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グ ロ ー バ ル ・ブ ラ ン ド に お け る カ ン ト リ ー ・オ ブ ・オ リ ジ ン の 影 響

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Academic year: 2022

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(1)グ ローバル. ・ブ ラ ン ド に お け る カ ン ト リ ー ・オ ブ ・オ リ ジ ン の 影 響. グ ロ ー バ ル ・ブ ラ ン ドに お け る カ ン トリー ・オ ブ ・オ リジ ンの 影 響 一 カ ン ト リ ー ・オ ブ ・オ リ ジ ン研 究 の 系 譜 と課 題 一. 朴. 目 1.COO研. 究 について. 2.COO研. 究 の変 遷. 2‑1.初. 期 のCOO研. 次. 究. 2‑2.COOに. 関 す る製 品情 報 研 究. 2‑3.COOの. 複 雑 化(グ. 2‑4.COOに. 関 す る国 際 比 較 研 究. 2‑5.COOに. 関 す る ブ ラ ン ド研 究. 2‑6.COOに. 関す る敵対心研究. 3.先. 正沫. ロ ー バ ル ・ソ ー シ ン グ)に. 関 す る研 究. 行 研 究 の 考 察 と今 後 の 課 題. 1,COO研. 究 につ い て. グ ロ ーバ ル 化 に伴 う企 業 間 の 競 争 は、 ま す ま す 激 化 して い る。 わ ず か 十 数 年 前 ま で は 、 少 数 の 多 国 籍 企 業 に と っ て だ け の 課 題 で あ っ た グ ロ ーバ ル 化 が 、 現 在 は 多国 籍 企 業 の み な ら ず 、 国 内 で 主 な 活 動 を して い る ロ ー カル 企 業 も、 市 場 の グ ロ ー バ ル 化 に つ れ て 、 グ ロ ー バ ル 競 争 に 巻 き込 まれ て い る.市 場 の グ ロ ー バ ル 化 に伴 い 、マ ー ケ テ ィ ング の 研 究 領 域 で も、 常 に 新 しい 概 念 を積 極 的 に取 り入 れ て 、 企 業 の グ ロ ー バ ル ・マ ー ケ テ ィ ン グ活 動 を 理 論 的 に分 析 、 予測 し、 実 質 的 イ ンプ リケ ー シ ョン を提 示 して きた,そ テ ィン グ研 究 が 、 い わ ゆ る一 連 のR一. う した グ ロ ー バ ル ・マ ー ケ. カ ル ・マ ー ケ テ ィ ン グ研 究 と異 な って い る 点 は 、 企 業. が 国 境 を超 え る と直 面 す る 政 治 、 社 会 、 文 化 、 地 理 、 法 律(規 制)、 経 済 、 気 候 、 市 場 競 争 な どの 企 業 外 部 の環 境 的 要 因 につ い て で あ る 。 企 業 が 国境 を 越 え る際 に 直 面 す る環 境 的 要 因 は 、 グ ロ ーバ ル ・マ ー ケ テ ィ ン グ に お い て 注 目せ ざ る を 得 な い 。 そ れ は 、 各 国 に お け る異 質 の 環 境 に お か れ て い る消 費 者 の 行 動 は 、 自国 と は 異 な る消 費 行 動様 式 が あ る か ら で あ る。. ̲47一.

(2) グ ロ ー)iル. そ の 中 で も 、19EiO年. ・ブ ラ ン ド に お け る カ ン ト リr・. オ ブ ・オ リ ジ ン の 影 響. 代 か ら 、 マ ー ケ テ ィ ン グ 領 域 で 、 も っ と も 多 く 研 究 され て き た の が. COO(CountryOfOrigin)と. い う 領 域 で あ る 。COOは. 、辞 書的意 味で ある. 「 原 産 国」 に 、. そ の 研 究 起 源 を お い て い る 。 研 究 テ ー マ と し て 、 「カ ン ト リ ー ・ イ メ ー ジ 」 か ら 出 発 し た COO研. 究 は 、 イ メ ー ジ の み に と 留 ま らず 、 「エ ス ノ セ ン ト リ ズ ム 」、 「製 品 情 報 」、 「COOの. 複 雑 化(グ. ロ ー バ ル ・ソ ー シ ン グ)」、 「ブ ラ ン ド」、 「敵 対 心 」 な ど の 多 様 な 課 題 を 取 り 入 れ. て 進 歩 し た と い え よ う 。1990年. 代 後 半 か らのCOO研. な 流 れ と され た グ ロ ー バ ル 化 とrr革. 究 の 特 質 と して は 、 世 界 経 済 の 大 き. 命 、生 産 技 術 の 普 及 に 支 え ら れ な が ら、強 い グ ロ ー バ ル ・. ブ ラ ン ドが 次 々 と 生 ま れ る よ う に な り、COOの. 研 究 分 野 で も 、 「ブ ラ ン ド」 と い う概 念 を. 取 り 入 れ た 研 究 が 行 わ れ た 点 が 挙 げ ら れ る 。 近 年 に は 、 グ ロ ー バ ル ・プ ラ ン ドの 成 長 に も か か わ ら ず 、 グ ロ ー バ ル ・ブ ラ ン ドの 致 命 的 な 障 害 に な り え る を研 究 対 象 と した. 「敵 対 心(Animosity)」. 以 上 の よ う なCOO研. 「国 に 対 す る ネ ガ テ ィ ブ 反 応 」. に 関 す る研 究 が 多 く行 わ れ て きた の で あ る 。. 究 の 流 れ を体 系 的 に 考 察 す る こ と は 、既 存 研 究 の成 果 を整 理 す る と. い う意 昧 合 い の み な ら ず 、 既 存 研 究 の 成 果 を 、 実 際 の 企 業 マ ー ケ テ ィ ン グ 活 動 を 考 慮 し て 、 見 直 す こ と に よ り 、 各 国 の 消 費 者 そ れ ぞ れ に 対 応 す る た め の グ ロ ー バ ル ・マ ー ケ テ ィ ン グ ・ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 戦 略 の 必 要 性 を 強 調 す る も の で あ る 。 そ し て.特 以 後 の 先 行 研 究 に 焦 点 を 合 わ せ,COOのr複 ラ ン ド」、 「敵 対 心 」 へ のCOOの. 雑 化(グ. 期 のCOO研. 初 期 のCOO研. ロ ー バ ル ・ソ ー シ ン グ)」 議 論 か ら 「ブ. 研 究 の 主 要 テ ー マ の 変 遷 過 程 及 び 背 景 を 明 らか にす る。. 2.COO研. 2‑1.初. に 本 稿 で は 、1980年. 究 の変 遷. 究. 究 と し て は 、Reierson(1966)〉. 、Nagashima(1970)、White(1978)の. 研. 究 な ど が 挙 げ られ る 。 こ れ ら の 研 究 で 興 味 深 い の は 、 戦 後 目 本 で 生 産 さ れ た 製 品 に 対 す る ア メ リ カ の 消 費 者 の ネ ガ テ ィ ブ 反 応 に 着 目 し た の が 、COO研. 究 の 起 源 に な っ て い る こ とで. あ る。 そ して 、 消 費 者 の 評 価 も、 ア メ リ カ と 日本 の 製 品 イ メ ー ジ に 対 して 現 在 と正 反 対 で あ る こ と で あ る 。Re孟erson(1966)の. 調 査 で は 、 ア メ リ カ 製 が 全 て の 項 目 で 一 位 、 日本 製 が. 全 て の カ テ ゴ リー で 最 下 位 に な っ て い る 点 に 現 れ て い る 。 こ の 外 国 製 品 に 対 す る 消 費 者 の 「ス テ レ オ タ イ プn)は. 、消 費 者 の 脳 裏 に 刻 ま れ て 永 遠 に 変 わ らな い もの で は な く変 化 す る. こ と が 、DarlingandWood(1990>とNagashima(1977>に 初 期 のCOO研. 究 を 収 め た の が 図 表1で. よ り明 らか に な っ た 。 以 上 の. ある。. 一48一.

