青山学院大学図書館報
64
Jan. 9, 2004
インターネット時代と現地調査
…… 堀場 勇夫 … 2 特集 海外図書館・読書事情
・パリ・セーヌ河岸の古本屋
…… 鳥居 正文 … 4
・パリ、図書館の思い出そして今
…… 和田 恵里 … 5
・研究者と図書館―ソウルにて
…… 山田 央子 … 7
・図書館を支える「インフラ」を 考える
〜オークランド法学部図書館を訪問して
…… 藤川 久昭 … 8 所蔵資料紹介
イギリス・メソディズム研究
…… 深町 正信 … 10 ご存知ですか?(その7)
図書館報「AGULI」 ……… 12 山手線コンソーシアム図書館紹介
立教大学図書館
…… 篠原豊太郎 … 14 万代記念図書館施設紹介 ……15 図書館広報板 ……… 16
(フリージアの花びん)
目 次
私の研究分野である財政学では、しばしば海外 へ現地調査に出向くことが多い。特に、制度研 究には欠かせない研究プロセスとなっているが、
それが実際何をしているのか、なかなか理解さ れていないようなので、少しこの機会に書いて みたいと思う。特に、最近のように資料がイン ターネットで手に入るときに、わざわざ多くの 時間と費用がかかる海外への現地調査をするこ とが、研究にとって何故必要なのか、インター ネット時代の情報収集の問題との関連で考えて みたい。
今回、ブラジルというちょうど地球の反対側 へ赴いて、調査研究のミッションを実施した。
まず、何故ブラジルかについて述べねばならな いが、今回は我が国の地方段階の消費税のあり 方について、ブラジルのケースを調査すること に目的があった。実は、ブラジルには先進諸国 が導入する以前より、40年以上の長きにわたっ て、地方段階で付加価値税(日本の地方消費税)
が実施されている。それも特殊な形態である原 産地原則に則って実施されている。少し専門的 になるが、通常地方付加価値税は仕向地原則と 呼ばれる原則に則って実施されているが、ブラ ジルでは先述のように原産地原則に則った地方 付加価値税実施され、理論的にまた実施上の視 点から地方付加価値税の研究上大変興味ある国 である。
現地調査は、通常日本から送られる調査グ ループと現地側グループの緊密な連携によって 実施される。日本側は大概学者メンバー、省庁 のメンバー、サポートメンバーによって構成さ
れ、現地側は外務省あるいは関連機関のメン バーによって構成されている。何故、このよう に調査研究に多くのメンバーが必要となるかと いうと、短期間に効率よく調査研究を行うため に多くの事前準備と現地側のサポートが必要不 可欠となるからである。財政制度、税制度に関 する現地調査のほとんどは、資料収集とヒヤリ ングを内容としているが、今回のミッションは ヒヤリングを中心とした調査であった。
まず、事前調査として手にはいる限りの資料 が収集され、ブラジルの地方付加価値税につい て研究がなされる。この段階で、当然インター ネットでの収集がなされるのはいうまでもない。
簡単にいうと、現地調査の段階で、資料を用いた 研究は全て終了していなければ、その現地調査 の成果が危ぶまれる。なぜならば、現地調査で のヒヤリングの内容やその対象者の決定が、こ の事前段階の資料、論文を中心とした研究を基 礎としてなされ、このヒヤリングの具体的内容 が現地調査の成否を決定するといっても過言で はないからである。具体的には、ブラジルの地 方付加価値税について、日本でできる限りの書 物や資料による研究がなされ、はじめてブラジ ルの制度において問題点が浮かび上がり、ヒヤ リングをする対象者と項目が決定される。そし て、それらの項目をヒヤリングする順番と日程 調整に入ることが可能となり、現地のメンバー との調整段階となる。 今回もこの手順にした がって、原産地型のブラジル地方付加価値税に ついて、5名のブラジルの専門家にヒヤリング を行った。
経済学部長
堀 場 勇 夫
HORIBA Isao
インターネット時代と現地調査
具体的には、事前調査の結果、ブラジルが連邦 国家であり、我々の経験から連邦国家の場合、
連邦政府と州政府との制度に対する立場が180度 異なっていることが予想される。すなわち、連邦 政府は分権に対して消極的、州政府は同情的と なるのが一般的な立場であり、それにしたがっ て政策も主張されている場合が多い。したがっ て、今回もそれを踏まえて連邦政府と州政府お よび中立的な立場のヒヤリングをすることとし た。また、現在連邦議会において税制改革が協議 中であり、この税制改革の進捗状況、内容につい ても興味ある点であった。これらの点は、すべて 事前調査によって掌握され、その結果、連邦政 府関係者としてブラジル連邦政府財務省、ブラ ジル連邦政府開発商工省、州政府関係者として サンパウロ州政府、中立的関係者として応用経 済研究所よりヒヤリングを行うこととした。
これらの点を事前準備として、現地に赴きヒ ヤリングを開始するわけだが、ここからが現地 調査でしか得られない部分となる。すなわち、税 制度は経済学でも国のあり方、国の雰囲気に特 に影響を受ける部分であり、この点については 現地に行って体感する場合が多い。経済学者に とって体感という曖昧模糊の感じで表現するこ との是非については疑問があろうが、実際税制 度を研究していると税制と街中の風情に変な相 関があるのを感ずるときがある。無論、このよ うなことは決して論文としては述べられない。
