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70 青山学院大学図書館報

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青山学院大学図書館報 

No. 70

http://www.agulin.aoyama.ac.jp/ July 1, 2005

だいじなもの……… 稲積 宏誠 … 2 特集「卒論・レポート必勝法 Part2」…… 4 〜 12 展示資料紹介

ボルソ・デステの聖書(ファクリミリ版)…… 13 論文・レポート作成のための

情報検索入門! ……… 14 図書館広報板 ……… 16

卒業論文のタイプ別分類

「よい論文」と「悪い論文」…………北本 正章 … 4 レポート作成における図書館の利用法

―「化学基礎実験」におけるレポート作成の例 ―

……… 中田 恭子 … 7 研究分野の成り立ちを上手く把握しよう… 牛島 辰男 … 8 卒業論文集と卒業アルバム……… 関  武志 …10 図書館こそ我がパートナー……… 野崎 勝弘 …12

特集「卒論・レポート必勝法 Part2」

目 次

ボルソ・デステの聖書

(ファクリミリ版)

(2)

私は、読書家ではありません。

もちろん、幼年時代には、童話や偉人と 言われる人の伝記を読みふけったりもしま した。従姉妹の大学生のお姉さんから紹介 された「星の王子様」を読んだ記憶もあり ます。少年時代、下村湖人の「次郎物語」

を読破したときには、テレビドラマには出 てこないさまざまな内容に感動したことも 覚えています。これも大作でしたが、パー ルバックの「大地」も感動の大きな 1 冊で した。それ以後妙に中国の近・現代史に関 心をもち、中学時代にはよく関連した本を 読んだりもしました。学生時代には、非常 に一般的ではありますが、司馬遼太郎の作 品をよく読みました。「峠」を読んだときに は妙に悲しく、河井継之介や戊辰戦争に思 い を は せ た も の で す 。 ま た 、 城 山 三 郎 の

「落日燃ゆ」で広田弘毅のことを知ったとき も、人としての生き方について考えさせら れたことを記憶しています。

しかし、その後本当の意味で日常的に本と 向き合うような生活にはなりませんでした。

私は、「本」を考えるときに、あまりにも 早く逝ってしまった二人のことを思い出し ます。躊躇する思いもありますが、少し紹 介させてください。

ひとりは、高校時代の同級生で 20 年の人 生を終えてしまった北大農学部のラガーマ ンです。たまたま高校時代、最後に同じク

ラスであったこと、共通の友人がいたこと、

通学経路が近かったこと、そして妙に気が 合ったことから、よく話をするようになり ました。大学教授の息子ということを言わ れるのがとてもいやそうでした。あまり品 行方正というわけではなかったのですが、

彼のことを悪く言う奴に出会ったことがあ りません。言いようのない優しい男でした。

じつは、彼が大学に通い始めた頃は、私 は自宅に引き篭もっていましたので、とて も気にかけてくれました。友人連中からは

「仙人みたいだよ」などとよく言われたもの で、彼が帰省したときに一緒に飲んだり、

一緒に京都を歩いたりしたことを思い出し ます。たまたま、多くの仲間が集まること になったとき、私はどうも気が乗らず参加 しませんでした。

「そういわずに来いよ」と言ってくれた 彼は、その集まりの帰りに電車事故で亡く なりました。深夜、電車を乗り過ごしてし まい、もう終電かと勘違いをして、乗り過 ごした駅から線路内を歩いて戻ろうとして いたようです。しかし、まだ電車は走って いました。自殺ではないかとの調査が入っ たほど、事の詳細はわかりませんでした。

グループの中で唯一通学経路が近かったの で、それまで帰りはいつも二人でした。も し自分と一緒ならこんなことにはなってい なかったはずです。本当に取り返しのつか 理工学部長  

稲 積 宏 誠

INAZUMI Hiroshige

だ い じ な も の 

(3)

ないことが世の中にはあるのだということ を、知りました。

彼を思い出すとき、その姿はあのときの ままです。彼はいつもけっして優等生っぽ くない制服のポケットに文庫本をしのばせ ていました。また、ボロボロのジーンズの ポケットにもいつも文庫本を入れていまし た。彼の人柄、優しさは、どこからも優等 生とは見えない格好で、ポケットに文庫本、

そんなところにあったのかもしれません。

その姿はとてもカッコいいものでした。

もう一人は、以前勤めていた大学で一緒 だった、地元和歌山の海を愛し、デューイ を愛した教育学者です。50 歳の若さで数年 前に逝ってしまいました。癌でした。同じ 大学で6年弱、私がその大学を辞めてから 8年ほどの付き合いでした。

世の中には、少なからずこれが教育機関か と思わせるようなところが存在しています。

私は、この青山学院も改善すべきことが少な からずあると思っていますが、少なくとも教 育機関として民主的な方法で変えていけるだ けの素地はあると感じています。世の中には、

それすら危ういところがあるのです。このよ うな場合には、自ら所属する組織(学校)の やりかたは根本的に間違っていると知りなが ら、そこにいる学生に対しては、自らに誇り を持ちながら学ばせるべきである、という矛 盾に直面することになります。そこに働く人 はというと、その組織を肯定した上で処世術 を考える人と、その組織を抜本的に変革する べきだと考える人に大きく分かれるでしょ う。そのような状況に直面して、後者を選択 した私たちは、さまざまな取り組みの結果、

