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山水楼閣蒔絵花瓶

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(1)

図書名 在外日本古美術品修復協力事業修理報告書 : 工芸 品I[平成10年度実施事業] : Project for

Conservation of Works of Japanese Art in Foreign Collections I 

開始ページ 77

終了ページ 92

URL http://id.nii.ac.jp/1440/00005405/

Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止

http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja

(2)

山水桜閣蒔絵花瓶

平成 10 年度修復'ド業

TilnL1111beri11dicaLthe photos'number

111111名 : I 

I水桜l#ldふ絵花)机(汀.) i!l~'1": 代 l7c 木-18c)

所)1湖 : ドレスデンI

r l 

\t 文術館

111111質枯辿 木製漆'(念、 i/、'i 絵

所蔵番サ: 49417 、 494]

訥 fl 名

修即'.J

II・ヽ'',

名·

h:』i,f,閲執~r'r:

II本漆公文化財研究所 I

I

 I ド~[-彦 I I I 卜. ~[彦

(3)

1 ‑

‑ : , .  

,̲,  ,, 

l l 1j, 楼閣 蒔絵花瓶 j,j  1f}J11'. 後)

Sansui-rokakuMakie Vases(after restoration

12 同 口縁部左側面(修理後)

The left side of the rim, Sansui-rokakuMal,ie Vases  (after restoration) 

(4)

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1/11),jヽ袋Iii.Iii、\糸会{と)fJ・( -~.j (1'[:Jljl̲!jjj) 

、J<t11s11 i-mlw/し:11 1//(l/.:ie Vases (be 「ore rcsloralion) 

I~ Iii]  I I帝衣m;JdH1J ,1ri 

  , u

俗 JIJI.111) 

'「 he lcfl si de of Lhc ri m , 、S'rt I/SIii・・rolm~しttt Jl /ol:.ie ¥'ases (duri ng rcsloraL i on ) 

(5)

はじめに

文化庁の半業と して平成 9 年心[からスタ ト した介外II木古美術品 1呆イf 修似(―,·.芸) のう

、 ドイツ・ ドレスデン国立美術館所蔵 (111ツヴィンガ't':,;殿) 「 ii I水楼l#Jd、'i~絵化瓶」 一対の1呆 ィ[修J:用および一部似元修理が平成 9 年度、 10 年)文の 2 ケ年に『(って束ぶ (I1 j;̲,'(tt1l物飴.1J、l 111'I漆芸 又化財研究所修理室において 1iわれ、 .,,:1成11 年 3 )j に元 r した。 これはその修Jli闊じ鉢の概災で ぁ'oJ

「 iiI水楼1#]1紺絵花瓶」(以下、現資料と呼ぶ) の概災・ 米)僚.JI参1人・})11 飾.朴『造技法・1呆イ{状態・ 修似什様・ 1呆イf修理 ・ 1比元修理の項に分け謁明し、 'l':lj 明 した祈知兄をまとめる 11文後の項に 9 視究料が制作された時代背蚊にふれる。 なお、本探料のX 綜透過 'I辺'計蔽彩は束皐:1 q,\『文化財 {i}f 究所の野久保i''1良氏によ るものである

1' 概要

「ii I水楼l#J1樹絵花瓶」 は木製、 !,悲漆塗り人邸化)fれ、左右対である 形態はl'Jf:°';'i形

端収り のII緑部を持ち、 央を八釘形に1(1i J 収リ し、 ,·::;台を付ける 文様(

が、 化面と背面にそれぞれ窓枠を設け、 そのに令銀の研ぎii、'ii 絵、 ·1畑訴絵、 ,:·判、り絵でII 水 楼l#J文様やが花に一番の兎をよす。力•:側血にも糸Ill長い窓枠を配 し、格 r-しこ化必文様を枯'j く 。 また、,·:,·冶上部には1 1jj+jJ亜しの砲文、 11緑外側とい'i台部分に), lf-1'れを配し、 1 1緑内側部分に流 水をめぐらす。 黙漆の広い空II I ;j'¥ 文~:;ドや幾何火を配するのは、 i1:1 渇~/{、fが鎖,,,.1後に東イ ン

ド仝朴を辿じて輸出した紅毛漆器の特徴をぷ 7

17W紀中煩から18il!.紀にかけて II本から輸出れた陶磁岱の形状校し、 束'汗辿味の文様を 付けたII 本製の漆エ品と して非祁;に筍少な辿例の•つである 本探料と類似した化)tれがドレ デンIF.j立芙術創';;・に所蔵されるが、 1 IIが久わ i しる なお、 況査料は現イ,:_、 ピルニッ ツ城に保が\ゞ

れる。 )氏に美イ,n 館の所)',: 姐番',;-と記号が喰料で出さ札る 所蔵番号 49417

N 1 、 49418 · N 2 

IIふイ\ 17-w紀末 -18 世紀初

払 i,l: (mm)  花瓶 A(49417)  イと)Hし B(49418)

