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第3章 各部会の報告 18年度 評価の概要|豊島区公式ホームページ

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第3章

(2)

1 外部評価委員会 部会A 報告案

<総 論>

行政評価制度全般に対する意見

● 表現の適切性

・区民にとって、わかりやすく説明されているかがポイントである。

専門用語は必要とされてできている言葉もあるので、使わざるを得ない場面がある し、区民にその理解を求めることも必要である。

● 指標の設定

・成果指標として妥当性に欠けているため、説明を聞かないと、指標の内容がわかりに くいものがある。指標の選定が適切でないといえる。

・参加者数、参加数だけでなく、事業に対する意見・感想などの質的な成果指標の提示 も必要である。

● 施策を構成している事務事業について

・施策を構成している事務事業が余りにも多く、一括りにして施策が効果を上げている か判断できないものがある。

・一方では、単一の事務事業で構成されている施策もあり、施策としての意味を認めに くいものもある。

<各 論>

施策名 1. 子どものための環境づくり

視点1.表現の適切性(わかりやすく説明されているか) A

B C

専門用語の使用は最小限であり、わかりやすい

一部には工夫する必要があるが、全体的にはわかりやすい 専門用語が多く、内容を理解するのがむずかしい

各委員によるコメント等

● 「子どもスキップ」を中心に施策の必要性、効果、現状等を記述した方がわかりやすか ったかもしれない。口頭による説明を受けて納得した部分もあった。

● 「施策の概要」において議論が百出する「子どもの権利を守り」をはずして、「いじめ や虐待の排除」のように大人たち、区民一人一人が「取組むべき課題」を列挙する事を求 める。「子どもが自由に自らの意見を表明できる機会の提供」とあるが「自由」の尊重より も、現在求められている事柄は「社会性の育成」「地域社会の担い手」「相手への配慮」「責 任感の育成」であろう。

(3)

施策名 1.

子どものための環境づくり

視点2.目標・指標の適切性(活動指標・成果指標が目標を端的にあらわしているか) A

B C

活動指標や成果指標の設定が適切に行われ、目標を端的にあらわしている 指標の設定は十分とはいえないが、目標の設定はおおむね適切である 目標の設定、活動指標・成果指標ともに大いに工夫すべき

各委員によるコメント等 ● 成果指標に工夫を要する。

● 「虐待通告受理件数」とあるが、「受理する」事が目的( 目標) ではあるまい。受理した件 数に価値をおくのではなく、「虐待」を防止したり、解決することに価値をおき、活動 指標を設定すべきであろう。

● 施策の目標として「子どもの権利を守り尊重するための啓発活動を進め、子どもが自由 に自らの意見を表明できる機会の提供に努める」と明記してあるにも関わらず、21年 度の子ども会議開催回数を現状よりも低い目標値としている。児童虐待に関しては21 年度の虐待通告受理件数を現状値と同等の数値としている事の妥当性に疑問を感じる。 成果指標には、いじめや虐待の件数の変化や、子どもの権利の擁護等に関する意識調査 結果などを利用した質的指標を含めるべきである。

● 虐待の通告件数が、増えていることが活動指標でわかるが、どうして増えているか( 子 育て支援センターへの信頼による通報件数の伸び) の説明を聞いてわかった。行政とし て虐待に対してどのような対応をして成果指標として数値化できるか、難しいと思うが さがしてほしい。

施策名 1.

子どものための環境づくり

視点3.施策の効果(成果はあがっているか) A

B C

成果は上がっている、効果があるといえる

成果は横ばい、もしくはやや減少傾向にあるが、一部に不十分な点がある 成果が大きく減少している

各委員によるコメント等

● 成果はこれからで、まだなんともいえないのではないか。

(4)

ちの意識が向上した」「子どもたちが円滑な意見表明ができるようになった」「子どもた ちの社会性が育成された」等々であろう。

● 子どものための環境づくりというインフラの整備という点では成果は着実に上がって いることがわかるが、その効果については、質的成果指標が示されていないため、評価 できない。

● 子供の放課後の居場所の確保は、充実してきている。ただ、「今後3年で予想される住 民ニーズの変化、課題」の記載があるように、中高生がすごせる場所は少ないというの は理解できるが、特別な対策が必要なのかは疑問。

施策名 1.

子どものための環境づくり

視点4.総合評価(1∼3の視点を踏まえて総合的に評価) A

B C D

適切に実施している、または一部に改善点はあるが、さらに推進すべきである 適切に運営されている、または一部に改善点はあるが、継続すべきである 継続にあたっては、大幅な改善や見直しが必要である

目標を達成できる見込みが小さい、またはすでに目標を達成したので縮小または休廃止を検討すべき

各委員によるコメント等

● 継続して効果を確かめたい。

● 当該施策が担当する「子どものための環境づくり」は、いわゆる「思春期以降の青少年 期」であって欲しい。反社会的行動の低年齢化が憂慮されている現状を直視した場合、 小学校低学年を念頭に置いた「環境作り」では物足りない。「不登校児童・学童」「家庭 内暴力」「セルフ・コントロールの欠如」「地域社会・国家への配慮の欠落」等々、問題 行動に親も対応に苦慮しており、行政の援助・協力を強く求めているのが現状である。 行政は環境整備・浄化のために必要な施策を講ずる義務と責任がある。

地域社会浄化に向けて「大学生から小学生に至る青少年の縦社会」「相互扶助組織」の 育成等によって、子どもによる子どものための環境整備が求められる。

● 「子どもの権利擁護のための環境づくりに、子ども会議などの機会を通じて子どもの声 を充分に反映させることが望まれる. 具体的には学童クラブ、子どもスキップ、プレー パークなどの事業に、利用者である子どもの意見を反映させ、プログラムの企画・運営 にも積極的に参画させる事が重要である。

● 中高生の居場所の問題が遅々として進展しないのは何故か?地域で中高生を見ている と考えさせられることが多いのでできるだけ早期に実施されるよう検討していきたい。

(5)

学校施設を利用しているが縦割り行政の間に子どもを置かぬように努力されたい。 ● 小学校の教室を利用した放課後対策としての「子どもスキップ事業」は、他区では少な

く 、 年 々 利 用 児 童 も 増 え る 予 測 も あ り 、 保 護 者 の 評 判 も 良 い こ と が 理 解 で き る 最近毎日のように報道されている子どもを巡る人権、親の虐待、家族関係の崩壊等痛ま しい事件を知ると、保護者自身の問題ばかりでなく、地域、行政が一体となって取組む 必要性を感じている。女性問題においてはDVの問題も関連があると思われる。相談体 制の一本化、機能アップが必要ではないか。

今後の施策のあり方として、子どもの権利救済の手続きを整備・強化する方針は賛成で あるが、その進め方は慎重にさせ、子どもたちがのびのびと自分らしさを大事にして成 長できる豊島区であって欲しいと願っている。

施策名 1.

