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第 5 次 三田市男女共同参画計画 ( 案 )

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三田市男女共同参画計画

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第1章 計画の基本的な考え方 ... 1 1 計画の位置づけ ... 1 2 計画の期間 ... 1 3 基本理念と基本目標 ... 2 4 計画の重点施策 ... 3 第2章 計画策定の背景 ... 5 1 第4次三田市男女共同参画計画策定後の世界・国・兵庫県の動き ... 5 2 男女共同参画にかかる社会の状況 ... 6 3 第4次三田市男女共同参画計画における成果指標・活動指標の達成度 ... 14 第3章 計画の内容... 17 1 計画の体系 ... 17 2 計画の内容 ... 19 第4章 計画の推進... 55 1 推進体制の整備・強化 ... 55 2 市民との協働の強化 ... 55 3 男女共同参画拠点の充実 ... 55 資 料 ... 57 1.「三田市男女共同参画市民意識調査」結果 ... 58 2.用語解説 (50 音順) ... 71 3.三田市男女共同参画推進委員会委員名簿 ... 76

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第1章

計画の基本的な考え方

計画の位置づけ

この計画は、 (1)「男女共同参画社会基本法」第14条第3項に基づく市町村基本計画で、国の 「第4次男女共同参画基本計画」及び兵庫県の「ひょうご男女いきいきプラ ン2020」を踏まえた計画です。 (2)「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」第2条の3第3項 に基づく「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護のための施策の実施に 関する基本的な計画(市町村基本計画)」を兼ねています。 (3)女性活躍推進法第6条の2に基づく「女性の職業生活における活躍の推進に関 する施策についての計画(市町村推進計画)」を兼ねています。 (4)まちの将来像に「ひと・まち・自然が輝く三田」を掲げる「第4次三田市総合 計画」に基づいた部門別計画で、「人権施策基本方針」の分野別施策の一つと して位置付けられています。 (5)市民や市内の事業者、地域活動団体、市民活動団体、教育機関等と力を合わせ て取組を進めるものです。

計画の期間

平成 30 年度(2018 年度)から5ヵ年を計画期間とし、平成 34 年度(2022 年度)を目標年次とします。

(4)

基本理念と基本目標

基本理念

基本理念

基本理念

基本理念

男女

男女

男女

男女

だれも

がともに

がともに

がともに

がともに認

認め

め合

合い

い輝

輝けるまち

けるまち

けるまち

けるまち

第4次三田市総合計画では、将来のまちのイメージの一つとして「人と人がつなが り、支え合うまち」とし、取り組み目標を「人権尊重のまちづくり:お互いが人権を 尊重しあうまちをつくりましょう」としています。 そのための取組の一つとして、今なお、社会の様々な分野において男女の不平等感 が残っており、男女が、互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、その個性と 能力を十分に発揮できる社会=男女共同参画社会の実現への施策の充実をめざしま す。

目標実現のための視点

第4次三田市男女共同参画計画の基本理念を踏襲・発展させ、子どもから高齢者ま で、男女 だれも がともに認め合い輝けるまちづくりを推進するため、以下の4つを目標実現 のための視点として掲げます。

◆男女平等の考え方が市民一人ひとりにいきわたる社会づくり

◆市民一人ひとりの多様な選択を可能にする社会づくり

◆ワーク・ライフ・バランスの実現できる社会づくり

◆弱者に対するあらゆる暴力を許さない社会づくり

3つの

3つの

3つの

3つの基本目標

基本目標

基本目標

基本目標

「男女 だれも がともに認め合い輝けるまち」に向けて「目標実現のための視点」に基づい た以下の基本目標を設定し、男女共同参画社会の実現に取り組みます。

(1)男女平等・男女共同参画意識の浸透・定着

(2)あらゆる分野における女性の活躍

(3)健康で安心して暮らせる社会の実現

(5)

計画の重点施策

本計画の3つの基本目標と今後10年の社会の動向、緊要な課題を踏まえ、以下の 8つを重点施策とします。(17P体系図内に【重点施策】と記載しています。)

1.男女平等・男女共同参画意識浸透のための広報・啓発活動の推進

男女平等・男女共同参画意識の浸透は、男女共同参画社会実現の要です。 しかし、平成 29 年度男女共同参画市民意識調査の結果では、依然として各分 野での男女平等感は低いままです。 広報・啓発には終わりはありません。幅広い対象者に向けて、多様な方法の中 からそれぞれ最適な方法を選び、効果的な広報・啓発活動を今まで以上に展開し ます。

2.一人ひとりの自立・職業意識を育む教育・学習の推進

性別に関わらず、経済的な自立は、男女共同参画社会を支える基本です。 これまでは、固定的な性別役割分担意識によって、女性の労働観・職業観は確 立されてきませんでした。 市民一人ひとりが経済的自立や自己実現できるために、また、今後の人口減少 社会を支えるために、個性と能力を活かして自立していけるよう、子どもの頃か らのキャリア教育が必要です。 学校園教育の場、地域等の場で総合的に推進します。

3.市役所における女性職員の能力開発と管理職への女性の参画拡大

経済活動や地域活動の中で女性は大いに活躍しています。 しかし、その中での政策・方針決定過程への女性の参画は多くありません。 女性が自らの希望と選択によって、あらゆる場面に参画できるよう、率先行 動として市役所における女性職員の能力開発や管理職登用を図り、女性の活躍 を推進します。

4.男女

だれも

がともに働き続けるための子育てや介護支援の充実

平成 29 年度男女共同参画市民意識調査では、男女共同参画社会実現のため に三田市が力を入れることとして、「安心して産み育てられる子育て環境づくり」 「高齢者・障がいのある人が安心して暮らせる環境づくり」がともに 50%を超 える高い割合で選ばれています。 行政による取組の充実はもとより、地域活動団体や市民活動団体等との協働・ 連携により、地域の中で子育てや介護等を支えていくしくみを充実します。

(6)

5.地域活動・市民活動、地域防災における男女共同参画の促進

これまで「男は仕事、女は家庭」といった固定的な性別役割分担意識によっ て、男性の生き方は仕事優先が当たり前とされてきました。 しかし、平成 29 年度男女共同参画市民意識調査の結果でもわかるように、「家 庭生活を大切にしたい」とする男性は約 80%、「地域活動や趣味、学習などを 大切にしたい」とする男性は約 50%です。 男性の家庭生活や地域活動への参加・参画を推進するとともに、多発する自然 災害に備え、防災分野への女性の参画を拡大し、地域における多様な視点を反映 した防災体制を確立します。

6.妊娠・出産等に関する健康支援

女性が主体的に安心して妊娠・出産・子育てができるよう、妊娠・出産期か ら子育て期までの一貫した母子保健サービスの提供をします。 また、若者に向けては、自尊感情の形成、相手への思いやりがデートDVの予 防にもつながることから、その視点に立った健康に関する情報提供、学習機会の 提供を進めていきます。

7.

配偶者等からの暴力の防止及び被害者の保護・自立に向けた支援の充実

女性や子ども等弱者に対する暴力は、人権侵害の最たるものであり、男女共同 参画社会実現の障壁になるものです。 特に配偶者等からの暴力(ドメスティック・バイオレンス(DV))について は、三田市配偶者暴力相談支援センターを中心にDV防止から被害者への長期的 支援までの施策を充実させます。

8.高齢、障害、外国人等、生活上の困難に直面する人々への支援

非正規雇用労働者やひとり親、高齢等、生活上の困難に陥りやすい人が増加し ています。また、障害があること、外国人であること等に加え女性であることで、 複合的に困難な状況にある場合もあり、人権尊重の観点から配慮が必要な人に対 して一人ひとりの生き方に沿った支援を充実させます。 また、性的マイノリティであることを理由として困難な状況に置かれている人 を支援するとともに、多様な性自認や性的指向が認められるための情報提供、学 習機会の提供を進めていきます。

(7)

