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論文審査の結果の要旨

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Academic year: 2021

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論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨 報告番号

(

医歯薬

)

甲第 293 号 氏名 春山 晃毅

学 位 審 査 委 員

主 査 筑波 隆幸 副 査 林 善彦 副 査 藤原 卓

論文審査の結果の要旨

1 研究目的の評価

本研究は、

Porphyromonas gingivalis

の菌体表面に存在し、蛋白分解酵

gingipain

により分解される

TLR2

TLR4

非依存性の

NF-κB

活性化因 子の精製と同定である。歯周病原細菌由来の未知の自然免疫活性化因子の 同定は、目的として十分に妥当である。

2 研究手法に関する評価

精製した蛋白の質量分析を行い、解析結果を

ATCC 33277

株ゲノム配列 のデータと照合して

CDS PGN_0748 ( gslA

と命名

)

にコードされているこ とを明らかとした。更に、

gslA

遺伝子の変異株や、組替え

GslA

蛋白およ び抗

GslA

抗体を作製し、レポーター細胞の

NF-κB

活性化において

GslA

が必須であることを多面的に証明していた。従って研究手法も妥当である。

3 解析・考察の評価

上記手法で解析した結果、質量分析、遺伝学的解析、抗体による抑制試 験のいずれにおいても、

P . gingivalis ATCC 33277

株ゲノム配列中の

CDS PGN_0748

にコードされる

GslA

蛋白が

7.19

細胞

NF-κB

活性化に必須で あることが示された。従って、

GslA

がレポーター細胞の

NF-κB

活性化に 必須であると結論するのは妥当である。

GslA

蛋白は

P . gingivalis

菌株間に おいて存在様式が異なり、菌株に特有な病原性に関与している可能性もあ る。これらの結論は、今後の更なる研究の展開が期待される。

以上のように本論文は歯周病学の研究に貢献するところが大であり、審査 委員は全員一致で博士(歯学)の学位に値するものと判断した。

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