1
論 文】 日本 建 築 学会 構 造 系 論 文 報 告 集 第43G号・
199Z年6月Journal of Struct
.
Constr.
Engng,
AIJ,
No.
436,
June,
)gg2制
震 力 型 制 震
シ
ス
テ
ム の
基 本 特 性 評価
制震構 造
の研
究
FUNDAMENTAL
PROPERTY
OF
ACTIVE
COUNTER
FORCE
SYSTEM
Active
seismic response controlled structures小 堀 鐸
.
二 *
, 鎌
形 修
一
* *距 ん
確
KOBORI
andShuichi
KA
MA
GA
TA
For the Active Counter Force
System
(ACFS ),
wederived
the contro 且algorithms such as,
Optimal
Adaptive,
Instan
しaneousAdaptive,
andSe
[fBalancing Adap し重veControl
from theOpti
.
mality Principle of Dynamic Programming Method、
The
Control
Performance
Surface
(Sp
}andthe
Contro
且Performance
Curves
(C,)aredefined
as the set of analytical solutions of the control.
led structures
.
The エequiredfu
冂damental
performance property of theACFS
for
the earthquake is evaluatedfrom
fhe
SP and the Ci、
.
Ke
脚 o鳩 ;a 伽 e・sei蜘 ‘ 岬 ・耀 伽 ’夙Active
C
・unte 厂E
・厂ceSystem
,
C
・n 伽I
A
〜9・渤 恥,
inve
厂se
Probtem
,
controlPerformance
∫surface /curve,
numerical analysis制震 構 造, 制 震 力 型 制 震システム
,
制 御ア ル ゴ リ ズム,
逆 悶 題,
制 震 効 果 曲 面 /曲 線, 数 値 解 析1
章 序 論 振 動 問題に は,
振 動 源が開発 対 象 自体に内 在す る内 的.
振 動 問題 と,
開 発 対 象と外 部 環 境との関 係におい て生じ る外 的 振 動 問 題が考え ら れ る。 機 械工学の分 野では,
こ の ような振 動 問 題にお ける対 策の研 究は“
制 振”
研 究と 呼ばれ て い る。
そ の中で 1960年 代の初 期に既に,
ばね やダンパ等の構 造 要 素の代りに,
外 部エ ネル ギー
を変 換 して 得 た振 勤 抑 制 力 を 用い た振 動 制 御 法 〔Servo
−
controlled System )が考えられてい た1]。
Karnopp は1970 i,11三代の初 期に,
外 的 振動問題であ る 自動車の サスペ ンショ ンに関す る研 究の 中で.
最 適 減衰 力を求め,
そこか らス カイフ ッ クダンパ の概 念 を導き,
こ れ を実現する ため前述
の振 動抑 制 力を利 用す る制 振法 を導入 し, その装 置 をア ク テ ィブ・
ダン パと名 付け た2) 。 こ の装 置は,
提 案 され た当 時は そのエ ネルギー
源の問題 か ら実用 化は困 難とさ れ たが,
現 在で は高 度の安 定 性や 操 縦 性 を与え 得る機 能が注 目さ れ,
実 用 化さ れつ つ あ るユ )。
機 械工学の分 野で は,
こ の ア クティブ・
ダンパ の よ うに振 動 抑 制 力 を 用い た制 振 法は ア ク テ ィブ制 御と呼 ばれ, 振 動対策とし て広 範 囲に用い ら れて い る 4)。
そ れに対して建 築工学の分 野で は,
古く か ら地 震 動に よ る構造物の振 動の問 題 (外 的 振 動 問 題 )が研 究されて きた。
小 堀らは 1960年に非 線 形 振 動 論の立 場か ら,
こ 制 震 構 造ミ の概 念を提 示 し た 「} 。 これ と は別に,
Ya。 は “StrucLural
Contro1
” と 題し た論文s ) の中で,
制 御工学 に おける振 動 制 御シス テム を 導 入 した構 造 概 念 を提 示し
,
これ以 後,
Yang,
Soong,
Abde ]−Rohman
らは アク テ ィブ
・
マ ス・
ダン パ や ア ク テ ィブ・
テ ン ド ン等の振 動 抑 制 力 装 置 を 想 定 し理 論 的 研 究7 )−
9 )を 展 開してい る。
そ して 1970年 代 末の Musri に よるパ ル ス・
ジェ ネレー
タ を 用いた実験 的 研究川 以後は,
各 種の装 置の開 発や そ の適 用 性の研 究11L121 も行 われて い る。 筆 者ら は,
制 震 構 造の概 念瓢} を 元にDIB
を提唱 し,
そ の制 震シスil
ム1団H5 乏 して,
メ カニ カルな装置に調 整 機 能を付 与し た可 変 剛 性 型 制 震シ ス テ ムを提 案し, そ の 基 本 的 性 能 評 価を前 報で示しだ5〕・
ITF。
さ らに,
外 部エ ネ ルギー
を ア ク チュ エー
タに よ り変 換し た振 動 抑 制 力 (制 震 力 )を利 用する制 震 力 型 制 震シ ス テ ムb「’
] につ い ても研 究,
開 発 を 行っ てお り,
既に実 験 的 研 究18 )で得られた知 見を元に,
実 際の構 造 物へ の適 用 を実 現しL9 },
今 後の普 及に向けて の研 究 を進めつ つ ある。
本 論で は, こ の制震 力型 制 震システム にお け る制 震 力設 定アル ゴ リ ズム を導 き,
制 震システム に必 要と され る基 本 的な性 能を数 値 解 析 的に評 価する。
* 鹿 島 建 設 株 式 会 社 小堀 研究室・
工博 * * 鹿島建設 株式会 社 小 堀 研 究室・
工修Kajimtt CDrp
.
Kobori Research Cornplex,
Dr.
Eng.