子どものための環境づくり

視点5.施策を構成する事務事業評価表について外部評価委員のコメント・意見 各委員によるコメント等

● 成果指標として提示されているもののほとんどは活動指標である。各事業の「成果」と は何であり、それらをどのように把握するべきか、事業の目的・目標を設定する際に明 確にし、必要な場合は予算のなかに成果把握のための調査費用を計上すべきである。 ● 次世代を担う子どもたちを大切に考慮し施策を進めていることが理解できるが子ども

の施策の基本になる「子どもの権利に関する条例」の施行を一刻も早く実現させる事が 肝要である。

施策名 2. 子育て支援活動の推進

視点1.表現の適切性(わかりやすく説明されているか) A

B C

専門用語の使用は最小限であり、わかりやすい

一部には工夫する必要があるが、全体的にはわかりやすい 専門用語が多く、内容を理解するのがむずかしい

各委員によるコメント等

● カタカナ用語はなるべく使わない方が良いと思われる。

(6)

ここでは、支援の対象を「乳幼児期の子ども」に限定した方が以下に述べる施策との整 合性が生まれる。

● 「マルトリートメント」は実際には児童虐待を表しているのであれば、「児童虐待」と 明示すべきである。

● 民生委員、児童委員との連携を進める、地域との協働という表現は、一見わかったよう な気がするが、説明を聞かないと理解できないので、もって具体的な記述を工夫してほ しい。

施策名 2.

子育て支援活動の推進

視点2.目標・指標の適切性(活動指標・成果指標が目標を端的にあらわしているか) A

B C

活動指標や成果指標の設定が適切に行われ、目標を端的にあらわしている 指標の設定は十分とはいえないが、目標の設定はおおむね適切である 目標の設定、活動指標・成果指標ともに大いに工夫すべき

各委員によるコメント等 ● 成果指標に工夫が必要。

● 支援の目標はあくまでも「親の資質向上」であり、「親の自立」に置かなければなるま い。現状の指標では「巡回訪問」を受けたり「デイサービス」への依存度の高まりを「達 成度」としているし、子どもへの対応の未熟さから「通報や相談受理件数」になってい る。「以前よりも改善された」という成果を計るべきであろう。

● 子どものための環境づくり」施策の活動指標としてい用いられていた「虐待通告受理件 数」を「マルトリートメント通報・受理件数」と言葉を変えて活動指標として使用して いるのは不適切。「東部・西部子ども家庭支援センターで受けた相談件数」は成果指標 ではなく活動指標である。成果指標として用いられている「育成委員会の実施した行事 への参加者数」の21年度の目標値が現状よりも低く設定されていることは施策の目的 にそぐわない。「児童デイサービス修了者数」も成果指標として用いられているが、重 要なのは、その質的成果である。

(7)

施策名 2.

子育て支援活動の推進

視点3.施策の効果(成果はあがっているか) A

B C

成果は上がっている、効果があるといえる

成果は横ばい、もしくはやや減少傾向にあるが、一部に不十分な点がある 成果が大きく減少している

各委員によるコメント等

● 現行の施策では、「親の依存心の増大」「親の子離れ・子育ていきの増大」の効果を上げ ているのではないか。親の意識向上に貢献すべきであるし、親戚縁者や隣人の支援を促 進する施策をこそ行うべきであろう」。

● 子育て支援のための相談や指導の体制づくりは進んでいるとみられるが、伝統のある 「青少年育成委員会」や「社会を明るくする運動」との連携が不明瞭。「子育ての悩み や困難が解消する」という施策の目標に対する成果が不明のため、施策の効果を評価す ることは不可能。

● 両家庭支援センター相談件数以外の成果指標の2つは、数値として減っており、成果が 上がっていない。説明を聞くと成果をあげているもの( 子育てサロンの自主運営) がある ので、もっと指標を工夫しないと施策評価として効果が上がっていると判断できない。 大人同士がもっとふれあうような「自然な事業」が展開されているか。もっと利用者の 満足度を図る指標を選定してほしい。

施策名 2.

子育て支援活動の推進

視点4.総合評価(1∼3の視点を踏まえて総合的に評価) A

B C D

適切に実施している、または一部に改善点はあるが、さらに推進すべきである 適切に運営されている、または一部に改善点はあるが、継続すべきである 継続にあたっては、大幅な改善や見直しが必要である

目標を達成できる見込みが小さい、またはすでに目標を達成したので縮小または休廃止を検討すべき

各委員によるコメント等

● 今後も推進すべきところと、必ずしも賛同と参加を得られていないところの両者がある ようだ。

(8)

支援」に限定すべきである。このほうが現在実施している施策とも合致する。

未熟な親、即ち、親意識が未発達な父母を対象に、子育ての知識と技術を教え、子育て が楽しく意義深い行為であるとの認識を深めさせる必要がある。

● 事業・施策の評価を「評価のための評価」と事務的に処理せずに、現状と成果を十分に 把握するための方策を常に考え、事業・施策の改善を図る姿勢が必要である。

● 東西の子ども家庭支援センターの果す役割は、今後ますます大変重要になり、子どもに も親にとっても不可欠になると予想されるので行政は,どのような財政難であってもこ の施策だけは遂行していただきたい。

● 東西の子ども家庭支援センターでの相談が、子育ての悩みや困難を抱えた家庭や保護者 に有効に機能している。 東西の子ども・家庭支援センターの「親子あそび広場」が、子育て中のお母さんの情報 交換の場である事をもっと行政は広めるべきであり、区民同士のネットワークづくりを 多様な主体が応援するべき。ただ子育て支援センターの利用に父親たちも参加できるよ うな工夫が必要ではないか。

施策名 2.

子育て支援活動の推進

視点5.施策を構成する事務事業評価表について外部評価委員のコメント・意見 各委員によるコメント等

● 「青少年育成委員会運営」と「社会を明るくする運動事業」に対する行政の関わり方に 抜本的な見直しが必要と思われる。

● 成果指標として提示されているもののほとんどは活動指標である。各事業の「成果」と は何であり、それらをどのように把握するべきか、事業の目的・目標を設定する際に明 確にし、必要な場合は予算のなかに成果把握のための調査費用を計上すべきである。 ● 東部子ども家庭支援センターの相談件数が確実に増加している現状から地域の子育て

(9)

施策名 3. 多様化する保育ニーズへの対応

視点1.表現の適切性(わかりやすく説明されているか) A

B C

専門用語の使用は最小限であり、わかりやすい

一部には工夫する必要があるが、全体的にはわかりやすい 専門用語が多く、内容を理解するのがむずかしい

各委員によるコメント等

● 認証保育所の説明を施策評価表に簡単に記載してほしかった。

施策名 3.

