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各 種 動 物 長 管 骨 々 髄 の 血 管 構 造

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Academic year: 2022

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(1)各 種 動 物 長 管 骨 々 髄 の 血 管 構 造 第1編 家兎 を主 とせ る哺 乳類 の長 管骨 々髄主 幹血 管 に就 い て 岡山 大学 医学 部平木 内科教 室(主 任. 專攻 生. 片. 山. 〔昭 和29年3月20日. 内 第1章. 緒. 第2章 第3章. 容. 言. 平木. 茂. 潔教 授). 樹. 受 稿〕. 目. 次 第2項. 下 腿 骨. 実 験 方 法. 第3項. 上 腕 骨. 自 家 所 見. 第4項. 前 腕 骨. 第1節. 家. 兎. 第4節. 猫. 第1項. 大 腿 骨. 第1項. 大 腿 骨. 第2項. 下 腿 骨. 第2項. 下 腿 骨. 第3項. 上 腕 骨. 第3項. 上 腕 骨. 第4項. 前 腕 骨. 第4項. 前 腕 骨. 第2節. 海. 〓. 第4章. 考 按並 に総 括. 第1項. 大 腿 骨. 1.. 栄. 第2項. 下 腿 骨. 2.. 栄 養 血 管. 第3項. 上 腕骨. 3.. 骨髄 内血 管 の走 行. 第4項. 前 腕 骨. 4.. 主 幹 静 脉 洞 と動 脉 との 関 係. 5.. 下腿 骨 に就 い て. 第3節. 犬. 第1項. 大 腿 骨. 第5章. 養. 結. 孔. 論. し 乍 ら 大 藤57)が 嚢 に 指 摘 し た 如 く細 小 血 管 に. 第1章 骨 髄 はLudwig34). 緒. 言. 関 す る 細 胞 組 織 学 的 研 究 は 数 多 くあ る も 主 幹. u. Wetzel53)に 依 れ ば 其. の 容 積 は 約 肝 臓 大,又 は 脾 臓 の 約11倍 に達 す る と云 い, 重 の4.6%で. Mechanik35)は. 成 人に て は平 均体. あ る と述 べ た .. 容 積的 に もこの様 に大 な る骨髄 の造血 機 能. 血 管 系 統 に 関 す る 研 究 は 比 較 的 数 が 少 い. 今 そ の 主 な もの を 列 挙 す れ ば 人 体 剖 検 材 料 を 用 い た 者 にLanger30),. Lexer32),. が あ り,. Rindefleisch42)は. Denys13),. Venzlaff51),. Anseroff1). 海 〓 を 用 い,. Doan14)は. 鳥 類,特. に. を 明 らか に せ ん と し て 古 く よ り多 くの 研 究 が. 鳩 を 用 い て 夫 々 検 索 を 行 つ た.我. 行 わ れ た が,そ. 岩 男55)の 家 兎 並 び に 剖 検 例 に 於 け る 研 究 に 始. の基礎 で あ る 骨 髄 の血 管 構. 造 に関 す る 研 究 は1864年Robin44)が. 骨髄 内. に 特 に 内 径 の 大 な る 静 脉 性 毛 細 管,後 Neumann39)に. に. 依 り静 脉 洞 と名 付 け られ た 血. 管 が 存 在 す る こ とを 述 べ,そ. の特 異性 を発表. した の に 始 まつ て い る.爾 来 多 くの 研 究 者 に 依 り漸 次 其 の 血 管 構 造 が 解 明 さ れ て 来 た,併. ま り富 塚63),橋. 本(美)65),橋. 藤 等 の 発 表 が あ り,又. 国 に於 て も. 本(義)66)及. び大. 平 木 教 授67)は 血 液 学 会. 討 議 会 に於 て 骨 髄 血 管 構 造 を 主 と し た 研 究 を 発 表 さ れ て い る. 次 に 造 影 剤 を 用 い てX線. 的 に 骨 髄 内血 管 の. 走 行 を 明 ら か に せ ん と し た 者 に 竹 内 ・宮 地61),.

(2) 728. 片. 国 枝60)等,小. 野59),橋 本(義)等. 大 東56)はResin注. 山. が あ り江 口 ・. 入 に 依 り血 管 構 造 を 明 らか. に せ ん と試 み た. 予 も家 兎 を 主 と し て,其. の他 種 々 の動物 に. 対 し ス パ ル テ ホ ル ツ透 明 標 本, Resin及. びグ. 茂. 樹. Polymerを 5〜10μ. 使 用 し,微. 粉 と し てPolymerを. に 粉 砕 せ る も の を 用 い た .其. の他重. 合 促 進 剤 と し て 過 酸 化 ベ ン ゾ ー ル,更. に之 の. 促 進 剤 と し てDimethylamin,可. 塑剤 として. Dibuthyl. phthalateを. ッ タ ペ ル カ 注 入 等 の 方 法 に 依 り長 管 骨 々髄 の. Oilblauを. 夫 々 用 い た . Monomerは. 血 管 構 造 に 関 す る 研 究 を 行 い,聊 か 先 人 の 業. 去 の 為 再 蒸 溜 し て 用 い た.. 蹟 を 裏 書 き 或 は 補 遺 訂 正 す べ き知 見 を 得 た の で こ ゝに 報 告 す る.. Polymer. 1.. 実 験 方 法. 10〜12,過. 後. 研 究 方法. 酸 化 ベ ン ゾ ー ル を1の. 3〜4時. びグ ッ. タ ペ ル カ 注 入 に 依 り観 察 した が 各 々 の 方 法 を 詳 記 す れ ば 次 の 様 で あ る.. 置. 次 に 注 入 に 際 し ゾ ル 溶 液100, lamin. 2〜3,. Dibuthyl. phthalate. て も 宜 い),色. 頸 動 脉 切 断 に 依 り失 血 させ,直. 臓 穿刺 又 は. ちに開 胸 開腹. 部 大 動 静 脉,鎖 骨 下 動 静 脉 を 露 出. す る.. を,静. 注 入 し た.注. 入 後 血 管 を 結 紮 し,室. を 注 入 す る.色 素 液 と し て は 墨 汁(市. 販 の墨. 稀 釈 せ る も の),. ル リ ン ブ ラ ウ液 を 用 い,動. 脉又 は. 間 放 置 し 完 全 に 重 合 終 了 後 骨 を 取 出 し,. 20%苛. 性 ソー ダ 溶 液 中 に 浸 漬 して 骨 質 を溶 解 静 か に 水 洗 す れ ばResinに. 