2
章 制震 力型制 震システム 制 震 力 型 制 震シ ス テ ム は任 意の位 相と振 幅の制 震 力 を 構 造 物に作 用させ得る。
こ の た め,
こ の制 震システム は 変 形に依 存し た剛 制 部 材 (壁や筋 違い)や,
速 度に依 存 し た減衰 部 材 (ダン パ )や,
質量に依 存し た重 量部 材に 相 当 する機 能を発 揮 すること ができ る。 制 震 力 型 制 震シス テム の定 義 制 震 力 装 置は, 外 部エ ネル ギー
を変 換し た制 震 力IF
∂ を 時 間軸 上で連 続 的に制 御し,
構 造 物に作 用させ る。F
。O
);
9(A ,
W ,
lit
( t),
ls
(t))…・
……・
・
……
(1
)A
:構 造 物の振 動 特 性,W
:制 御 条 件1
。〔 t):制 御 情 報 (構 造 物 ) 鼠 の:制御情報 (地震動 〉 こ の ような制震力は外部エ ネルギー
をア クチュ エー
タ で変 換して得ら れ る が,
構 造 物へ の作 用の さ せ方で以 下 の 2種 類の装 置が考えられ る。 (a ) ア ク テ liブ・
マ ス・
ドライバ (AMD
) ア ク ティブ・
マ ス・
ダンパ の名称 が補 助 質量の運 動に よ るエ ネルギー
吸収を意 味す るの に対し, 筆者ら は, 補 助 質 量 を反 力 点とし て ア クチュ エー
タを制 御し,
制 震 力 を 構 造 物に作 用させ る と考え,
新た に ア ク テ ィブ・
マ ス・
ドライバ と名 付 けた18 ) e (b
) ア ク テa ブ・
テン ドン (AT ) 制震力を テン ドンを介し構造物に作用 さ せる。
ケー
ブ ル とフー
リによ り任 意の位 置に制 震 力を伝 達す るメカニ ズムも考え ら れ てい る酬 。 筆 者ら は,
上 記の駆 動メカニ ズム やア クチュ エー
タの 特 性 評 価といっ た装 置 開 発の立 場か らの研 究 も進めつ つ ある が,
本 論では制 震 力の設 定ア ルゴリズム におい て利 用する制 御 情 報が振 動 抑 制 効 果へ 与える影 響を考 慮し て,
地 震 動に対す る制 震 力装 置の必 要 性 能を評 価す る。 制 震 構 造の問 題’
制 震 力 型 制 震シ ス テムの必要性 能を評 価せ よ。 条 件1.
評 価 関数値」 を最 小に す る。
」
一
∫
” (x
・QX
+FIRF
・)dt ・
…・
…・
……
《2) 条件 2.
X=h
(A,
Fc,
Fs}…・
………・
…・
・
………
(3 )x
≦ pcx 条 件3.
Fc=
9(A ,
w ,
ム,
Is
>・
・
……・
…・
…………
(4)Fc
≦pcFcQ
,
R :重み係 数 行 列 X :構 造 物の地 震 応 答,
pcX :設 計 条 件,
Fc :制 震 力,
ncFc :設 計 限界 制 震 力,
Fs
:地 震 力,
1. :構造物の情 報,
Is
:地 震 動の情 報 1960年 代以前の古 典 制 御理論2n で は,
制 御 系を一一
入 カー
出 力 系とし て評 価するが,
1970年 代 以 後の現 代 制 御 理 論22】 で は,
制 御 系を多入力 多 出 力 系と し て評 価し,
制 御 状 態 (X)と制 震 装 置の操 作 量 (Fc)の 関 係 を定めた 評 価 関 数 ((2)式 ) を導 入し,
その評 価 関 数 値 を 最 小 化す ることで最 適 制 御 系 を導く最 適 制 御 法23 〕が導入 され た。
しか し制 震 構 造の基 本 的 特 性 を検 討 する現 段 階では,
制 震シ ス テ ム の コ ス トと構 造 物の応 答との現 実 的な関 係 を,
(2) 式の よ うに定 義で き ない。
ま た実 際の 設計 手 順を鑑み る と,
まず (3
),
(4)式 の よ うに構 造 物の設 計条件と制震装置の 設 計 限 界 条件が与え ら れ,
次にそ れ らの設 計 条件を満たす 最適 制 御 系を求める手Ava,
す な わ ち逆 問 題 と し て最 適 制 御 系 を 求め る方 法が 必要と な る2d) e2.
1
基本式の誘 導 制 震 構 造で は 地 震 動 を主た る外乱 と し て お り,
そ の地 震応答過程は次 式で表せ る。
MX (t)十C
±(t)十Kx
(t)=− M
皇X
t}十Fc
(t)…
(5)M
;質量彳于列,C
:減衰 彳于歹lj, κ :剛希i亅彳テ列 釧置):加 速 度 応 答,
叙a
):速 度 応 答 x(t):変 位 応 答,9
(t):地 動 加 速 度 数 値 解 析 手 法の 台 形 則に基づき,
区 分 時 間 (dt
:1内の地 動 加 速 度の時 間 的 変 化を線 形に仮 定 する と,
地 震 応 答 過 程は (18)式の 状態 方程式で表せ る。
£{t)=E
−
i[Fs
(t)十F
.(t− dt
)十Fc
(t)]…・
…
(6>Fs
{t
)=− M
診(t
)…
一・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
r・
・
.
・
(7
> 凡 〔t− dt
);− Glth
(t− dt
)− G2
廊(t− dt
)− GiX
(t− dt
)・
・
・
…
tt・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(8)E =M
十bC
十cK・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(9
> G,=bC 一
トcK,
G2=C 一
トaK,
G3=
K’
’
’
’
”・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(10,
11,12 )th
(t)・
=ab
{t− dt
)十b
ix
(t− dt
)十X
(t)1
…・
…・
(ユ3) x(t}=
x〔t− dt
)十α釧置一dt
) 十 cl記(t− dt
)十訟(t)}・
−t・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(14) α=
=
dt
,b=
O.
5dt , c=
0.
