重 症 消 化 不 良 症 の 發 生 病 理 に 関 す る 研 究
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(2) 重症消 化不良症の発生病理 に関す る研究. 此 の5,. 6は 清 野6)の 組 織 球 性 細 胞 に 一 致 す. る もの で あ る.其 の後 本 系 統 の 精 細 な 研 究 が. 第一章. 實驗 目的及び實驗對 象,. の は, 1.. 異物 攝取 貪喰 機能. 2.. 免 疫 体 産 生 及 過敏 症 と の 関 係. 3.. 脂 肪 及 び類 脂 肪 体,含 血 色 素,鉄,水. 第 一 篇 に 於 て,重 症 消 化不 良 症 患 児 で は 網 内 系 機 能 が 低 下 して 居 る の を見 た が,之. 水 炭 素,蛋. 白体,. 分 等 の 新 陳代 謝. 4.. 懐血作 用及 び胆 汁色 素 生成. 5.. 解 毒作 用及 び異 物排 泄. 6.. 酵 素 生成. 7.. 血液 凝 固. で,以 下 の 如 く間 葉 機 能 を 検 し た. 実 験 対 象 と し て は,昭. 和24年6月. に ぱ 次 の方 法 が 挙 げ られ て い る. 組 織 学的 直 接 検 索 法. 2.. 間 接 法. 山 医 大 附 属 病 院 小 児 科 に 入 院 した. び,対 照 健 康 乳 児 と して は,小 児 科 教 室 乳 児 院 に收 容 し た 栄 養 正 調 児 及 び ハ イ ネ メ ヂ ン氏 病 発病 後1ヶ. 〔杉 山7)Kyes8)〕. を撰. 月以 上 を 経 て,現. 常 と思 は れ,且. 在栄 養状 態正. 脚部の麻 痺 が 臨 庄上 認 め られ. ない ものを撰 ん だ ・. a.. Adler. b.. Trypanblauを. c.. Saxel. d.. Zcchnerの. e.. Kauffmannの. u. Reimannの. 方 法. 檢. 用 ふ る方 法. u. Donathの. 脂 肪 浮 游 液 法1). 鉄 糖 法10)及. び そ の 変 法. 「Kantharidin」. 皮 下 組 織. 球 反 応11). Kauffmannの. 査 方 法. カ ン タ リヂ ン法 とは,カ ン タ. リヂ ン 発 疱 液 中 に 現 は れ る細 胞 の数 並 に 種 類 よ り間 接 に 身 体 全 般 の 皮 下 組 織 球 を 通 じ て, 間 葉 系 機 能 を推 知 す る方 法 で あ るが,本. Urobilinamie法12). 力 に 差 異 の あ る 事 が 考 へ ら れ る.従. 之 等 の 中,現 今 最 も屡 々利 用 され て い る の は,異 物 貪 喰 作 用 と免 疫 体 産 生 作 用 で あ るが, 私 は 人 体 に 応 用 出 来 る検 査 法 と し てKauff‑ 「カ ン タ リヂ ン 」皮 下 組 織 球 反 応 検. Kauffmannは,検. を 唱 導 し て い る.之 を 乳 児 に つ い て 施 行 し た 杉 田13)氏は 大 腿 前 外側 中央 部 を撰 ん で い るが, 私 は 汚 染 を恐 れ,下. 腿 前 外 側 中 央 部 を撰 ぶ 事. と した.方 法 は 直 径2cmの. 局 所 反 応 を 検 し,以 て 重 症 消 化 不 良 症 患 児 並. さ約1.5mmの. に慢 性 欝 熱 幼 若 家 兎 の,広 義 網 内 系 機 能 を窺. タ リヂ ン 」 発 萢 膏 を 貼 し, 3cm四. は ん と した の で あ る.此 の方 法 は1926. Kauff‑. 膚局所 反. 態 度 に よ り,網 内 系 機 能 を 窺 は ん と した も の. (b)用. ン発疱 液 の 水疱 液 中 に あ ら は れ た 細 胞 の 大 腸. 疱内 容 を 検 査 に 供 す. つ マ ン トー 注 射 器 を 二 本(a). 意 し,(a)に. 溶 液 を0.2cc.. 角 のガ ーゼ. 創膏 で 止 め て 縫 帯 を 施. し, 16時 間 後 に 生 じ た 水 る の で あ る.ま. 円形 リン ト布 に 厚. 可 及 的 平 等 に 塗 つ た る 「カ ン. 片 を 其 の 上 に あ て,絆. 応 特 に 彼 の 所 謂 「淋 巴 組織 球 性 細 胞 」 の反 応. で あ る.私 共 は本 検 査の上 に 更 に カ ン タ リヂ. つて. 査に は 一 定 位 を 撰 ぶ べ き事. 査 変 法 を撰 び,皮 下 に お け る組 織 球 性 細 胞 の. よ り記 載 され た も の で,皮. 反応. は 局 所 反 応 で あ る の で,身 体 各 部 に 於 で 反 応. 冤 疫 体 産 生 を 見 る方 法. maneに. よ り8. 重 症 消 化 不 良 症 及 び栄 養 失 調 症 患 児7名. され た 機 能 に つ き検 す れ ば よい の で あ る.之. mannの. 肝 臓 機 能 障 碍 の影 響 を 否 定 し得 な い事 を 知 つ. 月迄 は,岡. 1.. には. た の で,肝 臓 機 能 が 直 接 に は 関 与 しな い 方法. 等 で あ る.従 つ て 其 の 機 能 検 査 は この 列 記. 3.. 重症消化不良症患見の皮 下組織球 反應及びその細菌貪喰能について. 進 展 し,現 在 本 系 統 の機 能 と認 め られ て 居 る. f.. 419. は 予 あ30mg%の. (b)に. ヘ パ リン. は 其 の上 に 更に 後 述 の. 大 腸 死 菌 俘 游 液0.3cc.を. 吸 引 し て,あ. 菌 貪 喰 能 を 検 し,之 に よつ て もそ の結 果 を補. じ め 体 温 に 温 め て お く.こ. の二本 の注射 器 に. 足 し よ う と した の で あ る.. 水疱 内 容 液 を 夫 々O.5cc.づ. つ 吸 引 す る.も. し 水 疱 内 容 液 が 足 ら な い 時 は,そ 大 体 同 量 吸 引 す る,其. の 後,. 30秒. らか. れ以 下 にて 乃 至60秒.
