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更年期を迎えた女性の月経に対する認識の変化

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Academic year: 2021

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資  料

*1京都大学医学部付属病院(Kyoto University Hospital)

*2京都大学大学院医学研究科(Kyoto University, Graduate School of Medicine)

2015年6月19日受付 2016年3月30日採用 日本助産学会誌 J. Jpn. Acad. Midwif., Vol. 30, No. 1, 131-140, 2016

更年期を迎えた女性の月経に対する認識の変化

Changes in perception of menstruation in menopausal women

本 田 知佳子(Chikako HONDA)

*1

我部山 キヨ子(Kiyoko KABEYAMA)

*2 抄  録 目 的  本研究の目的は,更年期の女性が月経をどのように認識してきたのか明らかにすることである。 対象と方法  妊娠・出産の経験があり子宮摘出術を受けていない7名の更年期女性を対象に,初経から現在までの 月経の認識に関して半構成的面接を行った。得られたデータは,解釈学的現象学の手法で分析を行った。 結 果  本研究で抽出された月経の認識に関するテーマは,5つのカテゴリー「初経時の複雑な受け止めと経 験による慣れ」「月経の存在によって気づかされる女性の機能と健康」「閉経と老いていく自分」「他者と の関わりが月経の認識に与える影響」「月経痛と月経の認識との関連」に分類された。 考 察  女性が生涯を通して月経を肯定的にとらえ,上手に付き合っていくことができるようになるためには, 初経を肯定的に受け止めることができる月経教育,思春期後期の月経・性教育,母親に対する月経教育, 月経痛の正しい対処法の指導が必要である。また,看護者としては,学校教育と医療従事者とが連携し た健康教育システムの構築や,周産期以外の女性が婦人科受診をしやすい環境づくりを行う必要がある。 キーワード:月経,更年期,認識,月経痛 Abstract Purpose

The purpose of this study is to reveal changes in perception of menstruation in menopausal women. Methods

The participants were seven women who had experienced pregnancy and childbirth but not a hysterectomy. They were interviewed in a semi-structured format about their perception of menstruation from menarche to the present. The data were analyzed by the hermeneutic phenomenology method.

Results

Results of the perception of menstruation obtained in this study were classified into five categories: "mixed feel-ings at the time of the acceptance of first menstruation and becoming used to it through experience", "functions and health of females perceived because they undergo menstruation", "menopause and aging", "influence of interaction with others upon the perception of menstruation", and "association between the perception of menstruation and

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To positively accept menstruation throughout life and deal effectively with menstruation, it is necessary to re-ceive menstruation education in order to accept menarche positively, menstrual/sex education in late adolescence, menstrual education for mothers, and guidance on appropriate coping methods of menstrual pain. In addition, nurs-es need to develop a health education system in cooperation with school education and to create an environment where gynecological consultation is accessible to women.

Keywords: menstruation, menopausal women, perception, menopausal pain

Ⅰ.は じ め に

 厚生労働省発表の平成25年人口動態統計によると, 2013年の平均初婚年齢は29.3歳,第1子出産年齢30.4 歳,合計特殊出生率は1.43であり,晩婚化や出産人数 の減少に伴って日本人女性が生涯経験する月経回数は 増加している。つまり,女性が生涯を通して月経と上 手に付き合っていくことは,重要な健康課題の一つで あると言える。  月経の認識に関して,各ライフステージにおける女 性を対象とした研究がなされている。一般的に,思春 期の女性は月経を自然なもの,女性の特質とは捉え ているが,嫌だ,面倒,仕方ないものとネガティブに 捉えることが多いと言われており(吉沢・鈴木,2002, pp.186-189),甲斐村(2012, p.281)は,初経教育時・ 初経時には「否定的」「中立・困惑的」な印象を持った 者が大半だったが,月経の繰り返しにより「不安」が 軽減し,出産を考慮する年齢への接近により「女性と しての健康」に対する関心が高まることで「肯定的」な 印象を抱くようになる一方で,不規則な月経や月経周 期に伴う症状は学生生活上の様々な行事に何らかの影 響を与えることから「否定的」な感情も高まっている と報告している。成熟期になると月経をポジティブに 捉えるようになってくると言われている(吉沢・鈴木, 2002, pp.186-189)。神谷・谷津(2007, pp.86-87)は,成 人女性は月経を通して女性としての自己の身体に気付 き月経についてそれぞれに意味づけをしており,肯定 的な感情と否定的な感情が共存していることが明らか になったと報告している。そして更年期になると,身 体的・精神的変化が現れ,その症状の苦痛感や,加齢 や老いというマイナスイメージと結びつくことによる 不安感などから,月経は否定的なイメージで捉えられ ると言われている。その一方で,ライフステージの自 然な一段階として月経を捉え, ほっとする といった 閉経が持つ 解放 の側面に同意する者が多かったと いう報告もある(田仲,2009, p.112)。  以上のように,月経の認識に関して思春期・成熟期 ・更年期それぞれの女性を対象とした調査はあるが, 初経から更年期・閉経までを通した研究はない。した がって,本研究では更年期の女性が初経から現在まで 月経をどのように認識してきたのか明らかにし,女性 が生涯を通して月経と上手に付き合っていくために必 要な,各ライフステージ・ライフスタイルに応じた健 康支援(月経対処への支援)のあり方を検討する。 用語の操作的定義 月経の認識:初経から現在に至るまでの月経に対する 考え方,思い,態度。