最終的にその不当性を公的に争うことになっ てしまいました。ある時期、私たち二人がそ

の最も中心的な役割を担うことになったとき に、デューイの教育に関する考え方を学んだ のです。

私たち自身、心情的に賛同は得られても 学内での立場は弱いものでした。しかし、

彼は、攻撃の的になっていても、笑顔で真 理を説く兄のような存在であり、その頃の 私の心の支えでした。私が主としてニュー ス記事や学内・外への解説記事を書いていた ときです。「理科系の人でも文章書けるんだ ね」と笑っていました。何度か添削された ときに、それまで知らなかった「真摯」と いう言葉を教えてもらったことが特に印象 的です。ときとして、焦りや憤りを示す私 には、「淡々と進めていけば、最後には通じ るのだから」と諭してくれました。1991 年 に訴えを起こした問題は、2002 年に私たち の主張が公の立場で全面的に認められる結 果になりました。その最終判決を聞く前に 彼は逝ってしまったのです。今現在、そこ に中心的に関わった別の2名が訴えを起こ したことによって懲戒解雇されています。

私はというと、ときとして闘いながら、今 も淡々と応援を続けています。

何のつながりもない二人の友人。共に私 にはない読書家という側面を持っていただ けではなく、穏やかな笑顔と、批判はして も他人の悪口や陰口を言っているのを聞い たことがないという共通点がありました。

なぜそうなれるのだろうか、読書家でない 私は今でも二人からさまざまな本を読ませ てもらっているように思えます。ジーンズ のポケットに文庫本、絶対に通じるわけの ない相手にも教育論を説く笑顔、私は未だ に追いつくことはできません。

(理工学部教授)

(4)

学生諸君の論文、大人の論文、専門家の 論文など、およそ「論文」なるものを毎日読 んでおりますと、「論文」にはいくつかのタ イプがあることに気がつきます。ここでは、

どのような論文、卒論がよいのか、わるい のか、タイプ別に分類して考えてみましょ う。(なお、以下に述べる、論文のタイプ別 分類は、私のまわりの誰かを想定して書い ているわけではないことをはじめにお断り しておきます。)

まず最初に、最もよく目につく(といって も数が多いわけではない)のが「学習記録タ イプ」の論文、卒論です。これは、個人的な

「学習」の記録を、少し整理して、備忘録風、

学習記録ノート風にまとめたもので、まだ

「論文」の入り口に立っている状態です。記 録されている情報やデータ、概念の根拠や 書誌学的な背景はまだ軽視されていて、全 くの私的なメモの段階です。このタイプの 論文は、少なくとも何かを記録しているわ けなので、この記録の整理の仕方を多少工 夫して、出典をたどってより正確な第一次 情報に接近するとか、研究史上の位置づけ が論述されてくるようになれば、「先行研究 の検討作業の記録」として、本格的な論文を 書く際の利用価値は高まる可能性を秘めて います。しかし多くの場合、学術論文とし ての価値はほとんどありません。

次に分類できるのは「レポート・調査報告 タイプ」の論文です。これは、何らかの特定 事実や問題についての単なる「報告書」「レポ ート」のようなものです。このタイプの論文 の特徴は、何かのきわめて個別的、断片的、

一時的、部分的、地域的な事実を、アンケ ート調査、サンプリング調査などによって 小さく切り取って、それがあたかも普遍的 で、構造的、通底的な意味があるかのよう に論述してまとめものです。これを論文に 発展させるには、まず扱っている現象と問 題を全体的に位置づけすると同時に、個別 的な事例を扱う方法論上の工夫が必要です。

特に根拠となるデータや事実に関しては徹 底的な先行データの分析が必要です。この レベルでは、多くの場合、データの価値論 的な分析や論理的な意味解釈の点で、理論 武装しないままデータに依存することが多 いので、資料や事実やデータに依存しすぎ、

これらに振り回されてしまうという傾向を 示します。いわゆる「データ・オタク」です。

また他方では、客観性を重視する余り、そ れほど客観的でもないはずのデータや統計 的な数値に振り回され、事実とデータの森 の中で迷い子になってしまうことが多いの が特徴です。学問的な限定条件を明確にし て、データや事実をある観点(分析する上で 有効性が高い視点)から分析することによっ

卒業論文のタイプ別分類

—「よい論文」と「悪い論文」

北 本 正 章

KITAMOTO Masa’aki

(5)

て、これらの傾向に流れてしまうことを防 げるでしょう。

3 番目は「願望・期待表現タイプ」の論文 です。これは、自分の個人的な経験や主観 に基づいて、ある事柄や問題について、そ れが「どうあるべきであるか」「どうあるのが 望ましいのか」を、「願望と期待感」を織り交 ぜて思いのたけを「力説」するタイプの論文 です。主観的で観念的な価値観やイデオロ ギー、さまざまなドグマを振り舞わすこと と紙一重です。多くの場合このタイプの論 文は、書き手の非常に几帳面で真面目な性 格、あるいは自意識過剰な誠実な性格が災 いして、主観を客観にするデリカシーに欠 けていることが多く、力説が空回りしたま ま、説得性に欠ける価値観の押しつけにな りやすいタイプの論文です。このタイプを 卒業するには、少なくとも扱っている問題 や状況、事柄についてこれまでどのような 議論がなされてきているのか、その議論の 根拠となっている学説や理論体系など、学 説史の学習をした上で、特定の立場や願望 がどの範囲まで普遍性を持つかを冷静に分 析できるようになることが必要です。

