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の ア ン モ ニ ア は 他 の グ ル タ ミン 酸

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(1)576. 8. 097. 32:. 616. 831:. 612. 26. 慢 性 脳 局 所 ア ナ フ ィラキ シー 家 兎 脳 髄 の 解 糖 作 用 な らび に 組 織 呼 吸 に 関 す る 研 究 第2編 慢 性 脳 局 所 ア ナ フィラ キ シ ー家 兎 大脳 皮 質 の解 糖 作 用 な らび に 組 織 呼 吸 に 及 ぼ す グ ル タ ミ ン酸 の 影 響 (本 研 究 は 文 部 省 科 学 研 究 費 の 補 助 に よ る) 岡山大学医学部第1(陣 内)外 科教室(指 導:陣 内教授) 副. 手. 於. 保. 義. 〔昭和32年7月3日. 雄. 受稿〕. 化 さ れ,そ. 第1章. 緒 言 な らび に 文 献. 私は 第1編 に お い て,ご. く弱 い 組 織学 的に. なん ら器 質 的変 化 を み とめ な い程 度 の いわ ゆ. の ア ン モ ニ ア は 他 の グ ル タ ミン 酸. と 結 合 し て グ ル タ ミン に な り,し. に よつ て酸 化 され る唯一 の ア ミノ酸 で あ る と の べ て い る.宗. 本4)は. グ リコ コ ー ル,ア. る潜在 性 脳 局所 ア ナ フ ィラ キシー の状 態 を長. ン,ロ. 期にわ た つ て 反復 惹 起 せ しめ て慢 性 脳 局 所 ア. 織 呼 吸 の 増 加 を み と め な い が,グ. ナフ ィラ キシ ー 家 兎(以 下,慢 性 脳 局 ア家 兎. の み は 対 照 の2〜3倍. い と略記する)を作成した.そ してこれにつ て大脳皮質の組織呼吸ならびに解糖作用を測 定 し た.そ. の 結 果,慢. 性 脳局 ア家 兎 大脳 皮質. か も脳 切 片. イ チ ン.ヒ. つ て い る.な. ラニ. ス チ ヂ ン等 で は 脳 切 片 の 組 ル タ ミン 酸. の増 加 を み とめ る とい. お ま たWeil‑Malherbe5)に. よれ. ば,脳. の 全 ア ミ ノ カ ル ボ キ シ ー ル 窒 素 の40〜. 80%は. グ ル タ ミン 酸 とそ の ア ミ ドで あ り,脳. に おい ては 全 般 的に 代 謝 機能 が低 下 の傾 向 に. の グ ル タ ミ ン酸 の 濃 度 は 甚 だ 大 で あ り,ま. あ る こ とを 知 つ た.本. 神 経 組 織 で は グ ル タ ミ ン 酸 の 合 成 が 行 わ れ,. 編 で は癲 癇 脳 に お け る. た. 解糖 作 用 な らび に 組織 呼 吸 に 対 す るグル タ ミ. グ ル タ ミ ン,グ. ン 酸 の 影 響 を 知 る た め,こ. 成 に 重 大 な 役 割 を 演 じ て い る とい わ れ て い る.. こに 慢性 脳 局 ア家. ル タ ミン 酸 は 酸 化 及 び 酪 酸 形. 兎大 脳皮 質 につ いて以 下 の 実 験 を こ こ ろみ. 林6)は 大 脳 皮 質 運 動 領 域 に グ ル タ ミン 酸 ソー. た.. ダ,ア. 近 年,生. 化 学,生. 理 学,臨. 床 方 面 よ り神 経. ス パ ラ ギ ン 酸 ソー ダ を 注 入 す る こ とに. よ り痙 攣 が お こ る と報 告 し て い る.反. 対 に宗. 組 織 の代 謝 機 能 に 関 す る グ ル タ ミン 酸 の 重 要. 本4)は. 性 が 唱 え られ,将. の 成 生 を 抑 制 す る 作 用 を 認 め て お り,こ. 来 癲 癇 発 作 の 機 序 を と く鍵. に な るの で は な か ろ うか とい わ れ て い る.し. グ ル タ ミ ン酸 は 脳 に お け る ア ン モ ニ ア れを. 癲 癇 症 の 治 療 に 応 用 し か な りの 成 績 を あ げ う. か しそ の 作 用 機 構 に つ い て は ま だ 充 分 に 知 ら. る と報 告 し た.ま. れ て い な い.グ. 酸 ソー ダ を 与 え る こ と に よ り小 発 作 が 著 明 に. ル タ ミ ン酸 は 脳 新 陳 代 謝 に 関. たWaelsch7)も. グル タ ミン. 与 す る唯 一 の ア ミノ 酸 で あ り,ま た 脳 髄 に よ. 抑 制 され る と報 告 し て い る.ア. つ て 分 解 さ れ る唯 一 の ア ミ ノ酸 で あ る こ とは. 関 係 が あ る と い わ れ るVitamin. す で に あ き ら か に さ れ て い る1)2). H. Weil. 癲 癇 発 作 を お こす とい う報 告 がChick8)そ. Malherbe3)に. 他 に よ つ て あ き ら か に さ れ て い る.教. よれ ば グル タ ミン酸 は脳 切 片 に. よつ て ア ン モ ニ ア と α ケ トグ ル タ ミ ン酸 に 酸. 上9)は 真 性 癲 癇,脳. ミ ノ酸 代 謝 に B6の. 欠乏が の. 室の井. 局 ア家 兎 大 脳 の 遊 離 ア ミ.

