830
老入ノ肺臓及ビ下下支ノ病理解剖學的
並二組織學的研究
其1 氣管支ノ老人性攣化
金澤讐科大沼病理學教室(主任申村教授)
助 手 編 田 源 治
(昭和11年10月13日受認)
x
目
緒 論
第1章 研究材料an =研究方法 第2章 橡査所見
第3章 所見総括並二考按 第1節 内壁ノ肉眼的所見特二茨 白線條
第2節 粘膜層
1, 上 皮
2.基底膜
3. 固有膜
第3節 粘膜外ノ壁諸組織 ユ. 軟骨周團結締織脂肪攣性
2.淋巴濾胞
3,「マスト細胞 第4節 弾力繊維 第5節 筋 肉 第6節 混合線 第7節 軟 骨 1. 繊維襟上化 2.脂肪攣性
3.石灰化
4.化 骨
第8節 老人ノ氣管支ト氣管支鑛 張症トノ關係
結 論 文 獄
緒 論
氣道ノ老人性攣化ノ中,氣管及ピ喉頭等二就テハ,可ナリノ文獄アレドモ,猫リ氣管支二 於テハ,詳細ナル記載寡シ.老人氣管支=テハ,他ノ臓器ト同檬種々ノ邊行性憂化ヲ來シ,
結締織,筋肉,弾力繊維,軟骨等ノ萎縮浩耗ヲ槻ルモノニシテ,斯ル研究術寡カラザルモ,
之等ノ脂肪攣性二至リテハ記載寡シ.而シテ氣管支壁ノ弾力織維ノ萎縮及ビ攣性=ヨリテ管 腔ノ損大ヲ招クコトアルハ自明ノ理ニシテ,老入二二二二屡々観ラル・輕度ノ握張バー部斯 ル原因=基クモノナランモ(IIeppe−Seyler(36)),一般二原獲性氣管支損張症ハ炎症性原因s ヨルトセラレ(Orth㈹),其ノ聞筒意見ノー致ヲ観ザルモノアリ.予ハ肉眼的=著攣ヲ認メ ザル老人ノ氣管支=就キ,肉眼的並二組織學的楡査ヲ爲シ,聯力知見ヲ得タルヲ以テ,舷二 是ヲ稜表シ,其ノ病理二補遺スル虚アラント.ス.
。 第1章 溺究材料及ビ硯究方法
本研究二供セル材料ハ我が病理學教室貯藏ノ60歳以上91歳ノ老人ノモノニシテ,組織片ヲ可及的二,申 [ B8 ]
老人ノ肺臓及ビ氣管支ノ病理解剖學的亜二組織學的研究 831 等大氣管支ハ左右爾肺門二近キ部ヨリ,小氣管支ハ爾肺各葉ヨリ取り,1例二就キ多キモノハ7個少キモ ノハ4個ニシテ合計81例,504個中鏡検上細胞浸潤,炎性水腫等攣化ノ著シキモノヲ省キ,申等大氣管支56 例(男26例,女30例),小二二支56例(男23例,女33例)ヲ選べリ.之等ノ材料・・5%「フtルマリソ液ヲ以 デ固定シ,「ツェロイヂソ包埋切片ヲ作り,「へvトキシリン」一「エオジン」染色,van Gieson氏法,淺井 氏格子状繊維染色法ヲ施シ,一一 Wtnハ禧士氏法二從ヒテ,「ゲラチン包埋凍結切片ヲ作り,川村。矢崎脂肪 染色法(43),:Fischer氏脂肪揮力繊維i染色法ヲ施セリ.爾劉照トシテ法醤解剖例ヨリ死産胎児,嬰児,20歳
(忍器被害者),21歳(総死),36歳男(鋭器被害者),45歳男(織死)ヲ選ピ,叉24歳男(凍死)ソノ他ヲ採り同 様ノ染色法ヲ施セリ.
第2章検査所見 ・
所見ヲ逐一.一一記載スル煩ヲ省キ表記セリ.便面上中等大論敵支(第1表),小山管支(第2表)及ピ4>氣管支 脂肪染色(第3表)二分テリ.中等大氣管支ノ肉眼的所見翻チ腔ノ内容物,内壁ノ性状及ビ色調就テハ,剖 検記録ヨリ出山表記セリ.小気管支二就テハ專ラ顯微鏡心ノ所見ノミニ依レリ.中等大氣管支ニチハ病攣 及ビ材料ノ有無ノ關係上,爾肺ヨリ探レルモノト一側ヨリ採レルモノトアリ,左ハ左肺門二近キ部,右ハ 右肺門二近キ部ヨリ探レルモノヲ示シ,小氣管支ニチハ各葉二憲ジソノ葉ヲ省キタル左上,右下等ト記 シ,:叉左門,右門トアルハ各肺門二近キ部ニアル小二三支ヲ指ス.二三二二テ程度,有無ノ表現比較的容 易ナルモノハ十一ノ符號ヲ以テ表ハシ,之ニテ不充分ナルモノハ語ヲ以テセリ.±ハ極メテ一度或ハ極メ テ少数,十ハ中等度或ハ少数,骨ハ稽強度或ハ中等数,柑ハ強度或ハ多数,一ハ総テ認メラレザルモノヲ 示ス.申等ハ中等度,多ハ多量,粗ハ二二,密ハ緻密ヲ示シ,筒ソノ度二懸ジ,稽,品等ノ語ヲ冠セリ.
肉眼的所見ニテ内容物二三無ハ異常ヲ認メザルモノ,粘稠ハ粘稠ナル液駄物ヲ附スルヲ云ヒ,赤魚ハ同ジ ク赤色粘稠ナルモノノ意,二線ヲ引ケルモノハ絡テ其二相當ズル所見ノ記載ナキカ,交ハ検査シ得ザルモ ノナリ.
註 氣管支ノ大サニ關シ,Merkel(e)4)ハ直径約1mm一画リ二二支ハ軟骨ヲ失フト云ヒ, Pet6rsen(73)
山地管支小氣管支ノ医別二就キ,氣管支トハ尚軟骨ヲ有スノt総テノ氣道ヲ指シ,山盛管支(Bronchioli)ト ハ軟骨ヲ有験ザル氣管支ヲ云ヒ,小氣管支二於テモ両分岐二當リ軟骨ヲ有スト,予ノ謂フ申言大氣管支ト 一計2乃至第3級ノ氣管支雪囲シ壁二激個ノ軟骨ヲ配スルモノニシテ,「フーeルマリン液ニテ固定,「アル
コール脱水,「チmロイヂソ包埋ニヨル「ヘマトキシリソ」一「エオジン」染色標本ニテ大約2.5−4mmノ直 径ヲ有スルモノヲ指シ,小氣管支バー般二軟骨ヲ有セザルカ,若シ有スルモ極小ノ軟骨片ヲ有スルニ過ギ ザルモノニシテ,ソノ直往約0・5−1・5mmノモノヲ指シ,大凡前記Petersenノ云ヘル小氣管支ニー致ス.
三門ノ全標本中化骨竈ヲ認ムルモノ6例アリ.ソノ所見大約訳ノ如シ.
1)1996號(74歳男)申等大氣管支壁ヲ形成セル軟骨片ノー端二小骨竈存シ,内二骨細胞散在性二認メ ラル.該竈内二2個ノ脂肪組織ノ小竈認メラレ・中二『…細血管存シ赤血球ヲ充ス.之ソノ位置及ビ構 造ヨリシテ脂肪性骨髄ナルハ明ナリ.該化骨竈ノ外周ヲ緯リテ「ヘマトキシリン」二濃染セル石灰粒集 績シ,叉三園ノ軟骨細胞バー二二核染色弱ク,基質ハ「エ・オジン」ニヨク染ミ略均一ノ像ヲ呈ス.化骨 竈アル軟骨ノ他ノ部及ピ其他ノ軟骨ニチハ化骨ヲ認メズ,叉石灰化著シカラズ.
