平 成5年12月(1993年) 一17一
姉 妹 染 色分 体 交換,染 色 体 異常 お よびSOS反
応 誘導
能 を 指 標 に し た3一
ク ロ ロ ー4-(ジ
ク ロ ロ メ チ ル)-5一
ヒ ド ロ キ シ ー2(5H)一
フ ラ ノ ン(MX)の
変 異 原 性
大江
武,伊 藤 久恵,川 渕 美香,十 河 美容,本 田 和美
Mutagenicity
of 3-chloro-4-(dichloromethyl)-5-hydroxy-2
(5H)-furanone
[MX]
in the cultured mammalian cell and the microbial system
Takeshi
Ohe, Hisae
Ito, Mika
Kawabuti,
Miyo Sogo and Kazumi
Honda
1,緒 言 水 道 原 水 の 塩 素 処 理 に よ って,多 くの 複 雑 多 岐 に わ た る変 異 原 性,発 癌 性 を 有す る有 機 塩 素 化 合 物 が 生 成 す る1)∼3)。ま た,河 川 水 お よ び 湖 沼 水 等 に も 多 くの 変 異 原 物 質 の存 在 す る こ とが 明 らか に され て き て い る4)∼6)。地 球 的 規 模 か ら 見 た 場 合,人 が 日 常 的 に 利 用 し得 る地 表 水 は,地 球 水 資 源 の2.159% で あ り,そ の う ち 淡 水 湖 お よび 河 川 水 は,わ ず か 0.0091%に しか 過 ぎな い7㌔ この よ うな 状 況 か ら も, 河 川 水 お よび 湖 沼 な どの 公 共 水 域 の 水 質 保 全 を は か る と と も に,人 が 日常 的 に利 用 す る 水 道 水 の安 全 性 確 保 が 強 く望 ま れ る。 水 道 原 水 や 水 道 水 源 と な る都 市 河 川 水 の塩 素 処 理 に よ って,変 異 原 活 性 が 増 強 す る こ とや,汚 染 の 影 響 を強 く受 け て い る都 市 河 川 水 で は,変 異 原 活 性 の 増 強 が 著 し い こ と も 知 られ て い る8,9)0水 道 原 水 の 塩 素 処 理 に よ って 生 成 す る,あ る い は 水 道 水 中 に存 在 す る 微 量 有 機 化 学 物 質 と して は,ク ロ ロホ ル ム な ど の ト リハ ロ メ タ ンを は じめ と し て 多 環 芳 香 族 炭 化 水 素 類,フ タ ー ル酸 エ ス テ ル,農 薬 な ど多 く の定 量, 同 定 が 行 わ れ て き て い る が,い ず れ も総 変 異 原 活 性 に 占 め る寄 与 率 と して は,微 々た る もの で あ った 。 1984年 且olmbom et al io)に よ っ て パ ル プ 工 場 排 水 京 都 女 子 大 学 家 政 学 部 食 物 栄 養 学 科 衛 生 学 第 一 研 究 室
Department of Food and Nutrition, Kyoto Women's University, Higashiyama‐ku, Kyoto 605
に 存 在 す る こ と が 報 告 さ れ たMXは, Salmonella typhimurium TA 100株 で 極 め て 強 い 活 性 を 示 す 塩 基 置 換 型 の 直 接 変 異 原 物 質 で あ る。MXは フ ミン質 の塩 素 処 理 に よ って生 成 す る こ と,従 っ て 塩 素 処 理 を 施 した 水 道 水 中 に も含 ま れ る こ とが 明 らか とな っ た1L 12も また,そ の 強 い 変 異 原 活 性 か ら,水 道 水 の 総 変 異 原 活 性 の20-50%寄 与 して い る こ とが 報 告 さ れ12,13),注 目 され て き て い る。 発 癌 性 あ る い は 遺 伝 毒 性 を 予 測 す る 方 法 と して 多 くの 変 異 原 性 試 験 が 実 施 され て きて い るが,変 異 原 性 試 験 の 新 た な 問 題 点 と して 「非 変 異 ・癌 原 性 物 質 」 や 「変 異 ・非 癌 原 性 物 質 」 の 存 在 も 明 らか に され て きて お り,発 癌 性 お よび 遺 伝 毒 性 の評 価 は,複 数 の 試 験 方 法 に 基 づ い て され な け れ ば な らな い 。 本 文 で は,Ames試 験 で 強 力 な変 異 原 活 性 を 有 す る こ と が 知 られ て い るMXの 培 養 細 胞 を 用 い た 姉 妹 染 色 分 体 交 換(SCE)お よ び 染 色 体 異 常 な ら び に Salmonella typhimurium TA 1535/pSK1002を 用 い たumu試 験 で のSOS反 応 誘 導 能 を 指 標 に した 変 異 原 性 の 結 果 を 報 告 す る。 II.実 験 方 法 1.被 験 物 質 3一ク ロ ロー4-(ジ ク ロ ロ メ チ ル)-5一 ヒ ド ロ キ シ_2 (5H)一 フ ラ ノ ン[MX](Ultrafine Chemical Co., USA)は,ジ メ チ ル ス ル ポ キ シ ドに 溶 解 し て 実 験 に 供 し た 。MXの 構 造 式 をFig.1に 示 す 。 陽 性 対 照 物 質 と し て ア ド リ ア マ イ シ ン(ADM,ド キ ソ ル ビ
-
18-H O
思。手
f
三
、
。
Fig.