(3) 420. 畑. 間 充 分 振 盪 混和 し(b)は37℃ れ25分. 間 保持 し て 後,毎. 野. の孵 卵器 に入. 分1500〜1800回. 転. 栄. 一. り,之 を 防 ぐ 方法 に は 満 足 す べ き も の が なか つ た.こ. の為 水疱 内 容 中 の 細 胞 数 が や ゝ もす. 3分 間 遠 心 沈 澱 し,沈 渣 を 塗 沫 標 本 に 作 り,. る と少 く評 価 され 且 淋 巴 組 織 球 性 細 胞 比 率 も. メ ィ,ギ. 不 正 確 とな る の で は な い か と考 へ られ る.私. ムザ 染 色 を 施 し貪 喰 能 の 鏡 検 に 供 す. る. (a)は. 混 和 後 直 ち に そ の1滴. よ り塗 沫 標. は 上 記 ヘ パ リ ン溶 液 を 用 ひ,此. の程度 の使 用. 本 を 作 り,メ イ,ギ. ムザ 染 色 に て 細 胞 種 類 を. 量 で 容 易 に 之 を 防 ぐ事 が 出来 た が,之. 検 す る と同 時 に,一. 方 細 胞 計 算 室 に て1mm3. て 従 来 の カ ン タ リヂ ン法 を著 し く完 全 な ら し. 中 の 細 胞 数 を計 算 し た.次. で之等 細胞 の貪喰. め た と考 へ る の で あ る.. 能 を 浸 出 漿 液 の 影 響 を 受 け ざ る状 態 に て検 せ ん が 為 に,残. りの(a)水. 疱 液 は 予 め37℃. よ く混 和 し再 び1800〜2200回. 転 で3分. 心 沈 澱 し,上 清 を棄 て 沈 渣 を37℃ 食 塩 水0.6c.c.に 浮 游 せ し め,之 菌 液0.3cc.を 器 内 で25分 回 転3分. 實 驗. に. 温 め て あ る生 理 的 食 塩 水15c.c.に 流 し こみ, 間遠. の生 理 的. に大腸菌死. に よつ. 成 績. 健 康 離 乳 期 乳 児 に お け る成 績 は,第 び 第 二 表 の如 くで あ つ て,此. 一表 及. れ を杉 田氏 の成. 績 と比 較 す る と,細 胞 数 に於 て 非 常 に 多 く淋. 第一表. 健康離乳期乳児水疱内游 出細胞. 加 え て よ く混 和 し, 37℃ 艀 卵 間 保持 し,再 び 毎 分1500〜1800. 間遠 心 沈澱 して沈 渣 を塗沫 標本 に作. り,メ イ,ギ ムザ 染 色 に て 貪喰 鏡 検 に 供 した. 鏡 検 は 細 胞 種 類 の検 査に は200個,中. 性嗜 好. 白血 球 の貪 喰 能 検 査に は 同 細 胞 を200個,淋 巴 組 織 球 性 細 胞 の 貪 喰 能 検 査 に は 同 細 胞100 個 を 数 え た. 尚 大 腸 菌 俘 游 液 は 次 の 如 く作 つ た.ま づ 普 通 寒 天12時. 間 培 養 の 普 通 大 腸 菌1標. 耳 を3cc.の. 生 理 的 食 塩 水 に 浮 游 せ し め, 0.3. c.c.の10%フ. オ ル マ リン液 を加 え て よ く混 和. し, 24時 間 放置,其 の 後 蒸 溜 水で4回. 準 白金. 第二表. 健 康離乳期乳児 水疱内游出 細胞 の大腸菌貧喰能. 洗 滌 し,. 最 後 に 生 理 的 食 塩 水 を 以 て 最 初 と同 一 濃 度 の 浮 游 液 と した.尚. この 遠 心 沈 澱 洗 滌 操 作 は,. 各 回 す べ て3000/分. 回 転30分. さ てKauffmann及. び 杉 田氏 は,カ. ヂ ン 発 疱 膏 貼 布 後22時 用 し て 居 るが,私. ンタリ. 間 の 水疱 内 容 液 を 使. は16時. 之 は 乳 児 で は 掻 把,或 破 れ 易 く22時. 間 で 行 つ た.. 間 後 の 夫 を 用 ひ た.. は 運 動 に よつ て 水 疱 が. 間 は 仲 々 保 て な い 為 で あ る.. 尚 水 疱 内 細 胞 組 成 は 発 疱 膏 の 効 力 の如 何 に よ り可 成 の影 響 を受 け る と考 へ られ る の で,私. 巴 組 織 球 性 細 胞 の 全 細 胞 に 対 す る比 率 も私 の. は 岡 山 大 学 附 属 病 院 薬 局 に 於 て,厳 密 な 一 定. 成 績 の方 が稍 々高 い.杉 田 氏 は 平 均21.6%. 処 方 に よ り特 に作 らせ た も の を 用 ひ 且 そ れ を. と報 告 し て い る が,此 等 も,杉 田氏 が 時 に纎. 1ヶ 月以 内 に 用 い る様 に した.. 維 素 塊 の 浮 游 す る を 見 る と言 つ て居 る通 り,. 次 に従 来 の文 献 に あ る方 法 に よ る と,カ ン タ リヂ ン 水 疱 内 容 が 容 易 に 凝 固 す る傾 向 が あ. 凝 結 の 起 る為 に 生 ず る誤 差 か,或. は又上述 の. ヵ ン タ リヂ ン発 疱 膏 の 効 力 の差 異 の為 と も考.
