金沢 大学 十 全医 学会 雑 誌 第
8 9
巻 第4
号47 9
‑4 9 8 ( 1 98 0
)脳動脈痛破裂後の全般性 脳血管 攣縮時に
お け る臨 床 症 状と頭 蓋 内圧 の変 化
金 沢 大学 医学 部 脳神 校 外 科学 講 座
(
主 任: 山本信二
郎 教授)
北 野 哲 男
( 昭
和5 5
年7 月 7 日受 付)
1
95
1 年E c k e r と R i e m e n s c h n e i d e rl )が
脳 動 脈
破裂後に
発 生す る
脳 血 管 攣縮を
記 載し て以 釆, そ の成
臥 病態, 治 療 等に
閲し
数 多く の実 験 的 ・臨 床 的な
報
告が
行な わ れ て い る
2 卜 1 3 ), 脳血管攣縮は
破裂脳動 脈癖患
者の
予後を
左 右す る
木き な
要 因で あ り
1根 5}, し ば し ば
そ の成
臥 病態, 治 療 等に
閲し
数 多く の実 験 的 ・臨 床 的な
報
告が
行な わ れ て い る
2 卜 1 3 ), 脳血管攣縮は
破裂脳動 脈癖患
者の
予後を
左 右す る
木き な
要 因で あ り
1根 5}, し ば し ば
な
報 告が
行な わ れ て い る
2 卜 1 3 ), 脳血管攣縮は
破裂脳動 脈癖患 者の
予後を
左 右す る
木き な
要 因で あ り
脳組識
の
乏 血あ る い は
脳 梗塞を
引き お こ す
1凱
1 6 卜 2 1 )と
考え ら れ て い る
。一方, 両者
の
関 連を
疑 問 視 する も が
・細あ る い は
否定す る も の 細もあ る
。く も
膜下 出血と
血
管攣縮の
発生 時期, 血 管 攣 縮と
臨 床症 状の
発 現の
時期
等に
関し て も
, 意見 は
必 ずし
も 一定し て は い な い。
林
ら
2 4 卜 2卵 は脳動 脈 膚 破 裂 後1 週
間以
内の
急 性 期で
は
. 意 識 障 害の
程 度と
頭 蓋 内 圧の
高さ に は
密 接な
正の
相関が あ り
,こ の
場 合の
頭 蓋 内 圧 元 邁に は脳 血 管拡 張
に よ る急 性脳 腫脹が 主
要な
役 割り を
果た す と し た
。 脳
血管の
拡 張と
攣縮は
, 頭 蓋内 圧への
影響を
考 慮し た
場
合, 全く
相反し た
効 果を
持っ よ う に み え る。 し か し
,
し か し
,高度
の
脳 血管 攣縮は し ば し ば 脳 の乏 血性 変 化, 脳 浮腫
を
発生さ せ
, 頭 蓋 内圧を
冗 遷さ せ る こ と も
知ら れ て い る 細.
こ の
研 究は
脳動 脈 膚 破 裂 後, 血 管′写上, 全 般性 脳 血 管攣縮が
観察さ れ た
症 例に つ い て
, 臨床 症 状の
変 化を
頭蓋
内 圧と の関連に お い て
検 索し
. さ ら に脳 波, 全身
血圧, 呼 吸, 心 電図
, 心
拍 数 等を ポ リ グ ラ フ に よ り
記
録し て, こ れ ら の
変 化と の相 関に つ い て も
検 討し た
.
図
,心
拍 数 等を ポ リ グ ラ フ に よ り
記 録し て, こ れ ら の
変 化と の相 関に つ い て も
検 討し た
.
に つ い て も
ま た
,そ の経 過 の
各 時 期 に お い て C o m p u t e d T o m o g r a p h y
(以
下C T と
略す
) を
行な い, 上記
所 見
と の対 比検 討を
行な
っ た
.
記
所 見と の対 比検 討を
行な
っ た
.
対 象
お よ び
方 法検索
の
対 象は 1 9 7 3
年1 2
月か ら 1 9 7
8 年1
0 月ま で に
金沢大学 脳 神 経 外 科へ出 血
発
作 後1 4 日 以
内に
入 院し
47 9
た
脳 動 脈 噂の
症 例で
,血 管 写 上,全般 性 脳 血管 攣 締 (以
下 全 般性 攣縮と
略 す)を
認め た 1
8 例で あ る ( 表1
).