1
.
Structure of M X, showing transition bet -ween ring and chain tautomeric formsl3)シン塩酸塩,協和醸酵)を用いた。
2
.
培養細胞および菌株 チ ャ イ ニ ー ズ ハ ム ス タ ー 肺 繊 維 芽 細 胞 由 来 の CHL細胞(JCRB細胞バングより供与を受けた) を 用 い た 。 細 胞 は10%の 牛 血 清 (Gibco)を 含 む MEM培地(日水製薬)で, 370C, 5%C0 2の条件 下で培養し ,4
日ごとに継代を行った。染色体のモー ド数は25本で倍化速度は約15時間である。 umu試験で用いる Salmonellaか
'fJhimuriumT A 1535/pSKI002は大阪府立公衆衛生研究所小田美光 氏より供与を受けた。 3. 姉妹染色分体交換 CSCE)試験 直径 60mmのシャーレ(培養液 4ml)当り 105 個の細胞を播種し,培養2
日目に種々の濃度の被験 物質を ,5ーブロモー2'ーデオキシウリジン (5μg/m,l 終濃度)とともに添加して,2
4
時間処理した。細胞 採取2時間前にコルセミド (0.2μg/ml,終濃度) を加え,処理した。 トリプシン処理して細胞を回収 し, 75mM KClで低張処理後,冷却した酢酸ーメ タノール(1: 3)液で細胞を固定した。適当な濃度 の細胞浮遊液とし,スライドグラス上に滴下,乾燥 後ヘキス卜33258による蛍光染色ならびに2 %ギム ザ液で15分間染色して染色体標本を作製した。 顕微鏡下(1,000倍)でl用量につき25個の分裂 中期細胞を観察し, SCE頻度を計数した。また, l用量につき, 1, 000個 以 上 の 細 胞 を 観 察 し 全 細 胞中の分裂期細胞の割合(分裂指数, Mitotic In -dex)を求め,細胞毒性の指標とした。細胞毒性の ため,分裂中期細胞が得られなかった場合には,表 中には toxicと記入した。4
.
染色体異常試験 直径 60mmのシャーレ(培養液 4ml)当り 105 個 の 細 胞 を 播 種 し 培 養2
日目に種々の濃度の被験 物質を添加して ,2
4
時間処理した。細胞採取2
時間 前にコルセミド (0.2μg/ml,終濃度)を加え,処 理した。以下, SCE試験と同様に適当な濃度の細 胞浮遊液を調整し,スライドグラス上に滴下,乾燥 後2 %ギムザ液で15分間染色して染色体標本を作製 した。 食物学会誌・第48号 顕徴鏡下(1,000倍)でl用量につき100個の分裂 中期細胞を観察し,構造異常および染色体数の異常 を持った細胞を計数した。染色体異常の分類は,日 本環境変異原学会・晴乳動物試験分科会によって編 集されたアトラス14)に準じて行った。また, SCE と同様の方法で分裂指数を求めた。5
.
umu
試験 Salmonellaか
ρ
himuriumTA 1535/pSKI002を使 用して, Odae
t
a
1
15, 16)の方法に準拠して行った。 すなわち, LB培地(トリプトン 1%,酵母エキス 0,5%,食塩0.5%にアンピシリン 25μg/mlの割合 で、加えたもの)にて一夜培養した菌液をTGA培地 (トリプトン 1%,食塩0.5%, ク事ルコース0.2%に アンピシリン 20μg/mlの割合で、加えたもの)で50 倍 に 希 釈 し さ ら に370Cで培養した。菌濃度が, 0.25-0.30 (A600) に達したとき,この菌液2.9ml および被験物質を溶解した試料 0.1mlを試験管に 加えて,さらに2時間培養した。この菌液 0.2ml を菌体内に産生されたF
ーガラクトシダーゼ活性の 測定に,残りを菌の渇度 (A600) 測定に用いたos
-ガラクトシダーゼ活性はMillerの方法17)により測 定し,次式により活性値を測定した。 月一ガラクトシダーゼ活性値 (unit) = 1000 (A420-1. 75・A550)/
t
.
v . A600 t=反応時間(分)v=O.l
(菌液希釈率)1
1
1
.
