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神経手術に就て

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Academic year: 2021

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東京女讐學會雑誌第三巻第三號

一綜

紳経手術に就て

1 東京女子醤學專門學校外科教室

  教 授 淺  見

忠 衛

 近時工業の登達は卒時に於ても傷害を多大にし、戦時にありては其進歩せる火器の偉力により身燈の損傷 愈々激し。其損傷の度亦進み且膿球に亘れるに至り末梢沸経も亦屡々種々の傷害を導くるに至れり。彼の欧 洲大戦に於て末梢沸経の損傷は全戦傷の約丁丁−1二・○%に當り其大部分は射創に因れると云ふ。近く満 洲事痩にありても相當の末梢神輕受傷岩を出せるとの事なり。  末梢神経損傷の原因として一つは直接外力の作用により他は間接的のものにして骨折片の綿業を挫傷せし むるか或は紳輕周團の血腫或は動賑瘤による函迫に因る。  一般に末梢存置の損傷は上肢に多く殊に擁骨紳糎を最多しとす。而して神経損傷せらる︾や其紳経支配下 領域に於て蓮動、知畳、分泌、男面、血管蓮識障害等を起すは勿論の事πり。    淺見“憩経手術に就て       第三巻 ご六九

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   淺見.聾神経手術に就て      箭〃三巷 二七〇  紳経損傷の療法としては切蜥、損傷きれし該神経の縫合或は其損傷程度により、種々の外科的麗置を加ふ る外手段なし、以下少しく瀞経縫合術に就て述べん。  杢身憎々か局所麻醇か。紳経縫合術を行ふにあπり先決問題として之れが手術に要する麻酔は杢身麻醇を 賞用する人あるも現今に於ては﹁ノボカイン㌧ツトカイン﹂叉は﹁ヌペ川カイン﹂等の局所浸潤麻醇を以てする をよしとす、測れ紳経手術は時に意外の長時間を要し其聞有害なる杢身躯醇を績行ずるは不可なる事當然に して且叉手術時中、時に或は當該神経に操作を加へつ、疹痛等を病者に問ふ事ある際、 一層局所麻醇を以て 臨まば便なる事多し。  驕血 、エスマルビ氏駆血帯を使用せば局慮解剖的關係を明瞭にし、且出血による手術野の不鮮明歌態の除 去等に便なるものなれば進みで早れを使用すべし、但し駆血の弊としては手術後に起る貧血性麻痺にして紳 経手術に當りて時々遭遇するを見る、 一般に手術時間は可及的短縮すべきは言を侯陀ざる庭なれども紳経手 術に於ては二時間より以上の時を費す可らす。然れども手術困難なる場合に於ては非常なる脚質を要する事 ありて、国。智①轟9氏の如きは六時問孚を要しπる事もありきと報せり、勿論多くの時を費せる揚合に於て は貧血性麻痺を起す事多し、此澱より見ても手術時問の短縮は十分意を用ふべきなり、若し又手術後に起る 貧血性麻痺を恐れ踏舞帯を用ひずして手骨せんとせば十分嚴重なる止血法を講せざる可からず、蕾に出血は 手術野を不明ならしむるのみならす血腫凝血は細菌の傳染を醸し易く叉手術野不明のπめ操作の際は手術創 を撹齪し後に至φて癒着を起す恐れめり。  器械類 格別特種のものを要せざるも細小の﹁メス﹂並びに﹁ピンセット﹂を用意するを要す、之れ憩脛を保 持するには神経自身を撫子にて挾むは紳脛を塵潰する誉めれば必ず紳輕鞘を持ち紳経自身を直接持つべから