(4) 病 理 に 関 す る研 究 重 症 消 化 不 良 症 の発 生. へ ら れ る.何. れ に せ よ 第 一 表 の 成 績 か ら,細. 胞 数 は20.000〜40.000,淋 率 は30〜45%が. 巴 組織 球 性 細 胞 比. 正 常 と思 は れ,第. 二表 か ら. 大 腸 菌 貪 喰 能 は,淋. 巴 組織 球 性 細 胞 が 毎 細 胞. 当 り1.00〜2.00匹,中. 性嗜 好 白 血 球 が毎 細. 胞 平 均4.50〜7.00匹. と考 へ ら れ る.. 次に重症消化不良症及び栄養失調症患児に. の3分. の1,大. 421. 腸 菌 貪 喰 能 は2分. の1以 下 と. 言 ふ 数 値 を 示 して 居 る.比 較 的 軽 症 の 儘 治 癒 に 赴 い た1例. は,大 腸 菌 貪 喰 能 に 於 て は 左 程. の 機 能 低 下 を示 し て 居 らず,淋. 巴組 織 球 性 細. 胞 の 如 き は 寧 ろ 貪 喰 能 が 旺 盛 に な つ て 居 る様 に 考 へ られ るが,細. 胞総 数 及 び淋 巴組 織球 性. 細 胞 比 率 は,之 に 於 て も亦 対 照 の 約2分 を示 して 居 る.そ. の1. し て此 の例 に あ つ て は 恢 復. おけ る成績は,第 三表及び第四表の如 くであ つて,先 づ中等症 の重症消化不艮症 では,細. 期 に おいて大 腸 菌貪 喰 能 は著 変 を示 さなかつ. 胞総数及び淋巴組織球性細胞比率は共に対照. た が,細 胞 総 数 及 び 淋 巴 組 織 球 性 細 胞 比 率 は. 第 三表. 第四表. 重症消化不良症及栄 養失調症患児水疱游出細胞. 重症消化不良症患児水疱 内游出細胞 の大腸菌貧喰 能.
(5) 422. 畑. 野. 正 常 範 園 内 に 復 帰 し て 居 る の で あ る.其 の他 単純 性 栄 養 失 調 症4例,急. 性 消 化 不 良 症1例. 何 れ も大 した 変 化 を 示 さ な い.唯. 単純 性栄 養. 栄. 一. した の で あ る. 次 に皮下 組織 球 が 広義 網 内系 細胞 に属 す る 事 はAschoff清. 野 以 来 衆 知 の事 実 で あ り,従. 巴. つ て 炎 症 に お け る皮 下 組織 球 の消 長 が 広 義 網. 組 織 球 性 細胞 比 率 に 於 て恢 復期 に増 加 を見 て. 内 系 機 能 の状 態 を示 す 事 は 疑 ひ な い が,私 共. い る.此 の 疾 病 期 と恢 復期 に お け る数 値 の 差. の淋 巴組織 球 性 細胞 が すべ て皮 下組織 球 に属. 失 調 性 の1例. と急 性 消 化 不 良 症 例 で は,淋. 異 が 果 し て意 義 づ け られ る も の で あ るか ど う. す る か ど う か に つ い て は 疑 問 が あ る. Mar. か は 明 瞭 で な い.併. chand18) Kauffmann等. し健 康 乳 児 の 同 一 児 を1. ヶ 月 の間 隔 を 経 て 行 つ た2回 で は,細 胞 総 数,淋. の 遠 隔 検 査成 績. 巴 組 織 球 性 細 胞 比 率 の何. れ に 於 て も,大 し た 差 を見 て居 な い. 杉 田14)氏は,小 舞 踏 病,先 症,鉤. 葉 性 の毛細 管外被 細 胞 に 由来 す るもので あ る 事 を指 摘 し て 居 るが,そ. の 一 部 が 血 液 淋 巴球. に 由 来 す る事 は,水 疱 液 が 浸 出液 を含 む と言. 天 性 黴 毒,消 耗. 虫症 患 児 に 此 の 検 査 を 施 行 して,淋. は 此 の細 胞 が 大 部 分 間. 巴. ふ 諸 氏 の結 論 か ら も否 む事 が 出 来 な い と考 へ る.併. し乍 ら此 の事 は 決 し て 淋 巴 組織 球 性 細. 組 織 球 性 細 胞 比 率 の 低 下 す る の は ひ と り消 耗. 胞 比 率 を以 て 網 内 系 機 能 を 判 定 出来 ぬ と言 ふ. 症 の み と報 告 し て居 る.此 の消 耗症 が どの 程. 事 で は な い.