25dtt・
・
・
・
・
・
・
…
tt・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(ユ5,
ユ6,
17) X 〔t)=
AX (t−
dt)十ftJFs
(t)十丿『VFc
(t)・
・
・
・
…
(18)A
−[
1
:
lll
:
漁
11
翫
]
一・
(19) ん=−
E−]
Gl,
ん;−
E−
IG2,
ん;− E −
iG3・
・
一・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
…
(20,
21,
22 ) 一iiii
・ 餅[
還
:
]
−
2.
2 最 適 制 震力の誘導 (23,
24 ) 最 大 原理で最適制震力を求め る方 法23〕 に 対し,
本 論で は 地 震 応 答 過 程に,Bellman
の動 的 計画法25髄 の最適原 理 を 適 用 し最適 制 震 力 を導く26 】・
Z%動 的 計 画 法の最 適 原 理で は
,
各 制 震 力ご とに最 適 化を 行う た め, 複 数の制 震 力が作 用 する と きに は,
制 震 力ご との最 適制震 力の中か ら全 体 的な最 適 制 震 力 を選 択し な け れ ばな らな い。
本 論で は制 御 対 象の構 造 物を一
自由 度 系と し,
こ の選 択の過 程 を 省 略する。
制 震 力による振 動 抑 制 過 程は, 地 震 動や構 造 物の振 動 を制 御 情 報に し た リ アルタイム制 御 を行うもの であり,
当 然の こと と し て制震力を 過去に遡っ て作 用さ せ る こ と は で きない。
そ こ で, 制 震 力 を作 用さ せ る時 刻を始 点と し た有 限 時 間の最 適 制 御 範 囲 (T。)を設 定し,
その範 囲 内で (2)’
式の 二 次 形 式の評 価 関 数を積 分した値 (の を 最 小 化す る制 震 力を導く。step
−
by
−
step 解 析での各step を各制御段 階と し,
最適制 御 範 囲 (TD)を次の よ う な多段階制御ど考え る
。
Si
]de
]時 亥110,
dt ,
2*dt ,
・
…N
*dt
(T。} 制御段 階0,1,2,…N
最適制御範 囲で の評 価 関 数 を 最 小 化す る た めに最 終 制 御 段 階か ら遡 及的に前段 階 での最適 制震力を求め,
第一
段 階の最 適制震力を決定す る。
。P7Fc
,
1=
v胤X
。十編一
1.
んFs.
1十r
∴…
十”&んFs
:〜・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(25 >VN
=
WRQ,
Tfiu 丿幽!4 ・
・
・
・
…
一・
・
一・
一…
昌
一・
・
鹽
鹽
・
・
一・
・
一・
(26
> VN−
1=
ZVA∈』1∫轟ω1・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
rr・
・
rr・
・
・
…
一・
(27) VN−
2= WRQ,
]
f
:WG,
!w2・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
tt・
…
tt…
(28) z冫o=
WRQ.
1丿「:Wc.
2…
Wq 〜WN・
r・
・
77・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
…
一
(29} ZVSQ.
1=一
(R+f
乙ω,f
,〉“
i…・
・
…・
………・
…・
…
(30> (26)式か ら (30) 式まで の Wi と ωc、
‘は,
次式の よ うに最 終 制 御 段 階 (N )か ら順 次 求め ら れ る。 zv邸=
=
Q
…………・
…・
……・
・
……・
・
…・
・
……・
…
(31
) WitWN 十ATtVi+ 1!4
十 14 ’ tVt+
IWs,
NWi+
IA・
……
(32) Wc.
i+1=AT
{[1
]十Wi +1Wr.
N}・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(33 ) [‘;Al− 1,…,1
] wノ;N= =ノ「
utVRqN /S
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(34
)WRQ
.
N=一
(R
十f
吾WNfu)■
1・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(
35
) (25
>式の最 適 制 震 力は,
最 適制御 範囲 の一
段階以前 の状態 量 (X
。)に よ る成分 とFs.
iか らFs.
N まで の最 適 制 御 範囲の地震力による成分で構成され る。
こ れを 元に最 適 制 震 力は次の 三成 分に分け られ る。
(a > 自律 成 分 撮X。・
・
…・
……・
…・
…………・
…・
・
(36) (b
> 瞬 時 成 分 vk’一
、fvFSi
・
・
・
……・
・
……・
・
・
・
…一
〔37
) (c ) 予 測 成 分 煽一
if。Fs.
,+…
+尻 ゐF5、
N”・
・
…・
・
〔38 )2.
3
制 震 力 係 数ベ クドル の評 価 (36
)式の 自律 成分の制 震 力 係 数ベ ク トル (銅 が最 適 制御範 囲の長 さ (T。)に従い 変化する状況とド最 適 化 範 囲内での (37
)(38
)式の瞬 時,
予測 成 分の制 震 力 係 数 ベ ク トル (v、)の値を検討 す る。
制 御系は1.0
秒周期 系と し,
(2
)式で の状 態 量に 関 する重み条件(Q
)を以 下の 三種 類に設 定す る。 o.
5Vi (1)す
o −FIs
.
9Vi 〔s ) A匸
匚
eltt己
t重on VeleCtty o.
osV ±1]
》ド
MgPlo匚
amenヒ
1.
0 1.
O S.
0 4.
O S、
0 6.
OcaSO
−
136COnd 10
.
Dv ⊥〔1)F
FVelo
[
itT3o.
o給
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一一
一
マ匪
叩
lsじ
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e鷹
600V L.
O Z.
0 3 0昌
.
O 〜.
0 6、
0‘
胆
ロ
ー
2 sec叩
4F
瓸
匚
tltre
し
ten t5.
oViCl ).
VclocttS80 DVi {1 )F
FD
重
叩lecenenし
L、
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2、
D 3.
0 4.
0 5.
0 5.
OgetOpd
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3−
PrcdLCt±vccaePOne
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ee1旦
ロ
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8匚
9四
卩
り
皿
巳
卩
【
Fig
.
1 Coefficiβnt of Counter Force[・・
一
[
li
case一
ユ :q.=
LO, case−
2 (1A=
0.