Ⅱ.研 究 方 法

1.研究デザイン  解釈学的現象学 2.対象  関西在住の45∼55歳の女性で,子宮摘出術を受け ていない,妊娠・出産の経験がある,という2 点を包 括基準として加えた。著者の知人を通じて協力を依頼 し,研究への参加の承諾が得られた7名を調査対象と した。 3.データ収集期間  2013年8月1日∼11月23日 4.データ収集方法  基本的属性についてはフェイスシートを利用し,イ ンタビュー開始前に記入の依頼を行った。質問項目は 年齢・夫の年齢・婚姻状況(結婚年齢)・出産経験(出 産年齢,子どもの人数)・職業・初経年齢・閉経年齢 ・月経状況・生殖器疾患の既往歴・現病歴とした。  面接は,初経から現在までの月経の認識に関して, 「初経時∼思春期」・「妊娠・出産を含めた成熟期」・ 「現在と今後」についての6の質問を設定したインタビ

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更年期を迎えた女性の月経に対する認識の変化 ューガイドを作成し,半構造的面接法にて一人につき 約60分間行った。面接内容はICレコーダーに録音し, 逐語録としてデータ化した。面接場所は研究協力者の プライバシーが守れるような場所を設定し,具体的に は,京都大学医学部人間健康科学科棟内面接室・研究 協力者の自宅近くのカフェや公園・研究協力者の自宅 のうちから希望場所を選んでもらった。 5.データ分析方法  得られたデータは,ハイデガーの存在論に基づく BennerやLenardの手法を参考に,テーマ分析,模範 例の解釈,事例の解釈という3つの方法を用いて分析 した(Benner, 1994/2006, pp.56-57)。第一の方法であ るテーマ分析では,各逐語録のうち,月経の認識に関 して表現されていると考えられる文脈の記述を分析 対象とし,文脈を整えて客観的な意味に書き換えて 「意味ある単位(meaning unit)」として抽出した。そし て,事例内・間で意味ある単位を比較しながら,類似 した意味ある単位をテーマに分類した。テーマ分析の 過程では,逐語録全体を読み返しながら,事例内・間 での意味ある単位およびテーマの比較を継続的に行っ た。第二の方法である模範例の解釈では,月経の認識 の変化を顕著に表現すると考えられた記述や研究協力 者に着目した。模範例とその他の記述や研究協力者と を比較することで,テーマの類似および相違を明確に していった。第三の方法である事例の解釈では,テー マ分析や模範例の解釈を裏づける記述を各事例に探求 し,テーマの妥当性を高めた。  分析過程において,研究の厳密性を高めるため,母 性看護・助産学の専門家および現象学に基づく質的研 究家から意見を受けながら,分析内容の確認,検討を 行い,修正することを繰り返した。また,結果を研究 協力者にフィードバックして内容の正確さを検証した。  テーマの分析には,質的研究コンピューターソフト NVivo10を使用した。 6.倫理的配慮  研究協力者には,書面と口頭で本研究の趣旨を説明 して協力を依頼し,署名つきの承諾書を作成した。プ ライバシーの保護,研究参加の自由,途中離脱が可能 であること,語りたくない内容は語らなくてもよいこ と,得られたデータは本研究以外には使用しないこと を説明し,遵守した。  本研究は,京都大学大学院医学研究科・医学部及び 医学部付属病院医の倫理委員会の承認を受けている (承認番号:1039)。

Ⅲ.結   果

1.研究協力者の概要  研究協力者7人の背景を表1に示す。インタビュー 時間は48∼88分(平均64分)であった。研究協力者の 年齢は45歳∼52歳(平均49.1歳),初経年齢は11歳∼ 14歳(平均12.9歳)であった。 2.更年期を迎えた女性の月経に対する認識の変化  本研究で抽出された月経の認識に関するテーマは, 5つのカテゴリー「初経時の複雑な受け止めと経験に よる慣れ」「月経の存在によって気づかされる女性の 機能と健康」「閉経と老いていく自分」「他者との関わ 表1 研究協力者の概要 年齢 初経年齢 結婚年齢 月経状況現在の 月経痛 服薬経験 就業経験 出産経験 出産年齢第1子 子宮疾患等の既往 A 52 13 28 閉経(48歳)(初経∼20代)強い 有 (20∼28歳)有 3人 29 なし B 49 13 24 周期が不規則 (20∼40代)やや強い 有 (38歳∼現在)有 2人 24 なし C 49 11 24 周期が不規則 (初経∼現在)強い 有 (24∼25歳)有 3人 24 子宮内膜症 D 45 12 24 規則的 ほとんどなし 無 (18∼24歳)有 4人 25 なし E 49 14 27 周期が不規則 ほとんどなし 有 無 3人 28 なし F 52 13 27 閉経(50歳)(初経∼10代)強い 有 (49歳∼現在)有 2人 29 なし G 48 14 24 閉経(48歳)(初経∼20代)強い 有 (42歳∼現在)有 2人 25 なし