(3) グ ローバ ル. ・ブ ラ ン ド に お け る カ ン ト リ ー ・オ ブ ・オ リ ジ ン の 影 響. 図 表1初. 研究者 Reierson. 年. 調査地 対象製品 米. 1966. 機 械 、食 品、 フ ア. 期 のCOO研. 究. オ リジン国. 調査 対象 者. 注 目点. 米 、 日本 、 欧 米諸国. 学生. ア メ リ カ製 が 全 て の 項 目 で 一 位 、 口本 製 が 全 て の カ テ ゴ リーで 最 下位。. ッシ ョン. IVagashima1970. 米、 日本. 自 動 車 、 米、 日本、 イ 電 機 、化 粧nn,、. ギ リス 、 ドイ ツ、 フ ランス. ビジネスマ ン. 調 査 地:1965年 米(ミ ネ ソ タ)、 第二 次 調査 〔 東 京)日 本のビジ ネ ス マ ンに と って 、 「marlPinU. S.A」 と い う ラベ ル は 技 術 的 進 歩 、 独 創 的 製 品、 高 価 な 製 品 と して 認 識 さ れ て い る 。 ア メ リ カの ビ ジ ネ ス マ ン も、 ア メ リ カ製 を 自. 繊維 な ど. 動 車 と家 電 製 品 にお い て は最 高 と して 評 価 して い る。 Nagashima. 日本. 1977. 自 動 車、 米、 日本、 イ 電 機 、 化 ギ リ ス、 ドイ 粧 品 、薬 、 ツ,フ ラ ン ス 繊 維 、食 品. ビ ジネスマ ン. ア メ リカ製 品 に対 す る イ メー ジ が相 当下 落 した事 が 明 らか に な っ た もの の 、H本 製 の イ メ ー ジ は か な り上 昇 し た。 全 体 的 な 評 価 で は、 ア メ リ カ製 は ま だ ヨ ー ロ ッパ 製 ほ ど で は な い が 、 プ レ ス テ ー ジ イ.メー ジ と い う項 目 は 維 持 して い る。. White. 産 業財. 米. 1979. ヨ ー ロ ッパ か ら の 産 業 財 に 対 す る の 購 買 マ ネ ジ ャ ー の ス テ レオ タ イプ を 確 認 し、 ス テ レオ タ イ プ の 根 源 を探 る必 要 性 を 提 示 し た。. 米 、イ ギ リ ス 、 産 業 財 購 買 フ ラ ン ス 、 ノ マ ネー ジ ヤ タ リア 、 西 ド. ー. イ ツ. Darling. 1987. andWood. フ ィン ラ ン ド. 2‑2.COOに. 特 定 商 品 ド イ ツ 、口 本 、 カ テ ゴ リ 米 、イ ギ リ ス 、 ーは ない ノ ラ ン ス. 1975年 、1980年 、1985年 に5 年 間 隔 で 計3回 に わ た っ て 調 査 し、 日 本 に 対 す る カ ン ト リー イ メ ー ジ の 変 化 を明 ら か に した 。. 従業 員. 関 す る製 贔情 報 研 究. BilkeyandNes(1982>が 以 後 、COO研. 指 摘 し た 初 期COO研. 究(2,の. 限 界 を 克 服 す る た め に 、1980年. 究 が 消 費 者 行 動 の 理 論 を 取 り 入 れ て 発 展 す る よ う に な っ た 。COOの. 探 るHan(1989)の. 研 究 を は じ め 、WangandIamb(1983)は. 、COO効. 効果 を. 果 の メカニズム を. 分 析 し て、 経 済 的 、 政 治 的 、 文 化 的 と い う順 で 重 要 視 され て い る こ と を 明 ら か に し た。 ShimpandShazama(1987)は. 、 「エ ス ノ セ ン ト リ ズ ム(3》」 と い う 社 会 学 的 概 念 を 、COO研. 究 に 取 り 入 れ た 、Johansson,Douglas,Nunxka(1985)とHongxndWyer(1989)は 属 性 とCOOの (1994)、. 関 係 を 明 ら か に し た 。 製 品 知 識 に よ るCOO効. 文 化 的 特 長 をCOO研. 果 の 差 を 実 証 し たDurairaj. 究 の 対 象 と しtZeynepandDurairaj(2000>の. 効 果 が 自 動 的 に 起 こ る と い うLiuandJohnson(2007)の 下 の 図 表2に. 製 品. 収 めて いる。. 一49一. 研 究 、COO. 研 究 が 行 わ れ た 。 主 要 な研 究 を 以.

(4) グ ローバル. ・ブ ラ ン ドに お け る カ ン ト リ ー ・オ ブ ・オ リ ジ ン の 影 響. 図表2製. 研究者. 年. Wangand1983 Lamh. Johansson, Douglas,. 1985. 品 情 報 に関 す るCOO研 オ リジ ン 国. 調 査地 対 象製品. 米. 特定 商品 カテゴ リ ーはない. 36力 国. 米、 日本. 自 動 車. 米 、 日本 、 ド. (実 在 す るブ ラ ン ド). イツ. Nonaka. 究. 調 査対象 者. 注 目点. 一 般消 費 者 外 国 産製 品に関 す る購 買 の 際 に、 当該外 国の 環 境 的 影響 の効 果 を 確 かめ ようとした。外 国 製 品 を買 おうとして いる消 費者 に、 外 国 に 対 しての 経 済 的 環 境 、 政 治 的 環 境、 文化的環 境 とい う順で 重要 視 されてい ることが 分 か った。 最 も 重視 された経済 的環 境 では、国 の 発展 の度合 い によって先 進 厨 が 開 発途 上 国や 未開 発国よ りも好 まれ ることを明 らかに したのである。 学生. COOの み に 関 す るCOO研 究の 限 界 を超 え るた め に、 多属 性 モ デ ル に よ る調 査 を実 施 した。 こ の結 果、車 に 関す る研 究で あ り、 六つ の 属性 が製 品 の 全 体 評 価 に 大 き く影 響 して い る こ と が 判 明 した 。 そ して 、COOに よ る車 に 関す る評価 に は特 定 の属 性 が 影 響 を 与 え て い た.. Shimpand Sharama. 1987. 米. 特定 商品 米 カテゴ リ ーはない. 対. 外 国 一般 消 費者 「エ ス ノ セ ン ト リズ ム 」 と い う 社 会学 的 現 象 を 取 り入 れ た 研 究。 「エ ス ノ セ ン ト リズ ム」 と は 、 自 国 のG.プ ラ ン ドを 選 好 す る. …. 傾 向 で あ る もの の 、 全 て の 消 費 者 に 適 合 す るの で は な く 、 先 進 国 の消 費 者 に 限 られ る。 Han. 1989. 米. テ レビ、. 米 、 日本、韓. 小型車. 国. あ ま り認識 が な い場合 、 製 品 の :属 牲 を 推 測 した ハ ロ ー 効 果 を も た ら し、 ハ ロ ー 効 果 が 製 品 属 性 に 関 す る 評価 を通 じて、 ブ ラ ン ド態 度 に も間 接 的 に影 響 す る。. Hongand Wver. 1989. 米. パ ソコ ン 西 ドイ ツ 、 メ ビ デ オ デ キ シ コ 、日 本 、 ッキ 韓国. Hongand Wyer. 1990. 米. パ ソコン. 西 ド イ ツ 、a. ビデオ デ ッキ. 本 、メ キ シ コ 、 フJリ ピ ン. Ro[hand Romeo. 1992. 一般 消費 者 消 費 者 は あ る 国 の 製 品 に 対 し て. アイ ラ ン ド、. ビ ー ル 、 韓 国 、イギ リス 、 自 動 車 、 ア イル ラ ンド、 フ. メキ シ. 革靴 、 ク. コ、米. リス タル 、 ドイ ツ 、 日 本 、. ランス、スペ.イン、. 自 転 車 、 米 ハ ン ガリー 時計. 一JO一. 学 生COOが. 牲. 製 品評価 におい て直接 的 に 影 響 す る ば か り で な く、 他 の 製 品 属 性 情 報 に も よ り広 く 刺 激 して い る。. 「 譜 響 難欝 脈噸. 。i慧. は た だ の 製 品 属 性 と して 認 知 され る。 しか しな が ら、COOが 事前 に 提 示 され た時 に は 、COOは 製 O nn評 価 に よ り大 きい影 響 を 及 ぼ す ば か りで な く,製 品属 性 に も影 響 を 与えて い ると指 摘 して い る。. 学生. 製 品 カテ ゴ リー と国 の イ メ ー ジ が結 び つ い て い る こ と を明 らか に した。.

