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鷄卵蛋白質の加水分解

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Academic year: 2022

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(1)九州大学学術情報リポジトリ Kyushu University Institutional Repository. 鷄卵蛋白質の加水分解 元村, 純二郎 九州帝國大學農學部生物化學教室. https://doi.org/10.15017/20776 出版情報:九州帝國大學農學部學藝雜誌. 3 (2), pp.182-186, 1928-12. 九州帝國大學農學部 バージョン: 権利関係:.

(2) 鶏 卵 蛋 白 質 の 加 水 分 解1) 元. 村. 純. 二. 郎. (昭 和 三 年 十 月 三 十 日 受 領). 鶏 卵爽 生 の 際共 蛋 白 質 中 各種 の ア ミ ノ酸 の 量が 如 何 に変化 す るや を知 らむ と欲 し先 づ 初 日 卵 即 ち産 みた て の卵 の蛋 白 質 を加 水 分 解 し各種 の モ ノア ミノ酸 を分 離 した り。 鶏 卵発生 の 際 其 蛋 白 質 の組 成 が 如 何 に変 化 す るや を知 らむ が 爲 に特 殊 な る ア ミノ酸 の 量 的変 化 に就 きて は 既 に ABDERHALDEN 及 KEMPE(1) は チロ シン,グ 趙 氏(2)及 千 佳 氏(6)は. 夫 れ夫 れ シ スチ ン,ト. ル タ ミン酸 及 グ リシ ンに就 て 叉 松 山氏(3), ク ブ トファン及 チ ロ シ ン 等 に就 きて研 究 した. り。 但 し各 種 の ア ミノ酸 に就 きて は 未 だ 研 究 な きが如 し。 供 白色 レグ ホ ンの 初 日卵84個. 試. 品. を割 り無水 アル コー ル 中 に 投 じて 蛋 白質 を 凝 固ぜ しめ,次 に. 其 凝 固 物 を更 に無水 ア ル コ ール次 に エー テ ル に て数 回温 浸 して リボ イ ドを除 去 した り。 此 の 如 くして 得 られ た る供 試 品 は次 の組 織 を有 せ り。 水. 分19.39%. 灰. 分2.88%. 窒. 素13.15%. 即 ち水 分 及灰分 な き物 質 と して 窒 素16.91%を 加 供 試 品150瓦. を探 り濃鹽酸(比. 次 には砂 浴上 に約12時. 水. 重1.19)450蛇. 含 有 した り。 分. 解 を加 へ 逆 流 冷 却 器 を附 し,初 め は 湯 浴上 に. 間 煮 沸 した る後 低圧 下 に濃 縮 し,乾 燥塩 酸 瓦斯 を通 じ飽 和 せ しめ数. 日間 冷藏 庫 に放 置 した るに 多 量 の 結 晶 を得 た れ ど も大 部 分 は 無機 物 に して 再 結 實験 の 結果 グ ル タ ミン酸鹽酸鹽 僅 に4.1瓦. を得 た り其 融点196。 な りo. グ ルタ ミン酸鹽 酸塩 の濾 液 を低 温 低圧 の下 に濃 縮 し無 水 アル コー ル に溶 解 し,乾 燥塩 酸 瓦 斯 を飽 和 し,此 の 操 作 を三 回反 覆 し約 三瓦 の結 晶 を得 た り しが 大 部 分 は塩 化 ア ン モニ ウ ム其 他 の 無 機 物 よ り成 れ リジ不 純 物 を除 去 した る後 僅 に0.2瓦 の グ リコ コ ール に相 當 す る共 エ チ ル エ ス タ ー鹽 酸鹽 を得 た り。 1)九 州帝國大學農學部生物化學教室邦丈報告第33號.