微 鏡 を 用 い て 観 察 し た. ニ). グ ッ タ ペ ル カ注 入 法. 歯 科 用 の グ ッ タ ペ ル カ を 細 片 に 切 断 し,ク ロ ロ ホ ル ム を 加 え40%の. 注 入 し た.注. し て 保 存 し,使. 溶 液 中 で 充 分 固 定 せ しめ 後,電. ル マ リン. 気脱 灰器 に て. 脱 灰 す る.. 前2者. 間 浸 漬 し て 漂 白 後,小. さな 骨 に. り始 ま る上 昇 ア ル コ ー ル. 液 中 を 次 々 に 通 過 せ しめ て 最 後 に 冬 緑 油(メ 投 ず れ ば透 明 な る骨. の標 本 を 得 る.. ク ロ ロ ホ ル ム溶 液 と. 用 に 際 し て は 十 分 に 振 盪 し,. と 同 じ 場 所 よ り注 入 す る.. 注 入 後Resinの. きい骨 に ては オキ シ フル. 依 る血 管. れ を 肉眼的 又 は双眼顕. 静 脉 よ り或 は 動,静 脉 両 方 よ り液 を 異 に し て 入 後 骨 を 取 出 し10%ホ. 温 に て1. 〜2日. の 鋳 型 が 出 来 上 る.こ. チ ー ル ・サ リチ ル 酸)に. 上 を 混 合 攪 拌 し空. 脉 系に は 青色 を個 々に又 は 両者 同時に. 上 記 露 出 せ る心 臓 又 は 動,静 脉 よ り色 素 液. て は そ の 儘70%よ. 粉10,. 気 を 除 去 し て 注 射 器 に て 注 入 す る.. さ せ,後. 脱 灰 後 水 洗 し,大. 10,微. は 入 れ て も入 れ な く. 素 適 量,以. ロ) ス パ ル テ ホ ル ツ透 明 標 本 作 製 法. 汁 液 を 生 理 食 塩 水 で50%に. Dimethy. 注 入 場 所 は 前 記 の 場 所 よ り動 脉 系 に は 赤 色. イ) 使 用 動 物 を 麻 酔 せ しめ,心. 液 中 に 約1週. 場 合 と 同 様 に 室 温 に1〜. 2日 間 放 置 後 骨 を 取 出 し20%苛 中 に て 骨 質 を 溶 解 さ せ,水. 性 ソ ー ダ溶 液. 洗 を行 つ て グッタ. ペ ル カ の鋳 型 標 本 を 得 る . 又 之 を 透 明 標 本 に す る場 合 に は 注 入 せ る骨 を 取 出 し,固. 定 後 スパ ル テ ホル ツ透 明標本作. 製 法 に 慣 い 上 昇 アル コ ー ル を 経 て冬 緑 油 に 浸. か ゝ る標 本 を そ の 儘 冬 緑 油 中 に 浸 漬 して 肉 眼 的 又 は 双 眼 顕 微 鏡 を 用 い て 観 察 し,必 要 に. し て 製 作 す る.こ. れ を 前2者. と同 様 に そ の 儘. 又 は 細 片 とな し て 観 察 し た.. 応 じて 細 断 し薄 片 と し て 観 察 した. ハ) Resin注 Resinは. 割. 間 絶 え ず 震 盪 す る とや. 過 酸 化 ベ ン ゾ ー ル1(之. ス パ ル テ ホ ル ツ透 明 標 本 , Resin及. 又 は1%ベ. 100,. き 完 全 に 透 明 な ゾ ル 溶 液 と な つ て 後 使 用 す る.. 各 々 十 数 頭,生. 3ケ 月 家 兎,海 〓 を 夫 々数 頭 宛 使 用 し た .. し心 臓,腹. 夾 雑物除. ゝ透 明 に な る か ら 之 を 冷 蔵 庫 中 に2〜3日. 研 究 材料 成 熟 家 兎 数 十 頭,犬,猫. 2.. 素 にOilred,. 最 初 に ゾ ル 溶 液 を 作 る が 之 はMonomer. 合 に 混 合 し,. 第2章. 用 い,色. 入法. 新 光 レ ー ヨ ン 会 社 製 のMonomer,. 第3章. 自 家 所 見. 家 兎 に 於 け る所 見 を 主 と し て 述 べ 犬,猫,.

(3) 各種動物長管骨々髄の血管構造 海 〓 に 就 い て は 家 兎 と 異 な れ る所 見 の み を 述. 1.. べ る.. イ). 第1節 第1項. 家. 兎. 729. 骨体部 栄 養孔 及 び栄 養血 管. 主 栄 養 孔 は 大 腿 骨 内 側 に て 骨 体 の 略 々 上1/4. 大 腿 骨(挿. 図 第1図). 即 ち 近 位 端 よ り約2.5cmの. 以 下 骨 体 部 と近 位 及 び 遠 位 骨 端 部 に 分 け て 述べ る.. 距 離 に 存 し,骨. 壁 を 斜 に 内 側 上 方 よ り外 側 下 方 に 向 い 貫 通 し そ の 角 度 は 大 腿 骨 長 軸 に 対 し て 約20° で あ る.. 挿. 略. 図. 字. 第1図. 説. 明. 1 A→ 主 栄 養 動 脈. 1 V→ 主 栄養靜 脈. 2 A→ 上 行 主幹 動 脈 枝. 2 V→ 上 行 主 幹靜 脈 洞. 3 A→ 下 行 主 幹 動 脈 枝. 3 V→ 下 行 主 幹靜 脈 洞. 4 A→ 近 位 メ タ動 脈 5 A→ 近 位 エ ビ動 脈. 4 V→ 近 位 メ タ靜 脈 5 V→ 近 位 エ ビ靜 脈. 6 A→ 遠 位 エ ビ動 脈 7 A→ 遠 位 メ タ励 脈. 6 V→ 遠 位 エ ビ靜 脈 9 →集合 洞. 8 →平 行動脈枝 a. 大 腿骨 頭 A →動. 脈. V →靜. 脈. b. 転 子 窩 c. 大 転 子 d. 〓 間窩. 主 栄 養 血 管 は 外 側 大 腿 回 旋 動,静. 脉 よ り分. 岐 せ る 動,静 脉 が 骨 髄 内 に 進 入 す る.こ の 際. ロ). 動脉系. 動 脉 は 骨 髄 に 進 入 す るや 直 ち に2分. して上. 動脉 は 静 脉 の 下 位 に て 進 入 す る.進 入 型 式 は. 行 枝,下. 大多 数 例 に 於 て 大 藤 の 第3型. 養孔. な カ ー ブ を 描 い て 下 行 す る が,上 行 主 幹 動 脉. 内に 於 け る動 脉 は 分 岐 を 行 は ぬ の が 普 通 で あ. 枝 は 急 激 に 上 方 へ 反 転 し てU字 型 を 描 い て 近. るが 稀 に 孔 内 に 於 て 既 に2分. 位 端 に 向 う.又 此 の 分 岐 部 の 附 近 よ り少 数 の. あ る.. を 示 す.栄. して い る こ とが. 行 枝 に 分 れ る.下 行 主 幹 動 脉 枝 は 緩. 細 い 動 脉 を 出 す が,之. の一 部は 骨髄 の 中心 を.