第2章

計画策定の背景

第4次三田市男女共同参画計画策定後の世界・国・兵庫県の

動き

世界 国 兵庫県 平成 22 (2010)年 ◆ 国 連 「 北 京 + 15 」 記 念 会 合(ニューヨーク) ◆ APEC 第 15 回 女 性 リ ー ダ ー ズ ネットワーク(WLN)会合 ◆ 第 8 回 男 女 共 同 参 画 担 当 者 ネットワーク(GFPN)会合 ◆「仕事と生活の調和(ワーク・ラ イ フ・ バラ ン ス) 憲章」 及 び「 仕 事と生活の調和推進のための 行動指針」改定 ◆「 第3 次男女共同参画 基 本計 画」閣議決定 ● 「 新 ひ ょ う ご 子 ど も 未 来 プ ラ ン」策定 ●青少年課男女家庭室から男 女家庭室に名称変更 平成 23 (2011)年 ◆ 「 ジ ェ ン ダ ー 平 等 と 女 性 の エ ン パ ワ ー メ ン ト の た めの国連機関(略称:UN Woman)」発足 ●「新ひょうご男女共同参画 プラン 21」策定 平成 24 (2012)年 ◆「育児・介護休業法」改正の全 面施行 ◆「「女性の活躍促進による経済 活性化」行動計画」策定 ●「第4次男女共同参画兵庫 県 率 先 行 動 計 画 - ひ ょ う ごアクション8-」策定 ● 男 女 家 庭 室 か ら 男 女 家 庭 課に名称変更 平成 25 (2013)年 ◆ 若 者 ・ 女 性 活 躍 推 進 フ ォ ー ラ ムの開催、提言 ◆「 配偶者 から の 暴力の 防 止及 び 被 害 者 の 保 護 等 に 関 す る 法 律 」 改 正 ( 平 成 26 年 1 月 施 行) ◆「日本再興戦略」(平成 25 年 6 月 14 日閣議決定)の中核に 「 女 性 の 活 躍 推 進 」 が 位 置 づ けられる ◆「改正ストーカー規制法」成立 平成 26 (2014)年 ◆ 第 58 回 国 連 婦 人 の 地 位 委員会「自然災害に おけ る ジ ェ ン ダ ー 平等 と女性 の エ ンパワメント」決議案採択 ◆ 「 日 本 再 興 戦 略 」 改 訂 2014 ( 平 成 26 年 6 月 24 日 閣 議 決 定 ) に 「 『 女 性 が 輝 く 社 会 』 の 実現」が掲げられる ●「 兵庫県DV 防止・ 被害者保 護計画」策定 平成 27 (2015)年 ◆G7首脳宣言(2015 年エ ル マ ウ ・ サ ミ ッ ト ) で 女 性 の 起 業 、 経 済 的 能 力 の 強 化 について採択 ◆第 59 回国連婦人の地位 委員会(国連「北京+20」記 念会合)(ニューヨーク) ◆第3 回国連防災 世界会議 ( 仙 台)「仙台防災枠組」の策定 ◆「女性活躍加速の ための 重点 方針 2015」決定 ◆「女性活躍推進法」成立 ◆「 第4 次男女共同参画 基 本計 画」閣議決定 ●「第5次男女共同参画兵庫 県 率 先 行 動 計 画 - ひ ょ う ごアクション8-」策定 ●「ひょうご子ども・子育て 未来プラン」策定 ●「兵庫県地域創生戦略」策 定 平成 28 (2016)年 ◆「女性活躍加速の ための 重点 方針 2016」決定 ◆「改正ストーカー規制法」成立 ●「ひょうご男女いきいきプラン 2020」策定

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6 15,696 22,941 23,657 19,319 16,051 14,634 12,117 10,710 9,752 9,161 8,572 42,008 63,324 74,881 77,833 78,588 73,966 70,897 65,884 60,495 56,143 51,964 6,811 9,979 13,084 16,104 19,286 23,952 29,316 33,498 36,995 38,316 38,618 10 .6 10 .6 10 .6 10 .6 10 .410 .410 .410 .4 1 1.7 1 1.71 1.7 1 1.7 14 .2 14 .214 .2 14 .2 16 .9 16 .9 16 .9 16 .9 2 1.32 1.32 1.32 1.3 26 .1 26 .1 26 .1 26 .1 30 .4 30 .4 30 .4 30 .4 34 .5 34 .5 34 .5 34 .5 37.0 37.037.0 37.0 3 8.9 3 8.9 3 8.9 3 8.9 2 4.3 2 4.3 2 4.3 2 4.3 23.8 23.8 23.8 23.8 2 1.2 2 1.22 1.2 2 1.2 17 .1 17 .1 17 .1 17 .1 1 4.1 1 4.1 1 4.1 1 4.1 13 .0 13 .013 .0 13 .0 1 0.8 1 0.8 1 0.8 1 0.8 9. 7 9. 7 9. 7 9. 7 9 . 1 9 . 19 . 1 9 . 1 8. 88. 88. 88. 8 8 . 68 . 68 . 68 . 6 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 1990 平成2 1995 平成7 2000 平成12 2005 平成17 2010 平成22 2015 平成27 2020 平成32 2025 平成37 2030 平成42 2035 平成47 2040 平成52 65歳以上 15~64歳 15歳未満 高齢化率 少子化率 (人) (%) (年) 64,560 96,279 111,737 113,572 114,216 112,691 112,330 110,092 107,242 99,154 103,620 実績値 推計値

男女共同参画にかかる社会の状況

(1) 人口減少、少子高齢化、生産年齢人口の減少 平成 22 年をピークに人口は減少し、少子高齢化も加速していく中、固定的な性別 役割分担意識にとらわれず、老若男女が協力して住みよい社会づくりを進めていくこ とが重要です。 図表1 年齢 3 区分別人口と少子高齢化の推移(三田市) 注1)実績値の総数には年齢「不詳」を含むため、各年齢別人口の合計とは一致しない。 2)高齢化率・少子化率は、総数から年齢「不詳」を除いた人口を分母として算出している。 資料:総務省「国勢調査」(平成 2 年~27年)、国立社会保障・人口問題研究所 「日本の地域別将来推計人口(平成 25 年 3月推計)」(平成 32年~52年)

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7 357 527 856 1,225 1,672 2,056 79 144 262 429 644 831 436 671 1,118 1,654 2,316 2,887 0 1,000 2,000 3,000 4,000 平成2 7 12 17 22 27 女性 男性 (世帯) (年) 13.8 14.0 14.9 17.5 21.1 21.6 13.4 15.0 16.7 18.2 20.1 22.8 47.6 50.1 49.4 45.3 40.9 38.5 4.4 4.5 5.3 6.6 7.1 7.2 0.9 0.7 0.8 0.9 1.1 1.2 19.9 15.5 12.7 11.2 9.3 8.3 0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 3.44 3.443.44 3.44 人人人人 3.32 3.32 3.32 3.32 人人人人 3.18 3.18 3.18 3.18 人人人人 2.99 2.99 2.99 2.99 人人人人 2.77 2.77 2.77 2.77 人人人人 2.66 2.662.66 2.66 人人人人 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 0% 20% 40% 60% 80% 100% 平成2 7 12 17 22 27 非親族世帯 その他の 親族世帯 男親と子ども からなる世帯 女親と子ども からなる世帯 夫婦と子ども からなる世帯 夫婦のみの世帯 単独世帯 世帯人数 (年) (人) (2)世帯の縮小、単身高齢者における女性割合の高さ 単独世帯、夫婦のみの世帯が増加しています。また、ひとり親家庭も 8.4%です。 地域で支え合うしくみづくりが求められています。ひとり暮らしの高齢者は増加し、 そのうち女性の占める割合は、平成 27 年では 71.2%です。高齢者の課題は女性の 課題でもあります。 図表2 世帯類型別割合と一世帯あたりの人数の推移(三田市) 注1)世帯類型別割合は、総数から世帯類型「不詳」を除いた世帯数を分母として算出している。 2)世帯人数は、一般世帯人員を一般世帯数で除した数。 資料:総務省「国勢調査」 図表3 性別にみた 65 歳以上の単独世帯数の推移(三田市) 資料:総務省「国勢調査」

