小学校総合的な学習の時間中の個別探究過程時における教師の指導言・評価言研究
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(2) 使用比率に関しではほとんどの差が見られなかっ. いて、自分の言葉で文章を書き上げることができ. た。また、実践授業(1)の分析において、使用. た。また、若手教師の評価言が増加し、質的な向. しないカテゴリーがあったり、カテゴリー間で差. 上も見られた。若手教師がベテラン教師から得た. が出なかったりしたことから、実践授業(2)で. 示唆を参考にすることによって、子どもたちの成. は再度、カテゴリーの再考を行った。. 長が見られ、若手教師の授業力が向上し、評価す. 実践授業(2)では、再考したカテゴリーを用. る力が身にっいたのではないかと考えられる。. いてカテゴリー分析と若手教師とベテラン教師の 発話サイクルを調査した。若手教師もベテラン教. 4.まとめと今後の課題. 師も使用頻度が高いのは「A(発間)」であった。. カテゴリー分析から、ベテラン教師からrC(指. また、ベテラン教師は「B(説明)→A(発問)」. 示)」の使い方、rB(説明)→A(発問)」のサ. というサイクルを多く用いていること明らかにな. イクルの効果が示唆された。また、若手教師とベ. った。 rC(指示)」の比率に着目すると、若手. テラン教師の発話内容を比較することによって、. 教師はベテラン教師の約3倍用いていることが分. ベテラン教師から若手教師が授業改善に役立つよ. かった。. うな指導言と評価言の工夫も得ることができた。. このベテラン教師から得たことを参考にして、若 3.2若手教師とベテラン教師の発話比較について. 手教師が実践授業を行ったところ、子どもたちの. 実践授業(1)で、特定の場面の発話を質的に. 成果物に変化が見られた。また、若手教師の評価. 検討したところ、若手教師はベテラン教師に比べ. 言の増加や質的な向上も見られた。. て、子どもの思考に沿って発話ができていないこ. 若手教師とベテラン教師の発話をカテゴリー分. とが推察された。一方で、ベテラン教師は、子ど. 析や発話内容で比較して、ベテラン教師から若手. もの思考に沿った発話(絵を描いて説明する、擬. 教師が授業改善に役立つような指導言・評価言の. 声語を使うなど)がされていることが明らかにな. 示唆を得て取り入れたことによって、若手教師の. った。. 指導言・評価言は向上したと言える。しかし、今. 実践授業(2)で、教師と子ども(特性別(子. 回の研究の対象は、1人の若手教師、1人のベテ. どもの書く力と調べているテーマ))の発話から. ラン教師であったので、今後は他の教師について. 考えられる子どもの成果物への影響の違いについ. も検証する必要があると思われる。. て検証した結果、ベテラン教師は、具体的な数字 をあげる、順を追って発間と説明を繰り返すなど. 修学指導教員 松本 伸示. の工夫が見られた。. 指導教員 永田 智子. 3.3若手教師の実践 実践授業(3)では、実践授業(1) (2)のベ. テラン教師から得た授業改善に役立つような指導 言・評価言を参考にして、若手教師が個別学習指 導を行った。すると、子どもたちは、単元の目標. の1つである「調べて分かったことから、考えた ことや思ったこと、次にしたいことを書く」につ.
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