4 番目は「問題・課題の背負い込みタイプ」

の論文です。これは、たとえば、日本の政 治課題や教育問題のすべて、あるいは世界 平和の問題や環境問題のように人類全体に 通底する大問題を、学問的な問題設定とい う手続きを踏まないままに、個人で背負い

(抱え)込んでしまって、重くなり過ぎたテ ーマを、さも一流の評論家になったかのよ うな消化不良な「文体」――といってもその

ほとんどはコピーか部分的な模倣であるこ とが多いのですが――で文章を書き、ある いは理解しているつもりの「錯覚」に陥った まま、「願望」を込めながら、時には嘆きの 言葉をちりばめて、義憤を述べ、社会全体 を告発し、「悪者」を探し出そうとしたりも します。また、まるで神様が高い位置から 歴史の推移を俯瞰

ふ か ん

的に見通しているかのよ うな、自信に満ちた論説を、代表的な思想 家や哲学者の言説をちりばめながら披瀝

ひ れ き

す るタイプの論文です。ジコチュウの正義派 亜種として増殖します。トーダイなどの受 験的知性が集まる大学の一部などでよく見 かけますが、「お受験知性」をほんとうの知 性と錯覚してしまっている「お利口さんタイ プ」「似非エリート根性」の持ち主がよく書く 論文です。これは、せっかくの正義感を、

もっと説得力を持って、静かに、読み手の 気持ちになって、品性よく訴える言葉の技 法を身につけ、noblesse oblige の精神でも って、問題や課題を多くのひとびとと共有 する場合に必然的に求められる人間的品性 と謙虚な態度を身につけることが求められ る段階です。そして、問題を「絞り込み」、

どこまで論証するか「射程や範囲の限定」を 冷静に行うことができるようになれば、学 習能力の高さと理解力の鋭さ、問題の構造 的なつかみ取りの素早さなど、多くの時間 と修練によって鍛えられ、磨き上げられて きた学力が、社会性と客観性をにじませて 生かされると思います。

5 番目のタイプは「先行研究依存タイプ」

の論文です。これは、自分で独自に工夫し 特 集

文 学 部

(6)

て問題意識を深めて仮説を立てるのではな く、先行研究を圧倒的な勤勉さで学習し、

高名な研究者の名前を次から次へとむやみ やたらと羅列風に登場させ、ある種の権威 付けを持って、あたかも自分がそれらの研 究者の系譜に連なる者であるかのように「錯 覚」している人がよく書く論文です。このタ イプも「お利口さん」「ガリ勉」「勤勉エリート」

によく見られます。先行研究や学説史を非 常に緻密に調べ、理論枠や根拠となる情報 やデータを渉猟しているので、さまざまな 考え方や情報を手に入れていますが、4 番目 のタイプに比べるとクールで冷ややかな、

ときにはニヒルで乾燥した文体になりがち です。先行研究を「学問的に疑う」ことを知 らず、価値観の感情的基盤を過度に禁欲し すぎ、目の前の問題に対する人間的感性が 貧弱なのです。このタイプの論文に必要な のは、問題意識を仮説として掲げる人間的 感性としなやかな思想形成だと思います。3 番目、4 番目と 5 番目とはそれぞれ裏表の関 係です。

最後のタイプは、「バランス調整タイプ」

の論文です。このタイプの論文に共通して いるのは、およそ学術論文であれば、ほと んどどの分野の論文にも共通している 4 つの 骨格を持っていることです。その 4 つの骨格 というのは、(1)仮説の明瞭性(問題の所在 の明晰性)があること――つまり論文として の「ねらい」がはっきりと示され、しかもそ れが学問的な俯瞰図の中で問題の解明にと って的を射ていること、(2)文献的に先行研 究の渉猟がなされていること――つまり学

問的な「地図」を手に入れていること、(3)論 理構成力(説得力の大きな論証性)があるこ と――つまり読み手をわくわくさせるよう な意味の通った文体、論理の筋が通った文 体で、文章全体になめらかな流れがあるこ と、そして、(4)定説に対して見直しを迫る ことができていたり、定説を補足すること ができたり、仮説の証明を通じて新たな問 題の発見がなされていること――あるいは 新たな発見や新たな意味づけ、新たな価値 の創造を予見させる結論になっていること

――です。およそ、よい論文というのは、

このように、「仮説」と「先行研究の渉猟」「論 証力」「新たな意味と価値の発見」という 4 つ の柱をバランスよく持っていて、専門外の 読者にもわかりやすいことです。このよう にすれば学問行為にありがちな「オタク化」

するワナから逃れられるでしょう。

皆さんが大学時代に目指すべきは、この ような知的総合力が問われる卒業論文の作 成に向けて、日々さまざまなタイプの学習 を進め、ここで紹介したタイプの長所と短 所をよく理解した上で、バランスのとれた、

説得力のある論文を作成できる知性を磨く ことです。その意味で卒論を書き上げると いうことは、青年期の自己実現の証

あかし

である と同時に、自己探求と「ほんとうの知への旅 立ち」を意味し、「生きること」と「学び続け ること」とのあいだに切り結ぶべき誠実な緊 張感を日常化させる最初の大切な経験であ ると思います。

(文学部教授 教育学・子ども学)