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す、荷紳経縫合に際して用ふべき針は細小且針の側縁の動きもの\方可なり。  手術時に於ける電氣刺戟 手術時に際し電氣を以て神経を刺戟するは大いに意味ある事にして、例之局所 解剖的關係複雑なる慮、神言叢の遊離等に當り其個々の分枝を確認する必要ある場合に於て一々個々の神輕 を解剖的に分離せしめて饗するは到底不可能の事にして、斯る際電量刺戟法を下用せば最妙なりとす、帥二つ の神譲与の錯誤を防ぎ得るのみならす僻説神経なりや或は蓮動紳経なりやを語別する事も得。筒紳脛を皮膚 上にて刺戟し、既に筋攣縮の反骨を表はさいりし時、該西経を遊離せしめ直接其神経を刺戟する時は荷未だ筋 攣縮の反慮あるを認むる事あり.唐事實は實二上、重大なる意味あるものにして面面診断上神纒は高度の障 碍を受け、或は既に完全なる鍵性膏雨を呈せ今と思惟せる場合に於て該紳脛を遊離せしめ之を直接電氣を以 て刺戟するとき時は術反鷹あるを認む。帥紳経は障害せられ居るも省未だ恢復能力あるを示し、之れを除却 するは誤ななを意味する事あり。  離隔法︵韻語法︶紳経手術を行ひ、幸にも縫合都合よ一進みしと錐も手術の際の諸操作並に諸組織の損傷 等により再び癒着を起さしめ更に良否を來す事あれば手術に當り可及的紳経を保護する上、術後來癒着を來 さいらしむる様種々の注意をなすを要す、帥神輕若し直接骨の上を走行するが如き場合には神経と骨との問 に何等か適當なる離隔材料を挿入するが如き方法を取る必要ある事あり、要するに紳脛の在園に爽鞘様のも のを作ム神出と組織とを分離せしめ置く様工夫し以て虚勢繊維の癒着を防ぐ事を心掛く驚きなり。之れに用 ひらるべきものに、筋肉、筋膜、脂肪、再嫁上皮組織﹁ヨードフオ〃ムガーぜ﹂絹練﹁マグネシウム﹂管﹁ゴム﹂ 管﹁ゴム﹂薄板等あれども、諸組織は何れも疲痕化して写経を絞約する危瞼多く、陸軍々讐将校敏官竹内博士 の輕験によれば手術用﹁ゴム﹂手袋の﹁ゴムし布を謙りて包鞘せし場合成績最も良好なりしとの事なり。総括す    淺見三二輕手循に就て      第三巷 二七一

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4    淺目口神経手術に就て      第三巻 二七二 るに此離隔法は早早手術に向って必ずしも必要敏く可からざるものに指す、中には全く此方法を難ずる者も ありて全く有害なりとさへ極論する者すらあり。されば紳経営鞘の可否に就ては、今日議論荷あれども要す るに紳経繊維景雲組織に何等の合併症状なき場合には常に離隔法の必要なぐして目的を達する事を得べし。  手術後に於ける記憶 手術後、紳経響く伸展さる、の恐あれば副木を用ひ、關節をして十分弛緩せしあ置 くべし。澆骨神聖麻痺或は腓骨紳維麻痺に於ては懸垂手、或は懸垂足を生ずるを以て繍帯にて引き上ぐるを 要す、縫合後、二週日、渥くも三週日にして縫合個露は癒合するものなれば其後に至りて關節を緊張伸展せし むるを要す、帥最初の一週間は極めて徐々に伸展し蓮動動作の後には再び副木上に固定し.五六週の後には 全く副木を去り﹁マツずージ﹂其他の運動行爲を始むべし、春思に縫合術のみを施したるもの︵緊張なくして︶ 或は軍に紳輕を塾長より剥離せしめたるが如き手術に撃ては、猜後既に、三二週日にして、手術創面の歌態 何等顧慮する事なければ直ちに後療法に移るべし、﹁マッテージ﹂長葱温泉療法等皆之、後療法として重要な れども患者自身の意志亦極めて肝要なりとす、患者自ら既に麻痺せる手足を再び元の如くに恢復せんと努力 せざる可からす、自己の手を以て班痺せる手足を﹁マッずージ﹂し以て筋肉を強肚にし.血行を盛んにし、若 し叉張直あれば或は浴槽申にて或は通常の状態にて絶えず按み叉は努力して關節を動ず暑し。治療法の縫績 昼藪に就ては理論上より云へば全く通常の歌態の如くなるか、叉は蓮常欺態に近くなるまで行ふべきなれど も之れが爲には或は三年、時には一年を要すべし。  切除並に縫合 紳経を其損傷個腱に於て中椹部並に末梢三共に遊離せしむるを要す。癒着なき場合は極め て簡輩に見出す事を得れ共癒着然も張度の癒着ある場合に於ては其局所解剖的關係甚だ明瞭を敏き遊離困難 なり、若し紳経野馬だ其要職を保ち居るが如き場合と、或は既に横噺せられて全く其連絡なきが如き場合と