今回のブラジルに関しても、州段階での地方 消費税が27州と連邦直轄地を含めて28の地方団 体間で、それぞれの州が自由に決定する地方付 加価値税率が0%から25%まで存在し、かつ州 間が7%と12%の特別な税率を適用している 国での付加価値税とはどのように運営されるの か想像もつかなかった。ところが現地での国の 雰囲気、印象はまさに「カオスでの安定」という 言葉がもっとも相応しいように思われた。街全 体が統制されていないカオスの状態で運営され、
各経済主体、組織が自在に、勝手に活動すること
から、カオスの状態が現出されているが、それが 何らかの法則で運営されているかのような世界 が体感できたのである。無論、そこには大きな非 効率が存在し、付加価値税においても事前目を 通した論文では、非効率の問題点とその改革案 が提案されているが、では実施が困難かという と我が国では考えが及びもつかない複雑な税制 がまがりなりにも実施されている。この体感を もととすると、先の複雑な地方消費税制度や税 率体系がなるほどさもありなんと感じてくる。
現地でのこの体感こそが実は現地調査のもっと も重要で、かつ事前調査では決してつかめない ことかもしれない。これが分かれば事前に調査 した税制改革の方向はジグソーパズルがはまる ように理解できてくる。 すなわち、税制度や財 政制度を作り上げている国民性みたいなもの の体感こそが、その国の制度を理解する重要な 視点であり、決してインターネットでは得られ ない、現地調査での一番大きな果実であるとい えよう。
その上で、ヒヤリング対象者の立場を加味し ながら、その体感が税制度として結実する場合 にいかなる制度設計や改革案となるかを想像し、
まさに手探りでヒヤリングを通じて確認するこ とが現地調査の醍醐味ともいえる。無論、ヒヤ リングの課程で体感自体が修正を加えられ、一 般的には当初感じたものよりもより微妙なニュ アンスを反映したものへと変化していく。財政 学者のような応用経済を専門としているものに は、特に制度を研究するものにとっては、現地調 査で得られる国民性の体感とインターネットで 得られる制度に関する学問としての情報との間 にある関連性について想像を巡らし、それを踏 まえてその国についての感覚からケーススタ ディーとしての制度研究への昇華がひとつの学 問的興味となる。
(経済学部教授)
パリ・セーヌ河岸の古本屋
鳥 居 正 文
TORII Masafumi
文 学 部
海外図書館・読書事情
特集
日本語に訳すと『パリ河岸の古本屋と共に―世 界一大きな本屋―』とでもなるタイトルの本が手 元にある(1)。2年前の在外研究中にパリの書店 で手に入れた本の一冊である。この本屋、棚の長 さが延べ3キロメートルというから、確かに全部
プキニスト・デ・ケ
合わせれば世界一に違いない。「河岸の古本屋」
とまとめて呼ばれる古本屋群である。会話では
オー・ケ
「その本どこで買ったの?」「河岸で」といった具 合 に 省 略 し て 使 わ
れることが多い。
パ リ の セ ー ヌ 河 畔を歩いていると、
景 観 に 溶 け こ む よ う に し て 似 た よ う な店構えの、しかし そ れ ぞ れ に 特 色 の あ る 本 を 並 べ た 古 本 屋 が 次 か ら 次 へ と目に入ってくる。
本好きでなくとも、
つ い つ い 立 ち 寄 っ
てみたくなるはずだ。だが問題がないわけでは ない。 観光客目当ての絵やポスターがぶら下 がっていたり、エッフェル塔のミニチュアが置 いてあったりで、興醒めする本好きがいてもお かしくない。もう一つ問題があるとすれば、気ま ぐれな店が多いことだ。少なくともそう見える。
露天ゆえ、雨の日は開けられないという事情は 分かるが、晴れていてもあちこちの店が閉まっ ている。本の仕入れに行く者、長期休暇に出掛け
る者、体調のすぐれない者、等々理由はあるにせ よ、閉まっている店が多いとやはりがっかりす る。また、開くにしても天気任せゆえ、何時に開 くかは神のみぞ知るである。そんな時のために、
近くの通りには新刊書店や立派な店構えの古書 店が何軒もある。そのうち貝が蓋を開くように、
ボワット
ぽつりぽつりと「箱」の蓋が開き始めるから、そ れまではそこで時間をつぶせばよい。「箱」すな わ ち 「 河 岸 の 古 本 屋」は、規格が統一 されており、サイズ も色も同じである。
それぞれの店に名前 はない。箱を開けれ ば開店、蓋を閉めて 鍵を掛ければ閉店と なる。この古本屋群 はいくつもの河岸通 りに亘って広がって い る の で 、 本 好 き は、これこれの「箱」
ケ・マラケ ポン・デ・ザール
はマラケ河岸通りの芸術橋寄りといった具合に、
まるで記憶術のようにして「箱」の所在地を頭に 叩き込んでおく。
このように問題もなしとはしない「河岸の古 本屋」ではあるが、これまでに一体何冊の本を
「河岸」で買ったことか。掘り出し物と言えるよ うな代物には残念ながらまだ巡り合えていない が、「河岸の古本屋」で偶然のように手に取って 買った、コーヒー一杯の値段の本の中に、どうい パリ・セーヌ河岸の古本屋