こ の
場 合, 全般 性 攣 縮の
定 義は
t 臨床 症状の
有 無に か か わ らず. 両側 頚 動 脈 写に お い て
. 前 大 脳 動脈, 中 大
脳 動 脈あ る い ほ そ の
両 方が
全 般に
攣 縮し て お り
,そ の
血 管 径が
攣締 発 生 前あ る い ほ
寛 解後の
血管 径と
比 較し て 5 0 % 以
下に な
っ て い る も の と し た
.全般 性 攣 縮が
頭 蓋 内 圧記 録の
開 始 前の
血 管写 で認め ら れ ず
, 記 録 中あ る い は
記 録 終 了 直後の
血 管写で そ の
存 在が
明ら か に な
っ
た も の5 例! 記 録 開 始 前の
血 管 写で
すで に
著し い全
般性 攣縮が
認め
られ た
もの 1 3
例で あ る
.
が
認め
られ た
もの 1 3
症 例
の
内訳は
男 12 人,女 6 人. 年 令は
22 才か ら 6 0
才ま で でt 2
0 〜 29
才1
例,30 〜 39 才2 例, 4
0 〜 4
9
才7
例,5 0
〜 5
9 才7
例,60
才1
例で
平均4 7
才で あ
っ
た
. 脳 動 脈 感 部 位の
内 訳ば
前 交 通 動 脹8
例, 内 頸一 後 交通 動 脈 分 岐 部5
例, 中大 脳 動 舵4
例, 内 頚動 脈 分 岐 部1
例で あった
.脳 血 管写
所 見,手 術 所 見お よ び C T
所
見 か ら
脳 内 血 腫を
合併し た
症 例は
除 外し た
,頭 蓋 内
圧 の記 録は
右 側脳 室 前 角 穿 刺あ る い は
腰 部く も
膜下脛穿刺に よ り
, 脳脊髄液を
直接トラ ン ス デ
ュ ーサ
ー (日
本 光 電 製M P
‑4 お よ び M P U
‑0
.5
)に
誘 導し て
行
な わ れ た
. 脳室 穿刺の
場 合は
外 径3m m の
.
シ リ コ ン チ
ュ ー
ブ を
, 腰 部く も
膜 下 腔 穿 刺の
場 合は
外 径1 m m の ポ リ
エチ レ ン チ
ュー
ブ を
用い て
留 置し た
. 頭 蓋 内圧 が
著し く
先進し て い る
場 合, 腰 椎 郎 脳 脊髄 液圧 は
頭 蓋 内圧 を 必 ず し も 正
確に は反 映し な い と さ れ る
2 7) 2 8 I. し か し
.
こ の
研 究に お い て
腰 椎 部 脳 脊髄 液圧 測
定を
行な
った
症 例で は, 何れ も
臨 床 的に
神経 症 状に 天幕 切痕ヘル
ニア あ る い は大 後 頭 孔ヘル
ニア を 思 わ せ る 症状は
無く
, 腰
椎 部脳 脊 髄 液圧 は
頑 茸 内圧 を ば ば 正
確に 反映し て い る と
考え ら れ た
.
ル
ニア あ る い は大 後 頭 孔ヘル
ニア を 思 わ せ る 症状は
無く
, 腰
椎 部脳 脊 髄 液圧 は
頑 茸 内圧 を ば ば 正
確に 反映し て い る と
考え ら れ た
.
は
無く
, 腰 椎 部脳 脊 髄 液圧 は
頑 茸 内圧 を ば ば 正
確に 反映し て い る と
考え ら れ た
.
C h
a n g e s o
f In t r a c r a n
ia l Pr e s s u r e a n
d Clin
ic a
l St a t u s
in
Pa tie n t s
wi t
h D iffu s e
Ce r e
br a
l
V a s o s p a s m a
ft e r
Ru p t u r e o
f In t r a c r a n
ia
l An e u r y s m
. Te t s u o
K it a n o,D e p a r t m e n t o
f N e u
‑
r o s u r g e r y
(D ir e c t o r :
Pr o
f・ S ・ Ya m a m o t o
) Sc
ho o
lo
f Me
d ic
in e
, Ka n a z a w a
Un
iv e r s
it y
.4 8 0
全身 血
圧 の測 定の た め に
右 大 腿 動 脈に
内 径1 8 ゲ
ー
ジ
. 長さ 1
3 c m の ヴ
ェ ニ ュ
ー
ラ
針 (八
光)を
留 置し
,ト
ラ ン ス デ
ュ ーサ
ーに
連 結し た
.脳 波 記録
は
前 頭 一中心
領よ り
脳 波 用 針 電極を 用 い.
双
電 極 誘 導で 記
録し た
.呼
吸
曲 線は イ ン ピ
ーダ ン ス 呼 吸 計 (日
本 光 電 製
O G R
‑ 5 1 0 0
) を
用い て
記 録し た
.
心
電 図は
第Ⅰ
誘導に よ り記 録し た
. 心
拍リ ズ ム は
瞬
時JL
、拍 計 (日
本 光電 製R T
‑ 5
) に よ り測 定し た
.