(2) 1756. 於. 保. 義. 雄. ノ窒 素 量 を 測定 した が これ ら大 脳 皮 質 に お い. 38℃. と し60分. て あ き らか に そ の 減 少 をみ とめ て い る.同. 定 し た.ガ. じ. く教 室 の兼 松10),宇 都 宮11)らは 癲 癇 脳 な らび. 間振 盪 しそ の酸 素 消 費 量 を測. ス腔 に は 市販 の 酸 素 ガ ス を 用 い. た.. に脳 局 ア家 兎 脳髄 に つ い て解 糖 作 用,組 織 呼. 解 糖 作 用 測 定 に は 同 じ く ワ ー ル ブ ル グ検 圧. 吸 の面 か ら,グ ル タ ミン酸 の及 ぼ す 影 響 を検. 計 を 用 い,容. 索 した ところ これ ら大 脳 に お い て は,グ ル タ. 室 に,以. ミン酸 は 促 進 的 に作 用す る との べ,か つ 宇都. aerobic. 宮 は これ ら脳 髄 で は グル タ ミン酸 が不 足 し て. anaerobic. 器 は い ず れ も円 錐 状 器 で そ の 主. 下 の べ る 浮 遊 液3.0ccを glycolysisに. 入 れ た.. は 市 販 の 酸 素 ガ ス を,. glycolysisの. 場合 は市 販 の 窒 素 ガ メ. い るた め で あ ろ う と推 論 して い る.中 教 授12). ス に5%の. は 呼 吸,グ ル タ ミン酸,ア. し,恒. ンモ ニ ア,癲 癇 の. 割 合 に 炭 酸 ガ ス を 混 じた も の を 満. 温 槽 の 温 度 は38℃,. 60分 間 振 盪 し た.. 間 に は 密 接 な る関 係 が あ る よ うで,そ の具 体. 次 で そ の 浮 遊 液 に つ い て 藤 田,岩. 的 証 明 は な お 多 くの実 験 を また ね ば な ら な い. り葡 萄 糖 量 を 測 定 し た.. との べ て い る.. 浮 遊 液 に つ い て は 今 回 は,グ. 以 上 の こ とか ら し て も癲 癇 発作 とグル タ ミ ン酸 との 間 に は密 接 な関 係 が あ る こ とが ほ ぼ 推 察 され る.私 は第1編 に お い て のべ た よ う に,リ. ル タ ミン 酸 ソ. ー ダ を 添 加 す る関 係 か ら し て 緩 衝 能 強 き 燐 酸 塩 リン ゲ ル 液 を 用 い た.そ. の処 方は 次 の ご と. くで あ る.. ンゲ ル 液 また は 葡 萄糖 添 加 液 を浮 遊 液. 1.12%. NaCl. として 用 い た 実験 の 結果,慢 性 脳局 ア家 兎大. 0.0125%. KCl. 脳 皮 質 の 組織 呼 吸,解 糖 作 用 と もに全 般 的 に. 0.0132%. CaCl2. (イ). 低 下 の傾 向 に あ る こ とを 知 つ た が,本 編 に お. (ロ). いて は 同 じ く慢性 脳 局 ア家 兎 を 用 い て グ ル タ ミン酸 の 及 ぼ す影 響 を うか が わ ん と して,以 下 の ご と き実 験 を こ ころみ た.. 竹 法13)に よ. 基 礎 塩 液 …80cc. m/15. KH2PO4…. m/15. Na2HPO4…. … … … … …4cc … … … …16cc. す な わ ち グル タ ミン酸 は 水 溶 液 とした 場 合 に 相 当 な る酸 度 を 示 し,こ. れ を 苛 性 ソー ダ に. て 中 和 す る も再 び 解 離 し て 酸 性 側 に 傾 く も の. 第2章 I.実 a)正 2kg前 b)慢. 実 験 方 法 な らび に 材 料. で あ る.し. た が つ て 実 験 中pHの. 変 動 を さけ. る た め に 上 述 の ご と き 緩 衝 能 強 き燐 酸 塩 リ ン. 験動物 常 家 兎:前 編 にお い て用 いた と同 様. ゲ ル 液 を 用 い た の で あ る.. 後 の白 色 成 熟 家 兎 を使 用 した. 性 脳局 ア 家 兎:牛 脳 灰 白質 フ ォス フ. こ の 浮 遊 液 に 葡 萄 糖 は0.2%に,グ ン 酸 ソー ダ は0.02. Molの. 