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量と測定 図 形 数量関係 任意単位による測定について理解している ( 正答率 86.6%) 180 の角の大きさを理解している ( 正答率 91.9%) 180 よりも大きい角の大きさを求められる ( 正答率 54.8%) 敷き詰められた模様の中に条件に合う図形を見つける ( 正答率 72.0%)

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平成 30 年度 全国学力・学習状況調査の結果について

平成 30 年4月 17 日(火)に実施した平成 30 年度全国学力・学習状況調査について、 全国の結果と比較した龍ケ崎市の児童生徒の傾向を掲載します。 1 調査内容 (1)調査対象 小学校第6学年及び中学校第3学年 (2)調査事項 ①教科に関する調査〔国語,算数・数学,理科〕 ②質問紙調査 学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面等に関する調査 (3)調査方式 悉皆調査 市内全小中学校で実施(小学校 11 校、中学校 6 校) 2 調査結果の概要 【小学校 国語】 領域・観点 結果の概要 (◇:成果のあった設問 ◆:課題となった設問) 話す・聞く ◇ 話合いの中で,話し手の意図を捉えて聞くことができる(正答率 83.0%) ◆ 話し手の意見を自分の意見と比べるなどして,自分の考えをまとめる (正答率 38.0%) 書く ◇ 全体の構成を考えて,想像したことを物語にして書く (正答率 76.8%) ◆ 目的や意図に応じ,内容の中心を明確にして詳しく書く(正答率 57.0%) 読む ◇ 登場人物の心情を,物語の情景描写をもとに捉える (正答率 73.8%) ◆ 目的に応じて,複数の本や文章などを選んで読む (正答率 45.3%) 言語についての 知識・理解・技能 ◇ 日常生活で使われている慣用句の意味を理解して使う (正答率 88.0%) ◆ 学年別配当漢字を書く 「 せっ極的 」 (正答率 46.6%) 今後に向けて 「話すこと・聞くこと」と「書くこと」に関する問題については,全国平均と同等か,全国平 均を上回る正答率となりました。本市の課題としては,「目的に応じて複数の本や文章などを選 んで読むこと」や「目的に応じて文章の内容を的確に押さえ,自分の考えを明確にしながら読む こと」などのスキルが,全国に比べてわずかに不足しているという結果になりました。 読む力を高めていくためには「主語・述語の関係を捉えて読むこと」「要点を捉えて読むこと」 「語彙力を高めること」等の学習を積み重ねる必要があります。今後は,主語を丸で囲んだり, 重要な部分にサイドラインを引いたりしながら文章を読む習慣を付けたいです。また,辞書を活 用した意味調べについては,学校と家庭とが協力しながら習慣づくりをしていきたいです。 【小学校 算数】 領域・観点 結果の概要 (◇:成果のあった設問 ◆:課題となった設問) 数と 計算 ◇ 基本的な四則計算については概ね良好(平均正答率 64.0%,全国比+1.7%) ◇ 計算の意味の理解と演算決定において全ての項目で全国平均を上回る (正答率 63.4%,73.2%,66.7%) ◆ 小数の除法の意味について理解する(正答率 37.7%)