し た
.頭 蓋 内 圧
の み を 一 つ の
記 録 計 ( 東 亜 電 波 製E P R
‑
3T
) で
紙 送り
速 度を
6 c m / h と し て 記録し
, さ ら に
脳
波 計 (日
本 光電 製M E
‑ 1 3 5 D
) を
用い
. 全 身 血 圧t 頭
蓋 内 圧,脳 濯 流圧 ( 全 身 血 圧と
頭 蓋 内 圧の
差) ,心
電 図,
し
,さ ら に
心
拍 数. 呼 吸, 脳波の
順に
同 時 記 録し た
. 脳 港 流 圧は
血 圧 測 定 用 増 幅 器と
頭 蓋 内圧
測 定 用 増 幅 器の
問に
差 動 回路を お い て記 録し た
.
C T ス キ ャ ナ p (E M I
製C T
lO O O お よ び C T
lO l O
) が
野
導 入
さ れ た 1
97 6
年8
月以
後に
入 院し た 1 1
症 例にお い て . こ の
装 置を 用 い, 全 般性 攣 縮発
生 後, 経 時的に
検
索を
行な
っ た
.
発
生 後, 経 時的に
検 索を
行な
った
.成
績
表
1 は 1 8
症 例に つ い て
, 脳 動 脈 痛 部 位十頭蓋内圧記 録の
開 始日
,記
録日
数.記
録 方 法, 平 均 頭 蓋内圧,使 用 薬 剤, 手 術 方 法お よ び
予 後を
示す
。 頭 蓋 内圧記軌ま 1
〜7 日
間に わ たって
行な わ れ て い る が
, 脳室ある い は
腰 部く も
膜 下 腔に チ
ュ ー ブ を
留 置す る こ と に よる
感
染や
脳 内血 腫 等の
合 併 症を
来た し た
症 例は
無か
った
.
1
. 全 般 性 脳 血 管 攣 縮 発 生前 ・後の 頭蓋 内圧 と ポ リ グ ラ ム
.
図
1 a は
症 例1 に お け る
出 血 3日
目( 出 血 発作の 日 を
第 1 日 と す る
) の
脳 血 管写 で あ る
. 前 交 通動 脈痛が認 め ら れ る が
, 血 管 攣 縮の
所 見は
認め ら れ な い
. 患者は
表
1
血 管写 上
, 全 般 性脳血
管 攣 縮を示 し
, 頭 蓋 内圧 初
垂続記
録か
行な わ れ た1 8 症
例の ま と め
症 例
番 号 年 令
性
動脈 膚
部 位
頭 蓋 内
圧
記 録使 用 薬 剤 手 術
予
後開始
日
合 計 記 録 方 法と
頭 蓋 内圧
(m m H g
)ロ
4 6
, 女 前交 通3
9 7
4
ロ
5
腰
部 髄 液圧 3 4‑ 8
腰 椎 穿 刺 3 0
脳 室圧 8
‑6 5
圧 8
‑6 5
ス テ ロ イ ド イ ソ フ ロ テ レ ノ
ール
ス テ ロ イ ド イ ソ フ ロ テ レ ノ
ール
ス テ ロ イ ド
な し 死 亡
2 4 8
, 男 前 交通な し 死
亡田
2 2
. 男 後 交通8
凹田田口 u
腰 部 髄 液圧
8
‑9
腰 椎 穿 刺2 4
脳 室
圧 4 ( 卜 4 2
C li p p l n g 死 亡
(
術後)
死 亡
4 3 3
, 男 前 交通ス テ ロ イ ド d r a i n a g e
5 5 7
, 男 前 交通8 5
脳 室圧 2 7
‑1 ( 卜 3 3 ス テ ロ イ ド
イ ソ フ ロ テ レ ノ ー ル ス テ ロ イ ド
d r a i n a g e一→C li p p l n g 生
存
( 不良)
生 存
( 不
良)
生
存( 不
良)
生
存( 不
良)
生
存( 不
良)
生
存(
良好)
生
存(
良好)
生 存
ヨ ∠ 封
田
4 9
. 男 前 交通6 7
脳 室圧 32
‑1 2
‑3 5 d r a i n g e → C li p p l n g
7 6 0
, 男 前 交通1 3
口 脳 室圧 3 5
‑3 8 ス テ ロ イ ド d r a i n a g e一→C li p p l n g
8 4 6
, 男 示大脳6 7
脳 室圧 2 0
‑1 1
‑1 2 ス テ ロ イ ド イ ソ プ ロ テ レ ノー ル
ス テ ロ イ ド イ ソ プ ロ テ レ ノ
ール ス テ ロ イ ド イ ソ プ ロ テ レ ノ
ール
ス テ ロ イ ド イ ソ プ ロ テ レ ノ
ール ス テ ロ イ ド
\
C li p p l n g
田
5 0