割 合 に そ れ ぞれ 添. ァチ ッ ド加 牛血 清 感作 群(以 下,牛 脳 灰 フ ォ. 加 し た.. 群 と略 記 す る)及 び α 型 連 鎖 状 球 菌 感 作. 器 を 用 い て 測 定 し そ のpHは7.4と. 群(以 下, α連 菌 群 と略記 す る)と. 遊 液 は 使 用 に 際 し て そ の 都 度 新 調 し た.. もに 第1. pHの. ルタ ミ. 決 定 に は 島 津 式 電 気pH測. 定. し た.浮. 編 に のべ た と同 じ方法 で慢 性 脳 局 ア家 兎 を 作 第3章. 成 した.最 終 効果 注 射 後無 操 作 の ま ま4〜6 月間 放 置 して か ら実 験 に使 用 した こ とな ど全. I.正. 採 脳 方 法 な らび に.切片作 成 に あた つ て の注 意 も第1編 に お い て のべ た ご と くで あ る.. ワー ル ブル グ検 圧 計 を 用 いた.恒 温 槽 温 度 は. 2表 に 示 す ご. と く で あ る.. 実 験 装 置 な らび に 実 験条 件 は,組 織 呼 吸 測 に お い て のべ た と同 様,. 績. の 大 脳 皮 質 の 組 織 呼 吸 な らび. に 解 糖 作 用 の 実 験 成 績 は 第1,. II.実 験 方 法. 定 の 場合 で は第1編. 験 成. 常 家兎. 正 常 家 兎8例. く第1編 に お い て のべ た と同様 で あ る.. 実. ‑8. 1)組. 織 呼 吸(第1表). a)浮. 遊 液 が リン ゲル 液 単 独 の場合 は 最高. .0,最. つ た.. 低‑4.0で. そ の 平 均 値 は‑6.0で. あ.

(3) 慢 性 脳局 所 ア ナ フ ィラ キ シ ー家 兎脳髄 の解 糖 作 用 な らび に組 織 呼 吸 に 関 す る研 究 第1表. 組 織呼 吸(正 常 群). sisは. 最 高1.03mg/dl,最. 均0.82mg/dlで b)浮. 低0.69mg/dl,平 あ つ た.. 遊 液 に 葡 萄 糖 及 び グ ル タ ミン 酸 ソ ー. ダ を 同 時 に 添 加 し た 場 合 のaerobic は 最 高0.72mg/dl,最 0.64mg/dlで. あ つ た.. 0.87mg/dlで. anaerobic. 織 呼 吸,. 1)組. 均. ず,牛. 脳 灰 フ ォ 群8例. aerobic, 4表. anaerobic. につ い て の組. glycolysisの. 実 験. に 示 す ご と く で あ る.. 織 呼 吸(QO2). 割 合 に 葡 萄糖 を添 加. し た 際 に は 最 高‑11.8,最 ‑10 .4で あ つ た. c)浮. glycolysis. 低0.76mg/dl,平 あ つ た.. 成 績 は 第3,. 遊 液 に0.2%の. 均. 性 脳 局 ア家 兎. A.ま. b)浮. glycolysis. 低0.60mg/dl,平. は 最 高1.08mg/dl,最. II.慢. 1757. 低‑8.0,平. 第3表. 均. 組 織 呼 吸(牛. 脳 灰 フ ォ 感 作 群). 遊 液 に グ ル タ ミン 酸 を 添 加 し た 際 に. は 最 高‑10.9,最. 低‑8.5,平. 均‑9.9で. あ. つ た. d)浮. 遊 液 に 葡 萄 糖 及 び グ ル タ ミン 酸 ソー. ダ を 同 時 に 添 加 し た 場 合 は 最 高‑15.6,最 ‑12 .3,平 2)解. 均‑14.2で. 低. あ つ た.. 糖 作 用(第2表). 第2表. 解 糖 作 用mg/dl(正. 常 家 兎). a)浮. 遊 遊 が リ ン ゲ ル 液 単 独 の 場 合 のQO2. は 最 高‑5.4,最. 低‑3.9,平. 均‑4.5で. あつ. た. b)こ. の 浮 遊 液 に0.2%の. 添 加 す る と 最 高‑9.1,最 ‑8. .5で. 割合 に葡 萄糖 を 低‑7.0,平. 均. c)グ. あ つ た. ル タ ミン 酸 ソ ー ダ を 添 加 し た 場 合 は. 