重症消化不良症 の発生病理に関 する研究
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(2) 1370. 猪. 木. 悌. 三. 知 り之 を 通 し て 間 葉 機 能 の 低 下 を窺 ひ 得 る事. 回 乃 至 第4回. を 述 べ た.. 量 は 各1c.c.中. 古 来 抗 体 並 に血 清 蛋 白 産 生 母 地 に 関 し て は. mg,. は 生 菌 浮 游 液 を 使 用 し,そ 夫 々0.025mg,. 0.25mgと. 0.05mg,. し 毎 回 各 々 の0.2c.c.を. 多 数 の 説 が あ りそ の 帰 一 す る所 を 知 ら な か つ. に4日. た が,近. 群 は 免 疫 を 施 さ ず 対 照 と した.. 年 に 至 り形 質 細 胞 が 抗 体 並 に 血 清 グ. ロ ブ リ ン産 生 と密 接 な る関 係 の あ る事 が 多 く の 研 究 に よ つ て 認 め ら れ,そ. の所見 は既 に不. 動 の もの と な つ た 感 が あ る.果 ば 血 清 凝 集 価,血. し て然 り とせ. 清 比 重及 び形質 細 胞 出現率. 間 隔 を 以 て 注 入 し た.第2群. 免 疫 終 了 後 第3, 群5匹. 染 色 を 施 し た.. の 実 験 を 行 つ た.. 第一章. 速 に 乾 燥 固 定 後 メ イ ・ギ ムザ. 形 質 細 胞 の出現 率 は常 温 非免 疫群 に於 て認 め ら る ゝ生 理 的 の 程 度 を(+)で. 緒. 現 は し,標. 本 中 に 発 見 出来 な か つ た 場 合 を(‑),明. 慢性欝熱マウスの大網に. 1.. 5, 7, 10, 15, 30日 目 に各. 増 加 せ る場 合を(〓)と 3.. 於け る形質細胞の消長. 及 び 第4. し,大 網 を 出 来 得 る限 り完 全 に 切 除 し伸 展 標. 態 に よつ て 血 清 凝 集 価 及 び 血 清 比 重 の低 下 す. を 以 て す る も 窺 ひ 得 る筈 で あ る と考 へ て 本 編. 腹腔内. 宛 を 心 臟 穿 刺 に よ り採 血 後 直 ち に 開 腹. 本67)を作 製,急. 亦 低 下 し,間 葉 機 能 の 低 下 は 形 質 細 胞 の 消 長. 0.10. (2) 形 質 細 胞 の 検 索 法. の 三 者 は 或 る程 度 並 行 関 係 を 示 し慢 性 欝 熱 状. る 如 き場 合は 之 と並 行 して 形 質 細 胞 出現 率 も. の菌. かに. した.. 研 究 成 績. (1) 体 重 増 加 率 及 び 斃 死 率. 言. 第 一 編 に 於 て述 べ た 通 りで あ る.即 ち平 均. 本章に於 ては腹腔内に注入 された抗元が直. 体 重 増 加 率 は 欝 熱 群 に於 て 著 し く低 く,斃 死. 接作用すべき大網 に於け る形質細胞の消長 よ. 率 は 欝 熱 免 疫 群 に 於 て 最 大 で あ り,欝 熱 非 免. り慢性欝熱 による間葉機能 の低下 を窺はんと. 疫 群,常. した.. い.実 験 期 間 中 伝 染 性 疾 患 等 に よ る大 量 の斃. 温 免 疫 群,常. 温 非 免 疫 群 の順 序 に 低. 死 は 見 られ な か つ た.. 2.. 研究材料並に方法. (1) 使 用 動 物,欝. (2) 大 網 に於 け る形 質 細 胞 の 消 長. 熱 方 法及 び免 疫 方 法. 成 績 は 第 一 表 に 示 す 通 りで あ る.即 ち欝. 第 一編 の 実 験 に 於 て 慢 性 欝 熱 状 態 を惹 起 せ. 熱 免疫 群,常. 温 免 疫 群 に 於 て は 非 免 疫 群 に比. し め 普 通 大 腸 菌 免 疫 を 行 つ た マ ウ ス群 及 び そ. し何 れ も 大 網 中 に 著 明 な 形 質 細 胞 の 増 殖 を. の 対 照 群 を そ の 儘 使 用 し た.. 示 した.免 疫 終 了 後3日. 即 ち190匹 て,第1群. の 白 色 健 康 マ ウ スを4群. 及 び 第2群. Couveuse中. 各50匹 は 新 生 児 哺 育 用. で 比 湿 は 終 始85%乃. 保 ち つ ゝ,温 度 を 湿 球 温 度22℃ 昇 し て35日 で40日. 目 に30℃. 間,合. 計75日. を 惹 起 せ し め た.第3群. に分 つ. 7日 目に は 大 部 分 の例 に 於 て 多 数 の形 質 細 胞 が 見 られ,以 後 少 く と も15日. よ り漸 次 上. 大 網 中 に 形 質 細 胞 増 殖 の 像 を 示 し て居 る.而. 目迄 大 部分 は. し て 殆 ど 常 に 大 網 の 周 辺 部 を 走 る小 血 管 の 周. 間 飼 育 し慢 性 欝 熱 状 態. 圍 に 集 簇 的 に 発 生 し て居 り,時 と し て 之等 を. 及 び 第4群. 各45匹 は. 至75%で. し. 離 れ 七 大 網 中 に 群 在 す る像 が 見 られ た.(附 図 1.2). 乃 至20℃,. この形質細胞増 殖の開始時期,存 続期間及. あ つ た.第1群. びその程度は欝熱免疫群 と常温免疫群の間に. に 対 して は 飼 育 開 始30目 目 よ り4. 回, 15日 間 に 亘 つ て 普 通 大 腸 菌 に よ る能 働 免 疫 を 行 つ た.第1回. 目乃 至. に 達 せ し め 爾 後30℃. て そ の 間 の 湿 球 温 度 は 概 ね10℃. 及 び 第3群. に 於 て 形 質 細 胞 の 増 殖 が見 られ,5日. 至95%に. 常 温 環 境 下 に 同 期 間 飼 育 し対 照 と し た.而. 比 湿 は 概 ね60%乃. 目 に 於 で既 に大 網 中. は 加 熱 殺 菌 ワ クチ ン,第2. 殆 ど差 を認め る事は出来 なかつた. 又非免疫群 に於 ても大網 中に〓 々形質細胞 が認 められるが,之 が群在す るが如 き像は見..
