Table 1 各試験体の板厚統計量
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(2) 土木学会第67回年次学術講演会(平成24年9月). Ⅰ‑109. 3.実験結果. 時のひずみ差とほぼ同じ値で繰り返し載荷を行うこと. まず,疲労試験を実施した試験体 B~D の実験結果を. によって当て板が剥離した.. Table 3 に示す.いずれの試験体も当て板の剥離が発生する までは,母材に亀裂はみられなかった.これより,鋼板接. Table 3 疲労試験結果. 着工法により,腐食にともなう疲労亀裂の発生を防ぎ,試 験体の疲労耐久性を向上できることがわかった.しかし,. 当て板の剥離 母材破断. 荷重条件によっては当て板が剥離し,母材の最小断面積位. 繰り返し回数[回] 試験体B 試験体C 試験体D ― 410万回 67000 43000 静的引張試験 140000. 置まで剥離後は,試験体 B の無補強試験体と同様に母材に 最高荷重:80 kN. 疲労亀裂が発生した.. 170 kN. 250 kN. 当て板の剥離は,いずれの試験体も当て板端部から発生 した.そこで,試験体 C について,繰り返し数の増加にと もなう,当て板端部のひずみ振幅の履歴を Fig. 4 に示す.ひ ずみ振幅とは,荷重の繰り返し数 10 万回おきに実施した静 的引張載荷において,荷重振幅の最高荷重と最小荷重のと きの当て板端部に発生するひずみの差を示す.最高荷重の 増加とともにひずみ振幅が僅かに減少している(図中の破 線部) .また,当て板の剥離を確認した 410 万回のとき,ひ ずみ振幅がほとんど 0 になった.これは,当て板の剥離に ともない,母材に作用する荷重が当て板に伝達されないこ. Fig. 4 試験体 C の当て板端部のひずみ振幅履歴. とを示す. 最高荷重:80 kN. 次に,接着剤に発生するせん断ひずみの大きさを用いて. 170 kN. 250 kN. 当て板の剥離の発生を把握できるのではないかという考え のもと,当て板と母材の接合部のひずみ差に着目し,試験 体Cの繰り返し数の増加にともなうひずみ差の履歴をFig. 5 に示す.また,静的引張試験(試験体 A)において,当て 板が剥離したときのひずみ差(1000μ)も合わせて示す. 400 万回後に最高荷重を 250 kN としたとき,接合部のひず み差(900μ)が 1000μに近くなり,当て板剥離後の 410 万回後の接合部のひずみ差は,1000μ以上であった(図中 の破線部) .このことより,接合部のひずみ差が静的引張試 験における剥離時のひずみ差と近い値で繰り返し荷重を作. Fig. 5 試験体 C の接合部のひずみ差履歴. 用させると,当て板の剥離が発生するのではないかと予測 できる.. 謝辞. また,試験体 D のように荷重振幅が増加することによっ. 本研究に際し, (社)中国建設弘済会,西日本旅客鉄道. て当て板が剥離することがわかった.. (株)より研究助成を賜りました.ここに記して謝意を. 4.まとめ. 表します.. 1.. 2.. 鋼板接着工法により,腐食にともなう疲労亀裂の発生. 参考文献. を防ぐことができ,疲労耐久性の向上を期待できる.. 1). 繰り返し荷重の荷重振幅の大きさのみならず,最高荷 重の大きさの増加が当て板の剥離に影響する.. 3.. 2). 最高荷重が段階的に増加した場合,当て板と母材の接 合部のひずみ差が,静的引張試験における当て板剥離. ‑218‑. 森下太陽,藤井堅,森田和也,堀井久一,中村秀治:腐食 した鋼板の鋼板接着による性能回復,構造工学論文集 Vol.57A, pp. 747-755, 2011. 3. 福田光央,藤井堅,中山太士,堀井久一:鋼板接着補強さ れた腐食プレートガーダーの曲げ耐荷力実験,鋼構造年次 論文集 Vol.19, pp. 569-576, 2011, 11..
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