0,
case−
3 (14=
0.
O,
糊
q,≡
O.
O, R=
1.
0 qo=
0.
0 : qv=
100.
0, q.=
=
O.
O
: qv=
O.
O,
q,=
]OOOO.
O 最 適 制 御 範 囲 を6,
0秒 間とし て求めた制 震 力 係 数ベ ク ト ル の加 速 度,速 度, 変位に関 する三 成 分 を 示す (Fig.1
)。 自律 成 分の制 震 力 係 数ベ ク トル に関し ては,
最適制御 範 囲 を0,
01秒か ら6.
0秒に設定 し た時の変化を逆 時 間 方 向に示し た (図 中 点 線 )。
いずれ の解 析ケー
ス でも,
最 適 制 御 範 囲が長く な る に従い一
定 値に漸 近す る。
一
方で,
6.
0秒 間の最 適 制 御 範囲で の予測 成分の制 震 力 係 数ベ ク トル は,
現 時点か ら離れる に従い零 値に漸 近 す る (図中実線}。
別 途の検 討で は重み係 数を大き くし 状 態 量の拘 束 を 強 め る と,
制 震 力 が 大 き く設 定さ れ整 定 時間が短くなる が, こ こ で 設 定し た重み係数では,
いず れ の制 御でも 固 有 周 期の 2.
0倍 程 度の整 定 時間 で あ る。
制 震 力 係 数ベ ク トル の変 動 周 期は, 加 速 度 応 答を制 御 対 象と し た case−
1で は 1、
0秒 以 上で構 造 物の 固有周 期 よ り長い が,
変 位 応 答 を 制 御 対 象と し た case−3
で は 1.
0
秒 以下 と な る。
ま た速 度 応答 を制 御 対 象に した case−
2で は変動の周期性が な く な る。 こ の よ うな制 震 力 係 数ベ ク トル の整定特性に おい て,
自律成 分は現 在の構 造 物の振 動が将 来に影 響を与え る範囲 を
,
予測成 分は 将来の地 震 力を考 慮すべ き 範 囲 を 示 して お り,
こ れ ら は 制御過程での因 果律の 及ぶ範囲 と考え ら れ る。 2.
4 制 御アル ゴ リ ズム の設 定 制 震 力 型 制 震 シス テム の定 義で示 し た よ うに,
制震 力 は構造 物の振動 情報と地震動の情報を元に設定さ れ る。 2.
4.
1 拘束す る状態量の 違い によ る制 御ア ル ゴリ ズム 重 み係 数 行 列 (Q
,
R
)は相 対 的 な 比 率 が物理的な意 味 を持つ。
そこで制震 力に閧す る重み条 件 (R
)を固定 し,
状 態 量に 関す る重み条 件 (Q
)を 以下の よ うに設定す るこ とで,
3種 類の制 御ア ル ゴ リ ズムを定義 する。
(a ) (b) (c ) 2.
4.
2Q
・=[
0qA
.
O Oq.
0し・
00.
.
00 0.
0 0.
0 (1ρ]
・
加 速 度制 御 :qA>O,
O,
速 度 制 御 :qA=
0.
0,
変 位 制 御 :qA=
O.
0, R= 1.
0 qv=
0,
0,
qv=
0.
O qv>0.
0,
qD=
0.
Oq
,;
o.
0,qD
>O.
O 地 震 情 報の範 囲 を考 慮し た制 御アル ゴ リズム 地 震 時の 各 時 刻で (25)式に基づ いて制 震 力を 設 定 す る制 御ア ル ゴ リ ズムを最適 適 応制御と す る(AppenClix>。 こ の制 震 力で は最 適 化 範囲の地 震 動の予 測情報 (ls
)の精 度が 問題になる。
そ こ で地 震 動 情 報の利用 範 囲 を限 定し た 2種 類の準 最 適 制 御を定 義す る。
(a ) 最 適 適 応 制 御 法 oFc (t}; 9(A,
W,
1,(t− dt
),
Is(ti))t
‘=t
十d孟*(i−
1): i=
1,
一,
ム厂・
・
r7r
・
匸
・
r7・
・
7・
(39) (b
} 瞬 時 適 応 制 御 法 (準 最 適 制 御一
1
) iFc (t)=
9(A,
W,
1,(t− dt
),
ls
(t)}・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(40 ) (c ) 自律 適 応 制 御 法 (準 最 適 制 御一
H
) sFc (t
)=9
(A, W,
1
,〔t− dt
))…………・
…一 ・
(41)Yang
も最 適 理 論 を もとに1
,(t− dt
)とIs
〔t)を制 御情 報 と し た,
瞬 時 最 適 制 御 法“
lnstantaneous
Optimal
Cont
【ol”
を導い てい るZlip。
2.