多様化する保育ニーズへの対応

視点2.目標・指標の適切性(活動指標・成果指標が目標を端的にあらわしているか) A

B C

活動指標や成果指標の設定が適切に行われ、目標を端的にあらわしている 指標の設定は十分とはいえないが、目標の設定はおおむね適切である 目標の設定、活動指標・成果指標ともに大いに工夫すべき

各委員によるコメント等

● 成果指標により多面性を望みたい。外国人に対する配慮について言及してほしい。 ● 質的成果を測るための指標の選定をすべきである。例えば、子育てに関する不安や悩み

が当該施策によって本当に減少しているのかどうかの検証や、保育所・一時保育利用者 等の満足度を、アンケート調査や電話調査などで行うべきである。

● 待機児童についてもっと現実的な目標を掲げ、指標の取り方を工夫してほしい。

施策名 3.

多様化する保育ニーズへの対応

視点3.施策の効果(成果はあがっているか) A

B C

成果は上がっている、効果があるといえる

成果は横ばい、もしくはやや減少傾向にあるが、一部に不十分な点がある 成果が大きく減少している

各委員によるコメント等

(10)

ないと「施策の効果」は判定できない。

● 保育所待機児童数以外の提示されている成果指標では効果を評価することはできない が、ファミリー・サポート・センターの援助活動や会員数の増加など、地域住民の子育 て支援のネットワークが広がっている様子が窺える。

● 多様化する保育ニーズに応えていくのはよいが、保護者としてするべきことまでに応え る必要はないのでは。

施策名 3.

多様化する保育ニーズへの対応

視点4.総合評価(1∼3の視点を踏まえて総合的に評価) A

B C D

適切に実施している、または一部に改善点はあるが、さらに推進すべきである 適切に運営されている、または一部に改善点はあるが、継続すべきである 継続にあたっては、大幅な改善や見直しが必要である

目標を達成できる見込みが小さい、またはすでに目標を達成したので縮小または休廃止を検討すべき

各委員によるコメント等

● もっと積極的にアピールしてもよいのではないか。

● 未熟な親が増加し、家族構成が単純化する中、「子育て支援」は多義にわたると思われ るが、青少年問題を別に移行して、現在、実施している「子育て支援活動」継続して充 実すべきであると評価できる。ただし、行政への依存度を増し、自己責任を軽視する方 向に住民を誘導することは好ましくない。

そのため、行政が直接支援するのではなく「支援する人・体制・組織を支援する」といっ た「間接支援」への移行も一策であろう。

ニードとは「まさかのとき・難局・窮乏」といった緊急事態を背景にもつ概念である。施 策に見られる多様化する保育ニーズには、わがままな願望や身勝手な欲求をも含まれて いないであろうか。行政が担うべき領域は厳しく制限すべきであるから申請に応えると いった受身から積極的関与が望まれる。

● 今後、「多様化する保育ニーズ」として、ひとり親家庭をはじめ、障害のある子どもへ の対応、外国人子弟や国際結婚家庭の子どもへの対応を重視した施策の推進が必要とな ろう。

● 最近小学校だけでなく、保育園児も朝食を摂らずに登園する子どもが増えたこと、私達 の子育てが間違っていたのではないかと反省する日々である。( 今、子育ての母親達を 育てたのは私達なのだからである)

(11)

そこで保母さん方の健康管理はどうなっているのか少々気がかりになっている。身体だ けでなく、心(ストレス)など充分に配慮してあげてほしい。

本当にこの母親の子どもは、保育園が必要なのかと首をかしげる親がいるのも現実であ る。区が子どもたちを思いやって至れり尽くす施策を逆手に取る親をどうしたら良いか 頭の痛い問題である。

● 待機児が23区中、実質的に一番少ないことは誇れることで、施策として成果がでたと いえると思う。

施策名 3.

多様化する保育ニーズへの対応

視点5.施策を構成する事務事業評価表について外部評価委員のコメント・意見 各委員によるコメント等

● ショートステイ事業は17年度からの新規事業ということであるが、17年の利用児童 数は僅か1名、のべ利用泊数は2泊であるにもかかわらず、総事業費が3018千円と いうのは大変に割高である。広報活動により潜在的利用者の発掘を行うことが必要では ないか。

● 少子化が進むにつれ、親の保育に対するニーズも多様を極めつつあるが、区の財政面か ら考えると今後民間委託或いはNPOと協働する方策又は民営化にできるだけ早期に 移行すべきだと考える。

一時保育事業などは、地域で支援できると思うが、今子育て中の親はなかなか地域の中 に出てこないのでコンタクトをとる事がむずかしい面もあるが、それこそ区民広場など で住民が話し合う事も一策かと考えられる。

(12)

施策名 4. 家庭生活の安定

視点1.表現の適切性(わかりやすく説明されているか) A

B C

専門用語の使用は最小限であり、わかりやすい

一部には工夫する必要があるが、全体的にはわかりやすい 専門用語が多く、内容を理解するのがむずかしい

各委員によるコメント等

● 施策としてまとまりがわかりにくい。

● ここで掲げた「金銭的安定」も重要な施策であるので「生活基盤の安定」という表現を つかったらどうであろうか。この件に関しては現在実施している施策をさらに厳格に、 きめ細かにして、真に困窮している家庭を把握して欲しい。「家族生活の安定」には精 神的安定、人間関係の安定・家族の団欒が含まれよう。家族・親戚縁者・近隣住民との和 合・協力を促進するよう間接的施策内容が望まれる。

● 家庭生活の安定を経済的な面のみでみた施策で、その構成事業も金銭的な支援であるた め、時代にあった施策とはいえないことが、ヒアリング時にわかった。

施策名 4.

家庭生活の安定

視点2.目標・指標の適切性(活動指標・成果指標が目標を端的にあらわしているか) A

B C

活動指標や成果指標の設定が適切に行われ、目標を端的にあらわしている 指標の設定は十分とはいえないが、目標の設定はおおむね適切である 目標の設定、活動指標・成果指標ともに大いに工夫すべき

各委員によるコメント等

● 目標値の設定がよくわからない。

● 目標・指標の中に、世代を超えた関わり合いの実現・促進、反抗期の子どもとの親密な 関係の形成・維持、介護を要する祖父母との関係を子どもたちが如何に改善したらよい か、これらは家族生活の安定にとっては深刻で、緊急を要する課題である。

● 活動指標と成果指標の区別が不明瞭である。当該施策の目標に鑑み、成果を表す指標は 何か、事前によく吟味するべきである。

(13)

施策名 4.

家庭生活の安定

視点3.施策の効果(成果はあがっているか) A

B C

成果は上がっている、効果があるといえる

成果は横ばい、もしくはやや減少傾向にあるが、一部に不十分な点がある 成果が大きく減少している

※ A=3点、B=2点、C=1点として、合計点を評価者数で除した値を平均とした。

各委員によるコメント等 ● 効果はわかりづらい。

● 成果指標名のうち「母子高等技能者訓練促進給付」の対象として「看護士等の資格取得」 を内容とすることは困難を極める。むしろIT関係の技能者(コンピューター処理能力、 プログラマー)、翻訳、原稿校正・編集、テープ起し作業などに切り換えた方が施策の効 果が上がるのではないか。

● 17年度からの新規事業はいずれも利用者数が非常に少ない。より効果的な広報やアウ トリーチの活動が必要であると思われる。

● 児童手当を支給することが家庭生活を安定する事に直結するとはいえないと思うが、成 果指標では数値が伸びている。また、乳幼児医療制度の拡大が必ずしも健やかなに育つ 条件として強く言えるものではないと思うが、指標では確実に伸びている。子どもの医 療費助成制度充実に伴い、小児科医の充実も必要である。

施策名 4.

