⋮原
著
實験的購書.チ
フスしの組織酌病妻に就て
束窟女子馨學專門學校病理學教室︵主任佐藤教授︶安 澗
八
重
緒 口 人戸の嚢疹﹁チフス﹂の病理解剖的攣化に覧てはく冒。げ。ヨω葺070鼠Φの一つσQΦさO諏器6ぎ罠罠ポ諺。,oげ03ン塗畑ぎ諺ぎ器2︸び ♂<9速09黒白拙く郎σQ窪ρ団。影rU詠営彦笹ご犀銀9切。冨蔓M凶憶5冨。影考白びω90曲げ。ポ円自浄聾ひ寓。。・oどOoaΩご ごdo邑斜Ooo一の詳O冨鐸げ巽M℃o冨島①鼻⑦炉︾.図Φ貯び遷α栖オ窪ミ興。ぎノ<。O霜管毛9U騨ぴ蜜壽旺ひ因直。曙窃鷺・:氏等の業績ありて 叉本病主母に鋭敏に感染する海狸に減てOΦ①冨Φ麟bご塁①びZ号。躍ρbゴ冨冒oFび巴ρ勢8営業・導灯霧講究づ戸Uo霞・国。ぎ○けF ℃簿窟曇鶏群∼芝。ま霧げ見玉、高橋氏等は其病理組織的縮化を報告せり。殊に≦o冒騨。ぴは其病原罷たる﹁リヶツチャ﹂を内 皮細胞内に槍出せり。通見玉は本病毒に感染せる海狸の特有なる病竃は脳内に於けるっダリヤL小結節なりと謂へり。 余は佐藤教授指導の下に諸系豊玉﹁チフス﹂に感染せろ海狸に就て其感染方法を異にして血管系統に於ける病攣を検出する ことを企て、心臓内、腹部皮内.睾丸、唾液腺及腹腔内に接種を行ぴ、之を組織的に検索し更に生霊染色によゆて其病竈を 研究し併て本病に混合傳染せるものに就て固有病気の悪化を観察せり。 實験材斜及實験・育浅 .一D3 安川㍑實瞼的螢疹﹁チフス﹂の組織的病攣に就て 轄叩 Z巻 四四三34 安川騒實験的悪罵﹁チフス﹂の組織的病攣に就て 第六谷 四四四 海榎は毒忌二五〇瓦li三〇〇瓦内外の健康なる蓉のを選び、病毒は北里研究所より分與されたる人型磯疹﹁チフス﹂と満 洲より分與されたる海翼二〇世代通過せる人型磯疹﹁チフス﹂を用ぴたり。 罹患海瞑の五〇%﹁ヘパリン﹂心血︸㏄叉は五〇%熊鼠酸曹達加血液一㏄一一・五㏄一を心臓、腹部皮内︵一〇個所に注射︶, 睾丸、唾液腺内接種︵顎下腺︶及腹腔等に接種を行ひ震絶せしめたるもの、更に病毒と共に他の雑菌を接種し之によりて混合 傳染を惹起せしめたるもの、爾病毒接種を底ひ定型的に爽崩したる後、﹁カルミン﹂注射を行ひて病竈を観察せり。之等の實駿 動物は死亡したるもの叉は撲殺せしめたるものを直ちに一〇%﹁フォルマリン﹂溶液、オルト域孟春は酒精等にて固定し﹁。ハ ラフヰン﹂包埋法を行ひたり。染色法としてはコヘマトキシリン・エオヂンしの二重染色法を行ひたり。病竈と密接なる關係 を有する血管を研究する爲め血管の内径を測定せり。 帥ち臓器殊に騰臆に於ける毛細血管は組織標本上大小不同にして血液にて充實せる所、之に反して全く之を見ざるが如き 多様の像あり。懸れ組織標本の製作に關係あるものと思惟せしも、箪に鑛止せる毛細管の周漫叉は血液乏しき毛細管等の如 き漠然たる記載を避くる目的にて其血管の内面を測定して毛細血管の援張の程度を示して病竈との關係を示すことにせり。
第國章 罹患海面に於ける病理解剖の一般
︵一︶ 心臓内接種 此の實験に於ては罹患海狸の﹁ヘパリン﹂心血一㏄﹂丁五㏄を心臓内接種を行ひ、六日−十日の潜伏期の後磯熱し、獲 病三日目叉は十日目に於て撲殺し叉は死亡せるものに就て検索せり。 大謄⋮⋮皮質には殆んど常に毛細血管周園に三面圓形或は﹁アメーバ﹂様の不正核を有する軍慮細胞及少敬の小﹁ダリヤ﹂細 胞を混ぜる細胞浸潤を認む,爪同之等血管との關係不明なる小結翻心の浸潤竈を認むるものあり。此の結節を形成する主なる 細胞は圓裏曲は長楕圓形或は﹁アメーバ﹂様の不正核を有する並並細胞にして少数の小﹁ダリヤ﹂細胞を混じ、其結節の大いさ は略々0・〇四五粍×0・〇五粍大にして多核白血球は殆んど認められす。35 而して禰蔓性の結節を構成せるものは主に一個叉は二個の核小弓を有する﹁ダリヤ﹂細胞より成る。 血管との關係明瞭なるものに於ては其内径○・00二粍一○・〇四粍の毛細血管周園に認むるもの多し。就中O・00四粍 一○・〇四事大のものに多く殊に内意○・〇二粍内外の毛細血管に於て五七・一%を占むる程多し。其他多くの千三例に於て 禰蔓性の細胞浸潤も認むる事を得たり。髄質は皮質に比し一般に病攣は遙かに弱し。血管周園に浸潤あるものに於ては、○・ OO四望より○・OO八議の内径を有する毛細血管周園に見る事多し、爾輕度なるも禰蔓性浸潤をも認むる事あり。其他一般 の炎性病攣として血管の損張を俘ふ軟耳玉及蜘蛛膜腔等に著しき充血叉は血管周桑の浸潤を認む。 小港⋮⋮一般に大腸の病攣に比較し甚だしく態度なるも毛細血管の怒張を認め、皮質に於ては内腔○。○〇二粍−一○・0 0六粍の毛細血管周園に同様に大雄皮質と同様の細胞浸潤を認む,か玉る攣化は風構例のH四・二%に讃明せり。髄質に於て は只一例に於てのみ0・〇一四粍大の毛細血管周園に浸潤を誰明せり。 心臓−⋮筋間結締織内の血管周園に於て長楕園丁及﹁アメーバ﹂檬の不正核の大軍核細胞を以て浸潤を為し、叉筋繊維間に も同様の細胞を認むる事を得,時としては輕度の血管の怒張叉は小出血竈をも見る事あり、爾一例に於ては心外膜に著明な る圓形細胞の浸潤を謎明せ少。 上記の病竃を有する墨書結締織内の血管の大いさは○・〇二粍iO・○八粍の内腔を有するものにして就中0・○〇六粍 のものに多く五〇%一六六%に於て讃明せり。箭繊維間に禰蔓性に浸潤を遅し黙々高度なるものを認む。 