• 検索結果がありません。

培養細胞を用いたナチュラルキラー細胞の抗大腸癌 モデルの作製

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "培養細胞を用いたナチュラルキラー細胞の抗大腸癌 モデルの作製"

Copied!
7
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

培養細胞を用いたナチュラルキラー細胞の抗大腸癌 モデルの作製

著者名(日) 吉浦 健太

雑誌名 共立女子大学家政学部紀要

巻 61

ページ 109‑114

発行年 2015‑01

URL http://id.nii.ac.jp/1087/00003005/

Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止

http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja

(2)

共立女子大学家政学部紀要 第

61

(2015) 

培養細胞を用いたナチュラルキラー細胞の 抗大腸癌モデルの作製

Demons

廿

ationof anticancer activity of natural killer cells against colon cancer cells 

泊 出

eωlturesystem. 

吉浦健太

Kenta YOSHIURA 

1  .はじめに

癌の予防法に対するアブローチとして、生体 の免疫力を活用することは大きな可能性を持つ 方法である。健常な生体においても、種々の環 境要因および内在的要因により日夜体内で発生 する酸化ストレスなどにより、遺伝子が傷害さ れ、異常な細胞の出現は避けられないとされる にしかし体内を監視するナチュラルキラー

(NK)

細胞をはじめとする免疫系が異常細胞を 捉えて殺傷することにより、臨床的な痛の発症 を抑えていると考えられている幻にさらに今 日では、

NK

細胞の活性を上げることが抗癌戦 略として重要であるとの認識から、

NK

細胞機 能を上昇させる食品成分や薬剤の探索が重要な 研究課題となっているかヘ一方、生体の免疫 システムの理解は近年急速に発展しており、家 政学系をはじめ多くの学生にとっては難解であ る。そのなかにあって描免疫の分野は興味を刺 激される学生が多く、学生実験等にふさわしい 題材であるが、実験手技が煩雑であり材料入手 が容易でないことなどで敷居が高いのが実情で ある。以上の理由から、一般研究室でも容易に また安全に施行できる適切な実験系が望まれ る。そこで、この研究においては、臨床的に重

家政学部食物栄養学科

要な固形癌の一つである大腸癌を対象とし、

NK

細胞が癌細胞を攻撃する様子を顕微鏡下で リアルタイムに観察するとともに、定量的な癌 細胞殺傷効果およびサイトカインの測定や

RT‑PCR

による遺伝子発現を含む

NK

細胞機能 の測定を含めた

invitro

モデルを作成した。

2.

材料と方法 細胞株および培養法

NK

細胞として

KHYG1

(独立行政法人医薬 基盤研究所

JCRB

細胞パンク)、および大腸癌 細胞

DLD1

(東北大学加齢医学研究所医用細 胞資源センター)を用いた。基本培養液は、

RPMI1640 

(シグマ)に、

10%

牛胎児血清

(FBS)

、 ペニシリン

(100U/m

l ) /ストレプトマイシン

(100μg/m

l )   (ライフテクノロジー)を添加し たものとした。細胞は、 5 %二酸化炭素含有

37t

恒温楢で培養した。

培養細胞の顕微鏡観察および経時的撮影

DLD1

細胞を基本培養液に懸濁し、

96

穴プ

レートに、ウェルあたり

104

個を播種し、一夜

培養し、プレート底面に付着させた。

KHYG1

細胞は、基本培養液に

50ng/mL

ヒトリコンビ

(3)

共立女子大学家政学部紀要 第

61

(2015) 

1

各遺伝子のプライマー塩基配列および

PCR

産物長

遺伝子(産物長} 位置

GAPDH (238 b

同 左

グランザイム

B(167 bp) 

パーフォリン

(223bp) 

ナ ン ト イ ン タ ー ロ イ キ ン

(hrIL)・

2

(ORF  Genetics)

を添加したもので培養し、

DLD

1

細胞が付着したプレートに、ウェルあたり

10.