家庭生活の安定

視点4.総合評価(1∼3の視点を踏まえて総合的に評価) A

B C D

適切に実施している、または一部に改善点はあるが、さらに推進すべきである 適切に運営されている、または一部に改善点はあるが、継続すべきである 継続にあたっては、大幅な改善や見直しが必要である

目標を達成できる見込みが小さい、またはすでに目標を達成したので縮小または休廃止を検討すべき

各委員によるコメント等

● 給付の効果については議論が必要。国の制度に対する批判については口頭説明を得て納 得した。

(14)

政援助は困窮者に限定する必要がある. 家族生活に金銭問題が肥大化することは、家族 の相互扶助や相互尊重を阻害しかねない。家族団欒の一助として、地域に伝わる伝統行 事、各家族の年中行事の再評価を行政が音頭を取ってみるのは如何であろうか。歴史的 なつながりが、個々人を結びつける。

● この施策はどの部分を見ても協働できるものはない。したがって財政面から見ると将来 は大変だと思う。母子家庭の問題一つ見ても母親が自立を目指すなら、18年度予算で 経費見直しを図っており、これ以上の予算反映はできないではなく、いつまでも母子家 庭の援助を続けるより、自立支援援助をさせた方が良いと思うが。

● 母子家庭だけでなく、父子家庭への支援策として、家事援助制度があるのを知ってもっ と広く区民に知られる努力を行政はすべきである。行政ばかりでなく、そうした環境に おかれている父子家庭にこの制度があることを教えたり、気配りなど私達にできること

をする姿勢も大事であると思った。

施策名 4.

家庭生活の安定

視点5.施策を構成する事務事業評価表について外部評価委員のコメント・意見 各委員によるコメント等

● ひとり親家庭助成・援助事業に設定されている目標値が大きすぎるように見受けられる。 すべての事業について、成果指標として質的指標を含めるべきである。

● 子ども医療費助成に関しては、昨今どこの家庭でも医療費が家計の中で大きな負担にな っているので子どもの医療費助成は親にとって大助かであろうが、今後大幅に助成費が 増加する可能性大なので財政的にも一抹の危惧を覚える故に現状維持が妥当と考える。 ひとり親家庭助成については、母子家庭だけでなく父子家庭が少しづつ増えてきている ので是非助成援助をお願いしたい。

(15)

施策名 5.

一人ひとりを大切にした教育の推進

視点1.表現の適切性(わかりやすく説明されているか) A

B C

専門用語の使用は最小限であり、わかりやすい

一部には工夫する必要があるが、全体的にはわかりやすい 専門用語が多く、内容を理解するのがむずかしい

各委員によるコメント等

● 一つの施策にまとめるには無理があるようだ。

● 「生きる力の基礎」「主体的な学び」「学力の基礎・基本」等々は、いずれも「教育全般の 抽象的な理念」であり、また構成事業に見るように多くの予算を計上していながら、「公 立学校がなさねばならない」あるいは「私立学校や国立学校はできない」特性に踏み込 んでいない。「廉価であること」或いは「心身障害教育」に公立学校の生きる道を求め るようでは、いわゆる公立離れは防げない。

「次世代文化の担い手育成事業」は救いである。地域の持つ教育力の発掘こそいきる道 であろう。

● 生きる力」、「学び」という表現は、どういう意味で、どうして目標として掲げたのかも っと施策評価表にわかりやすく記載してほしい。

施策名 5.

一人ひとりを大切にした教育の推進

視点2.目標・指標の適切性(活動指標・成果指標が目標を端的にあらわしているか) A

B C

活動指標や成果指標の設定が適切に行われ、目標を端的にあらわしている 指標の設定は十分とはいえないが、目標の設定はおおむね適切である 目標の設定、活動指標・成果指標ともに大いに工夫すべき

各委員によるコメント等

● 指標の取り方に工夫が必要。

● 「表現の適切性のコメント」欄で記載した通り、「公立学校とは何か」が欠落している。 公的資金・税金で運営されているという自覚が行政も教師も児童生徒も日々認識する必 要がある。「地域社会(豊島区)を愛し、一翼を担う存在」換言すれば「公人 publ i c man の育成」こそ公立学校の目標にすべきであろう。

(16)

体的には、特別支援教育を必要とする障害のある子ども、不登校児童生徒、外国人子弟、 その他日本語の不自由な子どもなどに対する活動( ニーズの把握を含む) と成果の指標 を提示するべきである。

● 「生きる力」の育成を図っている達成状況を確認できる成果指標が見当たらず、説得力 に欠ける。また、学力の基礎基本の定着が図れたかどうかを判断できる成果指標もない。 困難であると思うが、もっと成果指標について研究すべきである

施策名 5.

一人ひとりを大切にした教育の推進

視点3.施策の効果(成果はあがっているか) A

B C

成果は上がっている、効果があるといえる

成果は横ばい、もしくはやや減少傾向にあるが、一部に不十分な点がある 成果が大きく減少している

評価不能

各委員によるコメント等

● 幼児教育、小学校低学年、同高学年、中学校のそれぞれについて、より地域特性に即し た検討が必要ではないか。

● 補助金、入学者数、就学助成金の交付等で「効果」を計るわけには行かない。「次世代 文化の担い手育成」には魅力を感じるが、これとて「発表回数」では効果を充分把握でき ない。「教育効果」である以上は、「教育以前との比較」「何処がどのように充実したか」 が不可欠である。

● 当該施策においては、地域に根ざした公立学校の魅力づくり、少人数指導、生活指導支 援等の充実などの体制整備が進んでいることがわかるが、不登校傾向の児童生徒、外国 人など特に配慮を要する子どもを含む児童生徒一人ひとりに対し、学力向上などの面で どの程度の効果が上がっているのかについても状況を把握する必要がある。

(17)

施策名 5.

