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実 験 的 マ ウ ス 白 血 病 に 関 す る 研 究

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Academic year: 2022

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(1)616‑006. 4 46‑033. 3. 実 験 的 マ ウ ス 白 血 病 に 関 す る 研 究 第 C58マ. 一. 編. ウ ス 白 血 病 細 胞 の 同 系 マ ウ ス ヘ の 移 植 に よ る研 究 岡 山大学医学部 平木内科教室 (主任:平 木潔教授) 副. 手. 藤. 原. 久. 〔昭和39年6月1日 内 Ι 緒. 容. 受稿〕. 目. 次 移 植 細 胞 数 に 関 す る検 討. 4.. 移 植 に 用 い られ る臓 器 に 関 す る検 討. 言. 3.. Ⅱ 実験材 料並 びに実験 方法 Ⅲ. 5.. 実験 成績 白血病細胞 の移 植率につ いて. 1. 2.. 移植 マウスの性 及び年令 に関す る検討 Ι. 緒. 総括並 びに考按. Ⅴ. 結論 移 植 に 用 い る マ ウス 白. 血 病 株 の差 異 と転 移 に関 連 して この 問 題 を論 じて い マ ウ ス 白 血 病 に 関 す る 最 初 の 報 告 は, 1878年 の後 多 数 の 研 究 報 告 が. 見 られ る.白 血 病 細 胞 の 移 植 に 関 し て は, Tyzzer (1907)84)及 びHaaland. 移 植 部 位 に 関 す る検 討. Ⅳ. い な い. Goldie, H.等19)は. 言. Eberth14)に よ り行 わ れ,そ. 義. (1911)26)が 最 初 に マ ウ ス. る.ま た他 の腫 瘍 につ い て は移 植 部 位 の 差 に よ る病 像 の 変 化 を認 め て い る も の もあ る16)19)64). 扨 て1961年 教 室 の 白石40)73)74)75)等 は 純 系 マ ウ ス C58に 自然 発生 した リンパ 性 白血 病 の 肝,脾. 無細胞. の 白血 病 移 植 を試 み て 失 敗 した が, 1929年Richter. 濾 液 を生 後4週 の 同系 マ ウ スに 接 種 した 所3匹 中1. 及 びMac. 令 マ ウ ス に 自然 発 生. 匹 に骨 髄 性 白血 病 の発 生 を 認 め,無 細 胞 濾 液 接 種 に. した リンパ 性 白血 病 細 胞 を 同 系 幼 若 マ ウ ス に継 代 移. よ り リンパ 性 白血 病 か ら骨 髄 性 白血 病 へ の 病 型 変 異. 植 す る事 に成 功 し,最 初 の 可 移 植 性 マ ウ ス 白血 病 株. を お こ した 事 を 報 告 した.更 に そ の後 細 胞 学 的,免. を樹 立 した.そ の 後 樹 立 され たC58マ. ウ スの 白血 病. 疫 学 的研 究31)45)46)56)57)58)59)60)78)79)に よ り 両 者 の異. 株 は,順 次 に ア ル フ ァベ ッ ト文 字 に て 表 わ され そ の. 同 に 関 す る検 討 が行 わ れ,そ れ ぞ れ の マ ウ ス 白血 病. 数株 が報 告 され て い る63)66)67).. ウ イル ス の抗 原 性 に は一 部 共 通 部 分 を 有 す るが異 る. Dowell65)はC58老. 移 植 材 料 中 の 白 血 病 細 胞 数 と移 植 後 の マ ウス 生 存. 処 が あ り,別 種 ウ イル ス に よ る もの と して 病 型 変 異. 日数 と の 関 係 や,移 植 陽 性 を来 す に 必 要 最 少 限 度 の. が 説 明 され る様 に な つ た が,私 は 細 胞 移 植 の 面 か ら. 白血 病 細 胞 数 に 関 す る研 究 並 び に 移 植 率 に 関 す る検. これ を 検 討 し興 味 あ る知 見 を 得 たの で報 告 す る.. 討 がMac. Dowell54) 68)等 に よ り行 わ れ た が,ま. た. Ⅱ. 実験材 料並びに実験 方法. 移 植 に 用 い られ る株 が 異 れ ば 移 植 結 果 に も差 異 を生 1.. ず る事 も報 告 され た67).. 実験材料. C58マ ウス 白 血 病 の 移 植 に用 い られ る 臓 器 あ るい. 本 研 究 に 使 用 した 純 系 マ ウ ス は総 て1958年 テ キ サ. は 材 料 に つ い て は,皮 下 腫 瘤37),末 梢 血 液36)あ る. ス大 学 癌 研 究 所 よ り岡 山 大 学 マ ウ ス コロ ニ ー に送 ら. い は 脾 臓64)65)な ど が 用 い られ て い る が,こ れ ら移. れ て来 た も の に 由来 す る.使 用 せ る マ ウ ス 白 血病 株. 植 材 料 の 差 異 が 移 植 結 果 に 及 ぼ す影 響 に 関 す る系 統. は,平 木 内科 教 室 に お い て 樹 立 さ れ た リンパ 性 白. 的 研 究 は見 当 らな い.. 血 病 株(以 下OHS‑LLと. 一 方C58マ. ウ ス 白血 病 細 胞 の移 植 部 位 につ い て も. 略 す) 26代 よ り58代 迄 の. もの 及 び 骨 髄 性 白 血 病 株(以 下OHS‑MLと. 略記. 皮 下 移 植36)65),腹 腔 内移 植36)65),静 脈 内移 植36)な. す) 50代 よ り98代 迄 の もの で あ る.使 用 せ る純 系 マ. どが 行 わ れ て い るが,や. ウ スC58の. は り系 統 的 検 討 は な され て. 年 令 は特 殊 な移 植 以 外 は1〜3ヶ. 月で.

