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FUJITSU Storage ETERNUS DX100 S3/DX200 S3 ハイブリッドストレージシステム 製品概説

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FUJITSU Storage

ETERNUS DX100 S3/DX200 S3 ハイブリッドストレージシステム

製品概説

機能/特長

(2)

1 章 概要 11

2 章 仕様 17

2.1 装置仕様 ...17

2.1.1 ETERNUS DX100 S3装置仕様... 17

2.1.2 ETERNUS DX200 S3装置仕様... 19

2.2 機能仕様 ...21

2.3 動作環境 ...21

2.3.1 サポートOS(SAN環境)... 21

2.3.2 サポートOS(NAS環境)... 27

2.3.3 ETERNUS Web GUI/ETERNUS CLI動作環境... 28

3 章 基本機能 30 3.1 データ保護...30

3.1.1 データ・ブロックガード... 30

3.1.2 ディスクドライブ・パトロール... 31

3.1.3 リダンダント・コピー... 32

3.1.4 リビルド・コピーバック... 33

3.1.5 Fast Recovery ... 34

3.1.6 保護(Shield)... 34

3.2 運用最適化(仮想化/自動階層化) ...35

3.2.1 シン・プロビジョニング... 35

3.2.2 Flexible Tier... 36

3.2.3 Extreme Cache Pool ... 37

3.3 ボリューム構成の最適化 ...38

3.4 セキュリティ ...39

3.4.1 アカウント管理... 39

3.4.2 ユーザー認証... 40

3.4.3 データ暗号化... 40

3.4.4 鍵管理サーバ連携... 42

3.4.5 監査ログ... 43

3.4.6 ドライブデータ消去... 43

(3)

3.5.1 エコモード... 44

3.5.2 消費電力可視化... 45

3.6 運用管理 ...46

3.6.1 運用管理インターフェース... 46

3.6.2 イベント通知... 47

3.6.3 性能情報管理... 48

3.6.4 装置時刻同期... 48

3.6.5 電源制御... 49

3.7 バックアップ(アドバンスト・コピー)...52

4 章 SAN 機能 53 4.1 運用最適化(重複排除/圧縮) ...53

4.1.1 重複排除/圧縮... 53

4.2 セキュリティ対策(不正アクセス防止)...55

4.2.1 ホストアフィニティ... 55

4.2.2 iSCSIセキュリティ... 56

4.3 安定稼働 ...57

4.3.1 Quality of Service(QoS) ... 57

4.3.2 ホストレスポンス... 57

4.3.3 Storage Cluster ... 58

4.4 データ移行 ...59

4.4.1 ストレージマイグレーション... 59

4.5 無停止ストレージマイグレーション ...60

4.6 サーバ連携機能 ...61

4.6.1 Oracle VM連携... 61

4.6.2 VMware連携... 62

4.6.3 Microsoft連携... 64

4.6.4 OpenStack連携... 65

4.6.5 論理ボリュームマネージャー(LVM)... 65

5 章 NAS 機能 66 5.1 サポートプロトコル ...67

5.1.1 CIFS ... 67

5.1.2 NFS ... 67

5.1.3 FTP / FXP... 67

(4)

5.2 NAS ボリューム管理 ...67

5.3 ユーザー管理 ...68

5.3.1 Active Directoryサービス... 68

5.3.2 LDAPサービス... 68

5.3.3 ローカルユーザー認証... 68

5.3.4 ACL機能... 68

5.4 クォータ ...68

5.5 ホームディレクトリ ...70

5.6 スナップショット...71

6 章 ハードウェア構成 72 6.1 コントローラーエンクロージャ ...72

6.1.1 コントローラー... 75

6.1.2 電源ユニット... 78

6.1.3 ドライブ... 78

6.2 ドライブエンクロージャ ...80

6.2.1 I/Oモジュール... 85

6.2.2 ファンエクスパンダーモジュール(FEM)... 85

6.2.3 電源ユニット... 85

6.2.4 ドライブ... 86

6.3 AC コンセントボックス ...88

6.3.1 ACコンセントボックス(AC200V用)... 88

6.3.2 ACコンセントボックス(AC100V用)... 92

6.4 電源連動ユニット...93

7 章 リリース情報 94

7.1 ファームウェアリリース情報...94

(5)

図 1.1 外観(2.5インチ用コントローラーエンクロージャ)... 11

図 1.2 外観(3.5インチ用コントローラーエンクロージャ)... 11

図 1.3 外観(2.5インチ用ドライブエンクロージャ)... 11

図 1.4 外観(3.5インチ用ドライブエンクロージャ)... 11

図 1.5 外観(高密度ドライブエンクロージャ)... 11

図 3.1 データ・ブロックガード... 30

図 3.2 ドライブの媒体チェック... 31

図 3.3 リダンダント・コピー機能... 32

図 3.4 リビルド・コピーバック機能... 33

図 3.5 Fast Recovery... 34

図 3.6 シン・プロビジョニングの運用例... 35

図 3.7 Flexible Tier ... 36

図 3.8 Extreme Cache Pool ... 37

図 3.9 アカウント管理... 39

図 3.10 データ暗号化... 41

図 3.11 鍵サーバ... 42

図 3.12 監査ログ... 43

図 3.13 エコモードの仕組み... 44

図 3.14 消費電力可視化... 45

図 3.15 イベント通知... 47

図 3.16 装置時刻同期... 48

図 3.17 電源連動ユニットの概念図... 49

図 3.18 RCIL電源連動... 50

図 3.19 Wake On LANを使用した電源制御... 51

図 3.20 アドバンスト・コピーの運用例... 52

図 4.1 重複排除/圧縮の概要... 54

図 4.2 重複排除の概要... 54

図 4.3 圧縮の概要... 55

図 4.4 ホストアフィニティ... 56

図 4.5 ホストレスポンス(接続動作モード)... 57

図 4.6 Storage Cluster ... 58

図 4.7 ストレージマイグレーション... 59

図 4.8 無停止ストレージマイグレーション... 60

図 4.9 Oracle VM連携... 61

図 4.10 VMware連携... 62

図 4.11 Microsoft連携... 64

図 5.1 SAN/NASの接続形態... 66

図 5.2 クォータ(ユーザー/グループ単位)... 69

図 5.3 クォータ(共有フォルダー単位)... 69

図 5.4 ホームディレクトリ... 70

図 5.5 スナップショット... 71

図 6.1 コントローラーエンクロージャ(2.5インチ用)前面... 72

図 6.2 コントローラーエンクロージャ(2.5インチ用)背面... 72

図 6.3 コントローラーエンクロージャ(2.5インチ用)背面... 73

図 6.4 コントローラーエンクロージャ(3.5インチ用)前面... 74

図 6.5 コントローラーエンクロージャ(3.5インチ用)背面... 74

(6)