一人ひとりを大切にした教育の推進

視点4.総合評価(1∼3の視点を踏まえて総合的に評価) A

B C D

適切に実施している、または一部に改善点はあるが、さらに推進すべきである 適切に運営されている、または一部に改善点はあるが、継続すべきである 継続にあたっては、大幅な改善や見直しが必要である

目標を達成できる見込みが小さい、またはすでに目標を達成したので縮小または休廃止を検討すべき

各委員によるコメント等

● 幼児教育 幼保一元化、小学校との連携等多面的視点からの検討が必要。 小学校 教科教育以外の現状と環境整備についての視点が弱くないか。 中学校 地域特性をより明確にできない限り「地域に根ざした特色ある学校

づくり」は題目に終わるのではないか。

● [区民への教育への参加]の促進のために「保護者への情報公開」も重要であるが. 教 員の資質向上を求める施策に乏しいような気がする。「公立学校の危険性は、私立に比 して外部( 保護者等) からの刺激が少ないことが原因してか、緊迫感の欠如、教師が公務 員であるとの自覚の欠如に陥りやすい。それ故、幼稚園と小学校、小学校と中学校とい った学校間の情報交換さらには、勤務評定で多いにもめた過去があるが、優秀講師を表 彰したり海外に派遣するなど、教育意欲を促進するような評価を活発に導入してはどう か。

● 子どもたちの家庭的背景の多様化、特別支援のニーズは今後ますます増していくと思わ れるため、一人ひとりを大切にした教育の推進のさらなる発展が望まれる。

● 施策を構成している事務事業が46あり、その多さから、いったいどの事務事業が施策 に貢献し力を入れれば施策目的を実現できるか( 今後の注力度) 、ある程度整理されてい るが、もっと絞り込んでもよいのではないか。

ヒアリングでの説明や質疑応答では、少人数指導講師、豊島スクールスタッフ、区立小 学校生活指導支援事業など、特色ある学校づくりを行っており、その努力と成果も上が

っ て い る よ う だ が 、 成 果 指 標 と し て 確 認 が で き な い の で 、 総 合 評 価 も 判 断 に 迷 う 。 児童・生徒・保護者に対して豊島区の学校教育への意見・要望をつかみ、施策に反映す

(18)

施策名 5.

一人ひとりを大切にした教育の推進

視点5.施策を構成する事務事業評価表について外部評価委員のコメント・意見 各委員によるコメント等

● 児童生徒、保護者、教員を対象とする事業については、参加者数、参加率などだけでな く、事業に対する意見・感想などの質的な成果指標を把握し提示することも必要である。 ● どの施策を見ても次世代を担う子どもたちにとって大切な欠かせないものである. 特に

心身障害学級の存在は重要であるので財政難折からご苦労をかけるが特にご配慮願い たい。移動、林間学校については児童、生徒にとって長い人生の一駒であっても大切な体 験を残せるので現状維持でも又或いは多少受益負担があっても一考に値すると思うが。 中学校の小人数指導は将来拡大していく事ご配慮願いたい。

次世代文化の担い手育成については「文化の豊島」にふさわしい担い手を息長く育成し ていただきたい。

施策名 6.

社会変化に対応した教育の推進

視点1.表現の適切性(わかりやすく説明されているか) A

B C

専門用語の使用は最小限であり、わかりやすい

一部には工夫する必要があるが、全体的にはわかりやすい 専門用語が多く、内容を理解するのがむずかしい

各委員によるコメント等

● 「国際理解教育」が、英語教育であるとの考えに根本的に疑念を覚える。英語教育を重 視するのならば、「国際語習得の推進」とでも表現したらはっきりする。

● ALTの略語は一般市民にはわからない。

(19)

施策名 6.

社会変化に対応した教育の推進

視点2.目標・指標の適切性(活動指標・成果指標が目標を端的にあらわしているか) A

B C

活動指標や成果指標の設定が適切に行われ、目標を端的にあらわしている 指標の設定は十分とはいえないが、目標の設定はおおむね適切である 目標の設定、活動指標・成果指標ともに大いに工夫すべき

各委員によるコメント等

● 「積極的なコミュニケーションを図る態度の育成」が何故「英語」である必要があるのか。 相手の意見をしっかり聞いて、自分の意見をはっきり言える能力と態度の育成は日本語 でこそ育成すべき事柄である。自国を愛することができなければ、相手が祖国を愛する 気持ちも理解できない。「豊かな国際性を見につける」とは、国際意識、郷土意識の尊さ を自覚させずにできるのか。無国籍人は国際人ではない。

● 成果指標として提示されているものは、すべて活動指標である。「国際化時代に対応で きるコミュニケーション能力の育成」「地球市民としての自覚と異文化理解・国際理解」 等が児童生徒にどの程度育まれつつあるのか、をアンケート調査等により把握し、成果 指標として提示する必要がある。

施策名 6.

社会変化に対応した教育の推進

視点3.施策の効果(成果はあがっているか) A

B C

成果は上がっている、効果があるといえる

成果は横ばい、もしくはやや減少傾向にあるが、一部に不十分な点がある 成果が大きく減少している

評価不能

各委員によるコメント等

● 効果測定になじむかどうか不明

● 英語教育に限定してみても「以前に比して興味・関心が増した」とか「成績が上がった」と いう数字ならば、施策の指標としてALT導入の効果が判明する。対象児童数や時間数 では「効果が上がっているのかいないのか」評価できない。ALT(外国人講師)自身の 教育評価を導入できないか。

● 体制の整備が進んでいると評価できるが、成果・効果については評価できない。 ● 成果があがっているかどうかは、まだ先のことではないだろうか。そのため、判断はで

(20)

施策名 6.

社会変化に対応した教育の推進

視点4.総合評価(1∼3の視点を踏まえて総合的に評価) A

B C D

適切に実施している、または一部に改善点はあるが、さらに推進すべきである 適切に運営されている、または一部に改善点はあるが、継続すべきである 継続にあたっては、大幅な改善や見直しが必要である

目標を達成できる見込みが小さい、またはすでに目標を達成したので縮小または休廃止を検討すべき

各委員によるコメント等

● 言語教育としてALTに効果があるかどうかは極めて疑問。

異文化理解を目的とするならば、ALTは数ある手法のうちの一つ。

国レベルの施策を先導しているという自負は、いわゆる「ゆとり教育」の失敗を想起す るまでもなく、自治体レベルに混乱を招く恐れがある。

● 「流行、ブーム」に惑わされることを良しとはしないが、豊島区が狙う英語教育は、単 なる英語学校の目指す内容とは違う。この点も『公教育の何たるもの』が理解されてい ない証左と言いたい。

外国人に豊島区の特徴を伝達する情報誌、VTRその他を工夫して作成させるなどに目 標を置いたらよいと思う。

「国際化時代に対応できるコミュニケーション能力」とは「自由に自らの意見を表明 する能力」のことで、先の(2−1)「子どものための環境づくり」と基本的には一致す る重要な課題である。

違いを自己成長の糧にできる自己規制の効いた人間の育成、これこそいつの世におい ても求められる教育の目標であろうし、現代社会の変化の中で特に強く求められている 能力であろう。

そもそも、激動する「社会変化に対応する」ことを考えず、「社会変化に惑わされな い教育の推進」をこそ施策の基本に置いたらどうであろうか。

● 国の学習指導要領の改正により小学校における英語教育の必修化が見込まれることか ら、豊島区においては先導的実践をさらに発展させていく事が望まれる。

● 豊かな国際性や異文化への理解は必要であるかもしれないが、学生は母国の伝統や文 化等どのくらい理解しているのだろうか?