, 男 後 交通1 0 2
脳 室圧 1 0
‑5 5 d r a i n a g e → C li p p i n g
1 0 4 1
. 男 後 交通6 4 脳 室圧 1 2
‑2 6 d r a i n a g e → C li p p l n g
C li p p l n g
田
4 5
. 女 中大 脳8 4
脳室圧 1 0 ‑2 8 d r a i n a g e → C li p p l n g
C li p p l n g
1 2 4 6
, 男 後 交通7 6
脳室 内8
‑1 6
‑1 5 C li p p l n g 1 3 5 2
, 女 前 交通 田7
脳室圧 3 ( 卜 1 1‑4 (
■j イ ノ フ ロ ア レ ノ
ー
ル
ス テ ロ イ ド d r a i n a g e
→C li p p m g ( 艮 好
生
存1 4 3 3
, 女 内 頸分 岐部
9 5
脳室圧 1 2‑1 8‑1 6 イ
1 6 イ
ソ フ ロ ア レ ノ
ール ス テ ロ イ ド イ ソ フ ロ テ レ ノ
ール
C li p p l n g
(
良好)
生
存(
良好) 1 5 57
, 女 前 交通B 7
脳室圧 6
愉1 4‑1 3 ス テ ロ イ ド
イ ソ フ ロ テ レ ノー ル ス テ ロ イ ド イ ソ フ ロ テ レ ノ
ー ル ス テ ロ イ ド イ ソ フ ロ テ レ ノ
ー ル ス テ ロ イ ド イ ソ フ ロ テ レ ノ
ー ル
C li p p l n g
\、
生
存(
良 好)
生
存(
良好)
生
存(
良好)
生
存(
艮身H 1 6 56
,女
後 交通 ロ5
脳室圧 7
‑2 5 d r a i n a g e 血,C li p p l n g
1 7 5 8. 男 中大脳 6 3
脳室圧 8
‑2 5 d r a i n a g e → C li p p l n g
1 8 54
, 男 中大脳 8 5
脳室圧 7
‑1 1 ‑ 7
■ C li p p l n g
C li p p l n g
1 8 54
, 男 中大脳8 5
脳室圧 7
‑1 1 ‑ 7
■ C li p p l n g
全般 性 脳
血
管攣 鮪 発 生に お け る頭 蓋 内圧 と
症 状 4 8 1
図 1
症 例1
, 左 頸 動 脈写, 前後 像,a :
破 裂 後3 日
目. 血 管 撃縮の
所 見は な い. b : 破裂 後7 日
臥
内頸
動 脈, 前大
脳 動 脈全 般, 中大 脳 動 脈 中枢側に
広 汎な
攣 紡が み ら れ る
.
7 日
臥 内頸
動 脈, 前大
脳 動 脈全 般, 中大 脳 動 脈 中枢側に
広 汎な
攣 紡が み ら れ る
.傾眠 状 態
で
,H u n t と H e s s の 重 症 度 分 類2 9)で は G r a d e Ⅲ で あ
った
.図 2は こ の症 例に お け る
上述の
脳 血管写
施行 直 後か ら の頭 蓋 内圧 の連続 記 録 図で あ る
.
出血3 日
目か ら 6 日
目の
午 後 6 時 頃ま で は
ト頭 蓋 内庄
で あ る
は 20
〜4 0 m m H g と
高く
,か っ ,不 規 則な
著し い頭 蓋 内
圧
変動す な わ ち
圧 波が
出 現し て い る
. こ の
圧 波の
現 象
は
.く も
膜 下 出 血 急性 期の G r a d e Ⅲ
・ Ⅳ の状 態の
患 者
圧
変動す な わ ち
圧 波が
出 現し て い る
.こ の
圧 波の
現 象は
.く も
膜 下 出 血 急性 期の G r a d e Ⅲ
の
患 者で は,常に
観 察さ れ る 現
象で あ る2 4 卜 2飢
3 0). し か し
,出 血
6 日
目の
午 後6
時 頃よ り 頭
蓋 内圧は
急 速に
下 降し
, 約
10 汀 ‡m H g で
安 定し て
平 担飢
3 0).し か し
,出 血6 日
目の
午 後6
時 頃よ り 頭
蓋 内圧は
急 速に
下 降し
, 約10 汀 ‡m H g で
な パ ター ン と な り
,圧 彼も 認 め られ な く な
った
. 頭 蓋 内圧 の下 降に
伴な い, 意 識は
傾眠状 態か ら
清 明へ と
改 善し た
. こ の た め
頭 蓋 内 圧の
記録を
中止し た
. し か し