図 6.7 ドライブエンクロージャ(2.5インチ用)前面... 80

図 6.8 ドライブエンクロージャ(2.5インチ用)背面... 80

図 6.9 ドライブエンクロージャ(3.5インチ用)前面... 81

図 6.10 ドライブエンクロージャ(3.5インチ用)背面... 81

図 6.11 高密度ドライブエンクロージャ前面... 82

図 6.12 高密度ドライブエンクロージャ上面(カバーを開けた状態)... 83

図 6.13 高密度ドライブエンクロージャ背面... 84

図 6.14 ACコンセントボックス(AC200V用、1U)... 88

図 6.15 ACコンセントボックス(AC8A/200V用、1U、出力コンセント x 4)... 89

図 6.16 ACコンセントボックス(AC200V用、2U、出力コンセント x 12)... 89

図 6.17 ACコンセントボックス(AC200V用、2U、出力コンセント x 16)... 90

図 6.18 ACコンセントボックス(AC16A/200V用、2U、出力コンセント x 16)... 90

図 6.19 ACコンセントボックス(AC24A/200V用、2U、出力コンセント x 16)... 91

図 6.20 ACコンセントボックス(AC100V用、1U)... 92

図 6.21 ACコンセントボックス(AC12A/100V用、1U、出力コンセント x 4)... 93

(7)

表 2.1 装置仕様(ETERNUS DX100 S3)... 17

表 2.2 装置仕様(ETERNUS DX200 S3)... 19

表 2.3 機能仕様(ETERNUS DX100 S3/DX200 S3)... 21

表 2.4 サポートするサーバ、OS(FCインターフェース)... 22

表 2.5 サポートするサーバ、OS(iSCSIインターフェース)... 24

表 2.6 サポートするサーバ、OS(FCoEインターフェース)... 26

表 2.7 サポートするサーバ、OS(SASインターフェース)... 27

表 2.8 ETERNUS Web GUI動作環境... 28

表 3.1 データ暗号化機能仕様... 41

表 3.2 使用可能なコピー方式... 52

表 6.1 ホストインターフェースの仕様... 76

表 6.2 ドライブインターフェースポートの仕様(コントローラー)... 77

表 6.3 MNTポート/RMTポートの仕様... 77

表 6.4 PWCポートの仕様... 77

表 6.5 2.5インチドライブの仕様(コントローラーエンクロージャ(2.5インチ用))... 78

表 6.6 3.5インチドライブの仕様(コントローラーエンクロージャ(3.5インチ用))... 79

表 6.7 ドライブインターフェースポートの仕様(I/Oモジュール、2.5インチ用DE/3.5インチ用DE)85 表 6.8 ドライブインターフェースポートの仕様(I/O モジュール、高密度DE)... 85

表 6.9 2.5インチドライブの仕様(ドライブエンクロージャ(2.5インチ用))... 86

表 6.10 3.5インチドライブの仕様(ドライブエンクロージャ(3.5インチ用))... 86

表 6.11 3.5インチドライブ(高密度ドライブエンクロージャ用)の仕様... 87

表 6.12 ACコンセントボックス(AC200V用、1U)と添付のACケーブルの仕様... 88

表 6.13 ACコンセントボックス(AC8A/200V用、1U、出力コンセント x 4)と添付のACケーブルの仕様89 表 6.14 ACコンセントボックス(AC200V用、2U、出力コンセント x 12)と添付のACケーブルの仕様89 表 6.15 ACコンセントボックス(AC200V用、2U、出力コンセント x 16)と添付のACケーブルの仕様90 表 6.16 ACコンセントボックス(AC16A/200V用、2U、出力コンセント x 16)と添付のACケーブルの仕 様... 90

表 6.17 ACコンセントボックス(AC24A/200V用、2U、出力コンセント x 16)と添付のACケーブルの仕 様... 91

表 6.18 ACコンセントボックス(AC100V用、1U)と添付のACケーブルの仕様... 92

表 6.19 ACコンセントボックス(AC12A/100V用、1U、出力コンセント x 4)と添付のACケーブルの仕様 ... 93

表 7.1 リリース情報一覧... 94

(8)

このたびは、弊社のFUJITSU Storage ETERNUS DX100 S3/DX200 S3 ハイブリッドストレージシス テム(以降、ETERNUS DXと表記)をお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。

ETERNUS DXは、サーバ(SPARC M12/M10, SPARC Enterprise, PRIMEQUEST, PRIMERGYなど)

に接続して使用するストレージシステムです。

本書は、ETERNUS DXを使用するために必要な基本的な知識について説明しています。

本書は、日本国内向けのETERNUS DX用に作成されています。

本書をご覧になり、本装置を正しくお使いいただきますよう、お願いいたします。

第31版 2021年 11月

登録商標

本製品に関連する他社商標については、以下のサイトを参照してください。

https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/trademark/

本書の読み方

対象読者

本書は、ETERNUS DXのシステム設計やETERNUS DXを使用するシステム管理者を対象としていま

す。

関連マニュアル

本書の最新版や本装置に関連する最新の情報は、以下のサイトで公開されています。

https://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/manual/

必要に応じてご使用モデルの、以下のマニュアルを参照してください。

『構築ガイド(サーバ接続編)』

『構築ガイド(電源連動ユニット編)』

(9)

本書の表記について

■ 製品名の表記

• Oracle SolarisはSolaris, Solaris Operating System, Solaris OSと表記することがあります。

• Microsoft® Windows Server® については、Windows Serverと表記することがあります。

• Red Hat Linuxについては、Red Hat Enterprise Linuxと表記することがあります。

■ 本文中の記号

本文中では、以下の記号を使用しています。

お使いになるときに注意していただきたいことを記述しています。必ずお読みく ださい。

本文を補足する内容や、参考情報を記述しています。

(10)

警告表示について

このマニュアルでは、使用者および周囲の方の身体や財産に損害を与えないための警告表示をしてい ます。警告表示は、警告レベルの記号と警告文から構成しています。以下に、警告レベルの記号を示 し、その意味を説明します。

この記号は、正しく使用しない場合、人が死亡する、または重傷を負うおそれがあ ることを示しています。

この記号は、正しく使用しない場合、軽傷、または中程度の傷害を負うことがあり 得ることと、本装置自身またはその他の使用者などの財産に、損害が生じる危険性 があることを示しています。