母国語でさえ満足に使えぬ子どもたちに危惧を感じる。自分の言葉で自分を表現する ことも苦手な子どもが多いので、英語は無論勉強すると同時に母国語の方も教育をお ねがいしたい。

(21)

児童・生徒が施策の目的を達成したかどうかの成果を確かめることはできないが、児 童・生徒の教育的な効果をしっかり確かめながら( 例えば英語活動意向調査など) 、教師 の負担感も配慮しながら、今後の英語活動に反映するよう発展を期待している。

施策名 6.

社会変化に対応した教育の推進

視点5.施策を構成する事務事業評価表について外部評価委員のコメント・意見 各委員によるコメント等

● 各事業とも成果指標として質的側面の把握と提示が必要である。

施策名 7.

学校施設の整備

視点1.表現の適切性(わかりやすく説明されているか) A

B C

専門用語の使用は最小限であり、わかりやすい

一部には工夫する必要があるが、全体的にはわかりやすい 専門用語が多く、内容を理解するのがむずかしい

各委員によるコメント等

● 「専門用語」ではなく、「不明瞭な用語」であるため、内容が不鮮明になる。例えば施 策の概要では「児童生徒の学習環境」とあるが、これは「学習指導上の環境なのか」 「生活指導上の環境なのか」によって施策の内容も大いに異なる。

施策名 7.

学校施設の整備

視点2.目標・指標の適切性(活動指標・成果指標が目標を端的にあらわしているか) A

B C

活動指標や成果指標の設定が適切に行われ、目標を端的にあらわしている 指標の設定は十分とはいえないが、目標の設定はおおむね適切である 目標の設定、活動指標・成果指標ともに大いに工夫すべき

各委員によるコメント等

(22)

器材・機器といったハード面が、どの程度整えられたのか. あるいは、いかなる教育内 容・方法といったソフト面の充実などが査定できる。「生活指導上の環境整備」である ならば「異年齢者集団」との共同作業が可能な施設があるか?を吟味しなければならな い。いずれにせよ「教育効果」を求めた目標がほしい。

● 「安全で快適な学習環境」整備の具体的中身とその整備状況(なにを改修したのか)が、 具体的にわかる指標が必要。

施策名 7.

学校施設の整備

視点3.施策の効果(成果はあがっているか) A

B C

成果は上がっている、効果があるといえる

成果は横ばい、もしくはやや減少傾向にあるが、一部に不十分な点がある 成果が大きく減少している

各委員によるコメント等

● 計画的改修について見通しがたたないのであろうが、指標がほしい。

● 施策の指標が、工事の件数であるから、それなりに達成されたと評価されたと評価せざ るを得ないが、教育効果の程はまったく不明である。

● 生きる力を育む教育の推進、魅力ある学校づくりのための教育環境全体の整備という観 点からはまだ課題が多く認められる。施設のバリアフリー化、マルチメディアを利用し た教育への対応等。

施策名 7.

学校施設の整備

視点4.総合評価(1∼3の視点を踏まえて総合的に評価) A

B C D

適切に実施している、または一部に改善点はあるが、さらに推進すべきである 適切に運営されている、または一部に改善点はあるが、継続すべきである 継続にあたっては、大幅な改善や見直しが必要である

目標を達成できる見込みが小さい、またはすでに目標を達成したので縮小または休廃止を検討すべき

各委員によるコメント等

● 防災などの視点を踏まえた計画的営繕が必要ではないか。

(23)

R・PCの操作を容易にする機器、さらにはコンピューターといった分野の充実、とい った「改善や見直しの必要」が生じてくる。

教科指導上効果を上げるための教室、例えば英語あるいは国際教育に適した部屋や設 備、社会科に適した広い机等、教科科目に適した教室づくり、さらには教室間移動を静 粛にできる廊下の材質など豊かな学習指導上の環境整備がなされても良い。

食生活の指導のためにも「給食堂( 食堂) 」が設置されても良いはず。豊かな目標設 定を望む。

● 財政状況が厳しい折ではあるが、新しい時代の教育に対応できるような学校施設の整備 をさらに進めていただきたい。

施策名 7. 学校施設の整備

視点5.施策を構成する事務事業評価表について外部評価委員のコメント・意見 各委員によるコメント等

● 幼小中学校については整備が行き届いているようで、防災拠点の見地から安心したが、 子ども達が親下を離れて居住している竹岡健康学園については、充分配慮願いたい。 財政面の上でも、大変ご苦労をかけると思うが、是非お願いします。

● いずれも成果指標の「安全で快適」の具体的な中身がわかるように提示する工夫を。活 動指標を補修・改修工事の内容が示されるべき。

施策名 8.

学校と家庭、地域との連携

視点1.表現の適切性(わかりやすく説明されているか) A

B C

専門用語の使用は最小限であり、わかりやすい

一部には工夫する必要があるが、全体的にはわかりやすい 専門用語が多く、内容を理解するのがむずかしい

各委員によるコメント等

(24)

施策名 8.

学校と家庭、地域との連携

視点2.目標・指標の適切性(活動指標・成果指標が目標を端的にあらわしているか) A

B C

活動指標や成果指標の設定が適切に行われ、目標を端的にあらわしている 指標の設定は十分とはいえないが、目標の設定はおおむね適切である 目標の設定、活動指標・成果指標ともに大いに工夫すべき

評価不能

各委員によるコメント等

● 単一事務事業で施策とするには無理がある。基本計画の位置づけの変更は評価できる。 ● 「表現の適切性」の欄で「豊島区」が求める目標・指標、豊島区の顔が見えない。 ● 成果指標として質的な面( 参加者へのアンケート調査結果など) を含めるべきである。犯

罪件数の推移なども成果指標に使えるのではないか。

施策名 8.

学校と家庭、地域との連携

視点3.施策の効果(成果はあがっているか) A

B C

成果は上がっている、効果があるといえる

成果は横ばい、もしくはやや減少傾向にあるが、一部に不十分な点がある 成果が大きく減少している

各委員によるコメント等

● 説明を聞く限りCのように思えた。

● 家庭学級の開設回数や参加人数では「目標の達成」が計れない。「犯罪多発地域の改善 に、何が、どのように役立ったのか」を捉えてこそが「施策の効果」であろう。 ● 家庭教育推進事業については17年度に参加延人数が半数以下に落ち込んでいる。開催

(25)

施策名 8.

学校と家庭、地域との連携

視点4.総合評価(1∼3の視点を踏まえて総合的に評価) A

B C D

適切に実施している、または一部に改善点はあるが、さらに推進すべきである 適切に運営されている、または一部に改善点はあるが、継続すべきである 継続にあたっては、大幅な改善や見直しが必要である

目標を達成できる見込みが小さい、またはすでに目標を達成したので縮小または休廃止を検討すべ

各委員によるコメント等

● より大きな文脈の中に位置づけ、施策を再整理する必要があると思われる。

● 「焦点の定まった『立体的』目標」を定めない限り、繁華街を抱え犯罪が多発する豊島 区を教育力豊かな地域にするために「連携を図る」では施設・事業が不明確になる。地 域の教育力を高めるために学校( 教師) や家庭( 親・保護者) は何をなすべきか、を明確に すべきであろうし、家庭の教育力を高めるために学校( 教師) や地域は何をなすべきかを 明確に打ち出すべきであろう。

また、学校の教育力を高め、教師が教育に専念できるようにするためには、家庭( 親・ 保護者) や地域は何をなすべきか、を明確にすべきではないか。

「家庭と学校、地域との連携」と名乗る施策は、多分に「2−1」及び「2−2」と深 く連動している。共通の問題意識をもって施策・事業の立案及び評価をなさねばならな い。

● 行政の関係各部局のより一層の連携を進め、事業間の調整を図ることが急務。生涯学習 の横のつながりをもっと意識してほしい。

施策名 8.