結
果
1
.
CHL細胞での M XのSCE誘発 CHL細胞を用いた直接法による M XO
.
25~20 μg/mlの濃度範囲での SCE誘発能の観察結果を Table 1に示す。 O.25~ 5μg/mlの分裂指数の低下 が見られない濃度範囲でchemical-freecontrolとの 聞に有意差があること (p<O.01),また濃度依存性 のSCE誘発能が認められた。 10μg/mlの濃度では 分裂指数の著しい低下は認められなかったものの, SCEの観察は不能であった。 20μg/mlの濃度では, 分裂中期の染色体は全く認められなかった。 0.05 μg/mlの濃度でSCEの平均値は21.00と最高値を示 し , 陽 性 物 質 と し て 実 施 し た ア ド リ ア マ イ シ ン 0.05μg/mlの濃度での SCEの平均値と近似してお り, M XのSCE誘発能の強さは,アドリアマイシ ンの約100分のlであるといえる。 2. CHL細胞での M Xの染色体異常誘発 CHL細胞にM Xを, 1.25~20μg/ml の濃度範囲 で,2
4
時間作用させた場合の染色体構造異常頻度な平 成5年12月(1993年) - 19 Table
1
.
Sister chromatid exchanges induced by M X in CHL cells Chemical dose (μg/ml) M X 0.25 0.5 1.0 2.0 5.0 10.0 20.0 ADM 0.025 0.05 0.1 chemical-free control Mitotic in(%de) x 5.2 4.4 5.2 6.4 3.0 1.7。
2.8 2.5 2.2 5.5 SCE Mean土SD 11.38土3.301) 11. 68:t4. 291) 11. 90:t3. 251) 14. 16:t4. 801) 21.00:t4. 901) toxic toxic 13.64土2.911) 22.48土4.301) 24.20土3.451) 7.42:t2.13 Range 7-20 4-25 7-26 9-26 15-27 9-19 16-31 18-30 3-12 1)Significantly different from control, p<O. 01 らびに異常細胞出現頻度(%)の観察結果をTable2 に示す。1.25~10μg/ml の分裂指数の低下がみら れない濃度範囲で, ctg(染色分体ギャップ), ctb (染色分体切断), cte(染色分体交換)など染色分 体型の異常が認められ,異常細胞出現頻度もゆるや かな濃度依存性の誘発が観察された。しかしその 最大値は, 10μg/mlで5.5%であり,陽性対照物質 のアドリアマイシンで染色分体ギャップ,切断およ び交換型構造異常の著明な増加がみられることと比 較しでも, M Xの染色体異常誘発能は極めて弱し、こ とが伺われた。 化学物質の染色体異常試験の定量的評価を行うこ とによって,相対的な強さの比較が実施されている。 その判定基準としては,構造異常の細胞出現頻度が 10%以上の物質についてのみ行われることになって おり,本実験で実施したM Xの染色体異常試験の 結果は疑陽性であった。 3.umu
試験での M Xのs
o
s
反応誘導能 Fig. 2に示すようにM Xは, O.05~0. 42μg/ml の低い濃度範囲で, SOS反応誘導の指標である戸ー ガラクトシダーゼ活性の上昇を認め,それ以上の濃 度では活性は低下した。I
V
.
考 察
フミン質の塩素処理に伴って生成する M XはS
a
l
m
o
n
e
l
l
a
か
ρ
h
i
m
u
r
i
u
m
TA 100株を用いたAmes Table 2. Chromosome aberration induced by M X in CHL cells Chemical Mitotic aberrant dose index ctg ctb cte csg csb cse total c(e%ll)s (μg/ml) (%) M X 1.25 4.2。 。 。 。 。
0.5 2.5 3.9 3。 。 。 。
4 2.0 5.0 4.2 5。 。 。
7 3.5 10.0 2.4 3 4 4。 。 。
11 5.5 20.0。
toxic ADM 0.025 5.3 8 10 21。 。 。
39 28 0.05 2.7 37 38 127。 。 。
202 73 0.1 3.0 28 102 266。 。 。
396 92 chemical-free 7.1。 。 。 。 。 。 。
。
controlctg; chromatid gap, ctg; chromatid break, cte; chromatid exchange, csg; chromosome gap, csb; chromosome break, cse; chromosome exchange
2
0
-r、司 ~
; 1
0
0
0
、 ー_, 〉、 ~ 〉 -ー~ ιJ 帽。
ω c甘 -0 ω。
~ (.) C司-
cd c ) qユ5
0
0
。
。
0
.
5
門Xd
o
s
e
(μg/m
1)F
i
g
.
2
.