肺臓⋮⋮小葉間結締織内に存在する血管周園に長銀圓精細胞の浸潤を來すもの多く肺胞壁に細胞の浸潤を見たるも著明な らす,血管周園の浸潤を有するものは其大いさは前述の臓器に於けると同様にして内径○・○〇二粍一○・○二粍のものに 多し、されど一般に大膓に比し人々憎く欲張せる毛細血管の周園に多く内腔○・〇一粍10・=一点のものにより多数に認 め0・○.ハ粍内外の内腔を有するものに於ては實験例の八三・二%に認むる事を得たり。 以上の攣化の他肺胞壁の毛細血管の充血、時には出血を律すものあb・、叉氣構造肺炎の像を呈せるものあり。 肝臓⋮⋮各小葉聞結締織帥ち捌リソ烈氏歯内の港南周園に長楕語形の軍椴細胞の浸潤及小葉内に於ける中心静脹周園の浸 安川三管ハ瞼脇目螢疹﹁チフス﹂の組織的病縁仰に就て 第六雀 四四五
,oC6 安川臼實瞼口重疹コチフスしの組織的病憂に就ザ、 第六巻 四四六 等等を認む。此の細胞浸潤竃を有する血管はO・〇四十⋮○。〇六粍の内子を有するものに於て其最大の百分率を示し、杢 實験例の八五・七%に設明せり。之等の血管に於ては屡々著しき充血を浴せるものあり、稀には小出血忌をも見る事あり、か 曳る攣化は肝動脹の分枝に重ては見る事稀なり、其他肝小葉内には禰蔓性の浸潤を有する事あり。 腎臓⋮⋮皮質の網.トマジ氏嚢の周園に於て長喜歪形の核を有する細胞の浸潤を全實験例に於て之を認むることを得たり, 筒皮質及髄質の間質及境界暦に於ける血管、就中O・OO八粍一○・一四粍殊に○・〇四粍一○・○八粍大に平張せる毛細 血管の周邊に上記の細胞の浸潤を認めたるもの五〇%を現はせり。 以上の病攣の他には皮質及髄質の間質結締織内の血管の充血を示せるもの時には縣毬鰐内の核の増殖及出血ありてボーマ ン氏嚢内に滲出液を見る事ありて明なる縣血書炎の像を呈する事あり。 睾丸⋮⋮睾丸中隔及睾丸細精管の間に禰蔓性の圓形細胞の浸潤あり、爾曲管暦の血管は一般に怒張し殊に内腔○・〇四粍内 外に櫨張せる毛細血管の周團には﹁アドベンチ・ヤ﹂細胞の門訴の増生を認む、其割合は二五%に於て謹明せり.。英膜内の血 管には之を認むる事困難なり、ある實験例に煮ては間質内の血管の擾張及細胞浸潤の爲め細精管の萎縮を試したる如く見ら る瓦所あり。 横紋筋:⋮・四肢及胸部、腹部の筋肉に就きて検索せり。病竃は箭闇結締織内の血管周園に於て認めたり。其血管の援張の 程度は愚管○・OO六粍10・〇二粍のものにして就中○。00八粍内外のものに於て多く、六六。六%を示せり。其他輕度 に同檬の細胞浸潤のみにして其の部に血管の存在を見ざるものあり。 腸管⋮⋮漿膜の血管周園に細胞の浸潤竃を見たるものあり。其血管の潤滑の程度は○・○〇四粍一!○・00八粍のものに 多く約二五・○%に讃明する事を得たり。 ︵二︶腹.部皮内接種へ注射郡位+価所︶ 大学⋮:・皮質には一般に禰蔓性の細胞浸潤著しく櫓縄胞は界面叉は楕圓形或は﹁アメーバ﹂様の不正核を有する輩核細胞及 少数のコグリヤ﹂細胞よりなる、叉毛細血管壁に滑ふても亦著しく浸潤を示せり。かxる湿糠の浸潤を有する血管の籏張の程
3,7 度は内腔○隔00二粍一○・〇五粍のものに多し。髄質は皮質に比し精々強く授濁せる血管に滑ふて細胞浸潤を來し、其他 の鍵化として毛細血管は一般に怒張し出血を起ぜるものあ砂。 小騎⋮⋮蜘蛛膜腔に於て血管の捷張と共に血管周園の浸潤冒し。而し皮質内には一般に極輕度の覇蔓性の浸潤を認めたり、 血管との關係明ならす。髄質に於ては皮質に比し細胞の浸潤累々粘度にして血管周園に見る事も亦此の場合多し、毛細血管 の鑛張の程度は内径0・00六粍1−○・○○八粍のものに多し。 延髄⋮⋮内腔0・OO一難・一O・〇一四粍大の毛細血管周圃に於て輕度に細胞の集合せるを見る。 心臓⋮⋮此場合に於ては前壁駿例帥ち心臓内接種に於けるものに比し梢々高度に炎性細胞の浸潤あり。帥ち三間結締織中 の毛細血管の損張の程度は内腔0・〇四六粍内外のものに於て最もよく其周園に細胞浸潤を現はせ砂。群論蔓性に筋間結締織 及筋繊維間に浸潤を訳せるものを認む。か玉る血管は殆んど常に充血し時には臨場を認めたり。 肝臓⋮⋮肝小葉間結締織申の血管に於ては其内腔0・〇六輝i−O・○八粍大のもの玉周園に多く浸潤を來し、、肝小葉内の ものに於ては内腔○・OO六粍10・〇二粍大の毛細血管周園に多く時には土管の周園にも細胞の浸潤を認む。其他毛細血 管との關係が不明なる小結節存在せり。 腎臓⋮⋮縣毬艦内及剥ーマン氏嚢の轟轟に討て細胞浸潤を認む、殊にボーマン疑嚢の周園に於て細胞の浸潤著しきは前實 験例に等し。皮質の間質に於ける毛細血管の擾張せる程度は内福○。○〇綿密、10・00八粍大のものに浸潤ありて皮質髄 質の境界に於ける心気に於ては其大さ約○・〇七四粍内外のものに浸潤を認むる事多かりき。 ︵三︶睾丸内接種 大臓⋮⋮皮質には禰蔓性並に毛細血管周園に紬胞浸潤捜し、此の場合の毛細血管の鑛張の程度は○・OO八粍一○・〇二 四粍の管腔を有するもの多し。髄質は病攣一般に野馬にして輕度の禰蔓性の浸潤及皮質に於けると同様に0・00八粍一 ○・〇二粍大の毛細血管、岡團に紬胞浸潤を有せり、其他血管は一般に充血を溢せり。 小臓⋮⋮大鵬に比較し一般に病攣輕度にして一例に於て輕度の漏蔓性の浸潤を見るのみなり。 安川11實験的酸疹﹁チフス﹂の組織的病愛に就て 第六巷 四四七