うわけか少なからぬ刺激を受けた本が多いこと に改めて気づかされる。
グーテンベルクが印刷術を発明したのは15世 紀半ばだが、翌16世紀には早くも本の行商人が パリに登場し、セーヌ河に架かるサン=ミッ
ポン・トー・シャンジュ
シェル橋や両替橋の欄干に、あるいは陳列台に
ポン・ヌフ
本を並べて売る者が現われた。1606年に新橋
――名前は新橋だが今ではパリ最古の橋――が完 成すると、この橋はパリで最初の、家屋を載せな い橋として建造されたはずなのに、パリ市に賃 借料を払って橋の一角に店舗を構える者が出て きた。彼らこそ我らが「河岸の古本屋」のご先祖 様である。
フィレンツェのポンテ・ヴェッキオやヴェネ ツィアのリアルト橋に見られる如く、パリの橋 にもかつてはこのように店舗や家屋が軒を並べ ていたのだが、街の美化や混雑の緩和を理由に、
その後、橋から店舗や家屋は一掃されたのであ る。危険思想の媒介者にもなり得る古本屋で
あってみれば、当局の狙いはずばり彼らのパリ からの一掃であっただろう。しかし、転んでもた だでは起きぬ古本屋根性で、彼らは橋から目と 鼻の先の河岸に落ちつき先を得たのである。「橋 の古本屋」がすでに市民や旅行者の認知すると ころとなっていたからであろう。
自然の摂理に従って農民のように寡黙に忍耐 強く生きる彼らは、きょうも一日小さな椅子に 腰掛けて黙々と本を読んでいる。
セーヌ河岸の古本屋については河盛好蔵氏に エッセイ「河岸の古本屋」があり、参考にさせて いただいた。また同氏にはパリ20区全体の古本 屋を扱ったエッセイ「パリの古本屋」もある。(2)
注(1) Guy Silva, Avec les bouquinistes des quais de Paris- La plus grande librairie du monde, Le Castor Astral, 2000.
(2) いずれのエッセイも 『私の随想選』 第一巻、
新潮社、1991年に収録。
(文学部教授 フランス語学)
パリ、 図書館の思い出そして今
和 田 恵 里
WADA Eri
留学のために私がパリに渡ったのは1990年の ことだった。パリ第 4(ソルボンヌ)大学の博士 課程の 1 年目、つまり DEA(専門研究課程)に 登録したのである。指導教授による論文指導の ほかに、二つの授業を履修しなければならな かった。 そのうちの一つで、私は研究発表をす ることになった。その授業の担当教授で私の指 導教授でもあったタディエ先生と話し合った結 果、テーマは「マルセル・プルーストとジャポニ ズム」と決まった。そこから、パリのいくつかの 図書館と私の関わりが始まった。最初は驚くこ とばかりだった。まず大学の図書館で席を得る
のが大変だった。通路には席が空いたらすぐさ ま確保しようと、学生たちが座り込んでいる。同 じカルチェ・ラタンにあるサント・ジュヌヴィ エーヴ図書館でも(さすがに床に座り込んでい る学生はいなかったものの)たいして状況は変 わらなかった。これではなかなか本が借りられ ないと気が付き、今度は指導教授に推薦状を書 いていただいて、オペラ座の近くにある国立図 書館に行った。すると、開けゴマのように扉が開 いて、貴重な本があとからあとから出てくる場 所へと入ることができた。二度目にタディエ先 生を訪ねると、今度はマレ地区にある「フォルネ
文 学 部
文 学 部
という図書館に行って御覧なさい」と指示され た。もともとは 15 世紀に建てられた旧サンス大 司教の館が今は装飾と美術関係専門の図書館と なっていて、19世紀にパリで開催された万国博 覧会のカタログの類、またプルーストが読んだ と思われるジャポニズム関係の雑誌などを見る ことができた。雑誌は多少黄ばんではいたが、色 刷りの部分などは美しく、いつまでも眺めてい たくなったのを覚えている。
さて、発表と DEA 論文が終わると、博士論文 についていよいよ真剣に考えなければならなく なり、「ラスキンを翻訳することで、プルースト の文体と美学はどのように変化したか」という テーマを選んだ。もう一度先生に推薦状をいた だいて、今度は作家の草稿が保管されている国 立図書館の2階の部屋へと通うことになった。
といっても本物の草稿は奥にしまってあってな かなか見せてくれない。博士論文を提出する前 に、最終チェックが許され、私が本物を目にする ことができたのは1995年である。それまでは ひたすら、マイクロ・フィルムと格闘することに なった。マイクロ・リーダーも台数に限りがある ので、朝は早起きをして機械を確保しないとい けない。 保管されているのが草稿などという デリケートなものであるため、その部屋は冬で も暖房はあまりきいていなかった。オーバーを 着たままノートをとっている研究者たちはまる で修道士のように私には見えた。マイクロ・フィ ルムを眺めるのに疲れると、1階の一般図書の 閲覧室で本を読むことにしていた。
このような図書館での日々が、無味乾燥とし ていたかというとまったくその逆で、さまざま な人間を観察することが密かな楽しみでもあっ た。女性にキャンディを配っている年配の男性 がいた。中南米のどこかの国から亡命してきた 人だという噂だった。 注文した本を席にまで 持ってきてくれる書庫係のなかに顔の赤い人が いて、 昼食時にワインを飲んでいるせいらし