(2) 410. 藤. 原. あ り,同 一 実験 に は同 性 マ ウ スを 用 い る様 に した.. 久. 義. 骨 髄 性 白 血 病 株 の 白血 病 細 胞5.2×107個/0.5cc. 各 マ ウス は そ れ ぞ れ 別 個 に 飼 育 箱 に 入 れ 室 温 は約. を生 後1〜9ヶ. 20℃. つ た所 す べ て7日. 前 後 に保 ち,水 及 び オ リエ ン タ ル 製 固 型 マ ウ. ス実 験 用 飼 料 を 自由 に 与 え,マ. ウス箱の清潔を保 つ. 2.. 目に 白 血 病 の た め死 亡 した.次 に. 白血 病 細 胞2.3×106個/0.5ccを 第1表. 様 心 掛 け た.. 月 迄 の 雌 雄 各 月 令 マ ウス に 移 植 を行. 同様 に 移 植 した所. に 示 す 如 くマ ウ ス生 存 日数 は8〜13日. 間であ. つ た が,こ れ を 月 令 別 に 検 討 す る と1〜4ヶ. 実験方法. 特 に記 載 しな い 場 合 は 移 植 後6〜7日. 目 の 白血 病. 平 均9〜9.5日,. 5〜6ヶ. 月 で は10〜11.5日. 月 では 間であ り. 発 症 マ ウ ス の脾 臓 を 摘 出 し リンゲ ル 氏 液 を 加 え つ つ. 高 令 マ ウ ス の方 が生 存 日数 は や や長 い.雌 雄 別 に生. 十 分 細 切 し10%細 胞 浮 游 液 と な し,そ の0.5ccを. 存 日数 の 検 討 を 行 な つ た が 両 者 の間 に大 差 を 認 め な. ツベ ル ク リン用 注 射 器 を 用 い て マ ウス腹 腔 内移 植 を. い.. 行 つ た.以 上 の操 作 は す べ て 無 菌 的 で あ る.移 植 材 料 中の 細 胞 含 有 数 は概 ね3〜5×107/0.5ccで の 白 血 病 細 胞 の 割 合 はOHS‑MLは94.0%, LLは91.3%で. あ る.マ. そ OHS‑. ウス 白 血 病 の 診 断基 準 は. 末 梢 血 白血 球 数 の 著 し い増 加 及 び 白 血 病 細 胞 の 出 現,. リンパ 性 白血 病 株 の 白 血 病 細 胞3.4×107個/0.5cc を 同 様 に 移 植 した所 す べ て7日 亡 した.次. 目 に 白血 病 の た め死. に 白 血 病 細 胞3.7×106個/0.5ccを. に移 植 した 所 第1表. 同様. に 示 す 如 くマ ウス 生存 日数 は8. 〜10日 間 で あ り,こ れ を 月 令 別 に検 討 す る と1〜4. ス タ ン プ標 本及 び 組 織 学 的 検 査 に お い て 諸 臓 器 に お. ヶ 月 で は平 均8.5〜9.5日,. け る 白血 病 細 胞 の 浸 潤,平 木 式 組 織 培 養 盤 に よ る脾. 日間 で あ り月 令大 な る程 生 存 日数 は 長 い 傾 向 が あ る. 及 び リンパ 腺 の培 養 所 見 が 白血 病 型 で あ る事 等 で あ. .雌 雄 間 の生 存 日数 に は 大 差 は な い. 3.. る.. 月 で は9.5〜10. 移 植 細 胞 数 に 関 す る検 討 a.. Ⅲ. 5〜8ヶ. 移 植 細 胞 数 と マ ウ ス生 存 日数. 実 験 成 績 移 植 材 料 中 の 細 胞 数 はOHS‑MLで. 1.. 白血 病 細 胞 の 移 植 率 に つ い て. 生 後9ヶ OHS‑LL両. 個/cc,. OHS‑LLで. 月 迄 の雌 雄 マ ウ ス合 計290匹 にOHS‑ML,. 個/ccで. 株 白血 病 細 胞 を そ れ ぞ れ 腹 腔 内 移 植 を 行. ぞ れ1.2個/cc,. あ り,此. を10倍 7.2個/cc,. 2.4個/ccと. ゲ ル 氏 液 に て 稀 釈 し各 々0.5ccず. あつ た.. た と こ ろ,第2表. 移 植 マ ウ ス の 性 及 び年 令 に 関 す る検 討 第1表. 第2表. び2.4×107. 段 階 稀 釈 法 に て 計 算 上 それ. なつ た所 全 例 に 移 植 陽性 で あ り,移 植 率 は100%で. 2.. は1.2×108. は7.2×107個/cc及. 及 び 第1図. に 示 す 如 く移 植 細 胞 数. が 減 少 す る と 共 に マ ウ ス 生 存 日 数 は7日. マ ウ ス の 月 令 ・性 と 白血 病 細 胞 移 植 後 の 生 存 日数. 移 植 細 胞 数 と マ ウ ス 生 存. 日 数. な るまで リン. つ を 腹 腔 内移 植 し. よ り漸 次 延.