最 高‑11.2,最. 低‑7.0,平. 均‑9.0で. あ つ. た. d)さ. ら に 葡 萄 糖 お よ び グ ル タ ミ ン 酸 ソー. ダ を 同 時 に 添 加 し た 際 のQO2は 実 験 成 績 の 単 位 は,糖 1mg(乾 a)浮. 燥 重 量)で. 量mg/dl. per. 1st. あ る.. 遊 液 に 葡 萄 糖 単 独 添 加 の 際 のaerobic. glycolysisは. 最 高0.74mg/dl,最. 平 均0.59mg/dlで. あ つ た.. 低0.48mg/dl, anaerobic. glycoly. 最 低‑11.7,平. 均‑13.4で. 最 高‑15.0, あ つ た.. 2)解. 糖 作 用. a)浮. 遊 液 に 葡 萄 糖 単 独 添 加 の 際 のaerobic. glycolysisは. 最 高0.50mg/dl,最. 平 均0.45mg/dlで,. anaerobic. 低0.38mg/dl, glycolysisは.

(4) 1758. 於. 第4表. 解 糖 作 用mg/dl(牛. 保. 脳 灰 フ ォ群). 義. 雄. b)こ. の 浮 遊 液 に 葡 萄 糖 を 添 加 した 場 合 は. 最 高‑10.9,最. 低‑6.8,平. 均‑8.5で. あつ. た. c)浮. 遊 液 に グ ル タ ミン 酸 ソー ダ を 添 加 す. る と最 高‑10.3,最. 低‑7.4,平. 均‑8.6で. あ つ た. d)浮. 遊 液 に葡 萄糖 と岡時 に グル タ ミン酸. ソ ー ダ を 添 加 し た 場 合 のQO2は 最 低‑10.5,平 2)解. 低0.62mg/dl,平. 0.69mg/dlで b)浮. 解 糖 作 用mg/dl(α. 型 連 菌 群). 均. あ つ た. 遊 液 に 葡 萄 糖 と同 時 に グ ル タ ミン 酸. ソ ー ダ を 添 加 し た 際 のaerobic 最 高0.79mg/dl,最 あ つ た.. は 最 高1.01mg/dl,最 0.90mg/dlで. anaerobic. 均 glycolysis. 低0.81mg/dl,平. 均. あ つ た.. α 連 菌 群,. 績 は 第5, 1)組. glycolysisは. 低0.58mg/dl,平. 0.63mg/dlで. B.. 最 高‑15.2,. あ つ た.. 糖 作 用(第6表). 第6表. 最 高0.78mg/dl,最. 均‑13.6で. 6表. 10例. につ い て行 つ た実 験 成. に 示 す ご と くで あ つ た.. 織 呼 吸(第5表). 第5表. 組 織 呼 吸(α. 連 菌 感 作 群). a)浮. 遊 液 に 葡 萄 糖 単 独 添 加 の 際 のaerobic. glycolysisは. 最 高0.70mg/dl,最. そ の 平 均 値 は0.52mg/dlで glycolysisは. 低0.42mg/dl, あ つ た.. mg/dl,平. 低0.50. 均0.70mg/dlで. b)浮. anaerobic. 最 高0.81mg/dl,最 あ つ た.. 遊 液 に 葡 萄 糖 と同 時 に グ ル タ ミン 酸. ソ ー ダ を 添 加 し た 際 の 解 糖 作 用 を み る と, aerobic. glycolysisで. 低0.55mg/dl,平 angerobic. 均0.66mg/dlで. glycolysisは. 低0.74mg/dl,平. 1)組. 遊 液 が リ ン ゲ ル 液 単 独 の 場 合 のQO2. は 最 高‑6.7,最 で あ つ た.. 低‑4.2,そ. の 平 均 値 は‑5.3. あ つ た.. 最 高1.10mg/dl,最. 均0.88mg/dlで. 第4章. a)浮. は 最 高0.80mg/dl,最. あ つ た.. 総 括 な らび に考 按. 織呼 吸 につ い て. 正 常 群,牛. 脳 灰 フ ォ 群,. α連 菌群 に おけ る. 組 織 呼 吸 の 成 績 を 比 較 す る た め に 点 図 を もつ て 示 せ ば 第1,. 2,. 3,. 4図. の ご と く で あ る..