5 制 震 特 性の 評 価 法 本 章で設 定し た制 震 搆 造の問題に対す る解を与え る た めに は,
既に指 摘し た よ うに逆聞題 と しての 取 扱い が 必 要であ る。 そこ で制 御 条件集 合と固有周期 集合を組み合 わ せ た制御系集合を 設定 し,
それ ら をDIB
数 値 解 析シ ミュー
レー
タで解析して求めた解 集 合か ら制 震 効 果 曲 面 を定 義す る。
DIB
制震効果曲 面S
。〔T
(i
),
M。xFc (ノ)}=
MAxXt 」…・
・
…・
……一
(42)T
:構 造 物の固有 周 期 M^x1%:最 大 制 震 力 HAxXi 」 :M^認。 での最 大 応 答 値 を肌 ケー
ス の解 集 合 か ら補閻して求め る。
M^x瓦戸 MAxX 岫 +a *(MxX ‘
、
胴一
M^xX 譲・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(43
) α=
[MAxFc (ノ)−
F。 レ[F
。(k
+1
)− F
、 ]・
・
・
・
・
・
・
・
…
7卩
…
r・
・
r・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
1:44) 但 しFc
(h
)〈MAxFc (j
)くFc
偽十1
) (W (k
):k =
1,
m }∈Wt
; 晩・
:制震シ ステム の 制 御 条件 集 合 構 造 物の 制震応答過程を評 価す る た めに最 大 応 答 値と 入 力エ ネル ギー
を 求 め,
ま た 制 震装置 に要 求され る性 能 を評 価す る た め に最大制震 力に加え て, 制 震 力 力積 と地 震 力 力積の 比 (制 震 力 力 積 比 :RCfS)を求め る。・。 ・
一
[
X
”1
・・(・11dt
]
/
[
ズ
i
瓦 ω1
・・]
T
∫:地 震 動の継 続 時 間…・
…・
…・
・
…・
…
(45) こ の制 震 効 果曲面 を もと に,
解 集 合の部 分 集 合とし て 以下の 三 種 類の制 震 効 果 曲 線を定 義する。 (a )等 周 期 曲 線C
,1〈MAxFc )=
MAXX (T,
W(k
) :W{k
)∈Wc’
………・
(46 ) (b
) (c ) 等 制 震 力 曲 線c
.KT
)=
MAxx (T(i},
w ;T (i)∈ Tc, w (h)∈ w,プ…・
…・
…・
・
(47) 等応 答 曲 線CPR
(M^xX )=
MMFclT (i),
W :T(i
)∈ Ta,
W (k
)∈Wc …・
……
(48)3
種 類の 制 震 効果曲 線の中で, 等 周 期 曲 線は制 御 条 件 をパ ラ メー
タに した解 析 結 果か ら 直 接 求 めら れ る が2b ]・
301,
等 制 震 力 曲 線,
等 応 答 曲 線は (43 )式で示さ れ るよ うに解 集 合の補 間に より求め ら れ る。 この補 間の妥 当 性は,
制御 条件集 合を各種 設 定 して求め た等周期 曲線 での 変化が滑ら かであ るこ とで確認 して い る。
これ らの制 震 効 果曲線は, 異な る制 御 条 件の制 御系の 解 析 解の部 分 集 合であ り,
制御 条件を内部変数に して,
構 造 物の状 態 量と制震 力装置の制 震力の関係を示し た結 果 と考え られ る。 これに より設 計 条 件 を 満たす最 適 制 御 系 を求め る制 震 構 造の問 題に対 する解が与え ら れ る。 設計手順 (1 ) 構 造 物の固有 振 動周期を求める。
(2> 構 造 物に主た る影 響 を与え る固 有 振 動モー
ドの 周 期の等 周 期 曲 線で設 計 条 件 (。cX )を満た す制 震 力を 求め,
制震 装置の設 計 限 界 条 件 以 下で あ るこ と を 確 認 す る。 (3)一
方,
制 震 力 装置の設 計限界 (,、cFc )か らは等 制 震 力曲線によ り,
想 定され る固有 振 動周期で の応 答量 を求め,
設 計 条件以 下で あ ることを確 認す る。
3
章 数値 解析に よ る基 本 特 性 評 価 制 震システム を導入 し た制 震 構 造 物の地 震 応 答 過 程を 求める ために DIB 数 値 解 析シ ミュ レー
タ を構築し31),
前 章で定 義し た制 震 効果曲 面と 3種の
制
震 効果曲 線を 用 い , 制 震 力 型 制 震シ ス テム の基 本 的 制 震 特 性と地 震 動に 対す る制 震 力 装 置へ の要求 性 能 を評価す る。
3.
ユDIB
数 値 解 析シ ミュ レー
タの導入 構 造 物の振 動 特 性や制 震シ ス テ ム の特 性を以下の よ う に仮定し,DIB
数 値 解 析シ ミュ レー
タを構 築す る。
(a ) 最 適 制 震 力を誘 導す る際と同 様に,
制 御 対 象の構 造 物は 1自由 度 系とす る。 (b
) 構 造 物の振 動 特 性の 中で減 衰 定 数は一
定 値に仮 定 し,
固有周期の みをパ ラ メー
タ と する。
(C ) 実 際の制震 過程では,
制 御 信 号と制 震 力との時 間 的な遅れ や振 幅の違い等ば無 視で き ないが,
本 論で は制 震 装 置が制 御 信 号と一
致し た制 震 力を発 生 し得る とす る。
(d
) 地 震 力と制 震 力は解 析 刻み時 間 内で線 形に変 化す る と仮 定 し,
台 形 則に よ りStep・
by−
step の数 値 積分 を行 い,
地 震 応 答 過 程で の応 答 値と制 震 力を求める。
(e ) 制 御ア ル ゴ リズムと しては,
前 章で定 義し た加 速 度,
速度,
t
変 位 制 御と最適 適応,
瞬 時 適 応,
自律 適 応 制 御を組み合 わ せ た9ケー
ス を 設 定 する。.
加速度 (A
) 最適 適 応 (0
) case−OA
瞬 時 適 応 (D
case−IA
自律 適 応 (S
) case−SA
速 度 (v
) case−OVcase
−
IVcase−SV
変 位 (D) case−ODcase
−
IDcase−SD
制 御 対 象 とす る状 態 量や利 用す る地 震 動 情 報の違い に よる基本的 制 震 特 性へ の影 響を1 定 常サ イン波を外 乱と し て求め た制震 効 果 曲 面に基づい て評 価し,
同様に地 震 動 を 外 乱 と して制 震 力装 置の必 要 性 能を評価 す る。
3.
2 サイン波外 乱による制 震 特 性の評 価地 震 動は
,
短い継 続 時 間 と複 数の周 期成分を特徴と し て お り,
構造 物の地 震 応 答は過 渡応答の連続と な る。
こ の過渡 応 答 過 程で外 乱の継 続時 間 が 制 震特性へ 与え る影 響 を検 討する。 次に制 御アル ゴ リズムに おいて制 御 対 象 にする状 態 量や外 乱情報の利用範 囲の違いが,
制 震 特性 へ 与える影響 を 検 討 す る。
3.
2.