この記号は、お使いになる際の重要な注意点があることを示しています。

また、危害や損害の内容がどのようなものかを示すために、上記の絵表示と同時に以下の記号を使用 しています。

で示した記号は、警告・注意を促す内容であることを告げるものです。記号の 中やその脇には、具体的な警告内容(左図の場合は感電注意)が示されています。

で示した記号は、してはいけない行為(禁止行為)であることを告げるもので す。記号の中やその脇には、具体的な警告内容(左図の場合は分解禁止)が示され ています。

で示した記号は、必ず従っていただく内容であることを告げるものです。記号 の中やその脇には、具体的な警告内容(左図の場合は電源プラグを抜く)が示され ています。

本文中の警告表示の仕方

警告レベルの記号の横に警告文が続きます。警告文は、通常の記述と区別するため、行の左側に帯を 記述しています。

表示例を以下に示します。

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(11)

概要

ETERNUS DXの製品概要および特長について説明します。

図 1.1 外観(2.5インチ用コントローラーエンクロージャ)

図 1.2 外観(3.5インチ用コントローラーエンクロージャ)

図 1.3 外観(2.5インチ用ドライブエンクロージャ)

図 1.4 外観(3.5インチ用ドライブエンクロージャ)

図 1.5 外観(高密度ドライブエンクロージャ)

(12)

■ 拡張性

ETERNUS DXは多様なインターフェースをサポートしており、また、使用用途に合わせたドライブ選

択が可能です。拡張性に優れており、データ量の増加や業務拡張に柔軟に対応できます。

筐体サイズ

基本筐体(コントローラーエンクロージャ)には、筐体サイズ2U(*1)で2.5インチタイプ(24ドラ イブ/1筐体)と3.5インチタイプ(12ドライブ/1筐体)の2種類があります。

拡張筐体(ドライブエンクロージャ)には2.5インチタイプ(24ドライブ/1筐体、2U)、3.5インチ タイプ(12ドライブ/1筐体、2U)、3.5インチ高密度タイプ(60ドライブ/1筐体、4U)の3種類 があります。

*1: 1Uは19インチラックの1ユニットに装着できる機器の高さです(1U = 44.45mm)。

ドライブ

SASディスクと、大容量で安価なニアラインSASディスクに加え、高速アクセスを実現するSolid

State Drive(SSD)をサポートしています。

ETERNUS DX100 S3では最大144台、ETERNUS DX200 S3では最大264台までのドライブを搭載

できます。

装置内に2.5インチドライブと3.5インチドライブを混在できます。

ホストインターフェース

SAN用ホストインターフェースは、FC 16Gbit/s、FC 8Gbit/s、iSCSI 10Gbit/s、iSCSI 1Gbit/s、FCoE

10Gbit/s、SAS 6Gbit/sから選択できます。装置あたり8ポートまで拡張できます。

NAS用ホストインターフェースは、Ethernet 10Gbit/s、Ethernet 1Gbit/sから選択できます。Ethernet

10Gbit/sは装置あたり8ポート、Ethernet 1Gbit/sは装置あたり16ポートまで拡張できます。

装置内に異なる種類のホストインターフェースの混在が可能です。

キャッシュ容量

SANストレージ装置として使用する場合に搭載するキャッシュメモリ容量は、ETERNUS DX100 S3 では装置あたり8GB、ETERNUS DX200 S3では装置あたり16GBです。

■ 高信頼性

ETERNUS DXは、万一、ハードウェアにトラブルが発生しても継続稼働が可能な高信頼技術を備えて

います。データを保護しながら、高速にアクセスできる環境を提供します。

データの整合性

ETERNUS DXは、保存するすべてのデータにチェックコードを付与し、データの伝送経路における複

数のチェックポイントでデータの整合性を確認します。

また、T10-DIF(*2)機能をサポートしており、サーバとの伝送経路においてもチェックコードの生成

およびデータの整合性を確認することで、データを保証しています。さらに、Oracle DBのData

Integrity Extensions(DIX)機能と連携することで、サーバを含めたシステム全体でのデータの保証が

可能となります。

*2: T10-Data Integrity Field。SCSI規格を管理する技術委員会であるT10が策定したデータ保護機

構に関するSCSI仕様です。

(13)

故障の予兆監視

ドライブ故障の予兆を検知すると、データの冗長性を確保した状態で正常なドライブからデータを生 成しホットスペアにデータを復元します。復元完了後に、ホットスペアの組み込みと交換対象のドラ イブの切り離しを行います。

接続パスの可用性向上

従来機と比較して、コントローラーとドライブ間のデータ転送パスの可用性を向上しています。パス 上のドライブエンクロージャで故障が発生しても、リバースケーブリングによって正常なパスから継 続アクセスが可能なため、影響箇所を最小限に抑えられます。

ファームウェアアップデート

ETERNUS DXのコントローラーファームウェアは、お客様ご自身で簡単にアップデートできます。

アップデートにより、新機能のご利用およびシステム安定化を実現します。常に最新版のコントロー ラーファームウェアを適用してご使用ください。

高速なリカバリー

高速なリカバリーにより、データ復旧の時間短縮を実現するRAIDレベル(RAID6-FR)をサポートし ます。

■ セキュリティ

セキュリティとコンプライアンスは、ビジネス活動のグローバル化や企業の社会的責任からも重要で す。

ETERNUS DXでは、外部からの攻撃や内部からの持ち出しに対処し、情報の信頼性を確保し、長期間

にわたって情報を保持します。情報漏洩対策として「暗号化」を重視しています。

データ暗号化

自己暗号化ドライブ(Self Encrypting Drive(SED))を使用して、ライトデータを暗号化できます。

ドライブ内のデータ暗号化を実施することで、ドライブ自体の不正なデータ解読を防ぐことができま す。ドライブが抜き取られたり、メンテナンスで取り外したドライブが輸送中に盗難があったりして も、解読は不可能です。

SEDの暗号化方式はAES 256bit方式(*3)です。

*3: Advanced Encryption Standardの略で、米国連邦情報処理標準の暗号化方式です。

鍵管理サーバ連携

ネットワークで接続されたサーバと連携し、認証鍵をさらにセキュアーに管理することができます。

ETERNUS DXとは別の外部サーバに認証鍵を管理することで、管理コストの削減と、情報漏洩リスク

を 最 小 限 に 抑 え ま す 。 鍵 管 理 サ ー バ 連 携 で は 、 鍵 管 理 の 標 準 プ ロ ト コ ル Key Management Interoperability Protocol(KMIP)を使用します。