(5) 慢 性 脳 局 所 ア ナ フ ィラ キシ ー家 兎脳髄 の解 糖 作 用 な らび に 組織 呼 吸 に 関 す る研 究 第1図. 第2図. 組 織呼 吸. 組織 呼 吸. リンゲ ル 液単 独. 第3図. グル タ ミン酸 添 加. 葡 萄糖 添 加 第4図. すな わち 浮遊 液 別 に つ い て のべ る と,ま ず 浮 遊液 が リンゲル 液 単 独 の場 合,お 単独 添加 の際 のQO2は,い. 組 織呼 吸. 1759. よび 葡萄 糖. 組織 呼 吸(ブ ドー糖+グ. ル タ ミン酸). な くな る.こ れ ら の成 績 を 一 括 して平 均 値 を もつ て図 で示 せ ば 第5図 の ご と くで あ る.す. ず れ も 正常 群 に. な わ ち リン ゲル 液 単 独,ま た は 葡 萄糖 単 独. 比 して慢性 脳 局 ア 群 は や や低 下 の 傾 向 がみ と. 添加 の際 は,い ず れ も慢 性 脳 局 ア群 で は酸 素. め られ る.こ とに 牛 脳 灰 フ ォ群 に お い て は そ. 消 費 量 の低 下 の傾 向 を示 して い るが,グ ル タ. の傾 向が つ よい.つ い で グ ル タ ミン酸 ソー ダ. ミン酸 ソー ダ添 加,お. の単 独添 加 お よび 葡 萄糖 グ ル タ ミン酸 ソー ダ. ン酸 ソー ダ添 加 の際 に は 正 常 群 との 差 が 比 較. 同時添 加 の際 は正 常 群 との 間 にほ とん ど差 が. 的 少 くな る こ とを知 る こ とが で き る,こ. よび 葡 萄糖 加 グル タ ミ. とに.

(6) 1760. 於. 第5図. 保. 組織呼吸(浮 游液種類別平均値). 義. 雄. る. さ きに,教 室 の 井 上9),畠 山15)ら は 脳局 ア 家 兎 に お い て は正 常 に 比 して 脳髄 の遊 離 ア ミ ノ窒 素 が減 少 して い る こ とを み とめ て い るが, これ ら の事 実 を 考 え あわ せ る と甚 だ興 味 が あ る.す な わ ち 脳髄 に おけ る遊 離 ア ミノ窒 素 の 大 部 分 は グル タ ミン酸 で あ り,し たが つ て こ れ の減 少 は グル タ ミン酸 の減 少 乃 至不 足 を意 味 す る もの と考 え られ るの で あ る.前 述 の ご と く慢 性 脳局 ア家 兎 脳 で は グル タ ミン酸 が不 足 を きた し,し た がつ て組 織呼 吸 は低 下 す る もの と思 わ れ る.こ の 場合 不 足 分 の グル タ ミ ン酸 を 補 足 して や る こ とに よ り,そ の組 織 細 胞 の機 能 は正 常 群 との 間に差 を 示 さな くな る と考 え られ る.し か しなが ら藤 村16),坂 井17), 新 山18)らが み とめ てい る よ うに,慢 性脳 局 ア. 葡 萄糖 加 グル タ ミン酸 ソー ダ添 加 の 場合 に は. 家 兎 の 脳髄 で は神 経 細 胞 が す で にか な り退 行. そ の傾 向 が つ よ く,正 常 の 場合 に か な り近 ず. 変 性 に 陥 つ て い るので あ るか ら,た とえ不 足. く.. 