1 外 乱の継続時間の影 響 地 震動の継 続 時 間は,
風や機 械 振 動に比べ 短く t そこ で の卓越 周 期成分の継 続 時 問は更に短い の が一
般 的であ る。 そヒで本節で は,3
種 類の継 続 時 聞のサイン波を外 乱に設定し,
前章で定 義 し た等 周 期 曲 線を求め過 渡 応答 過 程にお け る制震特 性を検 討する。
解 析 条 件は次の と お り設 定す る。
(a )制 御 構 造 物 固有周期 ユ.
0秒, 減 衰 定 数ユ.
0% (b
) 制 御アル ゴ リ ズム 加 速 度・
最 適 適 応 制 御 (ca3e−OA
)で,
無 制 御状態か ら 完全 拘束 状 態ま で の制 御 条 件の集 合を設 定する。
最 適 制 御 範 囲 を2.
0秒 (100段 階 )と して制 震 力 係 数 を 求め る。 2.
0em !secIO 5.
G O.
5 1.
OtOnf Hex.
F匸 Accelera ヒian.
s1c匝
1See1.
oO.
5丶
Or5 L.
Dしo見
f M訓.
Fし
VelocityFig
.
2 CpT:E∬ect of DuraLion Time(c )サ イン波 外 乱 最大加速 度 1
.
Ocm /sec2,
解 析 刻み 0.
02秒 雪(t
)=
sin (2πt) O.
O≦t≦Ts 雪(t
)=o.
O
Ts
<t
≦T,1
継続 時 間 (Ts
)を 1.
0秒 2.
0秒 3.
0秒の 3種 類 設 定 し,
各々1.
0
秒間の零入力を加え る。
絶対応答量で あ る加 速 度 応 答 と相 対 応 答 量である速 度 応 答の等周 期 曲 線 を 示 す (Fig.
2)。
(a )加速 度 応 答 曲線 継 続 時 間】.
0秒で.
は最 大 制 震 力が0.
8tonf程 度で最 小 応 答 値 (0,
9 cm /sec! )とな り,
それ以 下の制震 力範 囲で は右 下がり,
そ れ以上の 範囲では 右 上 が りと な る。
g
の右上 が り の等 周 期 曲 線は,
構造物の相対 振 動が抑 制 さ れ,
地動 加 速度が顕在化して く る状 態 を表してい る。
完 全 拘 束 状 態で は,
最 大 応 答値は地震動の最 大 加 速 度と一
致し,
最 大制震力は 最大 地 震 力 (MY
.A,:蜘^x最 大 地 震 加 速 度 )に一
致す る。
・
一
方,
継 続 時 間2.
0
秒で は わずかに凹 形にな り,
継 続 時 間3.
0
秒では ほ ぼ線 形に な る。 この よ う な等周期曲線 の違い は,
加 速 度応答におけ る共 振 成 長と対 応 した もの と考えら れ,
制 御 対 象 系で あ る 1.
0秒の 周 期系はLO
秒 の継 続 時 間で は共 振状態は十 分に成長し て お らず,3.
0
秒の継 続 時 間で共振状態に近 く な る。
この等周期 曲 線か ら,
共 振 振 動に対 して制 震力は地 震 力を相 殺し た比 率だ け応 答を抑 制す る と考え られ る。
(b
) 速 度 応 答 曲線 継 続 時間の違い に影 響されず,
等周期 曲 線は無 制 御 状 態と完 全 拘 束 状 態を結ん だ線 形な形 状と な り,
無 制 御状 態での応 答 値 を低 減すべ き比 率 が 決 まれば , 必要と さ れ る制 震 力は,
最 大 地 震 力に そ の低 減 比 率 を掛け た値と し て 近似的に評価で き る。
こ れ は加 速 度 応 答と違い , 速度 応 答で の共 振 ピー
ク生 起 周 期が外 乱の継 続 時間 に か か わ らず 外 乱周期に近い た めで あ る、
3.2.2
制 御 対 象にす る状 態量の違いに よ る影 響 評 価 関 数での状態 量の重み行列の 設 定方法 か ら導か れ た,
加 速 度,
速 度,
変 位 制 御での制 震特性 を 評価す る。 以下の解 析条件で制 震 効果曲面と制 震 効果曲線を求め る。
(a )制御 構 造 物の振 動 特 性集合 固 有周期 集 合 (T(i)
=
0.
ユ+0.
05
*i;i=
O,
…,38
∈Tc
)
tA
の
le,
−
轟
抽
1
』
.
SCteleleし虹oo CeSe−
aiFig.
3 Sp Ve1ectty、
冶
糲
幽
隗叩 1●
:
呻
t胤
【
呻乢
Enorer te昂
nyPt eese−
e) :Comparison
of case−
uA,
OV ,
and QD減 衰 定 数 1
,
0
% 〔b
) 制御アル ゴ リ ズム に お ける制 御 条件集合 状 態 量へ の拘 束 条 件 を以 下の範 囲で20
種 類設定 し,
制 御 条 件 集 合と す る。
加速度 制御 :qA= 1.
0−
2〜
1、
02 速度制 御 :qv=
】.
0
瞋
〜1.04
変 位 制 御 :q尸1.
0Ll.
06 最 適 制 御 範 囲は2.
0
秒 (100段 階)に設 定 し,
自律 成 分 と予 測 成 分に関す る制震 力 係 数を求め る。
(C ) サ イン波 外 乱 最大加 速 度1.
Oc皿/sec2 , 解 析 刻み 0.
02 秒 シ(t
)=
sin (2πt
) 0.
0≦t
≦3.
0 垂Xt
)=
O.
0 3.
0<t≦5.
0 平 面を構 成す る制 震 力軸 と周 期 軸に関し,
0.
02 tonf , 0.
025
秒の等 間 隔の格 子 線を用い制 震 効 果 曲 面を表 す。 制震効果曲面では,
加速度,
速度,
変位の最大応 答 値 と最大制震 力の 関係 か ら制震装 置に要 求さ れ る最 大 瞬 間 出 力を,
ま た 入力エ ネルギー
と制震 力 力 積 比 (45式 ) との関 係か ら は制 震 装 置の必 要 総 出 力 を評 価する。
紙 面の都 合上, こ こ では最 適適応 制 御で の加 速 度 制 御(case
−OA
),
速 度 制 御 (case−OV
),
変 位 制 御 (case−OD
)による制 震 効果曲 面を示す (
Fig.