(3) 重症消化不良症 の発生病理 に関す る研究 第一表. 1371. 大網 に於 け る形質細胞出現率(各 数値は例数 を示す). られ ず 概 ね 個 々散 在 の 程 度 で あ る.而. して欝. 熱 非 免 疫 群 と 常 温 非 免 疫 群 と を 比 較 す る と, そ の 出現 率 は 略 々 同 程 度 で あ り欝 熱 非 免 疫 群 に於 て 特 に 減 少 或 は 増 加 の 像 は 認 め ら れ な か つ た.. 染 性 結 節 形 成 の過 程 に あ りそ の 車 輻 傾 向 の 程 度 の 未 だ 弱 き も の 等 を 認 め た. (ⅰ)(ⅱ)間. に は 明 か に 移 行 型 が 見 ら れ,又. 処 々 に 核 分 裂 像 を 見 た. 以 上 の 所 見 よ り(ⅰ)に. 之 を 要 す る に,大 網 中 の 形 質 細 胞 出 現 率 は 欝熱 とは 余 り著 明 な 関 係 は 認 め ら れ ず,寧. ろ. 胞 を 成 熟 型, (ii)に. 属 す る型 の 形 質 細. 属 す る型 の も の を 未 熟 型. と した.. 專 ら免 疫 との 関 係 の み が 見 ら れ た. 4.. 尚 何 れ の 場 合 に 於 て も以 上 の 形 質 細 胞 性 浸 潤 の 他 に,淋 巴 球 或 は 組 織 球 等 の 著 明 な増 殖 の像 は 認 め ら れ な か つ た. (3) 形 質 細 胞 の 成 熟 型 と未 熟 型(附. 考. 按. 大 網 中 に 於 け る形 質 細 胞 に 関 し て は 古 来 多 数 の 記 載 が あ る.. 図3). Beattie12)は 腸 間 膜 及 び 大 網 に 於 て 炎 症 性. 以 上 の 形 質 細 胞 性 浸 潤 に 就 て見 る と, (i) そ の 周辺 部 に 於 て は 所 謂Marschalko型7)の. 形. 変 化 を惹 起 せ し め る と そ の血 管 周 圍 に 形 質 細 胞 の 発 生 す る を 認 め, Schwarz16)は. 家 兎 大網. 質 細 胞,即 ち 原 形 質 は 幅 広 く好 塩 基 性 で 清 明. 乳 斑 中に形 質 細 胞 の常在 す る事及 び炎症 の際. な る核 側 暈 を 有 し核 は 胞 体 の 偏 在 位 に あ り,. は そ の 血 管 周 圍 に 発 生 す る 事 を 述 べ て 居 る.. 核 の辺 縁 部 に 規 則 正 し く配 列 せ る 濃 染 性 且 つ. Joannovics22)は 海 〓 の 腹 腔 内 に 鵞 鳥 の 血 液 を. 粗 大 な る ク ロ マ チ ン粒 塊 を 有 す る も の,及. び. 注 入 し,速 水26)は 家 兎 腹 腔 内 に 結 核 菌 の ブ イ. 原 形 質 の 好 塩 基 性 の 度 を減 じ,核 及 び 胞 体 中. ヨ ン培 養 液 を 注 入 して 何 れ も大 網 中 に 形 質 細. に多 数 の 空 胞 を 有 す る も の を 多 く認 め た.. 胞 の 多 数 発 生 せ る像 を 見 て 居 る. Miller46)は. (ⅱ)一 般 に 浸 潤 の 中 心 部 に 向 ふ 程(ⅰ)よ. 結 核 菌 の 菌 体 蛋 白 を家 兎 腹 腔 内 に 注 入 し,大. り. 小 型 で淋 巴 球 に 似 た も の が 多 数 存 在 す る.然. 網 の 肥 厚,粗. しそ の核 は 既 に 明 か な 車 輻 状 を 呈 し,胞 体 は. 管 等 が 増 加 しそ の 間 に 形 質 細 胞 の 著 し く増 加. 狹 く好 塩 基 性 の 度 強 く,核 側 暈 は 有 す る も の. す る を認 め,対 照 と し て5匹. も有 しな い も の もあ る.又 胞 体 が 不 正 な る 三. 網 を 調 べ て そ の2匹. 角形 を呈 す る も の,或 は 核 の漸 く粗 大 化 し濃. 認 め た の み で あ る と述 べ て居 る.平 田 等70),86). 〓 化 と共 に 繊 維 組 織,乳. 斑,血. の健 康 家 兎 の大. に於 て少 数 の形 質 細 胞 を.