(5) グ ローバル. Durairaj. 米. 1994. ・ブ ラ ン ド に お け る カ ン ト リ ー ・ オ ブ ・オ リ ジ ン の 影 響. パ ソコ ン. 日本 、 台 湾. 学生. 唱. Parameswaran 1994 andMohan. 米. 自動車 、 ミキ サ ー. ドイ ツ 、 韓 国. Zeynep and Durairaj. 2000. 米と 日本. マ ウ ンテ ンバ イ ク. 米 、 日本. Liuand Johnson. 2005. 米. 特定 製品 カテゴ リ ーはな い. 日本 、 中n. 2‑3,COOの 1980年. 複 雑 化(グ. 消 費 者 を 製 品 につ いて の 玄 人 と素 人 に 分 類 して、 玄 人 は 製 品 の 属 性 が 明 確 な 時 に は 属 性 の 強 さを踏 ま え て 判 断 す るが 、 素 人 はCOOに 依 存 す る 。 た だ し、 属 性 に 関 す る 情 報 が あい ま い な 時 に は 、 玄 人 、 素 人 共 に 、COOに よ って 判 断 す る こ とが 明 らか に な った. 一般 消 費者 COOイ. メージは多 面 体 構 造 で あ る,COOイ メー ジ を 知 った うえで 測 定 す る こ とに よって、 広 告 王 は 、 ステ レ オ タイプ を把 握 し、マ ー ケ テ ィング 戦 略 を立 て る必 要 。. 個 人 主義 と集 団 主 義 とい う文 化 心理 学 的側 面か ら説明 して い る。 つ ま り、 日本 人 は 集 団 主義 的側 面 か ら 自国製 品 の 品 質 に 関 わ ら ず好 む と してい る。. 学生. 一般 消 費者 COO効. 果 は、 関係者 の意 志 もコ ン トロ ー ル な しに 自 動 的 に 起 こ り、 製 品 評 価 の 一 因 とな る 。. ロ ー バ ル ・ソ ー シ ン グ)に. 関 す る研 究. 代 以 後 は 、 特 に プ ラ ザ合 意 以 降 、 日本 企 業 の 生 産 拠 点 は ます ま す 国 際 的 に 多 角 化. す る よ う に な っ た 。 さ ら に 、 グ ロ ー バ ル 市 場 に 日 本 企 業 だ け で は な く、 新 興 工 業 国(韓 台 湾 、 杳 港 、 シ ン ガ ポ ー ル な ど)の. 企 業 も 、 台 頭 し た(Chao1989)。. の た め の グ ロ ー バ ル ・ソ ー シ ン グ とFDIの. 従 っ て 、 コ ス ト削 減. 増 加 に よ り、 「 生 産 国 」、 「ブ ラ ン ド所 有 国 」、 「デ. ザ イ ン国 」、 「部 品 生 産 国 」 な ど の ブ ラ ン ド を 中 心 と し た 複 数 のCOOの る よ う に な っ て き た(Han,TerpsVa,andVern1988)。 バ ル ・ソ ー シ ン グ)の. 国 、. 問 題 及 び 危 険 性 が 、COOの. 不 一 致 が 一般 化 され. こ の よ う な 、COOの. 複 雑 化(グ. ロ ー. ネ ガ テ ィ ブ 効 果 で 提 示 さ れ た(Johansson. andThorelli1986;LeeandSchaninger1996;NebenzahlandJaffel1996)oJohanssonand Nebenzahl(1986)は. 、COOの. マ イ ナ ス効 果 を克 服 す る 対 応 策 と して は、 割 引 戦 略 を と ら. ざ る を 得 な い と し て い る 。Chao(1993)は. 、デ ザ イ ン と 製 品 品 質 の 評 価 は 、価 格 、COD(COURUy. OfDesign)、COA(CounVyOfAsseml)1y)に. よ り 影 響 を 受 け る と し た 。Chao(2001)は. COA(CountryOfAssembly)、COD(CountryOfDesign)と. 購 買 意 図 の 調 査 を 行 い 、COA. (CountryOfAssembly)、COD(CountryOfDesign)力. 覧 、COOの. マ イ ナ ス 効 果 を和 ら げ る. こ と を 実 証 して い る。 し か し な が ら 、 朴(2005)は. インター ビュー調 査の 結果 を もとに、 多国籍企 業に お いて. の グ ロ ー バ ル ・ソ ー シ ン グ にCOO的. ア プ ロ ー チ を取 っ て い る企 業 は 、 現 在 ほ とん ど存 在 し. な い こ と を 明 ら か に し た(4).1980年. 以 後 にCOO研. ー シ ン グ(COOの. 複 雑 化)に. 究 の 主 流 に な っ て い た グ ロ ーバ ル ・ソ. 関 す る研 究 が 現 在 、 方 向 性 を 失 っ て し ま っ た 理 由 と し て は 、. 一51一.

(6) グ ロ ー バ ル ・ ブ ラ ン ド に お け る カ ン ト リ ー ・オ ブ ・オ リ ジ ン の 影 響. 図 表3COOの. 研究者. 年1調 査地 対 象 製品. Johansson and Thorelli. 1986米. Johansson and nehenzahl. 1986. 米. Han, Terpstra, andVern. 19&8. 米. 、 日. 自動 車. 複 雑 化 に関 す る研 究. オ リジン国. 調査 対象者. 注 目点. なし. 学生. 当 時、 多 国 籍 企 業 の 生 産 コ ス ト 削 減 を主 な 目的 と して 行 わ れ て い た 生 産 拠 点 移 転 に 、COOの 側 面 か ら慎 重 に 考 慮 す る必 要 が あ る と指 摘 して い る。. 米 、 日本. 学生. 日本 以 外 の 国 で 生産 され た場 合 に は大 幅 に ブ ラ ン ドと して魅 力 を 落 と し て い る こ と が 分 か っ た。 COOの マ イナ ス効 果 を克服 す る対 応 策 と して は 、割 引 戦 略 を と ら ざ る を得 な い 。. 本. 車. テ レ ビと 米 、 日本 、 ド 自動 車 イ ツ 、韓 国. 一般 消費 者 ブ ラ ン ドネ ー ム とCOOと. い う2 つ が 一 致 しな いバ イ ナ シ ョナル mの 場 合 に は 、 ブ ラ ン ド ネ ー ム よ り も生産 国 が よ り大 き く影 響 して い る こ とが 判 明 した 。. Chaa. 1989. 米. 一般消 費者 NIESの. 多 倒 籍 企 業 に よる アメ リ カ市 場 へ の 直 接 投 資 を、COOの. テ レ ビ、 米 、韓国 ビデ オ デ. 観 点 か ら説 明 して い る.知 覚 品 質 と購 買 意 図 は 、COO、 価格、流 通 に 影 響 され る ことを実 鉦 した 、. ッキ 、 ス テ レオ. Chao. 1993. 米. テ レビ. 台 湾 、 タ イ、 メ キ シ コ.日. 一般消 費者 デ ザ イ ン とGunnnn質. 本 、米. Johansson, Ronkainen, and Czinkota. assn. 米. 農 業用 ト 米 、 カ ナ ダ、 ドイ ラ クター ロ シ ア. の 評 価 は、. 価 格,COD,COAに よ り影 響 を 受 け る。 特 に 、CODの 重要性を 引 き出 して い る。. 農夫. ツ、 イ タ リ ア、. 否 定 的COOイ メー ジ製品 が アメ リ カ 市 場 に 進mす る際 、製 品 が 消 費 者 に親 密 で は ない た め、 強 い'z一 ク.ティ ン グ プ ロ モ ー シ ョ ン 活 動 が 要 求 され た 。. 日 本 、 フ ィラ ン ド、 韓 国 、 チ ェコ. Leeand Schaninger. 1996. H国. ノ ー. ト ・. パ ソ コ ン. 米 、asョ.中 国. 不明. 企 業 の グ ロー バ ル 化 に よ っ て生 産 地 決 定 に も 影 響 を.与え て い る こ と を明 らか に し、生 産 拠 点 を 決 定 す る 際 に も考 慮 す る 必 要 が あ る こ と を提 示 して い る。. Nebenzahl andJaffe. 1996. 米. ソニ ー 、 GE. 日 本,米 シ ァ.ハ. 、 ロ:学 ン ガ.. リ ー 、t一 ン ド. 生. ソ ニ ー とGEと. い う ブ ラ ン ドが. 日 本 、 ア メ リ カ、 ロ シ ア 、 ハ ン. ラ. ガ リ ー 、 ポ ー ラ ン ドと い う 生 産 地 に よ っ て ど の よ うに評 価 され るか を 調 査 した 。. Chao. 2DO1. 米. テ レ ビ.. 米.メ. キ シコ. ステ レオ. 学生. ア メ リカ と メ キ シ コ をオ リジ ン と して 、COA,CODと 購 買意 図 の 調 査 を 行 い 、COA,CODが 、 COOの マ イナ ス効 果 を和 らげる こ と を 明 確 に した 。. 一52一.