(4) 730. 片. 山. 茂. 樹. 越 え て栄 養孔 の 反対 側 に進 み 附 近 の骨髄 に分. りを 略 々 直 線 的 に 近 位 端 に 向 い 走 行 し,近 位. 布 す る.. メ タ フ ィー ゼ 部 に 至 りて 転 子 窩 底 よ り進 入 せ. 上 行 主 幹 動 脉 枝 は 普 通2分 つ ゝ上 方 に 向 い,そ. して蛇 行 を 示 し. の 途 中 次 々 と4〜5回. る大 な る メ タ フ ィ ー ゼ 静 脉 と連 絡 吻 合 す る.. の. メ タ フ ィー ゼ 静 脉 と吻 合 す る 直 前 に 分 岐 静脉. 分 岐 を 行 い,各 分 枝 も亦 蛇 行 を 示 しつ ゝ近 位. 枝 を 出 し,之 の 静 脉 枝 は 尚 も大 腿 骨 頭 及 び 大. 端 メ タ フ ィ ー ゼ 部 に 至 る.. 転 子 の 方 向 に 進 み,転 子 窩 内,外. 下行 主 幹 動脉 枝 は下 行主 幹 静 脉洞 の前 方 を 走 り,骨 髄 中 心 部 に 達 し2〜3分. し尚 暫 く骨. す る1〜2本. 側 よ り進 入. の 割 合 太 い メ タ フ ィー ゼ 静 脉 と. 連 絡 吻 合 す る.. の一 枝 は主 幹 静脉 洞. 下 行 主 幹 静 脉 洞 は 上 行 枝 と同 じ く動 脉 の 後. を 越 え て 外 側 に 至 り,爾 後 両 側 の 下 行 動 脉 枝. 方 に て 孤 を 描 い て 骨 髄 の 略 々 中心 や ゝ外 側 寄. は 主 幹 静 脉 洞 と 離 れ 骨 長 軸 に 略 々平 行 し て 走. りに 出 て 迂 曲 を 示 しつ ゝ遠 位 端 に 向 う.そ の. 髄 中 心 部 を 走 行 の 後,そ. 行 し,4〜5回. の 分 岐 を 行 い つ ゝ遠 位 端 に 向. う.各 分 枝 も亦 夫 々 分 岐 を 行 う為,遠. 位端に. 走 行 を 見 るに 上1/2は 骨 髄 内 の や ゝ内 側 寄 り を 走 り,下1/2は. 略 々 中 央 を 走 行 す るが 遠 位. 近 付 くに 従 つ て 動 脉 の 分 枝 が 増 加 し 遠 位 端 側. に 至 る 間 に 骨 体 の 略 々 中 央 附 近 よ り小 な る分. 1/3の 部 で は20本. 枝 を1本. 以 上 の 動 脉 枝 が 略 々平 行 し. て 走 行 す る.大 藤 は 之 を 平 行 動 脉 枝 と名 付 け. ず1本. た が,近. 途 中2分. 位 端1/3の 部 分 で は 下 行 主 幹 動 脉 枝. の 分 岐 し た もの2〜3本. の みで あ つ て甚 だ対. 照 的 で あ る.. 出 す 例 と,遠 位 端 近 く迄 分 岐 を 行 わ. の 主 幹 静 脉 洞 と して 走 る例 とが あ る. す る例 で は 下1/2は 骨 髄 の 内 側 又 は. 外 側 に や ゝ偏 し て 走 る. 遠 位 端 に 至 る や2分. 又 は3分. し,骨 端 線 の. 尚以 上 の動 脉 枝は 分岐 す る毎に そ の太 さを. 近 くで は や ゝ後 面 に 偏 し 内 側 に 分 岐 した 静 脉. 減 ず る の が 普 通 で あ る が,骨 端 近 く迄 殆 ん ど. 分 枝 は 脛 側 上 顆 の 上 部 よ り進 入 の メ タ フ ィー. 其 の 太 さ に 変 化 の 無 い 動 脉 枝 も少 数 認 め られ. ゼ 静 脉 と連 絡 吻 合 す る.遠 位 端 の メ タ フ ィー. る.又 之 等 動 脉 枝 は 後 述 す る 静 脉 と比 較 す れ. ゼ 静 脉 は 近 位 端 の メ タ フ ィー ゼ 静 脉 に 比 し甚. ば 甚 し く狭 少 で あ る.. だ 細 小 で あ る.主 幹 静 脉 洞 の 内 腔 は 頗 る広 濶. 次 に 各 動 脉 枝 よ り細 小 動 脉 枝 を 分 岐 す るが,. で そ の 直 径 は 骨 髄 内 径 の 約1/10に 達 し又 そ の. 之 の 動 脉 枝 は もは や 骨 長 軸 に 平 行 し て 走 る事. 太 さは 走 行 途 中殆 ん ど 変 化 し な い が 分 岐 後 は. は 少 く種 々 の 方 向 に 走 り,2〜3の. そ の 太 さ を 減 ず る.. 分岐 を示. した 後 動 脉 性 毛 細 管 に 移 行 す る.細 小 動 脉 枝 は 骨 端 部,特. に 近 位 メ タ フ ィー ゼ 部 に 於 て 盛. ん に 分 岐 す るの が 見 られ,骨 に 比 し そ の 分 岐 は 少 い.又. 幹部 で は骨 端 部. 一 部 の細 小 動 脉 枝. 次 に 主 幹 静 脉 洞 に は 全 長 に 互 りて 周 囲 よ り 多 数 の 集 合 洞 の 注 入 し て い る の が 見 られ,集 合 洞 の 数 は 骨 端 近 くに 於 て 多 く且 太 くて 長 い の が 認 め られ,骨. 幹 部 に於 い て は や ゝ少 数 で. は メ タ フ ィー ゼ 部 よ り進 入 す る 多 数 の 細 い 動. 且 短 小 で あ る.又 集 合 洞 の 主 幹 静 脉 洞 に 注 入. 脉 枝 と吻 合 す る.. す る 角 度 は 骨 幹 部 で は 略 々 垂 直 で あ り,骨 端. 