ネットワーク上の暗号化通信

ネットワーク上の情報を暗号化して通信するSSL(Secure Socket Layer)/ SSH(Secure Shell)をサ ポートすることで、ETERNUS DXと操作端末間の通信を暗号化できるため、なりすましによる不正ア クセスの防止、改ざん防止、情報漏洩を防ぐことができます。

(14)

■ クラウド基盤

クラウド・コンピューティングを支える最適なストレージ仮想化の提供により、柔軟なICT環境を提 供します。

サーバとストレージのすべてを仮想化にして、仮想リソースプールを構築することで、システム管理 者は、物理的な装置を一切意識することなく、業務の負荷に応じて、柔軟かつオンデマンドに仮想リ ソースを割り当てることができます。

ディスクボリューム仮想化

ストレージ容量を仮想化する技術「シン・プロビジョニング(Thin Provisioning)」では、実際に必要 な容量のみを論理ディスクとして割り当てることで、使用されない物理ディスクを削減することがで きます。これにより、ストレージ容量アップに合わせた設備投資を急ぐことなく(スモールスター ト)、コスト削減や運用負荷の軽減が可能になります。

また、ETERNUS DXは、ディスクプールを構成する複数のRAIDグループにおいて、特定のRAIDグ

ループに対するアクセス集中を解消するため、書き込み領域をボリューム単位で平準化する機能を搭 載しています。

重複排除/圧縮

保存データとの重複を排除したあと、さらに圧縮して格納することで、保存データ量を削減します。

これにより、増加し続けるデータを効率的に保存し、搭載するドライブ数およびドライブ容量を従来 より減らすことができます。

仮想化環境の統合

仮想化環境を構築、運用するために、Oracle VM、VMware、Microsoftが提供している各種機能をサ ポートしています。

ソフトウェアとの連携により、仮想マシンを停止することなく、仮想環境(VMware/Hyper-V)のバッ クアップを行うことができます。サーバ負荷をETERNUS DXにオフロードすることにより、リソー ス効率の向上および仮想化環境の統合管理を実現します。

また、仮想マシン単位でボリューム管理するVMware vSphereのVirtual Volumes(VVOL)をサポー トし、仮想マシンそれぞれの運用要件に応じたきめ細かなバックアップ運用やリソース管理を実現し ます。

■ 運用性

仮想化環境により、無駄のないリソース活用を実現します。また、多彩な接続性を提供し、ストレー ジの統合管理が可能です。

ユニファイドストレージ

ETERNUS DXは1台の装置でSANとNASの両方の機能を利用でき、SAN/NAS統合環境を実現し

ます。

SAN環境では、FC、iSCSI、FCoE、SASを介してブロックデータの転送を行います。

NAS環境では、Ethernetを介しNFSプロトコル、CIFSプロトコルを使用してファイルデータの転送 を行う、ファイルサーバとして利用することが可能となります。

また、ストレージ管理ソフトウェアのETERNUS SF Storage Cruiserにより、SAN環境とNAS環境 の統合監視も可能となります。

(15)

ストレージ自動階層制御

ETERNUS DXは、異種ドライブ混在環境で、データのアクセス頻度を検出し、設定したポリシーに応

じてドライブ間でデータ再配置を行う自動階層化をサポートしています。ETERNUS SF Storage

Cruiserと連携してアクセス頻度の高いデータを高性能なSSDに配置したり、利用頻度が低いデータ

を安価なニアラインSASディスクへ配置したりすることで、コストに見合った最適な性能を得ること ができます。再配置が行われてもサーバの設定変更は不要です。

容易な運用管理

運用管理は、Webブラウザを使用するETERNUS Web GUI、またはコマンドやコマンドスクリプトを

使用するETERNUS CLIから容易に行えます。

処理性能の安定化

ストレージ統合環境において、一方のアプリケーションから高い負荷がかかると、その他の処理を行 うためのリソースを十分に確保できず、パフォーマンスが著しく低下してしまうことがあります。

優先的に処理を行いたいサーバの処理性能を確保するため、Quality of Service(QoS)機能を使用して 各アプリケーションの負荷上限を設定することにより、ほかのアプリケーションに負荷変動の影響を 与えず、安定したパフォーマンスを保つことができます。

Extreme Cache Pool

SSDを2次キャッシュとして使用することで、リードキャッシュ容量を大幅に拡張し、リードアクセ ス性能を向上させることができます。

電源制御

サーバの電源投入と電源切断に連動させてETERNUS DXの電源状態を制御できます。サーバの運用 に合わせてスケジュール運転が可能です。

■ 事業継続

ETERNUS DXは、「データ保護」、「災害対策」の2つの視点で、事業継続を支援します。

データ保護

ETERNUS DXでは主要部品が冗長化されているため、障害が発生しても業務を継続できます。

停電が発生した場合でも、キャパシターから電源を供給し、キャッシュメモリ上のデータを不揮発性 メモリに退避するため、保持日数の制限なく、キャッシュメモリ上のデータを保護します。

また、装置内の部品を定期的に診断、故障の予兆を監視しており、異常部品の早期対応が可能です。

バックアップ

ETERNUS SF AdvancedCopy Managerなどのソフトウェアとアドバンスト・コピー機能の連携によ

り、ある時点のデータの複製を高速に作成できます。

NAS環境では、ファイルシステムのコピー(スナップショット)を定期的に採取し、保存しておくこ とができます。設定したスケジュールに従って、前回の採取からその時点までの差分データが自動的 にコピーされます。ファイルのリストアは、クライアントから簡単に行えます。

(16)

災害対策

ETERNUS DX200 S3では、遠隔地に同一システムを構築してバックアップを行うことで、万一、業

務サイトで故障が発生しても、遠隔地サイトへ業務を切り替えて継続することができます。また、バッ クアップは業務運用中にストレージ間で行うので、業務を止めずに実行できます。

I/Oレスポンスタイムを重視する非同期モードと、災害発生時点までデータが完全にバックアップされ ている同期モードを選択することができ、業務特性に対応します。

ストレージクラスタ構成

SANホストとの接続において、2台のETERNUS DX/AF間でクラスタ構成が可能です。何らかのトラ ブルが発生してI/Oアクセス不可となった場合でも、アクセス先を待機側のETERNUS DX/AFに自動 的に切り替え、業務を継続することができます。