2)2002醜(70歳男)
a.左肺臓ノ中等大氣管支ノー軟骨謹ノ過孚ヲ占ムル化骨竈アリ.該竈中央ノ大部分ハ脂肪性骨瞬二 [ 139 ]
832 編 田
榊脚属潔 十1 十1 十1 十1 剰 十1 ・H 1 1
肛 藩
坦迎渥瑠 ‡
十1一十一舳も 十1一刑}モ}馳
十 ‡ ‡ ‡
二二 H罎麗 鐸⑲
‡}鍵婚 十}モ}酬・
1一
¥一解同一十1一奄二一
同軸解明
‡一同幅
二野騨
翼翼母
十一1壁刊『も二一
一
モ}肺一
¥1 解輪一
¥
十 ・H一瓜 婚 く熱
‡一任勲一 十一解も 十『モ}榊 ‡一三奄一 十}田齢一
念ム 息あ 承る旺・琳
jLモ}帥一
一 1一
Ah
色
N
聖 濃 羽 十1 十1 十1 刑 十1 刑 十i 十 十 十 十1 十1
紬 奄解合解亀令銚解奄解も任馳任馳{壬帥畳帥任馳{}三三二三奄
盗耀聖壇‡ +++‡ +
噛 も岳紳 解輪モ}馳 モ}紳
華醐+1 ‡‡+1+ +++1制+引 騨ゐ+1+‡‡+1制+1+1 +++1+
sEt,g?,asgA÷S,m 1+1 +1 i+1+1 +1 1+1+lMI +1 1 +一 + Fl 1 +1
騒凄‡+‡++‡+ ‡+1+‡+
輿鐸蝶+++制且旧+1 刊 ++1+1 嫡も堕二輪鞭輪聡璃舗 丁丁も眺舗輪
藍麟膿三陸1++‡ll+ +ll田
工 11 +1 1 齢翻 + 田
粟 瀦纏三二翼昏鞭千三旧任騨 聖 藍ミ 十 十 ‡ 十1 十 十 曇蝿母 十1 十 ‡ ‡ 繍 鎧 l I
十1 解も
十1 1十1# 1 十1 1十1十[十1# 1 十1 1 十1 1十1十1十 任馳鯉山解輪回肺モ}二三群 解奄奄 任恥 解舳
一H 1 Ll L1 十1 1一十[十1十i 十i i 一H 1十C 一H H一一
十1 1十1十1 十1 j十IH
Ml 十1 1 十1 1十1 十1 1 十1 1 十1
十1:1 十1 1十1X十1 十1 十1i十11HI十1十1[十ll十1 任i帥 解もも恥
tl十IlllIlllilll 十1十1十1 1111H l11 1十
三三解騨モ}騨嫌巽粟壬}丁丁翼モ}帥解鶴
十1十i:1十1十1十1111十1十
+1 1 +1 1+1 1十[:P lIIXlii十1 +1 1十1 CI tI十1 1.
l l 十1 ‡ I l 車 十 I l 旧 1
$1 EE・1 iiE le[十1十14 1 i 1 iE 1 H 1 ielelel (iD
鈴鈴\\\\\丁丁鈴鈴鈴鈴輝 丁丁腱腱蟹\\腱豊腱博窪晒竹腱 囎擁\reas\\二二囎爆寸寸鑛鑛
褐1 惧 欄 編 斗q i31E 爬 欄 爬 掲 爬 網 棋
.十1
もム
十1
ff lgfi
十1
十1
*
十1
K姐雛拳
lliil l s) )gs,N,
豊 K 細博寒
tKr t(a $IXIXx.
褐 榔 x 蹟
ミ 鰹 懐 鰹 騒
士 颪{貨 憲猿 →く母 阻
$〈つ昭 o $ 〈つ
掴
19 ま 日 臼
專 蟹
$ 〈o
$
liG
シテ,3個所二三テ骨属ヲ破り細血管ノ通ズルヲ認ム.化骨竈ノ外周二十庭石茨引戸濱ス.氣管支 腔ヲ園ム其ノ他ノ軟骨匿内二於テモ小化骨竈ヲ認ム.
b.右肺臓ノ中等大氣管支軟骨ノー端二横二長キ・化骨竈アリ [ 140 ]
.周邊部ハ「ヘマトキシリン」=一1濃染セノレ
老入ノ肺臓及ビ氣管支ノ病理解剖學的亜二組織學的研究 833
一H 1十1 十1 1 十1 1 十)
十 ‡ ‡ 圭 ‡
Q 6・X,輪ら丑門門輪解輪
十1十11十11十1十
奄恥{ヨ扁}i四 十1十1 十1 回申も恥・田9fi
十1十1十
モ}紳嘉島鼻輪
*1:lt
‡ 刊 十 十 十
tl iIl+
も巌き恥解奄
急恥岳i紬奄恥
十1
Hl 十1 1十lil 十1 1 十1 1tl t
tl十1# 1ilIII1:SlS
任群解輪任馳{i}騨二幅汐干解⑲解輪 十1十1十1十1 十1 1 十1 1十1十 も恥も恥奄眺樽奄 奄あ無も
十1 1 十1 1 十1 1 十1
解奄解も
十H 十1十11十11十1
解合、解奄丑・帥任産月}騨解輪も恥
tlX S.1十1 +1 1t 十1 も銚奄恥も眺嬉奄
十1
も誌
十1 1十 も誌
十1 十1 平
尾溢解も解も
解⑲門門
‡ 十 十 十 十博留十 解奄も蕩息らくヨ為も恥陰野奄る
十H 十1十1十1 一H 1 十1 1十 解急告銚告ゐ解もモ}臨くbl・N,解合
十1十1十1 i:1 Pl 十1 ] 十1 モ}馳無輪任・帥繹舳輪恥鋸も繹⑲ +1‡ ‡ 辛 ‡ ‡
十1 1 十1 1 : 1十1 十1 1t 十1 十1 ‡ 刑 十1 刊
H1十Il:1−H1十11十
十1 1 十1
もるも溢
十1十 IH
解興三二
十1十1十1十 十1十
11*
*
lI 十1 1 十1 111 十1 1十1十1 十1
+1+Itli+1+1tl:1+
長野紬銚⑲恥解婚 壬}群守門 十
十1 1 十1
無奄輪恥 圭 i睾 ‡ ‡ 十 羽 十
十1
輪恥 i,1十1 +i 1# 1 EE 1 一i−S 1*1 1 1 :
十1十1 :1 一H 1十1十1十1 十1 1 十1 1十lHI十1 十1 1十
十1十1十1 十1 1十1十i 十1 1 十1 1 十1 1 十1 1 十1 1 十1 1 十1 1十 十1十1十1 一H 1十1十1十1十1 十1 1 十1 1 十1 1 十1 1十1十 十]十1十11十1 tl 十H 十IIH R 111十1 奄三三奄銚急眺も銚樽奄奄恥も湖壬魏・モ}工高言
句1 11111111H lIli 1十1 H I 1十1 1 1十
十1十11111111111111H llI# 111
解蜘解幽解粟三三三三三三解興壬}馳{}馳壬}帥解曜錦任三二禦
十1十1 十1 1十1十1十1 十1 1十1 十1 1 十1 1 十1 1 十1 1 十1 1十
十1十lI1十1十 i# 1十1十1十1 tI 十1十1十il 十l i l 圭 1 ‡ ‡ 十 l i l l ‡
‡‡‡十十十十$圭㊥㊥…彗 ‡
もム 十 も恥 羽 解輪 圭』
