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辮蕊同皮膚科-17-

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Academic year: 2021

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(1)

全身I性硬化症に伴う心筋血流と心機能異常の gatedSPECTによる評価

中嶋憲一,※

利波紀久,※

樋口隆弘,※

佐藤伸一,※※

滝淳一,※

西島干博,蕊※

河野匡哉濠 竹原和彦※※

〔背景と目的〕

全身性硬化症(systemicsclemsis,SSC)においては 全身臓器の合併症が予後を規定するが、とりわけ 生命予後に関しては心臓の合併症が重要である。

これまでSSCの心臓に関しては、心筋血流欠損,誘 発虚血および負荷血流予備能の低下が比較的高頻 度に出現することが指摘されており、心プール検 査でも駆出分画の低下や運動時の反応の低下が指 摘されている。しかしながら、これまでgated SPECTにより心筋血流と壁運動を同時評価した報 告はなく、またSSCの病期との関連をみた報告もな い。そこで、これらの点を検討することを目的に 本検討を行なった。

〔対象と方法〕

金沢大学医学部附属病院皮膚科においてSSCと診 断された患者32名および対照患者16名を対象とし た。Rodnan(modified)による基準により皮層硬化の totalskinscore(TSS)を求め、TSS≧10を高値群,

<10を低値群とした。また、LeROyらの分類により、

limitedtype(l-SSc,、=17),diffUsetype(d-SSc,n=11)

に分類し、サルコイドーシス,多発性筋炎,皮膚 筋炎の合併症のある症例は別群(c-SSc,、=4)とし た。対照群は、心電図,心エコーおよび負荷心筋 血流で異常のない16症例である。

運動負荷心筋シンチグラフイは、,駒mTc-tehDfOsmin/

Mmlにより負荷一安静の1日法プロトコールで施行 し、安静時検査についてgatedSPECTの収集を行な った。gatedSPECTは3検出器型装置で、1心拍を16 分割し、1方向45-60秒の収集時間で6度毎60方向

に設定した。

容積曲線の解析には、Cedars-SinaiMedicalCenter の定量的解析ソフトウェアQGSにより各時相での 容積を求め、offLlmeでマイクロコンピュータに転送 し処理を行なった。容積曲線のFourier変換により4 次までの高調波成分を用いてfilterをかけ、駆出分 画(EF),peakfillmglate(PFR),timetoPm(TPIR),

TPFR/RRmterva1,1/3meanfillinglate(1/3MコR)の各 指標を計算した。

心電図異常については、運動負荷心電図および Holter心電図による24時間モニターにおいて、有意 の虚血`性変化,multifOcalな心室性不整脈頻発,房

室ブロック,脚ブロックを異常としたcまた、心 房細動の症例は検討から除外した。

〔結果〕

安静時の対象者での解析結果と異常の定義は表1 のとおりである。典型的なTSSの低い症例と高い症 例の容積曲線を図1に示した。左は皮層スコア (TSS)=1のlimitedtypeであり、駆出分画正常,拡 張期指標もすべて正常である。右はTSS=16の diffilsetype症例であり、駆出分画は正常であるが、

拡張期指標の1/3MIR,TPFRTPFR/RRのいずれも 異常である。

図2に拡張期指標のTPFRとTPFR/RRの異常の頻 度を、対照群,TSS低値群,高値群について比較し て示すが、群間に有意差が認められた。また、図3 に心筋血流欠損あるいは虚血,心電図異常,拡張 障害の頻度と病型の関連を示す。EFの低下はd-SSc の2例,c-SScの1例にのみ認めた。拡張障害はl-SSc の29%,d-SScの45%,c-SScの75%に認めた(p=

0004)。心電図異常はl-SScの18%,d-SScの27%,

c-SScの50%に認めた(p=005)。心電図異常と拡張 障害においては、diffUsetypeで有意に異常頻度が高 かった。また、合併症を伴うタイプではより高い 心筋障害が認められることも判明した。

〔考察〕

本検討からgatedSPECTにより拡張機能の評価も 可能であることが明らかとなった。心筋欠損や虚 血は従来の報告に比較して頻度が低く、むしろ拡 張障害がその早期の異常所見となることが示され た。この差異は、今回の対象において高度のSSCの 障害が比較的少ないこと、女性が多いこと、さら に日本人でのSSCの特異'性も関連していることが推 定される。この検討結果よりgatedSPECTの適応と

なる患者として、diffUsetype,TSS>10,不整脈,

虚血性の変化の疑い,他の結合組織疾患の合併症 例が考えられる。今後、この早期の異常がさらに 治療により変化するのかどうか、予後評価上の価 値があるのかどうかという観点から検討が必要で ある。

〔文献〕

NakajimaK,TakiLKawanoM,HiguchiT,SatoS,

NishijimaC,TakehamK,TonamiNDiastoucdysfimction inpatientswithsystemicsclerosisdetectedbygated myocardialperfUsionSPECT:Anearlysignofcardiac involvementJNuclMed2001;42:183-188

蕊金沢大学核医学科 辮蕊同皮膚科

-17-

(2)

-第35回北陸循環器核医学研究会(2001.1)

Mean±SD 68±9 2.46±045 1.52±025 166+p, 0.18±0.02

Criterlaforabnormalitv Electionfractlon(%)

Peakflllingrate(PFR)(/sec)

1/3meanfllllngrate(/sec)

TimetoPFR(msec)

TimetoPFR/RRlnterval

<55%

<1.6

<1.0

>210

>022

△表1StandardvalueforgatedSPECTparameters F、

Normalfunctlon Diastolicdysfunction

21 ユロ□

M ユ00

ⅡZ

(/fPN…よ|=フーニニミ圖…

△図1Typicalexamplesofvolumecurvesfromlow TSSOeft)andhighTSS(right)patients

「■q

ComparlsonofFilingPa「amete「s 801ボーーーーーー澤--

70

0.3 60

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蕊」

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0.1

一一一。

TimetoPFRTPFR/RR

p=OD34byANOVAp=0.012 Donlrol c-SSc

△図2ComparisonofTPFRincontrol,low-▲図3Comparisonofabnormalityineach

andhigh常TSSgroupsgroup

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全P■11

参照

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