• 検索結果がありません。

図-1 流入管・流出管とマンホールの接合状態

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "図-1 流入管・流出管とマンホールの接合状態"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)Ⅱ-44. 土木学会中国支部第67回研究発表会(平成27年度). 対向する 2 本の流入管の両側段差を考慮した 3 方向接合円形落差マンホールのエネルギー損失特性 松江工業高等専門学校専攻科. 学生会員. ○小川. 恭佑. 東海旅客鉄道(株). 非会員. 山根. 匠馬. 松江工業高等専門学校. 正会員. 荒尾. 慎司. 1.はじめに 近年,日本において多発しているゲリラ豪雨等による 洪水時の浸水深,浸水面積や避難経路等の情報を住民に 周知させるため,各自治体では洪水ハザードマップの作 成・公表が義務付けられている. しかし, 内水氾濫を含. 立面図. 正面図. む洪水ハザードマップ作成時の浸水予測計算においては,. 図-1 流入管・流出管とマンホールの接合状態. 重要視するべき雨水管の接合部であるマンホールでの損. マンホール マノメータ. 失が軽視または無視されており,実際の浸水現象を必ず しも的確には予測できていない. 2 本の流入管の水平面 接合角度がいずれも 90°の場合(図-1 参照)の流入管の落 差を考慮した 3 方向円形落差マンホールのエネルギー損 失は未だ十分には明らかにされていない. そこで本研究では,対向する 2 本の流入管と流出管と の間の水平面接合角度がいずれも 90°の場合であり,流入 管径 D1=D2=3cm,流出管径 D3=6cm における 3 方向接合 円形落差マンホールを対象に,流入管・流出管の流量,. 図-2 実験装置の概要(立体図). マンホール内の水深及び対向する 2 本の流入管の段差を 種々変化させた実験を行うことで,マンホールでの流入 管の両側段差におけるエネルギー損失特性を明らかにす. 3. 実験条件 流入管径を D1=D2=3cm,流出管径を D3=6cm とする. 表-1 に既往の研究も含めた2 本の流入管の各段差(S1 , S2),. る.. 接合角度(θ1,θ2)の組み合わせを示す.また,表-2 に示 2.実験装置及び実験方法. すように,流入管 1 の流量 Q1,流入管 2 の流量 Q2 を変. (1) 実験装置. 化させ,流量比 Q2/Q3 (Q3= Q1 + Q2)を 9 種設定し,各流. 本研究で用いた実験装置の概要(立体図)を図-2 に示す.. 量比でマンホール内の水深を変化させて実験を行った.. 図-2 は対向する 2 本の流入管の接合角度が θ1=θ2=90°であ る.平成 24 年度の研究. 1). 表-1 段差と接合角度. では管頂接合の場合として. S1=S2=3cm を行っている(Type A). 本研究では両側の流 入管に段差を設けた場合として表-1 に示すように 4 種の 段差を検討対象とした. また,実験装置のサイズは実規 模の 1/5 の大きさとし,マンホール底面には管径の 1/2 の. Type A Type B Type C Type D Type E. 流入管1 S1(cm) 3 4.5 6 6 10. 大きさのインバートを設置している.. 流入管2 S2(cm) 3 4.5 4.5 6 10. 流入管1 θ1(°). 流入管2 θ2(°). 90. 90. 表-2 流量比の設定. (2) 実験方法 実験方法は紙面の都合上, 参考文献を参照されたい 1).. Q 1[l/s] Q 2 [l/s] Q 2 /Q 3. 1.00 0.00 0.00. 1.00 0.25 0.20. 1.00 0.50 0.33. 1.00 0.75 0.43. 1.00 1.00 0.50. 0.75 1.00 0.57. キーワード マンホール, 内水ハザードマップ, エネルギー損失, 浸水予測計算, 雨水管設計 連絡先 〒690-8518 島根県松江市西生馬町 14-4 松江工業高等専門学校 環境・建設工学科 TEL 0852-36-5225 ― 157 ―. 0.50 1.00 0.67. 0.25 1.00 0.80. 0.00 1.00 1.00.