■ 環境配慮

ETERNUS DXは、グローバルな環境対策に基づいた富士通独自の厳しい環境評価基準を達成している

グリーン製品です。

省電力設計によって使用電力を抑制し、環境負荷を低減しています。

省電力

Massive Arrays of Idle Disks(MAID)技術を用いたエコモード機能により、ドライブの稼働時間をス ケジュール管理することで、稼働時間以外のドライブのモーターを停止、または電源をオフにし、省 電力化を図ることが可能となります。

RoHS対応

ETERNUS DXは、電気・電子機器に含まれる特定化学物質の使用を制限する欧州会議、および理事会

の指令であるRoHS指令に対応しています。

(17)

仕様

ETERNUS DXの装置仕様、機能仕様、および動作環境について説明します。

2.1 装置仕様

ETERNUS DXの装置仕様を示します。

2.1.1 ETERNUS DX100 S3 装置仕様

表 2.1 装置仕様(ETERNUS DX100 S3)

項目 ETERNUS DX100 S3

最大物理容量(*1) SASディスク 259.2TB ニアラインSASディスク 1,440.0TB

SSD 2,211.84TB

コントローラー数 2

キャッシュ容量(*2) 8GB

Extreme Cache Pool容量(最大) 800GB

ホストインター フェース

SAN接続用 FC(16Gbit/s)

FC(8Gbit/s)

iSCSI(10Gbit/s, 10GBASE-SR)

iSCSI(10Gbit/s, 10GBASE-CR)

iSCSI(10Gbit/s, 10GBASE-T)

iSCSI(1Gbit/s, 1000BASE-T)

FCoE(10Gbit/s)

SAS(6Gbit/s)

NAS接続用(ユニファイド) Ethernet(10Gbit/s)

Ethernet(1Gbit/s)

ホストインター フェースポート数

SAN接続用 FC 2 / 4 / 8

iSCSI 2 / 4 / 8

FCoE 2 / 4 / 8

SAS 2 / 4 / 8

NAS接続用(ユニファ イド)

Ethernet(10Gbit/s) 2 / 4 / 8 Ethernet(1Gbit/s) 4 / 8 / 16 最大ドライブエンク

ロージャ数(*3)

ドライブエンクロージャ(2.5インチ用) 5 ドライブエンクロージャ(3.5インチ用) 10 高密度ドライブエンクロージャ 2

ドライブ数(*4) 2~144

(18)

項目 ETERNUS DX100 S3 ドライブ容量(回転

数)(*5)

2.5インチSASディ スク

暗号化非対応 300GB, 600GB, 900GB, 1.2TB, 1.8TB

(10,000rpm)

300GB, 600GB(15,000rpm)

暗号化対応 900GB, 1.2TB(10,000rpm)

2.5インチニアラインSASディスク 1TB, 2TB(7,200rpm)

2.5インチSSD 暗号化非対応 400GB, 800GB, 960GB, 1.6TB, 1.92TB, 3.84TB, 7.68TB, 15.36TB

暗号化対応 800GB, 1.6TB, 1.92TB

3.5インチSASディスク 1.2TB(10,000rpm)

3.5インチニアライン SASディスク

暗号化非対応 2TB, 3TB, 4TB, 6TB, 8TB, 10TB(7,200rpm)

暗号化対応 4TB(7,200rpm)

3.5インチSSD 暗号化非対応 400GB, 800GB, 960GB, 1.6TB, 1.92TB, 3.84TB

暗号化対応 800GB, 1.6TB, 1.92TB ドライブインターフェース(最大転送速度) SAS(12Gbit/s)

*1: 本容量は、1TB=1,000GB、1GB=1,000MBとして計算した物理容量です。

*2: SAN接続に使用する数値です。

*3: ドライブエンクロージャは、ETERNUS DX内に混在搭載が可能です。異なる種類のドライブエ

ンクロージャを搭載した場合、搭載可能な最大台数はドライブエンクロージャによって異なりま す。

*4: 単一サイズのドライブを最大数搭載した場合の数値です。

*5: 以下のディスクは、アドバンスト・フォーマット(512e)のディスクです。

• 2.5インチ1.8TB SASディスク

• 2.5インチ2TBニアラインSASディスク

• 3.5インチ6TBニアラインSASディスク

• 3.5インチ8TBニアラインSASディスク

• 3.5インチ10TBニアラインSASディスク

(19)

2.1.2 ETERNUS DX200 S3 装置仕様

表 2.2 装置仕様(ETERNUS DX200 S3)

項目 ETERNUS DX200 S3

最大物理容量(*1) SASディスク 475.2TB ニアラインSASディスク 2,640.0TB

SSD 4,055.04TB

コントローラー数 2

キャッシュ容量(*2) 16GB

Extreme Cache Pool容量(最大) 800GB

ホストインター フェース

SAN接続用 FC(16Gbit/s)

FC(8Gbit/s)

iSCSI(10Gbit/s, 10GBASE-SR)

iSCSI(10Gbit/s, 10GBASE-CR)

iSCSI(10Gbit/s, 10GBASE-T)

iSCSI(1Gbit/s, 1000BASE-T)

FCoE(10Gbit/s)

SAS(6Gbit/s)

NAS接続用(ユニファイド) Ethernet(10Gbit/s)

Ethernet(1Gbit/s)

ホストインター フェースポート数

SAN接続用 FC 4 / 8

iSCSI 4 / 8

FCoE 4 / 8

SAS 4 / 8

NAS接続用(ユニファ イド)

Ethernet(10Gbit/s) 4 / 8 Ethernet(1Gbit/s) 8 / 16 最大ドライブエンク

ロージャ数(*3)

ドライブエンクロージャ(2.5インチ用) 10 ドライブエンクロージャ(3.5インチ用) 10 高密度ドライブエンクロージャ 4

ドライブ数(*4) 2~264

ドライブ容量(回転 数)(*5)

2.5インチSASディ スク

暗号化非対応 300GB, 600GB, 900GB, 1.2TB, 1.8TB

(10,000rpm)

300GB, 600GB(15,000rpm)

暗号化対応 900GB, 1.2TB(10,000rpm)

2.5インチニアラインSASディスク 1TB, 2TB(7,200rpm)

2.5インチSSD 暗号化非対応 400GB, 800GB, 960GB, 1.6TB, 1.92TB, 3.84TB, 7.68TB, 15.36TB

暗号化対応 800GB, 1.6TB, 1.92TB

3.5インチSASディスク 1.2TB(10,000rpm)

3.5インチニアライン SASディスク

暗号化非対応 2TB, 3TB, 4TB, 6TB, 8TB, 10TB(7,200rpm)

暗号化対応 4TB(7,200rpm)