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りが月経の認識に与える影響」「月経痛と月経の認識 との関連」に分類された(表2)。以下では,カテゴリー ごとにそれらを最もよく表す発言を示しながら説明す る。なお,研究協力者の発言はゴシック体で記し,そ の補足説明は( )内に記した。また,本文中の〈 〉は テーマを示す。 3.カテゴリーⅠ:初経時の複雑な受け止めと経験に よる慣れ  初経時には,衝撃や恐怖・不安感について多く語ら れたが,一方で初経を嬉しいものとして捉えた女性も おり,それぞれに〈初経時の複雑な印象〉を持ってい た。13歳で初経を迎えたAは,当時のことを現在も鮮 明に覚えているほど衝撃的な出来事として初経を捉え ており,授業で習っていたことではあるけれど,それ から年月が経っての初経だったため驚き,不安な気持 ちだったと振り返った。同じく13歳で初経を迎えたB は,周囲にまだ初経が訪れていない者がいる中で,自 分には月経があるということを大人の女性になった証 であると感じ,嬉しく自慢に思っていた。 A)「そうですね,衝撃的でしたよね。未だに覚えてま すもん,その,情景というのが。その時あんなことが あってこんなことがあってっていうのはすごく鮮明に 覚えてる。小学校の時に話には聞いてたんですよ,で もいざとなってみると『えっ?』って思って,怖かっ たです。どうしようって。すごく不安で,親にも言え なかったんですよ。」 B)「嬉しかったよねぇ。周りで(初経が)来てない子は 『まだやねん』って,やっぱりそんなんなる。私は来 たよって,自慢げっていうのもあったかな。なんかや っぱり,その時は,生理がくるっていうのが大人にな ったっていう一つの証。あ,大人になったんや私も, 女性になったんや,みたいな。」  そして,〈初経後しばらく続く不安や恥ずかしさ〉を 抱きながら,〈不慣れな月経への対処を繰り返すこと による慣れ〉を経て、月経のある生活へ適応していっ た。例えばDは,急に月経が始まり衣服を汚してしま ったらどうしようという不安感や,月経用品を持ち歩 くことに気恥ずかしさを感じていたと語った。 D)「最初の方は,いつ来るかわからないから汚しちゃ ったりしたらどうしようって少し思いましたね。昔は 今と違ってナプキンがすごく大きくて,学校とかで持 つのが恥ずかしかったのを覚えています。でも,当時 はみんなそうでしたし,だんだん気にならなくなりま した。」  〈初経からしばらくたって現れた随伴症状〉につい ては,個人差はあるものの月経痛や腰痛があったと語 る者が多く,その対処法の一つである〈服薬に対する 不安〉を抱いていた。 G)「3回目,4回目くらいからだんだんおなかが痛くな 初経時の複雑な受け止めと経験による慣れ ■初経時の複雑な印象 ■初経後しばらく続いた不安や恥ずかしさ ■不慣れな月経への対処を繰り返すことによる慣れ ■初経からしばらくたって現れた随伴症状 ■服薬に対する不安 月経の存在によって気づかされる女性の機能と健康 ■妊娠の指標としての月経 ■月経の停止から気づく妊娠 ■また来た月経 ■出産を機に月経の認識が変化 ■月経は健康のバロメータ 閉経と老いていく自分 ■更年期に伴う月経状況の変化とそれによる不安 ■月経からの卒業 ■月経は若さの象徴 ■老いていく自分との向き合い方 他者との関わりが月経の認識に与える影響 ■家族からの祝福と初経の肯定的な受け止め ■相談相手として・自身のモデルとしての母親の存在 ■友人と月経体験を比較・共有 ■娘のモデル・相談役という意識 月経痛と月経の認識との関連 ■月経痛に対する思い■月経痛と気持ちが関連しているという自覚 ■月経痛への対処