, 翌日 に な
って
意 識レ ベ ル は
再は
傾眠状 態か ら
清 明へと
改 善し た
.こ の た め
び
低下し て傾眠
状 態と な
っ た た め 頸
動 脈 写を
行な っ
た と こ ろ
, 内頚 動 脈, 前 大 脳 動脈 全 般. 中 大脳
動 脈 中 枢側に
広汎 な
著し い血 管 攣 縮の
所 見が
認め ら れ た
個1 b
). そ の後 意 識レ ベ ル は さ ら に
低 下し
,出血 9 日
日に は
患 者は
半昏睡
〜昏睡
状 態と な り
, 右 片 麻 痺も
出現
し た
. 同日
施 行し た
腰 椎 穿別に よ る圧は 3 0 m m
口 g と
上 昇し て お り
, 患 者は
翌日
天 幕切 痕ヘル
ニア の
症 状を
来た し て死 亡し た
. 図 3 は
出血3 日
臥 頭 蓋
内圧 は
高く
. か つ t 著し い頭 蓋 内圧
変 動 (圧
披) が
出 現し て い る
時 期の ポ リ グ ラ ム で あ る
. 全身 血圧 は
頭 蓋 内圧 の上 昇に
同期し て上 昇し
, 脳 潜 流 圧は 圧
彼の
し い頭 蓋 内圧
変 動 (圧
披) が
出 現し て い る
時 期の ポ リ グ ラ ム で あ る
. 全身 血圧 は
頭 蓋 内圧 の上 昇に
同期し て上 昇し
, 脳 潜 流 圧は 圧
彼の
し
, 脳 潜 流 圧は 圧
彼の
極 期
に
下 降し て い る
.こ の こ と ば頭 蓋 内圧 の
変動が
全 身 血圧 の変 動を
上ま わ
って い る こ と を
示す
.心
拍 数,呼
吸 お よ び
脳 波も ま た
圧 波に
関連し て変 動す る
. 心
拍
数は
圧彼の
上 昇 相の
途 中か ら
増加し
始め
, 圧
彼の
極 期
あ る い は そ れ よ り や や
遅れ て最 高に
達し
, そ の後 減 少
し
始め る
. 呼吸 は C h e y n e‑S t o k e s 型 を
示し
,圧
彼の
極
期よ り
急に
過 呼吸 と な り
, 次 第に
減 少し て無 呼吸 の状
態 と な る
. 脳
波は
圧 彼の
出 現 時に は
著し い振 幅の
増 加
と
徐 液 化を
示し
. 間 歌 期に は
低振 幅 速 披パ タ
ー ン を
示
す
. こ の 現
象は
圧 波の
出 現が
続く
限り
, 極め て規 則正
し く
繰り
返さ れ た
. 図4 は
出 血 6 日
日, 頭 蓋 内圧 が
下
降し
, 意 識状 態の
改善が み ら れ た
時期の ポ リ グ ラ ム で
に
達し
,そ の後 減 少
し
始め る
. 呼吸 は C h e y n e‑S t o k e s 型 を
示し
,圧
彼の
極
期よ り
急に
過 呼吸 と な り
, 次 第に
減 少し て無 呼吸 の状
態 と な る
. 脳
波は
圧 彼の
出 現 時に は
著し い振 幅の
増 加
と
徐 液 化を
示し
. 間 歌 期に は
低振 幅 速 披パ タ
ー ン を
示
す
. こ の 現
象吸 の状
態 と な る
. 脳
波は
圧 彼の
出 現 時に は
著し い振 幅の
増 加
と
徐 液 化を
示し
. 間 歌 期に は
低振 幅 速 披パ タ
ーン を
は
圧 波の
出 現が
続く
限り
, 極め て規 則正
し く
繰り
返さ れ た
. 図4 は
出 血 6 日
日, 頭 蓋 内圧 が
下
降し
, 意 識状 態の
改善が み ら れ た
時期の ポ リ グ ラ ム で
4 8 2
あ る
. 図の 上方8
段の ポ リ グ ラ ム は毎 分 6c m
,下 方2
段
は
第7
段 目お よ び
第8
段 目の
脳 波 記 録の
(A
)の
部 位を
毎 秒1
.5 c m の
紙 送り
速 度で
記 録し た も の で あ る
・ 頭 蓋
内 圧は
低く
, 平 坦な パ タ
ー ン を示す
. 全身 血 圧, 心
拍
数お よ び
呼 吸の
不 規 則性ほ
認め ら れ な い
. 脳波は β
波
が
散 発性に
認め ら れ る 以
外は ば ぼ
正 常で あ る・
c m
,下 方2
段は
第7
段 目お よ び
第8
段 目の
脳 波 記 録の
(A
)の
部 位を
毎 秒1
.5 c m の
す
. 全身 血 圧,心
拍 数お よ び
