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膜の振動の測定

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Academic year: 2022

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(1)Ⅶ-58. 第41回土木学会関東支部技術研究発表会. 平膜状浸漬型 MBR においてレーザー変位計による曝気中の平膜の振動パターンの検討. 1.. はじめに. 東京都市大学. 学生会員. ○酒井 駿治. 東京都市大学院. 学生会員. 佐々木哲哉. 東京都市大学. 正会員. 長岡 裕. 2-2. 膜の振動の測定. 現在,優れた処理技術として MBR(膜分離活性汚. レーザー変位測定計(LJ-V7080,KEYENCE 社製). 泥法)が推進されている.安定した処理水の供給や,. を用いて平膜の振動の測定を行った.平膜の中心部. 施設のコンパクト化が可能であるが,ファウリング. の一部を切り取り,ろ板を露出させ,レーザーの光. が問題視されている.可逆的なファウリングの抑制. が膜部とろ板部を同時に照射するように水槽前面に. 策として,平膜の振動による物理洗浄が考慮される. 設置した.膜部とろ板部から代表点を 1 点ずつ選定. ため,本研究ではレーザー変位計により,平膜の振. し,解析点とした.膜シートのみの値は膜部とろ板. 動パターンについて検討を行った.. 部の測定値の差分を使用した.Airflux は 0.06m /s, 0.13m/s,0.20 m/s の 3 段階に設定し,サンプリング. 2.. 実験概要. 周期は 1000Hz である. Airflux は式(1)より算出した.. F Q A. 2-1. 実験装置 実験装置の概略図を図 1 に示す.容積が 500mm ×500mm×850mm のアクリル水槽に水道水を満たし,. F:Airflux(m/s),Q:曝気量(m /s),A:曝気流路面積 (m2 ). 230mm×280mm×600mm の平膜を固定するパイロッ 2. (1). 3. レーザーは曝気による気泡通過時に,気泡を感知. トスケールの膜ユニット及び有効膜面積が 0.1m の. してしまい,出力された数値の中に異常値が見られ. 平膜モジュール,また,散気管を浸漬させた.散気. てしまった.そこで,変位が-0.1mm~0.1mm の範囲. 管は Φ1.5mm,穴の数が 13 個でそれぞれ 14mm 間隔. 外のものと,出力値の 0.001sec 前との差分の値が. の塩化ビニル製の管を使用した.また,水槽の正面. |0.001|mm 以上のものを異常値とみなし,0.001sec 前. にレーザー変位測定計を設置した.. と同値で補間する方法を行った.. 本研究で用いた平膜は,ABS 樹脂のろ板の上にス ペーサが貼られており,その上に,塩化ポリエチレ ン製で公称孔径 0.4μm, の膜シートが貼られている.. 正面図. 500mm. 500mm. 280mm 循環流路. 225mm. 測定結果及び考察 Airflux0.06m/s 時のろ板と膜シートの変位量の経時. 変化を図 2 に示す.ろ板は曝気中に曝気流路側と循 環流路側の速度水頭差により圧力水頭差が生じたた め,曝気停止状態の変位から曝気流路側に挙動した. また,膜シートは曝気中の挙動の要因は不明である. 曝気流路. 262mm. 平膜. が,曝気中に膜とろ板の間に空気が入り込み,膜モ ジュール上部に取り付けられたノズルから気泡が出. 600mm 350mm. レーザー変位計. 850mm. PC. 側面図. 3.. ていく現象が見られた.そのため,曝気終了後に空. 11mm. ろ板. 気が逆流し曝気流路側に膨張したことが考えられる. しかし,ノズルに取り付ける吸引チューブの有無に. 散気管. 図 1 実験装置. 100mm. よって結果が異なることが考えられるが,ノズルの. 空気. 状態を確認していないため,明確な要因は不明であ る.また,全 Airflux で同様の傾向が見られた.. キーワード MBR ファウリング 振動 連絡先 〒158-8557 東京都世田谷区玉堤 1-28-1 東京都市大学 TEL03-5707-0104(内線 3257)E-mail:[email protected].

