• 検索結果がありません。

クモ膜下出血における神経性脳血管調節因子の修復に関する検討

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "クモ膜下出血における神経性脳血管調節因子の修復に関する検討"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Title クモ膜下出血における神経性脳血管調節因子の修復に関する検討( はしがき ) Author(s) 郭, 泰彦 Report No. 平成10年度-平成11年度年度科学研究費補助金 (基盤研究(C)(2) 課題番号10671291) 研究成果報告書 Issue Date 1999 Type 研究報告書 Version URL http://hdl.handle.net/20.500.12099/439 ※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

D.研究成果 脳主幹動脈の血管周囲には豊富な神経線維網が分布し血管の拡張収縮機構を神 経性に調節する事がよく知られている。最近では、強力な血管拡張作用をもつ一 酸化窒素(NO)を神経伝達物質とするNO作動性神経が拡張性神経として注目され ており、NO合成酵素(NOS)含有神経線維の存荏も報告されている0そこで、我々 はくも膜下出血(SAE)後における脳血管のNO作動性神経による神経性調節の変 化を形態学的に調べるため、NOS含有神経の免疫組織化学的および組織化学的 検討を行った。400gの雄性SDラットを用いて右頚部内頚動脈経由で挿入した3-0ナイロン糸にて血管内より突き抜く実験モデルにてSAHを作成した。経時的 (直後、6、24、48時間後、4、6、14日後)に濯流固定し両側の脳主幹動脈およ び巽口蓋神経節(SPG)を摘出した。脳血管はwhole-mOunt標本にて、SPGは凍結 切片として神経型NOS(nNOS)、内皮型NOS(eNOS)、誘導型NOS(iNOS)の免疫染 色およびNADPHdiaphoraseの組織化学染色を施行した。結果は、nNOS含有血管 周囲神経線維およびSPG内nNOS含有細胞はSAH直後よりその密度が漸時減少 し封∼48時間では、最も低下しその後、徐々に回復した。この脳血管のnNOS の染色性の低下は反対側に比しSAH作成側において、より強くかつ遷延化する 傾向にあった。eNOSおよびiNOSの免疫染色性は経過中、血管周囲神経線維お よびSPG内神経細胞においては認められなかった。SAH後の脳循環動態にNO 作動性神経による神経性調節機構の障害が関与していることが示唆された。この ため次年度は、くも膜下出血後の脳脊髄液中のnitricoxide産生に関わるアミノ酸 を中心として測定を行った。くも膜下出血後Day7∼11に脳咳受益を採取した10 例の女性(平均年齢54.3歳)(SAH群)と特発性正常圧水頭症およびくも膜下出 血後1ケ月を経過した10例の女性(平均年齢65.3歳)(コントロール群)を対 象として、脳脊髄液中の41種類のアミノ酸をHPLC法にて定量した。結果とし て、SAH群の脳脊髄液中のTbreonine,Asparagine,Glutamine,Valine,Histidine濃度 はコントロール群に比べて有意に上昇していた。また、このうちでGlutamic acid に関しては、SAⅢ群の8名で上昇し、その平均値は15.7±10.6nmolhnlであった。 一方コントロール群では、全ての脳脊髄液中にはGlutamicacidは検出されなかっ た。ATginineとCitru11ineの濃度には、両群に有意差を認めなかった。今回の研究 を通して、くも膜下出血後の病態に脳血管および脳脊髄からの分析より、NOを 介する血管撃縮の発生機構が存荏する可能性が推察された。

参照

関連したドキュメント

その産生はアルドステロン合成酵素(酵素遺伝 子CYP11B2)により調節されている.CYP11B2

Yoshida 610-618, hemorrhage arterial chronic angiographic subarachnoid Wilkins Wilkins, Congress Cerebral 266-26918 spasm ed: inWilson prolonged Neurosurgeons: byArterial wall.. of

Electron micrograph of the middle cerebral artery, show ing dissolution of perinuclear myofilaments M in the degenerating smooth-muscle cell... Electron micrograph of the

J CerebBloodFlow Metab 2: 321-335, 1982 Lewis HP, McLaurin RL: Regional cerebral blood flow in in creased intracranial pressure produced by increased cerebrospinal fluid

血管が空虚で拡張しているので,植皮片は着床部から

NGF)ファミリー分子の総称で、NGF以外に脳由来神経栄養因子(BDNF)、ニューロトロフ

man 195124), Deterling 195325)).その結果,これら同

 膵の神経染色標本を検索すると,既に弱拡大で小葉