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に潤ては各々其増置異る庭なかる可らず、帥神経未だ共連絡せるを即し得る時に於ては或は鈍的に或は鏡く 其連絡を断把ざる様注意し以て其紳経を遊離せしむる様努力すべし、反之、神経若し横断せられ紳経腫形成せ られ臨林診断上完全に麻痺の存在せるを認めし場合に於ては細心の注意を以て紳経自身を遊離するの必要な く寧ろ速かに翌冬腫を其疲黒部より切除すべし。台下其蓮絡を保ち居る時は如何なる程度にまで損傷せられ 居るやを探求すべし、帥神経の全横面に亘りて紳経腫形成せられ居るや、或は紳経の中心部に於てのみ或は 外側部に於てのみ疲痕形成を起せるや、叉は輩に紳経鞘にのみ疲痕を結びしやを委しく調査するを要す、嚴 密なる鯛診の外、最優秀なる診断法は電氣刺戟法なりとす。朗﹁此槍査法により紳経腫は之を切除すべきや否 やを決定すべき根擦を與へらる、ものなりとす。  切除 其切除に先ち切除さるべき紳経の中頚部並に末梢部の相特合する個所に、二三支持糸を置くを要す、 勝れ紳経の爾端を可及的生理的歌態の儘に置く爲にして三韓切除後、之を縫合する帰塁輕の捻轄を妨ぐが爲 なり、然る後極めて鏡利なる﹁メス﹂を用ひ紳脛腫を切除し、其切面は紳経軸に垂直なるを要す、而して此際 早耳切除に確りて、直勢刀を用ふるは避くべき事とす、亙れ帥黒子による時は神馬繊維は歴砕せらる\恐れ あればなり、街切除の際は十分健康部より切除するを要す。  横断面よりの出血 切除或は新創面形成の際其紳経横断面より出血し、殊に坐骨神経等の如き大なる神経 に於ては比較的大なる血管を俘ふが故に其出血も亦甚大なるものあり。此出血を顧慮する事なく神纏を縫合 する時は其新創面間に血腫を生ずるは明かにして震れが組織化する時は其紳経縫合術は失敗に写るものと す。遊出する出血は小﹁クレンメ﹂を以て罷み、以て繊細なる絹綜を以て結紮するを得べきも揚力性出血にあ りては血腫の生ずるを恐れ新創面形成後暫時縫合を待つを常とし小凝血形成せらるれば注意して灘潤せる    淺見H神経手術に就て      第三巻 二七三