十 十・
II+i1+i1十1十/
Ii十1+11+11十 解奄二合息恥二合糟奄
十1十11illl
ll十111十11十1 解禦三二任三岳旧任帥
博留十 十
十iI 1>〈一 !.g tl 十1S
l fi IIlll十
辛 ‡ ㊥ 十 十
』 一 一 } 一 一 『 一 一 一 一 一
三璃 幾恥 楠 解粕 騒楓灘恥二間
\
輝る 灘恥 輝恥 縄恥 灘ら 輝ら 騒溢\
灘恥 穏 簿恥騨恥}一 一 一 }
資聖 畑難 高高日「駆 饗一駆博寒降建 昏寒 貯襲 博士 侍駆一喫 貯窯降鯉 欝聖 野聖旨一高 二一駆侍駆昏聖貯馳
一 一 『
』鼻血一一輿曜
糞屡一 提面一
\\
億翼 立仏糞屡i\
\\一\_、一\一 一比島『\一国麟蝋麟蝋事{一\}翼屡\
一 一 } 一 一
樹 榔 網一 網 樽 網 榔 欄 撫 褐 爬 欄 襖 榔 相 拠 榔 褐 襖
一剰拠
一 一
懊 盗 駆 懊 阻蝋 罐 奪 懊 姻 越 誼 銀 銀
醤 袈 劇 灘 灘襯
モ酬
騒臨 養墨
鰹
鰹嵩 鰹踏
翼 照 襲 懲 任幽 阻匝 繍娯 阻 肛 塑 撒 繍媚 翻{禦
『 一 }
お くく) $〈{) お 臼り 鈷 ぐ○ $ ω 圏 ぐ○ 自 ぐ○ 1ミω 自 ぐ○ 袋くつ蟄くく)望《⊃
ミト
←り
一
ぐ 響 ゆ ◎o NN }
Q◎ 頃o
αう ゆ ゆ專 ゆ σo 卜
N
αoo
卜o
◎o 熔 卜 ぴ卜
H
卜H
卜H
卜H
卜H
曹州o
創 卜H o N
◎◎H
αりH
鴎F圓1 ひH
骨質虫リ成リ,申二多数ノ骨細胞ヲ認ム.申央部ハ廣ク脂肪性骨臆ヲ以テ占メラレ,外部ヨリ細血 管導入シ,内二毛細管分岐シ赤血球ヲ容ル.叉脂肪細胞及ビ少数ノ軍核ノ小細胞ヲ認メ,化骨片内 縁ノー部二造骨細胞ノ僅二列スルアリ.化骨竈周邊部二「エオジン」二弱ク染メルi!V 一・ノ薄キ層荏 [ 141 ]
834 福 田
刊 十1 十1 十1 十1 刑 十1 1 十i 1 制 1 6
制一‡
‡ ‡ ‡ ‡ ,‡ ‡ ‡ 十 圭
制一‡『解同
一
一‡一斗ら1一 十一十
{}馳解同無輪 肖る 同着解輪 モ}馳
‡一無舳
・H
∴黶
F‡:
皷 同一十一もム
舳恥
一解紬』十i
‡ 十 十
白痢一
イ留一
rら
‡ ‡ 十
‡一輪恥一十}壬}馳
・田緬}
¥1一解も
任馳一
¥一岳i詐 刑
圭一輪恥 一‡}解も
一 P 一刊
海雀 奄恥 守る も為 も溢壬}帥 解亀
‡一無嬌 十1一解も 十1一解合
一台〜;ト一筋訓
解も合壁も眺 鵡奄 傾も解奄
十1十1十1 十j 1 Vl# 1 十1 ) 十1 1 ・十 」 1
奄班}騨{壬馳 {}紳二二解奄奄二三も 1: IilIl# 1 Eli lIiII tII
‡ 十 十 十1 十 十1 十11十1十1十111 十lli十1十1+1 十 ‡ ‡ 羽
→壬榊鰹合解も任晒 口合解含
十lll十llllf ll十
且 1 】 1
丁丁暴 傾禦丁丁壬}群 二二 十i 十1 ‡ 十 ‡隆留 十1 十 十1
二「牌 ⊥圭 1 \‡++ 圭① 鈴\ 塾 鈴\丁丁 煙丁丁壁 丁丁腱礁 \\\二二糠 \興無二
丁丁 褐樽 M
十1 一H H
Il十1十1十1 1 1十1十1 十1 1十1 十H 十Ll 十1 [十1 1 1$1 十i 1 1 H 1 111 PI十1十1十1 :i 1 1 一H 1一十1 十1 1 十H 十1 1 :1十14 」 t)十1 1 1 一H 」 十1 1 十1 輪恥解奄解奄 牙帥 解奄無も 解も{ヨ璃奄恥姻{ヨ l l l I l 1 1 且 I I l l 十 I I
IllIl 1十1 1」1]Il11]1i1 十1 1 十1 jH 1111jlljH ll11 十i
{酬・任旧任馳解螂四丁 禦 三三三三三婆三三モ}旧任馳{}騨モ}馳モ}琳解一 十1十1十1十 ]〉〈・1tui!?1 十1十i十1十11十1 llIll十1 1十i十111十1十1十U 十II 十1 P1十1 1 I F(・mM?1 十1 十1 1十j 十1 1十1 十1 ]十1十1 t!十1十1十1 一H 1十1十1十
十1 圭1 1圭1鑑且1腫llI
e INx. IXx.1 tl十1十1 EEIilo1 1: 1十1 ple1 +i [@i #1# le[ pl #li x
騒恥解穏 幾≦・x, Pls・N,薄・N・騒溢鰹屍経銚5s・x,騒剃輝恥騒恥幾恥 山高侍寒 二三 降駆丁丁二二降駆二丁i痔襲i懸駆二二旺駆日一二
鑛 鑛 翼羅難兀兀兀兀屡鑛二二\
頼 撫 ・lii 爬 4娼 拠 撫 褐 相 斗q 拠 二期 二戸 網 圃E 銀 二二 胆 娼 羅 魍 K 鑑 二丁 藤
肇禦ss 暴 ua 是 攣警
士 翻始 月回 翻娼 翻珀鰹騒 →く 謬 肛 農 霞 撫一骨小判 肛
ミくつ黒 く。認くρ8eiの 6 0r$併芯○トお ○卜18α一統○ト%oト$ ○卜1δ()←昭 o←fi l()ト 象 F1 霧 ま 18 $ $ 9 芯 譲 曾 曾 鋸 8ミ
旨
雪 曽 £ 訟 8 菖 Si Si 9) 旨 9El R 寓 鴇 8 十1十1十1十1十1十1 十1 i 十1 1 十1
奄議無も解も 解も +1‡ 羽 解奄二二 ‡ 車 十H 十1
十
も・x,二二 ‡ 刑 +1十
十1 十1 十 十 十 刊 制 十1 十1 刊 刊 十1 Il 1 十1 H 1十1 1 1 十1 1十1 P1十 十Ll 十1 1 十
一十1 +1 1 +H +1 1 :1十14 」 t)十 任馳モ}群任騨三間丁丁
十1 十 十 十 →→ 十1 刊 刑 十 制 十1 十1
モ}二二馳鋸奄繹奄モ}馳奄≧〜奄誤解もも恥台 ・x,も恥
十1十1十lPi11十lPIlI−H1十j十
二二 止口モ}馳駆も解もも誤もあ解奄無も
十十 ‡ 十+1‡十圭
十j−lH1 十1 jl
l1十11十1P1十1−H1十ll ‡ 刑 l l
シ,ソノ外側ヲ縄リテ軟骨基質二石灰穎粒ノ存在スルヲ認メ,虞ニヨリテハ毛細血管ノ走レルヲ認 ム.他ノ軟骨ニハ化骨竈ヲ認メズ.