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8 13.5 13.5 13.5 13.5 59.9 59.9 59.9 59.9 92.4 92.4 92.4 92.4 95.2 95.2 95.2 95.2 95.3 95.3 95.3 95.3 94.8 94.8 94.8 94.8 95.5 95.5 95.5 95.5 96.7 96.7 96.7 96.7 95.4 95.4 95.4 95.4 83.2 83.2 83.2 83.2 34.6 34.6 34.6 34.6 14.2 14.2 14.2 14.2 64.6 64.6 64.6 64.6 83.0 83.0 83.0 83.0 68.0 68.0 68.0 68.0 62.6 62.6 62.6 62.6 70.5 70.5 70.5 70.5 74.4 74.4 74.4 74.4 73.8 73.8 73.8 73.8 64.7 64.7 64.7 64.7 46.7 46.7 46.7 46.7 14.6 14.6 14.6 14.6 13.9 67.0 79.6 69.5 68.1 72.3 75.0 73.5 65.5 46.9 14.1 14.7 69.5 81.4 73.5 72.7 76.0 77.9 76.2 69.4 52.1 16.7 0 20 40 60 80 100 15~19 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~ 三田市(男性) 三田市(女性) 兵庫県(女性) 全国(女性) (%) (歳) 10,276 16,083 20,023 23,041 24,236 24,050 18,551 28,171 31,979 32,634 31,994 30,740 39.7 39.7 39.7 39.7 40.9 40.940.9 40.9 42.5 42.542.5 42.5 45.6 45.6 45.6 45.6 48.5 48.548.5 48.5 48.548.548.548.5 77.9 77.9 77.9 77.9 78.178.178.178.1 73.8 73.8 73.8 73.8 70.7 70.7 70.7 70.7 69.6 69.669.6 69.6 68.2 68.2 68.2 68.2 0 20 40 60 80 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 平成2 7 12 17 22 27 労働力人口(女性) 労働力人口(男性) 就業率(女性) 就業率(男性) (人) (%) (年) (3)女性の労働の課題は、年齢階級別労働力がM字曲線を描き、非正規雇用が多数 を占めること 三田市の女性の就業率をみると、平成 27 年では 48.5%で 15 歳以上では2人に 1 人弱が働いています。また、年齢階級別労働力率をみると、特に35~39歳での 割合が低いM字曲線を描いています。 全国のデータでは、男女ともに非正規雇用者が増加し、特に女性の場合は、56.6% で半数を超えています。働き方の違いで賃金を比較した場合、平成 26年をみると、 男性一般労働者の給与水準を 100とした場合、女性一般労働者のそれは 72.2、短 時間労働者では男性 55.7・女性 50.4 で、格差の大きいことがわかります。 図表4 労働力人口と就業率の推移(三田市) 資料:総務省「国勢調査」 図表5 女性の年齢階級別労働力率(全国・兵庫県・三田市) 注)労働力率は、15 歳以上人口に占める労働力人口(就業者+完全失業者)の割合。 資料:総務省「国勢調査」(平成 27年)

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9 92.6 91.1 82.3 78.2 3.3 5.2 8.6 10.5 4.1 3.7 9.1 11.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 昭和60年 平成7年 17年 26年 正規の職員・従業員 パート・アルバイト その他(労働者派遣事業所の派遣社員,契約社員・嘱託,その他) <男性> 67.9 60.9 47.5 43.3 28.5 35.5 40.7 44.3 3.6 3.7 11.8 12.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% <女性> 60.2 71.3 72.2 55.4 55.1 55.7 42.9 50.7 50.4 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 女性一般労働者の給与水準 男性短時間労働者の給与水準 女性短時間労働者の給与水準 平 成 元 (%) (年) (年) 図表6 雇用形態別にみた役員を除く雇用者の構成割合の推移(全国) 注)昭和 60 年と平成7年は、総務庁「労働力調査特別調査」(各年2月)より、17 年以降は総務省「労 働力調査(詳細集計)」(年平均)より作成。「労働力調査特別調査」と「労働力調査(詳細集計)」と では、調査方法、調査月等が相違することから、時系列比較には注意を要する。 資料:内閣府「男女共同参画白書」平成 27 年版 図表7 労働者の1時間当たり平均所定内給与格差の推移 (男性一般労働者の給与水準を 100 とした場合)(全国) 注1)厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より作成。 2)「一般労働者」は、常用労働者のうち、「短時間労働者」以外の者をいう。 3)「正社員・正職員」とは、一般労働者のうち事業所で正社員、正職員とする者をいう。 4)「短時間労働者」は、常用労働者のうち、1日の所定労働時間が一般の労働者よりも短い又は1日の 所定労働時間が一般の労働者と同じでも1週の所定労働日数が一般の労働者よりも少ない労働者を いう。 5)男性一般労働者の1時間当たり平均所定内給与額を 100 として、各区分の1時間当たり平均所定内 給与額の水準を算出したものである。 資料:内閣府「男女共同参画白書」平成 27 年版

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10 5.7 8.1 11.2 15.3 19.5 28.3 18.4 16.3 13.0 12.1 9.6 10.0 37.3 37.7 39.3 40.4 42.8 33.9 35.5 34.6 32.8 28.4 24.0 23.6 3.1 3.4 3.8 3.8 4.1 4.2 0% 20% 40% 60% 80% 100% 昭和60~ 平成元 平成2~6 7~11 12~16 17~21 22~26 就業継続(育休利用) 就業継続(育休なし) 出産退職 妊娠前から無職 不詳 (子供の出生年) 60.8% 39.2% 60.7% 39.3% 61.9% 38.1% 59.5% 40.5% 無職 46.9% 有職 53.1% 第1子 出産前 有職者の 出産後 就業状況 59.6% 40.4% 日本 米国 英国 フランス ドイツ スウェーデン ノルウェー 3:12 3:21 3:00 2:30 2:46 2:53 1:07 1:13 1:07 0:59 0:40 1:00 1:09 0:39 0:00 2:00 4:00 6:00 8:00 <夫> (時間) 5:26 5:29 6:11 5:49 6:09 5:39 7:41 2:17 2:10 2:18 1:57 2:22 2:29 3:22 0:00 2:00 4:00 6:00 8:00 <妻> (時間) 家事・育児関連時間 うち育児の時間 (4)子育て期の女性に過度の育児負担 平成 22~26 年のデータをみると、第一子出産前後に就業を継続する割合は、 53.1%と半数以上が就業継続していますが、46.9%は辞めています(図表8)。 また、平成 23 年における 6 歳未満の子どもを持つ夫の家事・育児関連時間(1 日当たり)は 67分と、他の先進国と比較して低くなっています(図表9)。男女が ともに自身の希望にそった仕事と生活の調和が実現するためには、男性の長時間労働 の見直しが重要です。 図表8 子どもの出生年別第 1 子出産前後の妻の就業経歴(全国) 注1)国立社会保障・人口問題研究所「第 15 回出生動向基本調査(夫婦調査)」より作成。 2)第1子が1歳以上 15 歳未満の初婚どうしの夫婦について集計。 3)出産前後の就業経歴 就業継続(育休利用)-妊娠判明時就業~育児休業取得~子供1歳時就業 就業継続(育休なし)-妊娠判明時就業~育児休業取得なし~子供1歳時就業 出産退職 -妊娠判明時就業~子供1歳時無職 妊娠前から無職 -妊娠判明時無職~子供1歳時無職 資料:内閣府「男女共同参画白書 平成 29年度版」 図表9 6歳未満の子どもを持つ夫婦の家事・育児関連時間の国際比較(1日当たり)

注1)総務省「社会生活基本調査」(平成 23年)、Bureau of Labor Statistics of the U.S. “American Time Use Survey”(2015)及び Eurostat “How Europeans Spend Their Time Everyday Life of Women and Men”(2004)より作成。

2)日本の値は、「夫婦と子供の世帯」に限定した夫と妻の1日当たりの「家事」、「介護・看護」、「育児」 及び「買い物」の合計時間(週全体平均)。

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11 84.60 86.83 86.99 72.65 73.62 74.21 77.72 80.50 80.75 69.40 70.42 71.19 60 65 70 75 80 85 90 平成 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 平均寿命(女性) 健康寿命(女性) 平均寿命(男性) 健康寿命(男性) (歳) (年) (5)健康寿命は平均寿命より男女で 10 年前後低い 平均寿命、健康寿命ともに年々伸びているものの、健康寿命が平均寿命を大幅に 下回っています。 図表 10 男女別平均寿命と健康寿命の推移(全国) 注1)平均寿命は、平成 12 年、17 年、22年及び 27年は厚生労働省「完全生命表」、その他の年は厚生 労働省「簡易生命表」より作成。健康寿命は、13年から 22年は厚生労働科学研究費補助金「健康 寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」、25 年は厚生労働省資料より 作成。 2)健康寿命は、日常生活に制限のない期間。 資料:内閣府「男女共同参画白書 平成 29年度版」

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12 1,731 728 809 214 1,938 2,097 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000 2,200 平成15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 児童買春事件 児童ポルノ事件 (件) (年) 105 82 87 375 2,503 2,486 36 3,500 3,707 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 平成 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 殺人 傷害 暴行 (件) (年) (6)女性や子どもに対する暴力 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(以下、「配偶者暴力防 止法」という。)の施行(13 年 10 月)後、警察が把握する配偶者からの暴力事案 は増加を続けています。平成 28 年は、傷害は 2,486 件と前年に比べ減少しました が、暴行は 3,707 件と前年と比較して増加しています(図表 11)。 また、図表 12 をみると、児童買春事件の検挙件数は減っていますが、その逆に児 童ポルノ事件の検挙件数は増えています。SNS等の活用について等、正しい情報の 提供やメディアリテラシー教育が必要です。 図表 11 夫から妻への犯罪の検挙件数の推移 注)警察庁資料より作成。 資料:内閣府「男女共同参画白書 平成 29年度版」 図表 12 児童買春及び児童ポルノ事件の検挙件数の推移(全国) 注)警察庁「平成 28 年における少年非行、児童虐待及び児童の性的搾取等の状況について」より作成。 資料:内閣府「男女共同参画白書 平成 29年度版」

