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論 文 審 査 の 要 旨

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Academic year: 2021

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別紙1

論 文 審 査 の 要 旨

報告番号 3095 池田 尚子

論文審査担当者

主査 吉田 教授 副査 泉﨑 雅彦 教授

副査 松山 高明 教授

(論文審査の要旨)

難 治性 重症 心不全 の原 因の 1つ で ある 虚血 性僧帽 弁閉 鎖不 全症 に 対し て、予後改善につながる最適な術式が未だ確立されていない中、自己心 膜パッチを用いた広範後尖拡大術が世界で初めて行われ、この術式の効 果を、心エコーを用いて解析し、明らかにした論文である。

拡 大さ れた 後尖が まる で前 尖に寄 り添 うか のよう に前 尖と 接合す る現 象“snuggling up” phenomenon を観察し、その詳細を解析している。

拡大された後尖が弁輪となす角βを、左室収縮早期・中期・後期の各時 相 で測 定し 、収縮 中期 から 後期に かけ て角 度βが 小さ く変 化する こと で、十分な弁尖接合長が得られ、収縮後期にかけて血液の逆流が確実に 制御されるというメカニズムを示した。平均的な生命予後が

2

年前後で ある本疾患で、NYHA クラス

III

47%、 IV

13%、 Euro SCORE II

9.7±4.9 であった患者群において、術後 850±181 日の経過で、死亡や 心不全による再入院、僧帽弁閉鎖不全症の再発を認めず、全患者が術前 に比し、

NYHA

クラスの改善を認め、心不全重症度の指標である

BNP

値の 改善を得た。本術式の術後中期成績は良好であり、難治性重症心不全の 予後改善に寄与すると推定される。

本論文は、新しい知見を得ており、学術上高い価値を示し、学位論文に 値すると判断した。

論文題名:Extended Posterior Leaflet Augmentation for Ischemic Mitral Regurgitation – Augmented Posterior Leaflet Snuggling up to Anterior Leaflet -(虚血性僧帽弁閉 鎖不全症に対する広範後尖拡大術)

掲載雑誌名:Circulation Journal 2019年;83(3):567-75 掲載

(主査が記載、500字以内)

参照

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