かった。赤といえば、真っ赤なコートに真っ赤 な帽子を被った若い女性がさっそうと歩いてい るのを何度か見たが、あとで人から紹介され、フ ランスの民主化の歴史と肉食文化の庶民階級へ の普及の関係をテーマに博士論文を準備してい る韓国人であるとわかった。
さて、博士論文を終え、その後教職に就いてか ら再びパリを訪れると、新しい国立図書館が、
13区というパリの中心からは少し離れたところ に建てられ、すでに開館されていた。
セーヌ岸近く、木製の階段が敷地全体を囲っ ていて、エジプトのピラミッドの下半分のよう に見える。その台形の上に、開かれた四冊の本を 模したガラス張りの建物が中庭に面して聳え、
その中庭には白樺などの樹木が植えられている。
かつての国立図書館の蔵書のほとんどがこちら の図書館に移されたのだ。もっとも、旧国立図 書館も「フランス国立図書館」の組織にリシュ リュー館として吸収され、草稿類、古い版画や写 真などはそのままである。二つの図書館をつな ぐ無人地下鉄14号線にメテオール(流星)とい う名がつけられているのも洒落ている。新しい 方の図書館は、蔵書の検索、閲覧がスピーディ になった。本を座っている席まで持ってきてく れるというサーヴィスは無くなったけれど。ま た、現在は蔵書のデジタル化が進み、かなりの ものがインターネットで読むことができる。建 物はモダンになったが、あいかわらず古い本を 手にとって見ることもできる。そういえば、韓 国人の例の女性とは新しい方の国立図書館で再 会した。彼女は韓国で研究職に就いていた。
(文学部助教授)
法 学 部
研究者と図書館―ソウルにて
山 田 央 子
YAMADA Eiko
韓国に初めて足を踏み入れたのは3年余り前、
その後も長期滞在をしたわけではない。そもそ も私は韓国を専門に研究する者ではなく、たま たま日韓の共同研究プロジェクトに参加したこ とで韓国という国、そしてその研究に初めてふ れることになったというささやかないきさつが あるだけである。なれない国で、それも短い滞在 期間ではあるが、研究者の習い性とでもいおう か、つい図書館に足が向く。とはいえ、全体の 雰囲気を楽しんだり
蔵書状況に目をやる よりは、悲しいかな、
少しでも研究に関係 ありそうな箇所には まりこむ。結果的に は、馬車馬の如く、ひ どく狭い限られた空 間しか経験してこな かったのである。
日本政治思想史を
専門とする私は、この機会に韓国と日本のた どった「近代化」の過程について若干の比較考察 を目論み、19世紀末から20世紀初頭の韓国で受 容された西洋政治思想の広がりに関心を抱いた。
西洋との交渉がほとんどなかった李氏朝鮮末期 の西洋理解は、概ね中国経由と日本経由とに限 られていたことから、当時どのような和書が読 まれたのか探索してみることにした。そうして 通ったのがソウル大学の旧蔵図書のコーナー だったが、私が行った年から開架式が廃止とな り、とにかく埃で手を真っ黒にしながら目録を 繰るというアナログの世界に浸ることになった。
韓国に限らず日本でも、古い書物や史料で埋ま
る書架の間をうろうろさせてくれるところは少 なくなった。インターネットやマイクロフィル ムで便利になった反面、19世紀の息吹にふれる 機会は激減したのである。
ともあれそうした作業に追われたおかげで、
図書館事情なるものに精通する機会はほとんど なかった。ただ総じて受けた印象はとにかく広 かったことと、少なくとも図書館に入ること自 体はオープンだったことである。それに加えて
「えっ」と思ったのが、
かなり遅い時間まで図 書館に電気がついてい たことである。聞いて みると、閲覧室は24時 間オープンと教えられ た。とりわけ図書館の 本を読んでいるわけで はないが、空調つきで パソコンもあり、いわ ば勉強室として活用さ れているという。これはどうやら韓国の大学図 書館では一般的になっているらしい。
そうした勉強熱心なところからくるのだろう か、書店で面白い光景に出くわした。ソウル市の 中心部市庁舎の北、光化門の近くには教保文庫 というかなり大きな書店があるのだが、そこへ 行くと、床に座り込んで本を読んでいる人たち がいる。どうかするとメモまでとっている。私た ち日本人からすると韓国の書物は安価で購入し やすいのだが、収入からすればやはり高価だ。
というわけで、書店も図書館がわり・・・なので あろうか。
(法学部助教授 日本政治思想史)
梨花女子大学図書館
図書館を支える「インフラ」を考える
〜オークランド法学部図書館を訪問して
藤 川 久 昭
FUJIKAWA Hisaaki
図書館という「機関」は、単なる、文献検索・
収集のための場ではない。いわゆるひとつの
(ナガシマ調)、「舞台」であろう。「ガクモン」
「まわり」で、各種役割を演じる、演じるように 感じる、演じているように見られる、ことを訪 問者は期待し、期待される。ここでの共通の了 解事項は、図書館は、あくまでも「知的」な空 間でなければならない、ということであろう。
この点では、大学内外の他の機関とは、やはり
「特殊」であらねばならない。