分 の グル タ ミン酸 を補 足 して や つ て も,も は. グ ル タ ミン酸 は,脳 髄 の 新陳 代謝 に関 与 す. や正 常 家 兎 脳 と岡程 度 まで 機 能 を回 復 す るこ. る唯 一 の ア ミノ酸 で あ る こ とは前 述 の通 りで. とは 考 え られ ず,私 の実 験 結果 にお い て もや. あ り,宗 本4)に よれ ば グル タ ミン酸 は脳 切 片. は りそ の よ うに な つ てお り,慢 性 脳 局 ア家 兎. に よ りア ン モ ニ ア とケ ト酸 を 生 成す るこ とな. に お い て は グル タ ミン酸 の 添加 に よ り組織 呼. く酸 化 され る唯 一 のア ミノ酸 で あ る とい い,. 吸,解 糖 作 用 と もに,そ の亢 進 率 は 正常 群 に. しか も脳 に お け る ア ン モニ ア の 生成 を著 し く. 比 し て高 率 を 示 す けれ ど も,正 常 の機 能 を上. 抑 制 す る とい う.ま た 葡 萄 糖 も 脳 髄 の 酸 化. 廻 る よ うな こ とは な い.す なわ ち 正常 家 兎 よ. (呼 吸)作 用 を 促 進 して ア ン モ ニア の 生 成 を. り も常 に 機 能 が 低 下 して い る ので あ る.教 室. 抑 制 す る作 用 が あ るが,グ ル タ ミン酸 は そ れ. の兼 松10)は急 性 の潜 在性 脳 局 ア家 兎脳 に つ い. よ りもな お 一 層 そ の作 用 が 強 い との べ て い る.. て 同様 の実 験 を 行 い,浮 遊 液が 葡 萄糖 のみ 添. 久 保14)もまた グル タ ミン酸 は酵 素 的 に 作 用 し. 加 の 際 に は,脳 局 ア家 兎 は 正常 よ り亢 進 し,. て,同. グル タ ミン酸 ソー ダを 同 時 に添 加 す る時に は. じ く組 織呼 吸 を亢 進 せ し め る との べ て. い る.こ れ らの理 由か ら グル タ ミン酸 は,組. そ の 差 は ほ とん どな くな る とのべ て い る.し. 織 呼 吸 を亢 進 せ しめ る こ とは 当然 考 え られ る. か し私 の 行 つ た本 実 験 で は この よ うに 葡萄糖. こ とで あ り,私 の 実験 成績 にお い て も明 らか. の み の 添加 に よ る組織 呼 吸 の亢 進は み られ な. に そ の傾 向 が み とめ られ た.す なわ ち浮 遊 液. か つ た,こ れ は 急性 の脳 局 ア 家 兎 と慢 性脳 局. が リン ゲル 液 単 独 の 場 合 に比 して,い ず れ も. ア家 兎 の差 異 が しか らし めた もので あろ うと. 約2倍. 考 え られ る.. にな つ て い る.し か もグ ル タ ミン酸 が. 大 脳 皮 質 の組 織 呼 吸 に お よぼ す 影 響 は正 常 家 兎 よ りも脳 局 ア家 兎 群 に お い て よ り強 い傾 向. 2)解. 糖作 用. 解 糖 作 用 に つ い て は,別 表 に 示 す ご とく正. が み とめ られ る.こ の こ とは 脳 局 ア 家 兎脳 髄. 常 家 兎10例,慢. で は,正 常 家 兎 よ り もグル タ ミン酸 が減 少 乃. つ い て お こなつ た が そ の 実験 成績 を 第6図 に 一 括 して 示 した .こ れ を浮 遊 液 の種 類別 にみ. 至 不 足 を きた して い るた めで あ る と考 え られ. 性 脳 局 ア家 兎 お のお の8例 に.