次 に 平 行 動 脉 枝 間 の 吻 合 は 認 め られ な い が 細 動 脉 枝 間 の 吻 合 は 割 合 に 認 め られ,特. に骨. 端 部 で は 吻 合 が 多 い. ハ). 存 す る 方 向 に 向 つ て 軽 く傾 斜 し て 注 入 して い る.. 静脉 系. ニ). 動 脉 の 上 位 に て 骨 髄 内 に 進 入 す る静 脉 幹 は 俄 に 内 径 を 増 し て 動 脉 と同 様 に 上 行,下. 行の. 2枝 に 分 れ る.. 動 脉 と 静 脉 との 位 置 的 関 係. 骨 髄 内 に 於 け る 動,静. 脉 の 関 係 を 見 るに,. 上 述 せ る 如 く栄 養 孔 進 入 の 際 は 動 脉 は 静 脉 の 下 位 に て 進 入 し,進 入 後 上 行,下. 上 行 主 幹 静 脉 洞 は 動 脉 の 後 方 に て 動 脉 と同 様 急 激 な る反 転 を 示 し た る後,骨. 部 に 於 い て は 栄 養 孔 又 は メ タ フ ィー ゼ 静 脉 の. 髄 の 後側 寄. 行枝 に分岐. す る 附 近 に て は 動 脉 は 静 脉 の 前 方 に 位 置 し, 両 者 の血 管 壁 は 密 接 し,特 に 上 行 主 幹 動 脉 枝.

(5) 各種 動物長管骨 々髄 の血管構造. 731. は暫 くの 間 上 行 主 幹 静 脉 洞 壁 に 前 後 側 方 よ り. 腿 骨頸 部 及 び 転子窩 に存 す る骨膜 下静 脉網 か. 密接 して 上 昇 す る.併. ら も細 い メ タ 静 脉 が 骨 髄 内 に 進 入 す る.. し 乍 ら 橋 本 の 云 う如 く. 動脉 が 静 脉 を 一 旋 廻 す る 例 は 認 め られ な い.. メ タ 静 脉 も骨 髄 内 に 於 て 骨 体 部 よ りの 静 脉. 又 動 脉 の 直 径 に 比 し主 幹 静 脉 洞 は 甚 だ 太 い 直. と直 接 に,又. 径 を 有 す る こ とは 既 に 述 べ た 通 りで あ る.. る.. 2.. (2). 骨端部 成 熟 家 兎 で は 通 常 骨 端 部 に メ タ フ ィ ー ゼ部. (以 下 メ タ部 と称 す)と 下 エ ピ部 と称 す)と. エ ピ フ ィー ゼ 部(以. を分 つ骨 端線 の軟 骨 組織. を認 あ る こ とが 多 い.. 相違 があ る の で 記 述 を メ タ 部,エ. ピ部 の 項 に. 分 か ち て 行 う.. (1). エ ピ部. エ ピ部 に 於 け る血 管 は 通 常 で は 骨 体 部 との 血 管 連 絡 は 認 め ら れ ず,従. つ て エ ピ部 の 血 管. は 骨 体 部 とは 独 立 し て い る. エ ピ部 に 於 て は 動 脉 は 大 腿 骨 頭 下 部 の 後 面. この メ タ部 とエ ピ部 に 於 け る 血 管 分 布 に は. イ). は静 脉 洞 を 介 して 連 絡 吻 合 す. 内 側 及 び 転 子 窩 の 外 側 よ りや ゝ太 き動 脉 が 夫 々2〜3本. 進 入 す る.其 の 他 細 小 な る エ ピ動. 脉 は 種 々 の 部 位 よ り進 入 し て い る.. 近位端. 大腿 骨頭 下 部後面 内側 及 び転 子窩 外 側 よ り 進 入 の や ゝ太 い 動 脉 は 夫 々 静 脉 と同 伴 す る も,. メ タ部. メ タ部 に て は 骨 体 部 よ り来 る動 脉 が 旺 盛 に 分岐 し該 部 の 骨 髄 内 に 分 布 す るが,他. に メタ. 部 よ り進 入 す る メ タ 動 脉 あ りて 骨 体 部 よ りの 動 脉 分 布 を 補 足 す る 如 き 観 を 呈 す る.. 他 の 部 位 よ り入 る動 脉 は 概 ね 静 脉 を 伴 つ て い な い. 大 腿 骨 頭 下 部 よ り進 入 の 動 脉 は 下 方 よ り上 方 に 向 い,転. メ タ動 脉 は 大 腿 骨 頭 下 部 後 面 内 側 よ り進 入. 子 窩 外 側 よ り進 入 の 動 脉 は 内 側. よ り外 側 に 向 い て 骨 壁 を 貫 き て 進 入 す る.. す る もの と,転 子 窩 底 よ り進 入 す る も の とが. 骨 髄 内 に 進 入 後 エ ピ動 脉 も互 に 吻 合 を 行 う.. 太 き直 径 を 有 し て 居 り,其 の他 の 部 位,即. 次 に静脉 は 大腿 骨頭 直 下 の後 面内 側及 び 転. ち. メ タ部 軟 骨 板 近 くの 部 位 に て 主 と して 骨 体 の. 子 窩 外 側 よ り2〜3本. 後 面 及 び 内 側か ら も メ タ動 脉 が 多 数 進 入 す る. て 進 入 す るが,其. がい ず れ も細 小 な る血 管 で あ る.. が 進 入 す るの が 認 め られ,骨 髄 内 に於 て 静 脉. 大 腿 骨 頭 直 下 部 及 び 転 子 窩 底 よ り進 入 の 太 き メ タ 動 脉 は 静 脉 と共 に 進 入 す るが,細. 小な. の 静 脉 が 動 脉 と同 伴 し. の 他 の 部 位 か ら も細 い 静 脈. は 主 幹 を 以 て 連 絡 吻 合 す る. 