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Immunohistochemical mapping of TRK-fused gene products in the rat brainstem.

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Academic year: 2021

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(1)

Immunohistochemical mapping of TRK-fused gene

products in the rat brainstem.

その他の言語のタイ

トル

ラット脳幹におけるTRK融合遺伝子産物の免疫組織

化学的分布

ラット ノウカン ニ オケル TRK ユウゴウ イデン

シ サンブツ ノ メンエキ ソシキ カガクテキ ブン

著者

竹内 成子

発行年

2012-03-09

URL

http://hdl.handle.net/10422/1408

(2)

学位記番号 学位授与の要件 学位授与年月日 学位論文題目 審 査 委 員 博 士 第656号 学位規則第4条第1項該当 平成24年 3月 9日

Immunohistochemical mapping of TRK-fused gene products in the rat brainstem

(ラット脳幹におけるTRK融合遺伝子産物の免疫組織化学的分布) 主査 教授  岡 部 英 俊

副査 教授  松 浦  博 副査 教授  宇田川  潤

(3)

別紙様式3 論 文 内 容 要 旨 (ふ り が な】 氏   名 1 1 ^m*¥げ甲 竹内 成子 学位論文題目

Immunohistochemical mapping of TRK-fiised gene products in

the rat bramstem

(ラット脳幹におけるTRK融合遺伝子産物の免疫組織化学的分布) 【研究の目的】 TRK融合遺伝子(TFG)は、染色体転座により神経成長因子受容体(TRK)遺伝子に融合 した新しい遺伝子として、リンパ腫と敵組撒腫癌で発見された。 TFG単独では、正常組織 でも発現が報告されている。これまでに、 TFGはリン酸化チロシン特異的ホスプアタ-ゼ の活動制御、小胞体からゴルジ体へのベシクル輸送に関わっているという報告がされてい るが、その詳細な機能については未だ解明されていない。我々は最近、ラシトのTFGタン パク質に特異的な抗体を作製してラット脳を検索したところ、 TFGが神経細胞に局在して おり、 TFG陽性神経細胞が脳幹に多く分布していることを見出した。そこで本研究では、 このTFG抗体を用いて免疫組織化学法でラット脳幹部のTFG陽性神経細胞の分布図を作成 した。 【方牡】 ラットからの組織採取 200一声00gのラットを80mg/kgのベントバビタール麻酔下で左心室から10血はリン酸緩衝 液(PBS, pH 7.4)を濯流して脱血し、ついで4%パラホルムアルデヒド(PFA)を含む固 定液を流して濯流固定した。ついで、脳と脊髄を取り出し、 24時間から48時間の後固定 をした後、 15%庶糖液でタライオプロテクションを行い、クリオスタットで20MMの組織 片を作製した。 遠塵 我々は、 TFGペプチドをウシ血清アルブミンに結合させたハブテン抗原でウサギを免疫 し、 TFGに対する抗血清を得た。一部は、・TFGペプチドを結合させたアフイニチイクロマ トグラフィーにより、精製ウサギポリクローナル抗体(0.1/ig/ml)を作製した。ウェス タンプロット牡と吸収テストにより、その特異性を確認した。 免疫組麟堪撃 脳幹・小脳.脊髄の組織片を抗TFGウサギ血清(5, 000-20, 000希釈)又は精製ウサギポ リクローナル抗体(0.1〃g/ml)に4℃で、卜4日間反応させた後、 ABC牡とDABを用いて 免疫染色した。一部の組織はTFG抗体とマウスモノクローナルセロトニン抗体を組み合わ せ、蛍光二次抗体を用いた免疫二重染色を施行した。 TFG陽性細胞分布地図の作成

Paxinos & Watsonのラットブレインアトラスを用いて、 TFG陽性細胞の分布図∫を作成し た。

(4)