II径 307 2 3 0 1 2  309 4 309 

さ 655  6 

l,"...LIイぐ 198 5  200 1 

煎韮 2305 .1 g  2060 

2' 来歴

この花瓶は 1694年に選帝候として政権のI坐についたザクセン候フ リードリ ッ ヒ アウグスト 1 ill:  (1670-1733) の所蔵品である。 1721年に記された磁器の小城、オランダ髯殿の財産目録 に初があり、高台裏に記される N 1

N 2 の記号から目録の初めに記載されるものと分かる。 このことからこの花瓶は彼の収集品の中でもひときわ重要な資料と考えられる。

アウグス ト 1 世はアウグストデア シュタルケとも呼ばれ 1697年にポーランド王アウグスト

(6)

11]む裟、I牡]11、'i 糸全1と)机 79 

2 II しとな り、 ヨーロ ッパの列強に)~I Iわった。 彼は多くの建辿物を辿るとともに、 ll翁j磁悩を初め の必術,',心を収集 した。 財賄11録でli-i も い記録は1717 年であるが、 小元令とされ、 1721 年 に始ま ったオランダ·,,: ;,殿の家財 11録にはII 本製、 中 1叶製との北別があるほか、 1779年の11録 は現介 と 1,i]~; 品な規校に東各J用さ れたと 名:えられて い る。 のl,iJ文術舟'[所蔵の磁岱 う

1670  1 690 年に制作されたと名えられるイ)l)Jー !Iしの査料でも1621 年の財 1;{11録に登場してい'o)'-­

とから、視査料も1621 年以 Ij1jに)l栂人されたというだけで、 制作年代は明仰でなし。

3' 形状

円~I多端反りの口緑部を持つ人・ );1リの花瓶で左右ー刈である。 II 廻りと晶台はII形で、 II緑と,·,",·j 台先端部に面を作る。 1•,::j台と 似j台 I·.部の間に111闊5 ミ の1叩1形の界綜が付く。 中央筒部分 i 面の面取りで、各面は祁 Iの膨らみがある。 1(1i取り は中央 I·.部からI I緑部分にかって形を,:,セ

し、 各面の角は丸い。 高台は端)又り で)氏災をI lj形にガI]り、徽妙な罰探れを作る。 内側は脳 円形で、外側の形状に合わせている。 内)i( はほほ··1吐II_であるが、微妙に快られる。 ABの仕瓶 では口縁部の径が異なり、ともに柘11 I形に歪んでい る。 また、 1·.":j 台)氏に索地の狂いがある。

(保存状態ので詳細

4' 加飾

現資料の口縁内外と似j台、 ,·,·,·j 台土部に令の'Il、'i絵、 )氏を除く 外1 川の令血に令銀のぎ畠 し心 絵、 平蒔絵、 高蒔絵を併 して文様を枯'jく。

次に、文様蒔絵の項にわけて詳述

「文様」

端ii又り の口縁内部に流水文を付ける。 化瓶のAと Bでは流水の表h'l が災なる。 Aの化瓶はI を 4 分し左巻と右巻に礼','J巻 く流水をよ祝、流れの初めと終わりが区1叫綜のように流水の外側 と内側に 2 木から 6 本の線として人る。 Bの化)f」心は流水の内側にA と1,i]~'化な線は人らず、令体 を 3 分割lし、人きく れ巻にi/,'!i巻く流水、小さく 巻の汁,’り巻きやり闘になりきらない流水を札'j 、。 双方の廿が絵線を比餃するとA は糸Ill< 、 Bは人<仲びやかである。

II緑の外側と,',●:j台に中 I ,;.I風の), lj-I『tを付ける。 II緑の外側ではII緑から 卜.部にかって),~イ Iw~

巻ながら延びる),州'れが令1本で逆三fり)1多になるように、いわゆる鋸歯状に各I(1jに対応して配さ i し

る。 鋸歯状の),lj·1'れには人·小あり、 1 日 (1jが大きく、 人·小が各に父I(に配される。 ,·,·,·j台外側にも

)内点をめぐらすが、 Bでは全体を 6 ll11t11に分け、 1',・い合の 卜.側から延びる錢と I·.側から延びみ,11::,;

を交五に配すが、 A では 5l:X:pt,1に分けるため I·.側より延ひる),':・・1'れが隣り介せにな、…

い (1iと背1(1iに枠緑を設けそのI 11IiI 水楼l#J文4兼、兎の番や1\\・イとなどを配す。 I 日 (1 jでは、窓 l)1L 土部の辿Ii Iを辿なる様に耕iき、 中揺としてIi Iと山頂に一爪の黙や樹本を表す。 削揺には料と ,. 殷の I·に楼閣、'家屈、 り\化、樹木を表し、  ,.殷から宕に栢をかけ、流水を流す。

 

I

. キ

部には突こ た店·と松、束詞、柳や,'化を表す。 背I(1jは削誼のみで、松と磁,胃I·.部に枯'jき、顧がii:_1(1 jを刷 いた兎と側而をき 1'(ち I·.がり松'tを111]いた兎の- ·番を J<;'iJI1央に配し、その),';·JIJHに l)J,kと店、 位灰と鉗、 ''れと流水を配 7