以 上 メ タ 部,エ. ピ部 に 於 け る 動 脉 も静 脉 に. る動 脉 は 静 脉 と同 伴 す る こ とは む しろ 稀 で あ. 比 す れ ば 遙 に 細 い.又 栄 養 孔 内 に 於 け る動 脉. る.進 入 方 向 は 大 腿 骨 頭 直 下 部 の は 垂 直 又 は. と静 脉 の 位 置,関 係 は 一 定 し て い な い.. 下 方 よ り上 方 に 骨 壁 を 貫 き 急 激 な る 反 転 を 示 す もの が あ り,転 子 窩 底 の メ タ 動 脉 は 略 々 垂 直 に 骨 髄 内 に 進 入 す る.其. の 他 の 部 位 よ り進. ロ) (1). 遠位 端 メ タ部. 遠 位 端 メ タ 部 に 於 て も近 位 端 に 於 け る と同. 入の 動脉 は種 々 の 方向 に て 骨髄 内に 進 入 す. 様 骨 体 部 よ りの 動 脉 が 旺 盛 な 分 岐 を 行 い,メ. る.. タ 部 よ り進 入 の 血 管 は 之 の 補 足 血 管 と も云 う. 之 等 メ タ動 脉 は 骨 髄 内 に 於 て 分 岐 を 行 い 進 入 部 附 近 に 分 布 す る が,そ. の一 部は 骨 体部 よ. りの 細 小 動 脉 枝 と吻 合 す る. 静 脉 は 既 述 せ る如 く,転 子 窩 底 よ り大 な る. べ き状 態 で あ る. メ タ 動 脉 は 主 と して 後 面 に て 多 くは 上 方 よ り下 方 へ 向 け 骨 壁 を 貫 き,骨 髄 内 で 反 転 し て 上 方 へ 向 うが 少 数 の 動 脉 は 前面 及 び 側 面 か ら. メ タ静 脉 が 進 入 し 上 行 主 幹 静 脉 洞 と連 絡 吻 合. も進 入 し静 脉 と同 伴 す る 事 は 稀 で あ る.而. す る.又 転 子 窩 の 内,外 側 に も メ タ 静 脉 の 進. て 骨 髄 内 に 於 け る分 岐 走 行 は 近 位 メ タ部 に 於. 入 が あ り,大 腿 骨 頭 下 部 に も動 脉 と同 伴 し て. け る と 同 様 で あ る.. 進 入 す る少 数 の メ タ 静 脉 が あ る.其 の 他,大. し. 静 脉 は大 腿 後面 メタ部 の骨膜 下 静脉網 よ り.

(6) 732. 片. 山. 茂. 樹. 骨 髄 内 へ 細 い メ タ 静 脉 が 進 入 し,又 前 面 及 び. 太 き 動 脉 は 静 脉 と共 に 進 入 す るが 細 い 動脉 は. 側 面 か ら も細 小 な る 静 脉 が 少 数 進 入 す る.. 単 独 に て 進 入 す る,又. 又 上 記 の 如 く下 行 主 幹 静 脉 洞 の 分 枝 は 後 面 脛 側 上 顆 の 上 部,稀. には 腓側 上顆 の上 部 か ら. も進 入 す る や ゝ太 き メ タ 静 脉 と連 絡 吻 合 す る.. し乍 ら近 位 メ タ部 に 比 し動,静. 脉共. み 分 布 す る.其 の 他 前 面 か ら も 少 数 の 細 い動 脉 が 進 入 す る こ とが あ る. くは. 前 方 に 向 つ て 走 りつ ゝ分 岐 を 盛 ん に 行 い,分. エ ピ部. 静 脉 も骨 髄 内 進 入 後 主 幹 を 以 て連 絡 吻 合 を. 動,静 脉 共 に 主 に 内,外 顆 間 窩 よ り進 入 す る. 即,数. 顆 間 窩 か らの 動 脉 は 骨 髄 内 進 入 後,多. 枝 は 互 に 吻 合 し て い る の を 見 る.. 少 数 且 細 小 な る血 管 で あ る. (2). 側 か ら も少 数 の. 細小 動 静脉 が 入 るが主 として進 入部 附近 にの. 而 して 該 静 脉 は 上 記 の 骨 膜 下 静 脉 網 と も吻 合 す る.併. 内,外. 対 の 動,静. 行 い,多. 脉 が 略 々垂 直 に骨壁 を貫 き. 第2項. 下 腿 骨(挿. 明. 1 V→ 2 V→. 脛 骨主栄養 静脈 上行 主幹 静脈洞. 挿. 略. 字. くは 前 方 に 向 い 走 行 す る.. 説. 図. 図 第2図). 第2図. 1 A→. 脛 骨 主 栄養 動 脈. 3 V→. 下 行 主 幹靜 脈洞. 2 A→. 上 行 主幹 動 脈 枝. 4 V→. 近 位 メ タ靜 脈. 3 A→ 4 A→. 下行 主幹動 脈枝 近 位 メ タ動 脈. 5 A→. 近 位 エ ピ動 脈. 5 V→ 6 V→ 7 V→. 近 位 エ ピ靜 脈 遠 位 エピ靜 脈 遠 位 メ タ靜 脈. 6 A→ 7 A→. 遠 位 エ ピ動 脈 遠 位 メ タ動 脈. 8 → 平 行動脈 枝 1 A'→ 腓 骨 体 部 主 栄 養 動 脈. 9 → 集 合洞 10 → 下 腿 骨体 部 副 栄 養靜 脈 2 V'→ 腓 骨 上 行 主 幹靜 脈 洞. 2 A'→. 腓 骨上行 主幹動脈枝. 3 V'→ 4 V'→. 3 A'→ 5 A'→. 腓 骨 下 行 主幹 動 脈 枝 腓 骨 近 位 エ ピ動 脈. 5 V'→ 腓 骨 近 位 エ ピ靜脈 a. → 脛骨 上半部. A V. → 動 → 岬. 脈 脈. b. c.. 腓 骨 下 行 主 幹靜 脈 洞 腓 骨 近 位 メ タ靜 脈. → 腓 骨上半 部 → 下腿 骨下半 部.