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13 46.6 14.5 31.6 11.1 10.1 48.2 12.2 51.1 28.7 13.7 25.1 11.6 10.1 21.7 11.3 0 10 20 30 40 50 60 70 80 単 身 夫 婦 の み 単 身 夫 婦 の み 夫 婦 と 未 婚 の 子 母 子 世 帯 父 子 世 帯 夫 婦 と 未 婚 の 子 母 子 世 帯 女性 男性 (%) 勤労世代(20~64歳) 高齢者世代(65歳以上) 子ども世代(20歳未満) (7)高齢単身女性世帯や母子家庭での相対的貧困率は高い 高齢の単身女性、母子世帯の相対的貧困率が高くなっています。高齢女性、母子 世帯への支援が望まれます。 図表 13 年代別・世帯類型別相対的貧困率(全国) 注1)厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成22年)を基に、男女共同参画会議基本問題・影響調査専門 調査会女性と経済ワーキング・グループ(阿部彩委員)による特別集計より作成。 2)相対的貧困率は、可処分所得が中央値の 50%未満の人の比率。 3)調査対象年は平成 21 年。 資料:内閣府「男女共同参画白書」平成 24 年版

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第4次三田市男女共同参画計画における成果指標・活動指標

の達成度

基本目標 No 項目 計画策定時 (平成 24 年度) 目標 (平成 29 年度) 現状値 (平成 28 年度) 1 男 女 共 同 参 画 に つ いて知ろう・学ぼう 1 社 会 全 体 に お い て 男 女 の 地 位 が 平 等になっていると思う割合 17.7% 25.0% 女性 14.2% 男性 25.0% 全体 18.3% 2 「 男 は 仕 事 、 女 は 家 庭 」 と い う 考 え 方 に 共感する 割合( 「 同感す る 」 と「 どち らかといえば同感する」の合計) 43.7% 37.0% 女性 31.8% 男性 38.8% 全体 34.6% 3 高校生の「男は仕事、女は家庭」とい う 考 え 方 に 共 感 す る 割 合 ( 「 同 感 す る 」 と 「 ど ち ら か と い え ば 同 感 す る 」 の 合計) 37.4% 25.0% 2 男女ともに仕事も生 活も大切にしよう 4 家 庭 生 活 に お い て 男 女 の 地 位 が 平 等になっていると思う割合 27.9% 40.0% 女性 23.2% 男性 41.4% 全体 30.2% 5 自 治会 や N P O な どの 地域活 動 の 場 において男女の地位が平等になって いると思う割合 47.7% 50.0% 女性 37.4% 男性 52.3% 全体 42.5% 6 就 業 機 会 に お い て 男 女 の 地 位 が 平 等になっていると思う割合 16.9% 20.0% 女性 17.7% 男性 30.6% 全体 22.4% 7 職 場 に お い て 男 女 の 地 位 が 平 等 に なっていると思う割合 24.4% 30.0% 女性 18.3% 男性 23.7% 全体 20.0% 8 女性の就業率 ( 現状値は平成17 年 国勢調査) 45.2% 増加 45.6% ( 平 成 27 年 国勢調査) 3 男 女 と も に 安 心 ・ 元 気に暮らそう 9 悩 み ご と や ス ト レ ス を 持 っ て い な が ら 相談していない人の割合 42.4% 30.0% 女性 38.1% 男性 61.9% 全体 46.6% 10 家 庭 で 問 題 が 生 じ て も 、 家族 以 外 の 人の 世話に な りたくな いと思う人の 割 合(「そう思う」と「どちらかといえばそう 思う」の合計) 50.0% 減少 女性 8.0% 男性 14.1% 全体 10.3% 4 男女間をはじめあら ゆ る暴力に悩む人をな くそう 11 DVの認知度 78.3% 90.0% 女性 85.2% 男性 79.6% 全体 82.8% 12 デートDVの認知度 28.7% 60.0% 女性 34.8% 男性 30.9% 全体 33.1% 13 D V ・ デ ー ト D V 被 害 に あ っ て も 「 何 も しなかった」人の割合 35.7% 減少 女性 24.8% 男性 41.5% 全体 28.6% 5 男女ともにまちづくり や様々な分野での意思 決定の場で活躍しよう 14 市 の 審 議 会 な ど の 附 属 機 関 等 に お ける女性委員の割合 30.4% (23年度) 35.0% 30.5% (28年度) 15 第 4 次男女共同参画計画を知って いる人の割合 - 50.0% 女性 2.9% 男性 3.6% 全体 3.1%

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15 【行政の活動指標】 基本目標 No 項目 計画策定時 (平成 24 年度) 目標 (平成 29 年度) 現状値 (平成 28 年度) 1 男 女 共 同 参 画 に つ いて知ろう・学ぼう 1 若 年 層 や 団 塊 の 世 代 等 に 応 じ た テ ーマによる男女共同参画に関する啓 発 講 座 等 の 開 催 数 ( ま ち づ く り 協 働 センター) 6講座 継続実施 6講座 2 広 報 紙 へ の 男 女 共 同 参画 に 関 す る 啓 発 記 事 の 掲 載 数 ( ま ち づ く り 協 働 センター) 6回 (23年度) 継続実施 6回 3 地 域 サ ロ ン 等 地 域 で の 男 女 共 同 参 画に関する出前講座等開催数(まち づくり協働センター) 未実施 2回/年 2回/年 4 男 女 共 同 参 画 に 関 す る 講 座等 の 修 了 生 を 対 象 と し た ス テ ッ プ ア ッ プ 型 講座等開催数 ( まち づくり協働セン ター) 未実施 2回/年 2回/年 5 学 校 に 対 す る 男 女 共 同参 画に 関 す る 学習プログラ ムの 企画数(まち づく り協働センター) 3企画 4企画/年 4企画/年 2 男女ともに仕事も生 活も大切にしよう 6 男性を対象とした家事・子育て・介護 に 関 す る 講 座 等 開 催 数 ( ま ち づ く り 協働センター) 1回 (23年度) 2回以上 2回 7 事業者を対象としたワーク・ライフ・バ ラ ン ス等 に つ い て の 講 座数( 産 業 政 策課・まちづくり協働センター) 1回 (23年度) 増加 5回 8 多 世 代 交 流 館 子 育 て 交 流 ひ ろ ば ・ 駅 前 子 育 て 交 流 広 場 ・ 地 域 子 育 て 支援セン ター・ 駒ヶ谷運動公園子育 て交流ひろばの利用者数(健やか育 成課) 90,314人 (22年度) 108,000人 125,436人 9 母 子・ 父子 自立 支援 プ ロ グラ ム 策定 事業(こども支援課) 11回 (23年度) 継続実施 0回 10 再 就 職希 望者 等 に 対 す る 能力 開 発 に 関 す る 講 座 等 開 催 数 ( ま ち づ く り 協働センター) 2回 (23年度) 継続実施 3回 11 家 族 経 営 協 定 の 締 結 件 数 ( 農 業 創 造課) 2件 増加 7件 3 男女ともに安心・元気 に暮らそう 12 心の健康づくりに関する研修会等の 実施回数(健康増進課) 2回 (23年度) 増加 1回 13 女 性 の た め の 相 談 件 数 ( ま ち づ く り 協働センター) 478件 (23年度) 増加 1,200件 4 男女間をはじめあら ゆる暴力に悩む人をなく そう 14 DV・デートDV防止についての啓発 講座等開催数(まちづくり協働センタ ー) 1回 (23年度) 継続実施 2回 15 D V ・ デ ー ト D V に 関 す る 相 談 件 数 (まちづくり協働センター) 63件 (23年度) 増加 800件 (三田市配偶 者暴力相談支 援センター)