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6    淺見n脚輕手術に就て       第三巻 二七四 ﹁ガーゼ﹂を以て拭ひ去る可く其後再び出血する事あるも以前より小量なれば亦以て意とするに足ちず﹁ノボ カイン、アドレナリン液﹂を以て出血を阻止せんと考へだる入もあれども﹁アドレナリン﹂の効が去りし時は 一層強き出血を起す故亦以て用ふるに足らず、一般に手術時出血を止めんが爲長時種々の操作を試む可から ず、論れ感量末端を損傷する恐れあるを以て可及的末端保護を要する縫合術に於ては最忌む結き事なればな り。  紳経縫合 絹仙南は﹁カットグット﹂を用ひ神細鱗を通じて縫合すべし、至極の何れが優れるやは相當議論 ある慮なれども、余は細小なる絹練を賞用す、正命紳経、擁骨神薬、尺骨神勲等の中等度の転覆を有する紳輕 にありては三乃至四個の輩純縫合を行ひて十分なム、紳経内部へ縫合針を刺せりと錐も紳経繊維を損傷する が如き危陰は想像するが如く重なるものに非ず、国魯5ヨ騨毒氏の研究によれば雪意繊維は常に縫合針を同避 すとの事なり。  紳纏切除並に縫合術の慮用梅園 紳経切除を行ひ、次で縫合術を施すべきは臨盤上の所見並に手術に際し 登見せる凝化に徴して行ふべきものにして立浮が既に完全に到底恢復すべからざる男達中縄を起せる場合帥 総て横断せられし場合に之れを行ふべきものとす、殊に疲痕形成あるものは切除並に縫合の適業症あるもの とす、切除は通常健登なる紳経繊維の存在せざる場合には真横噺を行ふ置きなれども亦一部の切除並に縫合 を行ふ場合もあり、神経腫生せし際、種々の槍査法を行ひ.切除が適切なりや或は然らざる法よろしきやの 疑念生せし場合に其斎言腫甚だ強靱にして、粘れを切除し次で縫合術を施しだる方、豫後良好なるべしと思 惟し得らる㌧時は大言に切除すべし、輩純なるものは剥離法の後、再生現像の可能性あるを見れば其儘に放 置し以て経過を観察するを要す、而して若し其意を得ざる時は三四ヶ月の後、紳経を再び露出し以て之れを

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切除すべし。  紳経縫合の成績 年時に於ける損傷に就き諸思者の統計を綜合し且捻れを李均するに大謄に於て治癒せる もの八三・七%、不成功に終りしもの一六・三%の比率を示し其内塗骨紳経に於て格段なる良成績を示し、尺 骨神経縫合は最悪しき統計を示せども省卒均六六・0%の治癒成績を墨げ居れり。  載時にありては、八六・ガ%の好成績を基げ把る人もあれども、六八・二%或は六〇・○%以下の人も多く 甚しきは、三八%又は三〇・一%の悪記録を示せる思者込あり、叢れ戦場にありては極度の多忙、一時に多藪 の損傷者を生じ之れが鷹急の庭面、李時の冷静且注意深き手術に比し到底比較すべきに足す、且つは清毒法 其他に遺慷の言言ある博ければ其成績、卒時の場合の損傷に比し劣悪なるは君命なる眠き竜近時軍陣馨學の 進歩磯達は神経手術の如き繊細なる技術に温して竜昔時に比し格段の良成績を墨げ居れり。而して各個神経 の縫合成績は職漁に重て竜爾李時に於ける竜のと相一致し帥、笹島紳面々良好の成績を示し、筋皮下経、正 申紳経並に坐骨紳経之れに次ぎ最不良なるは尺骨直営並に腓骨予選なりとす。  外傷を受けてより手術に來るまでの時間的並々竜亦縫合成績に大なる影響を及ぼす竜のにして外傷後六ケ 月の間隔を置きてよう手術せしものは其成績格段に劣等なるを示せど竜、時には外傷後十九ヶ月乃至二十七 ヶ月にして手術せられ術且、一七・四%の治癒率を示せる竜のあるを見れば、相當長期の問隔を置きて竜術 時に良好なる結果を示す竜のあるを知る。  治癒期日 縫合後幾何にして治癒に向ふやの問題は興味あるものなるが、早期治癒竜亦屡々観察さる㌧も 経れに就きては後述する事として舷に論かす麺常の場合に就て論ずれば一乃至三ケ月目に於て治癒するは甚 だ稀にして擁骨神経に折々見らる\が如し、短軸神経には早期治癒亦屡々諸大家より観察せられ余亦其一例    淺見二二尉面衛に就て      第三巻 二七五