(3) 実 験 的 マ ウ ス 白 血 病 に 関 す る 研 究. 第1図. 移 植 細 胞 数 と マ ウス 生 存 日数. 第2図. 411. 移 植 紬 胞 数 と移 植 後 の マ ウ ス末 梢血 白 血 球 数 の変 動 OHS‑ML. 註. ×― × ●‑‑‑‑‑‑● △ ― ・― △. 長 し理 論 上 約1個. OHS‑ML株 OHS‑LL株 OHS‑LL株. マ ウス 生 存 日数. の細 胞 移 植 も可 能 で あ り,そ の 場. 合 の マ ウ ス生 存 日数 は18日 で あ つ た. b.. 移 植 細 胞 数 と 移 植 後 の マ ウス 末 梢 血 白血 球. 数 の変 動 OHS‑MLで. は 移 植 細 胞 数5.9×107個. よ り10倍 段. 階稀 釈 法 にて 計 算 上0.59個 に な る ま で稀 釈 し それ ぞ れ マ ウ ス腹 腔 内移 植 し,そ の 後1〜2日. ① 〜 ⑨ は 夫 々 移 植 細 胞 数5.9×107, …5 .9×100, 5.9×10‑1個 を示す. 間隔を おい. て末 梢 血 白血 球 数 の推 移 を 検 討 した所,第3表 第2図. 移植後 日数 註. 5.9×106…. 及び. に示 す 如 く,移 植 前 の 白血 球 数 は13,500〜. 22,000で あつ たが 各 マ ウス共 移 植 後 一 時 白血 球 数 が. 移 植 後 一 時 白血 球 増 多 あ るい は減 少 を 来 す が,多. は 著 明 な 白血 球 減 少 に続 い て 著 しい 白 血 球 増 加 を来. 増 加 し,そ の 後 一 旦 白血 球 数 が 減 少 し た後 再 び 急 速. して 死 亡 す る.死 亡前 白 血 球 数 は86,500〜216,000. に 白血 球 増 多 を 来 して 死 亡 す る もの が 多 い.死 亡 前. で あ つ た.. の 白血球 数 は72,500〜186,000で OHS‑LLで. あつ た.. は 移 植 細 胞 数 は3.6×107個. OHS‑ML, よ り10倍. く. OHS‑LL両. 株共 移 植 細 胞 数 減 少 と共 に. 潜 伏 期 間 は増 大 し,白 血 球 増 多 を 来 した 後 は3〜4. 段 階 稀 釈 法 に て 計 算 上3.5個 に 至 る ま で稀 釈 し そ れ. 日で 死 亡 した.ま た 白 血 球 増 多 を来 す 前 に一 時 的 白. ぞ れ マ ウ ス腹 腔 内 に移 植 し末 梢 血 白血 球 数 の 推 移 を. 血 球 減 少 を 示 す もの が 多 かつ た.. 検 討 した 所,第4表. 及 び第3図. 白血 球 数 は14,500〜29,000で 第3表. 註 ()内. に 示 す 如 く移 植 前 の あつ た が,各 マ ウ ス共. 4.. 移 植 に 用 い られ る臓 器 に 関 す る検 討. 移植材料 は両 株共移植後7日 目の マウスの末 梢血. 移 植 細 胞 数 と移 植 後 の マ ウス末 梢 血 白血 球 数 の 変 動. 数 値 は 前 日死 亡 した マ ウス の 死 亡 直 前 の 白 血 球 数 を示 す.. OHS‑ML株.

(4) 412. 藤. 第4表. 註 ()内 第3図. 原. 久. 義. 移 植 細 胞 数 と移 植 後 の マ ウス 末 梢 血 白 血球 数 の 変 動. OHS‑LL株. 数 値 は 前 日死 亡 した マ ウ ス の死 亡 直 前 の 白 血球 数 を 示 す.. 移 植 細 胞 数 と移 植 後 の マ ウ ス末 梢血. 日間 の生 存 日数 を 示 し,脾,腸. 間膜 リンパ 腺,胸 腺,. 白血 球 数 の 変 動. 肝 で は7〜8日,肺,骨. は10日,脳,〓. 髄,腎. 丸,. 筋 肉 で は12〜13日 で あ つ た.一 方 ス タン プ標 本で は 白血 病 細 胞 浸 潤 は 両 株 共 脾,腸. 間膜 リンパ 腺,胸 腺. で は最 も強 く,肝,肺,腎,骨. 髄 は こ れ に次 ぎ,〓. 丸,脳,筋. ち移 植 臓 器 に お け る. 肉で は最 も弱 い.即. 白血 病 細 胞 浸 潤 の程 度 と マ ウ ス生 存 日数 と は逆 の 相 関 々係 に あ る. 移 植 材 料 と して 脾 を 選 ぶ 場 合,脾 検 討 す る 目的 でOHS‑ML,. の移 植 性 につ き. OHS‑LL両. 株共 そ れ ぞ. れ7匹 の マ ウ ス に 同時 に 腹 腔 内移 植 を行 な つ た後, 毎 日一 匹 ず つ を屠 殺 し そ の脾 臓 を摘 出 して10%細 胞 浮游 液 を 作 りそ の0.5ccを. 次 代 マ ウ スの腹 腔 内 に移. 植 し マ ウ ス生 存 日数 を 検 討 した 所,第6表. に 示 す如. く移 植 翌 日の脾 臓 は 既 に次 代 マ ウス に 移 植 が 可能 で あ り, 1〜3日 OHS‑MLで. 移 植後 日数 註. 〓 丸,筋. ンパ 腺,胸. 腺,脳,肺,腎,骨. OHS‑LLで. 6日 の脾 移 植 で はOHS‑MLで. ① 〜 ⑧ は 夫 々 移 植 細 胞 数3.6×107, 3.6×106, … …3 .6×101, 3.6×100個 を示す。. 