3)2100魏(84歳女)比較的小ナル氣管支ノ壁二存スル軟骨屑片ヲ置換セル小骨竈アリ.強ク「ヘマト [ 142 ]
老人ノ肺臓及ビ氣管支ノ病理解剖學的並二組織學的研:究 835
一HI−H1−HlIl−Hlllll十1−HI十11−HI十li十11十H ll11十1十il十li,十11
‡‡‡‡圭圭‡筆…碁…崔‡‡圭導車圭圭‡‡車
二二モ}帥壬}騨三輪任高岳二二輪西輪二輪任義解嫡1総晶晶恥無恥総旧任白白輪舳溢解函南⑲姻舳
‡‡辛車+1+1‡+1+{+1十‡一H+1+1十圭圭+1‡+1
も銚合、剃解軸無記モ}馳奄恥解舳樽合姻高女臨幸銚解同解告解奄も恥奄認無も解奄も璃解も糊も
斜 制 十
一十 一十1
十一 十
一十1
一
『十 一十 一十 一十1 一十1 西岳帥 任馳 繹奄も虜一
噌 一
̀『解奄一十1
一顧一息璃一‡ }十一任i帥一十一モ}騨一十一モ}琳一‡
も恥一
¥1
一
十一解急 十1一岳i鼎
一解合
十一奄恥
奄眺一三も
一モ}恥一解合
総{きも恥
‡ ‡ ‡
解合一
¥
十 ‡ ‡ 十 十解くき解奄奄誤
モ}i締一
一十輪
任紳鐸奄光輪鐸{紬
‡一十奄 ‡一台も一‡ ‡一も虜
一合加
‡一士恥
一
一寸も十一解奄
一モ}i締一十
‡ 十 十
奄二一
1
無も一
一十1 ‡一 藍
十 ま ‡
も一一 一十 一十
十1 十1
車一十1
1
‡}十
十 十 1
・H一
EH一
¥
十1 轟 十 十1 ,十1一
¥
一十 一1
十 十1 且一
@1 i一
@置
一 1
絹一
十一十
一 一
置一
@1一
¥1一十i一解合
‡『刊
十 十 1 十一
一十
十1一十1一も銚 1一
¥一
置『
¥一 十1 ‡
十1一十 1一
@1一
│田
十 十1 十1 十1
1一
¥1 置
十一岳紳
任i詐一
十1一無奄
1一
E田子病間 壬}馳任馳 モ}馳壬}i詐任i紳長晒 合駒
一十 } 1
岳i詐一
@1 1
一
1一 C琳』
@1一
@1
1 1 1 1 1 置 1 藝 1 1
岳i十一
@1一
@1
一 1
総も一
@1一
¥一田締一十
1 十 十 1
1『
@[一 api鼎
一 1
一
1−
@1一
C帥
十 十 1 1 一十
配 鮎 岳i諦
一 一
且一
¥翻
1一
x馳
十一岳馳
一十配 一剛無 層一
麺 任酬P 解{蕪
昏十一 一
¥1 十 十 十
任十
、
任馳』
十 十
一‡一
十1 羽 制 ‡
一十1
羽
土十一‡ 十1一十一圭 十一‡
一十 …十
十一十1 十一十{‡
十1一‡
串 ‡
≠一 1 置
} 1
1 十1 十
㊥ ㊥ 1 ‡一 ‡ ‡ ‡ ‡ 十
1一
ヌ土圭⊥千千整\可 モ}i紳一
ロ土圭⊥塾壁\τ
灘屍十四 魍穏 解僑
圭一十四
}一 一 十日 輝銚輝累
1一
@一十恥一十寒
■一
¥一幾恥一十駆 ㊥一輝為 ㊥一十眺
\\ 樫曜 痔駆 侍駆 痔憩
灘恥一
a寒
圭一灘尿博麗一白鷹『
十一
駆
騒恥一
¥寒臨寒
‡一十銚一十慰}糞駆
白一汁降襲 1一
@且一
@1一
蜥p一
¥寒一 ヱ驤齒
¥一肉鯉生灘.昌々b
一
\τ
\ \
蓑i駆\
壁\炸騨
黶̲ 一\τ
一
憎憎一
ヮニ一台鴎 一\て
掲 褐 棋 爬
嚢睡一
ヤ
嚢十一
褐 鞄
翼十一
棋 褐 榔
胆 阻 超鰹騒翻娼 逞圏誉翻環 田園踏翻囎
拠一逗鰹騒禽環
綴翼・目i嵐田纏 鰹監鯉.欄々⑪ 母鰹踏繍膿 葦醒踏翻環 胆旺匠
oつ ○卜卜 寸 Oトト
譲 9ト 設(:距 卜 ○トト o Oト◎Q H oトoo H Oトoo 斜(}
卜頃HN 旨N
ミ○ト
コ睾 §H §㎝ §N 鐘H 一州 §H §目 §H
キシリソ」二染ミ殊二周邊部二千シ.中央部二戸テ数個ノ骨小子存シ,ソノ子骨二一線状線條明二認 メラレ,骨片ノ外縁ハ小窩状ヲナシ不準ニシテ,小窩ノ部二軍核細胞認メラル.斯ル化骨竈ノ最外層 二扁李ニシテー見紡錘形ヲ呈セル細胞排列ス.軟骨周園結締織バー般二核染色悪ク,僅二脂肪ヲ謹明
[ 143 ]
836
十i 十 ‡ ‡
刊『羊 十1一‡
『‡
‡一‡ ‡一‡一二恥 十1一‡一任i詐
ま ‡ 圭
二二二輪 二輪輪ら 三二1二輪二輪
十 十1 十1 十 刑 十 ‡
念銚樽令合恥も恥 奄誌
十1』無記 ‡一任馳
鋸二
十』
漏る一
¥
十1 十1 十1解くヨ
十一奄璃 十一解奄 十}三盛
奄銚 姻戚糟合
十i一合恥
含誌
十 ‡ 羽 ‡ 十1 料 十 十
解も 奄眺解輪 総奄
‡一解合
も恥 解輪台輪
十} ‡ 車
奄眺一
¥一十i 圭
十 『刊
十一刊
一
‡一十
刑
車一十1
十 十1 十1
十十
十1一 十1
十 十 十 十
十1一十i 十i『十
十 十
‡『 十 十 十} 十1
壬}帥一十も
刊一任帥 十一解も ‡一十奄 十一解も
鐸奄婁も岳i締 1一
@1
置 1 1 1 i 1 且
1『
皿亭亭 i 厘 判 制 刑
轟 解塑モ}馳 モ}帥
十一無憩
一十輻 一解臨
‡ 十 十1 十 十 十 十1 十1
料} 1 十一十1
十 十 1 ‡ 十 ‡ ‡
置 1 1 ‡ 十1 ‡ ‡
‡一 ㊥ ㊥ ㊥ 十
纒あ一
¥駆
一十恥一博寒
‡一十あ一十寒 ‡=灘溢一博寒
灘溢一
¥十一
X灘
\歪馨
㊥一台穏
\ \ \
曇曝騒恥一
¥駆一
¥購一
¥
博躯一
ヴ?
拠 褐 拠 褐 撫
母鰹二二環一お○ト 尋騒踏繍環 逞屡踏翻始 起鰹騒翻幽
◎0 0ト◎Q
辰 ○ト
§N 馨H §N 魯N
田
スルモ石灰ヲ鶴ズ.相援スル他ノ軟骨ハ化骨セル軟 骨二比シ遙二大ナルモ,著シキ石灰化及ビ化骨ヲ観
ズ.
4)1649號 (67歳女)
a.左肺臓ノ中等大氣管支壁ノ小軟骨ヲ置換セル化 骨竈存ス,骨片ノ申央部ハ「ヘマトキシリン」二淡 ク染メルモ,周邊部ハ隈ク染メ リ,.中二数個ノ骨 小鰹ヲ観ルモ骨騰ヲ観ズ.相接スル軟骨ハ可ナリ 大ナルモ石灰化,脂肪攣性共二寡ク,叉化骨ヲ観 ズ.
b.右肺臓ノ小軟骨ヲ置換セル骨竈存ス.骨片1・
「ヘマトキシリソ」二弱ク染ミ内二数個ノ骨小盟ラ 認メ骨臆ヲ観ズ.外縁ハ凹凸不李ニシテ小窩駄ヲ 爲セル部二軍核細胞認メラル.化骨竈ノ最外暦二 前記セル如キ紡錘形細胞数個存ス.軟骨周團結締 織ノ「ズダソ、二棄メル脂肪穎粒・・可ナリニ認メラ ルルモ殆ド石灰沈着ヲ観ズ.同氣管支周園ノ他ノ 軟骨ハ甚ダ大ナルモ殆ド石弓沈着ヲ.観ズ.
5)1598(74歳男)申等大氣管支ノ小軟骨ノ過宇ヲ置 換ス。内二脂肪髄ヲ認メソノ細血管充盈入.叉該化 骨竈申二,骨髄トハ反封三二脂肪沈着著シキ軟骨組 織ヲ認メシム.
6)2089號(77歳女)比較的小ナル氣管支ノ小軟骨片 ヲ置換ス.骨腿ヲ観ズ.