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量と 測定 ◇ 任意単位による測定について理解している(正答率 86.6%) ◇ 180°の角の大きさを理解している(正答率 91.9%) ◆ 180°よりも大きい角の大きさを求められる(正答率 54.8%) 図 形 ◇ 敷き詰められた模様の中に条件に合う図形を見つける(正答率 72.0%) ◆ 円周率の意味について正しく理解している(正答率数 36.6%) 数量関係 ◇ 百分率を求めることができる(正答率 55.8%,全国比+2.9%) ◆ 折れ線グラフの変化の特徴を読み取る(正答率 57.5%) ◆ 情報を関連付けて判断している(正答率 17.1%,25.4%) 今後に向けて 数と計算の領域は全国を上回り,数量関係の領域は全国と同程度の結果となりました。2つの 資料からその特徴を読み取り,適切に判断することに課題が残りました。特に記述式の問題に関 しては,説明の不足が目立ちました。 今後は,表,式,グラフと関連付けながら資料を適切に読み取り,問題に対して適切に思考で きるような授業改善に取り組んでまいります。また,根拠を明確にして説明できるように,話し 合ったことを自分の言葉でまとめる活動を取り入れるように指導していきます。 【小学校 理科】 領域・観点 結果の概要 (◇:成果のあった設問 ◆:課題となった設問) A 区分 物質 ◇ ろ過の適切な操作方法を身に付けている(正答率 77.9%,全国比+6.8%) ◆ 実験結果から言えることだけに言及した内容に改善し,その内容を記述する (正答率 36.8%) A 区分 エネ ルギー ◇ 乾電池のつなぎ方を変えると電流の向きが変わることを実際の回路に適用 できる。(正答率 66.4%,全国比+2.9%) ◆ 太陽の1日の位置の変化と光電池に生じる電流の変化の関係を目的に合っ たものづくりに適用できる。(正答率 40.3%) B 区分 生命 ◇ 骨と骨のつなぎ目について,科学的な言葉や概念を理解している。(正答率 89.9%,全国比+10.5%) ◆ 人の腕が曲がる仕組みを模型に適用できる。(正答率 57.3%) B 区分 地球 ◇ 流れる水の堆積作用について,科学的な言葉や概念を理解している(正答率 87.9%,全国比+4.3%) ◆ 大地の削られ方について実験結果を基に分析して考察し,その内容を記述で きる(正答率 16.0%) 今後に向けて 全体的には全国平均を上回っており,物質,エネルギー,生命の3つの区分で全国平均を上回 っております。地球の区分で全国平均を下回っており,「流れる水の働き」についての理解が不 十分で,主として「活用」に関する問題に課題が残りました。 「流れる水の働き」の単元では,実験結果だけに満足せず「原因について的確に捉える」「結 果を基に分析して考察する」活動を充実させるように指導していきます。

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- 3 - 【中学校 国語】 領域・観点 結果の概要 (◇:成果のあった設問 ◆:課題となった設問) 話す・聞く ◇ 話の話題を捉える。質問の意図を捉える(正答率 75.2%,87.4%) ◆ 話合いの方向を捉えて的確に話す (正答率 62.9%) ◆ 相手の反応を踏まえながら話す (正答率 51.3%) 書く ◇ 書こうとする事柄のまとまりや順序を考えて文章を書く(正答率 91.7%) ◆ 相手に的確に伝わるように,あらすじを捉えて書く (正答率 50.7%) 読む ◇ 場面の展開や描写に注意して読み、内容を理解する(正答率 84.6%) ◇ 文章の展開に即して情報を整理して内容を捉える (正答率 62.9%) ◆ 文章とグラフとの関係を考えながら内容を捉える (正答率 47.4%) 言語についての 知識・理解・技能 ◇ 語句の辞書的な意味を理解し、文脈の中で適切に使う(正答率 88.2%) ◆ 目的に応じて文の成分や構成を考えて適切な文を書く(「心を打たれた」を 文末に用いた一文を書く )(正答率 16.2%) 今後に向けて 4領域のすべてにおいて全国と同程度の結果となりました。漢字の定着率については「読み」 が全国と変わらず,「書き」が全国を下回っています。また,「心を打たれた」を文末に用いた 一文を考えて書く問題は,全国平均正答率 22.3%の難問でしたが,本市の正答率は約6%下回 る結果となりました。 今後は小学校と同様,語彙力を高める指導が必要と考えられます。物語や説明文の初読の際に は,新出漢字だけでなく慣用句,四字熟語,特徴的な表現方法などについて,これまで以上に丁 寧に取り扱い,正しく言葉を理解して正確に文章を読む習慣づくりに取り組んでいきます。 【中学校 数学】 領域・観点 結果の概要 (◇:成果のあった設問 ◆:課題となった設問) 数と 式 ◇ 数直線上に示された負の数を読み取る(正答率 96.7%,全国比+2.1%) ◇ 問題を読み連立二元一次方程式で表す(正答率 76.0%,全国比+0.8%) ◆ 等式の性質を用いて,目的に応じて変形できる(正答率 38.6%) ◆ 他人の計算を解釈し,数学的な表現を用いて説明できる(正答率 9.9%) 図 形 ◇ ひし形の性質を理解している(正答率 76.0%,全国比+8.9%) ◇ 錐体は柱体の体積の1/3であることを理解している(正答率 65.1%,全国 比+7.5%) ◆ 証明の必要性と意味について「対頂角」を用いて考える(正答率 39.6%) ◆ 平行四辺形について条件を変えた場合について,証明の一部を書き直すこと ができる。(正答率 39.5%) 関 数 ◇ 二元一次方程式についての解と座標についての意味を理解している(正答率 63.3%,全国比+0.6%) ◇ 事象を理想化・単純化することで表された直線のグラフを,事象に即して解 釈することができる(正答率 69.6%,全国比+2.0%) ◆ 事象を数学的に解釈し,問題解決の方法を数学的に説明することができる。 (正答率 11.4%) ◆ 歩いた道のりと残りの道のりの関係が,一次関数であることを理解してい る。(正答率 35.9%)