(3) グ リココ ール の 濾液 を濃 縮 し無 水 ア ル コー ル に溶 解 し共 溶 液 の鹽 素 含 有 量 を滴 定 に よ りて 決 定 せ ん と欲 した りし も不 成 功 に終 り しを以 て 之 を重 量 法 にて定 量 した る後3%の. ソヂ ウ ム. ェチ レー トにて 此 溶 液 を中和 した り,エ チ レー レは金 属 ソヂ ウ ム を無 水 ア ル コ ー ル に 作用 せ しめて 新 に作 りた る もの を使 用 した り。 化 曹 達 の 結 晶 最 早 起 らざ る に至 りて 塩 此溶 液 に同 量 の エ ー テル を加 へ て塩 化 曹 達 結 晶 を濾 去 した る後 此 の エ ス テ ル,ア ル コー ル,工 一 テ ル混 合 液 を無 水 硫 酸 曹 達 にて脱水 しア ル コー ル,エー. テ ル を常 堅 にて蒸発 した る後 分 別 蒸 溜 に附 した り其 結 果 次 の如 し。 購 第. 濡. 度収量. 一 部20mm.100。52.3. 第=二. 部3,,100029.3. 第 三. 部3,,12009.4. 第. 力. 四 部3,,16008.7. 淺. 潭. 第 一,第 二 及 ひ第 三部 ア ル コール浸 出液:此. 等 三 つ の部 分 を夫 れ 夫 れ8乃. 至10倍. 量 の 水 にて 瞼 化 した る後 低. 墜 下 に蒸発 乾 洞 し無水 ア ル コ ール にて浸 出 し浸 出液 を合 せ て蒸発 して ア ル コ ール を去 りた る 後 水 に溶 解 し,此 溶 液 に於 て 全 窒 素 をKjeldahl法. に よ り叉 ア ミ ノ室 素 をVanSlyke法. りて定 量 し,全 溶 液 中 の 量 に換 算 した る全 室 素0.6338瓦,ア に プ ロ リンの 室 素 は0.5094瓦 に して 此 量 は プ ロ リン4.19瓦. ミ ノ室 素O.1243瓦. によ. を得 た り,故. に相 當 す 。. 溶 液 の残余 をバ リタに よ りて ラセ ミ化 した る後 ・ 母リタ を硫 酸 に て除 去 し・薪 に 作 りた る水 酸 化 銅 と煮 沸 し て濾 液 を濃 縮 しd,1ブロ 0.4407葺. 供 試 品 一0.0444武. 計 算数C,.Hユ604N2Cu十2H,O,プ. リン銅 盤 を得 た り。分 析 結 果 次 の 如 し。 水 ロ リ ン銅eq‑一一10・99%水. 實 験 数10.08%水. ア ル コ ー ル不 溶 部:第. …部,二 部 及 び 三部 の アル コー ル不 溶 部 を 夫 れ 夫 れ 水 に溶 解 し分. 別 結 晶法 に よつ て多 数 の 結 晶 に分 ち,各 窒 素 量並 に融点 を測定 し,叉 或 部 分 は 之 を銅 臨 に変 して 分 別 結 晶 を行 ぴ,第 一部 よ りア ラニ ン及 ヴ ア リン,第 二部 及 第 三部 よ り小 量 の ア ラニ ン 移 多 量 の ヴア リン及 ロ イシン を得 た り共 総 量 は ア ラニ ン4.5瓦 7.5瓦 な り。 分析 の 結 果 次 の 如 し。 第 一部;0.1122瓦. 供 試 品0.0133瓦. 計 算 数C5HuO,N,ヴ 歎U.84%窒. 窒素 ァ リン11.96%窒. 素 実験 素. ヴ ア リン15.1瓦. ・ ロイ シン.