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16 16 DV・ デートDV被害者支援における 関係機関(三田警察・市関係課等)と の 連 携 回 数 ( ま ち づ く り 協 働 セ ン タ ー) 25回 (23年度) 増加 400回 (三田市配偶 者暴力相談支 援センター) 17 関係機関に よる DV ・ デート DV 防止 ネ ッ ト ワ ー ク 会 議 の 設 置 ( ま ち づ く り 協働センター) 未設置 設置 設置 5 男 女 と も に ま ち づ く り や 様 々 な 分 野 で の 意思決定の場で活躍し よう 18 人権・男女共同参画プラザの利用者 数(まちづくり協働センター) 4,000人 (24年度見込) 増加 5,000人 19 男 女 共同 参画 に 関す る 市民活 動 団 体 の 交 流 会 開 催 数 ( ま ち づ く り 協 働 センター) 未実施 1回/年 3回 20 男 女 共同 参画 に 関す る 職員研 修 数 (まちづくり協働センター) 2回 (23年度) 継続実施 4回 21 市 役 所 の 女 性 管 理 監 督 職 の 割 合 (人事課) 6.2% 10.0% 8.3% 【市民・事業所の活動指標】 基本目標 No 項目 計画策定時 (平成 24 年度) 目標 (平成 29 年度) 現状値 (平成 28 年度) 1 男 女 共 同 参 画 に つ いて知ろう・学ぼう 1 ま ち づ く り 協 働 セ ン タ ー 主 催 の 男 女 共 同 参 画 に 関 す る 記 念 講 演の 参 加 者数 144人 (23年度) 増加 145人 2 市 民 主 催 の 男 女 共 同 参画 に 関 す る 講座等開催数 - 10回/年 50回/年 2 男女ともに仕事も生 活も大切にしよう 3 ワーク・ライフ・バランスの推進等働き やすい職場づくりに 関する講座等の 参加者数 127人 (23年度) 増加 146人 3 男女ともに安心・元 気に暮らそう 4 40~64歳の特定健診の受診率 24.4% 30.0% 27.6% 4 男女間をはじめあら ゆる暴力に悩む人をな くそう 5 市民主催のDV・デートDV に関する 講座開催数 - 10回 1回 5 男 女 と も に ま ち づ く り や 様 々 な 分 野 で の 意 思 決定の場で活躍しよう 6 男 女 共同 参画 に 関す る 市民活 動 団 体 ( ま ち づ く り 協 働 セ ン タ ー 登 録 団 体)の数 5団体 増加 5団体

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第3章

計画の内容

計画の体系

基本 目標 基本課題 NO 取組の方向 1 男 女 平 等 ・ 男 女 共 同 参 画 意 識 の 浸 透 ・ 定 着 1 男女平等・男女共同参画意識 の醸成 1 男女平等・男女共同参画意識浸透のための広報・ 啓発活動の推進 【【【【重点施策重点施策重点施策重点施策】】】】 2 市職員等の男女平等・男女共同参画意識の向上 3 男女共同参画に関する調査・研究、情報収集・提 供の充実 4 メディアにおける男女共同参画と子ども・女性等 の人権の尊重 2 男女平等・男女共同参画に関 する教育・学習の推進 5 学校園における男女平等を推進する教育の充実 6 一人ひとりの自立・職業意識を育む教育・学習の 推進 【【【【重点施策重点施策重点施策】重点施策】】 】 7 多様な選択を可能にする学習機会の充実 2 あ ら ゆ る 分 野 に お け る 女 性 の 活 躍 3 政策・方針決定の場への女性 の参画拡大 8 市の審議会等への女性の参画拡大 9 市役所における女性職員の能力発揮と管理職への 女性の参画拡大 【【【【重点施策重点施策重点施策重点施策】】】】 10 事業所、農業組織、地域活動の場における女性の 参画拡大 11 女性リーダーの育成 4 就労の場における男女平等 の推進とワーク・ライフ・バ ランスの実現 【女性活躍推進計画】 12 雇用の分野における男女の均等な機会と待遇の確 保に向けた事業所への働きかけの強化 13 女性や若者の就労、再就職、起業等への支援 14 男女 だれも がともに働き続けるための子育てや介護支援 の充実 【【重点施策【【重点施策重点施策重点施策】】】】 15 男性の子育て・介護への参画を進めるための支援 5 地域における男女共同参画 の促進 16 地域活動・市民活動、地域防災における男女共同 参画の推進 【【【【重点施策重点施策重点施策】重点施策】】 】 17 まちづくり協働センターの活性化

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18 基本 目標 基本課題 NO 取組の方向 3 健 康 で 安 心 し て 暮 ら せ る 社 会 の 実 現 6 生涯を通じた心身の健康保 持・増進 18 男女の性差に基づく生涯にわたる健康づくりのた めの支援 19 妊娠・出産等に関する健康支援【【【【重点施策重点施策重点施策】重点施策】】 】 7 男女間をはじめあらゆる暴 力の根絶 20 女性や子ども等弱者に対する暴力の予防と根絶 21 セクシュアル・ハラスメントやストーカー行為等 の防止対策、相談の充実 22 配偶者等からの暴力の防止及び被害者の保護・自 立に向けた支援の充実 【【【【重点施策重点施策重点施策重点施策】】】 】 【DV防止基本計画】 8 貧困、高齢、障害等により困 難を抱えた人々が安心して 暮らせる環境の整備 23 高齢、障害、外国人等、生活上の困難に直面する 人々への支援【【【【重点施策重点施策重点施策】重点施策】】 】 24 ひとり親家庭の自立支援

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計画の内容

基本目標1

男女平等・男女共同参画意識の浸透・定着

基本課題1

男女平等・男女共同参画意識の醸成

<推進方向> <現状・課題> 本市では、これまで様々な取組を通じて総合的・計画的に固定的な性別役割分担意 識の解消や男女平等・男女共同参画の考え方の必要性について、広報・啓発を進めて きました。 しかし、「平成29年度男女共同参画市民意識調査」の結果では、「社会全体」でみて “男女平等”と思う人の割合は、女性14.2%・男性25.0%で、『男性優遇』(「男性の 方が非常に優遇されている」と「どちらかといえば男性の方が優遇されている」の合 計)と思う人の割合は、女性68.8%・男性58.2%と高く、本市において“男女平等” を実感する場面が少ないことがわかります。 その一方で、固定的な性別役割分担意識に関しては、『同感しない』(「同感しない」 と「どちらかといえば同感しない」の合計)割合が、女性65.0%・男性58.5%と高く、 全体的には固定的な性別役割分担意識の解消は進んでいます。 この結果を性別でみると、男性は女性に比べて若干、固定的な性別役割分担意識に とらわれたところもあり、男性への広報・啓発活動の充実が必要です。 市の役割 市の役割 市の役割 市の役割 男女共同参画意識を醸成するため、市民・事業者・市民団体等に向けて届けたい 人のところに確実に届くよう、事業や情報発信の工夫をします。 子どもたちが固定的な性別役割分担意識を再生産しないよう、学科や校内活動等 の場で男女平等の重要性について指導します。保育や教育に携わる者への研修や啓 発活動を充実し、意識啓発に努めます。 事業者の役割 事業者の役割 事業者の役割 事業者の役割 働きやすい職場づくりや事業所の持続可能な発展のためには、男女共同参画の考 え方が重要であることを認識し、市からの配布物等には目を通し、従業員にも告知 をしましょう。 男女共同参画に関する学習機会等への参加・参画に努め、男女共同参画の考え方 の重要性を従業員にも浸透させましょう。 市民の役割 市民の役割 市民の役割 市民の役割 市が企画する男女平等や男女共同参画に関する講座や意識啓発の機会に積極的 に参画し、男女共同参画の意識を広めましょう。 家庭生活や地域活動における固定的な性別役割分担意識の解消に努め、男女共同 参画の意識を持ちましょう。 広報・啓発活動は、男女平等・男女共同参画意識の醸成のための要となる施策で す。意識調査の結果をもとに、対象に応じた効果的な広報・啓発活動を展開します。

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20 【 【 【 【成果指標成果指標成果指標成果指標とととと活動指標活動指標活動指標活動指標】】】】 成果指標 平成 29 年度 現状値 平成 34 年度 目標値 男女の地位の平等感「社会全体でみて」 の“平等である”と思う人の割合 全体 18.3% 女性 14.2% 男性 25.0% 全体 30.0% 女性 30.0% 男性 30.0% 男女の地位の平等感「社会通念・慣習・ しきたりなど」の“平等である”と思う 人の割合 全体 15.7% 女性 12.3% 男性 19.7% 全体 25.0% 女性 25.0% 男性 25.0% 「第 5 次三田市男女共同参画計画」の認 知度(「知っていた」「聞いたことがあっ た」の割合) 全体 27.5% 女性 26.2% 男性 28.6% (第4次男女共同 参画計画) 全体 50.0% 女性 50.0% 男性 50.0% 活動指標 平成 29 年度 現状値 平成 34 年度 目標値 担当課 市のホームページの「男女共同参画」ペ ージへのアクセス数 852 件 (平成 28 年度) 1,000 件 ま ち づ く り 協 働センター 事業所を対象とした広報・啓発活動の回 数と延配布数 19 回/年 2,500 件 15 回/年 3,000 件 ま ち づ く り 協 働センター 産業政策課 市 民 を 対 象 と し た 男 女 共 同 参 画 に 関 す る講座の回数と延参加人数 22 回/年 832 件 25 回/年 900 人 ま ち づ く り 協 働センター 男 女 共 同 参 画 を テ ー マ に し た 出 前 講 座 の開催数と延参加人数 2 回/年 294 人 5 回/年 300 人 ま ち づ く り 協 働センター 市 職 員 向 け 男 女 共 同 参 画 研 修 の 回 数 と 延べ参加者 4 回/年 100 人 5 回/年 125 人 ま ち づ く り 協 働センター 人事課 ■成果指標(アウトカム指標) 政策の成果を測る指標で、市民生活にどのような効果や効用があったか、市民からの観点でどの 程度の満足が得られたかを基準とする。「取組の結果、“何”が“どのように”なったか」の指標。 8つの基本課題について課題の達成状況を測る成果指標を設定し平成34年度末まで取り組む。 ■活動指標(アウトプット指標) 「“どんな取組”を“どれくらい”やるか」の指標。主な事業について、実施内容や実施状況を 示す活動指標を設定し、毎年度の進捗状況を把握する。事業の性質によっては目標を数値化でき ないものもあるが、事業に応じて進捗について報告する。 取組の方向1 男女平等・男女共同参画意識浸透のための広報・啓発活動の推進 【 【 【 【重点施策重点施策重点施策重点施策】】】】 NO 具体的な施策 具体的な施策の内容 担当課 1 世 代 等 に 応 じ た わ か り や す い 広 報 ・ 啓 発 活 動 の 推 進 ● 若 年 層 や 団 塊 の 世 代等 の 世 代 に よ っ て 、 あ る い は 性別 に よっ て 、男女 共同 参画 に関 する 意識や 課 題 は 様 々 で あ る た め 、 事 業 者 や 学 校 、 市民 活 動団体等と連携し、それぞれに応じた効果的な広 報や啓発を行います。 まちづくり協 働センター