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更年期を迎えた女性の月経に対する認識の変化 って,『これは大変なことやなぁ』って。その当時お 薬使うという感覚はなく,よほど痛いときにバファリ ンを飲んだりした時はあったけど,数えるほど。あん まりお薬には頼りたくなかったので。」 4.カテゴリーⅡ:月経の存在によって気づかされる 女性の機能と健康  成熟期に入り,異性と性交渉を持つようになり妊娠 ・出産についての意識が高まることで,それまでには なかった〈妊娠の指標としての月経〉という認識が生 じていた。 B)「生理に対しての意識が変わったのはやっぱりその, 異性関係があってからかな。ある意味,今度は生理が 来ないっていうのは赤ちゃんができたかもしれないっ ていう意識に変わっていく,だから生理が来てるって ことは赤ちゃんができてないって証拠。」  妊娠発覚の際には,〈月経の停止から気づく妊娠〉と つわりなどの妊娠初期症状から気づく妊娠の2通りが あった。月経周期が規則的だったAは,月経のわずか な遅れから妊娠しているのではないかと感じたと語っ た。 A)「規則的だったんです,ずっと。だから,こんなは ずないやん(こんなに月経が遅れるのはおかしいので はないか)って。」  出産後,月経再開には出産後2か月∼10か月と個人 差があったが,それぞれが月経の煩わしさから解放 されていたのが終わり,「また始まった」と感じていた (〈また来た月経〉)。 D)「一人目の時は,しばらく来なかったんですよ。10 か月くらいかな。なかなか来ないから,『いつくるん やろう』って。で,来たときは『あ,始まったな』っ て思いました。やっぱりないと楽ですし,また来たな って感じでしたね。」  また,妊娠・出産という経験を得たことや,出産に より子宮内環境が改善し月経痛が軽減したことなど, 〈出産を機に月経の認識が変化〉したと語る者もいた。 G)「痛い間は『絶対男の人の方がいいな』って思って。 毎月毎月嫌だなって思ってたんですけど,子ども産ん だ時に『あぁ,女性でよかった』って思いました。」  そして,毎月規則的に月経がくることが健康の証で あり,いつもと違うと何かおかしいと感じたり,〈月 経は健康のバロメータ〉と認識されていた。 B)「当たり前のことと言えば当たり前,でもまぁ健康 なことの証でもあるよね,毎月周期正しく来るってい うのはね。当時は思ってなかったけど,今振り返った らそういう感じで過ごしてきたかなぁって。」 5.カテゴリーⅢ:閉経と老いていく自分  更年期に入ると,月経周期が不規則になったり持続 日数が短くなったりとそれぞれに〈更年期に伴う月経 状況の変化とそれによる不安〉を感じていた。閉経は 〈月経からの卒業〉として人生の節目の一つとして意 識され,それぞれに思いを抱いていた。インタビュー 時に閉経を迎えていたAからは,煩わしさから解放さ れるという気持ちとともにこれまであったものがなく なる寂しさや更年期症状・加齢に伴う症状への不安が みられた。Eは初経時から随伴症状も強くなく過ごし てきて,現在月経の間隔が空いてきており早く閉経を 迎えれば楽になると思う反面,特に気にすることなく 自然に毎日を過ごしていく中で閉経を迎えたいと語っ た。 A)「(閉経が近づいて)楽になったというのと,あ,そ ろそろかなって,そろそろ,卒業?っていうか。さみ しい感じもするし,楽になるよなって思いますし,そ のかわり更年期がくるねんやって不安もあるし。」 E)「気にしてるかどうか?気にしてはいない。まぁ姉 のこと見てたんで,母親も,話を聞くと,たいしたこ とないよって。あんまり思いつめるとよくないっての もあるし,自然に,毎日を過ごしてれば大丈夫かなと 思ったり。うん。まぁ早くなくなればいいな,とも思 うんですけど。」  また,Bは周囲の閉経を迎えた人や更年期症状に悩 んでいる人をみる中で,自分はまだ月経があり元気な ことに対して「自分はまだ若い,まだ女である」と感 じており,この時期〈月経は若さの象徴〉であると捉 えられていた。 B)「周りいっぱいいろんな人やっぱ見てきてるから, そんなかで元気でいるし,まだ生理あんねんっていう, ちょっとした,若さの象徴,みたいなんかな,生理に 対する意識。まだ女,みたいな,そういうのはあるか な。」  閉経期・閉経後には更年期症状や加齢に伴い心身の 状態が変化すると認識されており,月経がなくなり老 年期を迎える〈老いていく自分との向き合い方〉にも 関心が高まっていた。 D)「今はまだ,順調に毎回来てて,でも45歳になって そろそろなんか変わってくるのかな,と思うようにな りましたね。個人差はあると思うんですけど,私はど