液,肝,脾,リ. の 脾 移 植 で は マ ウ ス 生 存 日数 は. は12〜10日,. で は9日,. は11日,. は8〜7日,. 4〜. OHS‑LL. 7日 目 の脾 移 植 で は そ れ ぞ れ7日 間 で あ. つ た.一 方 各 脾 臓 の ス タン プ 標 本 中の 白血 病 細 胞 は. 髄,. 肉 で あ り諸 臓 器 に お け る末 梢 血 液 の影 響 を. 1〜2日. 目で は 極 めて 少 い が 経 過 と共 に増 加 し6〜. 7日 至 り両 株共 著 し く増 加 した.即. ち脾 臓 に お け る. 除 去 す る 目 的 で マ ウ ス の股 動 脈 を 切 断 し失 血 死 せ し. 白血 病 細 胞 浸 潤 の 程 度 と移 植 後 の マ ウス生 存 日数 と. め た後 前 記 諸 臓 器 を 採 取 し,リ ンゲ ル 氏 液 中 に て 細. は 逆 の相 関 々係 に あ る.. 切 し約10%細. 胞 浮 游 液 と な し,そ の0.3ccを. マ ウス. 腹 腔 内 移 植 しマ ウ ス 生 存 日数 を 検 討 し た.一. 方各. 5.. 移 植 部 位 に 関 す る検 討. 移 植 材 料 を 腹 腔 内,皮 下,皮. 内,静 脈 内,胸 腔 内,. 移 植 に用 い た臓 器 の ス タ ン プ 標 本 及 び組 織 標 本 につ. 〓 丸 内,脳. き検 討 した.即. 脾 腫 脹 を来 し 白血 病 死 した が,そ. はOHS‑MLで. ち 第5表. に示 す如 くマ ウス 生 存 日数. は 移 植 材 料 が 脾 で は7日. で最 も短か. く,腸 間膜 リンパ 腺,末 梢 血 液 で は8〜9日,胸 肺,骨 髄,肝,腎. で は10〜12日,脳,〓. は13〜16日 で あ つ た. OHS‑LLで. 丸,筋. 腺, 肉で. は 末 梢 血 液 で は6. 内 に注 射 を 行 な つ た所 す べ て 著 しい 肝, れ ぞ れ につ き マ ウ. ス生 存 日数 及 び病 像 に 関 す る検 討 を 行 な つ た. a.. 腹 腔 内 移 植:移. 両 株 共 生 存 日数 は7日. 植 材 料0.5ccを. 注 射 した 所. 間 で腸 間膜 リンパ 腺及 び そけ. い 部 リンパ 腺腫 脹 が 著 明 で あ つ た..

(5) 実 験 的 マ ウ ス 白 血 病 に 関 す. 第5表. 413. 移 植 に 用 い られ た 臓 器 と マ ウス生 存 日数. 註. 1.. 各 臓 器 は10%細. 註. 2.. 白血 病 細 胞 浸 潤 の 程 度 を〓,〓,+に. 第6表. る 研 究. 胞 浮 游 液 と な し0.3ccを. 移 植 す.. て 示 す.. 白 血 病 移 植 後 の脾 臓 に お け る 白 血 病 細 胞. 下 リンパ 腺 腫 脹 を 伴 うも の もみ られ,〓 丸 の 腫 大 及. 浸 潤 と次 代 移 植 後 の マ ウス 生 存 日数. び 細 胞 浸 潤 が 著 し く,中 央 部 は壊 死 に お ち い り,圧 迫 に よ り壊 死 物 質 の排 出を み る もの もあ つ た. e.. 胸 腔 内 移 植: OHS‑MLで. を 注 射 した所,生. は移 植 材 料0.06cc. 存 日数 は9日 間 で あ り,縦 隔 洞 リ. ンパ 腺 腫 脹 は 著 し く心 臓 前 面 を 覆 ひ,ま た移 植 側 腋 窩 リンパ 腺 腫 脹 も著 明 で あ つ た. OHS‑LLで 植 材 料0.04〜0.1ccを 10日 間 で,縦 註. 脾 臓 に お け る 白血 病 細 胞 浸 潤 の程 度 を 〓,〓, +,± に て示 す. b.. 静 脈 内移 植:移. 0.3cc, OHS‑LLで. 植 材 料 はOHS‑MLで. は0.1ccを. は. 尾 静 脈 内注 射 し た所,. マ ウ ス生 存 日数 は そ れ ぞ れ6日, ンパ 腺 腫 脹 は著 し くな く,肺,心. OHS‑MLで. 存 日数 は9〜. 隔 洞 リンパ 腺 腫 脹 は極 め て 著 し く左 肺. 前 面 を 覆 う もの もあ つ た.ま. た両 側 腋 窩 リンパ 腺 腫. 脹 を 認 め た.両 株 共 移 植 局 所 及 び そ け い部 及 び 腸 間 膜 リンパ 腺 や 胸 腺 の 変 化 は 著 明 で は な か つ た. f.. 皮 下 移 植: OHS‑MLで. は移 植 材 料0.5ccを. 8日 で あ つ た.リ. 右 背 皮 下 注 射 した所,生. 臓 等 に も特 異 な所. 所 の腫 瘤 形 成 は み られ な か つ た が,移 植 部 皮 下 よ り. 存 日数 は9日 間 で,移 植 局. 右 腋 窩 リンパ 腺 に 向 う細 胞 浸 潤 を 認 め た.右 腋 窩 リ. 見 はみ られ な か つ た. c.. 注 射 し た 所,生. は移. 脳 内移 植:移 は7日,. 植 材 料0.02ccを OHS‑LLで. 注 射 した 所,. は8〜9日. 間 の生. 存 日数 を示 した.両 株 共 リンパ 腺 腫 脹 及 び脳 内 腫 瘤 形成 は み られ な か つ た が, OHS‑LLで. は移 植 後3日. ンパ 腺 及 び両 側 そ け い 部 リンパ 腺 腫 脹 は著 明 で あ つ た が,腸. 