(4) 1372. 猪. 木. 悌. 三. は 核 酸 及 び 核蛋 白を マ ウスの 腹腔 内に 注 入 し. 最 近 天 野68), 71), 85)は 血 管 外 膜 細 胞 よ り直 接. 先 づ 大 網 周 辺 部 を走 る 毛 細 管 の 周 圍 に 於 て 形. 車 輻 傾 向 を既 に 表 は して 居 る 核 を もち 小 型 不. 質 細 胞 反 応 が 起 り,や. 正 三 角 形 を 呈 す る未 熟 形 質 細 胞 を 生 じ,之 が. が て血 管 を 〓れ て も集. 団 分 布 す る に 至 る 事 を 見 て 居 る.以 Jolly8),. Maximow18),. Dubreuil31),. 上 の 他,. Schaffer21),. Marchand31),清. Hertz27),. 野41)等. も動 物 の. 小 淋 巴 球 形 を 経 てMarschalko型. 形質細 胞 に. 発 育 す る過 程 を 追 求 し得 て,「 外 膜 形 質 細 胞 系 」 な る 概 念 を 提 唱 し た.私. の実 験に於て. 大 網 中 に は 形 質 細 胞 が 常 在 す る事 を 観 察 記 載. は,そ. し て 居 る.. メ ィ ・ギ ムザ 染 色 法 に の み 限 り各 種 の 方 法 を. の 例 数 も 少 く,又 観 察 方 法 も伸 展 固 定. 私 の 実 験 に 於 て も常 温 非 免 疫 群 の 大 網 に於. 用 ひ て 凡 ゆ る 角 度 よ り之 を 検 討 す る機 会 を得. て屡 々形 質 細 胞 が 存 在 し,且 つ 大 腸 菌 の 腹 腔. な か つ た の で,形 質 細 胞 の 由来 に 関 し て確 乎. 内 注 入 に よつ て大 網 殊 に そ の 血 管 周 圍 に於 て. た る 所 見 を 得 る事 は 出 来 な か つ た.然. 形 質 細 胞 の 発 生 増 殖 す る事 を 認 め た の は 以 上. 中 の 形 質 細 胞 性 浸 潤 に於 て 淋 巴 球 と見 紛 ふ も. 諸 家 の 所 見 と一 致 す る所 で あ る.. の も之 を 仔 細 に 観 察 す れ ば 明 か に 小 淋 巴 球 型. 欝 熱 免疫 群 と常 温 免 疫 群 と の 間 に形 質 細 胞 出 現 率 に 差 を見 な か つ た の は,反. し標 本. の 形 質 細 胞 で あ り,他 に 血 管 よ り游 走 せ る如. 復 して局 所. き単 核 細 胞 や 或 は 大 網 中 に 既 存 せ る 大 型 単核. に 直 接 作 用 せ しめ ら れ た 刺 戟 に よ り強 制 され. 細 胞 等 との 間 の 移 行 を 認 め る事 は 出 来 な か つ. た 反 応 は 本 実 験 程 度 の 間 葉 機 能 の 低 下 を 覆 ひ,. た.而. 為 に 両 群 の 間 に 著 明 な 差 を 表 は し得 な か つ た. か に 浸 潤 竈 中 の 定 型 的 な 成 熟 型 形 質 細 胞 との. も の と思 は れ る.. 間 に 移 行 像 を 示 し,そ の 間 に 何 等 他 の 要 素 介. 形 質 細 胞 の 幼 若 型 乃 至 未 熟 型 に就 て は 本 細. して 前 述 せ る(ii)に. つい ては 之が 明. 在 せ ず,且 つ 時 に 核 分 裂 像 を も認 め た 事 等 よ. 胞 が 如 何 な る 由 来 を 有 す る や に 依 りそ の 間 自. り之 を 未 熟 型 形 質 細 胞 と 断 定 した.こ. ら種 々 な る見 解 が あ る訳 で あ り,而 も そ の 由. は 天 野 の見 解 と よ く一 致 す る,天 野 以 外 に私. 来 に 関 し て 尚 確 た る 定 説 の 得 られ な い 今 日そ. の こ の 未 熟 型 と形 態 学 的 に 類 似 した 形 質 細 胞. の 移 行 型,幼. を 記 述 し た 者 はUnna(幼. 若 型 乃 至 未 熟 型 の 形 態 に 関 して. 若 形 質 細 胞)30),. 決 定 的 な 概 念 の 得 れ ぬ 事 は 当 然 で あ ら う.前. Pappenheim(小. 述 の 大 網 中 の 形 質 細 胞 に就 て 観 察 記 載 し た 諸. u. Justi. (不 全 型). 家 の み に 例 を と つ て 見 て も, Beattieは 腹 膜 を. Naegeli. (淋 巴 球 型) 47),岡. 被 ふ 結 締 織,又. 藤(前. は そ の血 管 周 圍 の淋 巴様 組 織. に 由 来 す る大 き な 単 核 細 胞,或. は 血 管 よ り游. 走 せ る 単 核 白 血 球 よ り形 質 細 胞 へ 移 行 す る と. C型). の所 見. 淋 巴 球 型 娘 細 胞) 9), Enderlen 11)塩. 見34), 田(幼. Kingsley39), 若 型) 51),佐. プ ラ ス マ 細 胞) 60),小 岩 井(B型 69), Fagraeus. 市 吉(移. 乃至. (未 熟 形 質 細 胞) 74), 服 部,. 行 型) 79)等. で あ る.. 述 べ て 居 り,Schwarzは 健 常 な 大 網 に 於 て は 乳 5.. 斑 を 構 成 す る細 胞 よ り,炎 症 の 際 は そ の 血 管 よ り游 走 せ る単 核 白血 球 よ り発 生 す と述 べ て. 總 括並 に 結 論. 健 康 白 色 マ ウ ス を4群. に分 ち,第1群. 及び. 居 る.又 速 水 は 実 験 的 に 大 網 に 発 生 せ る形 質. 第2群. は 長 期 間 高 温高 湿 環 境 下 に飼 育 しつ ゝ. 細 胞 と 周 圍 の 結 締 織 と見 な す べ き細 胞 と の 間. 第1群. は 普 通 大 腸 菌 を 腹 腔 内 に 注 入 して 免 疫. に 移 行 型 像 を 認 め,清. し,第3群. 野 は 淋 巴球 との間 に移. 及 び 第4群. は 同期間 常温 環境下 に. 行 型 を 認 め 得 る 事 を述 べ て 居 る. Millerは 結. 飼 育 しつ ゝ第3群. 締 織,血. 群 の 大 網 に 於 け る形 質 細 胞 出 現 率 を 比 較 検 討. 管 に 沿 つ て散 在 す る未 分 化 間 葉 細 胞. は 第1群. 及 び 乳 斑 中 の比 較 的 未 分 化 な 細 胞(Maximow. した.欝. の ボ リブ ラ ス ト)よ り核 と胞 体 の染 色 性 並 に. に 免 疫 終 了 後3日. 構 造 を 漸 次 変 じつ ゝMarschalko型. 質 細 胞 の 増 殖 を 見,. 移 行 す と述 べ て 居 る.. の細 胞 に. と 同 様 に 免 疫 し各. 熱 免 疫 群 及 び 常 温 免 疫 群 に於 ては 共 目に於 て既 に その大網 に形 5日 目乃 至7日. 目に は 最. 高 の 出 現 率 に 達 し,以 後 少 く と も15日 目迄 は.