【結果】 ラットの脳幹部ではTFG陽性神経細胞は縫線棟、巨大細胞網様棟、青斑核及び三叉神経 棟、内耳神経按、迷走神経背側運動按といった脳神経棟、小脳のプルキンエ細胞や脊髄前 角の運動神経に観察された。緯線棟では特に多くのTFG癌性細胞が見られ、背側縫線棟で はセロトニン陽性細胞との共局在は3割程度であった。 TFG陽性細胞の42%がセロトニン 陽性細胞であり、セロトニン陽性細胞の44%がTFG陽性細胞であった。正中経線棟では 5%、パラメディアン縫腺按では16%ほどしかTFGとセロトニンの局在神経細胞は観察さ れなかった。脊髄では額髄、胸髄、腫髄を調べたところ、いずれの額域でも前角の運動神 経にTFG陰性反応が観察された。 【考察】 本研究では、我々が作製したラットTFG特異的抗体を用いた免疫組織化学法でTFG免疫 陽性神経細胞の分布図を作成し、ラットの脳幹部、脊髄でのTFGの発現分布を明らかにし た TFGの免疫染色が強くみられた経線核では、 TFG陽性細胞の一部がセロトニン陽性細 胞であることをTFG抗体とセロトニン抗体による免疫二重染色牡で確認した。加えて、 TFG 陽性細胞の一部はセロトニン陰性細胞でもあるこ・とを確認した TFG免疫反応は細胞質と 細胞突起近位部で観察された。細胞質でのTFGの局在は、既に報告されているTFGが小胞 体で機能しているという結果と一致している。一部の神経細胞では細胞突起近位部とバリ コース線経に観察されていることから、 TFGは中枢神経系では小胞体での機能以外にも働 きがあると考えられる TFG陽性細胞が脳神経棟の運動神経細胞を含む神経棟に観察され たことと、脊髄前角の運動神経に観察されたことから、 TFGが脳幹から脊髄全長にわたる 運動神経の機能に関わっている可能性が示唆された TFGのより明確な機能を調べる上で は、モデル動物を用いた実験など、今後の検討が必要である。 【結論】 本研究では、ラットの中脳、橋、延髄、 /M臥脊髄でのTFG免疫陽性神経細胞の分布を 調べた TFG免疫陽性神経細胞は緯線核、巨大細胞網様棟、音盤棟及び三叉神経棟、内耳 神経棟、迷走神経背側運動核といった月酎中経検、小脳のプルキンエ細胞や脊髄前角の運動 神経に観察された。本研究の結果は、脳におけるTFG機能を明らかにするうえで神経解剖 学的な情報を提供するものである。

(5)

別紙様式8 (課程・論文博士共摺)

学位論文審査の轄具の要旨

整理番号 6 6 1 竹 内 成 子 論文審査委員 (学位論文審査の結果の要旨) (明朝体1 1ポイント、 600字以内で作成のこと。 ) TRK融合遺伝子(TFG)は、染色体転座により神経成長因子受容体(TBK)遺伝子に融合した 新しい遺伝子として、リンパ腫と軟部組織腫癌で発見された。その後、 TFGは単独で正常組織 に発現していることが明らかとなった TFGは中枢神経系でも発翼しているが、中枢神経系に おけるTFGの機能や局在についてはよく分かっていない。本研究では、 TFGに対する抗体を作 製し、ラット脳幹部、小脳、脊髄におけるTFGの分布図を行ったO その結果、 1 ) TFG免疫反応は特定の脳髄域に存在する神経細胞の細胞体と神経突起に認められた。 2) TFG免疫陽性神経細胞は、縫腺核、巨大細胞網様核、青斑核、三叉神経核、内耳神経核、 迷走神経背側運動核、小脳のプルキンエ細胞や脊髄前角の運動神経に観察された。 3)背側縫線核ではセロトニン陽性細胞の44%がTFG陽性細胞であった。 4)脊髄では頭髄、胸髄、腰髄を調べたところ、いずれの憤域でも前角の運動神経にTFG陽性 反応が観察された。 以上の結果は、 TFGがセロトニン神経系、ノルアドレナリン神経系、運動神経系、小脳神経 回路において重要な働きをしていることを示唆している。 本論文は、中枢神経系におけるTFGの局在について新しい知見を与えたものであり、最終試験 として論文内容に関連した試問を受け合格したので、博士(医学)の学位論文に値するものと 認められた。 (総字数578字) (平成24年 1月 24日)

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