38 安川−一 買臨聯的獲疹﹁チフス﹂の組織的病憂に就て 第六巻 四四八 心臓⋮:・心筋繊維の間には所々毛細血管の出血を認むる所あり、 一般に準々高度に細胞の浸潤を認め殊に二間結締織の血 管周園に覧て著し。其毛細血管の勧請の程.度は○・〇二士iO・〇四面の内鰐を有するものに多し。禽筋繊維聞に散在性に 設明せらる﹂なり、か玉る浸潤せる細胞の種類に於ては他の病竈のものと異ることなし。 肺臓⋮⋮肺小葉間に於ては内匠○・〇藩論iO・一四尋人の毛細血管周園に於て細胞浸潤を認むること多し、併し時には 0・〇三粍10・○八粍の毛細血管の周園に於ても浸潤を認めたり。 肝臓⋮⋮グリソン氏鞘に於て門脹の分枝及謄管の周園に細胞浸潤あり。毛細血管に於ては内腔○・〇一聯iO・○八粍の ものに認む。 腎臓⋮⋮皮質及髄質共に充血し、殊に其境界暦に於て著し。細胞浸潤はボーマン氏嚢の周園蘇蜜毬艦内に梢々高度なり、 倫皮質髄質の境界に於ける弓懸動静脹の周園に於て著しく之を認むる事を得、後者に曾ては世ハ大いさ○・二八粍一○魯三粍 の内径を有するものにして輝々大なる血管周國に見る事多し。爾曲細尿管の問質結締織内にも同様の浸潤あり。 睾丸⋮⋮間質内の血管の充血を認むるも細胞浸潤を認め歩、只焚膜内に於て内腔O・〇六粍10・四粍大の血管周園に中 等度に細胞浸潤を來せり。 横紋筋⋮⋮筋間結締織及筋繊維間に馬蝉高度の細胞浸潤を有す、殊に筋間結締織内に継ては血管周園に見るもの多く其毛 細血管の掻張程度は○・〇二面10・O嘗胆の内径を有するものに多し、叉手激の實験例に於ては筋繊維の壌死に陥りたる ものあり。 ︵四︶ 唾液腺内接種︵顎下腺︶ 大脳⋮⋮皮質に於ける禰蔓性細胞浸潤竃の出現は他の接種法による病攣よりも一般に高度なり、且つ毛細血管との關係不 明なるコグリやL細胞よりなる小結節を翼々多激に認む。毛細管周園に細胞浸潤を淫す程度も亦高度にして此毛細血管の籏張 せる程度は内諾0・00六粍一○・OO八粍のものに於て最も多く存在せり。随質内にも細胞の浸潤を有するも皮質に比し 遙かに弱し、血管薬園に斯るものに於ては○・OO八十10・〇人溜の内腔を有するものに多し。一般に充血響く軟臓膜に於
39 ては充血と共に小出血をも認めた砂。 小隅⋮⋮軟臓膜に輕度の充血及血管周園に輕度の細胞浸潤を思せり,然れども皮質及髄質には著辱なし。 心臓⋮・.・筋間結締織及筋繊維間に細胞浸潤あり殊に筋群結締織の血管周園に鞭てかなり強度に認むる事を得,此場合に於 ける毛細血管の損出程度は内径○・〇二粍一○・〇二四粍のものに多く時には毛細血管の出血等を見る事あり。 肝臓⋮⋮肝小葉内の毛細血管は一般に高度に充血し出血を來せるものあり。細胞浸潤は殆んど常に血管周園に認め、其擾 張せる程度は内腔○・〇二粍iO・0八粍のものに認む。 肺臓⋮⋮管腔○・〇二四粍一○・〇歯止に横張せる毛細管壁に澹ふて炎性細胞の出現あり。血管は一般に充血著しく所々 に出血を來ぜり。 睾丸⋮⋮萸膜内及實質内に充血著しきも細胞の浸潤を認めす。 膵臓⋮⋮間質は充血しランゲルハンス,氏島内にも同様に充血及小出血を見ることを得るも他の臓器に惹起せる如き炎性細 胞浸潤を見歩。 腎臓⋮⋮剰団詔氏嚢の周園に長恨圓形の核を有する軍核細胞の浸潤あり、間質内には核の増殖を來すも此場合に於ては 血管古園に特有の細胞浸潤を認めす。只著しき充血を實質内に書し、殊に皮質及髄質の境界部に於て甚だし。 ︵五︶ 腹腔内接種 此の實験例に於ては植縫二十七代︵一一五日目︶のものを腹腔内に接種し十日後に撲殺せり。 大臓⋮⋮皮質には禰蔓性に﹁ダリヤ﹂細胞の増殖を認め、毛細血管周園には楕演出又は﹁アメーバ﹂様の不正械を有する輩核 細胞及少数の小﹁ダリヤ﹂細胞の浸潤を來せるものあり。か﹂る病竈を有する毛細血管の野芝せる程慶は0・〇二粍内外の内 腔を有するものに於て著明にして一般に充血著し、臆質には著攣を認めざりき。 小型⋮⋮心臓黒質は被膜と共に充血を負し、著しき細胞浸潤を認めざるも髄質は皮質に比し却って彌蔓性の細胞浸潤あり 血管との關手明なるものに於ては内定○・OO六器内外の毛細血管の周園に扇面の細胞浸潤を認む、毛細血管の充血を來せる 安川11實瞼⋮的磯子﹁チフス﹂の組織的病簗に就て 第六巻 四四九
40 安川皿山験鼎呂疹﹁チフス﹂の組織的病攣に就て 一触六巻 四五〇 所見は大臓に等し。 心臓⋮⋮筋闇結締織内の血管は充血し時には出血竈をも見る所あり、毛細血管周園には細胞浸潤を認め其彊張せる程度は 内腔○。〇一粍一○・〇翻意のものに於て認むる事多し。省血管との關係不明なる筋繊維間に細胞浸潤を認む。 肺臓⋮⋮各小葉間に存在する血管は一般に強く充血せり、血管周團には細胞浸潤ありて殊に内腔○・〇三粍li⋮一二粍のも の玉周園に於て著し筒氣管下周園及肺胞壁にも同誌に細胞浸潤を認むる事を得たり。 肝臓⋮⋮一般に充血を麗し、殊に肝臓の表面に近き部に於て著明なり、就中中心静脹は著しく擾張せの。細胞浸潤は一般 に血管三園に著しく此の場合血管の櫨張せる程度は内戚○。00六三一・○・〇六呂有せるものに多し、叉所々に肝細胞の壊 死せるものあり、此の壊死の周園に小圓形細胞の浸潤ありて周圏に肝細胞の核分心像を見る事あり。 腎臓⋮⋮綜北龍内の充血及小峰形細胞の浸潤を來しボーマン網嚢の周園には長楕圓形核を有する細胞の浸潤を認め、爾皮 質の聞質に於ける毛細管充血し高度の細胞の浸潤あり。 横紋筋:::四肢、胸部の筋肉に就きて検索せり。胸部の筋肉に於て殊に病攣著し、何れ噛筋聞結締織中に毛細血管に炎性 細胞浸潤ありて其毛細血管の損張程度は内穫0・OO六粍10・〇一四粍のものに多し。 爾筋繊維間に禰蔓性に細胞の浸潤を見たり。 睾丸:・⋮愚管暦及睾丸中隔の血管にして内径○・○〇六粍一○。○一五鼻血の血管周團に細胞浸潤を認む。 腸管⋮⋮著しき墾化を來さす。 ︵但し腎臓に於てはボーマン氏嚢の周園に於て病竈を認む︶