忘れてはならないのは、このような状態を維 持・運営するためには、相応の各種インフラスト ラクチャーが不可欠である、ということだ。その 意味では、世知辛い世間的な基準にも、流れに棹 さしていかねばならない。これまで私は、各種調 査で外国の大学図書館に訪問する度に、実に、こ の「両立」がかなりうまく工夫されていると感じ てきた。特にわれわれ日本の図書館にとっては、
そのためには何が必要か、改めて意識的に探る 必要があると考える。
ところで、今年の9月に、内閣府の調査で、
ニュージーランドに行く機会があった。その調 査に関する資料を集め、知り合いの Bill Hodge 助教授にレビューを受けるために、オークラン ド大学法学部を訪問することになった。そこで、
同助教授にお願いして、同法学部 Davis library の manager である Mary-Rose Russell 氏への インタビューを世話して頂いた。インタビュー のテーマは、「上記『両立』を図るために、法学 部図書館がどのような工夫をしているのか」と いう点であった。インタビューは、館内見学も含 めて90分にもわたったが、ポイントは次の3点
である。なお、以下の内容では、私の利用経験も 適宜援用している。
第一に、ライブラリースタッフを十分に教育 訓練している、という点である。法学部図書館で は、スタッフ採用の前提要件として、法律学およ び図書館に関する一定の専門的知識および資格 が要求されているとのことである。実際 Russell 氏は2つの学位を所持している。そして、その ような基礎的リテラシーを有したスタッフを、
さらに、継続的な教育訓練という形で、ブラッ シュアップしているのである。
具体的には、レファレンス関係、法律学関係の ものがあるそうだが、特筆すべきは、いわゆる CS(Customers’ Services)関係のものである。
各種の理論的な技法・知見を援用しつつ、多種多 様な利用者に対して適切な対応を行うために、
様々なケースを想定した訓練を行っているので ある。確かに、テンポラリーも含めて、同図書館 スタッフの対応は、単に懇切丁寧というだけで はなく、「つぼ」を心得ていた。ちなみに、この ようなCS関係のスタッフセミナーは、オーク ランド大学全体として、他の部局のスタッフに も行っているという点である。
第二に、ファカルティスタッフとの連携関係 を良好に保っている、という点である。法律学 の場合、文献検索ツールの整備が、他の分野よ りも相対的に遅れているのは、洋の東西を問わ ない。その結果、relevant な文献等を、きっち り系統的に集めることは非常に難しい。特に新 しい文献および法情報を、過不足なく集めるこ とには困難を伴う。
この点、ライブラリースタッフの法律学に関 する知識を高めることももちろん重要であるが、
法 学 部
大学に存在する、各分野の専 門家との実効的な協働関係 が不可欠であろう。そしてこ の協働関係は、形式的な全体 的会議、個人のスタッフとの インフォーマルな関係だけ では構築できない。法学部図 書館では、ファカルティ・ラ イブラリーの双方のスタッ フは、綿密でかつ実際的な話 し合いを系統的に行ってい る。われわれにも大いに参照 せねばなるまい。
第三に、各利用者に対して 細やかでかつ適切な配慮を 常に意識して行っている、と
いう点である。障害を有する利用者の方々への 配慮が、スロープの設置はもちろんのこと、検 索ツール利用、書架へのアクセス等、諸々の点 で施設面において具現化されている。英語をネ イティブとしないアジアからの留学生・訪問者 に対する対応も、実にしっかりとしている。なに よりも、情報検索にて路頭に迷った利用者に対 して、明確なポリシィに基づいて着実な援助 がなされている。私もどれだけ助けられたこ とか・・・
一方で、過剰な配慮・対応は行わない。できな いことはできないといった確固たる態度が、合 理的な根拠のもとに裏付けられている。こう いった適切な「距離」が可能なのは、先述した体 系 的 な C S に よ る と こ ろ が 大 き い と と も に 、 マネイジメントポリシーを明確に有しているか らだと強く感じた。
さて、図書館という「空間」を支えるのは、ラ イブラリースタッフだけではない。もちろん、教 員、学生等の利用者も重要な要素である。
Russell 氏に、法学部図書館を利用する学生の 様子・雰囲気について質問したところ、基本的に
は非常に良いマナーのもとで利用がなされてい るとの回答であった。もちろん居眠りに来る学 生はいるが、書籍の扱い、他利用者への迷惑等の トラブルは殆どない、とのことだった。
また、ファカルティメンバーについても、第二 点で指摘した提携関係の構築にあたり、好意的・
積極的に取り組んでくれるとのことである。私 などは大いに反省せねばならない(苦笑)。しか し、同大学では、合理的な資料の配置、実効性の ある意思決定関与、検索ツールの整備、研究室と 図書館の「距離」といった基本的インフラが、学 内全体という観点からみて、整備されている。こ の点が、教員の示す協力的・積極的態度の背景に なっていると強く感じた。
今回、このような形でライブラリースタッフ にインタビューできたことは非常に有益であっ た。図書館にとってエッセンシャルなインフラと は何かという点を探るのは、本学図書館の発展に とっても不可欠である。図書館関係者をはじめと する方々には、是非、海外も含めた外部との交流 を一層進めて頂きたい。末筆だが、Russell 氏、
