のタスクから構成され、タスクはソース、デスティネーション、スケジュー ルを定義する複数のパラメータから構成されています。 以下に、Hyper-V 上の仮想マシンのバックアップ(5‐1.参照)と MSFC 環境上の仮想マシンのエ ージェントレス バックアップ(5‐2.参照)のプラン作成方法を説明します。 • プラン作成の流れ プランの追加 タスクの選択 • ホストベースエージェントレスを選択 ソース • バックアッププロキシサーバの指定 • 保護対象のVMの追加 デスティネー ション • バックアップデータ保存先の指定 スケジュール • バックアップスケジュールの指定

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45 5‐1. Hyper-V 上の仮想マシンのエージェントレス バックアッププランの追加 本項では、Hyper-V 上の仮想マシンのバックアップ手順について説明します。 以下のような構成を想定して説明しています。 5‐1‐1. 新規プランの追加 1 「リソース」タブの左ペインにある「すべてのプラ ン」を選択後、「プランの追加」をクリックします。 「プランの追加」画面が表示されます。 2 プラン名を入力します。 「タスクの種類」から「バックアップ:ホストベース エージェントレス」を選択します。 プラン名のデフォルトは「新規のプラン」で す。管理しやすい名称に編集します。

(46)

46 5‐1‐2. バックアッププロキシサーバの選択 バックアッププロキシサーバには UDP エージェントがインストールされているサーバを選択しま す。 バックアッププロキシサーバには、Hyper-V ホスト以外のサーバに UDP エージェントが導入 されていれば、バックアッププロキシサーバとして運用可能です。 但し、この環境では、以下の留意事項があります。 • Hyper-V ホストサーバ自身のバックアップは出来ません。 • Hyper-V ホストとバックアッププロキシサーバ間で、LAN 経由でバックアップデータが 流れるため、ネットワークトラフィックが多くなります。 1 「バックアッププロキシの設定」をクリックします。 2 バックアッププロキシの選択画面が表示されま す。 「ノードリストから選択」または「ホスト名/IP アド レスの入力」から選択可能です。 ノードリストからの選択の場合 「ノードリストから選択」では、登録済みのノード (物理マシン/仮想マシン)からバックアッププロ キシを選択します。 バックアッププロキシに設定するノードを選択 し、「OK」ボタンをクリックします。 リストには、事前にノード登録がされている マシンだけが表示されます。

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47 ホスト名/IP アドレスの入力の場合 「ホスト名/IP アドレスの入力」では、ホスト名ま たは IP アドレスを指定してバックアッププロキシ を直接指定します。 バックアッププロキシの「ホスト名/IP アドレス」、 「ユーザ名」、「パスワード」を入力し、「保存」ボ タンをクリックします。 3 指定したバックアッププロキシが入力されます。

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48 5‐1‐3. 保護対象の仮想マシンの追加 「保護するノードの選択」を選択した場合 1 「プランの追加」画面で、「ノードの追加」ボタン をクリックします。 プルダウンメニューから、「保護するノードの選 択」を選択します。 「保護するノードの選択」画面が表示されます。 2 プルダウンメニューから、保護するノードが含ま れるグループを選択します。 3 バックアップ対象とする仮想マシンにチェックを 入れ、右矢印アイコン( )をクリックします。 リスト上の全てのノードを 選択する場合 は、 をクリックします。 事前にノードが登録されていない場合、リ ストに表示されません。「4‐1.仮想マシン の検出と登録」を参照し、ノードの登録を行 ってください。 「選択されたノード」に対象ノードが表示されて いる事を確認し、「OK」をクリックします。 4 追加した仮想マシンがリストに表示されているこ とを確認します。

(49)

49 「Hyper-V からインポート」を選択した場合

プランの作成をする際に、Hyper-V ホストへ接続し、新規仮想マシンを検出して、プランへのノード 追加と共に、コンソールへのノード登録も行うことができます。既にコンソールへ登録済みのノード も指定することが出来ます。

本機能は Arcserve UDP Update2 以降の適用が前提です。

1 「プランの追加」画面で、「ノードの追加」ボタン をクリックします。 プルダウンメニューから、「Hyper-V からインポ ート」を選択します。 「Arcserve UDP コンソールへのノード追加」画 面が表示されます。 2 ノードを検出する Hyper-V ホストのマシン名(ま たは IP アドレス)と、ユーザアカウント情報を入 力し、「接続」ボタンをクリックします。 これ以降の手順は、「4‐1.仮想マシンの検出 と登録」の手順 6~8 を参照し、ノードの登録を 行ってください。 3 追加した仮想マシンがリストに表示されているこ とを確認します。

(50)

50 5‐1‐4. Hyper-V スナップショットの作成方法の設定

バックアッププランに対して、Hyper-V スナップショットの作成方法を選択します。

本機能は Arcserve UDP Update3 以降の適用が前提です。

この設定は、バックアップ対象が Hyper-V 上の仮想マシン(Windows、Linux)に対してのみ 適用可能です。 Arcserve UDP は仮想マシンのバックアップ方法として、「オンラインバックアップ」方式と「オフライ ンバックアップ」方式の2つがあります。 • オンラインバックアップ方式(推奨) オンラインバックアップ方式は、仮想マシンのダウンタイムのない整合性あるバックアップが 可能であり、バックアップ中の仮想マシンへのアクセスが可能です。 オンラインバックアップ方式では、Hyper-V 統合サービスが実行されているなどの、いくつか の前提条件を満たす必要があります。 前提条件のいずれかが満たされていない場合は、オフラインバックアップ方式を使用します。 オンラインバックアップ方式の前提条件については、以下の Web サイトを参照してください。