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腎 副 L 2t5.e125.0 %1 % :一13.3166.6 %1 % 丸一 睾 25.0 % 管 腸 1横紋筋i i }43 以上の全實験例に就て炎性細胞浸潤の状態を観察するに大臓皮質に於ては禰蔓性或は結節状に浸潤せるものあり,然れど も大部分に於て毛細血管周園に於て著明なり。其結節を形成する主なる細胞は押形,長瀞圓形或はコアメーバL様の不正核を 有する軍核細胞にして膚少数の小﹁ダリヤ﹂細胞︵露鋒同。σq暮暮幕昌︶を混じ其結節の大いさは略々O。〇四五粍×○・〇五粍× ○。〇四五粍にして多くの場合は多核白血球を含ます。特認蔓性結節を構成するものに於ては一個叉は二⋮⋮上二個の核小膿 を有する﹁ダリヤ﹂細胞より成る。毛細血管周團に存在するものは其大部分長楕圓形細胞より構成せられ之に少数の﹁、アメー バ﹂様の不正核を有するもの及小﹁ダリヤ﹂細胞を混ぜり。か量る病竈を有する毛細血管の獲張せる程度は小なるものは○● ○〇二粍にして最大なるものはO・〇四粍に及べ砂、他の臓羅に比較し浸澗竈を漏せる毛細血管の接点程度は遙かに小にして 炎性細胞浸潤の程度は全臓器の内最も著明なるものなり。之を心臓,腹部皮内.睾丸,唾液腺、腹腔内接種によりて罹患せ しめたる實験例に就きて比較するに腹部皮内接種及唾液腺内接種に於て最も惹き攣化を認めたり。 小臓に於ては血管周園に於げる蒲倉の程度は全篇験例に於て大量に比し遙かに弱し。 心臓に於ては内腔○・○〇二尉よりO・〇六粍に業事せる毛細血管周園に長工料形核の軍穣細胞の浸潤を來せり、就中○・〇 一粍10・〇四粍大の血管周園に浸潤を來せるものその大部分を占む。 之を大隅に比すれば嬉々毛細血管擾張状態の涌きもの玉書園に於て炎性細胞浸潤を認めたりき。 肺臓にては○・〇一粍iO・一二鴬舌の内鼠を有する血管周園に於て心臓に於けると同様の細胞浸潤を來せり、殊に○・〇 二粍一O・〇六粍の内腔を有する小葉間質内に存在する血管壁に滑ふて見ること最も多く何れの實験に於ても殆んど同様 なり。 肝臓に於てはO。00六粍一○・一二粍に鑛張せる毛細血管壁に於て炎性細胞の浸潤竈あり、殊に○・〇一粍一○・○八 粍のものに於て著明なりき。 腎臓内では弔マ判氏嚢の周園就中輸入盤面輸出管の凹前部に於て他の臓器の血管壁に見ると同様の長楕圓形核を有する 細胞の浸潤著明にして此の攣化は何れの接種法に於ても殆んど常に認めたり。其他一般に間質内叉は皮質歯軸質の境界暦に 安川11實験厩立疹﹁チフス﹂の組織的病攣に就て 第・六巻 四五三
44 安川11.實瞼的嚢疹﹁チフス﹂の組織的病攣に就て 第六巷 四五四 於ける血管周園芸に隷朕管周園に於ても亦同様の細胞浸潤を認む、か遡る場合には内腔0・00六粍叉は○・一四粍より0・二 八粍大に握張せる毛細血管及静脈管周園に見る事多し。 横紋筋に於ては間質内の毛細血管脚ちO・00六粍一一○・〇二粍に援志せるもの玉周囮に細胞の浸潤を認む、其他筋繊維 間に梢々高度に同様の炎性細胞浸潤を認む。 睾丸は一般に萸膜内の血管周團に楕圓譲文は少激の霞形紬胞の浸潤を認むる事多し。 以上の組織的攣化の他,大賢,小腸、麺髄及腰臓膜、蜘蛛膜腔に於ける血管の充血時には小出血糖を見る事あり。 之と同様に心臓、肝臓、腎臓、副賢、横紋筋、睾丸等に於ても之等の病憂を種々の程度に於て認めたり、肺臓に於ては氣 管枝肺炎の像を呈するものあり、腹腔内接種を施したる例に於て肝小葉内に小壊死竈を起せるものあり。 第剛剛章 生罷染色による病態の研究 罹患せる自警の心臓内血液を他の海士に接種し、八臼乃至九日目に覧て一日各々二同﹁カルミン﹂溶液を血管内に注入せ り、かく腱画せる罹患動物の諸臓器を﹁フォルマリン﹂溶液に固定し,厚さ一五μの切片を調製せり。後﹁ヘマトキシリン﹂染 色を行ぴ之により大臓及肝臓に現はれる結節様の細胞浸潤竃叉は血管壁に澹ふて浸潤性に躍る細胞の種類を槍索せレ。 大永皮質に於けるコグリやL細胞よりなる小結節と血管との關係は一、般に不明なるもの多し,而して﹁カルミン﹂色素を撮取 せる細胞を此結節内に於て全く認むること能はす、唯血管内の大箪核早旦及多核白血球等に於て明に此色素を撮取せ.るを認 む。結飾様に浸潤せる.細胞は﹁クロマチン﹂に乏しく﹁ヘマトキシリン﹂に弱く染色する圓輝国は長橋馬形或は﹁アメ;バ﹂様の 不正核を有する細胞及少数の小﹁ダリヤ﹂細胞を有するもの多し、之と殆んど同量に多核白血球を混じ極少量の﹁プラスマ﹂細 胞を混ぜり。 然れども血管壁に浸潤を着せるものに於ては挙々細胞の種類を異にし明かに﹁アドベンチチァ﹂細胞の増殖を見る事多し。 結節の大いさを測定するに略々○・〇四五粍×0・〇五粍xO。〇四五粍大のも⑪多数を含む。