(5) 重症 消化不良症 の発生病理に関す る研究 増殖を示す ものが多い.然 し両群 の間 にはそ の増殖開始時期,増 殖期間及びその程度 に於. 1373. 機能 の低下が脾及 び骨髓 に於け る形質細胞の 消長 によつて窺 ひ得 られるや否やを検 した.. て著明な差々見なかつた.欝 熱非免疫群 と常. 2.. 研究材料及び方法. 温非免疫群 との間に も形質細胞出現率 に関 し (1) 使 用 動 物,欝. て差を認めなか つた. 即ち大網に於け る形質細胞出現率は慢性欝 熱による著明な差 を認め る事 は出来ず,之 に 依つて個体の慢性欝熱に依 る間葉機能低下を 窺ふ事は出来 なかつた.. 熱 方 法 及 び免 疫 方 法. 第 一 編 及 び 本 編 第 一 章 の実 験 に 於 て 使 用 せ る マ ウ ス を 其 の 儘 使 用 した. (2) 形 質 細 胞 の 検 索 法 免 疫 終 了 後 第3,. 5, 7, 10, 15, 30日 目 に. 尚大網 に於 ける形質細胞性浸潤像に於け る. 各群5匹 宛心臟穿刺 によ り採血,開 腹大網 切. 観察より小淋巴球形及 び不正三角形 を呈す る もので原形質は特有な好塩基性を示 し核は多. 除後直ちに脾灰 び大腿骨々髓 を とり,各 々の 小組織塊を一滴 の生理的食塩 氷 と充分攪拌 し. 少共車輻傾向を示す ものを未熟型,之 に対 し. 清拭載物硝子上 に直接 塗抹標本を作製,速 に. てMarschalko型 及 び原形質の好 塩 基性の度. 乾燥後 メイ ・ギムザ染色 を施 しだ.. を滅 じ,核 及 び胞体 中に多数 の空胞を有す る ものを成熟型 と認めた.. 形質細胞出現 率 は 各 標 本 につ き有 核細胞 10.000個 を算 へその間の出現率 を百分率 で現. 第二章 慢性欝熱マウスの脾及び骨髓に 於ける形質細胞の消長. は した. (3) 形質細胞 の成熟型 と未熟型 第 一章 に於 て述べた成熟型 と未熟型 の区別. 1.. 緒. 言. に従 つた.. 抗体産生 と最 も密接 な関係あ りと考へ られ ろ脾及び骨髓 に於け る形質細胞の消長が果 し て第一編に述べた血清凝集価及 び血清比重 と 並 行す るや否や,従 つて慢性欝熱 による間葉 第二表. 3.. 研 究 成 績. 体重 の増加率及び斃死率 については前述 せ る通 りであ る.. 脾 に於 け る形質細胞 出現率(各 数値 は凡て5例 宛の平均値). (1) 脾 に於ける形質細胞の消長 成績は第二表及 び第一図に示す通 りであ る. 即ち常温免疫群 につい て見 ると免疫終 了後 形質細胞出現率は3日 目に於 て既 に増加 し10 日目に其の極 点に達す.以 後15日 目迄稍急激 な減少を示 し,.爾後は漸 次減 少す るが, 30日.
(6) 1374. 猪. 木. 目には尚非免疫群に比 し稍高率 を示す.欝 熱. 悌. 三. る.未 熟型は免疫終 了後著 明に増加 し成熟型. 免 疫群 に於 て もそ の形質細胞 出現率 は免疫終 了後極 く緩 やかな曲線 を描 きつ ゝ上昇 し10日 目に最高値 に達す るが,そ の増加 の度は常温 免疫群に比 し著 しく軽微で ある.爾 後漸 次減 少 し30日 目に於 ては殆 ど非 免 疫 群 との間に 差 を見 ない.而 して全経過を通 じて欝熱免疫 群 に於 け る増加 の度 は非免疫群 に対 して10日. を凌駕す るが,漸 次成熟型 の増加 と入替 り7. 目以外有意 の差を示 さない(危 険率5%.以. 日目に 於 ては成熟型を下廻 る. 10日目 に於 て. 後 凡て推計学的考察の危険率は5%と. 成熟型 は最高値 を宗 し,爾 後両型共 に漸 次減. す.). 欝熱非 免疫群 に於ては常温非 免疫群に比 し. 少 し正常値 に近づ く.以 上 の変化の度は欝熱. 終 始僅かにその出現率の高 い傾 向を示 して居. 免疫群では常温免疫群 に比 し著 し く軽微であ. るが,勿 論有意 の差ではない. 次 に免疫群に於 ける形質細胞出現率を成熟 型 ・未熟型別に見 ると第二図に示す通 りであ 第三表. る.. (2) 骨髓 に於け る形質細胞の消長 成績は第三表及び第三図に示す通 りである.. 骨髓 に於け る形質細胞出現率(各 数値 は凡て5例 宛 の平均値). が,有 意9差 ではない. 免疫群 に於け る形質細胞出現率を成熟型. 未熟型別に見 ると,常 温群に於ては5日 目迄 未熟型が僅 かに優位 を占め るが, 7日 目以後 成熟型の方 が多 くなる.欝 熱群 では終始未熟 即 ち常温免 疫群に於 ては免疫終 了後形質細胞. 型が成熟 型を凌駕す る様 な事はなかつた.. 出現率は漸次増加し7日 目に最高に達するが 4.. その出現率 は脾に於け る程著 しくはない. 10 日目には既に減 少の傾 向を示 し爾後漸 次緩や. 考. 按. 古 来 形 質 細 胞 出 現 の 意 義 並 に そ の機 能 に関. かに減少 して30日 目には殆 ど正 常値 に戻 る. 之 に対 し欝熱 免疫群 に於て はその出現率は終. し て は そ の 由 来 と共 に 種 々 の 説 が あ る.. 始 非免疫群 に比 し有意 の変化 を示 さな い. 欝熱非免疫 群は常温非免疫群に比 しその形. ridds20), Marchand31),. 質細胞出現率が終始僅か乍 ら高 い傾 向があ る. Unna30),. Marschalko7),. Pappenheim9), Adamowicz44)等. Sch は本細. 胞 の 出 現 は 一 種 の 防 衞 機 転 の 存 在 を意 味 す と 述 べ,. Foa15),. Marchand31),. Adamowicz44)等. 〓.