化)fれの,,,,j 側 I(1jには糸Ill長い窓枠内に人い糾•オ各 r-を人れ、 そのを釧い線でIJi:Iみ化必を;,1: 

-~

(7)

、幾何文様として連続させる。 高台土部の各面には、 荘竜文 (小型の神)が原型と考えられ る文様を配す。 迅文は龍か変化した中国風の文様で、 中国の而周時代の青銅器に兄られるもの で、器役文が怪獣の頻を 止 1(1iから兄たものであるのに対して、升竜文は姿の全体を表したもの とされ·o,

「Ii、じ絵」

d、Iii 絵は111)、1の流水と II緑外部と,·::j台の/,lf·1店、屯文を'Ji.ii、I/・絵、 側 l 川の格(に化袋文様を伯I

11、\Ji絵と .,勺籍絵を 7·o,

l 日 (1iのii I水核l#l文様は辿絨と'I I屎をイl汁ぎ出 しI!、1,1絵、 1iii誼を研ぎ出 し1硲絵、 平 1/ふ絵、高蒔絵を

併川して表す 似j11、1,;絵の部に梨 r 地が兄られる他、付枯'jきや令銀のり)令、 1·Ni'.'ill り'‘:りの技法を

使川する。 次に、況査料に使川される1灼絵技法の牛『徴を列,記す ·o,

• I!、1,; 絵粉は令銀粉を 1史川するが、令粉は金色の強い粉とそうでない粉の 2 種類があ り、小純物

の多い粉は本米青色味の強い粉と名え られる )'•1 なる粉はそれぞれの又様で使い分ける

に、各1(1 iに配される 11緑外1 川の/,lf・,•.1.:と 位又はl,iJ1(1iにIii]じ粉を1史い、父,,:に粉を変え·o,

・ 文枯の訓りいけは、窓枠を漆で村,\き、欽を多く含んだ粉をIi、杭き付ける 述II Iは弁杯i漆でおオ‘

かの線で割 リ付けする。 1各一(文様や培の·部に;;1,:I I を1史い、令の梢粉をii、ii き付ける

令銀の研ぎIi、Iii 絵と銀の'ji.1/、り絵の I'・付けは透き漆、令の 'I勺淋絵と,げ洲ぷ絵、令銀のり)令に i

絵漆を 1史川する 1沐lけの弁杯iの頻利の込みはI!、1,; 絵には少なく、 切令には多し

• ·1 備、ヤ絵の樹木や1\'1:花の菜、 1·:·1·.J-1xの一部に耕咽I] りが兄 られ、 4花に店のれ『j',l/1]り は)、ゞく表況し

ており牛、'j:徴があ·o,

.似j11~j.絵には漆 I·げの苅松1,•,':j ii、ii絵と地の粉 I·.げの似j11、1,i 絵の 2種類がある 湘肉,·::j1/、り絵は漆 I·.げ 漆を使て文様部分を一・)文 げ表を整えた後、粉を1/、1,i の粉 I·.[,●:j1/、\i絵に使川 れる 卜地は訊褐色で粒 fが0.01~0.02mm 人の漆 I'・地を J  2 1111 

 

I

. キ

げ、、'且漆を喰り 立てる ,,::j 肉 I·げは最大で l.2~1.3mmの)り[みがあ·o,

・イ履と文の部には赤味の強い沐漆を 1ヽ・付けし令の丸粉を柑く d、V く いわゆる絵梨 r 地の技払が あるほか、松のイもでは、 同様の 卜.けに令銀を祉し1/、Ii きをする 朱漆の I·.に銀をdふ<この技法

化予)又)心で銹化しやすく なる特徴があ 'oJ

・ 松、樹木、核l#lなどの,','り d、Iii 絵に付枯'jきがあり、 4、'j:に兎では℃の一•オ

・ 兎のIIや髭などを焦色漆で村,'jくが、漆の透けがほとんどないことから、透き漆に油頼や松煉 を紬り込んだ漆と判断できる

.似j1/、I/ 絵の岩の一部に梨子による i廿 しがあり、 ,•,':j 卜げし、漆で如 (1jを丸各えた後で梨粉を蘭;

冷り込み、的いて it」~ げている

・ 文様は恭本的に左右対称をなすが、よく 比絞するとそれぞれ対応する部分で文様が躾なり、

対応する箇所でも文オ浜がない部分もある。

. 蒔絵粉は丸粉、 ·1111粉、梨子地粉が使川される。 Mぎ出 し蒔絵、 平蒔絵、高蘭絵の各蒋絵と もに丸粉の 2-5 号粉を使うが、 研ぎ出し消絵が荒め、平消絵とげり消絵は細かめの粉が多く 混

`・ たものを1史川する。平日粉は 1 号以下の粉と 7~8 号粉、梨子地では 1  3 号粉を使用す る。

(8)