個を加えた。位相差顕微鏡により、

KHYG

1

細胞が

DLD

1

細胞を攻撃する様子を観察し継 時的に撮影した。

乳酸脱水素酵素

(LDH)測定

前項と同様に、

DLD

1

細胞(ウェルあたり

104

個)を

96

穴 プ レ ー ト で 培 養 後 、 同 数 の KHYG ・ 1細胞を添加し、その後、継時的に培 養上清を採取し、培養上清中の

LDH

の活性を、

細胞傷害性検出キット

plusLDH 

(ロシュアプ ライドサイエンス)で測定した。具体的には、

キット中の試薬が培養上清中の

LDH

により還 元されて生じたホルマザンの吸光度

(492nm)

をマイクロプレートリーダー(クロメート・

4; 

マイクロテック)で測定した。

生存細胞数の検定

前項と同様に、

96

穴プレートに、

DLD

1

細 胞をウェルあたり

10.

個培養した後、種々の細 胞数の阻iYG‑

1

細胞を加え、

24

時間培養した。

その後、ウェルをリン酸塩緩衝液

(PBS)

で洗 浄し、プレートの底面に付着した生存細胞数を、

Cell Counting 

K i

t8  (CC

8;

同仁化学研究所) で測定した。具体的には、洗浄後のウェルに、

キット中の

WST

8

試薬を加え

2時間培養し、

生細胞が産生する

NADH

の還元活性により生

(bp:

塩基対) 塩基配列

GAGTC AACGG A'廿TGGTCGT TTGAT TTTGG AGGGA TCTCG  GGAGG CCCTC TTGTG TGTAA  A

ACAGCGG GGGCT TAGTT  CTATA CGGGA TTCCA GCTCC A  CGCAG GAACC TTTGT GTGTC 

じたホルマザンの吸光度

(450nm)を測定した。

培養液中の IFN‑)1測定

24

穴プレートに、

DLD

1

細胞を

3.510.

個 培養し付着させた後、同数の

KHY

G ‑

1

細胞

(105

個/ml) を加え、

6

時間培養後、上清を採取し、

ELISA

キ ッ ト

(HumanIFN gamma EUSA  ReadySETGo! ;アフィメトリクス・ジャパン)

IFN‑

)1を測定した。具体的には、キット中 のキャプチャー抗体を結合したプレートに検体 を入れ

4t

で一夜インキュベートした。補足 された

IFN‑

) 1 に 、

HRP

二次抗体を結合させた 後

TMB

基質を加え

2 M

硫酸で反応を停止し、

発色の吸光度

(450nm)を測定した。吸光度は、

キットに付属する標品で作成した検量線

(4‑ 500 pg/ml)

により濃度に換算した。

RT

PCR

による遺伝子発現解析

グランザイム

B

、パーフォリン、対照として グリセルアルデヒド ‑ 3 ・リン酸デヒドロゲナー ゼ

(GAPDH)遺伝子についてRT

PCR

を施行 した。プライマーは、遺伝子配列データペース

(GenBank, The National Center for  Biotechnology Information; NCB

I)をもとに、

オンラインフリーソフトの

Primer3Plus

へ お よび

Primer‑BLAST(NCB

I)を利用して設計 した。配列および

PCR

産物長を、表

1

に示した。

DLD

1

細胞

(106

個)を

10cm

デイシュに一 夜培養し接着させた上に、阻iYG‑

1

細胞

(106

個)

‑110

(4)

培養細胞を

JTI

いたナチュラルキラー調

JI

胞 の 抗 大

l!

結婚モデルの作製

rf"司臥.

18:33 

を加え、

611

:r

日培必後、

KHYG1

調

11

胞 を 回 収 した。 細 胞 の

RNA

は、簡易悶サ

A

IIIJ¥

キット

RT‑PCR

用 ( カネカ ) で抽出し、

RT‑PCR

は 、

PrimeScripOnStep RT‑PCR KiVer.

( タ カラバイオ)の試薬 およびプロ ト コルで施行し

PCR

反 応 は 、

940C30

秒、

600C30

秒、

72030

秒を

30

サイクルとした。 サーマルサ イクラーは、

PCR

くん ( 北海道システムサイ エンス ) を用いた。

PCR後、反応液に、 Midori GreeDirect 

(日本ジェ ネテ ィクス) を加え、

296

ア ガ ロ ー ス ゲ ル に 屯 気 泳 動 し 、 青 色

LED (470nm)

を!照射し搬影した

l

11 NK

細 胞 が 大 腸 揃 細 胞 を 攻 思 す る 総 子 を 従 え た 位相l 差lIJ(微鋭 勾:J~。 上 段は 時系列 写真。 数字は

1

校目

の 時点 からの 経 過II>IIIU

(

分 . 秒)を示

す。

NK細 胞 が 形 を 変 えな がら揃細胞に向かつて 遊 走

し、援活した後、術細胞の劇

11

胞 膜 を 穿 孔 し 、 そ の 後、離れて行く 。

1

12

千件闘の

'.f!J:

災 、 災 級 は 痢 細 胞の車歯 車

11

を示す。各写真、

4俳l

の 点 は

i

J:日してい

NK調11胞 の 給 郭 を 示 す。下 段 は よ 段2040 経 過11寺の枠部 分拡 大。矢政i

は術細胞から流出する 調

IJJ

胞 質 を 示 す。

NK:NK

IIJ

胞.