45 肝臓に於てはクツ.刈歩造血芒欣細胞内に﹁カルミン﹂を彊度に揖取せしも此罹患せる病寵内の細胞にはコカルミン﹂を播取せ るものなし。
第竃章 混合凝議による嗣薦石壁の霊化
混合傳染を起さしむる爲めに豫め磯疹﹁チフス﹂の定型的の症状を惹起せしめ、其第三日目に雑菌を心臓内に油入せり。叉 始めよゆ磯疹.﹁チツス﹂に罹患せる海狸の絢工費曹高慮血液TO㏄ーー丁五㏄ど同様の雑菌を混合し、之を以て心臓内注射 を行ひたり。尚一方には以上行ぴたる動物の血液より更に代を重ねて偉染の状態を観察せり。之によりて固有病竈に如何な る關係あるかを比較研究せり。 此の⋮場合には實.験動物は病毒接種後十三日i一十七日目に於て死亡叉は撲殺せり。 ︵A︶、罹患動物の三面酸曹達加血液の心内注射後第三日目に難菌を心臓内に注入したる例。 雑菌注射後重日午後より四十度に熱評し以後明かに弛張熱を現はせり。病電工接種後十日目より四十一度以上を示し之よ り四日目に撲殺せり。 大臓皮質内には結節状に叉は禰蔓性に細胞の浸潤著しく之を詳細に親察するに既に述べたる﹁アドベンチ・ア﹂細胞群及小 皆形細胞に比し多数の多核白血球を認めた夢。此の多核白血球は血管周園の細胞群よりも血管との關係不明なる結節欣浸潤 のものに於て多量に認めたり。髄質内にも皮質に於けると同様に多数の多核白血球を混合せる細胞の斜懸を認めたり。 小臓皮質内には特記すべき白化を認めざりしも髄質内に於て血管周園に多核白血球を混合せる﹁ア下ベンチ・ア﹂細胞の増 殖せるを見る、か玉る病攣は大面皮質に比し遙かに輕度なり。心筋の筋繊維間には無燈に炎性細胞の浸潤ありて唯毛細管周 園に著明なり、一部には心筋炎の如き像を示し其間には結締織形成細胞の存在を認む。 肺臓の肺胞壁には一般に細胞の増殖を來し殊に、葉間結締織内の毛細血管の壷掘には細胞の浸潤を賦し、此の浸潤竈内に は少敷の多核白血球を混ぜり。 安川隠田瞼的.鍍疹﹁チフス﹂の組織的病愛に就て 第六巷 四覧五46 安川一1實瞼的畿疹﹁チフス﹂の組織的病憂に就て 第六巷 四五六 肝臓にては、肝小葉内の中心静脹は強度に怒張し、此の中心静謬伝グリソン氏茜雲の静脹分枝の学園に細胞浸潤を認めた b・。此の細胞集團は﹁アドベンチ・ア﹂細胞及多核白血球より形成されるも極少かの﹁プラスマ﹂細胞を混ぜり。 腎臓に於ては縣毬落雷及曲細尿管には著攣なきもボーマン氏嚢の周園殊に皮質及髄質の境界部に於ける弓歌静朕の周園に は細胞浸潤著しく之等は殆んど﹁アドベンチ、ア﹂細胞より形成され多核白血球の浸潤は殆んど認むること能はす。 横紋筋には間質叉は筋繊維聞には輕度の炎性細胞浸潤を認む。此の細胞浸潤内にも少数の歯形細胞及﹁プラスマ﹂細胞を有 せり。 ︵B︶混合傳染第一代︵四十一例︶海蘭の高熱中の拘油酸曹蓮加血液一㎝を心内注射を行ひたるものにして第二代に於ては八日 間の潜伏期の後定型的に病気を現し病毒の注射後十四日後に死亡したるものなり。 既に記載したる初代感染によるものと比較するに各臓器に於ける攣化は粛々輕度なるも純毒のみの感染に於けると殆んど 白樫にして初代のものに比較し各細胞喜連の間に多核白血球を混入する事少く。肝臓内に於て極僅かの多核白血球を認むる ことを得るなり。 此の場合前述の紬胞浸潤像と異り注目されるは︸、アドベンチ・アL細胞及極稀に﹁、プラスマ﹂緬胞の他に﹁クロマチン﹂に乏し き︸,アドベンチ・ア﹂細胞あり。
総括及考按
以上述べたる實験的研究によれば病毒を接種する方法が異なるも感染海瞑の各臓器に特有なる組織的憂化を惹起せしむる 事を得たり。殊に大購、腎臓、肝臓に於ては明なる病攣を煮起せしむ。児玉、高橋氏は磯疹﹁チフス﹂感染墨壷の購には営に 大細濁に好磯する小結節竈を認めたりと報告せり。余の聾心例に撃ても亦同様に例外なしに特有の小なる細胞浸潤結節とし て認めたり。国。芝震⑦犀は大姦の炎症竈に於てO段冴。。犀uα一一魯Φロを殆んど常に焚達したりと,叉と身。窪。。o♪〇二①ω貯σq①ぴ. O理ω9旨碧ロは大音媒質及被膜に充血を來し,叉屡々血管の置生を認め、稀には炎症の結果として化膿を起したる例に廼遇47 せりといふ。余は之等の小結節性の細胞浸潤竈と毛細血管とは密接の關係あるもの玉如く考ぴたるを以て該結節を有する毛 細血管の擾離歌態を各臓器に就て測定せり。勿論各臓器に於ては各々固有の實質を有するを以て組織固定其他の關係を同一 沖する事は至當ならざるも大謄には0・00四粍より○。〇四丁の内腔を有する毛細血管の周園に撃て著明なり。其他軟騰膜 及蜘蛛膜腔の充血及出血を指すこと腹部皮内接種を行ひたるものに於ては謄實質内に出血を認めたる事は 罎鐸。寓8昌拝 Ωユ①並置σQ①び O酵。・畠B碧臓器の所見に一致する所なり。以上の結節性細胞の浸潤竈の他言質内には散在性に細胞浸潤を認め たり。 黒化管系統に於ては肝臓を除く他病攣一般に輕度なり。ノ<・O鎚蝿≦o−∪菩8。。誠は肝臓量質内に甚しき充血及小出血を認 め、叢叢形細胞の浸潤、稀に﹁プラスマ﹂細胞を混入せりと、筒強度の脂肪攣性禍色萎縮又は散在性壊死竈を見たりと報告 せり。余の實験例に於ても亦常に充血を俘ひ、稀には小出血竈を見る事あり、細胞浸潤は小葉内に禰蔓性に存在するもの少 く其大部分は血管の公園に於て殊にグリソン氏営内の濫費の分枝及中心静脹︵内腔○・〇四粍IO・〇六粍の血管︶に認めた り。