[ 144 )
老人ノ肺臓及ビ氣管支ノ病理解剖學的並二組織學的研究 837
第2表 (小氣管支所見)
腔
剖検 番 號 年齢及ピ性
主ナル病 揄 剖上 f断
左右葉別
内 容
壁ノ厚サ
上 皮
基底膜
粘膜結締織 暉財 ヘ・
@
筋肉
大サ
粘液 白血球 剥離 剥離 粘液化 粗密 多少 炎腫
ォ水
白血球 マ細ス胞
g
多少 多少
霊智+国±圏十i粗閣一ト H畢1畢
奈1翻+1± 1±國十陣團+トH轟{峯
1901 60
ツ 脾 腫
劉縮両生 1一團引一圓馴十H峯i畢
訓縮国± 1一圏一H粗團一国一障1峯 雫鷹H一 H專トト階團一i+H畢1峯
・368}劉副腎萎縮園翻 +1十1矧+1±團釧 一1+H馴黎
法醤解剖
60
ツ 鱗餓死
到縮1±[±1++
團+H密圏 一1−H釧黎
至囮±H± 園±トi軍制+1十圏專 奎團±H±園± 1一階團±国一馴畢 李酬
鰍P蕪「
±1±1±1馴十1馨剛±田一1黎1峯
2156 63 テ
動脈硬化
ヌ 州±国畢ト■粗團±同一團畢 訓翻 ±国士園+H粗剛十1一團轟
雫鷹1± 1十團±H粗團±国一1峯隊
2159 64
テ 直腸癌
トH勢圃語順囲+田一1劉峯
訓縮国± H馨H一團馴 一1+H劉峯
1885 64
氣管支肺
奈鷹1什囲+圏十 国訓±1+ト圏¢
雫閣±田口聞手 鷹圏一H一園雲 奎陶土i十1悪1十 階1黎H+「一劇毒
1744 64
ツ 大腸癌
至i縮1十1一鷹1十 團羅H+H蕃書 剰矧+H±園十 劇峯1−1±H馴峯
1754 65
ツ i萎縮腎
奎「蛇田±ト剛十 1魏1黎H−H畢隊 礁i+H一間一1什 隊 黎1一一一圏峯
H馴柵囲酬¢H−H黎i奪
1784 67
テ 野道癌
漸縮固織1一園一国副劣■十 圏卑 毒口±1十1卑旧+團釧 一H一壷1蓼 浪幕国± 卜隙十1粗圏+囲一 園奪
1482 68
胃 癌
雫膿H一 ト騰H+1鶴■± ト圏¢
雫鷹国一 囲魏1十團少 シ1+1±1一團峯
[ 14S ]
838 編 田
奎1藷トH一重H±團劃一1+1±1睾犀
2002 70
鰯雲硬化
ヌ 一 リ1蒸1+囲±1馴十園馴一i+1±陸墨
至廃[+i++1±剛十i鞭1睾1−1+i±團畢 一 ㎜
奎團什国朴隙圃冊階1釧±H一国黎
1778 70
U 胃 癌
奮圓十H藩1±H馴釧一1±H鍔
華團+1±囲奪回柵圃專1+1+H購
2153 71 二二腺肥
至鷹■十隙土壁劃一■±国華
訓魏■十隙1細階園什1+1+1黎墜 重壁トi十騰i幽幽釧一1十團婁
重壁三下1±團±国難1釧一1±1+園¢
胃 癌
至囮±国+陣囲+圏割±■一剛蓼 奮朧トH升騰1申国璽1±H±圏掌
2005
P920 71
奄V2♂
繰[±国柵鵬圃+剛雪1−1±H欝
心肥大
判型±H州峯囲+1密圏±H一国寒 卒1馴+1±囲蓼圃州重圏+国±国電
1880 72
W 骨膜水腫
至囮一H一閾±囲馴劉±囲一国雲 訓馴十ト1難H±}峯圏±}+H購
・343
t萎儲園翻+[十i難H+【重圏一■一国睾
1996 74
ヌ
動脈硬化奈鷹1±i+1±i難H囎圏一回一国峯 毒1羅国字1±鵬1一ト團蓼1−1土H騨
1823 75
胃 癌
至圓十H轟1十陸圏±!+固釧婁
訓碧囲±■蓼H±階}雪1+囲■釧婁
・937
t胃癌国璽H十」魏1柵出国釧±1+■釧雪
・9・5閣鍵脈硬化1奈鷹1±1±1一膿H+1糖圏+1±1+馴馨
・635閣鍵巌化園蒸1±1+1一剛一1±階園+1−H華墨
1999 87
ツ
二二硬化
ヌ 李圓±国+「蒜「細塵1黎1卦1+i±劇毒
華隣国十闘細膣陛}++トH釧¢
奎鷹囲+i++塵世柵剛毒1±H一園畢
2065 61
腎膿瘍
叢H十瞬囲+随圏±1±卜團馨
富i峯1−1−1−1薄1−1+1粗1黎1−1+1±,1黎1卑
・452
P二二脹硬化園重囲+1±膿1州州酬釧+1+H劉卑
・5761賢i胃癌i到蒸[+ト国華【十i粗圏±H■馴奪
・759圏難訓至陸士■一1薄圃一階1¢1++1±H畢陛
ll 囹羅1±トH畢H++1霜園++団平腱隊
[ 146 ]
老人ノ肺臓及ビ氣管支ノ病理解剖學的亜二組織學的研究 839
1716
1675
64護
9
66 9
大腸癌
胃 丁
重團±トト隙H粁剛黎1+1±
至膿1±1一ト1難ト国華圏一1±
・64gl劉嚢礫肺園馴±1
卒1濃1±H±i薄H上卿釧±■一 立華H十陛下囲粗醇1+「±
卒1劇±H±團一国籍閣一国一 一H馴一一團畢ト囲±
・463障謄硬化圏割±■一劃一+騰圏
1699
2076
1466 68
9
72 9
72 9
漿液挫化 膿性腹膜 炎
胃 癌
動脈硬化 症
・36・閣萎儲園鑛H十1悪1
2157
1495
1229
2145
2072
1899 73
9
73 9
73 9
74 9 75
9 75
9
胃 癌
動脈硬化 症
胃 癌
動脈硬化 症
亭亭支肺 炎
動脈覆化 症
州+一
塁園+1±H割引■粗同一■一
剰劉■一一馴■±断固一}一国黎陛 製鋼引一一隊1刊±階1劃一H一
華閣±トト膿…+囎團+1±
到籍H±1±團一1一階園一H一
重鷹囲±囲劃一ト剛劃一トH馴黎
重囲十一剛胆聾H+ト
製出H■一輿地州酬馴二国一黎嘩
至i翻+圃+1難1+1±階隊1−1什一
酬畢H十障囲■劉馴±
皇運囹±ト團一1±朧犀1−i±H峯1黎 一国劉肇国+1一
奎1塁剥一1−1−i薄1柵1++1籍1峯1±
至圓一トH難圃+鷹1馴+国+1劉蕃 剰割州±囲醐丁田粗園丁国±
奈圓州±【一瞬團朴階圃粁トー
至園++1±H峯H+團¢i+i+H峯i婁
奮鷹■+囲薄H±圃劇
至騰十ト圓三囲粗陰1一国一閾蕃 訓礁H−H劃一ト凹型±国一製革
李1馴什1±囲睾H±圏釧+1±
至1蒸1±1一[±1羅1−1一【粗[黎1
富[出国±1±障トH羅馴±1+1−
4鷹H一±1出国+階1馴+督国土 至親++困曝■+國¢}一圃一
華關±■一園一…酬劃一H一
週重囲一±峰■■粗鋼±[±
i+團蓼
H蓼峰 一
H馴多 ■專薩
■劉峯
1±1馴卑 『
H重鎖 1一圏¢
国華i馨 1一唖聾
ト圏藩 臣剛¢
H馴黎 ト国華
H劉黎 H釧黎 H劉掌 H峯1黎
H馴¢ 1±1馴鍵
田劉蕃
1±国連
g峯i婁
H馴黎 H釧蕃 H劉募 H馴黎 H黎峰 H雀隊
[土馴¢
ト圏婁
1一馴¢
H畢1掌
[ 147 )
840 福1 田
2010 75
動脹硬化
ヌ
奎1藷H十圏十朧圏一}+ 一 {
S陵■十隙トト1劃単糸ヒ.