学校と家庭、地域との連携

視点5.施策を構成する事務事業評価表について外部評価委員のコメント・意見 各委員によるコメント等

● 学習スポーツ課の事業だけでなく、教育委員会や子育て支援課等の事業も本施策に含め るべきである。

(26)

施策名 9. 学校の地域利用の促進

視点1.表現の適切性(わかりやすく説明されているか) A

B C

専門用語の使用は最小限であり、わかりやすい

一部には工夫する必要があるが、全体的にはわかりやすい 専門用語が多く、内容を理解するのがむずかしい

各委員によるコメント等

施策名 9. 学校の地域利用の促進

視点2.目標・指標の適切性(活動指標・成果指標が目標を端的にあらわしているか) A

B C

活動指標や成果指標の設定が適切に行われ、目標を端的にあらわしている 指標の設定は十分とはいえないが、目標の設定はおおむね適切である 目標の設定、活動指標・成果指標ともに大いに工夫すべき

各委員によるコメント等

(27)

施策名 9. 学校の地域利用の促進

視点3.施策の効果(成果はあがっているか) A

B C

成果は上がっている、効果があるといえる

成果は横ばい、もしくはやや減少傾向にあるが、一部に不十分な点がある 成果が大きく減少している

各委員によるコメント等

施策名 9. 学校の地域利用の促進

視点4.総合評価(1∼3の視点を踏まえて総合的に評価) A

B C D

適切に実施している、または一部に改善点はあるが、さらに推進すべきである 適切に運営されている、または一部に改善点はあるが、継続すべきである 継続にあたっては、大幅な改善や見直しが必要である

目標を達成できる見込みが小さい、またはすでに目標を達成したので縮小または休廃止を検討すべき

各委員によるコメント等

● セキュリティとの関係に工夫が必要と思われるが、さらなる対象の拡大が望まれている ように感じた。ただし、コスト負担の問題は、別途考える必要があるかもしれない。 ● 子ども( 特に中高生) にとっての居場所であり、地域住民にも愛されている“学校”の開放

をさらに進め、事業費に見合った充実化を望む。

施策名 9.

学校の地域利用の促進

視点5.施策を構成する事務事業評価表について外部評価委員のコメント・意見 各委員によるコメント等

● 事業コストの推移について、平成17年度分からの事業費の増加に関する注記が必要。 ● 地域の中では学校の校庭の広さの空地はないので、町会、消防団、育成委員会等学校の

施設に頼らざるを得ない現状である. 又各種団体においても同様である。

体育館利用については、立地条件によっては大変難しい事もあるが、利用者側の注意に よって解決できない事はないと思う。利用者会議等で話し合う必要がある。将来的に光

(28)

2 外部評価委員会 部会B 報告書案

< 総 論 >

行政評価制度全般に対する意見

● 施策の構成について

・政策・施策体系がしっかり構築されていることが評価の前提であり、そうでなけれ ば、単に指標をピックアップして並べるということになりがちで、施策の統一性を損 なうことになる。

・評価制度を機能させていくためには、特定の成果を意図した施策に再編成するといっ た施策全体の見直しが必要である。

・一つの施策を構成する事業が複数の部課を跨る場合には、同種、類似の事業の有無、 あるいはどのような運営体制であるかがわかるよう、施策評価の構成事業一覧には部 課係がわかる欄を設けたほうがよい。

● 評価表の記載内容について

・施策評価表の表裏の記載に連続性がみられないものもある。表面に記載されている 地域特性や指標を踏まえ、裏面の施策の評価がなされなければならない。

・1枚のシートだけで、この事業はこのようになっているということが分かるような 書き方になっていない。

・国の施策評価でも、内部評価については各セクション横断的に統一的な表現を使っ ており、その方がわかりやすい。

● 指標について

・指標の設定が不適切なために、施策の効果が上がっているか否かが判別できないもの もある。

・指標として取り上げている数値が、期待値(「ここまでいけば上出来」の数値)なの か、絶対値(最低限ここまでやらなければならない数値)なのか、指標としての基準 を明確にすべきだ。

・指標の項目の中身を絶えず検討するサイクル、指標を吟味する機会を設けることが必 要だ。

・評価のタイミングの時に一番新しいデータがあることで、評価のメカニズムが生まれ る。姿勢があってもデータがなければ、意欲だけに終わってしまう。

● その他

・評価の意図に反し、現場に余分な負担を与えている要素があり得るのではないか。 ・評価に関連する審議会との関係があいまいなので整理する必要がある。評価表を審議

(29)

< 各 論 >

施策名 10. 保健医療対策の充実

視点1.表現の適切性(わかりやすく説明されているか) A

B C

専門用語の使用は最小限であり、わかりやすい

一部には工夫する必要があるが、全体的にはわかりやすい 専門用語が多く、内容を理解するのがむずかしい

各委員によるコメント等

● 施策の概要に4つの柱を記載しているが、上位の目的(健康の保持・増進)からなぜ4 つになるのかを、もっとわかりやすく説明するべきである。

● 医療施策で専門用語を使う必要性は理解するが、豊島区が担当する部分がどこからどこ までであり、他の自治体と同じレベルのものと、違うところを分かりやすく記載してほ しい。

● 「施策の概要」には、4つあるいは5つの(相互に区分される)小施策(?)が記載さ れており、全体として単一施策としてのまとまりに欠ける。サービス供給対象ごとの整 理が必要ではないか。また、活動の過程・状況ではなく、どういう状態が望ましいかが 簡潔に示される必要がある。文章がわかりにくい。

● 施策の評価欄の記述がわかりにくい。特に目標の達成状況がわかりにくい。

● 本施策は目的の異なる33の事務事業から成っているためもあり、施策の概要の説明が 充分とはいえない。

● とても多くの事業を抱えているが、それなりに分かりやすく書かれている。

施策名 10. 保健医療対策の充実

視点2.目標・指標の適切性(活動指標・成果指標が目標を端的にあらわしているか) A

B C

活動指標や成果指標の設定が適切に行われ、目標を端的にあらわしている 指標の設定は十分とはいえないが、目標の設定はおおむね適切である 目標の設定、活動指標・成果指標ともに大いに工夫すべき

各委員によるコメント等

● 重点化を図るべき部分とそうでない部分の分析・判断がないためか、重点化を図ろうと する活動指標、成果指標(増えるものばかり)が選ばれている。

(30)