C:大 腸 揃 細 胞。

400倍。

3.

結果

KHYG‑l

細胞による

DLD‑l

11

胞攻懸の様態

精義プレート庇而に付着させたDLD1

細胞 に 、

KHYG1

11

胞を加え、位相 差 顕 微 鏡 で 観

察した

1

上 段 時 系 列写 兵 に示すように、

KHYG1

細胞は突起を出したり、細胞形態を

変えながら活発に遊走

し 、

DLD1

細胞に接近、

接 触

し、その後数分で

DLD1

11

胞の網

11

胞肢を 穿 孔した。 その時、図

1

下段拡大写真に示 す ように、 若 手孔した梨

11

胞からの細胞内液の流出が 確認された。

00  1.

IIl:J  OLO‑1 

0.81~ KHYG・

1

園 共 1 音益

0.

0.4  0.2 

逸鋭

LDM

活 性

KHYG‑l

細胞による

DLD‑l

細 胞 傷害性の経 時的定量評価

紺 │ 胞

l

民若 手孔により細胞内

li

主が流出する結来、

11

胞内放に含まれる

LDH

が細胞外に逸脱する と考えられるため、培養液中の

LDH活性を経

時的に測定した。 医

12

に示すように、

3

時間 以後、

LDH

活 性

の上昇すなわち細胞肢の悔害

が始ま っていることが明らかとな った。 2 4 h r  

1J

氏地

':1"

LDH

活 性 他の

4ffω移。KHYG‑l

細胞 、

DLD1

細 胞 、 お よ び そ れ ら

2

舗 の 共 培 必

l

時の、

各 培 養

l

1111

に お け る 核 地 中 の

LDH

活 性 を示

す。

共jr..~ によりJi';・養液中の LDH 活性は m 加l

し、 6

1

1.¥'1111

経 過以 降前j f l 白を持続する。械事

I1

は 、

J

持従

H11

縦軸

LDH

活 性

(1

汲光度

OD)

6 h r   1 2 h r  

t奏 時 間 3h

KHYG1

細 胞数と

DLD‑l

細胞生存数の

則係

KHYG‑1

細胞に攻怒された

DLD1

細胞の

24 1

時間後の残存生 存 数 を 、

CCK8

キットで評価

した 。図

3

に示すように、攻蚊される

DLD1

細 胞

(Target)

に対し、 加 えた

KHYG1

細 胞

(5)

共立 !l:. f大学家政学部紀.~ 宮~

61:J  (2015) 

100 

nu

wn

u

川 山川

e o a u a

細 胞 生 存 市 中

20 

C  1:1:1:2  1:2:

T

3 DLD‑l

細胞数に対する:fI街した

KHYG1

細胞 訟の比

(Err

比)と、

DLD1

細 胞の生作数の関係。

悶iY

G

1

細胞と

DLD1

総胞を共続長し、

24

1111

後 、

KHYG1

細胞を除去し、

l

ま而に

1Jli

してい る

DLD‑l

細胞の伎作数を

CCK8

アッセイで測 定 し た。繍輸は、

E/T

比 :

KHYG‑l

l

胞数と

DLDl

細胞慾

(effectortarget)

の比、縦軸は 対 ! ! 日

(KHYG

1

調I J 胞を加えない)に対する生イ

f

細胞数の比

(%)0C:

対 ! ! 日。

(Effeclor)が多

いほど、すなわち、

E/T比 が

大きいほど、残存生イが紛

l

胞数は減少した。

KHYG‑l

細胞培益法'1

1

INFy

のW

/}JII

陪fY

G‑l細胞と DLD

1

細胞を

6

時間共培

f1'i5

した後の収益法巾に、

92pg/ml

INF‑yが定

i

止された。KHYG ・

1

制胞、

DLD‑l

IIJJ

包それぞ れ単独府長でのよ奇必

i&ql

INF‑yはいずれも 4pg/ml

未満であった。

KHYG

l

細 胞のグランザイム

B

およびパーフ ォリン遺伝子の発現

15

RT

PCR

の結栄を示す。GAPD

Hの発

現を対J!日として評価したとき、グランザイム

B

t

ーフォリンとも、

DLD

1

剥 │ 胞との共土常設前 に比べ、

j

じ収益

6JI11111:変に発現 がIYJ

らかに

l

約 百l した

特にパー フォリンは、共椛~ljíJ はほと んど検出できなかったものが、共収

f1

'i5後、発現

{IYJ

らかにな

った。

pglml  100 

80 

〉・

E 60 

40  20 

DLD1  KHYG

1

共 I 音養

提1

4 l"'tft

i ! 主 " , の

IFNiiiDLD1

細胞、

KHYG1

細胞、およ びそれら 2 般の J~J,'f~時の、 6

".111

日 後のJ

flfi:

液中の

IFNy

{ 直を示す。

I JtJft

fi:により 、

Jff;

j

削除l'

IFNy

が者f1

YI

に l ! ' l ) J I I した。

4.

考察

NK

網"胞は、向然免疫系で機能する リンパ球 のひとつで、腕鋭利

l

胞やウイ

J

レス感染細胞を殺 {却する能)

J

を持つ。 ヒトの細胞内では常に

iMl:

般泌が生成されており、泣伝子

D N A

をはじめ 純々の生体分 f に傷害を与えている。 このよう な前性酸謀・をはじめ、制々の環境因子が

DNA

の変興を芯起するため、捕鶏1

1

胞が体内に/11

m

ることは不

I I f 避とされる 。 しかし

N K

細胞が舵 悦し、体内に生まれた異常利│ 胞を早期j に排除す るため、臨床的な婚の発症が抑制されていると

45

・えられている。 以・近では、

N K11

胞の桶細胞 殺防効*を、術治療に応用する試みも行われて いるが、現状では確立された治療法とは汀い錐 い 則 。

従来、ヒト

N K

n

胞 を研究する時は、ヒ ト水 制

JlI

l から

N K

細胞を採取するが、実験のたびに 数卜

ml

の探

rILl

を行うのは、供

Ifll

者の負担が大

きい。そこで、もしNK

細胞の性質を持つ網1

1

胞 妹があれば、研究室で無限に明やすことが

IIr

なため、非常にイ

i f f l であ

る。KHYG‑l

細胞は、

ナチュラルキラ ー細胞が服務化した白血病息.r.‑ー から符られた制胞株で、ナチュラルキラー網1

1

胞 の 形 質 を 保 ・ 持 し て い る と さ れ る

9)

また、

KHYG

1

網"胞は、

K562

細胞や白血病細胞に対

‑112‑

(6)

続発細胞を

111

いたナチ ユラルキラー細胞の

J

応大Jl刷

Ih

モデルのイ午製

する殺俗学1:を示 し 、

NK

細胞のモデルとして有 用であることも示されている へ

従来

NK

細胞の活性を評価

il

する研究において は 、

NK

細胞に対する感受性が高いことが知ら れる白 J f l L病山来の K 5 6 2細胞を標 的調

11

胞と する ことが多 い。今回の研究では、

NK

11

胞の標的 として日本で州 民

11

位別の死因で上位

(!)Jtl:

では

JIM

摘、¥'/

Nti

に次いで

3

位、女性では

l

位、男 女あ わせて

3

位 : 2012年厚生労働符人口動態 統計)を占める大脇痛を選択した。大腸州細胞 株

DLDl

は、結米で示すように

I

YG‑l

細胞 に感受性が向く、好適なモデルを作成する こと ができた。

また、 経

11

占的な顕微鏡搬

i35

を行うに際し、f,f(

的細胞が収益プ レートの底而に付治してい る 必 要があり、

DLD

1

細胞は有

JTJ

であ った。国

1

に示すように、

NKl

胞の活発な形態変化、遊 定能、さ らに鋪綱

11)

抱!肢の穿孔を観察できること は、学生尖験等にふさわしい。

細胞

l

ZF

孔による網

11

胞内波の流

/1¥

は、細胞内 酵素の逸脱をきたすが、 今回の実験でJff; 1\~液 rl' の

LDH

活性の経時的な上昇が倣:認された。従 来、翁

11)