(4) 第 二 部;O.2509瓦. 供 試 品 一一0.0844瓦. 酸 化 銅. 舞卜算数(C3]H,NO2)2Cu,ア. ラ ニ ン銅 麗 一26.52%銅. 實 験 歎26.88%銅 02507弐. 供 試 品0.0763銅. 計算数CioH2.N204Cu,ヴ 鍛21.32%銅. 実験. 0.1004武 計算数C5Hエ. 酸 化銅. ア リ ン銅ig‑・‑21.33%銅. 供試品0.0121瓦. ェ02N,ヴ. 窒素. ァ リ ンー11.96%窒 12.05%窒. 第 三 部;0.1036瓦. 供 試 品0.0109瓦. 実験数 素. 室素. 計 算 薮C6Hユ30,N,ロ. イ シ ンー. 一10.69%窒. 婁彙10.53%窒 O.1002或. 素. 素 実験 素. 供試品0.0120瓦. 計算数C5H1エ02N,ヴ. 窒素. ァ リ ンー11.96%窒. 歎12.04%窒. 素 実験 素. 第四部 工 一テ ル溶 液:此. 部 分 に 五倍 量 の水 を添 加 して 油妖 に分離 せ る溶 液 に 同 量 の エー テ ル を. 加 へ 分 別 濾斗 に よ リエ ー テ ル暦 と水 層 と を分 て り,ヱ ーテ ル暦 を水 に洗滌 した る後塩酸 を加 へ て 蒸 襲 し フェ・一 ル ア ラ ニン鹽酸 肇1.5瓦 0.1143瓦. 供 試 品 一・‑0.0203瓦. 計算数CgHエ1O,N.HCI,フ. を得 た り。 塵 素. ェ ニ ル ア ラニ ン踵 酸eq‑・ 一 一一17.58%躍. 歎17.81%腱. 水 溶 液:エーテル. 素 実験 素. 層 と分 ちた る水 層 は バ リタ を以 て鹸 化 し ア スパ ラギ ン酸 バ リウ ム を含. む 特 晶 よ り硫 酸 に よ りて バ リタ を除 去 し濃 縮 して ア スパ ラ ギ ン酸1.2瓦 0.1091瓦. 供 試 品 一一 一0.0118EL窒. 計 算 数C4且7NO4,ア. を得 た り。. 素. ス パ ラ ギ ンtw・一 一一 一10.53%窒. 殿10.83%窒. 素 実験 素. ア ス パ ラ ギ ン 酸 バ リウ ムの 濾 液 は 硫 酸 に よ りて バ リ ウ ム を 去 り濃 縮 し 乾 燥鹽酸 瓦 斯 を 飽 和 し約 二週間 冷 所 に 放 置 した る に グ ル タ ミ ン酸鹽酸鹽2.5瓦 0.1006瓦. 供 試 品0.0193瓦. 計 算数C5Hエ.04NCI,グ. を得 た り。. 塵素 ル タ ミン酸 盛 酸pa‑一 一19.31%聰 素. 賓 瞼数19.21%躍. 素. 該 結 晶 の 母 液 は蒸発 乾 洞 した る後 水 に溶 解 し酸 化 鉛 と煮 沸 し冷却 濾 過 し鹽酸 を除 去 した る 後其 濾 液 に硫化 水 素 を通 じて鉛 を除 去 し濾 液 を蒸 登 した る に ア スパ ラギ ン酸0.6瓦 を得 た り。 0.2009瓦 供 試 品0.0206瓦. 窒素.