5' 構造技法

と楳漆の瑣に分けその~)'i 辿技法を明確にす 'o/

<索地〉

11}(む必1#)1紺糸会1 とif瓦 81 

11緑部分は柏のオ」UI 材を)j 形に指物で合わせ、 輯鑢で1成)1多する 中央岱i部分は指物で、柏の

~JI」材を八 1りJI多節状に牛留めし、外側をで削り、各面に膨らみを持たせる 中火篇部分の

側は筒状にで削 り込む。 恥台は1 叶椋の木地を芯をして縦木収りし、 'lilJ伯甑で成形する

れぞれ使用されたと考え られる木地 lilt',\と木地駆は少なくとも次の辿り 口緑 幅 80mm J旱62mm

中央 幅 63mm )早 35mm 司台 幅 200mm 四 70mm

ロ緑の素地の方彩の接合部は 廿:_1(1 iからて筒聖1(1 j 」[又り)図,1(1 iのほは中央に合わせて桜合 れ、 素地の矧ぎ面同ゴ:をずらして接合する 断 1(1iの)ばみは11緑辺では 3.3~3. 7mmで、下 厚を引 くと素地)りは 2.0~2.7mmと非常に紺く、 1(1i取り本地との接合部でも 2.5~3.5rnm、 111 央部では 3.9mm と全体に阿く什 Iげられている 11緑部と 中火部を 日から 57mm 、中央部と 高台は下から69mmのところで1裟合、索地の接合には膠を使川する 高台には素地の厚みがあ

り 全1本のおも りの役11 も朱た]

<柑渠漆〉

11緑と中央筒部分、高台部分は々に 1、地と墜りを辿め、 1人JI川の 塗りが入った時点で高, I を1妾イ介し、 外1(1iの下を施 ]

布芥せは、 地lj落部分の観探調杏と X 綜透過 'If 具から、 I l緑部分内側と高台上部に入る。 布の 種類は麻を使川する ィ]J・イ汗せはそれぞれ索接合部の袖強のために施し、 A の口縁では、内側 索の接合部分内側から外側に 8mm、 Bでは12mmかけるように 高台」□部では稜線力

に約 30mm 、 卜.に約 20mmかけ、 11w;45   50 mm 11w; のイりが巻きけるように貼り込む。 11緑 部分に使川されるは 1cmに16~20 本で才りiI Iに比べ縦IIのほうが粗い什成りの布を使用する 高台」;部では 1cmに 20~21 本とか く、談緑色に染色された布を使川する。 布着せ接粋の 木地部分と布の繊維に絡んだ漆が観察でき、 イIi1\ せに桜着川に批判作した澱粉質を含んだ漆を使 用するのが分かる 11緑では漆を I· 分使い強く イI: I

キ 

げるのに対して,',り台」部では繊維に絡んだ 漆は少なく 的弱

は赤褐色の粒 と)火色の利い 卜地、 明)火色のかい 卜.地を使川 し、 A と B の I l緑部で(

下地の色味が児なる すべて漆 卜地であ り、徴妙な色味の述いは漆の混人址や劣化による追い とす化察され、 11緑部分は漆の合d1t が多く 、)氏は少ない1本では 2 種翡:.i の下地材料を使川 し たと考えられる Aの11緑は赤褐色のの粉 卜地、 B の11緑では)火色のの粉下地を 2 J洲施 此に)火色の地の粉 卜地を 2J粋施し、 ,·,":j 台の)氏には ,)i;褐色の地の粉 卜地を外1(1 iの 一うに付け,oJ

喰りは、 卜玲り と 中喰りに、1 且漆を令1本に喰り込む 中喰りの漆は凱があり、 内部の)氏と),',']辺 は唸り 立てで1I

I

キ 

げる :且漆に変色はない

 

I

. キ

喰りは透き漆で1州 (1i ド部を除く 仝に整り込 れ、 )氏を除く外1(りの令てと中火 ti'i 内部の I·翡益部分までを)杓き、 艶 I·.げを行う

ド地および喰りの)i/みは、 11緑部分では内側の 1、地と裕りで0.2~0.25mm、 外側の布府せ、

(9)

I.  2 

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花se

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58g

_198209面

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11糾求分)

(vase A) 

118ー3 破損状態と復元箇所(花瓶 BI-I 緑部分)

Missing and reconstructed parts (vase B) 

(10)

1117]'(れ姜I移l,〗糸全1EJf屈. 83 

卜地と唸りで0.650. 7mm4漿準flりでしっかりとられてい,o.l 6' 保存状態

JJ虞料は外粕がなく艮期間そのまま1応\されていたため岱)l合令体が)J衿や埃が付芥、 4、'j':に、 I',,'!