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8    淺見11神岡手術に鮎就て      箭σ三巻  二七六 を見πり、四乃至六ケ月後にあうては擁骨神脛の外、筋皮紳脛、正申付経、坐骨壷皿等に於て治癒に向ふも のあるを見る竜省、鼻骨神経以外のものに於ては二五%以上の比率に達する竜のなし、七乃至十ニケ月後に は始めて多くのもの\治癒に向ふを見、七〇乃至九〇%の高率を示す、十二乃至三十六ケ月後に至りては再 び其率低下し、坐骨紳経を除きては十五乃至二十五%の治癒比率を示す。  国x。琴暮蓄討神経剥離術なる手術も亦末梢神経外科の重要なる一療法とす,此手術は紳経を其固定個所よ う一章、剥離せしむる方法にして、如何なる個庭に於て紳輕が一周園組織と癒着せるやを知り﹂若し疎雑に 癒着せる時は隠亡に剥離するを得べきも一ケ所に於て絞掘せられ居るが如き場合には軽躁環を切開し紳経を 其包城裏より引き離すべし。若し神脛廣汎に亘りて疲痕腓豚より取り園れ居る時は其離解甚だ困難にして、 墨痕屡々硬くして﹁メス﹂を用ひる際軋む事あり、注意すべきは分枝せる筋肉枝にして決して隠れを損傷すべ からす、頑固なる疲痕形成ある際に直接疲痕に切開を加ふる時は失敗を招く事あム、着れ紳経は屡々其光澤、 色彩、周園の組織と匝別する事困難の事ありて、何れが紳歪なるや正確に認識すること不可能なる場合ある が故なり。  紳経剥離術の成績 立時、経時何れも其成績良好にして高率の治癒率を示せり、殊に上臆神経叢は最良好 なる成績を示し、擁骨騨経、尺骨紳経織れに次ぎ、坐骨静寧脛骨神経亦良好なる竜之れ等は電食少きものな れば亦以て正確なる統計には入れ難し。  紳紹剥離術の成績如何も亦、外傷後手術までの時間に關余するものにして縫合術と同様六ケ月以内に手猜 せられしものは其成績何れもよろしい六ケ月乃至十ニケ月以後に手術せられし竜のは蓬かに不良とす。  恢復時期 此手術施行後神経作用の恢復する時期は一般に縫合術より早期に登現する竜の、如し、軍純な

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9 る剥離術に於ては大膿三ケ月乃至六ケ月間に治癒に向ふもの多きを見、三ケ月以内に於ても相思多歎の竜の に於て良結果を齎らす竜のあう、治癒一ケ年を越すものは割合少藪なりとす、申には剥離手術後直ちに其結 果を顯はし來るものもあり。  神経手術後に於ける早期治癒の問題に就て。騨経剥離術後直ちに症歌の只言に向ふを屡々経理することあ う、斯る場合には紳経は解剖的に重篤なる傷害を受け居らざることは勿論なるべきも其儘その手術を行はざ るに於ては完全麻痺を起す事もあり得るものなれば手術の必要なるは論なしρ叉縫合術を行ひπる後にも亦 早期治癒を認むる之とあり。嶢骨紳経、脛骨神経の如き多くの運動鼠壁繊維を有するものにありては縫合後五 乃至六週間にして既に確實に治癒に向ふものあるは屡々報告に見らる、加之、恰も五経剥離術に於けるが如 く縫合手術後直ちに或は藪日後に煙動性の到呈するものあり、群れに就きては欧洲大戦前、既に早期治癒の 症例観察せられ、戦争申にも亦、此問題を主題とする幾多の報告顯はれπるが此討論に量り、常に不適當と 看微さる、紳経は尺骨神経にして正中紳脛と廣汎なる吻合を望むにより若し尺骨紳経に縫合術を施し、其結 果早期治癒を見るも其結果を以て確實に手術にのみ焦せしむること能はすと云ふ、然れども尺骨神経以外の 紳経にても亦早期治癒は見られ、嶢骨紳経、腓骨神経、坐骨紳経等に於て各々其維験の報告を見る。  神経手術の豫後 前述せし歪なれども、諸種の事項を綜括し神輕手術の霊界に就き、殊に個々の紳経に就 き論ずべし。  一般に神経剥離法は正しく施されし時は信頼すべき豫後を示すもの\如し、戦時に於ける損傷は李時に於 けるもの、如く、良好なるものに非ず、彫れ戦時に於ては銃創其他複雑なる創傷多く、且つ長期に亘る化膿 現象等による盗めなウ。縫合術の逸興は省、手術にまでの時間及び損傷部位にも關係し、或は其人の一般状    淺見二二輕手術⋮に就て       第三巻 二七七