特 集

文 学 部

(7)

1.目的

この実験では、理工学部 1 年生の必修であ る化学基礎実験の予習レポート作成を作成 する際に、大学図書館をいかに活用できる かを明らかにすることを目的とする。

2.原理

実験には、明らかにしたいことや調べた いことなど、明確な目的がある。しかし、

実験結果のみから予備知識なしに目標に達 することは困難である。実験前には必ず、

実験の背後にある原理や法則を理解してお く必要がある。その際に活用すべきものが、

大学の図書館である。

3.実験方法(「化学基礎実験」特有の事情に 即し、あえて現在形で書く。)

1.テキストから実験目的を把握する。

2.原理に関する項を熟読する。その際、

キーワードを探してメモする。意味の わからない語句も列挙する。

3.実験操作の説明を読む。わからない語 句があればメモする。

4.課題の項を読む。原理の項と照らし合 わせながら読むと良い。

5.図書館のウェブ(2)から OPAC を開く。

6.テキスト記載の参考文献の他、実験題 目や 2 で挙げたキーワードを使って図 書の検索を行う。

7.実際に図書館へ行って検索された図書 を読み、レポートを作成する。

4.実験結果

*テキストから、原理の骨子はほぼ理解で きた。しかし、意味のわからない語句も いくつかあった。

*実験操作の説明にも、知らない専門用語 がいくつか含まれていた。

*実験題目やキーワードから OPAC を検索

した結果、参考になりそうな本が見つか った。しかし、「状態方程式」のような専 門用語から参考書を見つけることはでき なかった。

*検索語の意味を大幅に広げて「化学」「実 験」の 2 つを用いたところ、多くの本が検 索できた。中でも実験化学講座シリーズ の基礎編は参考になった。

*専門用語の意味を調べる際は、理化学辞 典や化学大辞典などの辞典類も役立った。

5.考察

*原理に関するテキストの記述は、必ずし も完全ではない。実験の原理を十分に理 解するためには参考書にあたって勉強す る必要があることがわかった。

*語句の意味を調べる際に役立つ辞典類の ように、テキスト記載の参考書以外にも、

レポート作成に役立つさまざまな本が図 書館にあることがわかった。

*図書の検索には OPAC が有効であること がわかった。ただし、検索語の選択には 多少の試行錯誤と経験が必要である。

*以上より、レポート作成には図書館の有 効利用が必須と言える。

6.課題

問: OPAC の検索で適当な本が探し出せな い場合は?

答:レファレンス・カウンターでの相談も 有効であると考えられる。

7.参考文献

(1)『理科系の作文技術』木下是雄著 中央公論社(中公新書)

(2)http://www.agulin.aoyama.ac.jp/

レポート作成時には、図書館を大いに活用 して下さい。健闘を期待します。

(理工学部専任講師)

特 集

理 工 学 部

レポート作成における図書館の利用法

―「化学基礎実験」におけるレポート作成の例―

中 田 恭 子

NAKADA Kyoko

(8)

研究分野の成り立ちを上手く把握しよう

牛 島 辰 男

USHIJIMA Tatsuo

卒業論文の作成には、授業の課題レポー トを書くのとは異なる難しさと面白さがあ ります。授業のレポートでは、普通書くべ きテーマが先生から与えられています。良 いレポートとは、先生の発する問いに上手 く答えているレポートです。卒論も問いに 対する答えが大事という点では、通常のレ ポートと相違ありません。違いは、答える べき問いを定めるのも皆さん自身であり、

先生や他の誰かではないということです。

論文のテーマ(問い)が上手く定められない と、論旨が曖昧で読み応えのない論文とな ってしまいます。なるべく早くに、テーマ を明確にしていくことが大事です。

では、どのようにしてテーマを決めるべ きでしょうか? 1 つの方法は、先生とよく相 談することです。もちろん、これは大切(非 常に大切)ですが、あまりに他力本願な決め 方はお勧めできません。テーマの設定は卒 論固有の難しさですが、同時に楽しさでも あります。卒論を書くという機会は、一生 に一度しかありません。自分で納得のいく テーマをしっかりと決めて、最大限に楽し んだ方が良いと思いませんか?

その上でのポイントは、自分が論文を書 こうとしている研究分野の成り立ちをよく 理解することです。研究分野というのは、

数多くの研究がネットワークのように結び ついて構成されています。学術研究という のは、様々な参加者(研究者)による対話で す。皆さんがゼミで読んだある論文は、過

去になされた別の研究(1 つとは限りません)

に呼応した著者の発言です。この発言に呼 応して、また別の発言(研究)が喚起される という具合に、研究は進展していきます。

こうした研究と研究を結ぶ対話の糸を丹念 に手繰っていくと、自分が本当に取り上げ たいテーマが徐々に明確になっていきます。

例えば、ある論文では A という発言に対 して否定的な見方が示されていたとします。

しかしながら、皆さんが糸を手繰って、A と いう発言が最初に示された研究を自分で読 んでみれば、違った印象を持つかもしれま せん。何故でしょう?他の研究者はどう考 えているのでしょう?ここで A という発言 から派生した別の糸を辿ってみると、先の 論文とは対照的に、A に対して肯定的な評価 がされている論文に出会うかもしれません。

