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(1)

     博士(水産学)井上   晶      学位論文題名

cDNA クローニングおよび変異体作製によるホタテガイ類      トロポニン T とトロポミオシンの構造・機能の解析

学位論文内容の要旨

魚介 類の 筋肉 の加 工・ 利用 方法 の理 論 づけ や新 用途 の開 発のためには、筋肉夕ンバク質の 構造 と機能に関する多くの研究晴報が必要である 。軟体動物ホタテガイ類の筋肉はミオシン やア クチンが哺乳類のそれらと比較して、種々要 因に対して不安定であるだけでなく、エネ ルギ ーをほとんど消費せずに闘埓間収縮状態を維 持できるキャッチ機構を有したり、筋収縮 調節 機構 とし て哺 乳動 物と 同様 のト 口 ポニ ン(Ih)ー ト口 ポミ オシ ンmめ 系に 加え 、ミオシ ン軽 鎖系 をも 有す るな ど非 常に 特異 的 であ る。 この よう なホ タテ ガイ 類O'Ih‑Tmもまた特 異 な 性 状 を も っ て い る 。 例 え ば 、rrhの3種 の サ ブュ ニッ ト のう ち、aを 結合 するn11は4 個の(貧^結合部位のうち第4音5位にただ1個くオ゛を結合し、ミオシン←アクチン相互作用を阻 害する′IMは分子量52,000と19騏めの2種(ウサギでは21,000)発見されている。さらにm1くンお よぴhIのアミノ酸配列も解析されている。

  一フ亨、Wnま分子量が40願め(ウサギでは31,000)で、ウサギn1Tとは異なり生理的塩濃度 でも 可溶 性で ある 。さ らに 、も う一方の調節夕ンパク質である′nnはウサギnnと同様に2本 の分 子量34頒 めの サプ ュニ ット から 成 るが 、重 合能 が高 く、 アク トミ オシ ンMすAI珊Se活 性を 強く阻害することが分かっているにすぎない 。その上、それらのタンパク質のアミノ酸 配列は未解明であり、性質・機能についても不明の点が多い。

  そ こで 、本 研究 では アカ ザラ ガイ と ホタ テガ イのn1TおよびTぬの:)NAクローニングと 塩基 配列解析によルアミノ酸配列を演繹するとと もに、大腸菌によるそれらの変異体の発現 と変異体を用いた性質・機能の検討を行った。

  ま ず、 アカ ザラ ガイ 横紋 筋の 入gt11.江 幟ラ イブ ラリ ーを 抗ア カザ ラガ イm矼 抗血清で スクリーニングし、約15,伏X)個の組み換えファージから16個の陽性クローンばP1〜16クロ ーン )を 得た 。そ れら のd)NAを、Bh8Q成矼KS( +)プラスミドに組み込み、両端から各々

(2)

約400 bpの配 列を 解析 した 結果 、2種 のク 口ーン、すなわちAT‑3およびAT‑16クローンが翻 訳領 域全 体を 含むことが判 明した。そこで、パr‑3ク口 ーンのcDNAをexo‑deletion法により 末端 から 種々 の長 さの 部分 を除 去し た 組み換えプラス ミドを調製し、全塩基配列を決定し た。そのcDNAは全長1,467 bpであり、その7011,Oll番目の翻訳領域の塩基配列を決定し、

以下の314アミノ酸 配列じ河‐量37,206)が演繹された。

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  一方、」¥T‑16ク口ーンのcDNAは1,823 bpから構成され、51ー1,016番目の翻訳領域から322 ア ミ ノ 酸 の 配 列 扮 子 量38,091)カ 灘 さ れ た。 この 配列 は、AT‑3から 演繹 され たア ミノ 酸 配列の8‑9番目 および3051306番目にそれぞ れGlu‑Glu―.1h℃bく泣】Jrhrおよて頗bイぬを挿 入し 、287A弧 を鰤1eに 置換したものであった。得られ た16ク口ーンのうち、AIL3と共通的配 列を もつ もの が12ク口 ーン、A:卜16と共通的なものが4ク口ーンであった。このようにアカ ザ ラ ガ イTHに は 、2種 の ア イ ソ フ ォ ー ム が存 在す ると 考え られ 、ATー3お よなAP16がそ れ ぞれコードするn1Tぞn1T一aおよびRlTもと 称することとした。