1/ふ絵の際には}旱< 淵まつていた。 -:li(ijにはヨーロッパラッカーとわれる裕りが被り、 :.1.1;

漆 I面や蒔絵にむらをっていた。 特に、高台と位j 台」.部のJ;lf

キ 

文の金の1/、じ絵 I·. <

被り、茶色く変色していた。 また、各所に接者剤や愈料の付許がられた。 I

. 冷りの透き漆←

紫外線に る劣がみられ、辺が0.020. 06の多角形状にかい断紋が人る とともに Iキ. 冷 り膜が剥離、茶色の斑を作っていた。また、 一部で劉l羹か剥落していた。 卜地の地lj/1.\lf;の辿和 or~

よる大きな断紋も各所にあった。

木地の収縮や経年変によ っての歪みが牛じ、索地の接介部分とその)討l辺に裂や翡 ,L が入っていた。 縦木取りの似j台の本には本11 と直 1り)j 向に ',Iii]れが数条はしり、内側の人・~;/-, 割れや亀裂が外而にまで延びていた。

花瓶 AB共に11緑部分が人き<倣姐し、 Aでは11緑部のPLI分の二、 B では三分の二が)H認各 し、 地と下地がb'柑出 していた。 破損の術幣で木11が崩れ、下地と硲膜に剥離があっ た。 11緑部の破)『が別途仰t,;ヽ:されていたが、 !!札合によ って化)訊 Aでは Ii.J'i· 、 B では) 'i. あり、 双方ともに辺が欠失しいた。 また、それぞれの似)',·に地の歪みや捩れが兄られるほ力、

れ、 卜地や冷膜の、依lj閲wが竹・しく 、 1Y.支の)打Jlnlに、依lj洛が多く 兄られた。 各所に打祖があ り、下地や木地が祉枠畠し、 一部に裕膜の1陥没があった。 また、 )i(1(1iを中心に各所に掠り1蒻があ った。

花瓶 B 外 ド部外)の二分の一に i部紙がセルロ一スにより貼り込まれ、森牛がされていた。 紙を除士、した後の状態は、 )ムい1rri柏に依lj裕があった。 人き い部分は縦 60mmA沙し 160mm 、縦 20 mm 横90mmの二箇所 その他縦梢 10mm利度裕が二箇所あった。 きな依lj落部分の J?;·j には膠による後Ill:修 J用が人り、地lj洛部分には後W修耶のi'Iし、 卜地、1 且い唸料が唸られていた か、すでに一部で糾落し下地と11iィi"i'"せが幽出していた。

花瓶 All緑断)[の一合成樹)指による接省·跡があった。 1 り扱 1介された断)『の1村外)i'o']に l 蒔絵の上に金彩と黒色命料が硲られたが、 彩が変色によ り焦することで)'iil IJHら 11 立ってしま つていた。

銀の蒔絵粉やt))金に銹が兄られ、変色し、 1/ふ絵粉では鈷が金粉や徐膜にまで及んいた。 切金は地金が崩れすでに多くが地lj格しいた。 また、 iiふ絵粉の、'.f<IJ洛や捺れによってti 「冷り 1(1iが

部で露していた。 7' 修理仕様

修判!.は現在、文化)1'の#の)じしこ 1jわれている漆じ文化財保イf修J・用に則 り、 )瓜則としてJJじI犬 維持修 J用)&本に 1jキ しヽ、 {i)姐J1 部分は一部 1如した。 修J叶!.11ijに祝賓利の索地 卜地、整り、 1淋絵 をそれぞれ技法の I·.ら I· 分な粛隣を 1jキ い、修似 1·.和を u妙こした。 現在のilhみの祝状を記録に とどめ、修凹!_ ijjの'I辺'計蔽彩をし、修J唄後と比較出米るようにした。 索材は制作技法や使) ll

れた材料を考態に人れた」·. で選択し、 II本骰の漆を中心に厳選された材料を選び使川した。

(11)

ロ縁の欠損1断片は現資料の素地技法と同様の方法を用いて木地を制作 し、 形態のみを復元 し、蒔絵は行わないこととした。 復元塗膜は周辺に表情を合わせ、艶消 しで仕上げた。 また、 後机に節布されたラッカー墜股は除去をする事を方針としたが、溶剤では簡単に除去 L片来ず、

本米の愈)l如劣化の現状を考胞に入れ、 過炭な除去作業は迎けた 後世の修削'はi'-1~,来うるがぎり これを除 L し、ク<損整股には 1サ也をし11緑部分の1以九部分とliiJオ泊にイ1」げた 蒔絵の上に入っ た袖彩は除弘後間1川のラッ カーのた色と合わなくなるため、新たにアク リ ルを心に訓整

した絵の具でネrn彩した 修似に関しての也、点は担'''1宜と協議しその内容をン上めた 8' 保存修理

保介修JIせにあたては 1山のような修J咀力針としたが、 次に、 1呆介修 JIJ!.

I : 

利に沿って具体的 に説明を加える。

初めに、狡料令血を狡っている埃や柘れの揺除は、 t枠使って埃を払い、水とアルコール を社t合した裕液を汎いさらしの綿布に合ませ j ,.序に取り除いた。 次に、 衣1(旧こ倣った祢料股の 除去ため約 2 0 種類の浴剤を)IJ総し、部分的に喰料の除ムを試みた。 その鮎呆、 ¥食料)l文は裕 剤ではほと んど収り Lることド-r-- が名:えられた。 しか なっているため除 ムは危険な竹菜となる。 このことからラッカー院)l如の除L- は行わず、容易に落ちる巧れのみに 佑めた。 さ らに、 }itlj裕の危険のある冷膜悩l所に小)『に切った)(((波紙澱粉糊貼 り、 作業で の地lj洛を f勒 した。

勺化した漆捌l災を袖強するため、漆囚めを行った。 ,‑.  り漆使る透き)し木に 1

1: 味漆を)JIIえ訓介、浴剤で希釈し登股断紋に合反、 ヽノ.臼令にふき取った

什業での転飼Iリj 」 と)

I : 

イ'、j"- 作又をするために祝査料の形状に合わせた本枠を制竹した。 台)が.