3.5インチSSD 暗号化非対応 400GB, 800GB, 960GB, 1.6TB, 1.92TB, 3.84TB

暗号化対応 800GB, 1.6TB, 1.92TB

(20)

*1: 本容量は、1TB=1,000GB、1GB=1,000MBとして計算した物理容量です。

*2: SAN接続に使用する数値です。

*3: ドライブエンクロージャは、ETERNUS DX内に混在搭載が可能です。異なる種類のドライブエ ンクロージャを搭載した場合、搭載可能な最大台数はドライブエンクロージャによって異なりま す。

*4: 単一サイズのドライブを最大数搭載した場合の数値です。

*5: 以下のディスクは、アドバンスト・フォーマット(512e)のディスクです。

• 2.5インチ1.8TB SASディスク

• 2.5インチ2TBニアラインSASディスク

• 3.5インチ6TBニアラインSASディスク

• 3.5インチ8TBニアラインSASディスク

• 3.5インチ10TBニアラインSASディスク

(21)

2.2 機能仕様

ETERNUS DXの主な機能仕様を示します。

表 2.3 機能仕様(ETERNUS DX100 S3/DX200 S3)

項目 ETERNUS DX100 S3 ETERNUS DX200 S3

サポートRAIDレベル 0(*1), 1, 1+0, 5, 5+0, 6, 6-FR(*2)

RAIDグループ 最大RAIDグループ数(*3) 72 132 RAIDグループあたりの最大ボリューム

128

シン・プロビジョニング プール(TPP)/

Flexible Tier Sub Pool

(FTSP)

最大プール数(*4) 72 132

プールあたりの最大ボリューム数(*5) 2,047(*6)

4,095(*7)

4,095(*6)

8,191(*7)

ボリューム 最大ボリューム数 2,048(*6)

4,096(*7)

4,096(*6)

8,192(*7)

最大ボリューム容量 128TB

ファイルシステム(NAS) 装置あたりの最大ファイルシステム容量 256TB 512TB 最大SANホスト(HBA)

接続数

装置あたり 1,024

ポートあたり 256

*1: RAID0の構成は、冗長性がないため推奨していません。RAID0はドライブの故障によりすべて

のデータが失われることがあります。

*2: 高速リビルド機能を備え、分散ダブルパリティによるストライピングを行う、富士通独自の RAIDレベルです。

*3: 登録可能なRAIDグループの最大数です(RAID1構成時)。

*4: TPP数とFTSP数を合わせた数の最大値となります。

*5: 1つのTPP/FTSP内に作成できる最大ボリューム数は、装置で作成可能な最大ボリューム数か

らTPP/FTSPを構成するRAIDグループ数を引いた値になります。

*6: 装置のコントローラーファームウェア版数がV10L60未満の場合、または「ボリューム拡張モー

ド」が無効の場合の値です。

*7: 装置のコントローラーファームウェア版数がV10L60以上で、「ボリューム拡張モード」を有効 にした場合の値です。

2.3 動作環境

ETERNUS DXを運用するために必要な動作環境について説明します。

2.3.1 サポート OS(SAN 環境)

ETERNUS DXがSANホストとしてサポートするサーバおよびOSを以下に示します。

サーバ機種、ホストバスアダプター(HBA)、およびドライバソフトウェアの組み合わせについては、

『構築ガイド(サーバ接続編)』を参照してください。

(22)

FC インターフェース

表 2.4 サポートするサーバ、OS(FCインターフェース)

サーバ OS

メーカー 製品名

富士通 基幹IAサーバ

PRIMEQUEST

Windows Server 2012 Windows Server 2016 Red Hat Enterprise Linux 6 Red Hat Enterprise Linux 7 VMware vSphere 6 VMware vSphere 6.5 VMware vSphere 6.7 Oracle VM 3 UNIXサーバ

SPARC Enterprise SPARC M12/M10

Solaris 10 Solaris 11

PCサーバ PRIMERGY

Windows Server 2012 Windows Server 2016 Red Hat Enterprise Linux 6 Red Hat Enterprise Linux 7 SUSE Linux Enterprise Server 11 SUSE Linux Enterprise Server 12 Oracle Linux 5

Oracle Linux 6 Oracle Linux 7 VMware vSphere 6 VMware vSphere 6.5 VMware vSphere 6.7 Oracle VM 3 XenServer 6 XenServer 7

Oracle SPARC Enterprise

Fujitsu M10 Servers Fujitsu SPARC M12

Solaris 10 Solaris 11

IBM RS/6000

P series System p Power Systems

AIX 7 VIOS 2.2

HP HP 9000サーバ

HP Integrityサーバ

HP-UX 11i v3

(23)

サーバ OS

メーカー 製品名

その他 各社PCサーバ(IAサーバ) Solaris 10 Solaris 11

Windows Server 2012 Windows Server 2016 Red Hat Enterprise Linux 6 Red Hat Enterprise Linux 7 SUSE Linux Enterprise Server 11 SUSE Linux Enterprise Server 12 Oracle Linux 5

Oracle Linux 6 Oracle Linux 7 VMware vSphere 6 VMware vSphere 6.5 VMware vSphere 6.7 Oracle VM 3 XenServer 6 XenServer 7

(24)

iSCSI インターフェース

表 2.5 サポートするサーバ、OS(iSCSIインターフェース)

サーバ OS

メーカー 製品名

富士通 基幹IAサーバ

PRIMEQUEST

Windows Server 2012 Windows Server 2016 Red Hat Enterprise Linux 6 Red Hat Enterprise Linux 7 VMware vSphere 6 VMware vSphere 6.5 VMware vSphere 6.7 UNIXサーバ

SPARC Enterprise SPARC M12/M10

Solaris 10 Solaris 11

PCサーバ PRIMERGY

Windows Server 2012 Windows Server 2016 Red Hat Enterprise Linux 6 Red Hat Enterprise Linux 7 SUSE Linux Enterprise Server 11 SUSE Linux Enterprise Server 12 Oracle Linux 5

Oracle Linux 6 Oracle Linux 7 VMware vSphere 6 VMware vSphere 6.5 VMware vSphere 6.7 Oracle VM 3 XenServer 6 XenServer 7

Oracle SPARC Enterprise

Fujitsu M10 Servers Fujitsu SPARC M12

Solaris 10 Solaris 11

HP HP 9000サーバ

HP Integrityサーバ

HP-UX 11i v3

(25)

