城北ワンド群の水質・水温観測と水温解析−№28 実験ワンドを中心にして−
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(2) Ⅱ-320. 土木学会第55回年次学術講演会(平成12年9月). ∂ (AT ) = ∂ AK z ∂T + ∂ Aφ ∂t ∂z ∂z ∂z ρCW. . ∂T ∂z. ∂T ∂z. = α (Tg − Ti ) ∆z(水底) bot. = 0(水表面) sur. ここに,T :水温,Kz :拡散係数,A :鉛直方向の断面積,φ:熱輸送フラックス,CW : 水の比熱,ρ: 密度である.熱輸送フラックスφは日射による輻射熱と水表面における熱損失によって変化 3) するものとし, 大阪管区気象台の観測値を用いて計算した.但し,風速は,1/20 にした. ワンドの水底では地中への熱伝達を考慮し,地温の影響を考慮した.Tgは地温で観測値を用い,Tiは水 底より 1 つ上層のセルの計算水温である.αは 2.3×10-3cm2/s を用いた.計算に用いた係数は,拡散係数 Kz =0.1cm2/s,水面吸収率β=0.7,水面反射率α=0.06,減衰係数η=0.4 を用いた.初期水温及び水深に ついては,各水深の観測水温,平均水深を用いた. 3 結果と考察 3.1 24 時間観測 ①DO,pH はよく似た分布の 傾向にある.DO について水深方向分布を図-3 に示した.№28 ワ ンドでは 12 時頃に DO が表層で 7.3mg/L 程度,pH が 7.8 程度を 示し,翌朝6時では DO が 3.6mg/L 程度,pH が7.1 程度を示す ことから,周日変化が見られる.また,12 時頃には DO 濃度は表 層と下層で 1mg/L 差が見られた.№29 ワンドでも表層では同様 の周日変化が見られるが,下層付近では1日を通して DO が 3〜4 図−3 DO の水深方向分布( 24時間観測).. mg/L 程度,pH が 6.7 前後とあまり変化が見られなかった. 3.2 定期観測 ②淀川本川に比べ,ワンドの水温は夏期に高く,冬 が見られた( 図-4).③pH は,ワンドは本川と比べ年間を通して高い 値を示した. ④DO は,ワンドは本川と比べ夏期に低い値を示し,. 25 水温(度). 期に低い値を示す.№28 ワンドは1月に 4.8℃と水温の大きな低下. 30. 20. 本川 No.28. 15. No.29 No.33. 10. No.34. 5. 冬期に高い値を示した( 図-5).⑤T-N は,ワンドは本川と比べ低い. No.36. 0 7/16. 値を示す.№28 ワンドは月ごとに大きな変化を示した.⑥T-P は,. 9/16. 10 月には№28 ワンド,11 月には№28,29,36 ワンド,12 月には. け,上層から加熱・冷却され,日中 2℃程度の温度差を生じるが,未 明には一様化する.周日の水温差が,№28 ワンドは 4.0℃と大きな. 12/15. 1/20. 2/15. 16 14. 川と比べ年間を通して高い値を示す.また,SS との相関性が見ら. 12 DO(mg/l). 3.3 水温観測と計算結果 ⑧図-6 より観測水温は気象の影響を受. 11/15 月日. 図−4 水温の周年変化.. №29 ワンドが淀川本川より高い値を示した.⑦濁度は,ワンドは本 れた.. 10/13. 10 本川. 8. No.28. 6. No.29. 4. No.33 No.34. 2. No.36. 0 7/16. 9/16. 10/13. 11/15 月日. 変化を示したが,№29 ワンドでは 1.5℃程度であった.水温計算は. 12/15. 1/20. 2/15. 図−5 DO の周年変化.. 1.0℃程度の差はあるが,観測値に近い計算結果を得ている.. 4 まとめ DO の周日変化から№28 ワンドでは植物プランクトン,水温(℃) 32.0. OP+2.37(m) OP+2.37(m)計算値. 微生物の盛んな活動が推測される.また水深が浅いため,水温,水. OP+2.47(m) OP+2.47(m)計算値. OP+2.77(m) OP+2.77(m)計算値. 31.0. 質も変化しやすいが,既存の城北ワンド群と同様な水質環境である 30.0. と考えられる. 29.0. 参考文献 1)松波ほか:淀川ワンド群の形成衰退とその生態学的意義、河川技術 28.0. に関する論文集,第 5 巻,pp.93−98,1999.2)綾ほか:淀川の位況の経年変化. 図−6 観測水温と計算水温の比較.. 4:00. 時刻(h). 2:00. 22:00. 14日 0:00. 20:00. 18:00. 16:00. 14:00. 12:00. 8:00. 6:00. No.28ワンド. 10:00. 4:00. 2:00. 22:00. 20:00. 18:00. 16:00. 14:00. 12:00. 8:00. 10:00. 13日 0:00. 倉忠興ほか:水理公式集,昭和 60 年度版 pp351-352.. 12日6:00. 27.0. と河川の生態環境,平成 12 年度土木学会関西支部年講(投稿中) ,2000 3) 板.
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