(7) グ ローバル. ・ブ ラ ン ドに お け る カ ン ト リ ー ・オ ブ ・オ フ ジ ン の 影 響. 有 形 商 品 を 使 用 しな い 調 査(書. 面 及 び 言 葉 に よ る 調 査)の. 限 界 と 、消 費 者 調 査 で 頻 繁 に 直. 面 す る 問 題 で あ る 経 験 的 妥 当 性 と事 実 性 の 欠 如 の よ うな 、 意 図 され た ア ン ケ ー ト調 査 に よ る マ ー ケ テ ィ ン グ研 究 の 限 界 、 グ ロ ーバ ル ・ブ ラ ン ドの 成 長 に よ り、 初 期COOが. 担 ってい. た機 能 の 多 く を ブ ラ ン ドが 携 わ る よ う に な っ た こ と、 グ ロ ーバ ル 技 術 の 普 及 、 コ ス ト競 争 の 激 化 な どが 挙 げ られ る。 以 上 のCOOの. 2‑4.COOに. 複 雑 化 に 関 す る研 究 を図 表3に 収 め た。. 関 す る国 際 比 較 研 究. COOと. い う 概 念 は,消. 費 者 の 意 識 の 中 に 存 在 す る も の で あ る た め 、 個 人 に よ り か な り異. な る 。 そ の た め 、 グ ロ ー バ ル ・マ ー ケ テ ィ ン グ の 基 本 的 障 害 と し て の 環 境 要 因 が 作 用 し て い る と い う こ と を 実 証 す る 研 究 が 、 初 期 のCOO研. 究 か ら 行 わ れ た 。COOに. 関す る国際比. 較 研 究 は 、Nagashima(1970)、Cattin,Jolibert,andLohnes(1982)、Parameswaranand Yaprak(1987).、Papadopoulos,Heslop,andGary(1987>、ZeynepandDurairaj(2000)、 (2005)な. 朴. ど が あ る、 これ らの 国 際 比 較 調 査 か ら 、 各 国 に お け る 異 な る. 「ス テ レ オ タ イ プ 」. に よ り 、 消 費 者 の 態 度 を 変 化 さ せ る こ と が 示 さ れ た 。 そ の 結 果 、 企 業 の ブ ラ ン ド ・コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 遮 断 さ れ る こ と に も つ な が る(朴2006). 。COOは. 、 各 国 に 同 じ効 果 を もた. ら し て い る も の で は な く 、 文 化 と い う環 境 的 要 因 に よ り そ の 効 果 は 異 な る こ と を 明 示 し た 。 図 表4で. は 、COOに. 関 す る国 際 比 較 研 究 を収 め た 。. 図表4COOに 研究者 Cat重in,. 年 1982. Jolibert,and Lohnes. Paramesweran andYaprak. 調査 地 米 、 フ ラ ンス. 対象 製品 オ リ ジ ン 国 調査 対象 者 特定製品. 米,ト コ. ル. 米,フ. ラ ン. カテ ゴ リ ス 、 西 ドイ 一はない. 1987. 関 する国際比較研 究 注 目点. 産 業購 買 マ ア メ リカ と フ ラ ン ス の 購 買 マ ネ ジ ャー. ネ ジ ャ ー の 問 に 、5力 国 そ れ. ツ、 イ ギ リ. それ の製 品に対 す る評価 の差. ス 、 日本. が現 れた。. ドイ ツ、 日. 企業役 員. アメ リカ と トル コ とい う 国 家 間. 車 、 カメ ラ、 計 算. 本 、 イタ リ. の消 費 者 行 動 の比 較 を行 っ. 機. ア. た。二 国 間 の 消 費 者 行 動 に は 、 オ リジン となる三 力国 の 製 品 に. つ いてか な り相 違 す.る知 覚 を 持 って い る こ とが 判 明 した 。 Papadopoulos, Graby,and Avlanitis. 1987. 米 、 カ ナ ダ、 イ ギ リ ス 、 イ ツ 、 ラ. ン. ド フ ヌ 、. カ. メ. ラ、 米 、 カ ナ ダ 、 洲 股消 費 者'各 国 の 消 費 者 は 、COOキ. 電話、パ ソ. コ. イ ギ リ ス、 ン、 ス ウ ェ ー デ. ュ 一に 各 々異 な る反 応 を示 す 。 日本 の 商 品 は、 す べ て の 国 の. 自 動 車 、 ン、B本. 消 費 者 に 高 く評 価 され て い. 家具 など. る 。 ア メ リ カ の 商0は. オ ラ ンダ. ア メ リ. カと フラ ンスでは 高 く評価 さ れ る が 、 イギ リス で は 多 少 低 く評 価 さ れ る,. 一53一.