腹腔内接種の例に於ては肝小葉内に粟粒大の壊死竈を認めたり。 本症の腎臓に就ては9固Φω貯σpΦ﹂O守ω畠田きコ幽く09ヨ碧炉試巳①さ≧げ器。︸多 と母畠院oP芝90南国曙毛守U菩δ。・臨等は 一般染病に見る如き攣化を現はすものなりと言へり。余の組織的槍査によればボ剴−氏嚢の三園に於ける炎性細胞浸潤 が特に著明にして此の所見は大臓に於ける炎性細胞浸潤竈の出現と相待って特記す尊き病攣と認めたり。其他間質結締織内 の毛細血管及皮質、随質の境界部に於ける弓歌動灘脈︵○・○〇六突fO・〇一五粍の管腔を有するもの︶の充血及炎性細胞 の浸潤あり。 心筋に於ては聖上結締織及筋繊維聞に著明なる細胞浸潤を聾し,血管の充血及小出血を來すもζ言ぎ寓。訟050冨曙毛守 ∪四訂○ω紅の記職せる如き著しき退行性病攣及血栓形成等を見る事能はざりき。 横紋筋に於ても心筋に於けると略々同様の所見を呈せり。 呼吸器系統の病攣は既にく曽995碧︷oダ闘、窪芽巴めO惣話07巨き⇔噛︸の。冨塗℃δミ欝。ぎO轟虞図≦孚U9訂8置等により記載せ 安川H實瞼的磯疹﹁チフス﹂の組織的病縫に就て 第六谷 四五七
48・ 安川11實験的獲疹﹁チフス﹂の組織的病攣に就て 第六巷 四五へ られたり。卸ち呼吸道の粘膜の充血外出血時には潰瘍形成を蔵す事ありと、叉本症の約三分の一に於て肺炎を合併症として大 多数を謹むるものなりと報ぜり。余の馬験例と比較するに充血及稀には小出血竈を認め、他の臓器と同様に小葉聞結締織内の 血管︵内樋○・〇一嘗!−O・=一群大︶周園に著明なる炎性細胞浸潤を認め、少数に於て氣管枝肺炎の像を呈したるものあり 罹患海翼の大総掘各臓器に磯生する個々の結節標の細胞浸潤竃を詳細に観察するに炎性細胞群の大多敷は﹁クロマチン﹂に 乏しき圓形叉は長楕圓形の大軍核細胞な夢。﹀塗6B⇔5窪山勲O①巴窪は此の結節形成に多核白血球が關係あるものなりと報 じ、犀2詩£は多くの場合に於て多核白血球は峡除し、混合偉染の時に於てのみ認むるものなりと言へり。団。℃。鵠は大脳 の皮質,線状艦、﹁レンス﹂極に棄粒大の結節様の浸潤を讃明せりと、贈○≦鍵盤は大脳の炎症竃に於ては大部分にΩ①野− 、。 ャ菱錘を磯見し.又多核白血球・内皮細胞・・プラス﹃細胞鑑殖せけ鬼ダリヤ﹂細胞を認め、時には随喜細胞の増加を 魅すことありと報ぜり。余の實験せる場合に於ては既に罹患せる動物にコカルミンL注入を行ひたるもの叉は混合傅染を行ぴ たるものに於ては、定型的の集團を認むる事能はす、多数の多核白血球を混入せり。稀に少数の﹁プラスマ﹂細胞及小圓形細 胞を認めたり。殊に此の多核白血球は初代混合傳染のものに於て著しく第二代を重ねたるものに於ては次第に減少せり。故 に以上の組織像より津。鼻鮎の唱ふる如く本症の結節形成には多核白血球は多くの豊島雷除せるものにして、混合傳染の時 に於てのみ多数に誰明せられるものならんとの読に一致せり。 ﹁カルミン﹂下篇染色により﹁カルミン﹂の揖取肴態を親察せしに本症に於ける結節形成に關臆する特殊の浸潤性細胞は﹁カ ルミン﹂を貧喰せす。只肝臓内のグツ司へ訓氏星芒状細胞内に最も著しく、之と關係なき毛細管直言の﹁アドベンチ・ヤ﹂細胞 の増殖による浸潤竃を認めたり。 大臓、肝臓に於て佃々﹁の結節の大いさを測定†るに大謄に於けるものは横径O・〇四五粍、縦径○。〇五薬.深さ0・〇四五 粍内外にして肝臓では横狸0。〇三五粍、縦径○。〇二粍、深さ○・一六五粍内外のもの其時多数を占む。 結 藤 島編
49 一、獲疹﹁チフスしの病毒を海渠の心臓内。腹部皮内、睾丸、唾液腺︵顎下腺︶腹腔内等に接種せしめて、大門、肝臓、腎臓 心臓.肺臓及睾丸等を組織的に検索せ妖。. 二,組織的薫化として大全其他の臓器内に結節様に浸潤せる細胞の集絡を認め、之等の結節は大鵬に於て毛細血管周園に 好聾し,之に關与する血管の摘愛せる歌態は各臓器に於て異る。護れ各臓器が炎性反鷹により叉は組織固定液によりて牧縮 する程度を一様に親察するは正當ならざるも假に一様に固定せられたると見倣して、雪避張状態を台墨せしに大購に於ては ○・○〇四点﹁0・〇二時︵五七・一%︶、心臓O・00六粍1一○・〇二院︵六六・六%︶.肝臓○・〇四粍一○・〇六粍︵八五・七 %︶、飾臓0。○八粍内外︵八三.二%︶、督臓○・〇四叉10。○八浜︵五〇.O%︶大に擾議せる毛細血管壁に細胞の浸潤性結 節を認めたり。 其他禰蔓性の炎性細胞の浸潤は大器、肝臓、心臓、睾丸等に出現し腎臓に於てはボーマン氏嚢の附近に之を認めたり。 三、結節或は浸潤竃を形成する細胞に虚し腸質を除ける各臓器に於ては、﹁クロマチン﹂に乏しき墨形叉は長楕圓形細胞に して血管腫に集合せるものは大部分長葱圓形の﹁アドベンチ・ア﹂細胞なり、此結節内には多核白血球は多くの場合認むる事 能はす。 感染後短日にして解剖せる臓質内にては毛細血管壁に滑ふて長楕歪形細胞或は﹁アメーバ﹂檬不正の核を有する軍核細胞の 浸潤叉は結節状を表はす少数の﹁ダリヤ﹂細胞を混入せり。之等の炎性細胞は他の臓器に於けると同様に大部分コアドベンチ ・ヤ﹂細胞よりなる細胞の浸潤なり。併し本症に於て大子に於ける﹁グリャ﹂結節の萬現は特異なる所見にして之が毛細血管 と關係争ならざるものあるも概して病毒を接種して日激を経過せるものに多し。換言すれば経過日数の少なきものは小﹁ダ リヤ﹂細胞の結節ありて爾一暦日数を経過すれば大﹁ダリヤ﹂細胞より成る結節を見ること多し。然れども之等の細胞は﹁カ ルミン﹂生罷染色を行ふも﹁カルミン﹂を揖取ぜるものを歯す。 四、混合器染を行ひたるものに獲て上記各臓器内には多激の多核白血球を混ずる細胞の結節を認め,少激の﹁プラスマ㌧細 胞及小圓形細胞等を混入せ少。併し罹患日数の経過長きものは混合傳染なきものと鑑別出要す。 安⋮下土賢験⋮的爽疹⋮.、チフス﹂の組織、的病鍵に就て ﹁第六巷 四五九