血には似冶径に介わせて)診に削った合椒をj•;バき、 ,·::;台が横にずれないようにし、 央 L部は 本枠から 1枠でIiしIJiから叶めた。 さらに、 作業は内)氏)文でくるんだ屯り を?i:き 安巫させ

'‑0 

次に、咆股糸lj翡Hi部分の1」オ'\を1iった 小麦粉と水、 11・・ 正味漆を混合 した女:漆を接ぷ川に誂l整 し、浴剤で希釈し合浸、 順次)1・・イ介した。 破伍したII緑周lnlと付屈した断)',·の地I]離は)I : 1'『部分の 形状に合わせ小さなプラスティク板とゴム椒を使い、 小)'/!のクランプで) 1:‑,;{,: した そのの部 分はプラスティク板とゴム椒を判離部分にあて、 木枠を文、1仄に本製または竹製のヒゴで細かく JI:)」をかげ仄定させた 断片の一部で打損によ て塗Jl莫が陥没していた部分は、 一部の木地を 除 l、し、本米の)診状の外型を作り、 素地側から抑え、)I多状を)火した。 II緑の)ばJI川や高台部分の 索地からの亀裂に麦漆を含浸、接着 し安定させた また、 II緑の索地が·;·G令に割れて本米の位 招から外れていた部分はずれを修正して接秤した

払礎修埋が全て終了 した段階で、 脱落した断片の接料を行た。 初めに、 視査料のII緑部と 脱裕した断片の歪みの状況を把握 した。 壊れていない日縁部に歪みが兄られる他、 端反り 断片 は端反り方向にアールが強くなり 、断面があわなくなっていた。 それぞれの断片の位置を正確 に把固し、 接着順を決定した。 次に、 断片の素地に適度の湿度を与え木地を柔軟にし、順次歪 みを修」卜するように接着した。 接着には麦漆を使用し、 木枠と ヒゴを使って部分的に圧力をか け及定させ、十分乾燥させた。

(12)

111ノ]'(~汲·I科Ji1H,会オと)fl(  85 

化)訊II),'dI川IIが絵 I彩された後Ill修則を彫刻)Jと ゴムを使い除 l、•した。 B 外I(1j  ト部破廿1 部分の明るい灰色 ド地と、'且色の冷り の後Ill:修J用を取り L り 、 依lj/il[t したイJiイ•'j"-せを支漆で 抑えた。 本米の漆膜の Iに釆っている喰料はそのままとした。 最後に、 触指による1 り·、'./<iJ落を r 防するため、条1」}月lh依lj落していた唸)j莫の際に極< 少加の訓かい漆 卜地を施 し、乾媒後、 1 り)文部分 に漆li'ilめをおこなったIll.修」唱を除 l、· した部分で色がる< 11 , ':tて しまた部分はイ ン クとアク リル絵の具を 1升川 して色合わせを行った。

9' 復元修理

欠損素地の復元の工程を順次説明する。

初めに、口縁部分の型を作るため、「l縁部分の内側と外側の断面の形状を岸紙で収り、 AB

それぞれの日径の内外を計祖I] した。 次に、 側 1がJ「1(iiのJI多状と 11径内外の形をアク リル板で作り、

AB の内型と外型を水枯土で成形した。その粘」:形をバげで型取りし、口縁内部は雄型、外部

は雌型を石膏で作った。

調査から判明した素地れ灼辿と,,i]~ 焔に似)じするため、 卜分収乞媒させた檜の柾目材を用意した。 口縁部の木目方向と木断 1(1jを合わるとともに、 11緑部の力.形に糾んだ木地の矧ぎ目にも合オ せて復元木地を造った。 初めに、木地を鋸や慇で流収りし、 切 り出 し小刀や小さな反り台飽を 使って石膏型に合わせながら1付外を削った。 次に、 1幻じ本地を祝査料·の欠損断面の凹凸に合わ

せて微調整した

復元した断片はクく落断片と1丘Hlの)j 法を川いて麦漆で桜沿―•した。

I . 