間 膜 リ ン パ 腺 腫 脹 は 中 等 度 で あ つ た.. OHS‑LLで. は 移 植 材 料0.4ccを. 右 背 皮 下 注 射 し た所,. 生 存 日数 は11〜15日 間 で あつ た.移 植 後3日. 目よ り. 目頃 よ り歩 行 失 調 症 を示 した り,脳 内移 植 部 位 に細. 移 植 部 位 に 小 結 節 を 生 じ, 6日 目に は 小 指 頭 大,. 胞 浸 潤 の み られ る例 も あ つ た.. 日 目に は15×22mm大. と な り以 後 漸 次 縮 少 して死 亡. 時 に は17×9×4mm,. 0.3gの. d.. 〓 丸 内 移 植: OHS‑MLで. は移 植 材 料0.05cc. 9. 扁 豆 形 と な つ た が,. を 注 射 した 所,生 存 日数 は9日 間 で,そ け い 部 及 び. 皮 下 細 胞 浸 潤 の み で 腫 瘤 形 成 を 認 め な い もの もあ つ. 腸 間 膜 リンパ 腺 の 中等 度 腫 大 及 び移 植 部 位 の細 胞 浸. た.そ. 潤 を 認 め た. OHS‑LLで. 間膜 リンパ 腺 腫 脹 は著 明 で は な か つ た.. は移 植 材 料0.06ccを. 注射. した 所,生 存 日数 は8〜13日 で あ り,後 腹 膜 及 び 腸 間膜 リンパ 腺腫 脹 著 し く,そ け い 部,腋 窩,及. び顎. g.. け い部 及 び 腋 窩 リンパ 腺 腫 脹 は み られ るが 腸. 皮 内 移 植:. OHS‑MLで. を 右 背 皮 内 注 射 を行 な つ た所,生. は 移 植 材 料0.2cc 存 日数 は9日 間 で.

(6) 藤. 414. 第7表. 註.肝,脾,リ. 原. 久. 義. 移 植 部 位 と マ ウ ス 生 存 日数 及 び 病 像. ン パ 腺 腫 脹 は 〓:著. 明,〓:中. 等 度,+:軽. 度,±:極. く軽 度,‑:な. し を 示 す.. 右 そ け い部 リンパ 腺 腫 脹 は 著 明 で あつ た が腸 間膜 リ. に 相 違 を示 す 場 合34)や 然 らざ る場 合71)が 報 告 され. ンパ 腺 腫 脹 は な か つ た.移 植 部 皮 下 よ り右 そ けい 部. て い る が,私 の 実 験 で は大 量の 細 胞 移 植(3〜5×107. に 向 う細 胞 浸 潤 を 認 め た. OHS‑LLで. 個)で. 0.4ccを 右 背 皮 内 注 射 した 所,生. は移 植材料. 存 日数 は9日. は こ れ 等 の 差 異 は全 く認 め られ な い が,移 植. 間で. 細 胞 数 が 減少 す る と幼 若 成 熟 マ ウ スに 比 し高 令 マ ウ. あ り,そ け い 部 及 び腋 窩 リンパ 腺 腫 脹 を 認 め たが 腸. ス の方 が生 存 日数 が 延 長 す る傾 向 が あ る.ま た性 に. 間 膜 リンパ 腺 腫 脹 は著 明 で は な く,移 植 部 皮 下 に 細. よ る有 意 の 差 は み られ な か つ た.. 胞 浸 潤 を 認 め た が 腫 瘤 形 成 は な かつ た.. 移 植 性 腫 瘍 に お い て は,株 に よ り移 植 性 に差 異 が あ る事 は 諸 家 の 報 告18)47)64)に み ら れ る が,同 一 株. Ⅳ. 総括 並びに考按. に お い て も 継 代 移 植 中 に 次 第 に変 化 を 来 し,そ れは. 腫 瘍 細 胞 移 植 に 当 り考 慮 さ るべ き 因 子 は,宿 主 の 感 受 性,腫. 瘍 株 の 特 性 及 び 継 代 数,腫. 瘍細 胞 の損 傷. 最 初 の数 代 に おい て著 明 で あ り,次 第 に そ の 株特 有 の性 質 を 示 して 来 る事 が 報 告27)28)51)64)67)85)さ れ て. の 有 無 及 び 活 性 度,移 植 材 料 中 の腫 瘍 細 胞 含 有 量,. い る. OHS‑ML及. 移 植 部 位 等 で あ る.. 移 植 中 に 漸 次 潜伏 期 間 が 短 縮 して マ ウ ス生 存 日数 は. Snell77)に よ ると腫 瘍 発 生 動物 と同 系 動 物 に お い て は 移 植 率 は100%で. あ り,こ の 際 移 植 陽性 と 云 う. の は 移 植 動 物 を 腫 瘍 死 せ しめ る事 で あ る. C58系 マ ウ ス に 原 発 せ る 白血 病 株OHS‑ML及 両 株 に お い て はC58系. びOHS‑LL. マ ウ ス へ の 移 植 率 は100%で. あ つ た.移 植 マ ウ ス の 年 令 及 び性 の 差 に よ り移 植 性. びOHS‑LL両. 株 に つ い て も 継代. 短 か くな り,私 が実 験 に 使 用 した 時 に は 生 存 日数 は 一 定値 を 示 して い た . 白血 病 細 胞 の損 傷 を 防 止 す る た めFurth37)は 清 及 びTyrode液. 血. を 用 い て 処 理 して い る が,私 は白. 血 病 脾 を リンゲ ル 氏 液 中 で細 切 して 白血 病 細 胞 浮 游 液 とな し,注 射 器 に て 移 植 を 行 な つ た が細 胞1個 で.

