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16.LAK細胞の腎細胞癌培養細胞に対する細胞障
害活性についての検討
(腎センター・外科・泌尿器科)
海老原和正・東間 紘・林 智人・
安尾美年子・中沢 速和・阿岸 鉄三・
太田 和夫
Interleukin−2により誘導された1ymphokine
activated killer(LAK)細胞活性をヒト腎細胞癌培養
株を用い測定した.測定は当教室で株化したヒト腎細
胞癌株TWK・22をtarget細胞とし,末梢血あるいは
胸管ドレナージ液のリンパ球をeffector細胞として
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br−release法でおこなった.健常人のLAK活性は約
72%であったが,錆地患者のLAK活性は治療前は平
均27%と低下していた.担癌患者のLAK活性は
adoptive immunotherapyにより回復し,終了時には
平均86%まで上昇した.Progressiveであった1例の
みがLAK活性の低下をきたした.この結果はLAK
細胞を用いたadoptive immunotherapyの有効性を
示唆する成績と思われる.
17.胃癌患者におけるSu・Ps皮膚反応の有用性に
ついて
(第2病院・外科)
小川 智子・小川 健治・矢川 裕一・
稲葉 俊三・梶原 哲郎
私達は,胃癌術後の補助療法として,MMC, FT207,
OK−432による免疫化学月切を施行しており,Stage III
およびIVで治癒切除がなされた症例について, OK・432
の治癒効果を認めている.このOK・432に対するパラ
メーターとしてのSu−Ps皮膚反応について.検討した.
Su−Ps皮膚反応部位を免疫組織学的と検討すると,
OK・432と同様の反応が認められ,治療効果判定のパラ
メーターとなりうることを組織学的に裏付けた.また
予後との関係をみると,術後6ヵ月に10mm以上上昇
した群の予後は,明らかに良好であった.さらに術後
6ヵ月,12ヵ月の反応値を術前と比較することは,予
後を知るうえで重要と思われた.
18.新しいプリン誘導体(Bredinin)の免疫調節作
用
(リウマチ痛風センター)蓮沼 智子
ブレジニンは免疫抑制剤として腎移植に用いられ,
効果が認められた薬剤である.本剤のRAに対する効
果につき検討し,さらにその作用についての基礎的検
討を行った,
RA患者5例に本剤300mgを4ないし6ヵ月間投与
した結果は,ランスパリー指数では著明な改善をみ,
血清IgG値は軽度減少した.骨髄抑制はみられなかっ
た.リンパ球サブセットは増加していたhelper cell分
画の正常化傾向が見られ,CD1陽性Bcell, Leu 4+
DR+Tcellの減少傾向が見られた.
In vitroでは,ヒトのTcellに比べてマウスTcell
は数十倍の感受性を示し,またヒトBcellはTcellよ
り数倍の抵抗性を示した.ブレジニソの塩基部分は
APRTにより代謝され,ブレジニンはPNPの基質に
はならなかった.その毒性は細胞内のGTP・GMPの
減少によるもので,グアニン添加により障害されるこ
とがわかった.
19.MDPおよびその誘導体とサイトカインの併用
による抗腫瘍性マクロファージの誘導
(微生物)斎藤 慎二
(北大・免疫科学研究所)
済木 育夫,東 市郎
マクロファージ(Mφ)は生体内で感染や腫瘍に対す
る生体防御に関与する重要な細胞群の一つである.特
に,種々の細胞から産生されるサイトカインや各種の
活性化物質により活性化され,癌細胞やウイルス,あ
るいは細菌に対する非特異的傷害性を発現し得る.そ
のため,この活性化の機序の解明,あるいは癌(転移)
治療,および感染防御への応用が期待されている.
本研究では,Mφの活性化物質として知られるムラ
ミルジペプチド(MDP),あるいはその誘導体と,2種
のサイトカイン(rlFN一γ, rTNF)との併用による抗
腫瘍性Mφの誘導とその増強について検討した.
rIFN一γとMDP,種々のMDP誘導体,あるいは
rTNFは, M¢》を相乗的に活性化し腫瘍細胞傷害活性
を示した,この活性化には,第一のシグナル(priming)
としてrIFN一γ,第二のシグナル(triggering)として
MDP, MDP誘導体,あるいはrTNFが作用している
ことが示唆された.
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