(7) 各 種 動 物 長管 骨 々髄 の 血管 構 造. し,蛇 行 旋 回 を 示 し乍 ら 急 激 な 反 転 を 行 い つ. 成 熟 家 兎 の 腓 骨 は 脛 骨 の 外 側 に 位 置 し,脛 骨 の略 々 中央 に 於 て 腓 骨,脛. 骨 は癒 合 し両骨. の下 半 は 完 全 に 癒 合 し て い る. 1.. 733. ゝ上 方 に 向 い 間 も無 く直 線 的 に 走 行 し,途. 中. 数 回 の 分 岐 を 行 い 平 行 動 脉 枝 の 様 相 を 示 しつ ゝ近 位 端 に 至 る.又 下 行 主 幹 動 脉 枝 は 直 線 的. 骨体 部. に 遠 位 端 に 向 い つ ゝ分 岐 を 行 い 平 行 動 脉 枝 の. イ) 栄 養 孔 及 び 栄 養 血 管 主栄 養 孔 は 骨 体 外 側,腓 部 よ り0.5cm上. 骨 側 に於 て 腓骨 癒 着. 方 に 存 し,外. 側 上 方 よ り内. 側 下 方 に 向 い 骨 長 軸 に 対 し 約10° の 角 度 を 以. た ゞ大 腿 骨 と異 るは 前 記 せ る 如 く腓 骨 と下 半 分 が 癒 合 せ る 為,腓. 骨体 部栄 養 動脉 の下 行. 枝 との 関 係 が 複 雑 化 し,第3図. て骨 壁 を 貫 通 す る. 主 栄 養 血 管 は 膕 動,静 静脉 が 静 脉 上 位,動. 様 相 を 呈 す る.. 脉 よ り分 岐 せ る 動,. 脉 下 位 に て骨髄 内に 進入. す る.主 栄 養 孔 の 内 で 既 に 動 脉 が2分. して い. に 示 す 如 く,. (a) 骨 髄 内 で 脛 骨 体 部 下 行 動 脉 と全 く吻 合 を 有 せ ず 別 々 に 骨 髄 内 を 脛 骨 下 行 動 脉 枝 は 内 側, 腓 骨 下 行 動 脉 枝 は 外 側 に 偏 し て 走 行 す る例 と,. るの は 大 腿 骨 に 於 け る よ り多 くの例 に 認 め ら. 挿 図 第3図. れ る. 尚 脛 骨 体 部 に は 常 に 他 の2個 あ る.即 ち そ の1つ は 脛,腓. の副栄 養孔 が. 両 骨 の癒 着 部上. 端 に て外 側 上 方 よ り内 側 下 方 に 又 は 上 方 よ り 下 方に 垂 直 に 骨 壁 を 貫 く.こ の 栄 養 孔 は 狭 少 に して孔 内 に は 細 小 な る1対. の 動,静. 脉があ. り,之 は 腓 骨 の 主 栄 養 血 管 に 相 当 す る も の と 思 わ れ 橋 本 に 従 い 腓 骨 体 部 主 栄 養 血 管 と名 付 け る. 他 の1つ は 両 骨 癒 着 部 よ り約0.5〜1.0cm 下方の脛骨 体 部 の外 側 に て稍 斜 めに 下 方 よ り 上 方 に 骨 壁 を 貫 き,其 の 孔 内 に は 内 径 や ゝ大 な る静 脉 の み を 認 め る.橋 本 と同 じ く之 を 下 腿 骨 体 部 副 栄 養 静 脉 と名 付 け る. 次 に第3図. に 示 す 如 く脛 骨 体 部 に 於 け る栄. 養 血 管 進 入 に は 個 体 差 あ りて 大 体2型. に分ち. 得 る.即 ち 腓 骨 主 栄 養 血 管 が 前 述 の 如 き 進 入 型 式 を とる も の と,骨 外 に 於 て 既 に2分. し1. 枝 は 両 骨 癒 着 部 中 間 よ り下 行 枝 と し て,他. の. 1枝 は 脛 骨 と 相 対 す る 側 に て 癒 着 部 よ り約 0.5cm上. 方 の 位 置 に て 直 ち に上 行 枝 として. 腓 骨 々髄 に 進 入 す る 型 が あ り,こ の 上 行 枝 は 内 側 上 方 よ り外 側 下 方 に 骨 壁 を 貫 き 動 脉 下 位. a.. 脛 骨 下 行 動 脈 枝 と腓 骨 下 行 動 脈 枝 間 に 全. b.. く吻 合 な き も の. 脛 骨下 行 動 脈 枝 と 腓 骨 下 行 動 脈 枝 間 に 一. c.. 部 吻 合 あ る も の. 脛 骨 下 行 動 脈 技 と腓 骨 下 行 動 脈 枝 が 全 く. に て 進 入 す る.又 脛 骨 体 部 主 栄 養 血 管 は 大 藤 の 第3進 入 型 を 示 す. ロ). 動脉系. 骨髄 内進 入 直 後 の 動 脉 の 分 岐 は 大 腿 骨 に 於 け る と略 々 同 様 で あ る. 即 ち 上 行 主 幹 動 脉 枝 は 普 通2〜3本. に分 岐. 吻 合 す る もの. a', b', c',は 各 々腓 骨 栄 養 動 脈 が 骨 外 に て 上 行 枝,下 行 枝 に 分 れ て後 骨 髄 内 に 進 入 しa, b, cの 走 行 に 準 ず る を示 す..