(8) グ ローバル. 2‑5.COOに. ・ブ ラ ン ド に お け る カ ン ト リ ー ・オ ブ ・オ リ ジ ン の 影 響. 關 す る ブ ラ ン ド研 究. 1980年. 代 か ら は 、 実 在 す る ブ ラ ン ド を 調 査 対 象 に し た 研 究(5)(Johansson,Douglas,. Nonaka1985;]ohanssonandNebenzahl1986;Han1989)も ン ド と い う 概 念 を 取 り 入 れ たCOO研. 行 わ れ る よ うに な っ た。 ブ ラ. 究 が 現 れ る よ う に よ り 、COO研. 究 は 大 き く転 換 期 を. 迎 え る よ う に な る 。 ネ ガ テ ィ ブ な カ ン ト リー ・イ メ ー ジ を 持 っ て い た グ ロ ー バ ル 消 費 者 は 、 グ ロ ー バ ル ・ ブ ラ ン ドの 力 に よ っ て 、 ネ ガ テ ィ ブ な カ ン ト リ ー ・イ メ ー ジ を 無 視 で き る よ う に な っ た 。 製 品 に か か わ るCOOに. よ る ネ ガ テ ィ ブ ・イ メ ー ジの 危 険 性. Thorelli1986;Chao1989,1993,2001)は. 〔lohanssonand. 、 グ ロ ー バ ル ・ブ ラ ン ドの 徹 底 した 品 質 管 理 と 、. プ ラ ン ドカ(TeasandAgarwal20DO;HuiandZhou2003)に. よ っ て カ パ ー で き た と考 え ら. れ る。 LeclercSchmi[t,andDube(1994)とSamiee,Shimp,andSharma(2005)は ネ ー ミ ン グ と い う観 点 か ら 、COO効. 、 ブラ ン ド・. 果 の メ カ ニ ズ ム を 明 ら か に し た.K三mandChung(1997). は ブ ラ ン ド人 気 と カ ン ト リ ー イ メ ー ジ の 効 果 を 、 ヨ ー ロ ッ パ(フ ヌ ペ イ ン)の. 消 費 者 を 調 査 対 象 と し たLoeffler(2002)と. 消 費 者 を 調 査 対 象 と し た 朴(2005)は 明 ら か に し た 。 ブ ラ ン ドのCOOイ YasinNoor,andMohamad(2007)で COO研. 究 は 図 表5に. 研究者. ラ ン ス、 ドイ ツ、イ タ リア 、. 東 ア ジ ア(日. 、 国 ご と に ブ ラ ン ド"に. 本 、 韓 国 、 中 国)の. 対 す る評 価 が 異 な る こ と を. メ ー ジ の ブ ラ ン ドエ ク イ テ ィ へ の 影 響 を 調 査 し た の は 、 あ る 。 以 上 の よ う な グ ロ ー バ ル ・ブ ラ ン ドに お け る. 収 めた。. 年. 調 査地. Leclerc, Schmitt, andDu6e. 1994. 米. Kimand Chung. 1997. アメ リカ. 図表5ブ. ラ ン ドに 閲 す るCOO研. 対 象製 品. オ リジ ン国. 特 定 製 品 ブ ラ ン ド名 カ テ ゴ リ の スペ ル(英 ーは ない 語、 フ ラン ス 語). コ ンパ ク. 米 、 目本. 究. 調 査対象 者 学生. 注 目点 ブ ラ ン ドの ネ ー ミ ン グ と い う 観 点 か らCQO効 果 を研 究 した 。 プ ラ ン ドに お い て 、 外 国 ブ ラ ン デ ィ ング は 文 化 的 ス テ レオ タ イ プ 、 製uPP認 知 及 び 態 度 に 影 響 す る き っ か け と な る と実 証 し た。. デ ー タ. ト車. ブ ラ ン ド人 気 と カ ン トリ ー ・イ メ ー ジ(彼 ら の 研 究 に お い て は 、 国 に 関 わ る 無 形 資 産 とみ な して い る1が ど の よ う に 結 合 され て い る か を 確 か め て い る。. Teasand Agarual. noon. 米. 腕 時 計 、 計 算 機:u 計 算機 本、 メキシ コ 、腕 時 計. 学生. セ イ コー の メ キ シ コ工場 で 生 趨 して い る時 計 は. 「Madein」. ス イ ス、 メ. Mexico」. キ シコ. は 消 費 者 は も は や Seiko」. で あるが 、 二の 調査 で 「Madein. と し て 認 知 して い る と 捉. え て い る。. 一54一. とい. う 慨 念 か ら 捉 え る と 、 「Madein.

(9) グ ロ ー バ ル ・ブ ラ ン ドに お け る カ ン ト リ ー. Loeffler2002. 車. フ ランス、 ド イ. ツ、. フ ラ ン ス、. オ ブ ・オ リジ ン の 影 響. 一般 消費 者 カ ン ト リ ー ス テ レオ タ イ プ が ひ とつ の 次 元 と して 捉 え られ て き た が 、 この 研 究 に よ り、 品 質 的 側 面 と感 情 的 側 面 が 存 在 し.こ の 二 つ の 側 面 が 必 ず しも 同 じ 方. ドイ ツ、 イ. イ タ リ ア. ヌペ イ ン. タ リス ペイン. ス. 向 で は な い こ と が 究 明 され た 。 ヨ ー ロ ッパ の 消 費 者 は 、 国 ご と に ブ ラ ン ドに 対 す る評 価 が 異 な る こ と も 分 か っ た, Huiand Zhou. 2003. Samiee, Skimpand Sharma. 2005. 米. 米. Sony, Sanyo. 学生. 日 本 、 メキ シユ. 特定 製品 英 、 フ ラ ン カ テ ゴ リ ス 、 ドイ ツ. ー は な い イ タ リ ア」. .・ ・ 般 人. ア メ リ カ消 費 者 に よ る ブ ラ ン ド ・ オ リ ジ ンの 認 識 は 、 社 会 経 済 的 な状 態 、過 去の 海 外 旅 行、 外 国 語 能 力 、性 な どの 変 数 に よ って 予 測 され る 。 特 に 、COOを 示す 言 語 が あ る ブ ラ ン ド名 が 消 費 者 の ブ ラ ン ド ・オ リ ジ ンの 認 知 に 主 に基づ い てい る。. 学 生1「. ゾ ラン ドにお け るCOO」 モ デ ル ーn. 日..中 の 消 費 者 を対 象 に した 国 際 比 較 研 究 を行 い 、 各 国 の 消 費 者 行 動 に は 、 同 一 「ブ ラン ド」 に 対 して 異 質 の 「ステ レオ タイプ 」 が 存 在 す る=と を実 証 した 。. 日本 、 ス イ ス、 米. 朴. 2005. 日本 、 韓 国、 中国. 薄 型(プ 日本 、 韓 国 ラズ マ ・ 液 晶)テ レビ. Yasin, Nnnr,and Mohamad. 2007. マ レー シ. テ. ア. 冷 蔵 庫 、 エ アコ ン. レ ビ、. 一般 人. 不明. ブ ラ ン ド ・オ リ ジ ン とCOMと い う分 類 に よ る 調 査 で,COMは ブ ラ ン ドの 資 産 価 値 が 高 い 企 業 で あ る場 合 、 製 品 に 関 す る 信 頼 とグ ローバ ル 製 品態 度 に それ ほ ど大 きな.影響 は 与 え て い な い と 主 張 して い る 。. ブ ラン ドのCOOイ. メ ージ は ブ ラ ン. ドエ クイティ(因 子 分 析 結 果=ブ ラ ン ド特 殊 性 、 プ ラン ド・ロイヤル テ ィ、ブ ラン ド認 知 ・ 連 想)に 明 確 に 、 そ して 相 当 程 度 影 響 を及 ぼ す,. 2‑6.COOに. 関 す る敵対 心 研 究. Klein,Ettenson,andMorris(1998)はShimpandSharamaのCETSCALE(Consumer ethnocentrictendencyscale)モ. デ ル(1997)に. 対 し.て、COO研. と い う 観 点 か ら 中 国 の 南 京(6)に お い てCOOの. 究 において初 めて、敵対心. 効 果 を 実 証 し た 。 そ の 後 も 、Klein(2002)は. 、. 「エ ス ノ セ ン ト リ ズ ム 」 と 「敵 対 心 」 と の 関 係 性 を 明 ら か に し た 。 先 行 研 究 に お い て 敵 対 を 要 因 別 に み る と 、 第 二 次 世 界 人 戦 の 侵 略 の 被 害 か ら の 敵 対 心 を 研 究 対 象 に し た の がH‑ein, Gttenson,andMoris(1998)、Klein(2002)、. 才i《2005)、HongandKallg(2006)で. ア メ リ カ の 南 北 戦 争 か ら の 敵 対 心 を 調 査 し たShimp,Duim,andKlein(20(》4)、 核 実 験 の 敵 対 心 を 研 究 し たEttensonandKlein(2005)、 イ ス ラ エ ル 闘 争)を. 一55一. フ ラ ン スの. イ ス ラ エ ル の イ ン テ ィ フ ァ ー ダ(反. 調 査 し たShoham,Davidow,Klein,andRuvio(2006)の. こ と が で き る 。 以 上 の 敵 対 心 に 関 す る 研 究 を 図 表6に. あり、. 収 め た。. 研 究 に分 類 す る.