(7) 実 験 的 マ ウ ス 白血 病 に 関 す る研 究. 415. も移 植 が 可 能 で あ つ た 点 よ り,本 処 理 法 が 白血 病 細. お い て 最 も有 利 な方 法 が 選 ば れ て い る.例 え ば吉 田. 胞 に著 しい 損 傷 を 与 え な い も の と考 え る.. 肉腫88)に お い て は通 常腹 水 を 以 つ て継 代 移 植 され. 移 植 材 料 中の 白血 病 細 胞 の 占め る割 合 は使 用 臓 器. て い るが,末 梢 血 中 に 腫 瘍 細 胞 の 出現 す る場 合 末 梢. 及 び 移 植 後 の 日数 に よつ て も異 るが,白 血 病 に て 死. 血 液 で 移 植 す る と14例 中7例 が 移 植 陽性 で あ り こ の. 亡 間 近 か の マ ウ ス の脾 臓 はOHS‑MLで. 場 合 生 存 日数 が 延 長 した とい う,マ ウ ス白 血 病 移 植. %,. OHS‑LLで. は 平 均91.3%で. は 平 均94.0. あ る.こ の様 に 高 率. に 白血 病細 胞 を 含 有 す る点 よ り脾 臓 を移 植 材 料 に 撰. で は 血 液移 植36),脾 臓 移 植64),皮 下 腫 瘤 移植37)等 の 方 法 が採 用 され て い る が,こ れ ら の移 植 材 料 に つ. ぶ 事 は 移植 に 有 利 で あ るの み な らず,移 植 の 半 定 量. い て の 系 統 的検 討 は 見 当 ら な い. OHS‑ML及. 的検 討 を 可 能 とす る.. OHS‑LL両. 移 植 細 胞 数 と移 植 性 と の 関 係 につ い て は 諸 家 の 報. び. 株 共 脾 臓 あ るい は腸 間膜 リンパ 腺 を移 植. に 用 い た場 合,マ. ウ ス生 存 日数 は7日. あ るい は8日. 告18)68)87)に み られ る如 く,移 植 細 胞 数 が 多 い 程 生. 間 で あ り,末 梢血 液 を 移 植 した場 合 そ れ ぞ れ9日 及. 存 日数 は 短 い.私. び6日 の 生 存 日数 を 示 した が,継. LL両. の実 験 成 績 で もOHS‑ML,. OHS‑. 株 に お い て 腹 腔 内 移 植 細 胞 数5.9×107個,. 3.6. ×107個 で は マ ウ ス生 存 日 数 は共 に7日 間 で あ り,. 代移 植 に は 材 料 の. 豊 富 な 脾 臓 を 選 ぶ の が 最 も有 利 で あ る.胸 腺,肝 臓, 肺,骨. 髄,腎. 臓 移 植 で はOHS‑ML,. OHS‑LLの. マ. 移 植 細胞 数 が 減 少 す る と共 に マ ウ ス生 存 日数 は延 長. ウス 生 存 日数 は そ れ ぞ れ10〜12日 間, 8〜10日 間 で. し,計 算上 移 植 細 胞 数 約1個. で は マ ウ ス生 存 日数 は. あ り,各 移 植 材 料 の細 胞 浸 潤 は 中等 度 で あ つ た.脳,. それ ぞ れ18日 間 で あ つ た.移 植 白血 病 細 胞 が 宿 主 マ. 〓 丸,筋 肉 移 植 で は両 株 共 最 も長 い マ ウス生 存 日数. ウス 中 で分 裂 増殖 し白血 病 を惹 起 す る47)64)事 を考. を示 し,こ れ ら移 植 材 料 に お け る 白血 病 細 胞 浸 潤 は. え れ ば,移 植 細胞 数 が 多 い程 マ ウ ス生 存 日数 が 短 く. 最 も軽 度 で あ つ た.即. な るの は 当然 で あ る と考 え られ る.. 異 は移 植 細 胞 数 の 相 違 に よ る もの で あ り,逆 に マ ウ. 腫 瘍移 植 に 必 要 とす る最 少 限 度 の 細 胞 数 の 研 究 に つ い て はCosta, R. S.等13),石. A.,7) Hewitt,. H. B.29). DeRoppe,. 橋35),細 川30)等 の 報 告 が あ り, 106. ち移 植材 料 に よ る移 植 性 の 差. ス生 存 日数 よ り白血 病 細 胞 浸 潤 の 程 度 を 推 定 出 来 る. 