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21 ● 様 々 な 立 場 の 市 民 が 男 女 共 同 参 画 へ の 理 解 を 深めることができるよう、市広報、情報誌、インター ネ ッ ト ( ホ ー ム ペ ー ジ 、 フ ェ イ ス ブ ッ ク 、 ツ イ ッ タ ー) 、地元放送局等、様々な媒体を活用し 、それ ぞれの特性を活かし、効果的な啓発を行います。 2 事 業 所 を 対 象 と し た 広 報 ・ 啓発活動の推進 ●事業者に対して職場の男女平等や男女共同参画 が進むよう、情報提供を行います。 まちづくり協 働センター 産業政策課 3 地 域 を 対 象 と し た 広 報 ・ 啓 発活動の推進 ●地域や市民活動団体等を対象に、主体的に男女 共 同参画 の浸透 に 取り組め る よう 、広報 ・啓発 活 動を充実します。 まちづくり協 働センター 協働推進課 取組の方向2 市職員等の男女平等・男女共同参画意識の向上 NO 具体的な施策 具体的な施策の内容 担当課 4 男 女 平 等 ・ 男 女 共 同 参 画 に関する研修の充実 ● 市 職 員 や 関 係 機 関 の 職 員 等 に 対 し て 男 女 共 同 参画に関する研修等を充実します。 人事課 まちづくり協 働センター 5 人 権 意 識 と 男 女 共 同 参 画 の 視 点 に 立 っ た 相 談 事 業 の充実 ●様々な相談に関わる職員等が人権意識と 男女共 同 参 画 の視 点で あ た れ るよ う 、 研 修 の 充実 を図 り ます。 ●市民にと って安心し て相談で きる窓口と なるよう、 個 人情報 に 配慮し な が ら様 々 な窓口 の 連携を密 にします。 人事課 まちづくり協 働センター 取組の方向3 男女共同参画に関する調査・研究、情報収集・提供の充実 NO 具体的な施策 具体的な施策の内容 担当課 6 男 女 共 同 参 画 に 関 す る 資 料や図書等の充実 ● 男 女 平 等 ・ 男 女 共 同 参 画 に 関 す る デ ー タ や 資 料、図書(子ども向けも含む)を収集します。 ●収集した資料についてはわかりやすく興味を持っ てもらえるように情報提供をします。 まちづくり協 働センター 文化スポーツ 課(図書館) 7 男 女 共 同 参 画 に 関 す る 調 査の実施 ● 男 女 平 等 ・ 男 女 共 同 参画 施 策 を 進 め る た め の 基 礎資料となるような調査を実施します。 (他課が実施する調査と連携する、講座やフォーラ ム開催時にはその都度アンケート調査を実施する 等を含む) まちづくり協 働センター 取組の方向4 メディアにおける男女共同参画と子ども・女性等の人権の尊重 NO 具体的な施策 具体的な施策の内容 担当課 8 市 の 発 行 す る も の で の 表 現の配慮 ●市広報紙やホー ムページ、そ の他市の発行する 刊行物での表現において、あらゆる人権尊重、男 女平等、男女共同参画の視点に立った表現を推 進します。 まちづくり協 働センター 人権推進課 秘書広報課

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基本課題2

男女平等・男女共同参画に関する教育・学習の推進

<推進方向> <現状・課題> 学校教育 学校教育においては、人権尊重の観点からの男女平等を推進する教育やLGBT等 多様な性のあり方に対する理解を進めてきました。 子どもたちが社会に巣立った後の人生には、仕事や結婚、子育て、地域活動、介護 などいろいろなライフイベントがあり、その時々で優先順位をつけながら、自分らし い人生を選択していく力をつけることが重要です。 家庭教育 家庭の中での子育て・教育に関しては、「平成29年度男女共同参画市民意識調査」 の結果では、「家庭生活で」男女平等と思う人の割合は、女性23.2%・男性41.4%で、 『男性優遇』(「男性の方が非常に優遇されている」と「どちらかといえば男性の方が 優遇されている」の合計)と思う人の割合は、女性64.2%・男性42.1%と高くなって いると同時に、男女の差が大きくなっています。 子どもたちが最初に出会う“家庭”という社会で、固定的な性別役割分担意識を受 け継ぐことがないように、保護者等大人の男女平等・男女共同参画意識の向上や、男 女が共同で家事や育児・介護をすることの大切さを子どもたちに伝えていくことが大 切です。 生涯学習 わが国は世界に誇る長寿の国です。 その人生をより充実したものにするために、生涯学習の果たす役割は大きなもので す。また、高齢期の貧困問題への対応として、性別に関わらず、若い頃から高齢期を 見据えた長期的なライフキャリアのための学習機会の提供が求められています。 ●次代を担う子どもたちが、人権尊重と男女平等の考え方を身につけ、性別にとら われず、主体的に働き方や生き方を決められるよう、学校教育の場において男女 平等を推進します。また、近年課題となっているインターネットを媒体にした子 どもたちへの性犯罪の増加、LGBTへの配慮等を踏まえた取組を進めます。 ●家庭において、子どもたちに固定的な性別役割分担意識を引き継がないよう、家 庭の中での男女平等を進めるための取組を進めます。 ●人生のどの段階においても、自分らしく活き活きと生きていくための“力”を身 につけられるよう、生涯学習の充実を図ります。

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23 【 【 【 【成果指標成果指標成果指標成果指標とととと活動指標活動指標活動指標活動指標】】】】 成果指標 平成 29 年度 現状値 平成 34 年度 目標値 男女の地位の平等感「学校教育の場で」 の“平等である”と思う人の割合 全体 63.7% 女性 62.3% 男性 67.8% 全体 75.0% 女性 75.0% 男性 75.0% 活動指標 平成 29 年度 現状値 平成 34 年度 目標値 担当課 三 田 市 立 学 校 の 管 理 職 に 占 め る 女 性 の 割合 15.2% 30.0% 教育総務課 男性のための家事・育児・介護などに関 する講座の回数 2 回/年 3 回/年 ま ち づ く り 協 働センター 取組の方向5 学校園における男女平等を推進する教育の充実 NO 具体的な施策 具体的な施策の内容 担当課 9 男女平等を推進する教育の 充実 ●教職員等の男女共同参画意識向上に向けて啓 発を行います。 ●学校園では、授業のみならず、学級活動、委員 会活動、クラブ活動等、学校園での生活すべて の場面において男女平等を推進します。 ● 学校園 と 連携し て、 児童生 徒、 保護者 ・教職員 を 対 象 と し た 男 女 共 同 参 画 意 識 向 上 の た め の 教育総務課 学校教育課 こども支援課 まちづくり協 働センター 市 市 市 市の役割の役割の役割の役割 市民・事業者・市民団体向けの男女共同参画に関する講座を充実します。また、 学びたい人がいつでも、どこでも学べるよう、機会の配慮に努めます。 学校園等において男女平等を推進する教育を充実します。 また、地域での社会教育においても男女平等や男女共同参画についての認識が深 まるよう学習の提供を工夫します。 男女共同参画について、市民・事業者・市民団体等から意見を聴き、反映する仕 組みづくりを進めます。 事業者の役割 事業者の役割 事業者の役割 事業者の役割 市が実施する男女共同参画に関する学習機会等へ積極的に参加・参画しましょ う。 従業員にも学習の機会を設けましょう。 市民の役割 市民の役割 市民の役割 市民の役割 市が実施する啓発活動や学習の機会を最大限活用し、学んだ成果を社会で発揮し ましょう。 市民主体で男女共同参画に関する啓発講座を企画・運営しましょう。