(2) 4. 実験結果と考察. 5.まとめ. 流量比 Q2/Q3 と 2 本の流入管の両側段差におけるエネ. 本研究では,対向する 2 本の流入管の両側段差を考慮. ルギー損失係数 Ke1,Ke2 との関係について,図-3 と図-4. した実験を行うことで,段差と 2 本の流入管の流量比が. に示す.. マンホールの損失にどのような影響を与えるのかを明ら. (1) 流入管 1 に関するエネルギー損失係数 Ke1. かにした.今後は,2 本の流入管と流出管の管径がいず. 図-3 に両側段差におけるエネルギー損失係数 Ke1 の実. れも異なる場合の検討を行う予定である.. 験結果を示す.流量比 Q2/Q3 が 0~0.50 の間では流入管 1 Type A. の流量が流入管 2 の流量よりも大きいか同程度のため,. Type B. Type C. Type D. Type E. 18. 流入管 1 は流入管 2 からの流入水の影響を受けない.よ. 16 14. 間では流入管 2 の流量が流入管 1 の流量よりも大きくな. 12. るため流入管 1 は流入管 2 からの影響を受ける.Type A. 10. Ke1. って損失係数は同程度となる.流量比 Q2/Q3 が 0.67~1 の. においては,管頂接合であるものの流入管と流出管の間. S1(cm) 3 4.5 6 6 10. Type A Type B Type C Type D Type E. S2(cm) 3 4.5 4.5 6 10. 8 6. に 3cm の段差が生じているため,インバートの効果は小. 4. さくなる.また,Type B にもいえることであるが,流入. 2. 管からマンホールへ流入した水は,下方にはマンホール. 0 0. 底面が接近しており,上向きの流れが卓越し,スケール. 0.1. 0.2. 0.3. 0.4. 0.5. 0.6. 0.7. 0.8. 0.9. 1. Q2/Q3 図-3 流入管 1 のエネルギー損失係数 Ke1. の大きな渦が発生しやすくなることから,損失が大きく なったと考えられる.Type D に比べ Type C の損失が小さ. Type A. くなっている.この原因として図-5 に示した流入管同士. Type B. Type C. Type D. Type E. 18. の被り面積が挙げられる.Type D での被り面積は管の全. 16 14. 違いから被り面積は管の半分程度の面積となった.その. 12. ため,流入管 2 からの流入水の流入管 1 への影響は小さ. 10. Ke2. 面積であるが,Type C では流入管 1 と流入管 2 の段差の. くなり損失も小さくなったといえる.Type E においては,. Type A Type B Type C Type D Type E. S1(cm) 3 4.5 6 6 10. S2(cm) 3 4.5 4.5 6 10. 8 6. Type D と比べ,流入水がマンホール内から流出するまで. 4. 2 倍の時間がかかった.Type E では段差がより大きくな. 2. ったことによりインバートの効果がより小さくなったた. 0. 0. めである.これらのことより対向する 2 本の流入管の段. 0.1. 0.2. 0.3. 0.4. 0.5. 0.6. 0.7. 0.8. 0.9. 1. Q2/Q3 図-4 流入管 2 のエネルギー損失係数 Ke2. 差が同じであるとき,段差の大きさが流出管の管径と等 しくなった場合に最もインバートの効果が大きくなると 推測される. (2) 流入管 2 に関するエネルギー損失係数 Ke2 両側段差におけるエネルギー損失係数 Ke2 の実験結果 を図-4 に示す.(1)で述べた流入管 1 に関するエネルギー 損失係数 Ke1 の結果とは逆に,流量比 Q2/Q3 が 0.50~1 の 間では損失係数の値が同程度となるため段差 S1 の影響は 受けないことが分かる.流量比 Q2/Q3 が 0~0.33 の間では. 図-5 段差の違いによる 2 本の流入管の重なり. 流入管 1 の流量が流入管 2 の流量よりも大きくなるため 流入管 2 は流入管 1 からの影響を受け,損失係数に違い. 参考文献. が見られる.各 Type の損失係数の値とそれぞれの値の大. 1) 荒尾慎司,平塚俊祐,楠田哲也:管水路流れにおける 3 方向. 小関係に関しては,(1)のエネルギー損失係数 Ke1 で述べ. 接合円形落差マンホールのエネルギー損失の定式化,土木学会. た現象が起きたためである.. 論文集 B1(水工学),Vol.69, No.2, pp.105-122, 2013.. ― 158 ―.

(3)

参照

関連したドキュメント

T8 である。補正なしの結果では、計測ごとに較差が大 きく異なるが、速度が速い方が較差のばらつきは小さ くなっている。補正は速度 10km/h では 0 秒と 16 秒付 近、20km/h では 0

図-5 に長期安定性試験の結果を示す。長期安定性試験の試験 期間は 90 日間であったが、85 日以降、試験機器に発生した錆の 流入により、流出量が急激に減少し、ほとんど計測出来なくなっ

なっているが、見逃し率は小さいのに見逃しルジオン値が大きい 図 1 2 次孔 15%超過率ルジオン値と見逃し率の関係 場合もある。また、表 2

2.合流部における実測交通流調査 2.合流部における実測交通流調査 2‑1 車両挙動の抽出システム 調査にあたり,画像データ(AVI

無積載状態と、最大積載量状態での制動距離を各スピ ード毎に実施した。その結果、表-1 の通り最大制動距離である 12.9m積載 2,220 ㎏、25 ㎞/hまで管理でき

撤去された自転車であ っても即刻処分はでき ない。違法駐輪自転車 を保管しながら所定の 手続きとして保管台帳 への記録と警察への照 会を行う。また、所有

ついては,TTとTGとでは明らかに差があり,輪重よりもはるかにばらつきが大きくなっている.また,同

まとめ 表 1 に示す実験条件のもとで,減勢池直下流側で支 配断面限界流となる断面が生じる状態で減勢池内に