施策名 13. 女性の自立促進のための条件整備
視点3.施策の効果(成果はあがっているか)
A B C
成果は上がっている、効果があるといえる
成果は横ばい、もしくはやや減少傾向にあるが、一部に不十分な点がある 成果が大きく減少している
各委員によるコメント等
● 成果指標の推移を見ると、成果は横ばい傾向にある。
● DVの増加や不況などによりいいことではないが成果はあると感じる。ただ、これが効 果的とまでいえないと思う。
施策名 13. 女性の自立促進のための条件整備
視点4.総合評価(1〜3の視点を踏まえて総合的に評価)
A B C D
適切に実施している、または一部に改善点はあるが、さらに推進すべきである 適切に運営されている、または一部に改善点はあるが、継続すべきである 継続にあたっては、大幅な改善や見直しが必要である
目標を達成できる見込みが小さい、またはすでに目標を達成したので縮小または休廃止を検討すべき
各委員によるコメント等
● 女性相談が子ども家庭部と総務部に分かれている。これは一本化するほうが女性の両立 支援に係る体制整備に効果があるのではないかと考えられる。その点の見直しが検討さ れるべきである。
● 自立促進のための成果指標としているのであれば、区が管理可能(コントロール可能)
な事業と就業率との関係を分かりやすくすることが必要であるが、現状ではそのような ものがわからない。説明可能な施策となるよう見直し(もっと両立支援に貢献する区で なし得るサービスの検討)を進めてほしい。
● 本施策は概ね適切に運営されているとみられるが、各種相談をきっかけに真の問題解決 につながるよう、さらに努めていただきたい。
● 相談業務は、区が受け持つことで信頼が得られる。先日エポック 10 の「女性センター を考える」と言う講座で海外の自立支援事業の紹介があった。単なるその場しのぎの一 時避難や貸付ではなく、職業訓練をし、就業もさせ本当に生活の成り立つような形を民 間またはボランティアが確実に担っている。エポック 10 が事業者向けの講座を考えて いるとのことだが、そこで一時避難者の就業に結びつくような連携がとれたら良いと思 う。
施策名 13. 女性の自立促進のための条件整備
視点5.施策を構成する事務事業評価表について外部評価委員のコメント・意見 各委員によるコメント等
● 母子家庭と同様の問題が父子家庭にも生じ得る。故に、他の施策の括りになるかもしれ ないが、後者も含めた一人親対策事業の追加が検討されるべき。
● 「緊急一時保護宿泊費助成事業」は、17年度の事業費の7万5千円に比して人件費が 416万円もかかっている。事業実施の効率化に努めていただきたい。
● 「男女平等推進センター『エポック10』相談事業」の成果指標「相談解決件数」は、
他機関を紹介した後解決されたか確認していないのであれば「相談処理件数」などに名 称を変更し、活動指標とするべきではないか。
● どれも無くしてはならない大切な事業だが、永久的に解消されることのない事業と思え る。行政でなく篤志家を見つけられればよいが、それはこの事業を必要とする人がいな くなるのと同じくらい困難なことだと思う。何らかの協働ができ、相談事業はその中に 入れればベストだが、行政の責務も残る。
団体名 医療法人財団 豊島健康診査センター
視点1.「平成18年度 豊島区公社等経営評価表」の設立目的・事業内容について A
B C
社会的に意義深い、公益法人が実施すべきである
現在の社会状況を反映できるよう一部に改善すべき点があるが、おおむね意義深い 現在の社会状況を反映できていない、大幅な見直しが必要である
各委員によるコメント等
● 近年の受注状況をみると、区内の開業医や健診を行っている企業にとって、健診センタ ーは数ある選択肢の一つにすぎない。さらに、事業内容からは健診センターが区が実施 する各種の健康事業に他の検査機関にない役割を果たしているとはいえず、もはや「区 民にとって必要な施設」であるとは言い難い。
● 設立時の目的は理解できるが、現状では細菌検査、血液検査の一部を外部機関に委託す るなど高レベル医療の担い手とは言えない。そうした現状からすると、豊島健診セン ターの事業内容は民間の医療機関で概ね代替可能のように思われる。事業運営の大幅な 見直しのための検討を早急に実施することが必要と考えられる。
● 節目検診とMRIによる検診は民間事業者でも行われており、あえて健診センターで行 う必要があるのか疑問である。
● 事業は4事業(保険診療、企業健診、臨床検査、保健事業)が行われ、センターの収入 の半分は保健事業となっている。高度な設備を有する保険診療事業を含め事業の重点を 再検討する必要がある。