  次 に、 ホタ テガ イ横 紋筋 ガn1Tのア ミノ 酸配 列を 解析 す るた めに 入酋n, 江外ぬライブラ リー を抗 体で スク リー ニン グ する こと によ り、1個 の陽 性 ク口 ーン に卜1ク 口ーン)を、ま た、上記のAt・3ク口ーンをプ口ープとして1個の陽陸ク口ーン缶I、―2クローン)を得た。それ らの 部分 塩基 配列 を解 析し た 結果 、ET℃ク 口ー ンが 翻訳 領域 全体 を有 する ことが判明した ので全塩基配列(1,939りを解析した。そ の結果、111―1,085番目の 塩基配列がホタテガイ n1Tの翻訳領域 部分であることが分かり、325アミノ酸残基の子量38,438)7う瀞覇澤された。

  以 上の 配列 から 、ア カザラガイとホタテガイのn1T間の相同性は92も4%と判明レ、ウサギ nlTと の 相 同 性 @4悶 よ り も 非 常 に 高 か っ た 。 ホ タ テ ガ イ 類THの 特 異 的 な 点 は 、 ウ サ ギ n1Tよ りもN端 が27残基 短く 、C端 が80185残 基長 いこ とで あっ た。 一方 、親 水性度プロット を比 較し た結 果、80く 癌番 目 のア ミノ 酸配 列付 近は ウサ ギ冊 こ比 べて 親水 性度が高いが、

‑ 1066− ・

(3)

そ れ 以 外 の 領 域 は 良 く 似 て い た 。 さ ら に 、 予 測 二次 構 造 も ウサ ギIhと 類 似 して い た ー   次 に 、 ア カ ザ ラ ガ イA卜3ク口 ー ン のcDNAを 用 い て 、大 腸 菌BL21のE3) によ りm1T勹 の 完全 長 、 すな わ ち1−314番目の アミノ酸 配列を もつタン バク質mllも1めの発 現と精 製を行 うこと ができた 。このTH1・314を用い て再構 成しだTnは 、天然 のn1Tを 用いて 再構成し たm1 とほぼ同等に、アクトミオシンMすバIRlse活性に対してCオ゛―闘珂;吐晒けを付与した。また、

cDNAにKRbsedmutagen矧sに よ り 変 異 を 導 入 す る こ と に よ り 、4種 のnn変 異 体mて1― 2m、THヨ3―236、n1Tlー120、およびn1T、浄120)を発現し、精製にも成功した。これらを用いた 再構成T.nは、それぞれ6611%、68.0%、911%、および13.0%のくオ‐lSensitM炒を与えた。この ことか らn1TのC端121ー314番目の 領域の存在がCオ゛調節に重要であることが分かった。さら に、これらの変異体を用じゝた固定イ匕r、mアフイニティーク口マトグラフイーによルアカザラ ガ イmlpaの33−120番 目 の 領 域 にrr碎 占 合 部 位 が 含 ま れ る こ と を 明 ら か に し た 。   次に、2本の サブュニ ットか ら成るア カザラガイ′rmのサブュニットについてアミノ酸配列 を解 析 し た。 ま ず 、cDNAをク口 ーニング するた めに、約8,O個の 組み換え ファー ジの抗体 スクル ーニング を行った 。その 結果、4個の 陽陸ク口 ーン鹸m、p1〜4ク口 ーン) を得たが 、 それら のうちパIN卜4ク □ーン のcDNAくl,995bp)カ澗訳領域全体を含んでいることが分かっ た。次 いで、27一878番 目の翻訳 領域全体 の塩基 配列を解 析し、 以下に示す284アミノ酸残基 の配列¢}子量32,540)を演繹した。

    2

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  さらに、ホタテガイの´Fmのサブュニットについても約5,頒馴固の組み換えファージを抗体 スク リ ーニ ングし、1個 の陽性ク ローンCE汀‑iク口ー ン)を 得た。挿 スcDNAは986bpから成 り、10r‑958番 目の塩 基配列部 分が翻 訳領域で あり、そ の配列 から284アミノ 酸残基汾 子量 32,596)が演繹された。その配列は、アカザラガイ'IYnの配列中のアミノ酸残基を次のように 変えたものであった。'Ihr→へ′m、75Asp→7sGlu、1°7Ala●10 Le、1りぬ→1 Ser、‖。QL1→

