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巻頭言

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Academic year: 2021

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巻 頭 言

文化創造学科紀要もようやく第 3号を迎えることとなった。そして,本年度紀要号には 文化創造学科の第 1期生の卒業研究のリストを掲載している。ようやく学科としての形が 整ってきたという感慨を,改めて感ぜずにはいられないものがある。 短期大学部の教員は,学生指導教育にかかる比重が非常に大きい。その職務を十分に 果たしながら,それぞれの研究もたゆむことなく続けられていること,そして,学生の卒 業研究や制作の指導にも心血を注がれ,ここに掲げたように,多くの学生が,それぞれの 成果をまとめることができたことは本学科の誇りとするところである。 本学には,それぞれの教員の専門分野に対応する,学部各学科の紀要もあり,本学科の 先生方も,これらの紀要にも研究成果を発表されている。文化創造学科紀要号は,先生方 にとってのもうひとつの研究発表の場ともいえるわけだが,号を重ねるにつれて,独自の 存在意義が見えてきたように感じている。 本号に掲載された先生方の論文は,本学科の多様性を反映し,多様な分野にまたがって いる。長年継続され論考を深めてこられた研究もあれば新たなテーマに挑まれた研究もあ る。それら,多様な研究を俯瞰できることが,他にはない特色のひとつであろう。 研究は,それぞれの専門分野によって,それぞれの発想のしかた,アプローチの方法を 持っている。自分の専門分野の中だけでは,他の分野の研究方法に触れる機会はそれほど 多くないのではないだろうか。文化創造学科は,様々な研究のキャリアを持った先生方が 席を並べており,その多様性が先生方の研究の幅を広げる芽を育みつつあることを感じて いる。 「文化創造」という,とてつもなく大きな名を頂いたわれわれの学科が,何を「創造」 することができるのか,これまでの 3年間,自問自答を繰り返してきている。刷り上った 本号を手にとって見ると,「創造」を,研究の視点から繙く鍵が浮び上がってくるのでは ないだろうか。 「文化創造学科紀要」を基盤として,様々な領域の研究者の活発な意見交換がなされ, その名にふさわしい,新たな視点を持った研究が次々と発表されるようになることを願っ てやまない。 (木村 信之)

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