そうすると、評価の違いはどこから来るの かという疑問が生じます。この疑問に答え るべく、さらに糸を手繰っていけば、皆さ ん自身の問題意識が次第に明確になってき ます。ただ漠然と A を取り上げるのではな く、何故 A なのか(A でないのか)、A である ための条件は何なのかといった具合に、よ り突っ込んだ検討が可能になってきます。

このような形で問題意識を固めていくた めには、本や論文の読み方、選び方にも工 夫が必要です。問題意識がまだ漠然とした 段階では、良いサーベイ論文を読むことが 助けになります。サーベイ論文とは、ある 研究分野でなされた様々な研究を概観した

(9)

論文で、対話の議事録のようなものです。

今までの対話の構造がコンパクトにまとめ られており、これからの研究の方向性など も議論されています。論文末尾の参考文献 リストは、自分でさらに糸を手繰っていく ときの助けとなります。

サーベイ論文が見つからない、あるいは 存在しない時には、自分自身で糸を手繰る ほかありません。この場合は、読み方の工 夫が重要です。ある論文を読んだら、そこ に引用されている研究の中で特に興味深い と思われるものをいくつか選んで、次に読 んでみましょう。相互に関連した研究を複 数読めば、それらで共通して言及されてい る研究があることに気づくはずです。そう した研究は対話の中心(核)となっている研 究で、多くの糸がそこから派生していきま す。次に、何故それらの研究が核となって いるのか、理由をよく考えてみましょう。

研究分野の中心的な課題が浮かび上がって くるはずです。これが見えると、対話の全 体的な構造が把握しやすくなります。

ところで、皆さんが自分で糸を手繰りは じめれば、ある問題に直面します。それは、

ある研究から辿れる対話の範囲は、その研 究が発表された以前に限定されるというこ とです。1995 年に発表された研究で言及さ れている研究は、自ずとそれ以前のものに 限られます。しかしながら、95 年以降にこ の研究から派生した糸も当然あるわけで、

それをどのように手繰るのかが問題となり ます。ここで、図書館や図書館のホームペ ージで利用可能な様々な論文データベース が助けとなります。

もし皆さんが英語に尻込みしない、ある いは修士論文を書こうとしている大学院生 であれば、強力な武器があります。Web  of Science というデータベースです。これは文

字通り、様々な研究を結ぶ糸を記録してい るデータベースです。ある論文を検索すれ ば、その論文が引用している研究の一覧(こ の論文の参考文献リスト)だけではなく、そ の後にこの論文を引用した論文の一覧を見 ることができます。

日本語文献のデータベースでは、サイニ イ(CiNii)が同じような方向性を目指してし

ますが、引用情報の整備はあまり進んでい ないようです。それでも、サイニイや他の データベースに必ずある検索機能を上手に 使えば、最新の研究を知ることができます し、そこから対話の糸を辿っていくことが できます。皆さんは、インターネットの時 代に生きています。こうしたデータベース を上手く利用していくことも、卒論研究を 実りあるものにしていく上で重要です。

(国際マネジメント研究科助教授)

特 集

国 際 マ ネ ジ メ ン ト 研 究 科

(10)

卒業論文集と卒業アルバム

関  武 志

SEKI Takeshi

私には卒業論文(卒論)を書いた経験がな い。学生の頃、卒論という科目がなかった からである。そもそも卒論を科目として設 定している大学が、当時、あったかどうか も知らない。私が学生のときに、卒論が義 務づけられていたならば、どんな気持ちを 抱いたであろうか。やはり、「面倒くさい」

といった感想を抱いただろうと思う。そん な私が、これまで、卒論の重要性を説いて は、卒論への関心を学生に誘ってきたので ある。自分が学生であったなら、「できれば 書きたくない」と感じたであろうはずなのに。

「卒論・レポート必勝法」という特集への 寄稿者として、こんな私が適任であるとは 思えないが、卒論についての雑感をここに 記してみたい。それは、そもそも卒論を手 掛けることに、どんな意義があるのかにつ いてである。

私は、現在、法科大学院の所属ではある が、本年度も法学部の演習を担当している。

他の学部については知らないが、法学部で は、原則として、演習に所属する学生は卒 論を提出しなければ、卒業できないカリキ ュラムになっている。例外的に、免除され る場合も認められてはいるが、私の演習で は、全員が卒論を手掛けるよう義務づけら れているから、制度に反して、ゼミ生の負 担は大きいと思う。私は、毎年 3 月、次年度 に私の演習に参加予定である 3 年生を集め、

卒論のテーマについて検討する場(検討会)

を、まる一日かけて開催してきている。卒 論を手掛けることに対して、ゼミ生の、と

ても不安な心境が伝わってくる場である。

なぜゼミ生は不安感を抱くのか。それは、

私が卒論の難しさを説いて、不安にさせて いるからである。日頃から、演習の中で、

卒論について話題にすることが少なくない が、とりわけ、3 年次における最後(1 月中旬 頃)の演習の場で、私は、卒論の意義につい て、さも重大なことのように説明するのを 恒例としている。ゼミ生全員が、場合によ っては、制度に反して卒論を課せられるこ とになる以上、相当に覚悟してもらう必要 があると思うからである。

ところで、私は、ゼミ生全員に、なぜ卒 論を課してきているか。それは、①ゼミ生 が長文を書くという苦労を体験すること、

しかも、②その長文の中で、社会科学に求 められる論理を、しっかり展開できるよう にすること、という 2 点に尽きる。これらは 簡単なようで、実は、すこぶる難しいこと であるが、実社会において、法学部の卒業 生に期待される、最も重要な事柄の一つで あろうと、私は受け止めている。