上 記 亀 山氏 は,網. 度 の もの か 明 らか で は な い が,我. 封 鎖 に 際 し て此 の 比 率 が 平 行 し て増 減 す るの. 々 の単純 性. 栄 養 夫 調 症 で は 著 変 は認 め られ な か つ た. 又 井上15)氏 も本 カ ン タ リヂ ン 法 に よつ て, 戦 時 栄 養 失 調 症 患者 の 網 内 系 機 能 低下 を 証 明 し で い るが,乳. 児 の 栄 養失 調 症 と之 とは,自. ら問 題 が 異 る で あ ろ う.. を見 て 居 り,杉 田,井 上, B. E. Rinberg19)の 諸 氏 も臨 床 的 網 内 系 機 能 検 査 法 と し て 此 の方 法 を認 め て居 る. 更 に 私 共 は此 等 細 胞 の 大 腸 菌 貧 喰 能 を以 て 網 内 系 機 能 を推 知 す る一 指 標 と し た.此 の 皮 下 組 織 球 の 貧 喰 能 を以 て網 内 系 機 能 の 消 長 を. 小括及 び考按. 知 らん とす る企 て は,既. カ ン タ リヂ ン発 疱 膏 に よ る局 所 剌 戟 が 生 起 す る もの は,一. 内系 剌戟 或は. 種 の非 特異 性 炎症 に外 な らな. い.と す れ ば 「組 織 の反 応 は 本 質 的 に は 外 的. にKauffmannが. 葡. 萄 状 球 菌 を以 て 行 つ て居 り,又 杉 山 氏 は 墨 粒, 木 島20)氏は 大 腸 菌,高 橋21)氏 は連 鎖 状 球 菌, 〓 赤 血 球 を 用 い て 居 る.併. し此 等 は 私 共 の様. 剌 戟 に影 響 され る もの で は な く,内 的 順 応 力. に,慢 性 鬱 熱 が 間 葉 機 能 低 下 を来 し,続 い て腸. の如 何 に よ る 」 と言 つ たVirchowの. 内 菌 叢 異 変,腸. 言 葉 を借. り る迄 も な く,此 の 炎 症 反 応 が 生 物 学 的 な 生. 管 内 大 腸 菌 上 昇,下. と言 ふ 想 定 の 下 に 立 つ て,大. 痢 を促 す. 腸 菌 に 対 す る網. 体 防 禦 反 応 に 属 す る 事 は 明 ら か で あ る.亀. 内 系 の熊 度 を 見 た も の で は な い.又 後 者(高. 山16)氏は事 実,網. 橋,木. 内系 封鎖 或は 剔脾 の際 に カ. ン タ リヂ ン水 疱 形 成 が 殆 ん ど行 は れ な い か 或. 島両 氏)は. 体 液 殊 に血 清 の 影 響 を さけ. て 純 粹 に 細 胞 の 食 菌 態 度 を 見 て 居 るが,. は 極 め て 弱 度 で あ る事 を 見 て 居 り,此 の事 か. Kauffmannは. ら カ ン タ リヂ ン水 疱 形 成 が 生 体 防 禦 に 重 大 な. る と思 は れ る 水疱 液 の影 響 を 除 外 し て居 らな. 役 割 を有 す る網 内 系 機 能 に 直 接 関 連 を もつ 事. い.私. が 分 る の で あ る.併 し乍 ら 此の 炎 症 反 応 そ の. 響 を受けた儘,他 方それを除外 して,細 胞の. もの を網 内 系 機 能 の 判 定 基 準 とす る事 は,判. 食菌能 をしらべた.水 疱液 の影 響を除外した. 定 が 厳 密 を 期 し 難 い 缺 点 が あ る.其 処 で 私 共. 際,網 内系細胞であ る淋巴組織球性細胞 の食. はKauffmann亀. 菌能 が網内系機能 の一端を示す事は論を俟た. 山17)氏等 に 従 つ て,炎 症 に. 一 の 役 割 を 果 し て い る炎 症 細 胞 の 数 と組 織 球. 一 部 祖織 液 一 部 血 液 に 由来 す. は 両 者 の 立 場 を と り,一 方 水 疱 液 の影. ないが,水 疱液の細胞食菌能に及 ぼす影饗も. 性 細 胞 の 占 め る 比率 よ り,炎 症 反 応 力 の 強 弱. 亦網内系機能の一端を示す と思 はれ る.何 と. を知 りひ い て は 網 内 系 機 能 の 消 長 を 窺 は ん と. なれば水疱液中 に存在 する各種免疫体は間接.