呼 吸の
不 規 則性ほ
認め ら れ な い
図
5 は
症例2 に お け る
出 血7 日
目の
脳 血 管 写で あ る. 前 交通
動 脈 療と と
もに
著し い
全般 性 攣 紡が 認 め ら れ る
.こ の
時 期に お い て患 者は
傾 眠 状態に あ
った
t 図6 は こ の症 例に お け る
脳 血 管 写 施 行 直 後よ り
行な
った
頭 蓋 内 圧の
連 続 記 録 図で あ る ∴頭 蓋 内 圧は 7
〜 1 0 m m
日 g と
低く,平 坦な
状 態を
約2 日
間続け た
後,次 第に
上 昇し
始め
, 出 血 10日
日に は 1
0 〜2 0 m m H g,1
1 日
目に は
20
‑ 30m m H g と上昇し
,11 日
目の
午 後1 0
時 頃よ
野
り
. 約1
時間の
経過 で65
mm H g 以 上 の 圧 と な
った
.こ の
時 期に
至って マ
ニト
ール と ス テ ロ イ ド
剤を
強力に
用い
, 頭 蓋 内 圧の
下 降を
計った が
, 効果は は と ん ど
認め ら れず 患 者は 死 亡 し た
. 意 識は
頭 蓋 内 圧が
上昇L
始め た t O 日
日に は半 昏 睡 状 態, 1 1 日
目に は昏 睡状 態と な
1 1 日
目に は昏 睡状 態と な
っ
て い た. 剖 検に よ る
検 索で は, 広 汎な
脳 軟 化と
両側
天 幕 切 痕ヘル
ニア が認め ら れ た
. 図7 は こ の
症 例に お け る出血7 日
臥 頭 蓋 内圧が 正
常 範 圃に あ る に も かか わ ら ず, 傾 眠状 態に あった
時期の ポ リ グ ラ ム で あ る
.
な
脳 軟 化と
両側 天 幕 切 痕ヘル
ニア が認め ら れ た
. 図7 は こ の
症 例に お け る出血7 日
臥 頭 蓋 内圧が 正
常 範 圃に あ る に も かか わ ら ず, 傾 眠状 態に あった
時期の ポ リ グ ラ ム で あ る
.
に あった
時期の ポ リ グ ラ ム で あ る
.
頭 蓋 内 圧
は
低く
, 平坦な パ タ
ーン を示す
. 全身血圧.
心 拍 数, 呼 吸
は
一定し て い る
. 脳 波は
全般 的な
徐披化を
示し
. 高 振 幅の 飢 ∂彼の
出 現が
著し い
. 図8 は
出血1 1 日
臥 頭 蓋 内 圧が
上 昇し
,意 識が
昏 睡 状 態と な
った
時 期の ポ リ グ ラ ム で あ る. 頭 蓋 内 圧が
高い に も か かわ
図
2
症 例1
, 前 交 通 動脈 膚 破 裂後3
‑6 日
目の
頭 蓋 内圧 の連 続記 録・ 出
血3 日
日か ら 6 日
目の
午後6
時頃 ま で は
頭 蓋 内圧 は
高く
, 圧
波の
所見が
著し い. そ の後, 頭 蓋 内圧は
急速∈ 土
低 下し
, 約1 0 m m H g で
安 定し
, 圧
波も
抑 制さ れ た
.
そ の後, 頭 蓋 内圧は
急速∈ 土
低 下し
, 約1 0 m m H g で
安 定し
,圧
波も
抑 制さ れ た
.全 般 性 脳血 管 攣 縮発 生
に お け る頭 蓋 内圧 と
症状
触 [静 轡 機 幽
5 0 m m H q
ほ O m m H g 旧 0
●惑
霊昌;
‑
慧乱仙 仙仙 仙
E C G
仙幽嘩 鞠
=: 二二
̲̲
1 0 $ せ C
図
3 症
例1
, 出血3 日
目, 頭 蓋 内圧 は
高く
,か つ
, 著し い 圧
波が み ら れ た
時 期の ポ リ グ ラ ム ・ 全 身血 圧 は 頭
蓋 内圧 の上昇に
一致 し て 上
昇す る が
, 脳 湛流圧 は そ の 上
昇の
極 期に お い て
下 降し て い る
. 呼 吸は C h e y n e‑S t o k e s 型 を示 し
, 心 拍 数も
同期し て
変動す る
.
に
一致 し て 上
昇す る が
, 脳 湛流圧 は そ の 上
昇の
極 期に お い て
下 降し て い る
. 呼 吸は C h e y n e‑S t o k e s 型 を示 し
, 心 拍 数も
同期し て
変動す る
.
脳 波
は
頭 蓋 内圧
変 軌呼 吸 の変化に
一致 し て高振 幅徐 液 化と
低 振幅 速 波化を 示 す
.