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資料の活用 ◇ 与えられた資料から中央値を求めることができる(正答率 72.1%) ◆ 多くの試行の結果から得られる確率の意味を理解している(正答率 38.3%) ◆ 事象の起こりやすさの傾向を捉え,判断の理由を説明することができる(正 答率 32.9%) 今後に向けて A・B問題とも全国平均を下回る結果となったが,図形領域で改善傾向にあります。資料の活 用の領域や短答式,記述式の問題に課題が残る結果となりました。 今後は,誤答の傾向から用語の意味を十分に理解させ,資料を比較しながら判断し,その判断 の根拠を明確にしながら判断した理由を説明する活動を十分に取り入れていくように指導して いきます。また,そのような活動の中で説明するだけでなく,論理的に表現できるようノート指 導や個別指導の充実を推進していきます。 【中学校 理科】 領域・観点 結果の概要 (◇:成果のあった設問 ◆:課題となった設問) 第1分野 物理的領域 ◇ 豆電球とLEDの点灯の様子で電力の関係を指摘できる(正答率 92.5%,全 国比+1.1%) ◆ オームの法則を使って抵抗の値を求めることができる(正答率 49.6%) 第1分野 科学的領域 ◇ 濃度が異なる食塩水のうち,濃度の低いものを指摘できる(正答率 76.6%, 全国比+0.1%) ◆ 炎の色と金網に付くススの量を調べる実験の際に,「変えない条件」と[指 摘できる。(正答率 39.4%) ◆ 化学変化を原子や分子のモデルで説明できる。(正答率 48.5%) 第2分野 生物的領域 ◇ 「アサリから出た砂の量は明るさに関係しているとはいえない」と考察した 理由を指摘できる(正答率 81.2%,全国比+1.5%) ◆ 神経系の働きについて知識を身に付けている(正答率 59.8%) 第2分野 地学的領域 ◇ 初期微動持続時間の長さと震源からの距離の関係の知識を活用できる(正答 率 94.2%,全国比-0.2%) ◆ 植物を入れた容器の中の湿度が高くなる蒸散以外の原因を指摘できる(正答 率 22.4%) 今後に向けて 全体としては全国平均とほぼ同程度であり,第2分野(生物・地学)において全国平均を上回 っています。主として「活用」に関する問題では全国平均を上回っているが「知識」に関する問 題で全国平均を下回っております。 「活用」に関する取組を持続しつつ,まとめや振り返りを充実させることで「知識」の習得に つなげられるように指導していきます。また,特に第1分野では生徒が小学校で培ってきた能力 である比較や関連づけなどの考え方を活用できるように,助言や問い返しがある授業改善に努め ていきます。

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- 5 - 3 質問紙調査 *数値は「当てはまる・どちらかと言えば当てはまる」を合わせた割合(%) (1)望ましい生活習慣に関する内容について ① 平成 30 年度結果 質 問 項 目 小学校 中学校 龍ケ崎市 茨城県 全 国 龍ケ崎市 茨城県 全 国 朝食を毎日食べている 95.4% 95.1% 94.5% 92.5% 92.4% 91.9% 毎日、同じくらいの時間に寝ている 77.1% 79.6% 77.0% 71.8% 75.5% 74.2% 毎日、同じくらいの時間に起きている 88.5% 90.1% 88.8% 88.2% 89.8% 90.3% ② 悉皆調査(平成28~30年度)の比較から 【小学校】 【中学校】

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(2)自尊感情に関する内容について ① 平成 30 年度結果 質 問 項 目 小学校 中学校 龍ケ崎市 茨城県 全 国 龍ケ崎市 茨城県 全 国 自分には、よいところがある 79.8% 84.4% 84.0% 71.1% 77.4% 78.8% 将来の夢や目標を持っている 84.5% 87.2% 85.1% 71.2% 73.0% 72.4% 人の役に立つ人間になりたい 95.5% 95.8% 95.2% 94.5% 95.3% 94.9% ② 悉皆調査(平成28~30年度)の比較から 【小学校】 【中学校】