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24 出前講座をおこないます。 10 多様性を認める意識の醸成 ●自尊感情を育むための教育を推進します。 ●LGBT等性的マイノリティに配慮します。 学校教育課 人権推進課 取組の方向6 一人ひとりの自立・職業意識を育む教育・学習の推進【【【重点施策【重点施策重点施策】重点施策】】 】 NO 具体的な施策 具体的な施策の内容 担当課 11 生涯を見通した、性別にとら わ れ な い キ ャ リ ア 教 育 の 推 進 ●男女共同参画の視点を踏まえた「トライやる・ウィ ーク」の取組に努めます。 ●学校園や地域、家庭において、子どもの生活自 立・経済自立等のために、幼児期から将来を見 通したキャリア教育の充実を図ります。 学校教育課 こども支援課 12 子どものエンパワ メント向上 のための支援 ●男女平等・男女共同参画の視点を踏まえた地域 で の 活 動を 実施 す る こ と で 、 子ど も と 大 人 がと も に学び・活動する機会を充実します。 多世代活躍 支援課 健やか育成 課 13 男 女 平 等 ・男 女 共同 参 画の 視点に立った家庭教育の推 進 ●子育て家族の特に男性に対して、共同で行う家 事や子育て、介護等の大切さについて啓発を行 います。 ●男女共同参画の視点に立った家庭教育学級の 実施を働きかけます。 まちづくり協 働センター 健やか育成 課 取組の方向7 多様な選択を可能にする学習機会の充実 NO 具体的な施策 具体的な施策の内容 担当課 14 男女共同参画についての学 習機会の提供 ●地域で男女共同参画について学べるよう、わ か りやすい出前講座等を提供します。 ●男女共同参画の視点に配慮し た生涯学習のテ ーマ・企画づくりをします。 ●一時保育、手話通訳・要約筆記等の配慮をし 、 だ れ も が 気 軽 に 参 加 で き る 学 習 機 会 の 提 供 を 充実します。 まちづくり協 働センター 文化スポーツ 課 15 男性の生き方に 関する学習 機会の提供 ●若年層から中年層にある男性が、生き方や働き に関する見直しを図るため の学習機会を提供し ます。 ●定年後の生き方、暮らし方に関する学習機会の 提供をします。 ●子育て中の男性が交流しながら学習できる機会 を提供します。 まちづくり協 働センター 多世代活躍 支援課 健やか育成 課

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基本目標2

あらゆる分野における女性の活躍

基本課題3

政策・方針決定の場への女性の参画拡大

<推進方向> <現状・課題> 本市の市議会議員、審議会等委員での女性割合は、国が目標とする30%を超えてい ます。引き続き、審議会等の女性割合を30%以上を維持するとともに、女性委員のい ない審議会等をなくすよう努めます。 本市では、平成28年4月に「三田市特定事業主行動計画」を策定し、女性職員の能 力発揮と機会拡大、子どもの出生時における父親の休暇の取得促進等を掲げ、「イク ボス研修」や「女性のキャリア形成支援研修」等の取組を進めています。その中で女 性管理職の割合は約16%になっています。 将来にわたり活力のある社会を実現するためには、男女共同参画・ダイバーシティ の考え方に基づき、ポジティブ・アクション(積極的改善措置)を進めることが必要 です。 「平成29年度男女共同参画市民意識調査」の結果では、「自治会やNPOなどの地 域活動の場で」男女平等と思う割合は、女性37.4%・男性52.3%です。人口減少、高 齢化の地域を支えるためには、多くの住民が参加・参画していくことが必要です。老 若男女が活き活きと活躍できるようにしくみや運営のあり方を見直していくことが 求められています。 また、農業経営における女性の参画状況はいまだ十分でありません。農業委員会の 委員等への女性の政策・方針決定過程への参画拡大が求められています。 【 【 【 【成果指標成果指標成果指標成果指標とととと活動指標活動指標活動指標活動指標】】】】 市の役割 市の役割 市の役割 市の役割 ポジティブ・アクション(積極的改善措置)によって、審議会等委員、市職員 等の男女の構成比率の適正化を進めます。 また、事業者や地域・市民活動団体に対して、女性登用の促進について働きか けます。 子どもたちにとって、教職員が、男女が共にあらゆる場に対等に参画すること でモデルとなれるよう、性別による職務分担がない職場環境づくりをめざします。 事業者の役割 事業者の役割 事業者の役割 事業者の役割 女性の職域の拡大、女性の活躍推進のための職場環境づくりを進めましょう。 積極的に女性を登用し、様々な人の意見を反映できるよう努めましょう。 市民の役割 市民の役割 市民の役割 市民の役割 女性は、「女性だから」としりごみせず、組織や地域社会の一員として、様々 な分野での政策・方針決定過程に積極的に参画しましょう。 また、社会教育の場でリーダーとなるための能力を磨きましょう。男性も、性 別による固定観念をなくし、女性のリーダーを歓迎、協力しましょう。 また、女性が参画しやすい体制や環境づくりに協力しましょう。 多様な価値観によって社会の活性化を図ることができるよう、様々な分野での政 策・方針決定の場への女性の参画を推進します。

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26 13.3 13.3 13.5 13.2 10.8 11.6 11.6 13.1 12.2 11.2 13.5 13.5 13.6 13.6 11.6 11.6 20.8 20.8 17.4 20.8 27.3 27.3 27.3 31.8 0 10 20 30 40 平成21 22 23 24 25 26 27 28 国会 県議会 市議会 (%) (年) 成果指標 平成 29 年度 現状値 平成 34 年度 目標値 市の審議会等への女性委員の割合 30.5% 35.0% 市の管理職における女性の割合 16.4% 20.0% 活動指標 平成 29 年度 現状値 平成 34 年度 目標値 担当課 女性のいる審議会等の割合 89.3% 100% 政策課 ま ち づ く り 協 働センター 市 の 女 性 職 員 の 活 躍 推 進 に 向 け た 研 修 回数 3 回 4 回 人事課 ま ち づ く り 協 働センター 女性の消防職員採用数 0 人 2 人 消 防 本 部 総 務 課 男 女 共 同 参 画 リ ー ダ ー 養 成 講 座 の 回 数 と延参加者数 2 回/年 40 人 3 回/年 50 人 ま ち づ く り 協 働センター 自治会での女性の役員の割合 - 20% 協働推進課 図表 14 議員の女性割合の推移(国・兵庫県・三田市) 資料:国会は、衆議院・参議院各事務局調べ。 県議会、市議会は、兵庫県「ひょうごの男女共同参画」

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27 21.8 21.821.8 21.8 23.1 23.1 23.1 23.1 23.9 23.923.9 23.9 24.0 24.0 24.0 24.0 26.3 26.3 26.3 26.3 36.1 36.1 36.1 36.1 36.436.436.436.4 33.6 33.6 33.6 33.6 36.1 36.1 36.1 36.1 37.4 37.4 37.4 37.4 36.0 36.036.0 36.0 21.9 22.2 22.1 22.8 23.4 24.0 24.8 25.1 26.2 26.6 27.0 22.5 21.9 25.7 23.3 23.0 21.0 23.9 24.2 25.1 25.6 26.0 0 10 20 30 40 平成18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 三田市 兵庫県市町平均 全国市区町村平均 (%) (年度) 14.8 14.8 14.8 14.8 14.4 14.414.4 14.4 16.8 16.816.8 16.8 18.2 18.218.2 18.2 19.9 19.919.9 19.9 20.9 20.920.9 20.9 20.920.920.920.9 22.7 22.7 22.7 22.7 19.3 19.319.3 19.3 10.8 10.810.8 10.8 11.3 11.311.3 11.3 8.9 9.7 11.1 11.0 11.9 12.6 12.9 14.4 14.7 14.4 14.6 7.9 8.6 8.9 9.3 9.8 10.4 11.0 12.2 13.1 12.6 13.5 0 10 20 30 平成18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 三田市 兵庫県市町平均 全国市区町村平均 (%) (年度) 図表 15 審議会等委員における女性委員割合の推移(全国・兵庫県・三田市) ■地方自治法(第 202 条の3)に基づく審議会等における登用状況 注)全国市区町村平均では、広域で設置されている審議会等も含んだ数値。 資料:内閣府男女共同参画局「地方公共団体における男女共同参画社会の形成又 は女性に関する施策の推進状況」 図表 16 公務員管理監督職における女性比率(全国・兵庫県・三田市) ■全体 資料:内閣府男女共同参画局「地方公共団体における男女共同参画社会の形成又 は女性に関する施策の推進状況」