奮鷹卜1十園+1韓国±[+
・2・6
洛ョ脈硬化園畢H−i一圏明旦閣¢囲±
奎閣十卜闘柵團粗圏一1+
2089
77 出血性腹 潔
午鷹H十闘紳什圓多1一+
至劃一±国華固++剛黎{一+
訓矧±囲++團什凹型婁1土1+
・28g
│重脈硬化園縮[+1±1++閣+肺虫i¢■±
・433
洛ョ脈硬化園縮1++1±i+隙H+團蓼H±
奎鷹H十単一■粗圏一ト
1183 80
心臓褐色
゙縮
剰矧州+■峯囲一圃黎1±[+
雫囎±国±團十圏釧一1±
奎〕蕪囲+卜i+隊H什膿1黎1+1朴
1812
81 動脈硬化
ヌ 騰1柵囲+園一囲畢i雲1±1+
毒1生国+1+圏一因重圏甘1± 一一 一
奎譲国±国劇一H畢園±[±
1608 81 動脈硬化
纏国±1±障H+團黎1+1什
ヌ 富園±国+際■±團釧±ト 剰縮国+困難1十騰團+】+
・2・4
P一二 二陣鷹1±[十割+剛蓼1+
奎朧固筆算十園黎一1±
1626 82 心,肝,
剰矧+トH馴十1粗圏一1±
B萎縮
副堤1一十團十膿閾一1一 華陣門十圏一±1粗圏±1±
2…国運脈硬化囹縮刷+1++團州甘剛¢H±
奎圓±四一圏一四聖釧一i±
1980 85 爾側性脳
午幽翠ト騰H±随圏粁[±
ミ腎炎
訓馴+1±1+圃±i++1劃蕃1什1±
華閣±H±騰因州粗画+t+
・97・国運脈硬化1奎鷹ト1±i什圏++囲碧1矧±1±
華1卑1±1十隙1+1欝1±】甘
2027 86
動脈硬化
ヌ 至鷹】什囲+1畢H±1霜園±1+
富團+囲+膿H±陣圏±1+
ま圏黎
H海雲 1馴蓼
圏雪 H妻屋
1釧黎
±国一圏婁 H釧專
圏婁 團掌
[+H劇黎 團掌 輿車
±国一圏黎 ト圏¢
團¢
±團黎
十H馴¢ H馴黎
±剛畢
1±■馴專
H轟隊
12by l{J.x
l±圏¢
1±H黎陰
釧黎
1+H劃黎
團畢
[ 148 ]
老人ノ肺臓及ビ氣管支ノ病理解剖學的並二組織學的研究 841
(
1476 86 9
動脈硬化 症
雫圏±【一H畢ト1±嚥圏一トH蓼畢
奎幕±■一士十七黎■一H贈
剰縮1±1−H畢トH畢圏一トH黎1蓼
菊縮固十隊トト鷹七一H一斗馨
第3表
(小論管支脂肪所見)脂 肪 染 色
剖検番號 年齢警性
主ナル病 揄 剖上 f断
左右泥引 腔
@ノ
@大 Pサ
壁ノ厚サ
上皮 基底膜 固有膜 暉配
ヘ繊
筋肉 軟骨膜 軟骨
・3681響1副腎萎縮1左Fr[勘1申割
±レ ±1 1 +i+ 1//
2・56〕631夢馴左下1
ε司醐 lli ±一一+1±1//
2・5g
B陣腸倒右上1副司 一1一■±国// i
・754
m劉魏腎1左下1醐醐 矧一…+1+1 柵1+
・7751馴膀胱癌1左門1 小1醐 ll 一一 。+i+図/
・482
m劃一 同 小睡ll 倒左門i 一一 c±1+囲±
2・
?ォ拶硬矧左下1 小1申割 lil +一一±1±1//
・778閣胃 倒右下陣小1 薄同一++1++[±[// 1 2・・51矧胃癌i祉1制醐 ±■一甘ト囲士 t 1
1920
172 左下陣小1
劃一■州矧■副+ 1
$ 心肥大
右下睡!醐 一1±囲柵卜//
・996劉鍵脈硬化1左門1勘1中等1 引一1■・州±1//
・823閣胃癌1右上1酬 薄±一一++1■/1/ Iili
・37・
t鍵脈硬化1右Fr}1 小薄+判+州司// ll l
・9・5閣鍵脈硬化}左下瞬断薄1 ±…絹州刊//
1635 82 テ
動脈硬化
ヌ 強引 l l 盛期■一■++1±1/1/
右下陶1剣劇■刊州±i/1/
左下1制網矧■■刑+国1±
1999 87 R
動脈硬化
ヌ 右上眸図幅■■司矧/1/ 1
右中t醐醐刊■■州+j//
2・65
P賢陵同病1副醐 下国±…+国糾一
・576{倒胃癌1右下1甚大1 測■■■七六1/1/
・759}劉緩難1趾1 小1醐■■一1判■/1/
・7・61劉大腸癌i左門i
小「醐剥■■司判/1/
・6751零i胃
倒右下陣瞬1刊■■+ 卜1/1/
t 149 )
842 禧 田
・64gi小腸チフス1右中1中等陣1 ■■■田刊//
1699 68 漿液性化
左下睡1痴言i■■刑±け司一
^性腹膜
右下i戯画±1■■刊+D掃ト
2・76間胃 倒左上}酬盤面判+出訴±煎卵
2・57海瀬 倒蘇州醐測刊■■刊判/1/
2・45
洛ョ脈硬化1右下[ 小[血判■■矧■//
・22g間胃 琳門固剣■組■州一1//
2・72問饗管支肺1左下1小1綱士1■■論士1//
2010
75 動脈硬化
ヌ 左上i副測刊■■刊矧/}/
二二圃}測論判■刊±1/1/
2・89照膿性馴左上1小】申等1 ±…■+H//
・・831馴麟矧左下1小t酬+1■■+t±i/【/
1812 81 動脈硬化
ヌ 左副小瞬1■■■司■/1/
細引醐±1−i■月刊/{/
・釧剣難脾障i勘睡1+1■■州■/}/
・2・4
?̲ 倒左門隊1測■■■判■/1/
2…圏甦脈硬化i左上睡陣1■±1−i田+1/1/
・98・
ナ肇騨1右下1小康1−1■■+1±1//
2・27【島陰脈硬化i左下1甚大陣{
+…一1±1+[//
2122 動脈硬化
ヌ 左下陣陣劃■■■司■/{/
88
副小1測■■■刊■/】/
第3章 所見総括並二考按
第1節 内壁ノ肉眼的所見十二十白線條
氣道川組織學的=ハ粘膜暦,粘膜下組織,軟骨層及ビ外膜ヨリ成り,肉眼的構造二二軟骨
=就テハ古クヨリ知ラル.Rauber u. Kopsch(7c・)二千レバ氣管ハC型ヲ呈セル16−20個ノ軟骨 ニテ前壁ヲ作り,左右氣管支幹ハ短形ニシテ狭キ軟骨弓ニテ前壁ヲ園マレ,其ノ激左ハ9−
12個,右ハ6−8個ヲ算シ,共=後壁二面テ膜二部ヲ形成シ,以下分岐二從ヒ軟骨孚弓ハ不 規則トナリ,Merkel(c 4)=eS vバ氣管支軟骨ハ直角叉ハ斜二丁レル片ニヨリ五:二聯絡シ全壁
ヲ取雀クガ故二,丁丁二丁ル如キ膜檬部ヲ有セズ,分岐ト共二二骨片数次第二減ジ,引回支 ノ可約1mm=至り消失シ,且軟骨片ヲ続リテ結締織,筋肉,弾力繊維,混合言言存シ,内 壁ハ多列繊毛上皮ヲ以テ被ハルト.60歳以上ノ老人丁丁支二於テハ予ハ貯藏標本ヨリ成可ク 病的二化著シカラザルモノヲ選ピタリ.其ノ剖槍記録二糠レバ記載アルモノノ大部分ハ粘膜 亭滑色淡ク粘稠ナル液釈物ヲ附シタルモノナリ.粘膜ノ梢粗縫ナルモノ1例,色淡紅或ハ淡 [ 150 )
老人ノ肺臓及ピ氣管支ノ病理解剖學約並二組織學的研究 843 赤ナルモノ数例アルノミ.