3)。
いず れの制 震 効 果 曲 面も,
制 震 力を大き くする に従い 応 答 値が低 減する こと を示し て い る。 制 震 力 軸 方 向に関 す る制震 効 果曲面の 勾配 が示す応答低減特性か ら は,
共 振 周期 系での 応 答 抑 制 効 果 が 最 も 高い と 考 えられ る。
制御条件の違いに よ る制震 効果曲面の顕著な違い は見 ら れ ない が,
外 乱 周 期よ り長 周期 域で区分線の間 隔変化一
一
皿
18巳
藍
ユ.
51.
0 1.
51.
0 Ltlo“
・
se−
{}Alre−
oyl}
e−
ail 5.
0 0.
5x
−一
+
.
.
o.
5,
0.
5 1.
o Hex,
「c R /3Ve1
。
。
1ty エnpu ヒ甌ergy Fig.
4 C尸7:Companson of case−
OA,
OV,
and ODc ゴ 8e
二
上
.
51.
o0、
5正
.
5 1.
oo.
5 L70 2.
a 170 2.
の PeTted Peried hex・
F・di・
4・・
nf m..
F,n.
8ヒ。・f Veloci しy 1.
5ヒ゜nf 馳 m ⊥,
5し゜nf“
c皿 LO0.
5【
ビ 3 1.
0 2.
o PeeledRc /s づ)・
4 1.
0O.
5 L。一
→.
。 Pet±odRctsyO・
8 Inpuし EnergyFig
.
5 CpF:Comparison of case−
OA,
OV,
and OD炉
叩
ト
rL
凵
.
.
.
4.
.
.
.
「
.
卩
.
ω
臥一
当・
::1
三
謝
「二::二灘 端
i
』
’
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
『
T『
1
.
.
.
〉一
一
.
0.
5 1.
0 0.
5 L.
O 』 r.
Pc Rc !5 Ψ曾
1gci匕Y Inpuし
EnorgyFig
.
6 CpR;Comparison of case−
OA,
OV,
and ODが見ら れ
,
制 御 条 件の違い による影 響が認め られ る。
次に制 震 効 果 曲 面で示され た制 震 特 性 を定 量 的に評 価 す る た めに, 以 下の 3種 類の制 震 効 果 曲線 を示す。
(a ) 等 周 期 曲 線 共振 周 期 系 (T
.=
1.
o秒 〉の速度 応 答と 入力エ ネル ギー
に関す る等周期曲線を比較す る (Fig.
4
)。
速 度 応 答の等周期 曲線は ほ ぼ線形であ り,
無 制 御 状 態 で の応 答 値を50
% 低 減 す る た めに必 要 な 最大 制震力 は,
最 大 制 震 力の 50%程 度 必要で あ る。
入力エ ネル ギー
の等 周 期 曲 線は上に凸 形で あり,
入力エ ネル ギー
を50 % 低 減す るには 地 震 力 力積の 70 % 程 度の制 震 力積を 必 要と する。 最適 適 応 制御で は制 御 対 象に した状 態 量の違い による 制震効果曲 線へ の影 響は わずか である。
(b
) 等制震 力 曲 線 最 大 制 震 力がO,
4,
0.
8tonfの速 度 応 答と,
制 震力 力積比が 0
.
4,
0.
8の 入力エ ネル ギー
に関す る等 制 震 力 曲 線 を検 討する (Fig.
5)。
LO
秒 以 下の短 周 期 域で は,
制 御 対象に し た状 態量の 違い は等 制 震 力 曲 線に顕 著に表れ ないが,
1.
0秒 以 上の 長 周 期 域で は速度 制 御での制 震 効 果 が 最 も高い。
速 度 応 答の低 減 量は,
最 大制震 力が0.
4tonf
で 40% 程 度,
0,
8 tonf で は 75% 程度であ り,
一
方,
入力エ ネ ルギー
での低 減 量は,
制 震 力 力 積 比が 0.
4で 25% 程 度,
0.
8
で は60
% 程度で あ る。
〔c > 等応答曲線最大 応 答 値の 40% の速 度 応 答と 入 力エ ネル ギ
ー
を検 討す る (Fig,
6
)。
1
.
0 秒以下の 短 周 期 域で は,
い ずれの制 御アル ゴ リズ ム の等応答曲線も一
致し,
最 適 適 応 制 御で は制 御 対 象に し た状 態 量の 違いは 振 動 抑制 効果に影 響 を与え ない。 そ し て ユ.
0 秒以 上の長周期 域の等 応 答 曲 線で は,
速 度 制 御 での振 動 抑 制効果 がわずか に高い。
13
.
2.
3
外乱情 報の利 用範 囲の影 響 最 適 適 応 制 御で は,
制 御 時 刻を始 点と し た最 適化範囲 の外 乱 情 報を制御 情 報とし て利用 す る た め,
その予 測 精 度 が 問 題に なる。 そ こ で最 適適応制 御と瞬時 適 応 制 御, 自律 適 応 制 御の応 答 曲 線を 比較し, 外 乱 情 報の利 用 範 囲 の違い による制震特性へ の 影 響 を検 討する。
(a ) 等 岡 期 曲線速 度 制 御におけ る
,
最適 適 応, 瞬 時 適 応,
自律 適 応 制』
御で の固 有 周 期1.
0 秒 (共振周期 系 )の速 度 応 答,
入 力 エ ネルギー
の等 周 期 曲 線を 比較す る (Fig.