Hodge 氏に心から御礼を申し上げる。
(法学部助教授 労働法)
オークランド大学 Davis Library 正面玄関
イギリス・メソディズム研究
深 町 正 信
FUKAMACHI Masanobu
ジョン・ウェスレー生誕300年を記念して、
『イギリス・メソディズム研究』(山中弘著)を紹 介致します。本書は、ジョン・ウェスレー(John Wesley、英、1703-1791)を中心に成立したメソ ディズムを、宗教社会学の立場から研究したも ので、18 世紀のオックスフォードにおいてメソ ディストと呼ばれた人々の信仰復興運動から成 立した組織と体制の形成、発展の経緯を研究し てその意義を探ります。著者はまず、一宗教集 団の活動における社会学的側面に焦点をあて、
その中心にある信仰思想と、権威の継承に伴う 諸相を考察しています。さらに、宗教史におけ る問題意識からは、イギリス宗教史の中で積極 的に位置付けることを意図し、宗教学的視点に よって研究したと述べています。本文は370頁 程でありますが、第一資料を意欲的に駆使し、
後の研究者の成果も十分に踏まえています。
第1章から第3章まではウェスレー中心に 活動した時代、第4章から第7章まではウェス レー死後の体制と組織をめぐる人々の問題と動 静を取り扱っています。前半はウェスレーによ るメソディズムの成立と社会的背景、彼の神学 思想と権威の特質、組織発展の経過が検証され、
後半でウェスレー死後の権威継承と組織、制度、
体制の変化を追い ます。国教会と会員とリー ダー、説教者たちの相剋と諸問題、その過程と 結論が詳細に検証されます。
まず、第1章「社会・宗教的背景」では、産業 革命の進展前後の社会的情況、既存の社会と国 教会、宗教構造の関わり等を当時の地域に基づ く記録によって解き、その背景のもとに誕生、発 展したイギリス・メソディズムの特質を論じて
います。
産業革命は、組織宗教としての国教会の存立 を条件づける「宗教的地盤、つまり地縁社会」の 崩壊と人口の流動化をもたらしました。それが 伝統的な教区組織の外側に多くの人々を置くこ とになり、新しい形の宗教組織の成立・発展のた めの社会的条件を用意したと指摘されます。即 ち英国国教会の経済的基盤であった農業、土地 を媒介とした地主層と村落共同体が変質したり 解体に至る時期が、メソディズム成立と発展の 時期とほぼ重なり合っていたわけです。国教会 の聖職者には経済的に困難な時期、聖職禄の不 平等、地域的格差があり、聖職者の怠惰や堕落が 問題となる状況もありました。非国教徒たちは
「統一令」「都市自治体令」「非国教徒集会令」「5 マイル令」「審査律」等により政治的、宗教的権 利を剥奪されてきましたが、「寛容令」(1689 年)
により活動が多元的になりました。プレスビテ リアン、コングリゲイショナリスト、バプテスト 派、その他が少数派を形成していたことが、メソ ディスト派のように両方の性格を備えた集団登 場の背景でした。大衆への布教と主観化された 信仰が現れ、問われた点でも既存の宗教の役割 の変化として指摘されます。
第2章「メソディズムの成立と展開」で、ウェ スレーの生い立ちからメソディズムの組織的発 展の過程を、国教会から自立の時までとして、
次の四段階に区分します。1.前段階期(1703 年−)、2.形成期(1738年−)、3.過渡期(1750 年−)、4.自立期(1763 年− 1791 年)。
著者は前段階で、ジョン・ウェスレーが6歳の ときに、牧師館の火災に遭い、彼は炎の中から奇
跡的に救出された出来事、牧師館の「オールド・
ジェファリー」と呼ぶ幽霊騒動のこと、家庭と オックスフォード大学生活で受けた高教会主義 的教育のこと、22歳の時に聖職按手をうける準 備としてジェレミー・テイラー、トーマス・ア・
ケンピス、ウイリアム・ロウ等の書物により霊 的影響を受けたことを記しています。そして、
摂理への意識と心理的根拠、不可視的世界の理 解、伝統主義と理性、内的服従と聖書的清潔の 生活、霊的救済の追及心などの跡づけを探究し ます。彼のホーリー・クラブの活動から、1738 年のアルダスゲートの
回心に至る、信仰生活 の 質 的 転 換 の 経 緯 を もって、メソディズム 信仰復興運動の一区切 りとします。
形成期はメソディズ ムの組織の成立と成長 をみて、ウェスレーを 頂点とする新しい組織 的権威の成立、特に、
モラビアン派とホイットフィールド派からの離 脱と、彼を指導者する独自の集団へとまとめあ げられる過程が検証されます。回心者の群れに 対する初期的リーダーシップの確立のこの時期 は、国教会の宗教的権威から逸脱化の時でもあ ることが指摘されます。1741年以降ロンドン、
ブリストルを中心に、ソサイティ、バンド、ク ラスと役職が作られ、すべての組織が彼に結び 付くコネクショナリズムという独特な組織形態 が作られます。次に、彼は国教会からの分離を めぐる対立と、彼のリーダーシップに対する一 部説教者の挑戦と抵抗に遭ったことが詳細に検 証されます。自立期には、国教会からの分離問 題とその緊張関係、ウェスレー死後の離脱、分 離の過程を、著者は二つの側面から解明します。