考える。成果指標の説明は不足している。また、それとの関連で、活動指標との関係が わかりにくい。

● 活動指標と成果指標との関係が不明瞭(例えば、どうして受診者数が「活動指標」で、 受診率が「成果指標」になるのか?)。「地域特性や環境」に対応した指標の設定に乏し い。

● 活動指標は概ね活動量を測定するものとして妥当と考えられるが、成果指標は成果量を 測定するものとして不適切なものが多い。

● 成果指標としては、「精神障害者の社会復帰の促進」など施策評価表の意図(どのよう にしたいか)に記述されていることがどれだけ達成できたかを測定することのできる指 標を設定すべきであると考えられる。例えば、「精神障害者の社会復帰件数」などのい わゆる社会指標を設定することが必要ではないか。

● 何を取り上げれば端的となるのか分からないが、これでよいと思う。

施策名 10. 保健医療対策の充実

視点3.施策の効果(成果はあがっているか) A

B C

成果は上がっている、効果があるといえる

成果は横ばい、もしくはやや減少傾向にあるが、一部に不十分な点がある 成果が大きく減少している

各委員によるコメント等

● 施策の効果があるのかどうか見えにくい点があるが、設定されている活動指標、成果指 標をみるかぎり従前と同様な水準、効果を生んでいると思われる。

● 法律を根拠にした事業の実施と施策の設定となっており、区行政の活動レベルは見える が、民間医療機関との役割分担や、民間との連携に関する考え方は評価の上からはみえ ない。このため、保健医療対策としての施策の有効性については評価ができず、全体と して成果があがっているとまではいえない。

● 施策指標の設定に問題があるため、施策の効果が上がっているか否かが判別できない。 ● 成果指標の設定が不適切であるため、成果があがっているか不明確である。

(31)

施策名 10. 保健医療対策の充実

視点4.総合評価(1∼3の視点を踏まえて総合的に評価) A

B C D

適切に実施している、または一部に改善点はあるが、さらに推進すべきである 適切に運営されている、または一部に改善点はあるが、継続すべきである 継続にあたっては、大幅な改善や見直しが必要である

目標を達成できる見込みが小さい、またはすでに目標を達成したので縮小または休廃止を検討すべき

各委員によるコメント等

● 施策全体をみると、多くの構成事業を羅列している感があり、保健分野と福祉の分野の 関係が未整理のまま施策として形成されている。新基本計画では、6つに分かれている ためその点の整理はなされているように推測するが、行政が担当する部分と民間が担当 する部分の役割分担がみえにくいなど、現代的な課題への対応が評価表からは判断がつ かない。医師会や医療機関、区民の協力のあり方を踏まえた施策・事務事業の整理、再 編は必要である。

● 施策指標の設定に問題があるため、施策の効果が上がっているか否かが判別しにくい。 ● 本施策は多数の事務事業から構成されているが、成果指標の設定が不適切であることに

加え、「施策の評価」の記述も理解しにくいため、施策全体として成果があがっている のか、あがっていないのかを評価することが困難となっている。

● 本施策の構成事業一覧表の「長期目標への貢献度」を見ると、33事業のうち29事業 がB(中)評価となっており、A評価の事業はない。本施策を構成する事務事業は、法 令に基づくものが多いとみられるが、施策目的のより一層の達成のために、常に事業内 容の見直し、事業の重点化を図っていく姿勢が求められる。

● この事業の中で、最も大切なのはエイズ問題である。また、保健所は池袋のみとなった が、精神保健も含めた施策を展開する保健所の大切さを再認識しつつ、保健所は永遠に 必要な施設であると感じた。

施策名 10. 保健医療対策の充実

視点5.施策を構成する事務事業評価表について外部評価委員のコメント・意見 各委員によるコメント等

● 1施策を構成する事業が多すぎる。これは、評価する政策体系自体の問題である。事 業数が多すぎると、施策目標を達成するための手段である事業が施策目標達成にどの程 度効果的であったかが不明瞭になる。

(32)

が必要と考えられる。例えば、「がん健診事業」の成果指標として「検診によりがんが 発見された件数」などを設定することが考えられる。

● 「母子保健対策・妊産婦健康診査事業」の活動指標に設定されている「妊娠届出数」は この事務事業の対象者を示すものにしか過ぎないので、活動指標としては不適切である。 ● 「母子保健対策・養育医療給付事業」の成果指標に「養育医療給付額」、「障害児育成医

療給付額」が設定されているが、成果指標としては不適切である。

● 「結核予防経費・結核健康診断等(定期)(定期外)事業」の成果指標の「り患率」の 説明として、「人口10万人当たりの新たな患者数」などの記述が必要。

● 「母子保健対策・新生児訪問指導経費」の活動指標に設定されている「新生児数」はこ の事務事業の対象者を示すものにしか過ぎないので、活動指標としては不適切である。 ● 精神保健関係のほか、母子保健は保健所の目玉であり、子どもは次世代を担う大事な宝

(33)

施策名 11. 保健医療基盤の整備

視点1.表現の適切性(わかりやすく説明されているか) A

B C

専門用語の使用は最小限であり、わかりやすい

一部には工夫する必要があるが、全体的にはわかりやすい 専門用語が多く、内容を理解するのがむずかしい

各委員によるコメント等

● 施策の現状と課題(ニーズなど)については、人口の構成や、生活習慣病に係るデータ をつけてわかりやすくする必要があろう。ここが明確にならないため、事務事業がなぜ この施策の構成事業としてぶらさがっているのかがわかりにくい。

● 施策の現状、意図などは箇条書きで比較的わかりやすく記述されている。

● 専門用語の問題ではなく、施策名が何をするものなのか理解できない。事業名からは管 理維持だけのように見受けられる。

視点2.目標・指標の適切性(活動指標・成果指標が目標を端的にあらわしているか) A

B C

活動指標や成果指標の設定が適切に行われ、目標を端的にあらわしている 指標の設定は十分とはいえないが、目標の設定はおおむね適切である 目標の設定、活動指標・成果指標ともに大いに工夫すべき

各委員によるコメント等

● 保険医療基盤の整備として、保健所が果す役割と医療機関及び医師会など民間が果すべ き役割が不明確なため活動指標、成果指標がわかりにくい。光熱水費の活動指標につい ては意味不明。健診センターの分担金及び健診センターの補助金額について活動指標と するのもわからないが、仮にいれるのであれば、健診センターに対する援助とみられる 使用料の免除額、健診センターの機器代の区負担分(コスト)を入れたものでなければ、 この施策表だけでは、その活動を正しく表していない。

● 「画像診断受診者数」や「事業回数」はいずれも「成果」指標とはよべないのではない か。また、決算額を「成果」指標に選択することには問題がある。

● 目標(意図)は比較的理解しやすい記述となっている。

● 光熱水費、健診センター分担金、補助金額が活動指標に、決算額が成果指標に設定され ているが、指標としては不適切である。

参照

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