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6.カテゴリーⅣ:他者との関わりが月経の認識に与 える影響  初経発来時に家族からお祝いをしてもらったFは, それによって月経が喜ばしい事であると認識しており, 〈家族からの祝福と初経の肯定的な受け止め〉には関 係性がみられた。 F)「『あ,今日は赤飯やな』って。家に帰った時に, そういう,なんかおめでたい事なんやなぁっていう感 じのことを,家族の雰囲気の中で受け止めたのは記憶 にあります。」  〈相談相手として・自身のモデルとしての母親の存 在〉は大きく,すべての研究協力者において,母親は 初経時に一番に報告する存在だった。それ以降は,月 経の相談を日常的にする家庭もあれば,初経時以降は 親とは恥ずかしくて話せなかったと振り返る女性もい た。しかし,自身が年を重ねある程度の距離感ができ ることで相談できるようになったり,母親の月経時・ 更年期症状出現時の状況を見て自分に重ね合わせてい た。 B)「母とはそういう,私が娘とするような話っていう のかな,性に関しての話っていうのはある意味タブー だったっていうか。生理だけじゃなくて性に関しての 話っていうのは,初経以降は友達と話しても親とは恥 ずかしくて話せないって感じだったかな。」  いずれの時期においても,同世代や少し年配の〈友 人と月経体験を比較・共有〉することで,自分と同じ 症状の人をみて自分だけじゃないと安心したり,更年 期の月経不順についてなど互いにアドバイスし合って いた。 G)「中学の時はちょっと恥ずかしくてあまりしゃべれ なかったんですけど,高校生くらいになるともうみん な痛いのはわかってたから,どうしたらいいよとかっ ていうのは,友達同士で喋って。調子悪い友達がいた らそっとしておいてあげたり,お互いわかって行動し ていた。そういうのは,女同士すごいなって思いま す。」  また,娘が初経を迎えて以降は〈娘のモデル・相談 役という意識〉が芽生え,娘の月経に対する関心が高 まり,すべての研究協力者が,娘の月経状況(周期の 乱れや随伴症状)を心配したり鎮痛剤の服薬に対して 不安に思ったりしていた。また,娘から月経について D)「私自身が本当に生理に対して悩みとかないので, だから,娘たちの方が心配ですね。特に一番上の子が 生理痛が強いみたいで,生理痛の薬だけは毎回自分で 飲んでるみたいなんですけど。私が全然飲んだことな いし,そんなに薬飲んで大丈夫なんかなって。」 A)「相談されると嬉しいですね。そういう,なんか, 母親らしく,母としてっていうか,『それはね』って。」 7.カテゴリーⅤ:月経痛と月経の認識との関連  月経痛が強かった女性は,月経痛に対して怒りや不 安,女性として仕方がないという諦めなど,さまざま な〈月経痛に対する思い〉を抱えていた。 A)「規則的やのにおなかが痛いからすごい腹立つんで すよね。なんでこんな規則的に痛くなるん?って。」 B)「生理痛がやっぱりね,痛いときは薬飲まなきゃっ て言うときがあったからそれはちょっと嫌やったけど, でも別にまぁ女やから仕方がないか,みたいな感じか な。」  月経痛に悩んでいた研究協力者らは,自身の経験の 中で〈月経痛と気持ちが関連しているという自覚〉を していた。初経時より強い月経痛があったCは,月経 と痛みは切っても切り離せないものであるため,月経 に対してマイナスなイメージを持っていた。Aは初経 後1年くらいから強い月経痛に悩んでいたが,出産を 機に子宮後屈が改善されて月経痛が消失し,それまで 月経を必要以上に否定的に捉えていたのではないかと 感じた。一方で月経痛がほとんどなかったDは,月経 を特に意識せず自然に受け入れていたと語った。 C)「本当に悲惨でしたね,痛みだけは。だから私にと って生理っていうと,そこにかならず,ワンセットに 痛みっていうのがついてくるので,はい。だから非常 に重たいイメージがあって。」 A)「(出産を機に月経痛が消失したことにより) あ, こんな楽なんや,なんでもないやんって。一番最初の 時は怖いって思って。それがずっと頭の中であったか ら。」 D)「私生理痛とかほとんどなくて,普段と変わらずに 過ごせていたので,特に生理に対して何か悩んだり嫌 だったりっていうのは特になかったですね。毎月来る ものとして自然に受け入れてた感じですね。」  月経痛に対しては,カテゴリー「初経時の複雑な受 け止めと経験による慣れ」中の〈服薬に対する不安〉で

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更年期を迎えた女性の月経に対する認識の変化 も示したように,最初は鎮痛剤服用に対する不安があ り,毎月我慢して過ごしていたが,体を温める・どう しても痛いときは薬を飲むなど,月経を経験する中で 自ら工夫して〈月経痛への対処〉を行っていた。また, 何かに集中することで月経痛から気を紛らわせること で月経痛を乗り切っていたという発言もみられた。 F)「最初の頃は特に,腰痛と腹痛が激しくって。で, 母に背中を踏んでもらうっていう感じで。お薬を飲む っていうことが,なんかあんまりよくないことなんか なっていう感じだったので,薬にも頼らないで我慢し て,その時期は過ごしてました。 (高校に入ってから は)スポーツしてたんで,気持ちが紛れて,そのこと (随伴症状)はあんまり気にならなかったですね。」