サーバ OS

メーカー 製品名

その他 各社PCサーバ(IAサーバ) Solaris 10 Solaris 11

Windows Server 2012 Windows Server 2016 Red Hat Enterprise Linux 6 Red Hat Enterprise Linux 7 SUSE Linux Enterprise Server 11 SUSE Linux Enterprise Server 12 Oracle Linux 5

Oracle Linux 6 Oracle Linux 7 VMware vSphere 6 VMware vSphere 6.5 VMware vSphere 6.7 Oracle VM 3 XenServer 6 XenServer 7

(26)

FCoE インターフェース

表 2.6 サポートするサーバ、OS(FCoEインターフェース)

サーバ OS

メーカー 製品名

富士通 基幹IAサーバ

PRIMEQUEST

Windows Server 2012 Windows Server 2016 VMware vSphere 6 VMware vSphere 6.5 UNIXサーバ

SPARC Enterprise SPARC M12/M10

Solaris 10 Solaris 11

PCサーバ PRIMERGY

Windows Server 2012 Windows Server 2016 Red Hat Enterprise Linux 6 Red Hat Enterprise Linux 7 SUSE Linux Enterprise Server 11 SUSE Linux Enterprise Server 12 Oracle Linux 5

Oracle Linux 6 Oracle Linux 7 VMware vSphere 6 VMware vSphere 6.5

Oracle SPARC Enterprise

Fujitsu M10 Servers Fujitsu SPARC M12

Solaris 10 Solaris 11

その他 各社PCサーバ(IAサーバ) Solaris 10 Solaris 11

Windows Server 2012 Windows Server 2016 Red Hat Enterprise Linux 6 Red Hat Enterprise Linux 7 SUSE Linux Enterprise Server 11 SUSE Linux Enterprise Server 12 Oracle Linux 5

Oracle Linux 6 Oracle Linux 7 VMware vSphere 6 VMware vSphere 6.5

(27)

SAS インターフェース

表 2.7 サポートするサーバ、OS(SASインターフェース)

サーバ OS

メーカー 製品名

富士通 UNIXサーバ

SPARC Enterprise SPARC M12/M10

Solaris 10 Solaris 11

PCサーバ PRIMERGY

Windows Server 2012 Windows Server 2016 Red Hat Enterprise Linux 6 Red Hat Enterprise Linux 7 SUSE Linux Enterprise Server 11 SUSE Linux Enterprise Server 12 VMware vSphere 6

VMware vSphere 6.5

Oracle SPARC Enterprise

Fujitsu M10 Servers Fujitsu SPARC M12

Solaris 10 Solaris 11

その他 各社PCサーバ(IAサーバ) Solaris 10 Solaris 11

Windows Server 2012 Windows Server 2016 Red Hat Enterprise Linux 6 Red Hat Enterprise Linux 7 SUSE Linux Enterprise Server 11 SUSE Linux Enterprise Server 12 VMware vSphere 6

VMware vSphere 6.5

2.3.2 サポート OS(NAS 環境)

ETERNUS DXでサポートしているプロトコルを使用可能なOSと接続できます。

なお、NFSv4.0では、動作確認済みのOSのみがETERNUS DXに接続できます。

ETERNUS DXへの接続に対し、NASクライアントとして動作確認を実施したOSを以下に示します。

• CIFSプロトコルで動作確認済みのOS - Windows Server 2012

- Windows Server 2012 R2 - Windows Server 2016 - Windows 8.1

- Windows 10

(28)

• NFSv3プロトコルで動作確認済みのOS - Red Hat Enterprise Linux 6

- Red Hat Enterprise Linux 7.0 - Red Hat Enterprise Linux 7.1 - Red Hat Enterprise Linux 7.2 - Red Hat Enterprise Linux 7.3 - Solaris 10 1/13(Update 11)

- Solaris 11.2 - Solaris 11.3

- VMware vSphere 6.0 Update 1b - Oracle VM 3

- AIX 7.1 - HP-UX 11i v3

• NFSv4.0プロトコルで動作確認済みのOS

NFSv4.0プロトコルについては、動作確認済みのOSのみがサポートOSとなります。

- Red Hat Enterprise Linux 6.7 - Red Hat Enterprise Linux 6.8 - Red Hat Enterprise Linux 7.0 - Red Hat Enterprise Linux 7.1 - Red Hat Enterprise Linux 7.2 - Red Hat Enterprise Linux 7.3 - Red Hat Enterprise Linux 7.4 - Solaris 10 1/13(Update 11)

- Solaris 11.2 - Solaris 11.3

• FTP / FXPで動作確認済みのOS

OSの種別にかかわらず、FTPクライアントであればアクセス可能です。

2.3.3 ETERNUS Web GUI/ETERNUS CLI 動作環境

ETERNUS DXは、ETERNUS Web GUIまたはETERNUS CLIから管理できます。

管 理 端 末 か らLAN 経 由 で ETERNUS DXに ア ク セ ス す る こ と で 、ETERNUS Web GUIお よ び

ETERNUS CLIを起動し、装置の構成設定、監視、および管理を行えます。

ETERNUS Web GUI

ETERNUS Web GUIを使用して運用管理を行う場合、管理端末にWebブラウザを準備してください。

サポートしているWebブラウザを以下の表に示します。

表 2.8 ETERNUS Web GUI動作環境 ソフトウェア 動作確認環境

Webブラウザ Microsoft Internet Explorer 10.0(デスクトップ版), 11.0(デスクトップ版)

Mozilla Firefox ESR 68, 78 Google Chrome 75~84

(29)

ETERNUS CLI

ETERNUS CLIを使用して運用管理を行う場合、管理端末にtelnetアプリケーション、SSHアプリケー

ション、または端末エミュレータを準備してください。

(30)

基本機能

ETERNUS DXは、1台の装置内にブロックデータ(SAN領域)とファイルデータ(NAS領域)を統

合できます。

ETERNUS DXには、SAN/NASを意識せずに使用可能な基本機能、ブロックデータのアクセスに対応

したSAN機能、およびファイルデータのアクセスに対応したNAS機能があります。

この章では、基本機能について説明しています。

SAN接続時に使用する機能の詳細は「第4章 SAN機能」(53ページ)、NAS接続時に使用する機能 の詳細は「第5章 NAS機能」(66ページ)を参照してください。

3.1 データ保護

ETERNUS DXでは、ユーザーデータを強固に保護するための機能を備えています。

3.1.1 データ・ブロックガード

サーバからのデータ書き込み時、データの各ブロック(512バイトごと)に8バイトのチェックコー ドを付加し、要所でデータの整合性確認を行っています。これによって、万一、ETERNUS DX内での データ破壊やドライブ内でのデータ化けなどが発生してもデータの誤りを検出することが可能です。

