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カフェイン酸エステルによるタンパク質リジン残基(ε-アミノ基)の呈色反応とその応用

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Academic year: 2021

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学会 〔書女縦48第三・鞘〕

東京女子医科大学学会 第265回例会プログラム

日時 昭和61年2月20日(木)午後1時30分より

会場 東京女子医科大学 中央校舎1階会議室

演 題 (一般演説は1題7分) 1:30∼1:57 座長 降矢 榮 1.カフェイン酸エステルによるタンパク質リジン残基(ε一アミノ基)の呈色反応とその応用 ○堀川 博明・降矢 焚(生化学) 2.Moloneyウイルスに対する日本脳炎ウイルスの干渉作用について ○厳 小傑・荒明美奈子・中野 寿夫・吉岡 守正(微生物学) 3.当科におけるDental Implantの臨床と評価方法 ○河奈 文彦・藤井 俊治・阿部 廣幸・真中 信之・ 北代 俊二・伊藤 真理・片海 裕明・近藤 順子・ 扇内 秀樹・河西 一秀(歯科口腔外科) 2:00∼2:27 座長 鈴木 忠 4.全身温熱療法における心筋変性の実態 ○川名 秀世・寺岡 邦彦・岩崎 智彦・金田 良夫・ 豊田 智里・武石 詞(第1病理) 和田 寿郎(第1外科) 5.新しい皮膚二重縫合法による縫合糸痕の改善に関する研究 ○石川 雅健・進藤 廣成・鈴木 忠・ 倉光 秀麿・織畑 秀夫(外 科) 6.止血を目的として考案した血管内カテーテルの安全性と効果に関する研究 ○斉藤 道顕・鈴木 忠・倉光 秀麿・織畑 秀夫(外 科) 2:30∼2:57 座長 久満 董樹 7.脊髄髄膜血管梅毒の1症例 ○鄭 秀明・石綿 玲子・小林 逸郎・ 竹宮 敏子・丸山 勝一(神経内科) 8.救命し得た劇症肝炎の2例 ○秋本真寿美・鴨川由美子・橋本 洋・張 正和・ 五十嵐裕章・橋本 悦子・久満 董樹・小幡 裕(消化器内科) 鈴木 利昭・久保 和雄・太田 和夫(腎センター) 9.通常の抗ヒスタミン剤が奏効しない幕麻疹の臨床的,組織学的研究 ○山下 典子・菊池りか・尾立 冬樹・ 川上 理子・肥田野 信(皮膚科) 3:001∼4:00 テーマ 気管支喘息 (司会)滝沢 敬夫 10.都市化に伴う家屋内空中真菌分布と気管支喘息との関係について ○本城美智恵・橋本 節子(第二病院小児科) 11.喘息児における学習意欲と不安に関する検討 〇五十嵐一枝・原 仁・山口規容子・福山 幸夫(小児科) 12.高濃度NO2急性曝露による気道障害一気道領域別による検討一 〇片山 道夫・滝沢 敬夫(内科1) 〔総 説〕 13,都市化と気管支喘息 香川 順(第1衛生) 一443一

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84 1.カフェイン酸エステルによるタンパク質リジン 残基(ε一アミノ基)の呈色反応とその応用 (生化学)○堀川 博朗・降矢 榮 アミノ酸の弱アルカリ性溶液をカフェイン酸エステ ルの存在下でincubationすると溶液は緑色を呈して くる.この反応機構についてはすでに本学会で報告し アミノ酸が2分子のカフェイン酸エステルと縮合して 生ずる色素であることを明らかにした(東女医大誌49 巻10・11号1011∼1017頁1979年).この反応はタンパク 質でも起こりアミノ酸と同様に緑色溶液を呈する.こ の場合,反応基としてタンパク質構成アミノ酸の側鎖 である酸アミド基一CONH2(アスパラギン,グルタミ ン),グァニジン基(H2N)2CNH一(アルギニン),ε一ア ミノ基(リジン)およびN一末端アミノ基が予想される がε一アミノ基以外の側鎖とは反応せず,またN一末端 アミノ基は反応性が低くなる結果を示した.したがっ てタンパク質での呈色は主にリジン残基(ひアミノ基) に基づく反応であり,タンパク質の呈色反応として繁 用されているBiuret反応, Lowry法とは異なった特 徴をもっている. ところで生体内で起きている糖によるタンパク質の 非酵素的修飾すなわちnonenzymatic glycosylation は糖のアルデヒド基とタンパク質のリジン残基(ε・ア ミノ基)間の反応が主たる反応であり,加齢に伴う結 合組織などに認められる生化学的変化の原因と考えら れている.演者らは,この緑色反応を利用することに よってnonenzymatic glycosylationによるリジン残 基(ε一アミノ基)の減少を容易に測定することができる のではないかと考え,定量性について検討した, 2.Molony virusに対する日本脳炎ウィルスの干 渉作用について (微生物学)○厳 小智・町明美奈子・ 中野 寿夫・吉岡 守正