(6) 重症消化不良症 の発生病理 に関す る研究. 的 に 細胞 の食 菌 力 に 影 響 を有 す る と考 へ られ,. 第二章. 然 もそ の各 種 免疫 体 の産 生 は 網 内 系 機 能 に 属. 欝熱幼若家兎の皮下組織球反應 及びその細菌貪喰能に就て. す る もの と され て居 るか ら で あ る.唯 前 に も. 實驗 目的及び實験對象. 述 べ た 通 り水 疱 液 が 組織 液 の み に 依 存 し な い 以 上,局 所 免 疫 力 の み を 示 す とは 限 ら な い と. 423. 既 に 私 は,第. 一 篇 第 一 章 及 び第 二 篇 第 一 章. で 重 症 消 化 不 良 症 の間 葉 機能 が 低 下 し て い る. い ふ 事 は あつ て も.. 以上 の判定基準を以 て研究結果を検討 して. 事 を知 つ た.又 第 一 篇 第 二 章 で 幼 若 家 兎に 於. 見 ると,重 症消化不良症の中等症 では細胞総. て は 単 な る欝 熱 に よ つ て も綱 内 系 機 能 低 下 を. 数,淋 巴組織球性細胞比率,同 細胞 の干均大. 来 す 事 が 分 つ た.然. 腸菌貪喰率共 に対照に比 して著 しく低 く,明. て 一 次 的 に 障 碍 され るの は,間 葉 機 能 で あ る. らかに網内系機能低下が窺はれ る.次 に本症 の軽 症例は大腸菌貪喰能の方には変化がない. のか 或 は肝臓 機 能 で あ るのか を更 に一層 明 か. が,細 胞総数及 び淋巴組織球性細胞比 率が健. 思 は れ る この 方 法 で,幼 若 家 兎 の 網 内 系 機 能. 康乳児のそれ らの約半分であ り而 も此等 の数. を 再 検 して 見 た の で あ る.. 値は病勢の恢 復 と共に正常範 園に戻つて居 る ので,之 も間葉機能 低下がある ものと考へ ら. に す る為 に,肝. し乍 ら此 の 際 欝 熱 に よつ. 臓機 能 の比 較的 関与 しない と. 実 験 対 象 と し て は前 篇 に 於 て述 べ た と同 様 の 幼 若 家 兎 を 用 ひ た.. れ る.此 の 患 児 は 前 篇 に述 べ た 軽 症 な 症 例 第. 檢. 四例 と 同 一 患 児 で あ り,従 つ て 前 篇 に述 べ た コ係 数 の軽 度 上 昇 は 間 葉 機 能 低 下 の 為 で,肝 臓 機 能 障 碍 の 為 とは 考 へ 難 い 事 に な る.又. Ⅰ. 欝 熱 方 法. こ. の場 合 網 内 系 機 能 の 中喰 菌 能 に 変 化 の 少 な か つ た事 は,細 胞 個 体 の か ゝ る重 大 な機 能 は 可. 前 篇 に 於 て述 べ た と 同様 で あ る. Ⅱ. カ ウ フ マ ン の カ ン タ リヂ ン 皮 下 組 織 球 反 応 検 査変 法. 成 病 勢 が 進 行 し て か らで な い と侵 され な い 為 と も解 せ られ る.. 前 篇 コ ン ゴ ロ ー ト法 に よつ て,欝 熱 幼 若 家 兎 の 間 葉 機 能 が 欝 熱14日. 以 上の重症消化不良症に反 して,単 純性栄 養失調症或は急性. 査 方 法. 化不良症では,一 部 疾病. 目 よ り一 部 に. 変 化 を 来 す 事 が 分 つ た の で 今 回 の実 験 は 欝 熱12日,. 19日, 26日,. 33日 の4回 に わ た つ. 期 と恢 復期の組織球性細胞比率に見 られ る差 は生理的動搖範圍内で,間 葉機能 変化は確証. て実 施 し た.方 法 は 乳 児 に お け る と殆 ん ど. し得なかつた.. る と,. 最 後 に 水疱 液 の影 響 を 除 去 した る際 の 平. 同様 で あ るが,次. 1.. 均 食 菌 率 が,除 去 せ ざ る も の の そ れ よ り1割 乃 至3割. の減 少 を 見 て居 る事 か ら,水 疱 液 の. に 異 な る点 だ け を 列 記 す. カ ン ク リヂ ン 発 疱 膏 貼 布 部 位 は 耳 内側 を撰 び 剃 毛 し て 左 右 交 互 に 貼 布 し た.. 2.. 幼 若 家 兎 の 耳 は 小 さ く,且 操 り返 して. 食菌 に 及 ぼ す 影 響 が 大 き い 事 が 考 へ られ るが,. 実 験 を行 は ね ば な ら な い の で リン ト布 の. 永疱 液 の影 響 を 除 外 す る為 の操 作 と そ の 時 間. 直 径 を1cmと. 的 ず れ が,細 胞 貪 喰 力 に 及 ぼ す 影 響 を 考 へ る. な か つ た,. 時,既 の程 度 の差 を以 て 有 意 で あ る と述 べ る. 3.. し,判. 創膏 縫 帯等は施 さ. ヵ ン ク リヂ ン 発 疱 液 採 取 は 貼 付 後20時. 事 は早 計 で あ り,又 少 く と も重 症 消 化 不 良症. 間 と した.此. 患 児 で は,永 疱 液 の影 響 は な い もの と考 へ ら. で は 水 疱 形 成 著 明 で な く内 容 液 採 取 が 困. れ る.. 難 で あ り,又,20時. れ は 乳 児 と同 じ く16時. 間. 間 以後 とす る と幼 若. 家 兎 の 皮 膚 は 脆 弱 な 為 容 易 に 水疱 が 破 れ て検 査 の機 会 を 逸 す る為 で あ る. 4.. 20時 間 と して も尚 内 容 液 量 少 い の で 細.