サーバからのデータ読み出し時にはチェックコードをチェック後に除去することで、ストレージシス テム全体でデータの整合性を確認/保証します。

図 3.1 データ・ブロックガード

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A0 CC A1 CC A2 CC

1. チェックコード付加 2. チェックコード確認

(31)

また、T10-DIF機能をサポートしています。T10-DIFは、OSにOracle Linuxを搭載したサーバと

ETERNUS DX間で転送するデータにチェックコードを付加し、SCSIレベルでデータ保証を行う機能

です。

サーバは、ホストバスアダプター(HBA)でユーザーデータに対してチェックコードを生成して書き 込み、読み出し時にはチェックコードの整合性を確認することにより、データを保証しています。

ETERNUS DXでは、データ・ブロックガード機能とT10-DIF対応により二重にチェックすることで

信頼性を高めています。

サーバとの経路上でSCSIレベルでデータが保護されるため、チェックコード付け替え時のデータ破壊 に対してもデータを保証することができます。

さらに、Oracle DB のData Integrity Extensions(DIX)機能と連携することで、サーバを含めたシス テム全体でのデータ保証が可能となります。

3.1.2 ディスクドライブ・パトロール

ディスクドライブ・パトロールは、ETERNUS DXに搭載されているすべてのドライブに対して定期的 に動作状態を診断し、監視する機能です。バックグラウンドで定期的にドライブの媒体チェック(読 み出しチェック)を実施します。

図 3.2 ドライブの媒体チェック

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D1 ࢹ࣮ࢱࢆㄞࡳฟࡋ࡚

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(32)

3.1.3 リダンダント・コピー

リダンダント・コピーは、ドライブのパトロール機能などで予防交換が必要と判断したドライブのデー タを、そのほかのドライブから生成して、ホットスペアに書き込む機能です。リダンダント・コピー 機能を使用すると、常に冗長性を維持した状態でデータを復元させることができます。

図 3.3 リダンダント・コピー機能

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(33)

3.1.4 リビルド・コピーバック

ドライブに故障が発生し、RAIDグループが冗長性のない状態の場合に、バックグラウンドで正常な状 態に戻す処理をリビルド・コピーバックといいます。ホットスペアが登録されている場合は、自動的 にホットスペアにリビルドを行い、データの冗長性を保証します。

コピーバックは、自動的に動作するように設定によって変更できます。デフォルト設定では、故障ド ライブが交換されたタイミングで自動的にコピーバックをせずに、交換後のドライブをホットスペア として使用します(コピーバックレス)。

図 3.4 リビルド・コピーバック機能

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(34)

3.1.5 Fast Recovery

万一、ドライブが故障した場合に、故障したドライブ上に格納されているデータを残りのドライブに 高速に再配置して迅速な復旧を実現します。

RAIDグループ内にホットスペア相当の予備領域を保持するRAIDレベル(RAID6-FR)を使用します。

図 3.5 Fast Recovery

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3.1.6 保護(Shield)

保護(Shield)は、一時的なドライブの異常を診断する機能です。診断によって正常に動作可能と判断 された場合は、継続して利用することができます。ディスクドライブ・パトロールやエラー通知によっ て、ドライブの異常が検出された際に、対象のドライブを一時的に診断状態にします。

RAIDグループを構成しているドライブの場合は、ドライブを診断する前に、リビルドまたはリダンダ ント・コピーを実行してデータをホットスペアに移行します。

RAIDグループから切り離されたドライブは、故障しているか、または一時的な異常であるかを診断さ れ、一時的な異常と判断された場合にのみ使用可能な状態に戻ります。

保護(Shield)機能の対象ドライブは、RAIDグループまたはホットスペアに登録されているすべての

ドライブです。未使用ドライブでは保護(Shield)機能は動作しません。

(35)

3.2 運用最適化(仮想化/自動階層化)

仮想化ディスクを実現する機能として、シン・プロビジョニング、Flexible Tierがあります。この機能 は、物理容量の使用効率を最適化し、導入コストを抑えることができます。また、実装するドライブ 数が少なくなるため、消費電力も削減できます。

3.2.1 シン・プロビジョニング

シン・プロビジョニング機能は、実際に登録されている物理容量にかかわらず、仮想的に利用可能な 容量を設定できる機能です。

シン・プロビジョニングが導入された環境では、利用者の要求に応じた容量を物理ディスクに割り当 てず、仮想ボリュームとして割り当てます。物理ディスクは共有のディスクプールとして管理され、

仮想ボリュームに書き込まれたデータ量に応じて物理ディスクに容量を割り当てます。これにより、

使用されない物理ディスクの無駄をなくし、効率的な運用が可能となります。

また、物理ディスクプールは、容量不足を起こさないようにするために閾値を設け、閾値に達すると 自動的に管理者へ通知する機能を備えているため、タイムリーなドライブ増設が可能です。

図 3.6 シン・プロビジョニングの運用例

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(36)

3.2.2 Flexible Tier

Flexible Tier機能では、アクセス頻度に応じてETERNUS DX内のデータを自動的に再配置することに

よって性能とコストを最適化します。アクセス頻度の高いデータはSSDのようなより高速なドライ ブへ移動し、アクセス頻度が低いデータはより大容量で低価格なディスクへ移動して、ストレージの 階層化を実施します。

データの再配置は、ETERNUS SF Storage Cruiserから性能情報をモニタリングし、それをもとに行 います。性能を維持したままニアラインSASディスクを活用できるため、保管コスト削減が可能で す。

図 3.7 Flexible Tier

ETERNUS DX

ETERNUS SF Storage Cruiser

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Tier1 Tier2 Tier3

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(37)

3.2.3 Extreme Cache Pool

Extreme Cache Pool機能は、エンクロージャに搭載したSSDを2次キャッシュとして使用すること

で、サーバからのリードアクセス性能を向上させることができます。

アクセス頻度の高い領域をI/Oとは非同期でExtreme Cache Pool用に指定したSSDに書き込んでお きます。サーバからリード要求があった場合に、より高速なSSDから読み込むことでレスポンスを高 速化しています。

Extreme Cache Pool用に、400GB、800GB、および1.6TBのSSDを使用することができます。ただ

し、400GBを超える容量のSSDを選択した場合、400GBを超える領域は使用できなくなります。

図 3.8 Extreme Cache Pool

ETERNUS DX ࢥࣥࢺ࣮࣮ࣟࣛ

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Extreme Cache Pool㸦SSD㸧

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参照

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