(7) 重 症 消 化 不 良 症 の 発 生 病 理 に 関 す る研 究. 〓 喰 作 用 あ り と 考 へ た.. Schaffer21),. 任 ず る と し,. Greggio23),荻. 原35)は. に よ り生 じ た る 毒 性 物 質 を 中 和,吸 用 を 有 す る と し た.. Kingsley39)も. 在 で は 確 実 視 さ れ る に 至 つ た.即. Joamio. vics22)に 細 胞 の 新 陳 代 謝 産 物 の 吸 收,運. 1375. ち天 野. 搬に. 等68,70,71,82, 85)は 種 々 な る 観 点 よ り本 細 胞 が ア. 組 織 破壊. レル ギ ー及 び 免 疫 と密 接 な る関 係 あ る事 実 を. 收 す る作. 多 数 発 表 し,更 に 胞 体 内 に グ ロブ リ ンの 結 晶. 又 局 所 の新. に 一 致 す る 封 入 体 を 直 接 認 め,或. は 家 兎 を卵. 陳 代 謝 の 変 化 に 対 す る 反 応 細 胞 な り と し,. 白 ア ル ブ ミン を 以 て 感 作 す る と そ の 抗 体 価 と. Watjen32),佐. 電 気 泳 動 像 に 於 け る血 清 γー グ ロブ リン の増. 藤60)も. 居 る. Enderlen. 略 同 様 の 意 見 を述 べ て. u. Justi11),. 物 質 運 搬 説 を 述 べ,. Porcile14)は. Dantchakow19)は. 栄 養. 顎 下 腺. 加 は 本 細 胞 の 増 殖 と並 行 す る事 実 等 を 観 察 し, 本 細 胞 は 直 接 抗 体 性rー. グ ロブ リン を 産 生 し. 中 の 形 質 細 胞 は 血 液 及 び 淋 巴 よ り栄 養 物 質 を. 又 免疫 現 象 に 際 し て は 抗 元 の 貪 喰 ・破 碎 及 び. 吸牧 し之 を 上 皮 細 胞 に 供 給 す る も の な ら ん と. 抗 体 性 蛋 白 の 修 飾 並 に 攝 取 に 任 ず る網 内 系 細. 考 へ, Kuczynski37)は. 胞 と共 に そ の主 役 を 演 ず る もの で あ る と し,. 消化 機 能 との関 係 を 想. 像 し て 居 る.又Schwarz16),. 像 し,岡. 二 系 性 免 疫 論 を提 唱 し て 居 る.又 熊 取83)等,. Buck17), y. 服 部 及 び 壇87)も 本 細 胞 の 増 殖 と血 清 γー グ ・. は 細 胞 内 分 泌 機 能 を 有 す る事 を 想. ブ リン の 増 加 との 間 に 並 行 関 係 あ る 事 を 確 認. Weidenreich23), Magro43)等. De. Downey24),. De. Asua38), Mas. 田51)は 毒 素 を 非 働 性 な ら し む べ き. し て 居 る.ス. カ ン ジナ ビ ア 諸 国 に 於 て も同 じ. 或 種 の分 泌 作 用 を 有 す る も の と 推 察 し て 居. 頃 よ り 前 述Bing等. る.. boe u. Gormsen64)は. 一 方1913年. 既 にHubschmann29)は. 細菌性. の 所 見 に 続 い て,. Bjφrne. 高 濃 度 の 抗 体 に 由 来 す る高. グ ロ ブ リ ン血 症 が 本 細 胞 の 増 殖 と 並 行 す る 事. 疾 患 屍 の 脾 を 観 察 す る 事 に よ り本 細 胞 が 抗 毒. を 実 験 的 に 証 明 し,次. 素 性 物 質 を 作 る 機 能 を 有 す る 事 を 想 像 し,翌. Fagraeus. 年Klien33)は. ロ ブ リ ン を 産 生 分 泌 す る 事 を 述 べ て 居 る.又. 脳 膜炎 治 癒 後 の髓 液 中に於 け る. and. で 同 人 等73)及. Thorell81)は. びBing,. 本 細 胞が 抗 体 性 グ. 形質 細 胞 の 出 現 は 免 疫 的 意 義 あ り と述 べ て 居. Fagraeus74)は. る. Arneth36),. 細 胞 に 抗 体 産 生 機 能 あ る 事 を 証 明 し,更. Kuczynski37)も. 免 疫 過 程 と本. 免 疫 家 兎 の 脾 組 織 を培 養 し て 本 に抗. 細 胞 出 現 と は 密 接 な る 関 係 あ り と 想 像 し,岡. 体 産 生 に 関 与 す る の は未 熟 型 形 質 細 胞 で あ る. 本42)は 細 菌 毒 素 と の 間 に 関 係 あ る 事 を 観. と 述 べ て 居 る.