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28 4.4 4.4 4.4 4.4 5.9 5.9 5.9 5.9 5.7 5.7 5.7 5.7 7.6 7.6 7.6 7.6 8.1 8.1 8.1 8.1 7.1 7.17.1 7.1 5.75.75.75.7 5.75.75.75.7 6.7 6.7 6.7 6.7 6.66.66.66.6 8.4 8.4 8.4 8.4 5.3 5.4 6.5 6.9 6.9 7.4 8.3 8.3 8.8 9.6 9.9 5.2 5.7 5.7 6.2 6.6 7.1 7.6 8.4 9.0 8.9 9.7 0 10 20 30 平成18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 三田市 兵庫県市町平均 全国市区町村平均 (%) (年度) 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 63.1 64.6 64.8 64.2 63.9 64.4 64.2 63.6 64.1 64.5 63.9 42.9 43.0 43.0 46.7 48.8 47.1 47.6 44.6 45.9 46.3 47.0 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 平成18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 幼稚園 小学校 中学校 (%) (年度) ■一般行政職 資料:内閣府男女共同参画局「地方公共団体における男女共同参画社会の形成又 は女性に関する施策の推進状況」 図表 17 公立の幼稚園・学校教員の女性割合(三田市) 資料:兵庫県「学校基本調査」

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29 図表 18 公立の保育所・幼稚園・学校の管理職の女性割合(三田市) (人) 平成 25年度 平成 26年度 平成 27年度 平成 28年度 平成 29年度 保育所 2 2 2 2 2 うち女性 2 2 2 2 2 幼稚園 13 11 11 10 12 うち女性 8 7 6 4 7 学校 56 56 59 59 59 うち女性 11 10 13 10 9 資料:三田市 図表 19 老人クラブ、自治会、自主防災組織の意思決定への女性の参画率(三田市) 団体名 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 老人クラブの数 73 71 69 67 64 うち女性が代表者の数 3 2 4 4 4 参画率 4.1% 2.8% 5.8% 6.0% 6.3% 自治会長の数 182 183 182 181 182 うち女性の自治会長数 11 11 9 9 12 参画率 6.0% 6.0% 4.9% 5.0% 6.6% 自主防災組織 56 57 61 61 66 女性役員数 5 7 4 8 8 参画率 8.9% 12.3% 6.6% 13.1% 12.1% 資料:三田市 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 61.5 63.6 54.5 40.0 58.3 25.0 22.5 25.0 20.0 20.0 6.3 6.3 6.3 6.3 6.3 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 平成 25 26 27 28 29 保育所 幼稚園 学校 (% ) (年度 )

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30 取組の方向8 市の審議会等への女性の参画拡大 NO 具体的な施策 具体的な施策の内容 担当課 16 審 議 会 等 の 女 性 委 員 の 割 合の拡大 ● 審 議 会 等 へ 女 性 が 参 画 す る こ と の 重 要 性 を 全 庁的に共通認識とし、女性委員の割合を拡大し ます。 ●市民委員の拡大を図ります。 ● 女 性 委 員 の い な い 審 議 会 等 の 解 消 に 努 め ま す。 政策課 まちづくり協 働センター 取組の方向9 市役所における女性職員の能力発揮と管理職への女性の参画拡大 【 【 【 【重点施策重点施策重点施策重点施策】】】】 NO 具体的な施策 具体的な施策の内容 担当課 17 「 三 田 市 人 材 育 成 基 本 方 針 」 「 三 田 市 特 定 事 業 主 行 動計画」の遵守 ●「三田市人材育成基本方針」「三田市特定事業 主行動計画」 に基づき 、全職員が女性 の活躍・ 管理職の登用の意義を正しく理解し、男女が対 等に「チーム三田」として能力を発揮できる職場 づくりを進めます。 人事課 まちづくり協 働センター 18 女性職員の人材育成 ● 家 事 や 育 児 ・ 介 護 の 負 担 や 、 従 来 の 職 務 分 担 の偏りがキャリアに影響していることを考慮し、男 女 共 同 参 画 の 視 点 に 配 慮 し て 「 三 田 市 人 材 育 成基本方針」を進めていきます。 ●女性職員が能力の開発・向上し、その力を十分 に発揮し 続けること がで きるよう、研修や職域の 拡大を図ります。 人事課 まちづくり協 働センター 取組の方向 10 事業所、農業組織、地域活動の場における女性の参画拡大 NO 具体的な施策 具体的な施策の内容 担当課 19 事 業 所 、 農 業 組 織 、 地 域 活 動の場における女性管理職 や女性リーダーの登用 ●事業所や農業組織に対して、政策・方針決定過 程への女性の活躍促進を働きかけます。 ●様々な地域活動団体・市民活動団体に対して、 政策・方針決定過程への女性の活躍促進を働き かけます。 産業政策課 農業創造課 まちづくり協 働センター 取組の方向 11 女性リーダーの育成 NO 具体的な施策 具体的な施策の内容 担当課 20 地域活動や市民活動におけ る女性リーダーの育成 ● 審 議 会 等 へ の 登 用 を図 る た め 、 地 域 活 動 や 市 民 活動 で 活躍 す る女 性を対 象 に 、コ ミ ュニ ケ ー シ ョ ン 能 力 等 、 リ ー ダ ー に 必 要 な 力 を 獲 得 す る ための講座等、学習機会の提供を充実します。 ●女性の就業・起業等のチャレンジに関する事例 を収集し、様々な機会を通じて市民や各種活動 団体等に提供します。 まちづくり協 働センター

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31 21 女性農業者リーダーの育成 ●女性が積極的に経営や農業政策の意思決定に 参画し、主体的に力を発揮できるよう、各種講座 の開催等を通じて、経営等についての情報提供 や学べる機会を提供します。 まちづくり協 働センター 農業創造課

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基本課題4

就労の場における男女平等の推進とワーク・ライ

フ・バランスの実現

【女性活躍推進計画】

<推進方向> <現状・課題> 「平成29年度男女共同参画市民意識調査」の結果では、「就業の機会」「職場で」で 『男性優遇』(「男性の方が非常に優遇されている」と「どちらかといえば男性の方が 優遇されている」の合計)と思う人の割合は、女性では60%を超えています。 また、兵庫県の調べでは、セクシュアル・ハラスメントの相談は微減していますが、 妊娠、出産等を理由とする不利益取り扱いについては相談が増えています。これらの ことから、就労の場が男女で対等でないことが推察できます。 就労の場に女性が参加・参画することは本市の経済発展のためにも不可欠です。「女 性活躍推進法」の施行を契機にして、男女がともに働き続けやすい職場づくりについ て市内事業所へ働きかけていくとともに、就労したい女性等への相談事業や子育て女 性等の就職、転職、再就職に向けた支援の充実が望まれます。 また、本市においては、女性農業者の連携も活発で、農業に多くの女性が参画して います。今後も六次産業等起業に関する情報提供をはじめ、起業に関する相談事業の 充実が必要です。 国勢調査の結果をみると、平成17年以降、共働き世帯が片働き世帯を上回ってい ます。また、女性の年齢階級別就業率はM字カーブを描いています。 しかし、「平成29年度男女共同参画市民意識調査」では、女性の生き方・働き方に ついて尋ねた設問では、「働き続ける」あるいは「結婚・出産・子育てを経て再就職 する」と答えた女性の割合は70%です。 また、生活において大切にしたいもの・実際に大切にしているものをたずねた結果 は、男女ともに「仕事」「家庭生活」「地域活動・趣味、学習など」の項目で「大切に している」が「大切にしたい」を下回っています。中でも、これまでは「男は仕事、 女は家庭」といった固定観念により、「仕事優先」になりがちだった男性においても、 「家庭生活」を大切にしたい割合は80.6%と高くなっています。 本市では、従来の子育て・ひとり親家庭・介護支援事業に加えて、市内事業所を対 象にした「ワーク・ライフ・バランス推進セミナー」や、男性の家事力アップ講座、 プレパパママ教室等の開催、ファミリーサポート事業等、男女ともに仕事も生活も大 切にするための事業所への啓発活動、子育て・介護支援、男性への啓発や学習機会の 提供をしてきました。 働きたい女性がより活躍するためには、一人ひとりの事情に応じての就労が可能 となるよう、多様で柔軟な働き方の選択肢を増やすことが必要です。 同時に、子育てや介護をしながらでも働ける社会的なサービスの充実も必要です。 本市の「三田市まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、「子どもに夢を」「高齢者 に安心を」の基本目標のもと、施策の充実を図っているところです。また、「三田市 子ども子育て支援事業計画」「第6期三田市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」 ●男女がともに働き続けやすい職場づくりを事業所に働きかけます。 ●男女がともに自分の希望にそって多様な働き方・生き方を選択できるようにワー ク・ライフ・バランスの実現をめざします。

参照

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