Arcserve Unified Data Protection 5.0 ソリューション オンライン ヘルプ 「アプリケーションの整合性を保つスナップショットを Hyper-V で作成する方法」

• オフラインバックアップ方式

オフラインバックアップ方式では、スナップショットの作成中に仮想マシンの状態が[保存済み] に変更されます。[保存済み]の状態の最中は、仮想マシンにアクセスできません。仮想マシ ンの状態は、Hyper-V マネージャー上で確認できます。

Update3 以降の Arcserve UDP では、仮想マシンを[保存済み]状態にする際、仮想マシン へのアクセス不可によるダウンタイムを回避するためにバックアップは失敗となります。バッ クアップジョブが失敗しないように設定する場合は、[Hyper-V スナップショットの作成方法] で設定を変更します。 なお、バックアップジョブが失敗しないよう設定した場合、バックアップ中に数分間、仮想マシ ンにアクセスできない時間が発生します。バックアップの実行は、業務時間外に行う等、業務 に支障のない時間に実施してください。

Arcserve UDP Update2 以前では、仮想マシンがオンラインバックアップ方式をサポートして いない場合、デフォルトでオフラインバックアップ方式が採用されます。11‐3.を参照し、 Hyper-V ホスト OS に応じて、対処してください。

(51)

51 1 <Hyper-V スナップショットの作成方法>

「ソース」タブをクリックします。

追加したノード一覧の下部に、「Hyper-V スナップショットの作成方法」の設定項目が表示さ れます。

• Hyper-V ホストが Windows Server 2012 R2 の場合

事前に KB 2919355 が、Hyper-V ホストに適用されていることを確認してください。

「VM は Microsoft VSS によって作成されるスナップショットを使用してバックアップする 必要がある」にチェックを入れます。(デフォルト設定)

(52)

52

• Hyper-V ホストが Windows Server 2008 / 2008 R2 / 2012 の場合

以下の 2 つの設定値にチェックを入れます。 「VM は Microsoft VSS によって作成されるスナップショットを使用してバックアップす る必要がある」 「VM はスナップショットを作成する前に“保存”の状態にする」 設定後、仮想マシンのスナップショット作成時、一時的に仮想マシンが[保存済み]状態 となり、その間仮想マシンへのアクセスが行えません。 本環境でのエージェントレス バックアップの実行は、業務時間外に行う等、業務 に支障のない時間に実施してください。 Update2 以前からのアップグレード後に、以前は失敗していなかったバックアッ プジョブが失敗するとき、[保存済み]状態の動作を変更する場合は、「VM はス ナップショットを作成する前に“保存”の状態にする」にチェックを入れます。 プラン変更後、[保存済み]状態のバックアップを実行可能にできます。 2 <個別の Hyper-V スナップショット> 「9‐7.バックアップ完了後、仮想マシンが「バックアップ中」ステータスのままになる」の 現象が発生した場合に、この設定を有効にしてください。 通常は、この設定を無効にすることをお勧めします。

(53)

53 5‐1‐5. デスティネーション設定 1 「デスティネーション」タブをクリックします。 デスティネーション(バックアップデータの保存 先)画面が表示されます。 2 デスティネーションの種類を選択します。 「ローカルディスクまたは共有フォルダ」または、 「Arcserve UDP 復旧ポイントサーバ」から選択 します。 「Arcserve UDP 復旧ポイントサーバ」の 詳細は、製品マニュアル「Arcserve ® Uni-fied Protection ソリューションガイド」を参 照してください。 http://documentation.arcserve.com/Arcser ve-UDP/Available/V5/JPN/bookshelf.html

(54)

54 <ローカルディスクまたは共有フォルダの場合> (a) 「デスティネーション」 設定されたバックアップ先のパスが表示されます。 (b) 認証情報ボタン ネットワーク共有フォルダへの接続情報を設定する際に使用します。 (ローカルフォルダを設定する際には使用しません) (c) 「参照」ボタン ツリー表示でバックアップ先のパスを設定します。 (d) 「暗号化アルゴリズム」 暗号化アルゴリズムを設定します。 選択可能な種類は、「暗号化なし(デフォルト)」、「AES-128」、「AES-192」、 「AES-256」です。 (e) 「暗号化パスワード」/「暗号化パスワードの確認」 暗号化アルゴリズムを選択した場合のパスワードを入力します。 暗号化パスワードは、最大 23 文字まで入力することが可能です。 暗号化パスワードは忘れないでください。ファイルレベルリストアおよび 仮想マシンの復旧で必要となります。 (f) 「圧縮」 バックアップデータを書きこむ際の圧縮設定です。 デフォルトでは「標準圧縮」に設定されています。圧縮は「圧縮なし」、「標準圧 縮」、「最大圧縮」から選択できます。 (a) (b) (c) (d) (e) (f)

参照

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