米. 察 し て 居 る.又Freund. and. Rohr53),. Bing. Henning55), Bing61),高 髓 腫,血 白,殊. and. u. Magnus‑Levy48), Plum54),. Markoff56),. Fleischhacker55),. Undritz57),. Gsell59),. 尾63)等 は 何 れ も各 種 慢 性 疾 患,骨 清 病 等 の 材 料 よ り形 質 細 胞 が 血 清 蛋. に 血 清 グ ロ ブ リ ン を 産 生,分. を 想 定 し,. Rohr,. Fleischhackerは. 泌 す る事 更 に 進 ん. 国 に 於 て もEhrich,. Forman78)は. Drabkin. 淋 巴 腺 中 の 抗 体 濃 度,リ. ボ. 核 酸及 び成熟形 質細 胞出現 率 の 三者 は 免疫 後 5日. 目 乃 至6日. 事 を 認 め,抗. 目に於 て同 時 に最 高 に達 す る 体 が 本 細 胞 に 於 て 産 生 され る事. は 殆 ど 疑 を 残 さ な い と述 べ て 居 り, Mc. Neil77). は 抗 体 濃 度 と本 細 胞 増 殖 の 間 に 並 行 関 係 あ る 事 を 述 べ て 居 る.. Campbell. and. Good76)及. び. で本 細 胞 が 抗 元 抗 体 反 応 上 に 重 要 な る 役 割 を. Robertson80)も. 演 ず る も の と 想 定 し た.. な る 関 係 の あ る 事 及 び 本 細 胞 の 増 殖 と高 グ ロ. Kolouch58),菊. 池62),. 宮 河65),小 岩 井69)等 は 形 質 細 胞 反 応 は 免 疫 乃 至 ア レル ギ ー と密 接 な る 関 係 あ る事 を 観 察 し て 居 る.. 亦 本 細 胞 と ア レル ギ ー が 密 接. ブ リ ン 血 症 と は 並 行 す る 事 を 認 め て 居 る.. 私 の 実 験 に 於 て も第 一 編 に 述 べ た 血 清 凝 集 価 及 び血 清 比 重 を 本 章 の 成 績 と比 較 す るに,. 以 上 に 続 い て 形 質 細 胞 が 抗 体 性 グ ロブ リン. 免 疫 終 了 後 の 血 清 凝 集 価,血 清 比 重 の 最 高 期. を産 生 し免 疫 現 象 に 直 接 重 要 な る 役 割 を 演 ず. と形 質 細 胞 の 最 高 率 出 現 時 期 は 完 全 に 一 致 し,. るもの で あ る とい ふ 事 実 が 続 々発 見 きれ る に. 以 上 諸 家 の形 質細 胞抗 体産 生説 に対 して 更に 一 つ の 事 実 を提 供 す る もの で あ る .尚 欝 熱 免. 及 び,遂. に本 細 胞 と免 疫 体 と の関 係 は 現.
(8) 1376. 猪. 木. 悌. 三. 疫 群 に 於 て は 血 清 凝 集 価 及 び 血 清 比重 の 低 下. 性欝熟状 態に よる異常新 陳代謝産物,或 は体. は直 ちに 形 質細 胞の 出現 事減 少 となつ て現 は 、. 組織破壊産 物が抗元 として作用せ る結果,脾. れ,こ. 及び骨髓 に弱い形質細 胞反応を惹起せるもの. の間 の並 行 関 係 を一層確 実 な らしめ て. 居 る.Bjφrneboe,. Fishel and Stoork84)は 家 兎. と思はれる.. を 肺 炎 双 球 菌 多 価 ワ ク チ ン を以 て 免 疫 しつ ゝ 之 にACTH或. 5.. は 副 腎 皮 質 ホル モ ンを注 射 す. る と流 血 中 の 抗 体 濃 度 は 低 下 し,こ の 際 組 織. 總 括 並 に結 論. 健 康 白 色 マ ウ ス を4群. に 分 ち 第1群 及 び 第. 学 的 に 淋 巴 様 組 織 の 萎 縮 と形 質 細 胞 を 含 む あ. 2群 は 長 期 間 高 温 高 湿 環 境 下 に 飼 育 しつ つ第. らゆ る型 の 単 核細 胞の減 少 を伴 ふ事 を見 て居. 1群 は 普 通 大 腸 菌 を 以 て免 疫 し,第3群. 及び. り,そ の 実 験 材 料 及 び 方 法 に 於 て 相 異 る と難. 第4群. も,そ. 群 は 普 通 大 腸 菌 を以 て 免 疫 し,各 群 に 於 け る. の 所 見 は よ く私 の場 合 と 一 致 し て 居. る.. は 同 期 間 常 温 環 境 下 に 飼 育 しつ ゝ第3. 脾 及 び 骨髓 の形 質 細 胞 出 現 率 を 比 較 検 討 し. 