Ⅳ.考   察

1.ライフサイクルと月経の認識について 1 ) 初経∼思春期  初経の際は,衝撃・恐怖・不安といった否定的な感 情を抱く者が多かったが,大人の女性になったと感じ て嬉しく思ったと,初経を肯定的に捉える者もおり, これは甲斐村(2012, p.281)の研究とも一致する。初 経を肯定的に捉えた女性らは,初経の際に赤飯を炊く といったお祝いをしてもらっており,その時の家族の 雰囲気から初経がおめでたい事であると認識している ことから,初経時の周囲の対応が初経時の月経の受け 入れに影響していると言える。初経後しばらくは,突 然月経になって衣服を汚してしまったらどうしようと いう不安や,月経用品を持ち歩くことへの気恥ずかし さがあったが,月経を繰り返すことによって慣れ,自 分なりの対処法を見つけていっていた。それとともに, 体育の授業を欠席しなければならなかったり旅行と月 経が重なってしまったりということもあるが,次第に 月経が日常の一部となっていく様子が伺えた。  月経随伴症状に関しては,症状出現時期・程度に個 人差があった。「月経について教えてもらった時,仕 組みとかは習ったけど痛みがあるっていうのは習わな かったから,自分は病気ではないかと思って不安だっ た」という発言がみられ,初経教育が有効なものとな っていないことが伺える。彼女らが教育を受けたのは 今から約40年前のことであるが,現代においても同 様に,効果的な初経教育ができている状況とは言い難 い(田島・片平・濱田,2009,p.136)。また,緒方・ 宇野(2011, p.8)は初経時の受け止めとその後の月経 の捉え方の関連性を示している。したがって,初経を 肯定的に受け止めその後もそれを維持できるよう,初 経を取り巻く教育環境の見直しは必要であると言える。 さらに,初経時期や随伴症状の程度は個人差があるた め,集団教育実施後も養護教諭など専門知識を持つ者 による個別サポートを受けられる環境の整備が求めら れる。 2 ) 成熟期  成熟期に入り性交渉を持つようになると,それまで の認識に加えて,月経を妊娠・出産と結び付けて考え るようになっていた。彼女らは,月経があるから子ど もを産むことができると自覚する一方,月経がいつも より遅れた際には,妊娠したのではないかと不安に思 っていた。つまり,性交渉が月経の認識に変化を与え る要因であると言える。したがって,性交渉と月経・ 妊娠との関係を正しく認識し,月経を肯定的に受け入 れるためには,多くの女性が性交渉を持つ前に月経・ 性教育を行うことが必要である。その時期について は,日本性教育協会の報告(北村,2011,p.2)によると, 2010年における性交経験者での平均初交年齢は19.0歳 (男性18.9歳,女性19.1歳)であるため,高校生など思 春期後期が適当であると考える。教育方法については, ただ知識を提供するのではなく,実際に基礎体温を測 り記録をつけるといった体験的な学習を取り入れるな どの工夫が必要である。  女性らは、月経の遅れや妊娠初期症状から妊娠を自 覚し、出産後には「また始まった」と月経の煩わしさ から解放されていた束の間の時期が終わったと感じて いた。また,出産できたという喜びや,出産によって 子宮内環境が変化し月経随伴症状が改善したと感じる ことで,月経を肯定的に受け止めることができるよう になったという発言がみられた。つまり,妊娠・出産 は成熟期女性にとって大きなライフイベントの一つで あり,それが月経の認識にも大きく影響していると言 える。  また,月経周期の安定しているこの時期は,周期の 乱れと生活習慣の乱れやストレスの有無などを関連付 けて考えるようになっており,月経は健康のバロメー タであると感じていた。これは,成熟期女性を対象に 調査を行った神谷・谷津(2007, p.85)の結果とも一致 する。

