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学 位 記 番 号 健博 第

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Academic year: 2021

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(1)

氏 名 髙

タ カ

雅之

マ サ ユ キ

所 属 人間健康科学研究科 人間健康科学専攻 学 位 の 種 類 博士(作業療法学)

学 位 記 番 号 健博 第

183

号 学位授与の日付 令和

2

3

25

課程・論文の別 学位規則第4条第1項該当

学 位 論 文 題 名 活動日記を用いた集団プログラムが地域在住高齢者の作業に対する 満足度に与える効果-ランダム化比較試験-

論 文 審 査 委 員 主査 教 授 ボンジェ ペイター 委員 教 授 小林 法一

委員 准教授 藺牟田 洋美

【論文の内容の要旨】

【はじめに】地域在住高齢者の健康や幸福を促進する作業に焦点を当てた集団プログラム が国内外で開発されているが,セッション回数が多いことや高齢者の作業に与える影響が 不明確であることが課題となっている.これらの課題を踏まえ,筆者らは活動日記を用い た新たな集団プログラムを開発し,予備的研究を行ってきた.そこで本研究では,ランダ ム化比較試験によって,活動日記を用いた集団プログラムが地域在住高齢者の作業に対す る満足度,生きがい感,生活満足度に与える効果を検証することを目的とした.

【方法】対象者は

65

歳以上の地域在住高齢者

125

名であった.実験群

62

名には計

4

回の集団 セッションが実施され,活動日記を毎日記入することが依頼された.対照群

63

名には介入 は行われなかった.アウトカムである作業に対する満足度,生きがい感,生活満足度は,

それぞれ日頃の活動満足度尺度,高齢者向け生きがい感スケール,生活満足度指標

Z

を用い て測定された.プログラムの効果を検討するために,各尺度において再評価の得点から初 回評価の得点を引いた変化量を求め,

Mann-Whitney

U

検定を用いて群間比較を行い,効 果量

r

を算出した.

【結果】対象者の平均(標準偏差)年齢は

73.0

6.0

)歳,女性の割合は

70.4

%であった.

実験群と対照群の基本属性と評価尺度の初回評価の得点に有意差は認められなかった.プ ログラムへの出席率({各対象者の出席回数の合計/(対象者数×

4

)}×

100

)は

99.2

% であった.実験群の作業に対する満足度,生きがい感,生活満足度の変化量は対照群より も有意に高く,各尺度における効果量はすべて中程度であった(

p

.001

r=.33

.38

).

【考察】本結果から,活動日記を用いた集団プログラムは地域在住高齢者の作業に対する

(2)

満足度,生きがい感,生活満足度の向上に寄与することが示された.ランダム化比較試験 によって地域在住高齢者の健康や幸福を促進する効果が確かめられているライフスタイル 再構築プログラムや人間作業モデルを用いたプログラムと本プログラムの結果を比較する と,本プログラムにおける出席率は高く,生活満足度への効果は大きかった.これらのこ とから,本プログラムは作業療法士が地域在住高齢者の作業に対する満足度や生きがい感,

生活満足度を高める取り組みを行う際の有益な資源になると考えられる.今回,対照群に

介入が行われず,対象者や研究者にマスキングができなかったため,研究者の期待が対象

者の評価尺度の回答に影響を与えたり,プラセボ効果が含まれた可能性がある.今後は対

象群にも一定の介入を行い,本プログラムの効果を検証する必要がある.

参照

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