移 植 部 位 の 相 違 に よ る移 植 率 及 び 病 像 の変 化 に つ い て は, Ehrlich癌. に よ る腹 腔 内移 植,皮. 下 移 植,. 個 を必 要 とす る もの や1個 で 移 植 可 能 な も の が あ る.. 静 脈 内移 植等 の 研 究16)48)72)86),吉 田 肉腫88)及 び そ. Richter and MacDowell. の他 の腫 瘍 に よ る 同様 な 研 究70)が あ る. Ehrlich癌. (1933)68)は. 純系 マウス間. の 白血 病 移 植 に 数 千 個 の 細 胞 が 必要 で あ る と述 べ,. や 吉 田 肉腫 で は 一 般 に皮 下 移 植 は 腹 腔 内移 植 よ り移. Furth,. 植 率 は低 く且 つ 宿 主 の 生 存 期 間 も長 い.腹 腔 内 移 植. J.等37)は. を切 除 し, Tyrode液. 皮 下 移 植 に て 生 じ た 白血 病 腫 瘤 中 で 砕 切 し 此 をMicromanu. pulatorを 用 い て 細 胞1個 Akf5系. を 吸 い 上 げS2系. で 腹 水 型 を示 す 腫 瘍 で も皮 下 移 植 で は 結 節 型 とな り,. 及び. 白血 病 計95例 中5例 に 白血 病 移 植 が 成 功 し. た.私 もOHS‑ML及. びOHS‑LL両. 株 に おいて白. 又 静 脈 内 移植 で はEhrlich癌. や 加 藤系家兎 肉腫等. で は 肺 に結 節 型 腫 瘍 形 成 を 生 ず るの に 比 して,吉. 田. 肉 腫 で は心 臓 及 び 腎 臓 に限 り結 節 を 形 成 す る とい う.. 血病 細 胞1個 の 腹 腔 内 移 植 に 成 功 し た が, Stroma. 脳 内移 植23)24)25)44)76),前 眼 房 内 移 植20)22)61)82)や 〓. reactionを 必 要 と しな い 独 立 性 と運 動 性 が 大 な遊 離. 丸 内移 植21)に つ い て は 異種 移 植 と 関連 し た研 究 が. 腫 瘍 細 胞69)で あ る 白血 病 細 胞 の 同 系 動 物 に 対 す る. あ る.マ ウ ス 白 血 病 細 胞 の移 植 部 位 に 関 す る系 統 的. 単 一細 胞 移 植 の成 功 率 が 他 に比 して 高 い事 は 容 易 に. 研 究 は 見 当 らな い が,Goldie,. 理 解 出 来 る.. 病 細 胞 を 腹 腔 内,側 腹 部 皮 下,頭 部 皮下 に そ れ ぞ れ 移. 私 は色 々な 数 の 白血 病 細 胞 の 移 植 後 の マ ウス の末. H.等19)は. マ ウ ス白 血. 植 を行 い,諸 臓 器 へ の 浸 潤 の程 度 を 検 査 して い るが,. 梢血 白血 球 数 の変 動 を 検 討 した結 果,移 植 細 胞 数 が. 生 存 日数 は腹 腔 内 移 植 マ ウ ス が 最 も短 か く側 腹 壁 皮. 多 い程 白血 球 増 多 を 来 す 迄 の潜 伏 期 間 が 短 縮 し,一. 下 で は 最 も長 く,各 臓 器 へ の 白血 病細 胞 の侵 入 は皮. 度末 梢 血 白血 球 増 多 を 来 した場 合 は そ の 後 の マ ウス. 下 移 植 よ りは 腹 腔 内 移 植 の 方 が 速 や か で 且 つ 広 範 囲. の生 存 日数 は移 植 細 胞 数 の 如 何 に 拘 らず3〜4日. で. あ る事 が 分 つ た.. で あ り,移 植 部 位 の 如 何 は原 腫 瘍 発育 の 量,転 移 の 広 さ,宿 主 の 死 亡 に 関 係 す る重 要 な 因 子 で あ る と述. 移 植 材 料 に よ る移 植 性 の 差 異 に つ い て は,移 植 材. べ,こ. の 因 子 はAK4の. 如 く細 胞 自律 性 が大 で血 中. 料 と して 腫 瘤37)や 腹 水88),血 液36)88),脾 臓64)を 用. へ の早 期 拡 大 の 傾 向 の 大 な る も の に は 意 味 が 少 く,. いた場 合 に よ り相 違 が あ るが,そ. p 1534やC. れぞれの腫瘍株 に. 1498の 如 き も の で は 重 要 で あ り,非 白血.