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- 7 - (3)規範意識に関する内容について ① 平成 30 年度結果 質 問 項 目 小学校 中学校 龍ケ崎市 茨城県 全 国 龍ケ崎市 茨城県 全 国 いじめは、どんな理由であれいけない 96.2% 97.1% 96.8% 94.3% 96.1% 95.5% 学校のきまりを守っている 90.5% 92.4% 89.5% 93.6% 95.6% 95.1% 地域や社会で起こっている問題や出来事に 関心がある 64.9% 67.9% 63.8% 51.2% 60.4% 59.3% ② 悉皆調査(平成28~30年度)の比較から 【小学校】 【中学校】

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(4)家庭学習に関する内容について ① 平成 30 年度結果 質 問 項 目 小学校 中学校 龍ケ崎市 茨城県 全 国 龍ケ崎市 茨城県 全 国 家で宿題をしている 97.5% 96.9% 97.1% 81.1% 89.9% 91.6% 家で自ら計画を立て勉強している 69.7% 76.1% 67.6% 47.8% 56.8% 52.1% 家で平日1時間以上勉強している 66.7% 70.4% 66.2% 62.8% 71.3% 70.6% ② 悉皆調査(平成28~30年度)の比較から 【小学校】 【中学校】

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- 9 - (5)授業における言語活動の充実について ① 平成 30 年度結果 質 問 項 目 小学校 中学校 龍ケ崎市 茨城県 全 国 龍ケ崎市 茨城県 全 国 授業では,課題の解決に向けて,自分で考 え,自分から取り組んでいる。(意欲) 76.3% 79.2% 76.7% 73.9% 77.2% 73.8% 自分の考えがうまく伝わるよう,話の組み 立てなどを工夫して発表している。(表現) 56.3% 61.3% 61.0% 51.5% 55.4% 53.8% 話し合う活動を通して,考えを深めたり, 広げたりしている。(思考) 76.7% 78.1% 77.7% 74.6% 78.3% 76.3% ② 悉皆調査(平成30年度)の比較から 【小学校】 【中学校】 (6)放課後の過ごし方について(家庭学習や部活動は除く) ① 平成 30 年度結果(複数回答可) 質 問 項 目 小学校 中学校 龍ケ崎市 茨城県 全 国 龍ケ崎市 茨城県 全 国 学習塾など学校や家以外で勉強している 24.1% 27.3% 32.2% 39.7% 39.0% 42.1% 習い事(スポーツ以外)をしている 43.8% 43.0% 46.5% 17.3% 16.3% 17.7% 習い事(スポーツ)をしている 48.0% 45.6% 47.2% 22.8% 21.5% 21.6% 家でテレビ・ゲーム・インターネット 78.3% 82.9% 81.0% 83.4% 80.8% 77.3% 友達と遊んでいる 67.6% 62.4% 63.6% 48.8% 40.6% 36.9% ② 悉皆調査(平成30年度)の比較から 【小学校】 【中学校】

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調査結果と今後の取組について ~学校・家庭・地域の力を合わせて~

(1)望ましい生活習慣に関する内容について 今回の調査では,朝食摂取率については,小学校,中学校ともに全国を上回っています。 中学生の就寝時間については,全国と比べて不規則な様子がうかがえます。今後の取組とし て,学校では学級活動の時間を利用して,自分の生活習慣を見直す機会を取りたいと思います。 ご家庭でも,ノーメディアデー(テレビやインターネットを利用しない日)を設けるなどして, 健康的な生活習慣づくりに取り組んでみてはいかがでしょうか。 (2)自尊感情に関する内容について 「自分のよさ」についての意識は,全国との比較においては下回っているものの,平成 29 年度に比べ,小学校で+3.2%,中学校で+4.1%と大きく改善されました。 自尊感情を高めるためには「自分は大切にされている」「自分は必要とされている」といっ た称賛や承認がとても大切です。学校では先生たちが,家庭ではご家族が,積極的に子どもた ちの良さや個性を認め,励ましてあげたいです。 (3)規範意識に関する内容について いじめを許さない心情については,平成 29 年度の調査と比較して,小学校で+2.2%,中学 校校で+4.4%と改善が見られました。すべての児童生徒がいじめを許さない気持ちを持てる よう,今後も学校は課題意識をもって指導にあたる必要があります。 また,地域社会への関心については,平成 29 年度の調査との比較では,小学校で+5.4%と 大きく改善が見られました。地域や社会への関心をもち,よりよい地域や社会の在り方につい て考えることは,公共の場におけるマナーや,自分自身の役割の自覚などについて考えること につながり,規範意識の醸成と高揚のためにはとても重要です。 今後も,学校・家庭・地域が協力し合って,子どもたちの社会性を育んでいきたいです。 (4)家庭学習に関する内容について 家庭での宿題や計画的な学習については,小学校では全国平均をわずかに上回っています。 しかし,中学生の家庭学習の習慣には課題が見られます。学校から配布されている家庭学習 の手引きを再度見返したり,どんな家庭学習が必要なのかを親子で話し合ったりするような機 会をつくってみてはいかがでしょうか。 また,中学校においては,平日に1時間以上の家庭学習をしている生徒の割合が,全国との 比較において低いことも心配です。下校後の時間の使い方を見直す必要がありそうです。 (5)授業における言語活動の充実について 小中学校ともに,意欲をもって授業に取り組み,友達と話し合い,考えを深めたり広げたり しながら学習できる児童生徒が多いようです。ただし,自分の考えがうまく伝わるよう,話の 組み立てを工夫しながら発表できている児童生徒は,全国と比べて少ないようです。 学校では,新しい学習指導要領に示された「主体的・対話的で深い学び」の視点をもった授 業づくりが行われ,積極的にペアやグループで話し合い,自分の考えをたくさん発表できる機 会を設けて,子どもたちの表現力の育成に努めていきます。 (6)家庭学習以外の放課後の過ごし方について 本市の特徴としては,「通塾率が低い」「友達とたくさん遊んでいる」「中学生のメディア (テレビ,ゲーム,インターネット等)の利用が多い」の3点が挙げられます。 龍ケ崎市では,例年,全国や県との比較において,メディアの利用時間の長さが課題になっ ています。学校では,より良い放課後の時間の過ごし方について,子どもたちに考えさせたり,

