小型 FWD 試験機を用いた実橋 RC 床版の振動特性調査
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(2) 土木学会第69回年次学術講演会(平成26年9月). Ⅰ‑112. (2). FWD(Falling Weight Deflectometer)試験. FWD 試験とは試験機に内蔵されている重錘を計測対 象部位に落下させることにより衝撃力を与え,加力時 の変形を計測するという形式の試験である.今回の計 測では試験機本体のほかに付属の外部センサを 4 台用 いたシステム(写真-2)で試験を実施している. (3). 試験方法. 写真-2 小型 FWD 試験実施状況. 図-2 に,小型 FWD 試験での 1 パネルにおける打撃 点と外部センサ・加速度計の配置を示す.加速度計の 感度方向については,鉛直と水平の 2 方向であり,デ ータの収録は 1kHz で行っている. 3.. 衝撃振動試験の結果と考察. (1) 小型 FWD 試験結果のたわみ分布状況 4 主鈑桁部の試験結果のうち,3 径間(第 10,11,13 径間)におけるたわみの計測結果を図-3 に示す.ここ に示されている値は 3 回の計測の平均値である.図-3 に示すように,試験結果はそれぞれの径間において異 なる分布状況となっている.また同じ径間内において もパネルごとにたわみの大きさは異なっていることが 確認できた.. 図-3. (2) 加速度波形の計測結果. 況. 各径間のたわみ分布状. 本論文では同径間内におけるパネルごとのフーリエ スペクトルの分布の違いに着目した計測結果を示す. 図-4(a),(b),(c)に第 11 径間におけるパネル①,④,⑨に おいて得られた打撃点の鉛直方向加速度に FFT(高速 フーリエ変換)を施した結果をそれぞれ示す.これら. (a) パネル①. の結果から,同径間内でもパネルごとに波形のピーク 振動数に違いが現れている.パネル①の波形では 40~ 60Hz 付近の振動数において明確なピークが見られ,フ ーリエスペクトルの低減も認められた.一方,パネル ④,⑨では広い範囲で波形のピークが見られ,パネル ①と異なりフーリエスペクトルの低減はあまり見られ. (b) パネル④. なかった.これらの結果はパネルごとにたわみの結果 が異なっていることと関係があると考えられる.. 4.. まとめ 今回の試験結果から,小型 FWD 試験によって床版の. たわみ分布が得られるとともに,試験時に加速度計を 併用することによりパネルごとの振動特性の変化を知 ることができた.. 図-4. (c) パネル⑨ 第 11 径間における各パネルの フーリエスペクトル分布. ‑224‑.
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