50 安川n實験的護疹﹁チフス﹂の組⋮織駒病攣に就て 第六巻 四六〇 五、、上記の病的攣化を惹起する程度倣病毒を接種する方法によ鹸て多少の差異あるを實験せり、 多凌場合及唾山俄腺内接猛狸に於て著明なゆき。 絡りに鷹み御懇篤なる御指導と御校閲とを賜はりし佐藤数授に深く感謝す。 就中腹部皮内接種の激が h・O①。冨三国﹃σq㊦9蕾⑦山。剛ρ鵠σq●自身巨。EΦロ・℃暫さ.︾b簿。亘。山①m.蜜。霧魯g戸山左目。おおH⑩ 鱒・U慧旨。鴇色嚇卑σq。び巳m器α臼注鱒類夢。ざσqδ瓢.℃舞ゲ・訪舞ε巳①骨四竃①冨。ゴ窪・.富﹃ヨ①おおト。甑・ し。.写討象σ﹁σq霧戸ω。鑑3N興。・9﹃陣P匂生塗蔚♂吋m6ぎ轟9臆口・切3。。㎝・お謹・ 典 O§撰び。白”酵。路ごく一言ぎ≦﹀﹃。三く.切9旨㎝.目窪。。● 笥・囚琴N着m匡口巳岩轟ヨ毬昌⋮N⑦乾霧害一角R旨噌と岐団勉筈。一’︾冨ε乾。しd山●boり・ ⑰・≧8ご切。尋謎oNξ℃箕貯︾冨8白一①癖N費黛。実員℃暫夢。δσ・囲①切9象.お竈. 評.軍。≦§匡甲ヒd呉鼠σq・讐吋囚誹・畠こ・・罪二8脇目§暮露魯5.・ξ貴酬・葺窪。§ぎ贔罵↑劇・塗H艶 Qc・ 蟄壊桝轡曝盤課辮 ﹄9零・ ㊤.歳・勢引叢麟彊誰融思恥. μP 韓醒“雷瞬佃躍潔曽い =・ 巌概“堀繭“瀞豊晦佃灘誌 旨醸.O薄 旨・齢瑠蝸 珊塒℃ 蹄半髄叢瞬樫遜灘 器Q◎● Hc9・ 冷嶺嘲叢麟佃灘器鵠O● ドP 識聞“叢麟佃壽潔恥皐 ヨ●腿遡“ 蟄豊醜佃羅謝 旨醗 蔭譲 H①.識㌶“口斗“叢麟継躍灘 き⇔。 類.囲詳 目忌一四勃激瞬佃瞭譲澱.㈹㎝麟お。。ρ HQ。・禽騨嚇海醐卦鵬佃吟盤謬﹁黙一醗 醤戴 葛・冷魯嵩噛遜幡沖晦佃吟灘灘 繋H薩.藩。。騨
ITTEILUNGEN DER
TOKYO MEDIZINISCHEN GESELLSCHAFT
FÜR ÄRZTINNEN
Bd. VI. Ht. 5
ÜBER DIE PATHOLOGISCH-HISTOLOGISCHEN
VERÄNDERUNGEN DES EXPERIMENTELLEN
FLECKTYPHUS BEIM MEERSCHEINCHEN.
VonDR. YAE YASUKAWA
(Aus dem Pathologischen Institut der Tokio-medizinischen Hoch-schule für Frauen. Direktor: Prof. Dr. K. Sato.)
Dez. 1936
Es handelt sich um pathologisch-histologische Uutersuchungen der Organverän-derungen an den mit menschlichen Flecktyphusvirus infizierten Meerschweinchen, wobei die Veränderungen des Blutgefäss·systems besond~re Berücksichtigung fand.
1. Die Infektion der Versuchstiere geschah auf verschiedenen Wegen, u. zw. durch Impfung von virushaltigem Heparin-oder Citrat blut in das Herz, intracutan an der Bauchdecke, in den Hoden, in die Speicheldrüse (Submaxil1aris) und in die Bauch-höhle. Grosshirn, Leber, Niere, Herz, Lunge und Hoden der kranken Tiere wurden einer genauen histologischen Untersuchung herangezogen.
2. Als histologische Gewebsveränderung sind besonders knötchenförmige Zellin-filtrationsherde im Grosshirn und in den anderen Organen hervorzuheben. Diese Zellhäufung spielt sich meistens in der direkten Umgebung der Blutkapillaren ab. Die Erweiterung der Gefässe, die die genannte Veränderung aufweisen, verhält sich in den einzelnen Organen verschieden. Unter der Voraussetzung, dass die Beeinflus-sung der Gefässweite durch das angewendte Fixiermittel eine bestimmte sein würde, beträgt die Weite der Blutgefiisse, an denen die Zellhäufung vorgefunden wird, im Grosshirn O.004-0.02m m (57.1%), im Herzen O.006-0.02m m (66.6%), in der