そもそも学生が長文を書いた経験は、そ うなかったはずである。文章力をある程度 は身に付けていても、長文となると、執筆 途中で方向を見失ってしまうことが少なく ない。だから、文章を書くことの大変さを、

ぜひとも学んでほしいと期待するのである。

また、いつの時代でも、そして、どこの社 会でもトラブルが必ず伴う。家族、地域、

職場といった比較的小さな社会から、一国 全体の社会、さらには、国際社会に至るま

(11)

で、紛争は様々な形で起こる。そこでの対 立した考えについて、各々を支える価値観 を踏まえつつ、的確に把握してその分析を 試み、かつ、調整すべきところは調整を図 る能力、そして、トラブルの本質を捉えた うえで、解決策を複眼的に探るという能力 は、日頃からトレーニングに励まないと、

なかなか修得できないことである。大学で 法学を学ぶということは、こうしたトレー ニングを少なからず目的としている。だか ら、卒業を機会に、一つの関心あるテーマ について、文字をもって表現するという経 験は、大学で培われた能力を最終的に試す ことになる。その際、いろいろな分析や判 断を展開するならば、当然ながら文章は長 文化する。重要と思われる事柄を、頭の中 で、常に取捨選択しながら整理し、順序立 てて論述する、というレトリックを身に付 けることは、なかなか辛いことであるから、

ヒトは強いられないと、往々にして経験を 積むことに躊躇しがちである。法学部にお ける卒業のための試練として、イヤでも経 験しておいてほしいと思うのは、このよう な理由に基づいている。だから、一人でも 多くの学生が、卒論に熱意を持って挑戦し てほしいと願っている。

とはいうものの、こうした狙いを実現す るうえでは、実のところ、超えなければな らないハードルが幾つもあるのが現実であ る。その最たるものは、4 年生が就職活動や 各種の試験の準備に追われて、なかなか卒 論に時間を費やすことができない、という 事情である。卒論が辛い作業を伴うのであ れば、なおさら、卒論の執筆から気持ちが 遠のいてしまう。先に触れた検討会の場で は、卒論提出までに実施される中間報告会

について、早々に期日を決めてしまう。こ の中間報告会では、ほぼ一日がかりで卒論 の進捗状況がチェックされ、多くの課題が 出されることになる。しかし、前期の段階 では進捗状況が芳しくない、というのが残 念ながら実情である。

年が明けた 1 月中旬には、いよいよ卒論が 提出される。教務係が閉まるギリギリまで 粘っているゼミ生も少なくない。提出され た論文では、各論文における題目と目次の 設定、1 行字数と 1 ページ行数、ポイントサ イズ、脚注の付け方、縦横マージンの設定 など、書式がすべて統一化されている。3 月 の検討会において執筆要領が渡されており、

そこには、形式上の注意点が、コト細かに 指示されているからである。

卒論が出揃ったならば、いよいよ私の出 番となる。各論文を読み、通しページを打 って、ゼミ生に渡る部数を印刷する。論文 タイトルを書き出して全体の目次を作り、

各々のタイトルに続けて開始ページを入れ る。私が「はしがき」を書いて、論文集とし て製本するのである。この「はしがき」を書 くときは、いつも、ゼミ生の顔と論文の内 容が浮かんでくる。表紙、中表紙、奥付を 作成して製本に出すのであるが、この表紙 と中表紙には、「SEKI ゼミナール卒業論文集

〔○○年度版〕」と打たれ、著者として、ゼミ 生全員の名前が並ぶ。製本が仕上がる頃は 新年度に入っているため、春に卒業してい ったゼミ生宛てに、一斉に郵送することに なる。各人がどのような思いで論文集を手 にするか、知る由もないが、私にとっては、

大切な卒業アルバムのようなものである。

(法務研究科教授)

特 集

法 務 研 究 科

(12)

図書館こそ我がパートナー

野 崎 勝 弘

NOZAKI Katsuhiro

卒 業 生

卒業論文に限らず、「論文」と聞くと頭痛 がするという人は沢山いらっしゃるのでは ないでしょうか?ビジネスマンである私自 身いまもなお、「論文」(計画書や提案書とい う形で)と日々お付き合いしています。1 年 をかけ、大学就学の最終成果として挑むい わゆる「卒論」という卒業資格規程のお蔭で、

自らのビジネスシーンで応用しているとい う表現の方が、むしろ正しいでしょう。そ んな実感を踏まえながら、多少の助言を述 べてみたいと思います。

■レポートの定義 言葉の現実の意味とし ては、「学生が教師の要求に応じて提出する 学術的な調査報告書」になります。根底に

「調査報告」という特質があるということを、

先ずは理解しておきましょう。

■レ ポ ー ト か ら 卒 論 へ 大 学 生 活 で は 、 数々のレポートでいためつけられている、

という実感でしょうが、その集大成レポー トが「卒論」です。すなわち、レポートの延 長線上の総決算を質的(文献など裏づけ資料、

仮説と検証)にも量的(100 枚当たり前、500 枚、1000 枚に及ぶものもある)にも示すこと が「卒論」ということになります。

■テーマの選び方 レポートは与えられる ものですが、自らがテーマを選ぶのが「卒論」

です。大学で学び生活している間に、「やり たい」という意欲の湧いた研究対象と取り組 むこと、これこそ「卒論」に対する姿勢であ ると考えます。テーマの決定は慎重にと思 い悩むより、普段から興味があるまたはふ と目にとまった時事的・社会的・政治的・