(7) 424. 畑. 野. 栄. 一. 菌 貪 喰 能 を検 す る為 に は 大 腸 菌 生 菌 俘 游 液0.1cc.を. 結 核 性 膿 瘍 穿 剌 の 如 き要 領. に て 水 疱 に近 接 した 健 康 部 の 皮 下 組 織 を 通 じて 水 疱 内 に 注 入 し,其 上 述 の如 く,ヘ. の 後25分. で. パ リン 溶液0.2c.c,を. 既. に 吸 引 せ る マ ン トー 氏 注 射 器 の 中 に 水 疱 内 容 を 吸 引 し,よ 細 胞 数 計 算 に,1滴. く振 盪 混 和 して1滴. を塗 沫 標 本 に よ る細. 胞 種 類 の検 査 に 用 ひ て 後,残 1500〜1800回. 転3分. を. 部 を毎 分. 間 遠 心 沈 澱 し,沈 渣. の 塗 沫 標 本 よ り大 腸 菌 貪 喰 能 を 検 しだ. 即 ち此 合 は疱 液 の影 響 を除 去 す る事 が 出 来 な か つ た. 6.. 大 腸 菌 生 菌 浮 游 液 の作 り方 は,第 一 章 と同様 で あ る が,唯. 賓 驗 成 績 Ⅰ. 家 兎体 重 曲 線 は,第 実 験 期 間33日. 中 に対 照 群 は 約500gの. 増 加 を 示 し た の に 反 し,欝 250^一300gの. 体重. 熱 群は僅かに. 増 加 を見 た に 過 ぎ ず,殊. に欝. 熱 後 半 期 の体 重 増 加 の差 が 明 瞭 で あ る. Ⅱ. 対 照 幼 若 家 兎 の 成 績 は 第 五 表 に 示 す 通 り で あ っ て,貪 喰 率 は 可 成 平 均 した 数 値 を示 して 居 る が,疱 液 中細 胞 数,組. 織 球 性 単核. 細 胞 比 率 は 可 成 個 体 差 が 見 られ,又. 同一個. 体 で も時 に よ つ て動 搖 が あ る様 で あ る.唯. 第五表. フ ォ ル マ リン で 大 腸. 菌 を 殺 菌 せ ず 生 菌 を 用 ひ た の で,従. 一 図 第 二 図 の 通 りで. 対照幼若家兎皮下 ・ 組織球反応 成績 及大腸菌貪喰能. つて. 其 の後 の操 作 は 之 を 省 い た.. 第 一図 対 照 幼 若家兎体 重表. 実 験 開 始後日数. 第 二図 欝 熱幼若家兎 体 重表. そ の平 均 値 よ り見 る と,細 胞 数 は12000〜 18000組. 織 球 性 単 核 細 胞 比 較 は3〜9%が. 正 常 値 と思 は れ,亀. 山22)氏の 成 熟 家 兎に お. け る成 績 と可 成 一 致 し て い る.. Ⅲ. 次に欝熱幼若家 兎におけ る成績 は,第 六 欝 熱 日数. 表 の様であつて,組 織球性細胞 の大腸菌貪 喰能は中性嗜好 白血 球の夫 と共 に対魚 より.
(8) 重症消化不良症 の発生病理 に関する研究 第六表. 425. 鬱熱幼若家兎皮下組織球反応成績及大腸菌貪喰能. 低 く,又 疱 液 中 細 胞 数 は33日. 目の成績 を. 疱 形 成 及 び 淋 巴 組 織 球 性 細 胞 の発 現 が,環 境. 除 き,対 照 の1/3乃 至1/4を 示 す け れ ど も,. 温 度 と 水疱 形 成 後 経 過 時 間 に 関 連 を有 す る点. 組織球 性 単核細 胞比 率 で は著 明 な差 を見 る. で あ り,も しArnord23)亀. 事 が 出 来 な か つ た.. く,環 境 温 度 の 高 い 程 水 疱 形 成 が 早 く,水 疱. 山22)両 氏 の 言 ふ 如. 発 生 後 の 時 間 経 過 と共 に 淋 巴 組 織 球 性 細 胞 比. 小括 及び考按. 率 の増 大 が 見 られ る とす れ ば,本 実 験 欝 熱 群. 以 上 の数 値 よ り.そ の各 要 素 に っ き検 討 し. の 成 績 は 多分 に 温 度 の 影 饗 を 受 け て い る の で. て見 る と,先 づ 細 胞 数 に 於 て は,欝 熱12日,. あ るか ら,淋 巴 組 織 球 性 細 胞 比 率 が 当 然 あ る. 19日, 26日, 33日 の 何 れ も対 照 群 よ り遙 か に. べ き値 よ り高 くな つ て居 る筈 で あ るの に,長. 少 な く,反 応 力 低 下 が 著 明 と考 へ られ る.又. 期 欝 熱 獸 の 結 果 が この 様 に な つ た 事 か ら,之. 組 織 球 性 単 核 細 胞 の大 腸 菌 貪 喰 能 は, 33日 目. を 有 意 の開 き と も考 へ ら れ る.此 の 際 組 織 球. を 除 き,大 体 欝 熱 群 は 対 照 群 の30%位. の機. 性 単 核 細 胞 の貪 喰 能 自体 が 対 照 に 比 し衰 へ て. るに反 面組 織球 性 単. 居 る事 と,細 胞 総 数 か ら 知 られ た 反 応 力 低 下. 能 低 下 を 示 して 居 る.然. 核 細 胞 比 率 に 於 て は, 12日 目, 26日 目で は 欝. よ,り判 断 す る と,此 れ が 有 意 の 開 き で あ る と. 熱 群 は対 照 群 の 約 半 分 で あ るが, 19日 目 で は. の 推 測 は 益 々 当 を 得 た もの と考 へ ら れ,本 実. 逆 に 欝 熱 群 は対 照 群 の 約2倍. 験 の 結 果 よ りも亦 間 葉 機 能 の低 下 を 認 め 得 る. と言 ふ 成 績 を 示. し, 33日 目 の そ れ は 対 照 と差 が な く,一 見 此 の点 は有 意 な差 とは 考 へ られ な い .併 際 考 へ ね ば な らぬ の は,此. と思 は れ る.. し此 の. 私 は第一篇第 二章に於 て,欝 熱幼若家 兎の. の カ ン ク リヂ ン 水. 機能障碍 を示 す数値は,網 内系機能障碍 をあ.