(10) グ ロ ーバ ル. ・ブ ラ ン ドに お け る カ ン ト リ ー ・オ ブ ・オ リ ジ ン の 影 響. 図 表6敵. 研究者. 対 心 とCOO研. 調査 地 敵 対国 敵 対主 要因. 究 注 目点. Klein, Ettenson,and Moris(1996). 中国 南 日本 京. 南京大 虐殺 経済的敵対. Klein;2002). アメリ カ. 日本. 第二 次.世界 「エ ス ノ セ ン ト リ ズ ム ー は 、 国 内 と外 国 の 商 品 の 選 大戦 択 に 関 連 す る もの の 、 外 国 に 向 か っ たANIMOSITY 経済 的敵対 (敵 対 心)は 、 外 国 商 品 間 の 選 択 に 関 連 す る 。. Ettensonand Klein(2005). オ ース トラ リ. フラ ン. 南 太 平洋 で オ ー ス ト ラ リ ア 消 費 者 の フ ラ ン ス に 対 す る の核 実験 ANIMOSITY(敵 対 心)は 、 フ ラ ン ス 製 晶 品 質 の 評. ス. ア. 敵 対 心(Animosity>と い う観 点 か らCOOの 影響 を 調 査 。 敵 対 心(9nimositylは 「エ ス ノセ ン ト リズ ム 」 よ り大 き く購 買 決 定 に 負 の 影 響 を 与 え る 。. 価 に 独 立 して 、 否 定 的 購 買 意 図 に 影 響 す る。. Skimp,Dunn, andKlein (2004). ア メ リ. 朴(20D5). 韓国、 中国. カ. ア メリ ア メ リカの カ国 内 南 北戦 争. 日本. 国 内 地 域 に 対 す るANIMOSITY(敵 対 心)が 存 在 す る こ と を 、地 城 ア イ デ ンテ ィテ ィ.ス テ レ オ タ イ プ, 消 費 者 敵 対 心 を理 論 的 枠 組 み で 明 らか に し た 。. 第 二次 世 界 「反 円 感 情 」 は 韓 国 と 中 国 の 消 費 者 に お い て は 「知 大戦 覚 品 質 」 と 「購 買 意 図 」 に 直:接的 な 影 響 を 及 ぼ さな い こ と が 明 らか に な っ た 。. HongandKang (zoos). 韓国. 日本 、 ドイ ツ. 第 二次 世界 製 品 が、 国 の 評 判 が 幕 礎 を形 成 され た もの で な い 場 合 大戦 だ け、 製 品 の カ ン トリー ・オ ブ ・オ リ ジ ン に 向 か っ た ANIMOSITY(敵. Shoham, Davidow,Klein, andRuvio (zoos). イス ラ エル. ア ラブ. 以 上 のCOOに. イ ン テ ィ フ 独 断 的 な 態 度 、 愛 国 心.お ズ ム が 、ANIMOS工TY(敵 アー ダ(反 イス ラエル 闘 争}. 3.先. 対 心)が マ イナ ス影 響 を及 ぼ すb よ び イ ン タ ー ナ シ ョナ リ 対 心)に 影 響 す る こ と を. 実 証 した 。. 行研 究 の考 察 と今後 の課 題. 関 す る先 行 研 究 に お い て 、先 行 研 究 に お い て そ の 意 義 はご つ あ る と考 え る 。. 第 一 に 、 長 年 議 論 され て きた グ ロ ー バ ル ・マ ー ケ テ ィ ン グ に お い て 現 地 化 戦 略 の 必 要 性 を提 示 し た こ とで あ る。 グ ロ ーバ ル 化 の 進 展 に よ り、 グ ロ ー バ ル 消 費 者 の 意 識 も標 準 化 に 向 か っ て い る と い う見 方 が 多 い もの の 、 世 界 各 地 に 拡 散 して い る グ ロ ーバ ル 消 費 者 の 意 識 に は 標 準 化 で き な い もの が 多 く存 在 す る 。 世 界 市場 の グ ロー バ ル 化 と グ ロ ーバ ル ・ブ ラ ン ドの 成 長 に よ っ て、 製 品 ・価 格 ・流 通 ・プ ロ モ ー シ ョ ン戦 略 の 標 準 化 に 関 す る議 論 が 増 加 し た。 しか しな が ら、COO研. 究 の 結 果 で 明 ら か に な っ た よ うに 、 各 国 の 消 費 者 の 意 識 の 根. 底 に は 他 国 に対 す る 「ス テ レオ タ イ プ」 が 存 在 し、 消 費 者 行 動 に か な りの 影 響 を 与 え て い る こ とが 明 ら か に な っ たの で あ る。 第 二 に、COO研. 究 が 日本 企 業 の グaバ. ル 化 の 発 展 段 階 と強 い 相 関 関 係 を 保 ち な が ら、. 進 ん で きた こ と が 明 らか に な っ た こ とで あ る。Rieso皿(1966)とNagashima(1970;1977) の 研 究 で 見 られ る よ うに 初 期COOの. 研 究 は 、 戦 後 、 安 い賃 金 を元 に生 産 され た 「Madein. 一56一.