老人氣管支ノ肉眼的所見二就テハ,最近予ハ老衰=テ死亡セル81:歳女子(2205號)ノ:剖三二 當リ特=詳シク観察スルヲ得タリ.主ナル所見ハ次ノ如シ.
氣管内二泡沫ヲ含メル赤キ粘稠ナル液状物ヲ可ナリニ容レ内壁李三色淡シ.二二三内二於テモ二二ナル 液状物ヲ容レ,内壁色氣管二比シ稻赤シ.粘膜バー般二菲薄透徹ノ観アリ.氣管ノ軟骨部ハ卒滑ナルモ,
膜様部二於テハ三二走レル灰白色ノ幅約1mmナル数個ノ凹凹ヲ透見シ,:左右氣管支幹二子テモ三管同門 膜戸部二於テ層管理存スルモノヨリ不同分岐セル歎個ノ灰白線條ヲ詔メ,軟骨部ハ灰白色ヲ呈シ牢滑ナレ
ドモ,糟査スレバ極メテ繊細ナル縦隔走レル灰割線條ヲ認メシム.更引網ナル氣管支ヲ開平スルニ,粘膜 著シク菲薄諸麗茨白色ノ軟骨ヲ透見ス.全髄腔二亙リ連座縦走セル灰白線画ヲ遙見シ,粘膜ハソノ上二於 テ膨隆スルが故二内壁不李,且:叉横二走レル極メテ繊細ナル灰白線條ヲ同時二認メタリ.縦走線條ハ腔ノ 小ナルト共二分明ヲ鉄クモ,横行線條ハ心々分明トナル観アリ.然レドモ:更二進ミ肋膜二近キ氣管支二郎
リテハ,縦線横線共二之ヲ認メシメズ,李滑灰白色孚透明ノ菲薄ナル膜二移行ス,何塵一存スルヲ問ハズ 斯ル線條ハ指端ヲ以テ移動セシムルヲ得ズ,叉氣管支内壁ヲ醗轄スルモ浦失セズ,強ク壁二固着セル観ア
リ.
叉予ノ執刀セシ7ユ歳男(2153號,囁護腺肥大症)及u 63歳男.2156號,動版硬化症)二於テモ,殆ド同檬ナ ル所見ヲ得タリ.
以上ノ例ノ「フォルマリン固定セルモノヲ観ルニ殆ド剖天時ノ像ヲ崩サズ.此故ヲ以テ「フtルマリン液 固定保存セル老入ノ二七支二一キ検セシニ,カカル血忌ハ全例二二テ認ムルモ,個心的二可ナリニ差異ア リ.男24例申著シキモノ7例,女28例中5例,叉横線ノ分明ナルモノ男6例,女10例二二メ,他ハ不分明 ナルカ殆ド之ヲ認メザリキ.表申㊥⑭ノ如キ十Hハ縦線ノ分明ノ程度ヲ示シ,○ハ横線ノ分明ナルヲ表ハ ス,一般二60歳代ニチハ縦線ノ著シキモノヲ認ムルモ,以上高年トナルト共二次第二分明ヲ敏クガ如シ.
而シテ横線ノ分明ナルモノニハー一般二縦線ハ比較的分明ヲ鉄クノ観アリ.
由來,氣管支ハ呼吸氣ノ通路タル外,肺ノ呼吸蓮動二鷹ジ牧縮横張スベキが故二,牧縮時s 鐵襲ヲ作ル州民テ考フルニ難カラズ.Cowdry(11)ハ氣管支筋肉ノ牧縮二當リ互二品縮セラレ 鐵襲ヲ作り,撰張扇二雨露ノ最高=於テ片違ド鐵襲ヲ認メシメズト言ヘリ.Spee(86)ハ胸腔 ヲ開カズシテ固定セル肺ノ材料=於テハ,野寺支粘膜ハ幅05mm及ビ其以下ノモノニ至ル
迄繊襲ヲ認メズト.:Linser(53),:Foerster(9・1 )亦同様ノ意見ヲ有セリ.予ノ小氣管支ノ多クノ例 二於テハ,著シク牧縮シ,星歌心シテ腔殆ド閉鎖セルモノヲ観ダリ.然レドモ軟骨監理レタ ル手踊大冷冷支ニチハ指堅ヲ以テスルモ容易二審化シ得ザルが故二,内戦ノ僅カノ攣化二件 ヒテ著シク牧縮籏張スルモノト考フルヲ得ズ.叉斯ル次白線條ハ粘膜面ノ麟轄ニヨルモ消失 セズ,彊ク壁二固着スル鮎ヨリ考フレバ,明二器質的ノモノニシテ,Spee等ノ言ヘル翠ナ ル機能的二二ニアラズ.二等ノ言ヘルハ軟骨ヲ含ムゴト寡キ小ナル氣管支二三ケル所見ト認
メラル.
i氣管粘膜二三テハ,Henle(34)ハ鏡角ヲ以テ吻合スル垂直ノ弾力織維束が粘膜下二黄色ヲ呈 シ透見セラル・ヲ記載シ,Merke1(64)ハ固有膜内二黄色ノ網様ノ線條存シ其ノ目ハ氣管ノ縦 ノ方向二引伸サレ紡錘歌ヲナスヲ透見スト.Rauber u. Kopsch(76)ハ僅二純揮力性ノ固有膜ノ [ 151 ]
844 謳 田
縦二走レルヲ記載セルノミナリ.下弓支粘膜=至りテハ斯ル線條ノ記載寡キモ,Merkel(64)
ハ正常氣管支ノ内壁二向ヒ,可ナリ規則正シク膨出セル14−20條ノ隆起線ヲ認メシメ,氣管 支ノ軸二滑ヒテ走り其ノ横蜥面ニチハ隆起線ノ爲二氣管支内腔ハ星欣ヲ呈シ,該隆起線ハ大 部分縦二走レル揮力繊維束ヨリ成ルト言ヘリ.Koike(47)ハ氣管,氣管支樹ノ弾力組織=ツキ 詳細ナル研究ヲ途ゲ,病的ナラザル例=於テ白色ノ光澤ヲ有スル粘膜下ノ縦線條ノ嚢育ハ,
縦走電力緻維ノ其ニー致シ,斯ノL線晦日肉眼的二著明ナラザルモ認メラレ,氣管及ビ氣管支 幹ニチハ後壁ノミニ二目ラレ,軟骨ヲ有スル小氣管支ニチハ全末梢二於テ輪環歌ヲ呈シ,軟 骨ナキ小鈴管支=テハ割下二 尚縦線ヲ謹明スト.予日成可ク正常ナル氣管支二就キ観ントシ テ,20歳女(急性肺炎)及ビ24歳男(凍死)=就キ剖槍時二精槍セルニ前記老入二等シ如ク明瞭 ニハアラザルモ,縦二走レル四白隆起線ヲ窺ヒ得タリ.叉20歳女(鋭群馬ヨル被殺害者),21 歳男(墜死)二於テ鏡槍上弾力織維ノ縦東歌二四スルヲ認メタルヲ以テ,Merke1, Koikeノ言 ヘル如ク正常三管支=於テ斯ル線條ノ認メ得ラル・モノト思惟ス.:L6schcke(5 5)ハ老入肺臓二 於テ弾力組織ノ萎縮セザルヲ指示シ,Koike(47)ハ82歳ノ老人二於テ,耳管ヨリ小氣管支二塁 ル迄次白線條ノ町回テ分明ナルヲ観タリ.thtノ如ク老人二野テハ,一般二若年者二比シ線條 遙二分明ナルハ,恐ラク後者=アリテハ厚キ粘膜二階ハル・ガ故=分明ナラザルモ,老人ニ
チハ粘膜,結締織,筋肉等ノ萎縮ノ母性暉力繊維ノ萎縮件ハザル時線條分明トナルモノト認 メラル.サレ『ドー方1892,2002,1880,1849號ノ如キニアリテハ,箪二周園組織ノi萎縮セル が爲ノミトシテハ,籐リニ大量=シテ正常ノ範園内以上=有スルヲ思ハシム.文献二徴スル
ニ,Orth(70),Hart u. Mayer(30),K:aufi nann(42),Eichhorst(16)二擦レバ,慢性即興支炎二於テハ縦 走及ビ横行結締弾力繊維束肥大シ,隆起線トシテ電導昌膨隆スルヲ述べ,:Beitzke(4)ハ粘膜 下結締即時ニハ三輪走弾力筋暦ノ増殖=ヨリ横隆起線ノ生ズルヲ記シ(後=此ノ読ヲ改メタ ルモ),Wood(95)一等ヲ内面=於テ所謂Trabeculationヲ來スト言ヘリ.予ノ寒中1892me = 於テハ固有膜肥厚シ,2002號ニチハ混合腺鴫野ク,1880號ニチハ基底膜ノ脂肪攣帯解ビ固有 膜ノ肥厚存シ,184gam ;一舟テハ粘膜内二圓形細胞浸潤シ,固有膜ノ肥厚セル外,混合腺,筋 肉ノ肥大ト共二軟骨ノー部肥大セルラ認メタリ.帥チ多少ノ凹目アレ慢性四割支炎ノ豫ヲ呈
ス.サレパ揮力繊維ノ肥厚延イテハ特二明瞭ナル次白線條ノ存在ハ上記諸家ノ言ヘル如ク,
慢性炎ト何等カノ關係アルヲ思ハシメ,斯ル線條バー般二年齢ト共二次第二不分明トナリ,
高年者=於テハ次第二粘膜面『唖蝉トナルヲ認ムルハ此等粘力繊維其者ノ萎縮二基クベク,之 亦諸家ノ等シク認ムル虞ナリトス.