(8) 734. 片. (b)一. 山. 部吻 合 を示 す が 前者 同様 に別 々に骨髄. 内 の 内 外 側 に 分 れ て 走 行 す る 例,(c)両 枝 は 全 く吻 合 し1本. 茂. が 認 め られ た. 次 に 腓 骨 体 部 主 栄 養 静 脉 は 動 脉 と同 様2つ. 動脉. とな つ て 骨 髄 の 略 々 中 心. 部 を 走 行 す る 例 とに 分 け られ る.(b),. (c)の. 樹. の進 入 方法 を 示す が 下行 主 幹 静脉 は骨髄 の外 側 に 偏 し て 下 行 し,脛 骨 下 行 主 幹 静 脉 洞 に 吻. 場 合 吻 合 の位 置 は脛 骨体 部 栄養 動 脉 の分 岐 部. 合 し て 終 る.又. の 下 方 約1cm附. て 腓 骨 内 を 上 昇 し,腓 骨 近 位 メ タ 部 内側 よ り. 云 え ば(a),. 近 の 事 が 多 い.又 (b)が. 例 数か ら. 略 々 同 数 を 占 め(c)の. 上 行 主 幹 静 脉 は 動 脉 と同伴 し. 進 入 の メ タ 静 脉 に 連 絡 移 行 す る. 集 合 洞 の主 幹 静脉 洞 に 流入 す る状態 は大腿. 例 は 稀 で あ る. 一 方 腓 骨 上 行 動 脉 枝 は 前 記 の 如 く骨 髄 内 へ. 骨 と同 様 な る も骨 髄 下1/2は 脂 肪 髄 の 為 上1/2. の進 入 方 法を 異 にす るが骨髄 内進入 後 は 其 の. に 比 し て 発 育 不 良 で あ る.. 長 軸 に 沿 い 上 昇 し蛇 行 を 示 す こ とは 少 い.又. ニ). 動 脉,静. 脉 の位 置的 関係. 腓 骨 下 行 動 脉 枝 は 最 初 骨 髄 の 外 側 寄 りを 走 り,. 静 脉 は 動 脉 の 上 位 に て 進 入 し,進 入 直 後 は. 脛 骨 下 行 動 脉 枝 と吻 合 後 は 骨 髄 の 中 心 部 に 近. 動 脉 は 静 脉 の 後 方 に 位 置 し て 居 る事 が 多 い. 付 い て 走 る.. 又 腓骨 下行 動 脉枝 は 副栄 養 静脉 洞 の前方を 通. 腓 骨下 行 動 脉枝 の 太 き例 では 脛骨 下 行 動脉. り遠 位 に 向 い 走 行 す る.尚 動 脉 が 静 脉 を 纏 絡. 枝 は 骨 髄 内 側 寄 りを 走 り,腓 骨 下 行 動 脉 枝 の. す る 例 は 認 め ら れ な い.. 細 き 例 で は 脛 骨 下 行 動 脉 枝 が 内,外. 2.. 側 を走 る. 2大 枝 に 分 岐 し,腓 骨 下 行 動 脉 枝 の 骨 髄 内 分 布 を 補 うが 如 き観 を 呈 す る.. 骨端部 イ). (1). 近 位 及 び 遠 位 端 に 於 け る 分 岐,走. 近位端 メ タ部. 行は 略 々. 近 位 メ タ部 の 動 脉 は い ず れ も細 小 な る動 脉. 大 腿 骨 と同 様 な る も,下 腿 骨 下1/2は 脂 肪 髄. に し て 脛 骨 近 位 軟 骨 板 の 近 くに て 骨 壁 を 種 々. な る 為 近 位 に 比 し分 岐 数 も少 く且 メタ動 脉 の. の 方 向 よ り貫 き骨 髄 内 に 進 入 す る.進 入 部 位. 進 入 も少 い.. は 主 と し て 後 面 に 多 く,骨 髄 内 進 入 後 の走 行. ハ). 静脉 系. は 大 腿 骨 に 於 け る と同 様 で あ る.. 骨 髄 内 に 進 入 後 動 脉 と同 様 上 行,下. 行 の2. の メ タ 静 脉 が あ り,之 は メ タ 部 骨 髄 内 に於 け. 大 枝 に 分 れ る. 上 行 主 幹 静 脉 洞 は 反 転 し て骨 髄 中 心 部 を 軽 度 の 迂 曲 を 示 しつ ゝ上 昇 す る が,近 約2cmの. 近 位 メ タ 静 脉 とし て は 脛 骨 後 面 外 側 に 前記. 位端 よ り. 距 離 に達 す る と脛 骨外 側後 面の 骨. る多 数 の 集 合 洞 を 集 め つ ゝ脛 骨 体 部 の 上 行 主 幹 静 脉 洞 と移 行 連 絡 す る. 而 し て 本 メ タ 静 脉 は 骨 壁 貫 通 の 際,内 腔 の. 壁 に 殆 ん ど密 接 し て 上 昇 し近 位 メ タ 部外 側 後. 稍 々 大 な る数 個 の 静 脉 に 分 れ て骨 髄 に 達 し,. 面 よ り進 入 す る メ タ 静 脉 に 連 絡 移 行 す る.. 骨 髄 内 に 於 て 再 び 相 融 合 し て1個. 下 行 主 幹 静 脉 洞 は 骨 髄 の や ゝ外 側 に 偏 し僅 か に 下 行 を 行 い た る後,前. 記 の 副栄 養 孔 よ り. 脉 幹 とな る例 もあ る.其 の 他 少 数 の 細 小 な る メ タ 静 脉 が 動 脉 と同 様 主 と し て 脛 骨 後 面 よ り. 進 入 す る 副 栄 養 静 脉 洞 と吻 合 し,尚 骨 髄 の や. 進 入 し て い る の を 認 め る.. ゝ外 側 を 下 行 し遠 位 端 に 向 う.下 行 主 幹 静 脉. (2). 洞 は 遠 位 端 近 くに て2〜3枝. に 分 岐 す る が,. エ ピ部. 主 な る血 管 の進入 部 は 前顆 間 窩及 び後顆間. 例 に 依 つ て は 副 栄 養 静 脉 洞 と吻 合 後 直 ち に2. 窩 に し て,夫. 大 枝 に 分 れ,骨. 垂 直 又 は 上,下. 髄 の内外 側 に分 れ て 下行 す る. もの も あ る. 遠 位 端 に於 け る メタ静脉 は 大腿 骨 に於 け る 程 著 明 で な く,数 例 に 於 て の み 脛 骨 の 外 側 に て や ゝ大 な る メ タ 静 脉 と連 絡 移 行 し て い る の. の大 なる静. 々数 本 の稍 々太 き動脉 が骨壁 を に 軽 度 の 傾 斜 を 以 て 貫 き骨 髄. 内 に 進 入 す る.其 の 他 細 小 な る割 合 多 数 の エ ピ動 脉 が 軟 骨 板 の 近 く よ り進 入 す る. 静 脉 も同 様 に 前 後 顆 間 窩 よ りや ゝ太 き 静 脉 が 数 本,動. 脉 と同 伴 又 は 動 脉 進 入 部 附 近 よ り.