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10    淺見11神輕手術に就て       第三巻 二七八 態、年齢、化膿の期間、並に手術後の経過等も亦顧慮さるべきものとす。  個々の紳糎は其蓮年並に域畳神経繊維の組成する場合及び血液循環の歌態よりして縫合に略して同様なる 關係にあるものに愛す、其優秀なるものは介意神経にして圭に蓮動繊維を伸ひ壷中前端よう縫合の際、殊に 運動繊維を放出し縫合個庭に於ては紳経繊維甚だ錯綜するにも拘らす常に再び蓮動性申軸織維に一致せし む、蓮動神纏繊維のみのものは亦必すしも縫合術の成功するものに非す、紳脛の直径も亦關癒し横断面廣く して密に相寄り、相接するものは豫後良好なうとす、故に純運動紳経にして且つ一直痙粗なる副紳経或は筋 皮紳輕の如きもの、縫合後は必ずしも良好なりと限れるものに非す。  国壼9窪氏の研究によれば大難経幹に於ける運動量に域畳紳経繊維の分布の比は次に示すが如き歌態な り。 瀞経名 擁骨紳経 正中神経 尺骨紳輕 脛骨紳経 腓骨紳経 坐骨紳経 蓮動神経繊維含有度。     一三     一一      九     一九      八     二七 戚畳紳経繊維含有度       七       九      一〇      一五      一二      二七  此表によれば運動紳経繊維の威豊紳輕繊維に封ずる比例は聖母瀞経最も良く正中耳翼、 最も悪しきは腓骨紳経並に尺骨紳脛とす。 脛骨神纏之に次ぎ