(8) 416. 藤. 原. 病 性 腫 瘤 に 於 て 最 も 重 要 で あ る と 述 べ て い る. Furth等36)はA,. R, S各 系 マ ウ ス の 白血 病 移 植 率. に於 て,静 脈 内移 植 で は9.5%が %がaleukemic. 白血 病 とな り, 2.8. lymphoadenosisを. 植 で は124例 中1例 が 白血 病,. 生 じ,腹 腔 内 移. 3例 に リンパ 性 腫 瘤. の み を 認 め,皮 下 移 植 で は全 例 移 植 陰 性 で あ つ た と. 久. 義. ウ スへ の移 植 性 を 検 討 した所,次. の 如 き結 果 を得 た.. 1) C58マ ウ スへ の 移 植率 は 両 株 共100%で. あつ た.. 2) 移 植 に 用 い られ る マ ウ スの 年 令及 び 性 の相違 は移 植 後 の マ ウ ス生 存 日数 に 著 明 な 差 異 を 来 さな か つ た. 3) 移 植 細 胞 数 と マ ウス の 生 存 日数 と は 逆 の相 関. 述 べ て い る.私 の 実 験 で は移 植 率 は 移 植 部 位 の如 何. 々係 に あ り,白 血 病 細 胞1ケ. を 問 わ ず100%で,移. 植 後 マ ウ ス生 存 日数 は静 脈 内,. で あ り,移 植 細 胞 数 に 関 す る両 白血 病 株 の 間 の移 植. 脳 内,腹 腔 内 移 植 で は短 か く,〓 丸 内,胸 腔 内 移 植. 性 の 相 違 は み られ な か つ た.移 植 細 胞 数 の 減少 によ. が こ れ に次 ぎ,皮 下 及 び皮 内 移 植 で は最 も長 い.病. るマ ウ スの 生 存 日数 の延 長 は血 液 像 が 白血 病 性 とな. 像 に 関 して は す べ て 肝,脾. る迄 の 潜 伏 期 間 の延 長 に よ る も の で あ つ た.. が 腫 大 し白血 病 に よ り死. 亡 した が,移 植 部 位 の変 化 は 軽 微 で あ つ た.し か し OHS‑LLで. はOHS‑MLに. で も腹 腔 内移 植 が 可能. 4) 移 植 に用 い られ る臓 器 と マ ウ ス 生存 日数 と の. 比 し脳 内,〓 丸 内,皮 下. 関 係 は そ の 臓 器 に 含 まれ る白血 病細 胞 数 如 何 に よ る. 移 植 に 際 し移 植 部 細 胞 浸 潤 が や や 強 く,特 に 皮 下. もの で あ り,移 植 細 胞 数 と マ ウ ス生 存 日数 の 関係 と 一 致 した .従 つ て マ ウ ス生 存 日数 よ り逆 に臓 器 に お. 移 植 で は腫 瘍 形 成 を み とめ た もの もあ つ た.ま. た リ. ンパ 腺 腫 脹 は 移 植 部支 配 領 域 の リンパ 腺 に著 し く, リ ンパ 行 性 転 移 に よ る事 を 示 して お り,〓 丸 内,胸 腔 内,皮. 下,皮. OHS‑MLに. 内移 植 に 際 し て はOHS‑LLで. は. 比 して 移 植 部 支 配 領 域 の リンパ 腺 の み な. け る 白血 病 細 胞 浸 潤 の程 度 を 推 定 す る事 が 出来 た. 5) 白血 病 細 胞 の 移 植 部 位 の 差 は マ ウ ス 生 存 日数 に 影 響 を及 ぼ す が,病 像 に及 ぼ す影 響 は軽 微 で あ つ た.し か しOHS‑MLに. 比 しOHS‑LLで. は 脳 内,. らず 他 部 位 の リンパ 腺 腫 大 も強 く且 つ広 範 囲 にみ と. 〓 丸 内,皮 下 移 植 に際 し移 植 部 局 所 の変 化 が強 く,. め られ た.即. ま た〓 丸 内,胸 腔 内,皮 下,皮. ちGoldie等19)のAK4の. 如 く移 植 部. 位 か ら の転 移 が 極 め て 速 か で あ る た め,移 植 部 位 の. 内移 植 に 際 し リンパ. 腺 腫 脹 が 著 し く且 つ 広 範 囲で あ つ た.. 差 に よ る病 像 の 変 化 は 軽微 で あ つ た がOHS‑ML及 びOHS‑LL両. 株 の 間 に 多 少 の相 違 を 認 め た.ま. た. マ ウ ス生 存 日数 も移 植 部 位 の 差 に よ る変 化 が み とめ. 擱 筆 に 当 り終 始 御 指 導 を 賜 つ た 恩 師 平 木 潔 教授 並 び に 角 南 宏 講 師 に深 謝 す る.. られ た. (本 論 文 要 旨は 第24回 日本 血 液 学 会 総 会 及 び第21 Ⅴ OHS‑ML及. 結. びOHS‑LL両. 語 株 白 血 病 細 胞 の 同系 マ. 回 日本 癌 学 会 総 会 に 於 い て 発 表 した.).

(9) 417. 実 験 的 マ ウ ス 白血 病 に関 す る研 究. Studies Ι.. Isologous. on. Experimental. Leukemia. Transplantation. of. C58. in Mouse. Mice. Leukemia. by. Hisayoshi. Fujiwara. Department of Internal Medicine, Okayama University Medical School (Director: Prof. Kiyoshi Hiraki) In 1961 two strains of transplantable leukemia. in C58 mice were established in the Depart. ment of Internal Medicine, Okayama University Medical School. One is a lymphocytic leukemia (OHS‑LL) of spontaneous origin and the other a myelogenous leukemia (OHS‑ML) developing in a mouse inoculated with a cell‑free extract from the lymphocytic leukemia. The present paper concerns transplantation experiments of both strains of leukemia into isologous mice. Both strains of leukemia were transplantable in 100%, and the age or sex of the recipi ent mice did not considerably influence the survival days of the animals. The number of the inoculated leukemic cells and life span of the recipient mice showed an inverse relation, and even a single leukemic cell, when transplanted intraperitoneally, killed animals in 18 days. Transplantation of different organs indicated that the number of leukemic cells contained in the organs determined the survival pericds of the inoculated mice, and it was possible to assess the degree of leukemic infiltration in a given organ from the life span of the animals. The site of cell‑graftinfluenced the survival days but very slightly the manifestation of the disease. However, the local changes following intracerebral, intratesticular and subcutaneous trans plantation were more. pronounced. in OHS‑LL. in comparison. with OHS‑ML.. ‑.

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参照

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