I C P : 頭 蓋 内圧
, E C G : 心電 図, E E G : 脳 波, P U L S E R A T E : 心 拍 数
と
低 振幅 速 波化を 示 す
.I C P : 頭 蓋 内圧
, E C G : 心電 図, E E G : 脳 波, P U L S E R A T E : 心 拍 数
E E G : 脳 波, P U L S E R A T E : 心 拍 数
R E S P : 呼 吸 S B P : 全 身血圧
, S B P
・I C P : 脳 漂 流圧
圧
,S B P
・I C P : 脳 漂 流圧
P U L S E
rt o o
仙風郡血佃 刷 抑 制 ・刷帖 刷岬 抑制 佃㈱ 畔 冊 刷 制 ㈱ W 呵帥佃岬
..」
.̲.L
E E G
IR F
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̲.
」 5 0 押
図4 症
例1
, 出血6 日
目, 頭 蓋 内圧 が
低下 し
, 意 識状 態の
改善が み ら れ た
時期の ポ リ グ
ラ ム・ 下 方2
段は
脳 波の
(A ) の逓 送り
記 録・ 頭 蓋 内圧 は
低く
, 平 坦 な パ タ
ー ン を 示 し
,
り
記 録・ 頭 蓋 内圧 は
低く
,平 坦 な パ タ
ーン を 示 し
全 身 血
圧
,心
拍数, 呼吸 の不 規則 性は
認め ら れ な い. 脳 波は β
波が
散発
的に
認め ら れ る の み で あ る
.
は β
波が
散発
的に
認め ら れ る の み で あ る
.4 8 3
4 8 4
図
5
症 例2
, 出血 7 日
目の
左頸 動 脈 写, 前 後 敵 前 交通 動 脈 癒の
存 在と
著し い 血
管 攣 繍の
所 見を 示
す
.ら ず そ の変動は
著し い も の で ほ な い. 全 身 血 圧, JL
、拍
数も
多少の
変 動が み ら れ る の み で あ る
・ 呼 吸は
著し い
過 呼 吸を
示し て い る
. 脳 波の
徐 波 化は
低い
頭 蓋 内圧の
時 掛こ
較べ て さ ら に
著し く
,高 振 幅の 臥 ∂
披が
持続 的
L
、拍 数も
多少の
変 動が み ら れ る の み で あ る
・ 呼 吸は
著し い
過 呼 吸を
示し て い る
. 脳 波の
徐 波 化は
低い
頭 蓋 内圧の
時 掛こ
較べ て さ ら に
著し く
,高 振 幅の 臥 ∂
披が
持続 的に
出現し て い る
.2
.全
般 性脳 血
管攣 縮発
生 前 ・ 彼の 頭 蓋内 圧と 意
識 状 態と の
関係
図
9 は
全 症 例に つ い て
, 全 般 性 攣締 発生 前 ・後の
意 識 状 態の
推 移と
平 均 頭 蓋 内圧 の経 時 的 変 化と の関 連を
を
示
す
.全般 性 攣 縮
の
存 在を
脳 血 管写 に よ り
確認 し た
時期の
内 訳は
出 血6 日
目2
例,7 日
目4
臥8 日
目 6 軌 9日
目2
軋1 0 日
目2
例と 1 1 日
目お よ び 1
3日
目の
各1
例で あ る.
頭 蓋 内圧
の
記 録を
開始す る
直前の
脳 血 管 写で
全 般 性 攣 締が 認 め ら れ な か
った も の は 5
例で あ る・ こ ら れ の
症 例は
出 血2
〜 8 日
目に
頭 蓋 内 圧の
記 録が
開 始さ れ
t
そ の初 期に は
頭 蓋内 圧は 2 0
〜3 5 m m H g で あ り
t 症 状ほ G r a d e Ⅲ
〜Ⅳ で あ
った
.し か し
,い
ずれ の場 合も こ の高い
頭 蓋 内圧は 1
〜 4 日 を
経た
後 急 速に 1 5 m m H g
い
頭 蓋 内圧は 1
〜4 日 を
経た
後 急 速に 1 5 m m H g
野
以
下に
下 降し
.こ の
時 期に
施 行さ れ た
脳 血 管写 で, 全
例に
全 般性 攣 締が 認 め ら れ た
. こ の
頭蓋
内圧 が
下降し
阜早 期
に は,5
例 中4
例に
意 謝 犬態の 改善が み ら れ た
・
残り の 1
例は 不
変で あ っ た
.
が み ら れ た
・ 残り の 1
例は 不
変で あ っ た
.
頭
蓋
内圧 の 記
録を
開 始す る
直 前の
血 管写 で全般性攣
縮が 認 め ら れ た も の は 1
3 例で あ る
.こ の う ち出 血6
〜
1
0日
目に
記 録が
開 始さ れ た 1 1
例で はt 初 期の
頭蓋内
圧 は 1 5
mm H g 以下で あった
. こ の
時 斯の
意 識は 5
例は ほ ぼ
清明 で あ り
, 残り の 6
例で は種々 の
程 度の
意識 障害
が 認 め ら れ た
.