又 本 細 胞 の 成 熟 型 ・未 熟 型 別 出 現 率 を血 清. た.. 凝 集 価 と比 較 す る と,脾 及 び 骨 髓 に 於 け る未. 欝 熱 免 疫 群 に 於 て は 常 温 免 疫 群 に 比 しそ の. 熟 型 出 現 率 は 必 ず し も血 清 凝 集 価 の 態 度 と 一. 出 現 率 は 著 し く低 下 し,そ の 際 未 熟 型 形 質細. 致 しな い の に 反 し て,成 熟 型 出 現 率 は よ く一. 胞 の 出 現 率 が 殊 に 骨 髓 に 於 て 著 し く抑 制 され. 致 して 居 る.従. る 事 を 知 つ た.. つ て私 は抗 体 を 産生 分 泌 す る. の は 成 熟 型 で あ る と 言 ふEhrich78)等. の 所見. に賛 成 す る.. 欝 熱 非 免 疫 群 に 於 て は 常 温 非 免 疫 群 に比 し そ の 出 現 率 が 僅 か に 高 い 傾 向 が見 られ た が,. 高 温 高 湿 環境 下 に於 て動 物 を飼 育 せ る際の. 推 計 学 的 に有 意 の 差 で は な か つ た.. 末 梢 血 液 及 び 各 種 臟 器 に於 け る形 質 細 胞 の 消. 即 ち マ ウ スを 長 期 間 高 温 高 湿 環 境 下 に 飼 育. 長 に 関 し て 記 載 した 例 は 少 い.先 づSasybin49). し慢 性 欝 熱 状 態 を 惹 起 せ し め る とそ の 間 葉 組. は 犬 を 長 期 間 高 温 室 内 に 飼 育 し,そ の 全 経 過. 織 機 能 の 低 下 す る 事 を,脾 及 び骨 髓 に 於 け る. を 血 液 に 於 け る 代 償 機 能 の 所 見 よ り(i)代. 形 質 細 胞 出 現 率 の 低 下 よ り窺 ひ 知 る事 が 出 来. 償 期, (ii)代. 償 不 全 期, (iii)瀕 死 期 の3期. 分 け る と, (ii)以. に. た.又. 之 等 の 結 果 を第 一 編 に於 け る血 清 凝 集. 後 に於 て脾 及 び骨 髓 に著 明. 価,血. 清 比重 に 於 け る成 績 と比 較 し て,形 質. な る 形 質 細 胞 の 出 現 が見 られ,同. 時 に流血 中. 細 胞 出 現 率,血 清 凝 集 価 及 び血 清 比 重 の 三 者. に 出 現 す る事 を 認 め て 居 る.深 井50)は 犬 を 毎. は 密接 な る関 係 が あ り,恐 ら く成 熟 型 形 質 細. 日14時. 胞 が 抗 体 を 産 生 分 泌 す る ら しい 事 を推 定 し. 間 宛 高 温 室 内 に 入 れ て 観 察 し, 30日. 頃 以 後 淋 巴 腺 の 髓 索 中 に 形 質 細 胞 の比 較 的 増 加 を 認 め て 居 る.森. 山52)は白 鼠 を 長 期 間 高 温. 室 内 に 飼 育 す る も,流 血 中 の 形 質 細 胞 は 出 沒 不 定 で 一 定 の 影 響 を推 知 し得 ず と述 べ,福. 島. ・千 田75)は家 兎 を 高 温 高 湿 環 境 中 に 毎 日1時 間 宛 入 れ て 長 期 間 観 察 す る と,第3日. 目以 後. に 於 て 流 血 中 に 形 質 細 胞 の 出 現 を 認 め て 居 る. 私 の 実 験 に 於 て も欝 熱 非 免 疫 群 に 於 て は 常 温 非 免 疫 群 に 比 し,脾,骨. 髓共 に形質 細 胞 出. 現 率 の 僅 か 乍 ら 多 い 傾 向 が 見 られ た. 天 野71)はX線. た.. 放 射 癌 組 織 に 於 て現 は れ る夥. しい形 質細 胞反 応 を以 て壊 死組 織 が抗 元 と し て 作 用 せ る もの と解 して 居 る.私. の 場 合も 慢. 總. 結. 論. 欝 熱 免 疫 群 と 常 温 免 疫 群 とを 比 較 す るに, 大 網 に 於 け る形 質 細 胞 出 現 率 に著 明 な 差 は 認 め ら れ な か つ た.脾 及 び 骨 髓 に 於 け る 形 質 細 胞 出 現 率 は 欝 熱 免 疫 群 に 於 て著 明 に低 く,之 に 依 つ て慢 性 欝 熱 マ ウ ス に 於 け る 間 葉 機 能 の 低 下 を 察 知 す る事 が 出 来 た. 欝 熱非 免 疫 群 を常 温 非 免 疫 群 と比 較 す る に,形 質 細 胞 出 現 率 は 大 網,脾,,骨. 髓共 に著. し い 変 化 は 見 ら れ な か つ た. 尚 本 編 の 成 績 と第 一 編 の 成 績 と を比 較 考 究.