(7) 慢 性脳 局 所 ア ナ フ ィラ キ シー 家 兎脳 髄 の解 糖 作 用 な らび に組 織 呼 吸 に 関 す る研究 第6図. 解. 糖. 作. 1761. 用. るとグル タ ミン酸 ソー ダ を添 加 した 場合 と然. め,か つ この減 少 は痙 攣 の頻 度 に比 例 し,癲. らざ る場合 とを比 較 す れ ば,い ず れ もグル タ. 癇 患 者 で は 発 作 の 多 い,経 過 の 長 い 陳 旧 性 の. ミン酸 ソー ダ を添 加 した 際 に解 糖作 用 が亢 進. ものほ ど グル タ ミン酸 は 減 少 す る との べ て い. して い る こ とを知 る.す なわ ち組 織呼 吸 の際. る.. にの べた ご と くこの 成績 か ら して も グル タ ミ. なお 吉 田21)は癲 癇患 者 につ いて,陳 旧 性 で. ン酸 の効 果 が 明 らか に あ らわ れ て い る こ とを. 経 過 の長 い もの ほ ど組織 呼 吸,糖 消 費 量,脳. 知 る こ とが で き る.. 流 血 が 減 少 す る とのべ て い る.前 に もの べ た. 教 室 の宇 都 宮11)は, in vivoと. もい うべ き. よ うに慢 性 脳 局 ア家 兎脳 の組 織 学 的 所 見 は 教. 井上 の断 頭 家 兎保 生 脳髄 灌流 実験 に よ り,脳. 室 の坂 井17),藤 井16)ら の い うご と く陳 旧 性. 局 ア家兎 に つ い て グル タ ミン酸 の解 糖 作 用 に. 癲 癇脳 とか な り類 似 の 所 見 を 呈 し,こ. 及 ぼす影 響 を 検 索 した ところ,教 室 の清 水19). glioseが 著 明 で あ り,し か も教 室 の新 山18)の. もみ とめ てい る ご と く,灌 流 液 に 葡萄 糖 の み. 研 究 が 示 す ご と く, Nissl灰 白の構 密 度 もか. 添加 した際 に は 著 し く糖 消 費 が抑 制 され て い. か る慢 性 の もので は明 か に 密 に な つ て い るの. る ことを報 告 して い る.し か し この場 合 葡 萄. で あ る.な お神 経 細 胞 の 変 化 も彼 等 の い う よ. とに. 糖 と同時 に グル タ ミン酸 ソー ダ を 添加 す る こ. うに 前 述 の ご とき種 々 の退 行 性 変 化 を お こ し. とに よ り糖 消 費 は 正常 群 との 間 に ほ とん ど差. て い るな らば脳 皮質 の機 能 低 下 乃 至 物 質 代 謝. を示 さな くな る とのべ て い る.し か も これ は. の低 下 は 当 然 の こ との よ うに 思 わ れ る.. 脳局 ア家 兎 脳髄 に お い て は,グ ル タ ミン酸 が 減 少 して い るた め で あ ろ う と推 論 して い る. 組 織 乃至 細 胞 の僅 少 の差 異 が 物 質 代 謝 面 に. しか し て遊 離 ア ミノ窒 素 の著 明 な減 少 を お こし て い る陳 旧 性 癲 癇 脳9)20)乃 至 脳 局 ア家 兎9)15)の大 脳 皮 質 に,グ ル タ ミン酸 を添 加 す. 大 きな変 化 を 与 え る こ と は 常 識 で あ り,和. る こ とに よ り解 糖 作 用,組 織呼 吸 は と もに 或. 田20)は重積 痙 攣 動 物 脳 で は グ ル タ ミン酸 を 中. 程 度 まで は 正常 と同様 に,或 は これ に 近 い値. 心 とす る遊 離 ア ミ ノ窒 素 の 著 明 な減 少 をみ と. に な る傾 向 を 示 す こ とは 当然 考 え られ る と こ.