(9) 426. 畑. ら は す が,同. 野. 時 に 共 存 す る肝 臓 機 能 障 碍 を 否. 定 す る事 は 出来 な い と言 つ た け れ ど も,此 実 験 に よつ て 欝 熱12日. の. 目に して 既 に 広 義 網. 栄. 一. り,ヵ ン タ リヂ ン法 及 び コ ン ゴ ロ ー ト法 に よ る問 葉 機 能 低 下 は 欝 熱2週 る もの が あ るが,此. 間 に して あ らは れ. の 時 間 的 差 異 に も し意 味. 内 系 機 能 の 侵 され る もの が あ る事 を知 つ た の. が あ る な らば,欝. で,前. 機 能 障 碍 に先 ち 間 葉 機 能 減 弱 が 一 次 的 に 起 る. 篇 に 述 べ た 欝 熱14日. 目以 後 の 障 碍 は.. 恐 ら く肝 臓 機 能 障 碍 よ り も間 葉 機 能 低 下 が 主. 熱 に よ つ て 内胚 葉 性 臓 器 の. も の で あ る事 が 考 へ られ る の で あ る.. 因 で あ る事 が 考 へ られ るの で あ る.. 結 第二篇 の總括及び考按. 論. 重症 消 化不 良症 患児 並 に欝熱 幼 若 獸につ い. 私 は 重 症 消 化 不 良 症 患 児 に つ い て,カ. ンタ. て,ヵ. ウ フ マ ン の ヵ ン タ リヂ ン発 疱 法 に よ り. リヂ ン皮 下 組 織 球 反 応 及 び 大 腸 菌 貪 喰 能 検 査. 皮 下 組 織 球 を 通 じ て そ の 間 葉 機 能 を 検 査 した. を 行 ひ,そ. の 間 葉 機 能 が 低 下 し て 居 る事 を 知. 所. り,又 一 方欝 熱 幼 若 家 兎 で も,同 様 間 葉 機 能. 1.. 低 下 が 窺 は れ る事 を推 測 した.こ. 細 胞 総 数 は 対 照健 康 乳 児20000乃 至40000 に 対 し重 症 消 化 不 良 症 患 児 で は6800で. の 後 者 の推. あ. り,淋 巴 組 織 球 性 細 胞 比 率 は 対 照20〜45. 測 は,環 境 温 度 が 水疱 発 生 及 び 疱 液 中 細 胞 成 分 比 率 に 影 響 を及 ぼ す と言 ふ 説 に よつ て 一 層. %に 対 し本 症 患 児8%,同. 裏 付 け られ る事 に な る.こ の 事 は 前 篇 の 疑 問. 貪 喰 数 は,組 織 液 の 影 響 を 除 去 せ る場 合 対. を 一 つ 解 決 し得 た 事 に な る.即 ち本 実 験 に よ. 照1.14匹,本. つ て 重症 消 化 不 良 症 及 び 欝 熱 幼 若 家 兎 に 機 能. 響 を 除 去 せ ざ る場 合 に は 同 細 胞 で 対 照1.33. 障 碍の 成 績 が 見 られ,之. 匹,本. が肝 臓 機能 障 碍 に よ. 細 胞平 均大腸 菌. 症 患 児0.44匹,組. 症 患 児0.44匹,又. 織液 の影. 好 中 球 の夫 は 対. る ので は な くて,間 葉 機 能 低 下 が 主 原 因 と考. 照5.89匹,本. へ られ る事 を推 測 し得 た の で あ る.. よ り明 らか に 機 能 が 低 下 し て い る事 を知 つ. 従 つ て 重 症 消 化 不 良 症 は,ま. で あ り,以 上. た.. づ最 初欝 熱 に. よつ て 間 葉 機 能 低 下 が 起 り此 の 基 礎 の上 に 二. 症 患 児2.41匹. 2.. 重 症 消 化 不 良 症 患 児 の 中,比 較 的 軽 症 に. 次 的 な 誘 因 が 働 き発 症 す る も の で あ る事 が,. 経 過 せ る例 で も,細 胞 数13200,淋. よ り考 へ られ る の で あ る.唯 問 題 に な る の は. 球 性 細 胞 比 率14%と. 欝 熱 に よ つ て 起 る も の は,果. 低 下 が 見 ら れ,然. して間葉 機 能 低. な り,可. 26500,淋. し 山 内24)氏は,欝 熱 幼 若 家 兎の 小 腸 粘 膜 の 組. に 復 帰 す る の を見 た.. ゝる内 胚 葉 性 臓 器 の 機 能 も. 3.. 成 りの 機 能. も恢 復 期 に は細 胞 数. 下 の み で あ るか と言 ふ 問 題 で あ る.此 れ に 関. 織 呼 吸 を 検 し,か. 巴組 織. 巴 組 織 球 性 細 胞 比 率41%と. 正常. 単 純 性 栄 養夫 調 症 及 び 急 性 消 化 不 良 症 患. 亦 欝 熱 に よつ て 障 碍 され る成 績 を得 た が,こ. 児 は,細 胞 総 数19600〜34500淋. の組 織 呼 吸 の 低 下 は 網 内 系 を ト リパ ン ブ ラ ウ. 性 細 胞 比 率20〜43%,組. 