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第139回東京医科大学医学会総会

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Academic year: 2021

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一 659 一

東医大誌 55(5):659〜698,1997

第139回東京医科大学医学会総会

日 時:平成9年6月7日(土)午前9時より 会場:東京医科大学病院臨床講堂(6階)

     東京医科大学病院第一・第二・第三会議室 当番教室:生化学講座,整形外科学講座

特別講演1:心臓血管外科における低侵襲治療の流れ

      外科学第二 石丸 新主任教授(55(5):565〜570)

特別講演2:抗不安薬の最近の開発動向と前臨床評価

      薬理学 松宮輝彦主任教授(55(5):571〜581)

一般演題:ロ演1〜34,展示P−1〜P−45

一 般 演 題

X 1.

 ヒト濾胞状樹状突起細胞株の樹立  およびその性状解析

(免疫学教室)○永井太朗

[目的]免疫応答の進行に伴って形成される胚 中心(GC)は、濾胞状樹状突起細胞(FDC)、 B 細胞、T細胞から構成され、抗体の親和性の 上昇に寄与していると考えられている。FDC は形態的には繊維芽細胞(FB)に似ているが、

その機能は未だ明確にはされていない。今回 我々はヒトFDC細胞株の樹立を試み、その機 能を解析したのでここに報告する。[方法]① FDC株の樹立:常法に従って、扁桃腺細胞を 比重遠心法、SRBCロゼット法を用いてB細 胞、FDC分画を得た。この分画を10%FCS−

RPMI 1640で6ヶ月以上培養するとFDC様細 胞株が得られた。②B細胞亜集団の精製:B細

胞分画を比重遠心法を用いてGC−B細胞分 画、naive B細胞分画に分けた。③細胞表面

マL・一一一一一カー:フローサイトメーターを用いて

行った。[結果]①FDC株の細胞表面マーカ ー:我々のFDC株はFDCに特異的であると考 えられている12B1が陽性であった。他は

DRC−10, CD40(十), LFA−1(一), ICAM−

1(+). VCAM−1(+), HLAclass l(+),

HLAclass ll (一)であった。②クローン増殖支 持作用:FDCをfeeder ce11として用いると、

FBに比べてEBV transformed B細胞のクロ ーニング効率が上昇した。③GC−B細胞のア ポトーシス解消作用:GC−B細胞は単独で培 養すると容易にアポトーシスに陥るが、FDC 添加によりアポトーシスが部分的にではある が解消された。CD40しも同様にGC−B細胞の アポトーシス抑制作用を有しているが、FDC はCD40L(一)であり、アポトーシスを抑制す る新たな分子の存在が示唆された。

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