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149A叩、1mr→亅50Ser、1やASn→・ ̄1h、1∞G1n.→】1む、 Serメ rhr、ワmI→23ASn、1a】→

。Na、 Irh1ッ7Vd、ぞA1a→2 GO

  ホ タ テガ イ 類Tmと ウ サギnnのアミノ 酸配列 を比較し た結果、 配列相 同性はア カザラ ガイ とホタテ ガイのIぬ間 では96% であり、 ウサギnnとの間(4争47%)より著しく高かった。ま た、親水 性度プ 口ッ卜を 検討し た結果、 ウサギrInと比 べて18チ200番目付近は疎水性度が高 く、250番目付 近は親水 性度が 高かった が、その 他は全 般的に良 く似て いた。二 次構造 予測 では 、 ウ サギTmは全 体 の 約96% がa― ヘ リ ック ス 構 造を形成 してい るという 結果に なった が、ホタテガイ類nnでは約83%であった。

  次に、ア カザラ ガイ′Imを 大腸菌 で発現さ せるこ とを試み 、全長ガIbが発現されることが 分かった 。しか し、N末端はア セチル 基による ブ口ッ クはされ ていな かった。 また、ブ 口ッ ク の 代 用 と し てN末 端 に1アミ ノ 酸 残基 鰰 あ また は2アミ ノ 酸 残基Q$ 一Aめ を 付 加し だnn を発 現 さ せた 。 こ れら の 発現rmは 、極めて 低い相 対粘度を 示した ことから 重合能を 失って いる と 考 えら れ た 。さ ら に、ア クチンと の親和 性も天然 ガnnと比 べて低か ったこと から、

発現Tmは他 種グT、mで報告さ れてい るものと同様にN末端の数残基部分の機能が天然(7ブTh1 と著しく異なっていると推察された。

  最 後 に、 ウ サ ギn汀 どTmに お け る構 造 と 機能 の 知 見に基づ き、ホ タテガイ 類]と ′rmの 一次構造 から、 それらの 相互作 用部位を 検討した 。その 結果、ウサギn1Tの71―158番目の配 列に相当 する領 域は、ウ サギrrlTと 同様に酸 性およ び塩基阯 アミノ酸残基から成るクラスタ ーを形成 してい ることが 示唆さ れた。ま た、この 領域ばn1T変異 体を用 いた実験 結果か らも nnと の 結合 に 関 与す る こと が示さ れた。一 方、ホ タテガイ 類11nの21か275番目の アミノ酸 配列はウサギnnと相同性が・6(%と高く、しかも酸性および鑑淕劃生のアミノ酸残基が多く存 在し て い たこ と か ら、 ウ サ ギmp,mと同 様 、 ′Mrと の静電的 相互作 用に関与 すると 考えら れ た 。 さ ら に 、 ウ サ ギn1Tの150259番 目 に 相 当 す るTHの 配 列 とウ サ ギnnの1501180番 目 に相当す る′rmの配列には、いずれもod]edてdJ構造を形成するタンバク質に特徴的な疎水性 アミノ酸 の周期 配列カ瀞 められ たことか ら、ウサ ギのTrlT可 ぬ問で推定されているように、

これらの領域が疎水的に相互作用すると考えられた。

‑ 1068 ‑

(5)

学位論文審査の要旨

     ;   学位論文題名

cDNA クローニングおよび変異体作製によるホタテガイ類 トロポニン T とトロポミオシンの構造・機能の解析

  軟 体 動 物 の 筋 肉 は キ ャ ッ チ 機 構 や 、 二 重 の 筋 収 縮 調 節 機 構 す な わ ち ト ロ ポ ニ ン(Fn)― ト ロ ポ ミ オ シ ン mゆ 系 と ミ オ シ ン 軽 鎖 系 を 有 す る な ど 非 常 に 特 異 で あ り 、 そ の タ ン バ ク 質 も 特 異 な 性 質 ・ 機 能 を 有 し て い る 。 そ れ ら の タ ン バ ク 質 の 構 造 と 機 能 の 関 係 を 解 明 す る こ と は 、 筋 肉 の 比 較 生 化 学 及 び 高 度 利 用 の 見 地 か ら 重 要 で あ る 。