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龍ケ崎市の学力向上施策について ~『龍ケ崎市教育プラン』より~

『「夢」をもち「生きる力」をはぐくむ龍の子』の育成に向けて

①「龍の子人づくり学習カリキュラム」を核とした小中一貫教育を推進していきます ・小中学校間の円滑な接続と,義務教育9年間の系統性を重視した,一貫性のある学習指導が できるよう,市内すべての学校が共同で実践研究を行い,新たな学習カリキュラム(龍の子 人づくり学習カリキュラム)の作成が進められています。 ・平成 32 年度に全面実施となる,龍の子人づくり学習カリキュラムを活用した,龍ケ崎版の 小中一貫教育を通して,児童生徒の生きる力をはぐくんでいきます。 ②少人数指導(個に応じた指導)を充実させていきます ・本市独自の「学習充実指導非常勤講師」を学校に配置し,複数の指導者による少人数指導, 習熟度別指導,ティームティーチング等を積極的に展開します。 ③外国語活動・外国語指導を充実させます ・平成 32 年度からの新学習指導要領全面実施に先行して,龍ケ崎市では平成 30 年度から, 小学校中学年の外国語活動を年間 35 時間,小学校高学年の外国語科を年間 70 時間実施し, コミュニケーション能力の育成等,グローバル化の進展に対応した教育を進めています。 ④サマースクールの充実など,教育課程以外でも龍の子の学びを支えます ・夏休み期間中の学習支援を「龍の子チャレンジサマースクール」とし,学び直しのための補 充学習や個別の学習相談等を実施するなど,多様な学習機会を提供します。 ・市内小学校で,自主性や社会性を育むアフタースクール・サタデースクールを実施します。 ⑤学校図書館を活用し読書が好きな龍の子を育みます ・積極的に本を読む習慣や物事を調べる習慣を付けることで,児童生徒の学力の向上や生涯に わたって学び続ける力の育成に努めます。 ⑥ICT機器を活用した教育を推進します ・電子黒板やタブレット端末の導入とともに,ICT教育支援員を配置し,より分かりやすい 授業づくりを通して,基礎学力の定着を図ります。 ⑦教職員の資質及び指導力の向上を図ります ・市が独自に行う,初任者研修(年間3回),夏期研修講座(年間8回)を始めとする,様々 な研修会の実施や,各種の学校訪問指導の機会を通して,教職員の資質及び指導力の向上を 図ります。

「街づくり 明日の龍の子 はぐくもう」

~子どもの夢や希望の実現に向けた学校づくり~ いい子の日・11月5日・龍ケ崎教育の日 龍ケ崎市学力対策推進委員会が,具体的な学力向上施策を提案していきます 今回の全国学力・学習状況調査の結果を受けて,各学校ごとに 課題の明確化と改善策の立案がおこなわれています。また,市内 各学校の教務主任,研究主任,校長会代表,教育委員会が合同で 「龍ケ崎市学力対策推進委員会」を組織し,次年度に向けた学力 向上の重点施策を検討,提案していきます。

参照

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