で あった
. こ の
時 斯の
意 識は 5
例は ほ ぼ
清明 で あ り
, 残り の 6
例で は種々 の
程 度の
意識 障害
が 認 め ら れ た
.
一 方, 出 血
1 1 日
目と 1 3 日
目に 記録か
開 始さ れ た 2
例は
初め か ら 3 5 〜 4 0 m m H g の
高い
頭蓋
内 圧を
示し た
.
4 0 m m H g の
上
述 の 如 く
血管写 上
,全般 性 攣 縮が 認 め ら れ た 1 8
例 中1 6
例に
頭 蓋 内圧
記録の
一 時期に 1 5 m m H g 以下の 低 い
頭 蓋 内 圧が
記 録さ れ た
.し か し
,こ の 1 6 例の う ち 11
例は 1
〜 5 日
間の
経過 で
頭 蓋 内圧 は
著し く 上
昇し
, 同
時に
重 篤な
意 識 障 害の 発現を み た
.
の う ち 11
例は 1
〜 5 日
間の
経過 で
頭 蓋 内圧 は
著し く 上
昇し
, 同 時に
重 篤な
意 識 障 害の 発現を み た
.
一 方. 残
り の 5
例
で は 二次 性の
頭 蓋 内圧 の
上 昇は
軽 度で あ り, 意識障
害の
程 度も
著 明な 二
次性 頭 蓋 内 圧 冗 進を
認め た も の
に
比し て軽度で あ
った
. 出 血1 1 日
目と 1 3 日
目に 記録
が
開 始さ れ
, 初め か ら
高い
頭 蓋 内圧 の
持 続が 示 さ れ た 2
例で は, 意 識は
昏睡
状 態が
続い た・
3
. 全 般性脳 血
管 攣 縮 発 生前 。 後の
意 識 状 態と 脳
波表
2 は
全 症 例に お け る全 般 性 攣 締発
生 前。 後の
意識
状 態の
変 化と
脳波 所 見を
対 比し た も の で あ る
・ 血 管写
上, 全 般性 攣 縮の
所 見が な く
, 意 識 障 害と
頭 蓋内圧 冗
進を
認め
・る
時 期に は, 脳 波は
頭 蓋 内圧 の
変 動あ る い は C h e y n e
‑は
頭 蓋 内圧 の
S t o k e s 型 の呼吸 に 一 致し て低振 幅速
波パ タ
し て低振 幅速
波パ タ
ー
ン と高 振 幅 徐 波パ タ
ー ン の
周 期 的 交 代が み ら れ た
・
こ れ に
対し
, 全般 性 攣 縮が 発
生し た
後の
意 識 状態と 脳
波と の対 応を み る と
, 意 識が
清 明な
時 期で は
t 脳波は 正
常か あ る い は
時に
散 発 的な ∂
彼の
出現が み ら れ た
・一方, 全 般 性 攣 縮
に
意 識 障 害を
伴な う
状 態で は, 頭蓋
内圧の 如何に か か わ ら ず, 脳 波の
全 般 的 徐 液 化が 認 め ら れ
, そ の
程 度は
意 識 障害が
進む
程 著し か
った
・
に か か わ ら ず, 脳 波の
全 般 的 徐 液 化が 認 め ら れ
, そ の
程 度は
意 識 障害が
進む
程 著し か
った
・4
. 全 般 性脳 血
管 攣 縮発
生後の C T 所見 の
変 化
囲1 0 は
症 例1 6 に お け る
全 般 性 攣 縮発
生 後の C T 所
見の
経 時 的 変 化を
示す
. 図1 0 a は
左 内 頸一 後 交通
動脈
癖 破 裂後7 日
目, 血管写
上, 全 般 性 攣 締が 認 め ら れ た が
,頭 蓋 内 圧は 7
〜 8 m m H g と
低く
,そ の
初 期と
考え ら れ た
時 期の C T で あ る. 明ら か な
異 常 所見 は 認 め ら れ な い
. 図1 0 b は こ の低い
頭 蓋 内圧 が
上 昇し
, 約25
m m H g に
達し た
出 血1 1 日
目の C T で あ るt 左
側 頭頭
頂 葉に
低吸
収 域が 認 め ら れ
, さ ら に
左側 脳室の
圧排変 形お よ び
脳の
右 方 偏位の
所 見が あ り
・ 脳梗 塞お よ び 乏
全
般 性脳 血 管 攣縮 発 生に お け る頭 蓋 内圧 と
症状
l C P
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酔
和
泊
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