抱伽寄J:E

il

実験は、放射性阿佐元主 主 ‑ の ク ロム 5 1をあ らか じめ細胞に取り 込ませ、制胞 が悔害されて細胞外に逸脱したクロム 5 1の放 射能を計測する方法が主流であるが、肱射性同 位元素のJ 収り扱いは厳重な管理が可能な施設に 限られるなど制約が多い。今回は、細胞に内在 する

LDH

のi J !

l

E

により細胞働省尖験が可能で あることが雌認された 。

傷害された舗網

II

Jl包は死滅し生存網

11

胞数が減少 するが、 今回の実験で、その定祉を CCK‑ 8キ ットで施行できる ことが示された。標的調

11

胞 と して付着性の

DLD‑l

11

胞 を 使 ったのは、

NK

細胞と の共府必後も 、生存桶細胞が収益プレー

トの I!.~而に強く付才t していることに消 1::1 したた

めである

J~:Í',"',:後 241時間後、府益法を取り除

プレ

ト 底而を戦く ピペ ッ ティングし、

Hli:

し た

KHYG

1

11

胞を取り除 き、生存

DLD‑l

11

胞 のみを践 し 、 その数を CC K‑ 8キツトで 則!

i

測 J ! I I I リ定し

た 。図

3

では、初期の

DLD

1

細胞数に対する 加えた

KHYG

1

11

胞数の比

(Effector/Target; E/T

比)と生存

DLD

1

細胞の│刈係を 示 し たが、

E/T

1:8

で生存付着細胞数が半減している

生存していても付新能が低下 し た嫡調

IIJI

包も取り 除かれて過大評価される可能性があるものの、

細胞伽症の

J

百 年 目 として利用で きると思われる

NK

細胞機能のひとつにサイト カインの

1

つ インターフエロン・ガンマ(I

NF

y )

の産生、

分泌が知られている ため、そ の定

i

止を

ELISA

法で行った。

KHYG

1

細胞と

DLD

1

11

胞のそ れぞれ郎副! での府養お よび共培養をお こない

6

H 寺 間後の収地

rl'

INFy

を 、 図 4に示した

o

KHYG

1

11

胞単独では

INFy

の分泌はわずか であり、

DLD‑l

細胞との共 培養による刺激で

INFy

が多町

ilt

に産:.t分泌されたと考えられる

l

11に

KHYG

1

細胞が

DLD‑l

細胞の潟

11

!院を穿孔する ことが示 されたが 、

NK

細胞が繍 殺

11

胞を攻! 壊する際、パ ーフ ォリン とグランザイ ム

B

を産生し、前者が細胞!肢を穿孔し、後者

pre  post 

M  G gr pf  gr pf 

bp 

1000  500 

I S I   5  悶

NG1

調

11

胞のグランザイム B 、パーフ ォリン

遺伝

f

発 説。RTPCR法によりj抑制したDNA ),‑のアガロースゲルHt50U

[VJfJlJ;H:iliil

KHYG1

調 :

111

胞では、グランザイム

B

の 発 現 世 は

対Jt日のGAPDHより低く、パーフオリンの発現は

11¥できない。DLDl

調

11

胞と の

RJ

庁長

611.¥'11

日後

で は、グ ラ ン ザ イ ムB

フ ォ リ ン と も GAPDH

に l 匹敵する発

JJLを必める。M:

.

f ‑

lt

ーカ一、 G:GAPDH

g

r:グラン+f

イム

B

pf: 

パーフ ォ リ ン 、 pre: 共j;~~t lÌíI 、 pOSI

jtJe

; i

1t  I

I¥後、

bp:

JJ

/ . i 対 数。

(7)

共立女子大学家政学部紀要第 6 1 号 ( 2 0 1 5 )  