(8) 1762. 於. 保. ろで あ る. 以 上 のべ た ご と くい ろ い ろの 事 実 或 は推 論. 義. 雄. 用 せ しめ る とそ の差 は 少 くな る. 2)解 糖 作 用 につ い て も,組 織 呼 吸 の場合. か ら して脳 髄 にお け る グル タ ミン酸 の減 少 は. と間様 に 慢 性 脳局 ア家 兎 群 の 解糖 作 用 はや や. 解 糖 作 用,組 織呼 吸 の面 に著 し く変 化 を与 え. 低 下 の傾 向 に あ るが,グ ル タ ミン酸 を添加 す. る こ とは もは や 疑 い な き もの と考 え られ る.. る と正 常 群 との 間 の差 が 少 くな る.こ れ は好. 私 の 行 つ た実 験 結 果 に お い て も,グ ル タ ミン. 気 性,嫌 気 性 ともに 同様 で あ る.. 酸 は慢 性 脳 局 ア家 兎大 脳 の 機能 に促 進 的 に影 響 す る もの と考 え られ る.. 3)以. 上 の こ とか ら慢 性 脳 局 ア 家兎 大 脳 皮. 質 に お い ては 正常 群 に比 して 機 能 が低 下 して い る と考 え られ,グ ル タ ミン酸 に よつ て あ る. 第5章 1)慢. 結. 論. 程 度 まで 改善 す る こ とがで き る.. 性 脳 局 ア家 兎 群 で は 正常 群 に比 して. 組 織 呼 吸 の 低 下 を み るが,グ ル タ ミン酸 を作. 文 1) Krebs, 2). 3). Price.. H A.:. Biochem.. Waelsch. &. 学,. 36,. H.. Weil‑Malherbe:. 394,. J.,. 29, 1951,. Putnam:市. 1949よ. 川 收:日. J.,. 30,. 献. 1935.. 10). 兼 松:岡. 新 医. 11). 宇 都 宮:岡. り 引 用. Biochem.. 擱筆す るにあたり,終 始御懇篤なる御指導 と御校 閲を賜わつた恩師陣内教授に深甚なる謝意を捧げる.. 665,. 12). 中:精. 13). 藤 田,岩. 宗 本:台. 5) H.. 湾 医 学 会 雑 誌,. Weil-Malherbe:. 30, 549, 6). 林:生. 7) H.. 65,. 山 医 学 会 雑 誌,. 神 々 経 学 雑 誌, 竹,藤. 田:検. 1271,昭28.. 65,. 49,. 1345,昭28.. 87,昭21.. 圧 法 と 其 の 応 用,. 24.. 1936. 4). 山 医 学 会 雑 誌,. Waelsch,. J. A. M. A., Chick:島. 9). 井 土:岡. 497,昭17.. Physiological. Reviews,. 1950.. 理 学 講 座,. 8). 41,. 10,. II,. 12,. J. C., Price 122. 1153,. 園:ビ. & T. J.. Putnam:. 1943.. タ ミ ン,. 山 医 学 会 雑 誌,. 36,昭26.. 1,. 64,. 237,昭23.. 1637,昭27.. 14). 久 保:日. 新 医 学,. 36,. 130,昭24.. 15). 畠 山:第53回. 16). 藤 村:岡. 山 医 学 会 雑 誌,. 67,. 615,昭30.. 17). 坂 井:岡. 山 医 学 会 雑 誌,. 67,. 403,昭30.. 18). 新 山:岡. 山 医 学 会 雑 誌,. 67,. 260,昭30.. 19). 清 水:岡. 山 医 学 会 雑 誌,. 65,. 1169,昭28.. 20). 和 田:精. 神 々経 学 会 雑 誌,. 21). 吉 郎:脳. と 神 経,. 日 本 精 神 々 経 学 々 会 発 表.. 53,. 7, 83,昭30.. 318,昭26.. 95,昭.

(9) 慢 性 脳局 所 ア ナ フ ィラ キ シー 家 兎脳 髄 の解糖 作 用 な らび に 組織 呼 吸 に関 す る研 究. Experimental the. studies. brain. on. the. of chronic. glycolysis. cerebral. local. Part The. influence. acid. respiration cerebral. in. local. tissue. respiration. anaphylactic. in. rabbits. II.. of glutamic. tissue. and. 1763. upon. the. the. cortex. glycolysis. and. of chronic. anaphylactic. rabbits. By Yoshio Dept.. of Surgery, (Director:. The local. glycolysis. and. anaphylactic. glutamic so, that. acid, when they showed. it is considered stances. are. that. decresed. But supply. in the. Okayama Prof.. respiration. showed. added to the no significant brain. rather. in. University Dr. the. lower. specimen difference. D.. Medical. School. Jinnai). specimen value. of the. than. those. brain. of. accelerated the glycolysis and from those in normal group.. of chronic. cerebral. local. chronic. in normal. anaphylactic. cerebral. group. tissue From. rabbits. But. the. respiration these facts, gltamic. sub. or short.. of glutamic. if the defect. of glutamic. ration. anaphylactic. of the. tissue. rabbits. Obo. acid acid. could. not. make. is supplemented,. rabbits. never. excee. better however,. the. normal. the. mean. the. value. glycolysis. limit.. than and. normal. the. tissue. Even respi.

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参照