Molony sarcoma virus(MSV)はレトロウイルス の一種であり,マウスに肉腫を誘発し,試験管内では 線維細胞にtransfomlationをおこし, focusを形成す る.我々は,マウスに脳炎をおこす日本脳=炎ウィルス (JEV)によって, MSVが勿。勿。及び劾θ♂飽で干 渉されるかをみた. 材料と方法:MSVはマウス肉腫組織から精製して 使用した.JEVは中山(NIH)株を接種したマウスの 脳乳剤をウィルス液とし,56℃30分加熱不活化したも のと,同株をホルマリンで不活化した市販ワクチンを 用いた.勿η勿。の実験は3∼4日齢ddYマウスの背 にJEV O.05miを皮下注射し,一定時間後,同じ部位 にMSV O.05m1を接種,7∼10日間観察し,肉腫の有 無を観察した.勿碗名。の実験は3T3細胞を用い,1日 培養後,JEVを接種,90分間吸着させた.その後, MSV を接種し37℃で培養,7日後にフォーカスの有無を観 察した.培地は2∼3日後に一度交換した. 結果と考察:勿θ勿。の実験では加熱不活化,ホルマ

リン不活化JEVのいずれでもMSVによる肉腫の誘

発は干渉されなかった.不活化していない生ウイルス ではMSVの接種に関係なく,脳炎を起こしマウスは

死亡した.一方勿碗zoではJEVはMSVをよく千渉

しフォーカス形成を抑制した.勿麗θoでは種々の細胞 があり,JEVに親和性のない細胞もあるので, MSV感 受性の細胞のなかに,JEVに反応しない細胞があるの かもわからない.又,勿伽。ではこの干渉を阻害する 物質が存在あるいは分泌されるようになり,干渉がお こらないのかもわからない. 3,当科におけるDental Implantの臨床と評価方 法 (歯科口腔外科) ○河奈 文彦・藤井 俊治・阿部 廣幸・ 真中 信之・北代 俊二・伊藤 真理・ 早早 裕明・近藤 順子・扇内 秀樹・ 河西 一秀 我々は,東京女子医科大学学会第262回例会におい て,Dental Implantの臨床30症例について報告した が,今回は,1982年1月より1985年12月までにDental Implantを施行した76例の臨床統計的観察と,我々が 使用している術後経過評価方法にのっとり術後1年以 上経過し評価を行なった38例のDental Implantの評 価について報告する. 対象は,当科に受診した患者のうち重度の全身疾患 を持たないもので,比較的Dental IQが高く,治療に 協力的な16丁目ら65歳までの男性29例,女性47例の計 76例である, Dental Implant材料は京都セラミック社製酸化ア ルミナセラミック,Park Dental社製酸化チタニウム, Oratronics解同酸化チタニウム,旭光学社司・・イドロ キシァパタイトである. なお方法は前回の方法に準じた. 症例の平均年齢は男性44.2歳,女性42歳で,部位別 では下顎臼歯部49例,上顎臼歯部12例,上顎前歯部12 例,下顎前歯部3例,材料では,A1203−screw typeが 31例,A1203−plate typeが7例, Apaceramが6例,

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