国際的・学術的記事をすかさず切り抜いて スクラップすることで、意外と多角的な見 地から今どきのテーマを決定することがで きます。

■構成 論文ですから、論理性と実証性と を絶対条件とし、序論・本論・結論を < 篇 >

構成する。中でも本論は論文の主体を形成 しますので、< 章 >< 節 >< 項 > で括った解説 を、明快な論理性と首尾一貫した論展開が なされていなければなりません。また、そ の論展開に実証性を与えるため先学の論文 を引用したり、統計的実証実験をすること です。

■図書館の利用 作家や論客者の多くは、

資料の宝庫たる図書館を大いに利用し、そ こから知識を吸収し、数々の傑作を創出し てきました。すなわち、「卒論」の必勝法の 最大のポイントは、時間をかけ丁寧に、且 つできるだけ早期に必要な資料を徹底的に 収集することであると言えます。図書館を フルに利用し、多くの論文や文献に接し、

多くの資料に当ることで、考え、まとめ上 げるための知識が増し、論展開の方向や方 法が徐々に明確になってくるのです。「卒論」

への努力は、生涯唯一の記念すべき業績に なるかもしれないのですから、十分な時間 をかけて、思いっきり下調べをして、自分 自身の集大成であるという意識でテーマと 取り組んで欲しいと願います。

最後に大学図書館へひとこと。大学図書 館は一般に学外の人は閲覧できませんが、

今もなお「論文」と格闘している私や会社の 同士、あるいは共に格闘しているビジネス パートナーなどへも、渋谷というニュービ ジネス発祥の地(IT ベンチャー、飲食業、流 通業、その他多彩なサービス業)に構える

「青山学院大学図書館」が、一定の制限の基、

広く開放されることを期待しています。

(理工学部出身 イー・ステージ株式会社 代表取締役社長)

(13)

大学図書館本館の展示ケースでは6月〜

8月、『ボルソ・デステの聖書』ファクシミ リ版(Ms.  Lat.  422-423 手写本の原本通り の複製)を公開しています。

ファクシミリ版の原本は、イタリア共和 国モデナのエステンセ図書館に所蔵される ラテン語聖書の写本全 2 巻で、15 世紀半ば、

フ ェ ッ ラ ー ラ の 君 主 、 エ ス テ 家 の ボ ル ソ

(ボルソ・デステ、1413-1471 年)のために 制作されました。1200 頁あまりに見事な彩 飾が施され、イタリア 15 世紀彩飾写本のな かにあって、傑出した作品として知られて います。西欧彩飾写本芸術全歴史の中で、

最も絢爛豪華な写本の一つであるともいわ れています。

イタリア・ルネサンスの花さきほこった 時代、1455 年から 1461 年にかけてフェッラ ー ラ に お い て 筆 写 彩 飾 さ れ た 本 写 本 は 、 1598 年のフェッラーラの教皇領編入ととも にモデナに移されました。その後長い歴史 の中で、本写本はウィーンなど各地を転々 としました。1923 年、パリの古物商に売却 された本写本を、ジョバンニ・トレッカー ニ(『イタリア科学・文学および美術百科事 典』の刊行で名高い)が購入し、イタリア 政府に寄贈しました。1925 年、ようやくモ デナに里帰りしエステンセ図書館に収めら れました。

500 年以上の時を経て、今、私たちが見る ことのできるこの聖書、どのページを繰っ て も あ ら わ れ る 色 鮮 や か な イ ン プ レ ー ザ

(ルネサンス期に広く用いられた個人的な紋

章)にもご注目下さい。

この貴重な聖書をぜひこの機会にご覧下 さい。

*フェッラーラ、モデナ:イタリア北部に 位置し、共にユネスコの世界遺産に登録さ れています。

*本ファクシミリ版は、全世界で 750 部(内、

日本版は 40 部)が出版され、限定番号の付 されない 2 部は、ローマ法王とイタリア大統 領に寄贈されました。本学所蔵本には、限 定番号 714 が付されています。

引用・参考文献ほか

・『ボルソ・デステの聖書』解説(2 冊)

解説:小佐野重利,フェデリーカ・トニ オーロ,京谷啓徳,翻訳:京谷啓徳 岩波書店,2001. 10-2002. 10

・ Biblioteca Estense Universitaria Modena ホームページ

(本館収書課整理係)

イタリア 15 世紀彩飾写本の傑作

ボルソ・デステの聖書 (ファクシミリ版)

(『ボルソ・デステの聖書: Ms.Lat.422-423=La Bibbia di Borso d'Este』

岩波書店,[2001.10-2002.10] 写本 2 冊、日本語解説 2 冊)

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〜 文献検索と入手のテクニック 〜

〜 文献検索と入手のテクニック 〜

大学で課せられる論文・レポートは、すでに公表され た研究論文・記事などの内容を踏まえて、自説を展開す る必要があります。

自分が研究するテーマに関連する学術的な文献や情報 を、図書館のデータベースを利用して入手しましょう。

図書館のホームページは左側がメニュー画面です(下 図)。この HP を使ってどんなデータベースが利用できる かご紹介します。(メニューの番号で、どこからどのデー タベースに入るか参照してください。実際に端末を操作 しながら、目的にあったデータベースにアクセスするの が、使いこなす近道です!)