  本 研 究 は ア カ ザ ラ ガ イ 及 び ホ タ テ ガ イ の 横 紋 閉 殻 筋 TnTH、 サ ブ ュ ニ ッ ト と 、 そ れ に 結 合 す る 1n1の 計5種 の タ ン バ ク 質 に つ い てcDN气 ク 口 ー ニ ン グ と ア ミ ノ 酸 配 列 解 析 を 行 い 、 さ ら に ア カ ザ ラ ガ イ グ I n1` と 1hの 変 異 体 を 大 腸 菌 に よ り 作 成 し 、 そ れ ら を 用 い て 性 質 ・ 機 能 の 検 討 を 行 っ て い る 。 本 論 文 に つ い て 審 査 員 一 同 カ 鋸 平 価 し た 点 を 以 下 に 述 べ る 。

  1) ア カ ザ ラ ガ イ 横 紋 筋n、 の スgt11dNAラ イ ブ ラ リ ー を 抗 体 ス ク リ ー ニ ン グ し 、16個 の 陽 性 ク ロ ー ー ン を 得 た 。 そ れ ら のcDN气 をpBh髑 面ptHKS( + ) に 組 込 み 、 全 翻 訳 領 域 を 含 む2種 の ク 口 ー ン を 得 た 。 そ の 一 方 の ク ロ ー ン (A1、 ―3) に つ い てexoldebon法 を 適 用 し な が ら 全 長1467bDの 全 塩 基 配 列 を 決 定 し 、314ア ミ ノ 酸 配 列 ( 分 子 量37a6) を 演 繹 し た 。

  め 他 方 の d nク ロ ー ン ( AJ16) の 1823bpの 塩 基 配 列 を 同 様 に 決 定 し 、322ア ミ ノ 酸 の 配 列 紛 子 量38091冫 を 演 繹 し た 。 こ の よ う に ア カ ザ ラ ガ イTrfrに は2種 の ア イ ソ フ オ ー ム7う 潮 生 す る こ と を 明 ら か に し 、 パI℃ お よ び ′ ・ ヽ1、 ー16が コ ー ド す るTrlTを そゎ ぞ れTrlnおよ び ]、n1、 ―1〕 と称 し た。

  3) ホ タ テ ガ イ 機 紋 筋nrlTの 翻 訳 領 域 全 体 を 有 す る ク 口 ー ン を 得 て 、 全 塩 基 配 列 (19391瑚 を 解 析 し 、325ア ミ ァ ′ 酸 配 列 ( 分 子 量38438) を 演 繹 し た 。

  @ ア カ ザ ラ ガ イ と ホ タ テ ガ イ ¢ )1Hr問 の ア ミ ノ 酸 配 列 相 同 性 は9オ 鋼 % で あ り 、 そ れ ら は ウ サ ギ TrlTよ り も 附 嵩 が27残 基 短 く 、C端 が80185残 基 長 か っ た 。 一 方 、8〔 } や5番 目 の ア ミ ノ 酸 配 列 付 近 は ウ サ ギ r111` に 比 べ て 親 水 性 度 が 商 い が 、 そ れ 以 外 の 領 域 は 良 く 似 て い た 。 さ ら に 、 予 測 二 次 構 造 も ウ サ ギTrlTと 類 似 し て い た 。

‑ 1069 ‑

義 夫

雄 男

田  

  上

西 関

猪 尾

授 授

授 授

   

   

教 教

救 助

査 査

査 査

主 副

副 副

(6)

  (5)ア カ ザ ラ ガ イAT‑3ク 口 ー ン のcDNA及 び やく :Rbased mutagcnesisに よ り 変 異 を 導入 し たcDNA を用 いて、 大腸菌L3L21 (DE3)によりTifla及び・ニ1JのTnT楚巽体(TnTl‑236, TnT33ー236、′『ln丶1−120 お よ びTr11120) を 発 現 し 、 精 製 に 成 功 し た 。 こ れ ら を 用 い た 再 構 成rnは 、 それ ぞ れlO〔% 、66

% 、68% 、9% 、 お よ び13% のCず 一 ℃nauけ を 与 え た。 こ の こ と からTr汀 のC121も14番 目 の 領域 の 存 在が ・ ぱ 調 節に 重 要 で あ るこ と を 明 ら かに し た 。 さ ら に、 固 定 化1、mア フ イ ニ テイ ー ク 口 マト グ ラ フィ ー によ ルアカ ザラガ イT111、 一司の33―1額)番 目の 領域Ia111結合 部位 が含ま れるこ とを明 らか にし た。