(9) 重 症 消 化 不 良 症 の 発 生 病 理 に 関 す る研 究. 1377. 本 研 究 は 文 部 省 科 学 研 児 費 に 負 ふ 所 大 で あ る.記. す る事 に よ り形 質 細 胞 は 抗 体 を 産 生 分 泌 す る. して謝 意 を表 す.. もの な る 事 を 推 定 し た. 〓 筆 に 臨 み 本 研 究 を命 ぜ られ,終. 始 御 懇 篤 な る御. 本 稿 の 要 旨 は 第2回,第3回. 文 部 省 科 学 研 究乳 幼. 指導 と御 高閲 を忝 う した 恩 師 浜 本 教 授 に深 甚 な る謝. 児 栄 養班 協 議 会 及 び 岡 山 医 学 会 第61回. 意 を捧 ぐ.. 発 表 し た.. 文 1). 浜 本 英 次:小. 2). 浜 本 英 次,他:児. 児 科 臨 床,. 3). 浜 本 英 次,他:日. 3巻,. 5号,. 科 雑 誌,. 献 28) Greggio, E.: Virchows Arch., 210: 15, 1912.. 1頁,昭25.. 54:. 29) Hubschmann,. 139,昭25.. 本 小 児 科 学 会 雑 誌,. 55:. Verhandl. dtsch. path.. 110, 1913.. 30) Cnna, P. G.: Virchows Arch., 214: 320, 1913.. Waldeyer, 11:. 5). P.:. Gesell.,16:. 169,. 昭26. 4). 総 会 に於 て. W.:. 176,. Arch.. f.. mikrosk.. 31) Marchand, F.: Verhandl. dtsch. path. Gesell.,. Anat.;. 16:. 1875.. Councilman,. W.. T.:. J.. Exp.. Med.,. 3:. Krompecher,. 7). Marschalko,. E.:. Zieglers. Th.:. Centbl.. Beitr. ., 24. 163,. 32). Watjen,. 33). klien:. 1898.. path.. Anat.,. 8). Jolly:. 9). Pappenheim,. 10:. 1900,. 1901: 10). Schlesinger,. 11). Enderlen. u.. Beattie:. 13). Ehrlich,. 14). Porcile,. 15). Foa,. 16). Schwarz,. 17). De. Virchows. 169:. 372,. u.. り 引 用. Arch. ., 166:. 424,. 1902, L.:. 169: Dtsch.. (16).. 428,. 1902.. Ztschr.. f.. W.:. G.:. Beitr.,. haemat. Arch (65)よ. 198,. 36・344,. 1:. Virchows 1905.. 175:. 97,. 1904.. ., 179:. 209,. 病. 一 郎. ・ibid.,. 36). Arneth,. 37). Kuczynski,. Bloom,. 41). 清. 1904.. 42). 岡 本. 1904.. 43). Mas. 1905.. 44). り 引 用.. 速 水. 27). Hertz,. 猛:日 R.:. Virchows Arch.,187: 1,. D.. W.:. 体. 良 三:日. 染 色. 415,. 29:. 病 会 誌,. Arch., 1:. haemat,. 1,. 37:. 63,. 1924. 1928.. 究,第2版,昭3.. 19:. 191,昭4.. Arch.. f.. exp.. Zellforsch.,. 1929.. Adamowicz,. W.:. Virchows. Arch.,. 276:. 230,. 45). Michels,. 46). Miller,. 47). Naegeli,. N. F.. A.: R.:. ()... Arch. J.. of. Exp.. Path., Med.,. 11:. Blutkrh.. u.. f. 49). klin.. Sasybin,. Med., N.:. 121:. 1,. Virchows. 775,. 54:. 1931.. 333,. Blutdiag.,. 1931. 1931.. A.:. Ztschr.. 1932. Arch.,. 292:. 96,. 114,. 1934. 50). 深 井 親 信:日. 病 会 誌,. 51). 岡 田 義 男:十. 全 会 雑 誌,. 11.日. haemat.,. Vicrhows. 300,. り 引 用.. 之 研. F.:. 234:. 1922.. Record,. 誌,. 1920.. Arch.,. haemat.,. 病 会. Magro,. Blutlehere,. Anat.. Fol.. 正7.. 48) Freund, R. u. Magnus‑Levy,. Fol.. Fol.. (45)よ. Psych.. 正8.. Virchows. 1922.. 1913.. u.. 251,大 68,大. 185,. 340,. 1930.. wandte Zellforman, 1911.. , G.:. H.:. W.:. y. 7:. 8:. 239:. 野 謙 次:生. 8:. 1011, 1909. 23) Weidenreich, F.: Die Leucozyten u. ver. H.:. 47:. 1914.. qualitative. M.. Asua:. 214: Neurol.. 会 誌,. Die. ibid.,. Kingsley,. 20: 1008, 1909. 22) Joannovics,G .: ibid.,20:. ,. J.:. 40). .,. 21) Schaffer, J.: Centbl. allg. Path. Anat.,. 26). 242,. 衛:日. 24) Schridde,H.: ZieglersBeitr.,41: 223, 1907.. Alagna. 21:. 荻 原 良. 39). Chir. ibid.,39: 333, 1906.. 25). gesamt.. 塩 見 長. De. A.: Zieglers Beitr. 38: 301, 1905.. 19) Dantchakow, W.: 1907.. Wschr.,. Arch.,. f.. 35). 38). り 引 用.. Arch.,. Zieglers Fol.. 18) Maximow,. (24)よ. Virchows. Buck:. Downey. Ztschr.. 1921;. 1902.. C.:. 24). Virchows. 34). 1902.. ibid.,. Justi:. Path.. 1899. (45)よ. A.:. A.:. 82,. 12). 851, (16),. ibid.,. 62:. J.:. (Originalien), allg.. med.. Dtsch.. 1197, 1921; Virchows Arch.,234: 245, 1921.. 393,. 1898. 6). 5, 1913;. 11: 204: 215,明 13:. 275, 136, 治44. 177,. 52) 53). 1912.. 25:. 329,昭10. 40巻,. 41巻,昭10,. 350,昭10;. ibid.,. 26:. 229,昭11.. 1911. 1911.. 病 会 誌,. 25:. 森 山 Rohr, Das. 弘:熊 K.:Fol. menschl.. 本 医 学 会 雑 誌, haemat., Knochenmark,. 55:. 12:. 1693,昭11. 305,. 1940.. 1936;.
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(11) 重 症 消 化 不良 症 の 発 生 病 理 に 関 す る研 究. 附. 圖. 1. 2. 常 温 免 疫 マ ウ ス(動 物 番 号1‑38)の 免 疫 後10日 ↑:未. 大 綱 伸 展 固 定 メ イ ・ギ ムザ 染 色 標 本. 目 の 大 綱 に 於 け る形 質細 胞 反 応 を示 す. 熟型形 質細胞. 〓:未. 3. 成 熟 型. 未 熟 型. 1379. 熟 型の集 団.
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57 :208 はじめに 胸腺腫に伴う免疫不全(Good 症候群)は,1954 年 Good ら が胸腺腫と低 γ グロブリン血症を呈した症例の報告が最初で
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研究成果の概要
は し が き
第2に,PBOの肝発がんにおける酸化ストレスの関与をさらに検討するため,雄マウスに肝部分切除
広範な肝壊死がおこっていることが示唆された。生存率はⅡe(+)群が,7.7%であったの・に対し,Ⅱe(-)