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狭心症に対する冠動脈バイパス術

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Academic year: 2021

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《原 著》

狭心症に対する冠動脈バイパス術 (CABG) 後の

201

Tl 負荷心筋 SPECT による冠血流予備能評価

石野 洋一*   中田  肇*

*産業医科大学放射線科学教室

要旨 過去に心筋梗塞の既往のない労作性狭心症の症例に対して初回冠動脈バイパス術 (coronary artery bypass grafting, CABG) 後比較的早期に実施された 201Tl 心筋 SPECT により,グラフト血管の血流 予備能を評価し,動脈グラフトと静脈グラフトで比較検討した.開存グラフト領域に認められた再分布 を伴う負荷時集積低下は,動脈グラフト 26 領域中 11 領域 (42.3%), 静脈グラフト 40 領域中 6 領域 (15.0%) と,特に動脈グラフト支配域において高頻度に認められた.この原因は主に flow reserve がや や小さい動脈グラフトの特性によるものと思われ,必ずしもグラフトの狭窄や閉塞を示唆するものでは ないと思われる.また,この現象は術前の冠動脈病変重症度とも関連していなかった.バイパスグラフ トの開存性を心筋血流 SPECT で評価するに当たっては,造設グラフトの種類や臨床症状にも十分留意 して正確に判断する必要があると思われた.

(核医学 37: 621–629, 2000)

参照

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