図書・雑誌を探す 図書・雑誌を探す

まず、 本学の OPAC、次に紹介状が不要で閲 覧貸出可能な コンソーシアム OPAC にアクセス しましょう。

青山学院大学・

青山学院女子短期大学図書館 OPAC

http://www.agulin.aoyama.ac.jp/opac/imain2_ja_ euc-jp.html

山手線沿線私立大学図書館コンソーシアム OPAC

*加盟大学(青山学院、学習院、國學院、東洋、法政、

明治、明治学院、立教)は紹介状が不要です。

*本学の学生証で、閲覧・貸出可能です。

原則として各大学の中央図書館の蔵書に限る

1 月、7 月は利用不可

目的の資料がまだ見つからない場合、 のリン ク集から全国の大学図書館等が所蔵する図書雑誌の 総合目録データベースを検索しましょう。

リンク集 → Webcat Plus の一致検索

(国立情報学研究所(NII) http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/libportal/equalTop.html

特定の大学図書館OPACで検索すると確実です。

リンク集 → 図書館関連 →

日本国内の大学図書館関係WWWサーバー → 各大学図書館の OPAC

その他次の図書館にもアクセスしてみましょう。

リンク集 → NDL-OPAC

(国立国会図書館 OPAC)

http://opac.ndl.go.jp/index.html

リンク集 → 東京都立図書館 OPAC http://catalog.library.metro.tokyo.jp/

リンク集 → 図書館関連 → 公共図書館 OPAC

http://www.jla.or.jp/link/public.html

◎国内に所蔵のない洋書や雑誌論文は、図書館相互 協力サービス ILL で海外からも取寄せることがで きます(有料)。

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2 1

雑誌論文を探す 雑誌論文を探す

どのような論文(主題・特定の著者・年代等)が 必要なのか整理してから検索することが重要です。

国 内

リンク集 → GeNii→ CiNii

[ジーニイ] [サイニイ]

*学協会で発行された学術雑誌および大学等で発行さ れた研究紀要が検索できます。

*論文の本文を参照したり、引用文献情報をたどるこ とができます。

*国立情報学研究所の GeNii(学術コンテンツ・ポータ ルサイト)には CiNii のほか、Webcat  Plus、

KAKAN、NII-DBR があります。

リンク集 → NDL-OPAC → 雑誌記事索引

*国立国会図書館の採録誌一覧にある雑誌に掲載され た記事(論文)情報の検索ができます。

【電子ジャーナル】

→ CiNii(NII 論文情報ナビゲータ)

*学術論文を中心にした論文情報を提供します。

(全文表示の一部は参考係で代行検索)

→ 日経 BP 記事検索サービス

*日経 BP 社のビジネス専門約 30 誌のバックナンバー から記事を検索し全文を表示します。

海 外

データベース → Web of Science

*自然科学、社会科学、人文科学の重要な学術論文雑 誌を網羅した引用文献データベースです。

電子ジャーナルタイトル一覧 → A  to Z

*本学で契約している電子ジャーナルのタイトル一覧 です。(抄録のみも含む)

【電子ジャーナル】

→ ProQuest

*全文収録誌 約 4,200 タイトルから検索できます。

(雑誌論文全文の印刷・E メール送信可能)

→ EBSCOhost

*全文収録誌 約 2,900 タイトルから検索できます。

(雑誌論文全文の印刷・E メール送信可能)

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修士論文・修士論文・博士論文を探す博士論文を探す

日本の博士論文は学位を取得した大学と、国立 国会図書館(関西館)で保存しています。

国 内

青山学院大学学位論文を探す

本学紀要/修論検索 または  本学 OPAC

*タイトル、著者、キーワード、指導教員から検索でき ます。

全国の学位論文書誌情報から探す

リンク集 → GeNii → NII-DBR 博士論文書誌データベース

リンク集 → NDL-OPAC(一般資料の検索)→ 

博士論文検索

リンク集 → 雑誌・学位論文 → 

日本の学位論文を探すサイト(名古屋大学作成)

海 外

リンク集 → 雑誌・学位論文 →

DISSERTATION EXPRESS(学位論文購入サービス)

*個人が購入するシステムです(カード支払い) 5

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図書・雑誌を探す

図書・雑誌を探す 雑誌論文を探す 雑誌論文を探す 修士論文 修士論文 ・博士論文を探す ・ 博士論文を探す

論文・レポート作成のための情報検索入門!

データベース・電子ジャーナルを利用 する時は気をつけなければならないマ ナーがあります。

データベースをクリックし

◇ データベース・電子ジャーナル利用上の注意 ◇ をまず読みましょう。

リストの見方・利用環境詳細・統合情報検索環境・基幹ネッ トワークリモート接続 VPN サービスについても説明され ています。

「?」が生じたら、レファレンスカウンターまでどうぞ!

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(本館運用課 参考係 内藤むつみ)

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「AGULI」は、図書館のニューズレターです。毎号、皆さんに「役立つ」内容を満載してお届けしてい ます。今号は、好評だった「卒論・レポート必勝法」の第二弾を特集しています。

お読みになった感想をぜひ編集委員会までお寄せください。(前館報編集委員長 野末 俊比古)

編 集 後 記

参照

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