7>。
瞬 時 適 応 制 御と自律適応制御の等周期 曲線は ほ ぽ一
致 し,
地 震 動の瞬 時 成 分は速 度制御で は振 動 抑 制 効 果に さ ほど寄 与し ない 、 これ らの準 最 適 制御に比べ , 最 適 適 応 制 御では振 動抑制効果 が若 干 高く,
速 度 応 答を 50%低 減す る た めに必 要な最 大 制 震 力は 25%程 度 小さい。
入力エ ネルギー
曲線におい て も,
地 震情報に よ る 振 動 抑 制 効 果へ の影 響は速 度 応 答と同 程 度であ る。
(b
) 等 制」震 プ,曲 線 最 大 制 震 力を0.
4,0.
8
tonfと した速 度 応 答と制 震 力 力 積 比 をO.
4,0.
8
と し た 入力エ ネル ギー
の等 制 震力 曲 線に よ り,
制 震 特 姓を検 討す る (Fig.
8
)。
瞬時適 応 制 御と自律 適 応 制 御で の等 制震 力曲 線は ほ ぼ
一
致し,
構 造 物の 固有 周 期にか か わらず,
地 震動の瞬時 成 分は振 動 抑 制 効 果に影 響 を 与え ない。 こ れ ら に 比べ最 適 適 応 制 御の等制震 力 曲 線で は, 全 周 期 域で最大 応 答 が 効果 的に抑 制され て い る。 例え ば,
周 期1.
0
秒 以上の長 周期域で は応 答 を20 % 程 度ほ ど低 減し ている。
ま た,
最大制震 力0.
8tonfで の周期LO
秒 以 上 の長 周期 域で は,
最 適 適 応 制 御は他の制 御に比べ応 答を50% 以 下に 低 減して いる。
o.
30.
10.
1 し旧
!se匸
1.
5 Lo0.
5 ヒoロ
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ontrol eondition−
cese−
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一
一
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−
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丶
、
丶
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o,
5 1.
o 悔翼
.
Fc R匸!$Velociしy Inpuし 甌ergy
Fig
,
7 C尸丁:CompafisQn of case−
OV,
IV,
and SVcmlsee 〕5
幽
1.
Oo.
5 1.
0 2.
Q Period Mex,
Fc=
O・
4しonf.
tonf骨
:
mT 5L.
oo、
5.
cm/secL 51.
o0.
5 VelocityL.
51.
o0.
5contro ] CQndi
匸
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・
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DPetiDdRc /s1O.
42.
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0 2.
O Por廴DdMax.
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0 『【
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8 Inpu ヒlhergyFig
.
8 Cpp:Comparison Qf case−
OV,
IV,
and SV「
.
「
F
》 、 瀞、
釁■
サ一
」
「
ρ
覧
・
舶
叮
コ
ロ
藷
覊 乳 脇翫
罫 D:
,
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D 最 大 応 答 値の 40% の応 答 値と な る等 応 答 曲 線を比 較 す ることで,
地 震 動の情 報が制 震 効 果に与え る影 響を検 討 す る (Fig.
g)。
瞬 時適 応制御と自律 適 応 制 御で の等応 答 曲 線 は ほ ぼ 等 し く,
地 震 動の瞬 時 成 分は振 動 低 減 効 果に影 嚮し ない。 最適 適応 制 御で の等 応 答 曲 線と比べ ると,
全 周 期 域にお いて最適適応制御で必要とさ れ る制 震 力は小さ く な る。 例え ば 周期1.
0
秒系では最 大 制 震 力は 25% 程 度,
制 震 力力積比 は 15 % 程度 小さ く な る。
3.
3
地 震動 外 乱で の制 震シ ス テムの評 価 本節 で は地 震 動に対する必 要 制 震 性 能を評 価す る が,
前節で の基 本 的 制 震 特 性の類推か らは,
地 震 動の周 期 成 分の継 続 時 間と帯域 特 性か ら制 震装置の基 本 的な必要 性 能が評 価で き る と考え ら れ る。
そこで非 定 常ス ペ ク トル を用い て地 震 動の周期 成 分の時 間 的な変 化 (非 定 常 特 性 )一
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3.
3.
1 地 震動の周期特性の評 価 地 震 動の観 測 記 録の周期 成分の継続 時 間と帯 域 特 性を 非 定 常ス ペ ク トル を用いて分 析する。
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+T
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Ta/2十Te
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タ取り込み時 間 (デー
タ ウ イン ドゥの幅 > Te :FFT で の解 析 時 間 (分 解 能 ) 以 下の地 震 応 答 解 析で用い るエ ル セ ン トロ ユ940
〔NS
> 記 録 波を.
解 析 時 間 10.
24秒,
デー
タ取り 込み 時間 5.
0 秒とし,
継 続 時 間 軸に関し て 0.
1秒 間 隔で解 析して求め た非 定 常ス ペ ク トル を示す (Fig.
]0)。 地震動の卓 越 成分は,
最大 加 速度が 生 じ る2.
0秒 付 近 で 1.
DHz か ら2.
OHz の周波数帯 域に存 在し,
その継 続 時 間は 5.
0秒 程 度で ある。
前 節で明ら か に し た基 本 的 制 震 特 性か ら は,
共 振状態 に対す る振動抑 制 効 果が高く,
制 震シス テム は共 振 振 動 の抑 制を目的と す るもの であり,
制 震 力 装置に要求さ れ る性能は,
こ の よ う な地 震 動の卓 越 周 期 成 分の定 量 的 分 析 か ら も推 定でき る が,
制 震 効 果曲面か らは,
制震 シス テム の特性を考慮し た評価がで き る。
3.3,
2
制震装置の 必要性能 の 評価 前 節のサイン波 外乱で最も安 定し た制震 効果を 示 し た 速度 制 御で の最適 適 応 (case−OV
},
瞬 時適 応 〔ca.
se−
IV), 自律 適 応 制 御 (case−SV
)に よ る制 震 効 果 曲面 を比 較し,
地 震動 情 報が制震装置の必要 牲 能に与え る影 響を評 価す る。
解 析 条 件は次の ように設 定 する。 (a ) 制 御 構 造 物の振 動特性 集 合 固有周期 集合 〔T
(i
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