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ており,それは主に月経周期の短縮,月経持続期間の 短縮,出血量の増加であった。また,更年期症状が出 現する者もおり,自身の体調の変化に「自分は病気で はないか」と不安を覚えていた。しかし,同世代の友 人や家族と自身の状況について情報提供し合うことで, 自分だけではないと安心感を得ていた。  閉経に関して,田仲(2009, p.112)は多くの女性はラ イフステージの自然な一段階として月経を捉えており、 閉経が持つ 解放 の側面に同意する者が比較的多か ったと報告している一方で、跡上・平石・吉沢(2002, p.17-18)の調査では、更年期女性は全体的に閉経を否 定的に捉えており、閉経後女性においても閉経に対す る嘆きの表出が多く認められている。今回の結果では、 煩わしさがなくなり楽になるという肯定的な思いを抱 く一方で,それまであったものがなくなる寂しさや女 性としての自分ではなくなるといった否定的な思いの 表出もあり,更年期女性は閉経にアンビバレントな感 情を抱いていることがわかった。さらに,この時期に なって月経が「若さの象徴」であるという認識も芽生 えており,生殖期から非生殖期への移行期間である更 年期の月経認識の特徴であると言える。また,病気の 心配や肌のしわといった見た目の変化など,更年期症 状や加齢に伴う心身の変化に対しての関心が高まって おり,更年期症状を受け入れると同時にその先の老年 期をどう過ごしていくかを考えるようになっていた。 2.月経認識に影響を与える因子について 1 ) 母親の存在・母親としての存在  母親は初経時に最初に報告する存在でありその後も 一番の相談相手である一方で,月経時の対処などは誰 に聞かずとも自分ひとりで工夫していた。成熟期以降 に入ると自身も自立し母親とある程度の距離感が生ま れることで,月経についての話題もしやすくなり,自 分より先に更年期を迎えた母親の様子を見たり話を聞 くことで自分自身の将来と重ね合わせているようだっ た。梅村・杉浦(2009, p.277)の研究において,月経に 関する悩みごとの相談相手は多くが母親であった。今 回の研究協力者らも娘と家庭で月経の話をすると全員 が言っており,現代は,研究協力者が初経を迎えたこ ろより,月経に対する話を家庭でしやすい環境になっ ているのではないかと考えられる。  また,娘を持つ研究協力者は,娘が初経を迎えて以 ており,これは梅村・杉浦(2009,pp.280-281)の結果 とも一致する。研究協力者らが思春期の頃と比べ,家 庭で月経に関する話をしやすい環境にはなっているが, 母親自身も正しい知識を持っているとは言えず,思春 期女性が月経に対して正しい知識を得て肯定的な認識 を持ち対処できるようになるためには,母親に対する 教育も必要である。 2 ) 月経痛とその対処法  月経痛と認識との関連に関しては,月経痛が強い人 は月経痛に対する否定的なイメージから月経そのもの も否定的に捉えることが多く,もともと月経痛が強く ない人は月経を自然に受け止めており,肯定的に認識 していた。これは,伊藤・杉山(2010, p.195)や武井 (2000, p.277)の研究とも一致している。また,出産を 機に子宮内膜症や子宮後屈が改善されることで月経痛 が軽減したり,日々の経験から月経痛への否定的な思 いが月経痛を増強させていると気付いたり,月経痛に 対して適切な対処法が取れたりするようになると,月 経を肯定的に認識できるようになるとわかった。つま り,月経痛と月経認識は密接に関わっており,月経痛 を上手に対処することで月経を肯定的に捉えることが できるようになると考えられる。  研究協力者の多くは,月経痛が現れ始めたころ,「我 慢する」など消極的な対処法をとっており,月経痛の 経験を重ねることによって鎮痛剤を服用したり温めた りと,自分に合った対処法を見つけていっていた。現 代においても,高校生を対象とした月経痛の対処行 動は「我慢する」「寝る」等の消極的行動が上位を占め (長津・長友・吉田他,2012, pp.75-76),思春期女性が 月経痛にうまく対処できていない現状にあると言える。 よって,自身で月経痛を対処できるようになるための 教育的サポートが必要である。 3.看護への示唆  以上より,女性が生涯を通して月経を肯定的に捉え, 上手に付き合っていくことが出来るようになるために は,初経前∼思春期には初経を肯定的に受け止めるこ とができる月経教育,思春期後期の月経・性教育,月 経痛の正しい対処法の指導が必要である。助産師や保 健師が学校に出向いて講演を行うなど,看護者が正し い知識を提供する機会を設けることが必要であり,そ

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更年期を迎えた女性の月経に対する認識の変化 のためには養護教諭や保健体育の教員との連携をはじ めとした,学校教育と医療従事者との連携が必須のた め,健康教育のシステム化が求められる。また、学校 といった集団でのサポートの機会がない成熟期以降の 女性に対しては,気軽に月経の悩みを相談できるよう, 婦人科受診をしやすい環境を整えることが重要である。 娘を持つ母親に対しての月経教育については,集団指 導の場を設けることが難しいかもしれないが,ここで も学校教育との連携が有用だと考える。 4.研究の限界と今後の展望  本研究は,少人数を対象とした質的研究であり対象 抽出にも偏りが見られることから,この結果が更年期 女性における月経認識の変化のすべてを網羅するもの とは言えない。また,研究協力者は現在更年期の女性 であり,彼女らが思春期・成熟期だったころと現代の 時代背景の変化なども,月経認識に影響を与えている と考えられる。今後,対象の年齢や属性を変更し同様 の研究を重ねていくことが重要である。