組織と制度の発展と、地域レベルの分離の現実 であります。結局、ウェスレーの行為は初めの意 図に反して国教会の宗教的権威と職階秩序の無
視となり、決定的離脱に繋がります。特に、トー マス・コーク等への按手礼執行が、メソディズム 独自の宗教的権威の誕生となる経緯を詳細に述 べます。
第3章「ウェスレーの思想と権威」において、
彼の神学的思想を、彼の行動の思想的表現とみ ること、神の摂理への信仰と彼の強い自己意識 に、その組織的権威の性質が解かれます。ここで 著者は、ウェスレーの生涯の中心のテーマ「聖霊 の証し」の教理、救済から「完全なる聖化」と、
「キリスト者の完全」の教理を考察します。聖化 の重視、アルミニアニ ズムと聖霊の働きの三 つに通底する、信仰思 想の特質を指摘してい ます。ウェスレーが国 教会の聖職者であろう としつつ、内的召命を 外的召命より重視して 伝道したことは、それ が聖書的に権威づけら れているという理解を もっていたからであります。
第 4 章「ウェスレー死後の時代と混乱」から終 わりの第7章までは、組織とリーダーたちの問 題と動向、事件と事実関係などを、色々の資料に よって詳細に考察しています。宗教社会学的視 点による研究の真骨頂を発揮しているところで もあります。人と組織の関係は現代に通じてい るので、興味深く読むことができると思います。
後半の紹介は省略しますが、各位が直接に読 まれることをお勧め致します。
(院長 国際政治経済学部教授)
『イギリス・メソディズム研究』 山中弘著 ヨルダン社 1990年 446頁 198.7/Y6-1
間島記念館3階のウェスレー図書室には、
メソディズム関係の日本一充実したコレク ションが所蔵されています。
どんな内容なの?
図書館や図書に関するエッセイ・書評、様々な図書館・
美術館・博物館の案内、本学の資料紹介・広報記事などを 収録しています。
図書館内および構内の各所に配布 ご自由にお持ちください
表紙絵・原稿を 随時大募集 表紙絵・原稿を
随時大募集
図書館報編集委員会で テーマが決定されます。
採用された方には 図書券を進呈! !
(図書館報編集委員会)
発行の半年前 に企画が決定
原稿受理・
編集 原稿受理・
編集 校正
(再校・三校)
校正
(再校・三校)
完 成 完 成
図書館報ってなに?
1987年10月15日に創刊された図書館の広報誌です。
各学部の図書委員の教員と図書館の職員で編集しています。
通常年4回(1月、 4月、 7月、11月)発行されます。
から 「 」 と命名されました。
執筆依頼
発行の半年前 に企画が決定
執筆依頼
立教大学図書館 篠 原 豊太郎
SHINOHARA Toyotaro池袋駅の雑踏を抜け、西口側地下道の一番奥 の C 5の階段をのぼって暫く歩くと、蔦のから まった赤レンガの建物が目に入ってくる。これ が立教大学池袋キャンパスである。各建物の意 匠は、簡素でありながら重厚な赤レンガでまと められている。なにか故郷は北九州の門司港レ トロを思い起こさせる。潮風が無いのが残念で あるが。
正門をくぐり本館を抜けて、左手に行くと図 書館本館がある。学生証さえ持っていれば、私た ちも自由に入って閲覧できる。一たび中に足を 踏み入れると、池袋の喧騒がうそのように、静謐 でアカデミックな時間が流れている。ここは雑 誌や、文献目録などが充実している。特に参考室 は、多くの部分が木造で天井が高く、さらに蛍光 灯ではなく白熱灯を使用しているので、雰囲気 がとてもよい。一度行かれることをお勧めする。
私が立教大学で頻繁に利用するところはこの 本館ではなく、別棟の人文科学系図書館と社会 科学系図書館である(こちらの閲覧を望む場合 は、本学の図書館レファレンス係を通して事前 連絡をしてもらう必要がある)。私が専攻してい る辛亥革命期の中国語の文献史料が非常に充実 しているからだ。人に得手不得手があるように、
図書館にも得意分野と不得意分野がある。残念 ながら本学は辛亥革命期の史料が手薄なので、
必然的に他の図書館に頼ることになる。その様 な状況で試行錯誤を繰り返しながら、立教大学 の図書館に辿り着いた。人文図書館の良いとこ ろは開架棚を自分で見て回れるところである。
これによって思いがけない発見をすることがあ り、研究が進展していくことがある―ただ、無駄 な寄り道をしてしまい、時間を浪費することも あるが―。この思いがけない発見が図書館での 大きな悦びの一つであると思う。請求書を渡し てレファレンス係が必要な本だけを持って来る 東大ではこうはいかない。また、社会科学図書館 には『民立報』という孫文ら革命派の機関紙の貴 重な縮刷版が収蔵されており、頗る助かってい る。『民立報』をみていくことで、当時の中国の 雰囲気をより肌で感じることができるのである。
このように、私にとって立教大学の図書館は 研究のよきパートナーといえるのである。みな さんも自分の専攻分野に最も適したパートナー を早くみつけられることをお勧めする。それが 本学でカバーできるならそれに越したことは無 い。本学では不十分であるなら、コンソーシアム などを利用してどんどん外へ出て行こう。そう することで、新たな知的発見、様々な知的悦びに 出会うことができるだろう。