D
o
s
e
-
r
e
s
p
o
n
s
e
r
e
1
a
t
i
o
n
s
h
i
p
between
SOS-i
n
d
u
c
i
n
g
a
c
t
i
v
i
t
y
and d
o
s
e
o
f
M X
試験で,1
nmol
当り約1
3
,0
0
0r
e
v
e
r
t
a
n
t
s
を示す極 めて活性の強い直接変異原物質であるlOL水道水の 総変異原活性の20-50%
寄与しているとの報告もみ られる12,13LK
i
n
a
e
et all8)による日本での1
0
都市の水道水中M X
濃度を測定した結果から,大阪の水道水にはリ ットル当り最大3
3ng
含まれているなど大都市の水 道水には,地方都市に比較して多く含まれているこ とも明らかにされてきた。 今回,我々はM X
をi
nv
i
t
r
o
での輔乳動物細胞の 系と徴生物の系での変異原性を比較検討した。その 結果,CHL
細胞でSCE
誘発能のあることを認、めた が , 染 色 体 異 常 誘 発 能 は 疑 陽 性 と 判 断 し た 。 Salmonelおか
ρ
himuriumTA
1535/pSK1002
を用L、 るumu
試験では,O
.
05~0.42μg/ml
の濃度でSOS
反応誘導能のあることを認め,微生物の系と晴乳動 物細胞の系での変異原活性との聞には大きな差があ ることが明らかとなった。SCE
および染色体異常 誘発能に関しては,Brungborg
et all9)は,V79
細 胞でSCE
誘発能があることを,M
e
i
e
r
et all3)は,CHO
細胞で染色体異常誘発能のあることを報告し ている。M X
の発癌性試験の結果は,現段階では明らかに されていないが,i
n
v
i
t
r
o
での徴生物と晴乳動物細 胞でのこれまでに報告されている結果から判断する と,徴生物の系で観察されている極めて強い変異原 活性は,晴乳動物細胞の系では認められていない。i
n
v
i
v
o
での実験結果でも,Meier
et a113)は,S
w
i
s
s
-
W
e
b
s
t
e
r
系マウスへのL
D
s
o
(12
8
mg/kg)
の70%
の経口投与でも,マウス骨髄で小核の誘発が認 められなかったことを,Brungborg
et a119)は, 食物学会誌・第4
8
号W
i
s
t
e
r
系ラットへの経口投与で,小腸,大腸,胃, 肝,腎,肺,骨髄,跨脱,皐丸などいずれの組織に も,アルカリ溶出法でのDNA
損傷は認められなか ったことを報告している。 最近,Ames
法で陰性の非変異・癌原物質が問題 となってきている。その作用を主として発癌プロ モータ一作用によるものとの考えがなされ,種々の 検出法も検索されている。F
u
r
i
h
a
t
a
et a120)は,M X
の経口投与後のラット 胃幽門腺部粘膜で,アルカリ溶出法でのDNA1
本 鎖切断の誘導能を指標としたイニシエータ一作用の みならず,オルニチン脱炭酸酵素および複製DNA
合成誘導を指標としたプロモータ一作用が認められ たことを報告している。M X
の発癌性の有無はし、ずれ明らかにされるであ ろうが,M X
の変異原性を様々な試験法から総合的 に評価していくことは,我々の身の回りに存在する 化学物質の変異原性と発癌性あるいは遺伝毒性とのgap
を考察する上で,重要な課題を提供してくれる ものと思われる。V.
要
約
フミン質の塩素処理に伴って生成し ,Salmonella tY.ρ
himuriumT
A 1
0
0
株を用いたAmes
試験で,極 めて強力な直接変異原物質であることが知られてい るM X
の変異原性を,CHL
細胞を用いたSCE
お よ び 染 色 体 異 常 試 験 な ら び に Salmonellaか
ρ
himuriumTA1535/pSK1002
を試験菌株に使用 したumu
試験により検討した。その結果,SCE
試 験では, O.25~5μg/m1 の濃度範囲で濃度依存性の 誘発能を示したが,染色体異常試験では疑陽性であ った。 一方,umu
試験では, O.05~0.42μg/m1
の低い 濃度範囲で良好な濃度依存性のSOS
反応誘導能を 示した。以上の結果より,M X
の晴乳動物細胞を用 いる系では,微生物の系で、みられるほどの強い変異 原活性は認められなかった。参 考
文
献
1
)
G
.
R
.
D
o
u
g
1
a
s
,E
.
R
.
Nestmann and G
.
L
e
b
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1
Environ. Health Perslりec.,6
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,8
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(19
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2
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F
.
F
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l
d
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g
and H
.
Horth
, Wat. Supply,4
1
0
3
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J
.
R
.
Meier,
Mutat. Res.,1
9
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,2
1
1
(
1
9
8
8
)
4
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