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11  神纏の血液供給に付しては解剖學的に省研究されだる庭のもの少く唯僅かに腓骨神髄に就てのみ比較的委 しく研究されπるを知る、国。登霞四輪は該腓骨神経は脛骨神経に比較して極めて貧弱なる血管より榮養さ る、事を確めπり、印ち、該腓骨神経は主として下塗動脈よ5、出つる二個の動脹より榮養せられ、街一小分 枝は上腿の中央にて廻旋股動脈より出で第三穿孔賑よりも二一小分枝曲りて共に榮養に干醸するも脛骨紳経 には反之廻旋股動脈よう三枝漁り然も極度に互に交通するを見る、然も此交通鎖は第二、第三穿孔動脈より 來れる一列の動脈と互に交点す、爾神経に翻る動脹を数の上より比するも腓骨瀞脛には細枝來るのみなるが 脛骨神輕には同量の痙路なるに入前の血管來れう、此血液供給の僅少なることが容易に受傷性を與ふるのみ ならす其再生能力も亦微弱なる理由なう。  縫合豫後に朝し紳経損傷の個慮も亦全然同一の債値を示すものに噛す。高位紳経損傷の豫後は不良なりと 云ひ或は全く之れに反して末梢部に於て其治癒成績よろしからずと論ずるものあり。今、諸軍者の経験せし 各種の損傷部位に施せる縫合の心後を見るに大仁に於て申間部分の損傷の際に最良の成績を示し申橿部に近 き部分並に末梢部に近き部分に於ける威績は至り香しからざるが如し。  縫合の豫後に就て、是迄論ぜし庭のものは多くは運動繊維の作用如何を圭として述べしものなるが血管蓮 動紳経繊維系統の再生機能は縫合後と錐も意に満πざる結果を示すことあり、されば蓮動綾羅並に域畳紳維 領域は治癒せるに拘らず榮養障碍による潰瘍形成より、進みで廣汎なる蜂案織炎を惹起し遽に断機猜を絵儀 なくせらる、が如き場合も起うしことあり、されば潰瘍に心する庭置は十分注意するを要す、然れども、純血 管狸藻銀経障碍は全く隠れ居ることありて或る機會に顯はれ來ることあり。たとへば縫合術後屈動並に戚畳 機能蚕く恢復したれども、藪年差に至って術ほ循環障碍を認め、天候不順の節、損傷を被りし四肢に﹁チア    淺見闘神紹手術⋮に就て       第三巻 二七九

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12    淺見騒神経手術に総て       第三谷 二八O ノーぜL叉は冷鳳を畳ゆることあるが如し。  縫合不結果の原因 紳経手術不成功の原因として基ぐべきものはその人の一般に不適當なる素質、手術時 の選澤を誤まれること並に手術時及び手術後の経過の不幸なゑしこと等とす。  総て臓器官の再生機能はその人の年齢の増加と逆比例して減弱するもの煉ることは日常吾人が骨折治癒の 際、叉は創面上皮形成のときに経験することなるが、早旦に於ても吾人は亦、同様なる關係を認む。帥ち神 経が横断せらる、か或は疲痕組織に包埋せらる、ときにその再生機能は年若き者よりも老齢のものに於て不 良なる條件を呈するものなるを認むるなり。  筋肉の再生能力も亦神経に於ける場合と同じく鉱齢の關係あり、この年齢の關係を除き、尚ほ再生機能を 提ぐるものは既往に於ける徽毒、結核、糖尿病並に長期に亘る化膿病症等なりとす。是等の諸疾病は紳経以 外の組織の再生現象にも不快なる影響を臓ふるものなれば況んや早耳性導き、且つ最高等の組織なる神輕の 再生機能に向ひ不浦足なる結果を顯はすは明かなることなりとす。  損傷後手術時までの時間的關係も亦、深黒に重大なる影響を與ふるものにして、損傷後早く手術するもの 程豫後良好なり、これ時日を長く経過せば一方に於て神経細胞は裏勢を慣し、他方に於ては筋肉の凝性現象 進歩するがセめなりとす。手術後の罪過も千里後に重大意義あるものにして、一度化膿するときは舷に再び 疲痕組織の形成を惹起し、手術により疲痕より遊離せられだる神経は更に絞掘せられ、縫合個所は固着せす 神経爾端は相離隔するに至る、或は叉泥とへ化膿に陥らすと錐も後刻に起りし出血により、更に疲痕形成を 起ずこともあう或は紳経縫合を施せる關節を早期に若しくは劇しく伸展する時は縫合個所の断裂を起すこと あれば亦以て注意すべきことなりとす。︵完結︶

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・T   外傷による尺骨紳経麻擁の一・例(女醤界既載) 術   前       手 外傷部位 術 後 第 例

淺見論文附岡

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パグノン注射後に起れる樗骨淋紹麻痺の一例         手    術    前

無腰毒灘簸

欝1

手 術 (日本之馨界既載) 後 第 例 バグノン注身士音βイ立

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