(5) 計 算数C4H7NO4,ア. ス パ ラ ギ ン酸 一10.53%窒. 素. 鍛10.28%窒. 実験 素. 蒸溜残津 エ ス テ ル を蒸 溜 した る淺 津 は初 め第 四部 の 如 く所 理 し て エー テ ル暦 よ リブ呂二 一ル ア ラ ニ ン鹽酸鹽0.7瓦. を分 離 し,水 暦 は25%の. 硫酸 にて 煮沸 し 次 に水 にて 之 を5%に. 至 る迄 稀 薄. し燐 ウォル フラ ム酸 に て 沈澱 と濾 液 と に分 て り,濾 液 に バ リタ を加 へ て燐 ウォル フラム 酸 を除 去 し更 に硫 酸 に よ りて精 密 に バ リタ を除 去 し,蒸 衡 農縮 し乾 燥 盛 酸 瓦 斯 を飽 和 した れ ど もグ ル ダ ミン酸鹽 を得 す して多 少無 機盤 の 結 晶 を得 た り,之 を濾 去 した る後蒸発乾涸 し,酸 化 鉛 に て鹽酸 を,次 に硫 化水 素 に て 鉛 を,除 去 し ア スパ ラギ ン酸 の 結 晶 を得 之 を銅 盤 に変 じ3,2 瓦 を得 た り,之 を硫 酸 上 に乾 燥 し分 析 に供 せ り。 0。1543瓦. 供 試 品0.0483瓦. 酸 化 銅. 計 算 籔CuC,H5NO4十3H20,ア. ス パ ラ ギ ン酸 銅 一ag‑一 一一25.55%銅. 實 験 薮25.01%銅. ア スパ ラギ ン酸 の濾 液 よ リセ リン を メチ ー ル ヱス タ ρ肇酸鹽 として 分 離 せ ん と試 み た れ ど も収量 小 量 に して 明 に証明 す る事 を得 ざ りき。. 絡. 括. 鶏 卵 の 全蛋 白 を鹽酸 に て加 水 分 解 した り,其 の結 果 を水 分 及 次 分 な き物 質の 百 分 率 にて 示 し,且 つ之 を既 に 行 は れ た る卵 白並 に卵 黄 の 蛋 白の 組 成 と比 較 すれ ば次 の 如 し。 全 蛋 白 グリ リ コ コール. 卵 白 ア ル ブ ミ ン(4) 0. ア ラ ニ ン. 3.9. 2。2‑一一8.4. ヴ ア リ ン. 13.2. 1.5‑2.4. 6.5. 7.1‑15.2. 3.3‑11.0. 1。6. 4.4‑‑5.2. 0.7‑2.8. プ ロ リ ン. 3.6. 2.3‑3.6. 0.5‑4.2. ア ス パ ラ ギ ン 酸. 4.2. 1.5・一一2.2. 0。5‑2.2. ク》ル タ ミ ン 酉菱. 4.6. 3.5‑9.1. 1.0‑13.0. フ ェ ニー ル ア ラニ. ン. ̲文.献. ABDERHALDEN& KEMPE:. 2)趙:九 3)松. 0.2‑1.0. ?‑2.5. ロ イ シ ン. 1). 卵 黄 ヴ イ テ リ ン(5) 0‑L1. 0.2. Zeitschr. physiol. Chem., 53, 398, 1907.. 州帝 國 大學 農 學 部學 藝 雑 誌 第二 巻 第 一 號.. 山:日. 本 畜 産學 會 報,大 正 十 四年 十 一 月.. 4). PLIMMER:. The. 6). SENJU: iourn.. 同. Chemical 113,. Constitution. of the Protein,. 1917.. Biochemistry,. 5, 391,1925.. 120, 1917..

(6) 附. 言. 本 研 究 は大 正 十 二 年 頃故 元村 純 二 耶 氏 が生 物 化 學教 室 の 助手 れ り し時 行 は れ れ もの で,北 川 助教授 も亦 多少 の助 力 な與 へ られt:の で あ るo研. 究 の 目的 は鶏 卵 の発生 中其蛋 白質 な構 成 す る各種 の ア ミノ酸 が 如 何. に滑 長 す うかな 知 らむ と欲 し,先づ 初 日卵 に就 て 研究 しすこ の で あ る。 都 合 に よ り研 究 奄 中止 す る事 に し7二の ぞ未 だ 完 全 の もの とは云 へ ぬが故 人 の逡 著 で もあ り叉蛋 白組 成 の一 端 な窺 知す るに 足 るの で 其実験 材 料 海 綴 合Cて 世 に登 表 す る事 に し1二 。 從 て 丈 責 は余 に あ る(奥 田. HYDROLYSIS. OF THE. 譲)。. PROTEIN. OF HEN'S. EGGS. (Résumé) Junjiro The acid, are with. whole. protein. and monoamino as follows, the. which. results. of the acids. eggs. were isolated. are tabulated,. obtained. by other Whole. Glycocoll. hen's. MOTOMURA. protein.. was hydrolysed by the usual. for the. sake. authors. on egg Egg. albumin. 0. 0.2. Alanine. 3.9. Valine. 2.2? -. 13.2. with hydrochloric. method.. The. of comparison, albumin. together. and. vitellin.. Vitellin. 0-. 1.1. 8.4. 0.2-. 1.0. 2.5. 1.5-. 2.4. Leucine. 6.5. 7.1 - 15.2. 3.3. Phenylalanine. 1.6. 4.4 -- 5.2. 0.7-. Proline. 3.6. 2.3 - 3.6. 0.5 - 4.2. 1.5. - 2.2. 0.5 -. 3.5. 9.1. Aspertic Glutaminic. acid. 4.2. acid. 4.6. results. 11.0 2.8. 2.2. 1.0 --13.0.

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参照

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