或 は 墨 汁 で 封 鎖 す る時 も同 様 な 結果 が見 られ. 去 せ る同 細 胞平 均 大 腸 菌 貪 喰 数1.03〜1.80. た 為,此. 匹,組. れ は 欝 熱 に よ る網 内 系 機 能 低 下 の 二. 巴 組 織球. 織 液 の影響 を除. 織液 の影 響 を除去 せ ざ る同細胞平 均. 次 的 現 象 で あ る事 を 否 定 し得 な い と結 論 して. 大 腸 菌 貪喰 数1.10〜1.90匹,好. 居 る.又 藤 原25)氏は 欝 熱 幼 若 家 兎に γ‑Globulin. 大 腸 菌 貪 喰 数3.49〜5.74匹. の 低 下 を見 て 居 る が,佐 野26)も. 機 能 の著 明 な 変 化 は 認 あ ら れ な か つ た.. 網 内 系封鎖. に よ り γ‑Globulin低 下 を見 る の で,山. 内氏 と. 同 様 γ‑Globulinの低 下 は 欝 熱 に よ る 網 内 系 機. 4.. 欝 熱 幼 若 家 兎 で は,細. 中球平 均 の 程 度 で,同. 胞 総数 に於 ては対. 照 獸 に比 し著 し い減 少 が見 られ た が,組 織. 能 低 下 の 二 次 的 現 象 で あ る 事 を 否 定 し得 ぬ と. 球 性 単核細 胞比 率 並 に 之等細 胞 の大 腸菌貪. 言 つ て 居 る.之 等 二 者(山. 喰 能 に は著 明 な 低 下 を 見 る事 が 出 来 な か つ. 成 績 は,何 れ も欝 熱3週. 内,膝. 原 両 氏)の. 以 後 に あ らは れ て 居. た.併. し環 境 温 度 が カ ン ク リヂ ン水 疱 形 成.
(10) 重症消化不良症 の発 生病理に関す る研究. 及 び 細 胞 成分 に 影 響 を 与 へ る の が 事 実 とす れ ば,以 上 の成 績 か ら も,間 葉 機 能 低 下 を. 427. 擱 筆 す るに 臨 み,終 始 御 懇 篤 な御 指 導 と御 校 閲 を 賜 つ た 恩 師 浜 本 教 授 に深 く感 謝 致 し ま す. 本 研 究 は 交 部 省 科 学 研 究 費 に 負 ふ 所 が 多 大 で あ る.. 物 語 るに た る も の と推 察 さ れ る.. 文. 献. 1) 浜 本 英 次,畑. 野 栄 一,重. 岡. 守,山. 内逸郎. 13). 杉 国. 博;児. 雑350,. 1,昭4. 2). 畑 野 栄 一.藤. 原. 岡. 守,山. 内逸 郎. 14) 杉 田. 博;児. 雑367,. 2093,昭6. 3). 畑 野栄 一. 15). 井 上. 硬;日. 本 人 の 栄 養,昭22. 16). 亀 山 茂 松;岡. 山 医 雑, 47年,. 12号. 2268頁,昭10. 17). 亀 山 茂 松;岡. 山 医 雑, 47年.. 11号, 2093頁,昭10. 18). Marchaud;. 4) 浜 本 英 次,畑 5). L.. 弘,重. 野栄 一. Aschoff;. Erg.. inn.. Med.. Khk.. 26,. 1,. 1924 6). 清 野 謙 次;生. 体 染 色 の研 究. 7). 杉 山 繁 輝;血. 液 及 び 組 織 の新 研 究 と其 の方 法. 昭4 19). P.. 9). Saxel 66,. med.. Wschr.. 13.. 385,. B.. E. Rinberg;医. 学 の 歩 み,1巻,. 1号,. 39頁,. 昭22. 昭16 8). Munch.. 1923. Kyes; u.. J. Donath;. of.. Infek. Wien.. Dia. Klin.. 18,. 277, Wschr.. 1916. 20). 38,. 1925. 木 島 滋 二;医. 学 と 生 物 学.. 9巷,. 3号,. 昭21 21). 高 橋 欽 市;京. 都 医 雑.. 40巻,前278頁. 22). 亀 山 茂 松;岡. 山 医 雑,. 49年,. 1924 11) F. Kauffmann; Krankheitsrorschung2,448,. 23). Arnord.T.;. 1928 12) Bennhold; Zschr. f. d. g. exp. Med. 142, 32, 1924. 24). 山 内 逸 郎;日. 本 小 児 学 会 雑55,. 25). 藤 原. 雑53. 26). 佐 野 英 二;日. 10) Zechner; Munch. med. Wachr. 18, 1726,. 178頁,. Munch.. med.. 4号,. 769頁,昭12. Wschr.. 6,. 1922. 弘;児. 169,昭26. , 114,昭24. 本 小 児 学 会 雑55,. 169,昭26. 196,.
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