分乾燥させた後、 本米の 塗りとべ僅かに 卜地似iさを げてイ I: I. げるよう 、 ,,—J: 欠失部とともに刻苧や下地を

し、いっ たん筋り をえて表1(1 iを照えた 似)じ部),';-J IJHの冷股に表附を合わせるため、 かい

炭粉を蒔き、透き漆を中心と した漆を削 〈唸り込み、表而を身各えた。 誠後に透き漆で摺漆を 2  3 1可え、)存JIJHに艶を合わせた

10,  時代背景

前記した通り、視汽料と!,i]オ最の形状を持つ漆 Li',んは1月内外をとはず作1夕りはほとんどない。 類 似した形の花瓶で11か代がさかのぼるものは、 II本からヨーロ ッパI 句けに輸出川に作られた陶磁 器の中に同様の形状のものを兄いだすことが畠米る。 ドレスデン11,.1立美術館所蔵の 「色絵花闊 文筒形瓶」 はその作例の一つである。 これは、 1670~90 年代にII本で制作された古イ引ブJ・集で 乳白手に松、栴、,l以をのびのびとす伯 く。 この化瓶は、 直径237mm ,キ, .'さ 443mm査料と比

較すると小さ く、),げ台 卜部の形は災なるが、端}又り と)1げ台 I·.部の形状が翡'、i似している。 また、 現査料以降に作された1'1叫,心に ドレスデン1,,.1,'(文術節所)l湖の 「色絵シノアズ ー文瓶 があ

る。 この査料は、 1725年~1730 年頃の ドイ ツ • マイ セン窯で作られたものであるが、人きさが 小さい点と)甚台 卜部の形を除けばほほl,i] じ形状で、 中火部分も 8 1(1iの而取りがある。 また文様·

も窓枠を設けて札'jいてお り、非·,:;:;に類似 している。 このことから況査料は 17甘紀 'I:':ばから輸出 れた伊)j' 札の)1多状を),り本に)i麟られたものであ り、 ヨーロ ッパ製の磁船の中には視査料の形 状を'IJ.したと名えられる査料が残されている。 18111.紀にはいっていわゆる古伊万見様式が確率 れると、 このよ うな1笥形の化)楓と俗に沈否砒;.:とばれる 5 、,,'.,:ないし 7 点のセッ としてwり作

(13)

され、欧州貴族の居間に飾られるようになった。

漆 J~r',心は 16世紀半ばに来H したポル トガル人がキリ ス ト捌係用具や身の回りの調度を 日本で 特注してヨーロ ッパに持ち帰った歴史がある。 また、江戸硲府が鎖国した以降も出島からもオ ランダ束イ ン ド会社を通じて18·1止紀末まで輸され続けた。 漆の作品は大変高価であったた め、 )~ff~.lJ心は手に入れる ことが米ず、 然的にそれをまねるジャパニングというヨーロッパラ

ッカーの技法が生まれた。

)j 、 17·111~紀半ばに中国では明が滅しし、それにかわって陶磁悩が1)1-JJ1'1‑. y)Jから大凪に輸出 れはじめ、)レイ 14ill. を初め、 ]・・・ 1応i"t /j次の',,:,,殿を彩った。 1694に選荀似として政椛の座につ いたザクセン1荻フ リ ード リ ッ ヒ アウグス ト 1 Illは 1710 年にマイセンに磁悩[場をヨー ッパ で始めて1姐設したことで1:J名であり 、 1715年煩か ら本格的に束汗:磁悩の収集を初め、竜騎兵 600 人と交換にプロイセン王から151イ1似1ilの磁店怜類を人手するほどでした。 1722年にはJ>tr;J磁器収集

,'tr', を収容するための‘炉;殿「 II本幽 を建設し、 況介 もツヴィンガー',,: ;,殿には 2}Jに及ふ磁器

コレクシ ョンがある。 現査料が現在保↑岱される レステン近郊のピ)レニッ ツはアウグス ト 1 111がツ ンガー',,:,;殿を設計したペッペルマンに依頼し姓築したもので、辿物!'I 体が束 i争趣味を 翡'l 視したものである。 現在は内部を改装し、」・芸/·!り物節と して使川され、彼の愛Ji'如,r',初めと

各種の工芸,11111を展示している。このこ とから、熱烈な陶磁岱の収集琢のアウグス ト 1 世·

が、 1'1分の',,:,; 殿城に飾るための花瓶を、 陶磁悩の形態を校して、 大変, •,':j 価束汀-:な文様の ついだ漆筋り蒔絵で特注したものではないかと容易に想像できる

おわりに

ドレスデン国立美術館所蔵の 「 II1/\ 絵化瓶」ば諭,'I',漆悩のでも1匈磁岱を校したものと し

て利J II されるものと言えよう。 輸出漆(.怜はJ見狩料のようにII 本 I.1,1J、lでは兄ることが出米ない)1多 状や衣視があるが、今回の修吐I'. で技法の I·. からも祈しい知兄を得る ことが米た。

洵:た漆芸品の修復 長年の11\Jにヨーロ ッパ:r,\ で施されたワ ックスやラッカーが表 1(1 jにされている資料が多く 、修理11、'i= 、1,',,:でどのように)j 針を巫め、 対応してゆくのかが なボイ ン ト となってくる。そのためには、修似技術名として過L から況在に11ってヨーロッパ で修似時に使用されてきた材料を学び、 科学者や洵外の修似打とも協力 してその対処方法を1iH 究していかな くてはならないと考える。

蔽後に、文化庁、東京国立文化財研究所、本文をまとめるにあたり御助言をいただいた諸氏 に感謝巾し上げたい。 また、 X 線透過撮彩をしていただいた野久保昌良氏簡l 礼をlj I し」け.、修 似報告とする。

(14)

水桜I→Ul蒔絵花瓶 87 

〇n the Restoration of "Sansuげolzahu Mahie Var‑,...,.," 

in the Collection of the National Museum of Art, vr 

Yoshihiko Yamashita 

"0ansu丘okaku makie vases" (va  nd pavilion) in  the collection of the National Museum of Art in Dresden was restored and partially  reproduced over a period of two years, from 1997 to 1999, at the restoration studi  of the Mejiro Urushi Institute of Research and Restoration. The work was comoletュ ed in March, 1999. 