(11) グ ロ ー バ ル ・ブ ラ ン ドに お け る カ ン ト リ ー ・ オ ブ ・オ リ ジ ン の 影 響. Japan(日. 本 製)」 に 対 す る ア メ リ カ 消 費 者 の ネ ガ テ ィ ブ 反 応 を 研 究 し た こ と が 出 発 点 で あ. っ た こ と は 興 昧 深 い 。 そ の 後 、Nagashima(1977)とDarlingandWood(1987;1990)の 調 査 で は 、 日本 のCOOイ. メ ー ジ の 変 化 が 確 認 さ れ た 。 さ ら に 、1980年. 以 後 に は 図 表3で. も 確 認 で き る よ う に 、 オ リ ジ ン の 複 雑 化 に 関 す る 研 究 は 、 日 本 の グ ロ ー バ ル ・ブ ラ ン ド の 生 産 拠 点 が 多 角 化 した こ と に も 起 因 し て い る と 見 ら れ る 。 さ ら に 、 敵 対 心 に 関 す る 研 究 で も 口本 ブ ラ ン ドは 、COO研. 究 の 調 査 対 象 に な っ て い る 。 こ の よ う に 、先 行 研 究 の 発 展 過 程 は 、. 日本 企 業 の グ ロ ・ 一バ ル 化 と 強 い 相 関 関 係 を 保 ち な が ら 発 展 し て き た の で あ る 。 一 方 、 口 本 に お け るCOOの. 研 究 は 極 め て 少 な い(i)。 そ の 理 由 と し て は 、 日 本 国 内 の 環 境 的 要 因(dに. 起 因 して い たの で は な い か と考 え て い る。 第 三 に 、 研 究 当 時 の 時 代 背 景 に よ り 、 マ ー ケ テ ィ ン グ 領 域 に お け るCOO研. 究 の位 置 づ け. が 変 わ っ て き て い る こ と が 明 ら か に な っ て い る 。 す な わ ち 、 「カ ン ト リー ・イ メ ー ジ 」 か ら 出 発 し たCOO研. 究 は 、 マ ー ケ テ ィン グ研 究 の 発 展 プ ロセ ス に伴 い. 「製 品 情 報 」.「COOの. 複 雑 化(グ. 「エ ス ノ セ ン ト リ ズ ム 」、. ロ ー バ ル ・ ソ ー シ ン グ)」、 「ブ ラ ン ド」、 「敵 対 心 」 な ど の. 多 様 な 課 題 を 取 り 入 れ て 進 歩 し た と い え よ う. 第 四 に 、COO研 究 さ れ たCOOの お り 、1980年. 究 の 反 省 点 は 、1980年 複 雑 化(グ. 代 以 後 のCOOに. ロ ー バ ル ・ソ ー シ ン グ)に. 関 す る研 究 の 中 で 最 も盛 ん に 研 関 す る研 究 の 問 題 で あ る。 前 述 の と. 代 の グ ロ ー バ ル 化 の 過 程 で 、 多 く のCOO研. ー バ ル ・ソ ー シ ン グ の 危 険 性 をCOOの. 究 者 は コ ス ト削 減 の た め の グ ロ. マ イ ナ ス 効 果 で 提 示 して き た. 研 究 の 主 な 研 究 対 象 に な っ た 工 業 品 分 野 に お い て は.多 ソ ー シ ン グ にCOO的. 国籍企 業 におい ての グ ローバ ル ・. ア プ ロー チ を取 っ て い る企 業 は 、 現 在 ほ とん ど存 在 しな い。. 最 後 に 、 今 後 の 研 究 課 題 と し て は 、 第 一 に テ レ ビCMを 化 か ら 、 受 け 手(各 必 要 性(9)で. 。 し か し な が ら 、COO. 国 の 消 費 者)を. あ る 。COO先. 中 心 と した マ ス広 告 だ けの 現 地. 中 心 と し た ブ ラ ン ド ・コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に 転 換 す る. 行 研 究 の 実 践 的 な イ ン プ リ ケ ー シ ョ ン は 、 テ レ ビCMを. し た マ ス 広 告 の 現 地 化 の 必 要 性 を 提 示 し た も の が 殆 ど で あ っ た 。COOに カ ン ト リ ー ・イ メ ー ジ 」 を 緩 和 す る た め に は 、 テ レ ビCMの. 中心 と. よ る 「ネ ガ テ ィ ブ ・. 現 地 化 だ け で は な く、 ポ ジ テ. ィ ブ な ブ ラ ン ド連 想 を 促 進 す る マ ー ケ テ ィ ン グ ・ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 全 般 に 視 野 を 広 げ 、 ブ ラ ン ド ・コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 戦 略 の 開 発 ・展 開 か で き るCOOに. 関 す る議 論 が 必 要 で あ ろ. う。 第二 に. 「グu一. バ ル ・プ ラ ン ド」 を 対 象 と し た 多 面 的 なCOO研. 究 の 必 要 性 で あ る 。COO. 研 究 に お い て 、 明 らか に な っ て い る よ う に 各 国 の 消 費 者 行 動 に は、 同 一 ラ ン ド」 に 対 し て 異 質 の や 内容 が. 「ス テ レ オ タ イ プ 」 が 存 在 す る 。 こ の. 「ス テ レ オ タ イ プ 」 の 有 無. 「ブ ラ ン ド」 に 対 す る 消 費 者 の 態 度 を 変 化 さ せ る 。 従 っ て 、 世 界 各 地 の. 視 点 」 か ら 、 「グ ロ ー バ ル ・ブ ラ ン ド」 に 対 す るCOOに 体系 的に. 「グ ロ ー バ ル ・ブ. よ る 「ス テ レ オ タ イ プ 」 を 確 認 し、. 「グ ロ ー バ ル ・ブ ラ ン ド」 を 管 理 す る 必 要 が あ る と 考 え る 。. 一J7̲. 「受 け 手.

(12) グローバ ル. 惨. ・プ ラ ン ド に お け る カ ン ト リ ー ・オ ブ ・オ リ ジ ン の 影 響. 考 文 献 】. Cattin,k'hilippe,AlainJolibert,andColleenLohnes(198'1),"AcrossculturalstudyoPmadeiǹconcepts," ノaurroa'q〆1寵. θ痂 α蕗o雁α'BrctineuStxdies,vo霊.13,No.3(Winter,1982},pp.131‑14]. Chao,Paul(1989),"Exportandreverseinvestmentstrategicimplicationsfornewlyindustrializedcountries," JournalaJlnternationalBusinessShsdies,Vo120,No.1(Spring1989),pp.75‑91. Chao,Paul(1993),"Parti[ioniagcountryoforigineffects:consumereualuationsofahybridproduct,"Journalof Intematana!BusinessStudies Chao,Paal(2(lt)]),"Themoderatingeffectsofrnun[ryofassembly,countryofparts,andcountryofdesignon hybridproductevaluations,"JournalofAdvertising,(Winter2001;30.4),pp.67‑79. Darling,JohnRandVanRWood(1990),"ALongitudinalStudyComparingPerceptionsofU.S.andJapanese ConsumerProductsinThird/NeuValCounVy:Finland1975to1985,"Journalof/nternationa]Business Stxdies,Yol.21,pp.427‑450. DurairajMaheswaran(1994),"Countryoforiginasastereotype:effectsofconsumerexpertiseandattribute strength〔}nprQductevaluadgns,"ノoxrnalのF(;oresumerl〜esearcA,($epLe【nbじr1994;21.2),pp,354‑364 F.ttensnn,Richard.andJill.Gahrielle.Klein(2005),"ThefalloutfromFrenchnucleartestingintheSouth Pacinc:Alongitudestudyofconsumerboycotts,"InternatioxatMarketingReview,(vol.22No.2),pp.199一. 一. 224. Han,C.Min(1989),℃ountryofi皿age=haloorsummaryconstruct〜"JournalofMarketingResearcA,(May 1989;26,2),pp.222‑229. Han,C.Min.andTerpstra,Vern(1988),"Country・o爵ohginEf藤ectsforuni¶a唖onalandbi‑na50nal.,"Journalof InternationalBusinessStudies,Vol.19(Summer1988),pp.23252 Hong.Sung‑Tai.andRnbertSJr.Wyer(7589),'F.ffeMeofcountry‑nt‑originandproducriattributeinformation onProducteva[ua恒on:an血fonma口onprocessi皿gperspec恒ve∴. ノθ躍朋 ὰofConsu〃perR85θ. α76ん,(September. 1989;16,2),pp.175‑185. Hong,Sung‑Tai.andRobertS.Jr.Wyer(1990),"Determinantsofproductevaluation:e[fectsofthetimeinterval betweenlmowledgcofaproducescountryoforiginandinformationaboutitsspecificattributes,"Jourxa! aJCousumerResearch,December1990;17,3),pp.277‑287. Hol[g,Sung‑Tei.A皿dDong‑Kyoon.Keg(2006),Country‑of‑OriginInnue【seonProJuじ. 巳EvxluuLi正 じns=Thピ. ImpactofAnimosiyandPerceptionsofInducirircl辱snessBmtaUtyΩnJudgmentsofTypicalandAtypical Products;JournalajconsumerPsychology,pp.23'2‑235 Hui,MichaelKand‑ianxiZhou(2003),"Country‑of‑manufactureeffectsforknownbrands,"Eu>opeauJauma! ofMarketang Johansson,JohnyKandHansB.Thorelli(1965),̀ln[erna60nalproductpositioning,ーJoxrnaloflxternatioxa! BusixessStudies,(Fall1985),pp.57‑75 Johallssol1JohWK.邸. 旦JDominiqueM、Hansse罰s(1991),"RivalryasSynergy?Z1見eJapaneseautoInobilじ. companies'exportexpansion,"Journa'oflxtematia"a'BusinessStudies Johansson,JohnyK.andIsraelD.Nebenzahlpges)."Multinationalproducflon:effectonbrandvalue; ノourua'げ. 動fgアnatdoxalBusinessStudio,Vb1.17(Fall1986>,pp.101‑125. Johansson,JohnyK.,SusanP.Douglas.andIkurgiroNonaka(1985),"9ssessingthevnpacfofcountryoforigin onproductevaluation3=ancwmcヒhodo!ogicalpcrspcctivc,"ノ. ∂area!ofMarketingResear̀A,Vb122. (November1986),pp.388‑396. Johallsson,JohnyK.,IikkaA.Runkai皿en,andMichaelR.Czinkuta(1994),"Neg盗1ivecountryっf一{}rigin. 一j8一.