以上ニヲリ按ズルニ老人二観ル側管支内壁ノ友白線條ハ,多ク川柳ノ他ノ組織帥チ粘膜,
結締織,筋肉等ノ萎縮二世キ相封八二弾力繊維束ノ分明トナレルモノニシテ,一部特二分明 ナルハ慢性氣管支炎=基ク弾力織維ノ肥厚ニヨルモノト認メザルベカラズ・
第2節 粘 膜 層 1.上 皮
氣管,氣管支二於テハ上皮間二著シキ差異ナク,小三管三二至ル迄内壁ハ頭毛上皮ヲ以テ 【152ユ
老人ノ肺臓及ビ氣管支ノ病理解剖學的亜二組織學的研究 845 被ハル.唯其ノ高サヲ異ニシ内憂ノ大ナルモノ即チ氣管及ビ大氣管支ニチハ多列ノ三魚形ノ 頭毛上皮(Schaffer(78))ニシテ,氣管支腔ノ小ナルト共二次第二短クナリ,小身管支=テハ Jordan(38)バ箪列ノ短三曹副帥庶子形頭毛上皮, Miller(6Dハ藍子形顛毛上皮ヲ以テ被ハルト言
ヘリ.叉Miller二i篠レバー一管及ビ両紙支恵雨ハ斗形ノ細胞EPチ基底細胞,補充細胞b:三毛 細胞及ビ思歌細胞ヨリ成ルト言ヒ,此等ノ申顛毛細胞及ビ丸心細胞ハtw =於テ著シク他二品 ル.而シテ基底細胞ハ上皮ノ最下waEPチ基底膜ノ上二位置シ,核ハ圓形,橋品形時s基底膜
,=2P行シテ存ス.補充細胞バー般=紡錘形ナルモ他細胞ノ關係=ヨリ種々ノ形ヲ示シ,屡†
ハ基底膜,上ハ上皮ノ上縁二面スト.Schaffer(78)二面レバ氣管:ノ上皮細胞ハ丸錐形,棍棒 欣,三角錐形時ニハ長キ綜状突起ヲ備ヘタルモノ等種々アルモ,何レモ基底膜二二スト.又 Cha1 nbers a. R6nyi(8)二擦レバ各顛毛細胞ノ遊離上縁ハ二毛ヲ有スル厚キ「クチクラJラ有シ,
互=該「クチクラ」ヲ以テ相接スト.老人二二支=見ル上皮二品テモ大高上記ノ諸家ノ意見ト 相違ナシ.次二個々ノ興味アル所見二就キ三三記スル庭アラントス.
a)粘液化 杯歌細胞ノ由來=就テハ:Lenhoss ek(51)ガ三毛細胞ヨリ杯歌細胞=至ル総テ ノ移行型ヲ観シ以來,顛毛細胞ヨリ來タルト徹スモノ多シ.Miller㈹ハ杯歌細胞バー般二氣 管ヨリモ大ナル二二二二観ルコト多ク,内腔ノ小ナルニ從ヒ次第二寡クナリ,小二二支ノ径 0.4mmトナルニ及ビ浩失スト記シ, Petersen(73)ハ小氣管支ノ最モ小ナルモノニ於テハ回状 細胞ヲ敏クト言ヘリ.予ノ例=於テモ二等大氣管二二於テハ可ナリニ多キモ,小氣管支=テ ハーハ=寡シ.顛毛細胞ハ種々ノ刺戟二謝シ粘液化帥チ杯状細胞化スルモノニシテ,Schaffer
(78)二糠レバ1/g「アルコール」(33%「アルコール」),「クロム酸,MUIIer氏液等;ニテ虚理セル材 料ニチハ明二葡萄酒杯状ヲ示スト.急性「カタル性炎ノ初期ニチハ上皮細胞ハ大多数二於テ 内容透明トナリ膨大スルヲ認ム.予ノ死罷材料=テハ杯歌細胞一般=著シク多ク1時=ハ切 片二見ラル・三管支壁ノ上皮細胞大部分粘液化セルラ認ムルモクアリ.之生前ノ「カタル性 炎二基クモノナルペシ.大部分ノ上皮細胞ノ粘液化スル場合ニチハ,葡萄酒杯歌ヲ呈モズシ テ互二相墜セラレ,爲=柱二二止リ粘液部淡明二見ユ.叉粘液化ノ著シキ上皮ハ剥離シ易 ク,多クノ細胞ノ剥離セル部ニチハ粘膜ハ基底膜ヲ以テ直接三二接スル如キ毛,斯ルモノヲ 精査スルニ乱言形乃至扁李ナル細胞ハ基底膜上二二存附着セルラ認メシムルアリ.上皮申ノ 斯ル細胞ハMiller(6 ))ノ言ヘル基底細胞ナルベク,上記ノ像ヨリ老フルニ上皮ノ粘液化乃至 剥離二當リ最:後二面ルモノニシテ,叉上皮再生ハ該細胞ヨリセラル・モノト思惟セラル.
b)上皮細胞ノ脂肪 健常ノ顛毛細胞=テハ年齢ノ如何ヲ問ハズ可ナリニ脂肪認メラレ,
前門細胞ノ上面ノ部師チ「クチクラ」直下二比較的多ク認メラル.孤山1伏細胞ニ口証ド之ヲ認 メズ,從ツテ粘液論著シキモノ程脂肪反身弱シ. 上皮細胞ノ粘液化=當リ初出細胞髄内二透 明ナル粘液塊ヲ生ジ,爲=脂肪二念メル細胞物質ハ「クチクラ」ノ側二1塗セラレ,次二細胞破 裂シ腔内=排出セラル.予ノ観シ中等大氣管支56例中粘液化著シキモノ23例,其ノ中島シキ 脂肪忌門ヲ呈スルモノナク僅二之ヲ呈スルモノ16例,之二反シ脂肪反二藍シキ12例高著シク 粘液化セルモノナク,僅二粘液化セルモノ5例ヲ認メタリ.基底部ノ上皮細胞ニモ:亦脂肪穎 [ 153 ]