を癌細胞内に注入して癌細胞にアポトーシスを 引き起こすことが知られている

ω

へそこで、

この

2

つの遺伝子の発現を

RT‑PCR

により検 討 し た 。 共 培 養 前 の

KHYG1

細胞および、

DLD1

細胞との共培養

6

時間後に回収した

KHYG1

細胞から

RNA

を抽出し、

RT‑PCR

を 行った。対照となるハウスキーピング遺伝子の

GAPDH

と比較した場合、パーフォリン、グラ ンザイム

B

とも共培養により発現が増加した o

特にパーフォリンは、共培養前は発現がほとん ど検出できなかった。前項の

INF

i ' と同様に、

パーフォリンやグランザイム

Bは

DLD1

細 胞との共培養地吻

l

激となり発現が増強すること が示された。なお、

PCR

産物の電気泳動後の 可視化に際し、従来より、臭化エチジウムを

DNA

にインターカレーションさせ、紫外線で 励起し発生する蛍光を観察する方法が一般的で あるが、臭化エチジウムは強い変異原性が知ら れている。今回は、安全性の高い

DNA

蛍光染 色試薬を用い、青色

LED

で励起し蛍光を発生 させる方法を採用し、その実用性が確認された。

臭化エチジウムや紫外線の使用を避けること等 で実験環境の安全性を向上することは、学生実 験を企画する上で重要な要素であると考えられ

る 。

5.

結び

NK

細胞の大腸癌細胞攻撃モデルを

KHYG1

細胞およぴ

DLD1

細胞を用いて作成した。こ のモデルにおいて、細胞膜穿孔の瞬間の顕微鏡 写真撮影、

LDH

逸脱法による細胞傷害試験、

WST‑8

試薬による細胞生存試験、

ELISA

法に よる培養液中の

INF

i ' 定量、

RTPCR

による グランザイム B、パーフォリン遺伝子の発現実 験が従来法に比べ安全かつ容易に実施され、明 瞭な結果が示された。この実験系は、食品成分 の

NK

細胞機能に与える効果の評価をはじめと

する

NK

細胞の抗癌活性の検討に関わる実験に 広く活用されるものと思われる。

文献

1) D. Hanahan and R Weinberg: Cell, 144,  646 (2011) 

2) A. Moretta, E. Marcenaro, S.Par

ini G.Ferlazzo and L. Moretta: Cell Death  D

紛争人

15226(2008) 

3) M. Ca1igiuri: Blood, 112, 3 (28) 

4) Y. T. Bryceson, M. E. March, H. G.  Ljunggren, E. O. Long, H. Young and 

J. Ortaldo: Immunol. Rev., 214, 73 (2006)  5) V. Rizzello, 1. Bonaccorsi, M. Dongaa L. N. Fink and G. Ferlazzo: J. Biomed.  Biotechnol., 2011, 473097α011) 

6) J. Wei, S.  Bhatt, L. M. Chang, H. A.  Sampson and M. Mas1iamani: P

Lo

Sαte,  7, e47979 (2012) 

7)  S.  Rozen and H. J. Skaletsky: 

Bioinformatics Methods and Protocols:  Methods in Molecu1ar Biology" Humana  Press, Totow aJ., 2000, p.365386.  8) E. M. Levy, M. P. Roberti and J. Mordoh: 

J. Biomed. Biotechnol., 2011, 676198  α011) 

9) M. Yagita, C. M, Huang, H. Umehara,  Y. Matsuo, R. Tabata, M. Miyake, Y.  Konaka and Takatsuki: Leukemia, 14,  922α000) 

10)  G. Suck, D. R Branch, MJ. Sm1RG. 

Miller, J. Vergidis, S.  Fahim and A.  Kea

曲1

9:D.ψ.Hematol., 33, 11ω(2005)  11)  M. F. van den Broek and H. Hengarer:

Eゅ.Physiol., 85, 681 (20) 

12)  S. P. Cullen, M. Brunet and S. J. M

紅 白

1:

Cell Death D

的批,

17

616 (2010) 

‑114

参照

関連したドキュメント

本研究は、tightjunctionの存在によって物質の透過が主として経細胞ルー

しかしながら生細胞内ではDNAがたえず慢然と合成

、術後生命予後が良好であり(平均42.0±31.7ケ月),多

の多くの場合に腺腫を認め組織学的にはエオヂ ン嗜好性細胞よりなることが多い.叉性機能減

 肺臓は呼吸運動に関与する重要な臓器であるにも拘

添付)。これらの成果より、ケモカインを介した炎症・免疫細胞の制御は腎線維

MIP-1 α /CCL3-expressing basophil-lineage cells drive the leukemic hematopoiesis of chronic myeloid leukemia in mice.. Matsushita T, Le Huu D, Kobayashi T, Hamaguchi

 1)血管周囲外套状細胞集籏:類円形核の単球を