The vases in question are a pair of large wooden vases coated with black  urushi. The main design on these vases consists of a landscape with a builclin0,  plant, flower and rabbit motifs depicted in gold and sliver malzie and lzirilzane insid 

In addition, 

ing parls wer 

Lcchnique. The final coating was applied only to th 

(15)

with t h a t  o f  t h e  s urrounding c o a t i n g  f i l m .  I t   was  d e c i d e d  n o t  t o  i n p a i n t  t h e  maki e .  We  w e r e a b l e  t o   o b t a i n  much new i n f o r m a t i o n  c o n c e r n i n g  t h e  s t r u c t u r e   o f   e xp o r t e d  u r u s hiw a r e  and t e c h n i q u e s  o f  d e c o r a t i o n  f r o m t h e  

exan廿 nation

o f  t h e  v a s e s  c o nduct e d  a s  a  p a r t  o f  t h e  r e s t o r a t i o n  w o r k .  I n  o r d e r  t o  match  t h e  shape o f   t h e  v a s e s   t o  t h a t  o f  c e ramic s ,  i n ge n i o u s  t e c h n i q u

es 

h a d  b e e n  u s e d .  F o r  e xampl e ,   t h   rim  w a s  m a d

w i t h  s

as

h imono t e c h n i q u e ,   u s i n

f o u r   b oa r d s  o f  s t r a i g h t ‑ g r a i n e d  J a p a n

ese cy

p r e s s   j o i n t e d  a t  an  a n g l e ,  a nd t h

l a t h

was  u s e d  f o r  s hap e ‑ f o r m i n g .  I n  

qu e  Japan e s e   b u t   a l   w e r e  u s e d 

̲.  f d 

n l y  o n e  o t h e r  s i m i l a r  l a r ge ma h i

vase r

e

m a i n i n g ,  a nd t h a t  i

s alr•

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d  b y  t h i

mu s e um  a l t h o u

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h  t h

o t h e r  h a l f  o f  t h

p a i r   h a s   l  t h a t  t h

m a nu f a c t u r e  o f  t h

v a s e s   w e  r e s t o r e d  h a d  l 

I  t h r o u

g

h  t h

Dut c h  E a s t  I n d i a Co mp a n y .  Thi s f a c L 

s

h ows h ow  mu c h h

w a 

a t t r a c t

e

d  t o  t h e  O r i

e

n t  a nd  h ow  p o w e r f u l  h

e wa 、

(16)

119  山水楼閣蒔絵花瓶(一対修 f11[1jij)

Sansui‑rokaku M akie Vases (bcfo r 

120  背 1 川の/Jil 飾(化)H(A 修叩jij)

n the back of vase A (bcf orc rcsLora‑ tion) 

山水桜閣蒔絵花瓶 89 

12右側1(1i 卜部の加飾 (化)H(A 修珊後)

Decoration in the lower part of the right side of  A (after restoration) 

122  化瓶 All緑部の破)',・ (修剛j1j)

The fragments from the rim of vase A (befor  restoration) 

(17)

品 f 

鼻-ー一.

: l

 

B ‑ ... 

oan in me nm or  vase  B toero 

The missin  restoration) 

~

127 

Fixing Lh  rim, vase l 

125  破片の漆塗膜剥離部分の圧着 (花瓶 A)

tabilizing the lifted urushi layer of the fragment,  Measuring for reconstruction of the missing parl  vase A  of the rim 

(18)

山水桜閣蒔絵花瓶 91 

129  枯ゴ形(外型)の制作

Forming a clay model 

...  そ、"ジ}、ゞへ

i i i &     . . ——

^

131 補材断1(1i諒l Filling the section of the wood 

し――

Dci 

~

~

U遍“‘

~ ~

13~ ,,, 水楼l~l蒔絵化瓶(一対 修J叶!.後)

ansui‑rokalzu Makie Vases (after restoration) 

(19)

Th 

136 付近の X 線透過写真(化)訊 A) (野久保:i'',艮氏枷彩)

The fool of vase A, x‑ray photograph, photo by  AfLcr 

M. Nokubo 

。゜

)0  C l o  

137化瓶 B口縁部の破損状況 (修理前 140  花瓶 B高台上部(修理後

The missing part in  the  rim of  vase B (before Upper part of the foot of vase B (after restoralion)  restoration) 

参照

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