(2) Ⅶ-58. 第41回土木学会関東支部技術研究発表会. 向となったが,膜シートは Airflux による変位の違い. 0.05. 0. -0.05. は見られなかった.また,ろ板の変位の平均値は膜 シートの約 3 倍程度となった.変位の変動ではろ板. 膜シート ろ板. -0.1 0. 5. 及び膜シート共に Airflux が大きくなるにつれて増加 していく傾向となり,全 Airflux において同値となっ また,曝気中の膜シート,ろ板及び,液相流速. おいてピークが見られた.液相流速のパワースペク トルと比較すると,類似した傾向が見られず,ろ板. 4.. 膜シート(平均). ろ板(平均). 膜シート(変動). ろ板(変動) 0.035. 0.03 0.025. 0.04. 0.02 0.015. 0.02. 0.01. 0. 0.005. -0.02. 0 0. 図3. 0.1. 0.2. Airflux(m/s). 0.1. 0.06m/s. パワースペクトル. 0.01 0.13m/s 0.001. 0.0001. 0.00001. まとめ. 0.1. 1. 10. ろ板. 期と液相流速の関係から得られた知見を以下に記述. 1. する.. 0.1. 振動になることがわかった.. パワースペクトル. 周期に関しては,流速の増大に伴い,高周波数での. 0.13m/s 0.20m/s. 0.01. 1)膜シートのみの変位の平均値は Airflux による違い るにつれて,増加傾向にあることがわかった.振動. 100. 周波数(Hz). レーザー変位測定計による平膜の変位及び振動周. は見られなかったが,変動の値は Airflux が大きくな. 0.3. 各 Airflux における変位の平均及び変動 膜シート 0.20m/s. 振動周期が大きくなっていくことがわかった.しか. 動周期との関係を評価するのが困難となった.. 時間(s). 0.06. とから曝気による液相流速の上昇に伴い,膜のみの. によるノイズが混じってしまった影響で,ろ板の振. 30. 0.04. うことがわかった.膜シートのみでは Airflux をあげ. し,液相流速のパワースペクトルでは,気泡の影響. 25. 曝気終了 循環流路側. 0.08. の振動周期は曝気による液相流速に依存しないとい るにつれて,ピークが高周波数で見られた.このこ. 20. 0.1. 変位平均(mm). した図を図 4 に示す.ろ板では全 Airflux で約 1Hz に. 15. 図 2 Airflux0.06m/s での変位の経時変化. た. の測定データのパワースペクトルを両対数目盛で表. 10. 曝気開始. 変位の変動(mm). ろ板は Airflux が大きくなるにつれて増加していく傾. 変位量(mm). 値及び変動値を図 3 に示す.変位の平均において,. 曝気流路側. Airflux0.06(m/s). 0.1. 各 Airflux における膜シート及びろ板の変位の平均. 0.001. 0.06m/s. 0.0001 0.00001 0.000001 0.0000001 0.1. 1. 10. 100. 周波数(Hz). 2)ろ板において,変位量の平均値と変動値は共に,. 液相流速. Airflux が大きくなるにつれて,増加傾向にあること パワースペクトル[(m²/s²)・s]. 100. がわかった.また,曝気中は曝気流路側と循環流路 側の速度水頭差より,圧力水頭に差が生じたことが 考えられたため,流路側への膨張する挙動が見られ た.振動周期は全 Airflux で約 1Hz となり,液相流速 による影響は見られなかった.. 0.20m/s 0.13m/s. 10. 1. 0.1. 0.06m/s. 0.01. 0.001 0.01. 0.1. 1. 10. 100. 周波数(Hz). 図4. 膜シート,ろ板,液相流速のパワースペクトル.

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