  6) ア カ ザ ラ ガ イTrnの サ プュ ニ ッ ト を コー ド す るd)Nへ を 約8,( 膕 の 組 換 えフ ァ ー ジ か ら ク口 ー ニ ング し 、 翻 訳 領域 全 体 を 含 むdNA1995bp) の 塩 基 配列 を 決 定 し 、284ア ミノ 酸 の 配 列 ( 分子 32, 閉0) を 演 繹 し た 。 さ ら に 、 ホ タ テ ガ イ ′nnの サ ブ ュ ニ ッ ト を コ ー ド す るdNA] 種 類 を約 5, ∞ 〔 膕 の 組 換 え フ ァ ー ジ か ら 得 た 。 そ のc匸 )NA986bpか ら 成り 、 翻 訳 領 域は10758番 目 の 塩 基 部 分 に あ っ た 。 そ の 配 列は284ア ミノ 酸 残 基 扮 子量32596) を 演 繹し 、 ア カ ザ ラ ガイ ′n11の 配 列 と13残 基の違 いがあ った 。

  ( の 配 列 相 同 性 は ア カ ザ ラ ガ イ と ホ タ テ ガ イ のTm問 で は96% 、 そ れ らと ウ サ ギnn間 で46・47% で あ っ た 。 ま た 、 ウ サ ギnn1と 比 べ て1801K膰 目 付 近 は 疎 水 性 度 が 高 く 、250番 目 付 近 は 親 水 性 度 が 高 か っ た が 、 そ の 他 は 全 般 的 に 良 く 似 て い た 。 二 次 構 造 を 予 測 し た 結 果 、 ウ サ ギnnは 全 体 の 約 吋 /oaヘ リ ッ ク ス を 形 成 し て い た が 、 ホ タ テ ガ イ 類Th1で は 約83% で あ っ た 。   8) ア カ ザ ラ ガ イ1mを 大 腸 菌 で 発 現 さ せ る こ と に 成 功し た が 、N末端 は ブ 口 ッ クは さ れ て い な か っ た 。 そ こ で 、N末 端 に1ア ミ ノ 酸 残 基 紬 ) ま た は2ア ミ ノ 酸 残 基 (AhDを 付 加 し だTmを発 現 さ せ た 。 こ れ ら の 発 現Th1は 、 重 合 能 を 失 っ て い た 。 さ ら に 、 発 現nnは 既 報 の 結 果 とI司 様 に 、 N端 の数残 基部 分の機 能が天 然ワ)Th1と 著し く異な ってい た。

  9) ホ タ テガ イ 類n1Tと ′rn1の 一 次 構 造 から 、 両 者 の 相 互作 用 部 位 を 検討 した 結果、 ウサ ギT11T Tmの 場 合 と 同 様 に コHrの 酸 陸 お よ び ・ 塩 基 陸 ア ミ ノ 酸 残 基 の ク ラ ス タ 一 部 分 にmnと の 結 合 領 域 が 存 在 し た 。 一 方 、 ホ タ テ ガ イ 類Th1に お い てTrlTと 静 電 結 合 す る と 思 わ れ る 領 域 を 認 め た 。 さ ら に 、coi闇 一con構 造 を 形成 す る タ ン パク 質 に 特 徴 的な 疎 水 | 生 アミ ノ 酸 の 周 期 配列 が 認 め ら れ、 こ れ らの 領域が 疎水的 に相互 作用 すると 考えら れた。

  以 上 、 本 研 究 がcDNAク ロ ー ニ ン グ に よ ル ア カ ザ ラ ガ イ 及 び ホ タ テ ガ イ の3種 のrrlT2種 のIm の ア ミ ノ 酸 配 列 を 決 定 し 、 ア カ ザ ラ ガ イ の そ れ ら 変 異 体 を 作 成 し て 相 互 作 用 部 位 を 検 討 し 、新 た な 知 見 を 得 た こ と を 審 査 員 一 同 は 高 く 評 価 し 、 申 請 者 が 水 産 学 博 士 の 学 位 を 授 与 す る に 適 格で あ ると 判定し た。

― ー1070 ‑

参照

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