測した.表-1 に示すように鉄筋量と膨張材の有無をパラメータ
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(2) CS4‑019. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月) 膨張. 60. のを例として示す.初期の水和発熱. 50. 下段では 22℃程度温度上昇があっ た.計測結果と解析結果はよく一致. 200. 40 初期材齢での 上昇量を低減. 30 20. コ示方書(C=345) 解析用. 10. している.. 300. 54.9℃. ひずみ(μ). により上段と中段では 25℃程度,. 断熱温度上昇量(℃). しているため,ここでは代表的なも. -100 膨張材なし 膨張材あり. -300 0. に解析結果を示す.膨張材なしの供. 0. -200. 0. 図-5 に全ひずみの計測結果,図-6. 100. 1. 2 3 材 齢(日). 4. 5. 0. 収縮. 図-2 断熱温度上昇量. 7. 14 材齢(日). 21. 28. 図-3 膨張収縮曲線(鉄筋なし). 試体は 200μ程度,膨張材ありの供試. 60. 体は 330μ程度の初期の膨張ひずみとなった.ここでも計測結果と解析結果は. 実測値(上段) 実測値(中段) 実測値(下段) 解析値(上段) 解析値(中段) 解析値(下段) 外気温(2). 50 温度(℃). 良い一致を示している.鉄筋による拘束(鉄筋比 1.4%の場合)は 20μ程度であ った. 5.膨張材による導入応力. 40 30 20. 以上の結果より供試体内部の応力状態を解析により精度良く再現できている. 10. と考え,応力状態を解析的に算定した結果を図-7 に示す.この図より読みとれ. 0 0. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 材齢(日). る鉄筋量と膨張材の有無による初期材齢時の応力状態を以下に述べる.. 図-4 温度履歴(実測と解析の比較). 1) 鉄筋がない N-1 と E-1 に応力差が. ことが示された. 2) 鉄筋比が同一の供試体での膨張材. ひずみ(μ). 鉄筋との組み合わせによって得られる. 400. 400. 300. 300. 200. 200. 100 0. -100. の有無の差が導入される圧縮応力とな. -200. る.鉄筋比 1.4%の場合 N-3 と E-3 の応. -300. 力差から 0.6N/mm2 程度の導入圧縮応. -400. 力が得られ,鉄筋比 0.7%の場合は N-2 と E-2 の応力差から 0.3N/mm2 程度で. ひずみ(μ). ほとんどないことから,膨張材の効果は. N-1(鉄筋なし,膨張材なし) E-1(鉄筋なし,膨張材あり) N-3(鉄筋比1.4%,膨張材なし) E-3(鉄筋比1.4%,膨張材あり). 100 0 -100 N-1(鉄筋なし,膨張材なし) E-1(鉄筋なし,膨張材あり) N-3(鉄筋比1.4%,膨張材なし) E-3(鉄筋比1.4%,膨張材あり). -200 -300 -400. 0. 1. 2 3 材 齢(日). 4. 0. 5. 図-5 全ひずみ履歴(計測結果). 1. 2 3 材 齢(日). 4. 5. 図-6 全ひずみ履歴(解析結果). 引張. あった.. 0.4 0.2. は引張側へシフトする.これは温度による影響を除いた膨張収縮曲線. 0.0. が図-3 のようになっているため,初期の水和発熱時に鉄筋がコンクリ ートを引っ張るかたちとなるためである.しかし膨張材を用いた場合は 鉄筋量が増えるに従って導入される圧縮応力は増加する.これは鉄筋 が膨張材によるコンクリートの膨張に対して拘束する方向に働き,断面 には圧縮応力が入るためである.このことからも膨張材の有用性が示 せた.. 応 力(N/mm2). 3) 膨張材を用いない場合は鉄筋量が増えるに従って発生する応力. -0.2 -0.4 N-1(鉄筋なし,膨張材なし) N-2(鉄筋比0.7%,膨張材なし) N-3(鉄筋比1.4%,膨張材なし) E-1(鉄筋なし,膨張材あり) E-2(鉄筋比0.7%,膨張材あり) E-3(鉄筋比1.4%,膨張材あり). -0.6 -0.8 -1.0. 圧縮. 0. 1. 2 3 材齢(日). 4. 5. 図-7 算定応力(解析結果). 6.まとめ 鉄筋量と膨張材の有無をパラメータとした供試体での温度とひずみ履歴を,非線形温度応力解析により再現すること ができた.このことから,構造系として主桁等による外部拘束での膨張材の効果以外にも,コンクリート内部の鉄筋拘束 による膨張材の効果を解析により推定できることを示すことができた. 【参考文献】 1)橘・高瀬・白水・立川:1m 供試体を用いた膨張材の効果に関する実験的検証,第 57 回土木学会年次学術講演会, 2002.9 2)倉田・江頭・和内・師山:膨張材の効果を考慮した場所打ちPC床版の数値解析手法,第 57 回土木学会年次学術講演 会,2002.9 3) 高瀬・寺田・福永・石川:場所打ちPC床版の材齢初期における膨張材の評価方法に関する一考察,コンクリート工学年 次論文集,2002(投稿中). ‑148‑.
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