団体名 医療法人財団 豊島健康診査センター
視点2.「分析表Ⅰ(組織分析)」について A
B C
給与体系・情報公開・計画性・成果志向性・組織の健全性・効率性は適切である 給与体系・情報公開・計画性・成果志向性・組織の健全性・効率性は一部に改善点があるが、おおむ ね適切である
給与体系・情報公開・計画性・成果志向性・組織の健全性・効率性はおおいに問題がある
各委員によるコメント等
● 管理費に占める人件費の割合が年々高まっている。実質的には赤字企業であることから、
まずは管理費用の人件費を減少する取り組みが必要である。
● 役職員が、役員9名、常勤職員28名、臨時職員2名となっているが、役員、常勤職員 の減員など事業運営の一層の効率化に努めていただきたい。
● 日進月歩の時代、5年ぐらいですべての機器が古くなってしまうのは当たり前で、新し い性能の器具を入れる必要が出てくる。しかしそれを追いかけることをしていたのでは
とても追いつかないのではないか。
● 給与体系が硬直的で削減努力が見えない。
団体名 医療法人財団 豊島健康診査センター
視点3.「分析表Ⅱ(事業分析)」について A
B C
実施している事業は順調である、成果もあがっている
実施している事業は一部の成果に改善点があるが、おおむね順調である
実施している事業が、設立目的と合致していない、または成果があがっていない
各委員によるコメント等
● 開業医からの受注が減っていることは、設立目的の「区内医療機関への支援」が機能 低下していることを示している。その主な理由が検査機器のレベルが相対的に低下し たためだとすれば、検査機器の購入を区に頼っている構造からいって、区の財政的支 援なしには、今後、競争力が保てないことを示している。
● 実施している事業は事業目的の一部に対応していると考えられるが、健診受診者の減 少傾向に歯止めがかかっておらず、成果をあげているとは言いがたい。
● 行政の負担を軽減する努力は認める。しかし結果的に長期に渡り必要なセンターとは どうしても思えない。
● 医療法人としての自立的な事業計画がなく、設立目的の事業を受身的に実施している。
● 事業の計画性においても、区や医師会頼りの傾向があり、自主・自立の意識が低い。
団体名 医療法人財団 豊島健康診査センター
視点4.「分析表Ⅲ(財務分析)」について A
B C
健全性・自立性・収益性、いずれも堅実な数値となっている
健全性・自立性・収益性のうち、一部に改善点があるがおおむね堅実である 健全性・自立性・収益性には問題があり、大幅な経営改善が必要である
各委員によるコメント等
● 本来は、設立時から現在までの間に自立する体力を養う必要があった。しかるに、高額 機器の無料貸借、床代の免除、事務職員の派遣など手厚い区の支援にかかわらず自立で きない。根本的見直しなくしては、改善はあり得ない。
● 近年、事業収入の減少傾向が続いている他、17年度には補助金が導入されており、自 律性、収益性が高いとは言えない状況。
● 医師会と区の出資というが、医師会にとって必要な施設なのか。また、企業等にとって 利用しやすく、なくてはならない施設なのか。
● 財務上は問題ない決算だが、区よりの補助金、決算書に表れない区負担の床代、医療機 器を考慮すると赤字医療法人である。現在の負担方式について、区民への説明は厳しい のではないか。
団体名 医療法人財団 豊島健康診査センター
視点5.総合評価(1〜4の視点を踏まえて総合的に評価)
A B C D
適切に経営されている、法人が実施する事業をさらに推進すべきである
適切に経営されている、または一部に改善点があるが、法人の実施する事業は継続すべきである 法人が実施する事業の継続にあたっては、経営改善、または事業の見直しが必要である
法人の設立目的・事業内容等、法人のあり方を含めて大幅に改革する必要がある
各委員によるコメント等
● 医師会の医師は市場原理にしたがい行動し、その結果、ツケは全て区に回されている格 好となっている。事業の見直しが厳しい以上、区は泥沼に足を入れることなく、撤退を も選択肢の一つとして行動すべきである。まずは、経営責任の割合を明確にするため、
出資割合の変更を行うなど、旧検査センターを引き継いだ経緯を含め、医師会の応分の 責任を明らかにする必要がある。区がその事業を健診センターに委託しているなら、医 師会の会員にも同じような行動が望まれる。サービスレベルに問題があって、それがで きないなら、区の健康担当部は、健診センターが他の検査機関と比べてどこが優れてい て委託しているのか、はっきり区民に示す必要がある。健診センター委託が同センター