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(14) グ ロ ー バ ル ・ プ ラ ン ドに お け る カ ン ト リ ー ・オ ブ ・オ リ ジ ン の 影 響. 艶as,RKenneth.andSa皿jeevA「araal(2000),'Theeffectsofetr血sicproductcuesonconsumers'perceptions ofqua蹴y,sacrifice,andvalue,"AcademyofハlasketingScience,Vul.28,No.2(2000),pp,278‑290. WangChih‑kang.andCharles.WIzmh(19&4),"TheImpactofselectedenviromentalforcesuponconsumer's willingnesstobuyforeignproducts,"AcademyojMarketingScience.JournalVol.11(R'in[er/Spring1983), pp.71‑82. White,Phi1Up.D(1979),'AttiNdeofU.S.purchasingmanagerstowardindusrialproductsmanuねc加red血 selectedwesternEuropeannations.JournaloflnternationalBusiroessStudio,Sp市g/Summeq10:81‑90 Yashin,Norijaya.Mohd.,Mohd.NasserNooc,andOsmanMohamad(200.̀Doesimageofcountry‑oforigin mattertobrandequityP,"ノb召rη. α∫〔 ゾ肋dud&BmndManogemen/,pp.38‑98. Zeyni即,Gurhanイanti.andMaheswaran.Durairai(2000),℃ul加ra【variationsi皿countryoforigineffects." ノθ暫門na/げMarketingResearch,(August2〔}00;37.3),pp.3〔}9‑316. 恩 蔵 直 人(1997)「. 製 品 の カ ン ト リ ー ・オ ブ ・オ リ ジ ン」 「製 品 開 発 の 戦 略 論 理=開. 発 プ ロセ ス か らブ ラ ン ド. 管 理 に 至 る 競 争 優 位 源 泉 の 解 明 』 文 一 総 合 出 版 、253‑282 亀 井 昭 宥(1997)「 ジ メ ンF体 朴 正 沫(2005)「. ブ ラ ン ド と 広 告 コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ンJ青 系(理. 論 か ら広 告 戦 略 ま で)1日. ブ ラ ン ドに お け る 「カ ン ト リ ー ・オ ブ ・オ リ ジ ン」 の 影 響(日. 象 に し た 比 較 研 究)」 吉 田 秀 雄 記 念 財 団 朴 正 沫(2006)「. 木 ・小 川 ・亀 井 ・田 中 編. 『平 成16年. 日 ・韓 薄 型 テ レ ビ ブ ラ ン ドに お け る. 中 国 消 費 者 を 対 象 に し たre較 研 究)」. 『最 新 ブ ラ ン ド ・マ ネ. 経 広 告 研 究 所 、73‑86 本 ・韓 国 ・中 国 消 費 者 を 対. 度 助 成 研 究 集J175一 一191 「カ ン ト リ ー ・オ ブ ・オ リ ジ ン」 の 影 響(日. 日 経 広 告 研 究 所r日. 経 広 告 研 究 所 報J230号. 本 ・韓 国 ・. 、48‑53. 【注 】 (1〕社 会 心 理 学 の 用 語 で、 ある集 団(カ テ ゴ リー)に 対 し過 度 に 一般化 され た否 定 的 また は肯 定 的 な認 知 を さす。 集 団 認知 には 必然 的 にarerる (z71960年 COOは. もの で ある 。. 代 か ら1970年 代 まで のCOO研. 究 を レ ビz一. し、 以 下の 問 題 点 を 提 示 した の で あ る。 第 一 に、. 非 本 質 的 手掛 か りと して 、製 品 の品 質 判 断 をす る 際 に限 定 的 意 味 しか 持 た な い の で は な い か と. して い る。 第 二 に 、 ほ とん ど の研 究 がCOOと あ る。 これ は、COOは. い うた っ たひ とつ の 手 掛 か りで 調 査 され た とい う こ とで. 、 製 品 を判 断 す る際 に、 持 っ て い る ただ の 判 断 材 料 に 過 ぎな い。 そ して、 た っ. たひ とつ の 手掛 か り消費 者 行 動 を説 明す るに は 限 界 が あ る。 第 二に 、 多 くの 研究 では 言 葉 に よる調 査 の み で 実 際 の 商 品 を 晃せ なが ら調 査 した の で は な い.第 四 に 、消 費 者 調 査 で 頻 繁 に 直 面す る問 題 で あ る、 一 般 的 妥 当性 と事 実性 の 問題 で あ る. 。以 上 の 四 嶽 を 初期 のCOO研. 究 の 問題 点 と して指 摘 して い る。. (3)外 国 の 製 品 あ る い は ブ ラ ン ドよ りは 、 自国 の 製 品、 ブ ラ ン ドを選 好 す る 傾 向 を エ ス ノセ ン トリ ズ ム (ethnocentrism',と. 呼ぶ 。 しか しな が ら、 一般 的 に は全 ての 消 費 者 に適 合 す るの では な く、 先進 国 の 消. 費 者 に 限 られ る。 先 進 国 の消 費 者 は,一 般 的 に 開 発途 上国 の 製 品 よ りは 白国 の 製 品 を 好 む が、 開 発 途 上 国 の消 費 者 は、 自 国の 製 品 よ りは 外 国の 製 品 ・ブ ラ ン ドを優遇 す る ケ ー スも 多い 。 ④. 韓 国の 代 表 的 多国 籍企 業 で あ るA辻 の 海 外.生産 拠 点 の 設 置 要 因 で も明 らか で あ っ た。.9社 の 関係 者 に イ ン ター ビュ ー した結 果 は以 下 で あ る。A社 の 海 外 生 産 拠 点 の 決定 要 因 と して は 、第 一 に 、 製造 コ ス トが 韓 国 よ り は るか に 削 減で き る場 合 。 第 二 に、 進 出 国 家 の 貿 易 障壁 を乗 り越 えた場 合(進 出 国家 の 同 一 一 ・ 貿 易 圏内 に完 全 所 有 子 会社 あ るいi3ジ ョイ ン ト・ベ ンチ ャー の形 で 進 出)。 第 三 に、 鰻 近 はSChf〔supply chainmanagement)の. 一環 と して進 出 国 家 の物 流 に便 益 が ある場 合(国 境 に隣 接 して い る虚 業 ク ラ ス タ. 一60一.

(15) グ ロ ー バ ル ・ブ ラ ン ド に お け る カ ン ト リ ー ・オ ブ ・オ リ ジ ン の 影 響. 一 に 完 全所 有 子会 社 あ るい は ジ3イ ン トベ ンチj ..の 形 で 進 出)で あ る と い う 。 (5)実 在 す る ブ ラ ン ドをCOO研. 究 の 謂査 対 象 に す る こ とは 、COO研. 究 の周 題 点 と して指摘 され て きた ア ン. ケ ー ト調 査 の限 界 を緩 和 で き る。 (6)南 京 は、 一 九 三七 年 に旧 日本軍 に よっ て大 虐 殺 が 行 われ た た め、 反 日感 情 が 中 国の 中 で最 も強 い地 域 で あ る, (7)日 本 に お け るCQO研. 究 は 、 田村(1989),恩. 蔵(1996U997)の. 研 究 は あ る もの の、 全体 の数 は非 常 に. 少ない。 ⑧coo研. 究 が、H本 で は芽 生 えな か った 理 由 と して は、 日本 の マ ー ケ テ ィ ング研 究 の 偏 り もあ り うる が、. む しろ 日本 国 内の 環 境 的 要 〔 貿 易収 支 と失業 率,日 本 企 業 の存 在 惑 、逆 輪 入 な ど)に より、COO研. 究 は、. 日本 の マ ーケ テ ィング 領域 に お い て は注 目 され な か った と考 え られ る。 ⑨. 亀 井(1997)は. 、「 受 け手(す な わ ち人 間)の 想 像 力 な い しは 独創 力 を刺 激 し促 進 す る こ とで き る あ ら. ゆ る広 告 コ ミュニ ケ ー シ ョ ン的 な 発 見 と積 極 的 な利 用 とに その 鍵 が存 在 して い るの で あ る」 と指 摘 して い る。. 一61一.

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参照

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