Bd. VI. Ht. 5
Leber O.04-0.06m m (85.7%) in der Lunge um O.08m m herum (83.2%) und in der Niere O.04-0.08m m (50%).
Sonst wurden mehr diffuse entzündliche Zellinfiltrationen in dem Grosshirn, der Leber, dem Herzen und dem Hoden beobachtet, in der Niere fänden sie periglo. merulär statt.
3. Was die Arten der Zellen, die den knötchenförmigen oder mehr diffusen Infiltrationsherd ausmachen, betrifft, so bilden, abgesehen von den Herden des Grosshirns, rundliche oder länglich-ovale Zellen mit chromatinarmem Kern die Hauptmasse. In der Umgebung sind sie Adventitiazellen. Die Polynuclären lassen sich kaum im Iufiltrationsherde nachweisen. Bei den kurze Zeit nach der Infektion untersuchten Tieren wird entlang den Blutkapillaren eine Anhäufung von länglich-ovalen oder amoeboid gestalteten mononuclären Zellen oder Beteilung geringer Zahl Gliazellen an der Bildung des Zellherdes bemerkt. Diese gewucherten mononuclären Zellen sind auch hier im Gehirn Adventitiazellen wie in den anderen Organen. Bemerkenswert sind im Grosshirn die G liaknötchen. Diese werden im früheren Stadium in den d. h. kurze Zeit nach der Infektion untersuchten Fällen aus den kleinen Gliazellen, im späteren Stadium aus den grossen Gliazellen gebildet. Die bei den Zellen nehmen .keine Karmingranula in sich auf.
4. In den Fällen wo das Virus zu gleicher Zeit auf voneinander verschiedene Weise auf das Versuchstiere übertragen wurde, lässt sich die Beteilung zahlreicher Leukozyten an der Bildung der Infiltration erweisen. Eine geringe Allzahl von Plasmazellen und kleinen Rundzellen kommen auch dabei vor. Im weiteren Verlauf wird aber der Unterschied der Zellzusammensetzullg vermisst im Vergleich zu den Fällen in denen die Virus übertragung nur auf einem Wege erfolgte.
5. Der Grad der obenerwähnten Veränderungen ist je anch der Methode der Virusübertragung wechselnd. Die ausgesprochene Veränderung setzt bei mehrmaliger intrakutaner Impfung und Impfung in die Speicheldrüse ein,
(Autoreferat)