Ⅴ.結   論

 更年期の女性が月経をどのように認識してきたのか 明らかにすることを目的とし,7名の更年期女性に半 構成的面接を行った結果,以下のことが明らかになっ た。 1 .本研究で抽出された月経の認識に関するテーマは, 5つのカテゴリー「初経時の複雑な受け止めと経験 による慣れ」「月経の存在によって気づかされる女 性の機能と健康」「閉経と老いていく自分」「他者と の関わりが月経の認識に与える影響」「月経痛と月 経の認識との関連」に分類された。 2 .初経時には驚き戸惑い,不安に思ったりする一方 で,大人の女性になった証であると肯定的に認識し た女性もいた。その後は月経を生活の一部として過 ごし,成熟期に入ると,性交渉をもつことによって, 妊娠している・していないことの証であるという新 たな意識が生まれていた。そして妊娠・出産を経験 して月経を肯定的に認識し,また,健康のバロメー タとして月経を捉えるようになった。更年期に入る と,月経を女性であることの証や若さの象徴である と感じ,閉経を月経の煩わしさからの解放と捉える 一方で寂しさを抱いていた。 3 .家族からの祝福が初経の肯定的な受け止めにつな がっていた。また、友人と月経体験を比較・共有す ることで安心感を得ていた。母親は初経時にまず報 告する存在であるが,その後は恥ずかしくてあまり 月経に関して話さなかった者もいた。自分が母親に なると,娘の月経に対する関心が高まり,娘の月経 状況や鎮痛剤の服用に対して心配したり,相談され ることで母親としての役割を果たせていると感じ嬉 しく思ったりしていた。 4 .月経痛が強いと月経に対して否定的なイメージを 抱くが,月経痛への否定的な思いが月経痛を増強さ せていると気付いたり,月経痛に対して適切な対処 法が取れたりするようになると,月経を肯定的に認 識できるようになっていた。  以上より,女性が生涯を通して月経を肯定的に捉え, 上手に付き合っていくことができるようになるために は,初経を肯定的に受け止めることができる月経教育, 思春期後期の月経・性教育,母親に対する月経教育, 月経痛の正しい対処法の指導が必要である。また,看 護者としては,学校教育と医療従事者とが連携した健 康教育システムの構築や,周産期以外の女性が婦人科 受診をしやすい環境づくりを行う必要がある。 謝 辞  お忙しい中,本研究にご協力くださいました女性の 皆様に心より感謝申し上げます。  なお,本研究は,京都大学大学院医学研究科修士論 文の一部である。 文 献 跡上富美,平石皆子,吉沢豊予子(2002).中高年女性の 更年期に対する認識.日本母性看護学会誌,2(2),11-19. 伊藤綾夏,杉山絹子(2010).女子大学生の月経周辺期に おける心身の変化 ポジティブおよびネガティブな 変化と月経イメージとの関連.母性衛生,51(1),189-197. 甲斐村美智子(2012).女子学生の月経の経験と自己肯定 感 初経教育およびその後の月経の経験と自己肯定感 との関連.日本女性心身医学会雑誌,14(3),277-284. 神谷桂,谷津裕子(2007).成人女性の月経についての語り. 日本赤十字看護大学紀要,22,82-88. 北村邦夫(2011).「第5回男女の生活と意識に関する調査」 結果報告.現代性教育研究ジャーナル,7,1-6.

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geppo/nengai13/dl/kekka.pdf [2015-2-3] http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/ tokusyu/syussyo06/index.html [2015-2-3] 長津恵,長友舞,吉田幸代,壱岐さより,長鶴美佐子,高 橋由佳(2012).高校生の月経の実態(その2)月経痛 とその対処行動.日本看護学会論文集 母性看護,42, 74-76. 田仲由佳(2009).中年期女性における更年期症状と閉経 に対する意識の実態.神戸大学大学院人間発達環境学 研究紀要,3(1),107-113. 緒方妙子,宇野亜紀(2011).女子学生の「月経の捉え方」 と「月経痛及びセルフケア行動」との関係.九州看護 福祉大学紀要,11(1),3-9. Patricia Benner (1994)/ 相 良 ̶ ロ ー ゼ マ イ ヤ ー み は る 歯薬出版株式会社. 武井祐子(2000).女子高校生における月経に対するイメー ジと月経随伴症状の関係について,川崎医療福祉学会 誌,10(1),175-179. 田島悦子,片平敬子,濱田朋美(2009).現代女子高校生 の初経および保健教育に関する意識.思春期学,27(1), 133-137. 梅村保代,杉浦絹子(2009).中学生女子の月経随伴症 状と家庭における月経教育の実態.母性衛生,50(2), 275-283. 吉沢豊予子,鈴木幸子編著(2002).女性の看護学 母性 の健康から女性の健康へ(第1版).186-189,東京:メ ヂカルフレンド社.

参照

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