私は立教大学の図書館に通ってかれこれ3年 になる。個人的に春の時期の社会科学図書館が 気に入っている。吹き抜けのガラス張りの天窓 からは春の煕々とした陽光が差し込み、開け放 たれた窓からは花の匂いを含んだやわらかな風 が入ってくる。読んでいる漢文がだんだん頭に 入らなくなってきて、まぶたが重くなる。そし て、はっと目を覚ますと、相変わらず春のうらら かな時間が続いており、万事平穏であることを 確信する。図書館での春の午睡。たわいのないこ とであるが、私のちょっとした日々の愉しみの 一つに数えられる。(文学研究科史学専攻 2 年)
一日に2,500人が利用する相模原キャンパス の図書館。1 階から 3 階まで合計約1,000席の 閲覧席が設けられています。人が多ければ、そ れだけ利用スタイルも千差万別。そんな希望に 少しでも沿えるように、一般閲覧席以外にも各 用途に合わせたスペースが設けられています。
ゆったり広々とした閲覧席がお好きなら、1 階がお勧め。日中は4 m の天井まで届く大きな 窓から明るい陽が差し込みます。疲れたら芝生 のグリーンやせせらぎに目を移してひと休み。
静かな場所で集中して勉強したい人には、2 階の書斎エリ
ア。机には一 人ずつ目隠し の仕切りがあ ります。
自分のパソ コンを持ち込
んで、インターネットに接続して利用したい人 は、2階 O 棟側の閲覧席に電源と情報コンセン トが設置されています。
自分のパソコンでなくても、インターネット や CD-ROM・データベースのための情報検索 コーナーは各階にあります。(CD-ROM は2階 のみ)
共同学習エリアは、グループで議論・相談し ながら気軽に勉強するためのスペースです。
万 代 記 念 図 書 館 施 設 紹 介
3 階にはグ ループ学習室 があり、3〜
12人のグルー プ で あ れ ば 1週間前から 予 約 で き ま
す。館内の資料を利用した学習や研究にご利用 ください。
3階出入口横にはドリンクコーナーがありま す。飲み物の自動販売機があるので、長時間の 読書に疲れたら、たまにはリフレッシュしてみ てはいかがでしょうか。
また、視覚 障害者のため に、1階カウ ンター横に点 字用ブースが 2室用意され ています。
最後に、大学生には必需品の携帯電話。でも 静粛な図書館内で着信音を鳴らしたり、閲覧席 で通話したりするのはタブーです。そのため、各 階のトイレ前の通路は携帯電話の利用を許可し ています。大勢の人が気持ちよく利用するため に、利用マナーは守りましょう。
こ の よ う に、図書館の 中には様々な スペースがあ ります。お気 に入りの場所 を 見 つ け て 、
前号(第63号、P.12)掲載の自動書庫とともに、
どんどん図書館を活用してください。また、こ んなコーナーが欲しい!といった積極的なご意 見もお寄せください。 (相模原図書グループ)
1階 閲覧席
2階 書斎エリア
2階 共同学習エリア
3階 ドリンクコーナー
3階 閲覧室
青山学院大学図書館報 AGULI 第64号 2004年1月9日発行 表紙・絵/岸 英朗(大学名誉教授)
編 集 青山学院大学図書館報編集委員会・大学図書館広報担当 TEL.03-3499-1402 FAX.03-3407-4472 発 行 青山学院大学図書館 〒 150-8366 東京都渋谷区渋谷 4-4-25 http://www.agulin.aoyama.ac.jp/
青山学院スクール・モットー 地の塩、世の光 The Salt of the Earth, The Light of the World
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※休館中も他大学への紹介状の発行、文献複写依頼は受け付けます。(平日9:30〜16:00)
※3/29〜31は図書システム入れ換えのため閉館します。
※4/3〜通常開館
本 館
万代記念図書館
通常開館 春期開館 休日開館 休 館 日
● 試験期貸出 1/8〜1/28 (学部・短大生は貸出期間1週間、
延長は全利用者1週間)
● 春休み貸出 1/29〜3/27 (学部・短大生は貸出冊数10冊)
返却日 在校生 4/12 卒業・修了予定者 2/27
(1/8〜2/5)
(2/27〜4/2) 9:00〜19:00 10:00〜17:00
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※3/1〜4は蔵書点検、 3/29〜31は図書システム入れ換えのため閉館します。
※4/12〜通常開館
通常開館 春期開館 休日開館 休 館 日
● 試験期貸出 1/8〜1/28 (学部・短大生は貸出期間1週間、
延長は全利用者1週間)
● 春休み貸出 1/29〜3/27 (学部・短大生は貸出冊数10冊)
返却日 在校生 4/12 卒業・修了予定者 2/27
(1/8〜2/5)
(2/6〜4/10) 月〜金 : 9:00 〜17:00 土 : 9:00〜13:00 12:00〜17:00
万代記念図書館1階・3階にプリントステーションが設置されました。
プリペイドカード(イーゴカード)または金額をチャージした学生証で インターネットの情報を印刷できます。なお CD-ROM 用のパソコン からの印刷は従来どおり用紙を持参してください。
万代記念図書館 プリントステーション
運用開始