(9) 各種動物長管骨々髄の血管構造. 735. 単 独 に て 骨 髄 内 に 進 入 す る.其 の 他 に1〜2. な く2〜3本. 本 の細 小 静 脉 の 進 入 が 見 られ る.. 様 に 蛇 行 を 呈 し栄 養 孔 よ り1〜2cmの. 骨 髄 内 に 於 け る 動,静. 脉 の分 岐 吻合 あ るは. 大腿 骨 に 於 け る と同 様 で あ る. ロ) (1). の 動 脉 枝 に 分 れ,こ. の 分 枝 も同 距離 よ. りや ゝ直 線 的 とな り,分 岐 を 次 々 と行 い 平 行 動 脉 枝 の 像 を 示 しつ ゝ上 行 す る.. 遠位端. 下 行 主 幹 動 脉 枝 も間 もな く2枝 に 分 れ,1. メ タ部. 枝 は 骨 髄 内 側 を 走 り,1枝. 遠 位 メ タ部 に於 て は 動 脉 は 主 と し て 前 後 面 よ り少 数 且 細 小 な る も の が 進 入 す る.. 内 を 斜 め に横 切 るが 之 の 動 脉 は 蛇 行 を 示 す 事 が 多 い.内,外. 又 静脉 は 後 面 の 骨 膜 下 静 脉 網 よ り細 小 な る. は外 側 に 向 い骨髄. 枝 共 夫 々 分 岐 を 行 い つ ゝ尺 側. 上 顆 及 び橈 側 上 顆 に 分 布 す る.而. して上 腕骨. メ タ静 脉 の 準 入 が あ る が 太 き も の は 少 い.唯. に於 ては 上 行主 幹動 脉枝 は 下行 主幹 動脉枝 に. 数 例 に於 て脛 骨 外 側 に1個. 比 し著 し く長 く且 強 大 で あ る.. あ や ゝ大 な る メ タ. 静 脉 が 存 在 す る の が 認 め られ だ.. ハ). (2). 静 脉 は 動 脉 の 下 位 に て 進 入 し動 脉 の 前 方 に. エ ピ部. 太 き血 管 は 認 め られ ず 細 小 な る 動,静. 脉が. 静脉系. て 同 様 に 上 行,下. 多 数 主 と し て 後 面 よ り同 伴 又 は 単 独 に て 進 入. 行 の2大. 枝 に 分 れ る.. 上 行主 幹 静脉 洞は 骨髄 の 略 々 中心 部を 軽度. し,い ず れ も骨 髄 内 に 於 て分 岐 し 互 に 吻 合 し. の 迂 曲 を 示 しつ ゝ上 行 し,走. て い る.. 内 側 壁 に 近 づ き,メ. ハ). 腓骨 近位 端. 内側,即. 行 の 約1/2よ り. タ部 に 至 れ ば 殆 ん ど 内 側. 壁 に密 接 し上 腕 骨 頭 下 方 に 存 す る メ タ 静 脉 に. ち 脛 骨 と相 対 す る側 よ り1〜2本. 移 行 連 絡 す る.. の細 小 な る メ タ 動 脉 が 進 入 す る.静 脉 は 前 記. 下 行主 幹 静 脉洞は 分岐 を 行わ ず して骨髄 内. の 如 く内 側 に メ タ 静 脉 が 存 在 し上 行 静 脉 幹 と. 側 偏 りを 下 行 し,鳥 啄 窩,肘. 吻 合 連 絡 す る.. され た る 小 円 窓 の 上 部 に 存 す る メ タ 静 脉 と連. エ ピ部 に て も内 側 よ り少 数 の エ ピ動,静. 脉. が 進 入 す る.少 数 例 で は 外 側 よ り進 入 す る 動 ,脉 が 存 在 す る. 第3項 1.. 枝 に分 れ尺 側 上顆 及. び橈 側 上 顆 に 進 み 小 円 窓 を 囲 撓 し,円 窓 の 下 部 に 存 す る メ タ 静 脉 と も連 絡 吻 合 す る.. 上 腕 骨(挿. 図 第4図). 集 合 洞 は 近 位 端 附 近 に 於 て は 太 く且 長 大 で. 骨 体部 イ). 絡 吻 合 し,其 の 部 で2大. 頭 窩 に 依 り形 成. あ る が,骨 体 部 に 於 て は 遙 に 細 小 で あ り又 数. 栄 養 孔 及び 栄 養血 管. も少 い.集 合 洞 の 主 幹 静 脉 洞 へ の 注 入 角 度 は. 主 栄 養 孔 は 内 側 に 於 て 遠 位 端 よ り約2cm. 大 腿 骨 に於 け る と同 様 で あ る.. の 距 離 に あ りて,内 側 上 方 よ り外 側 下 方 に 向. 上 腕 骨 に 於 て は 大 腿 骨,下. い 斜 め に 骨 壁 を 貫 き,骨. 長軸 に 対 す る角度 は. 脉 は 上 腕 動,静. 脉 よ り分 岐 し該. 栄 養 孔 を 通 過 す る が,大 腿 骨,下. 腿 骨 と異 り. 動 脉 が 静 脉 の 上 位 に て 進 入 す る.又1例. に於. て は 動,静 脉 が 栄 養 孔 を 異 に し て 進 入 し て い るの が 見 られ た.又. 進 入 型 式 は 大 藤 の第3型. を 示 す. ロ). 直 後 の動 脉の 蛇 行が 著明 で 静脉壁 に密 接蔓 行 し,時 に は 纏 絡 せ る状 態 を 認 め る.. 約30° 前 後 の 例 が 多 い. 栄 養 動,静. 腿 骨 に 比 し進 入. 2.. 骨端部 イ). (1). 近 位端 メ タ部. 内 側 前 後 面 よ り細 小 な る 動 脉 が 垂 直 又 は 種 々 の 方 向 に て 骨 壁 を 貫 き進 入 す る が,静 脉 を 同 伴 す る 事 は 少 い.該. 動脉系. 骨髄 内 に 進 入 直 後 の 分 岐 走 行 は 略 々 大 腿 骨 と同 様 で あ る . 上 行 主 幹 動 脉 枝 は 蛇 行 旋 回 を 行 い つ ゝ間 も. 走 行,分. 動脉 の骨髄 内進 入 後 の. 岐 は 他 の 骨 に 於 け る と同 様 で あ る.. 又 静脉 は 上述 の メタ静脉 が 存在 し上行 主 幹 静 脉 洞 と連 絡 す る.下 腿 骨 近 位 メ タ 静 脉 と同 様 に 骨 壁 を 貫 く際 に は 分 岐 し て進 入 す るが,.

(10) 736. 片. 山. 図. 挿 第4図. 略. 字. 明. 主 栄 養動 脈 上 行主幹 動脈枝. 1 V→. 主 栄 養靜 脈. 2 V→. 上 行 主 幹靜 脈 洞. 3 A→ 4 A→. 下行 主幹動 脈枝 近 位 メ タ動 脈. 5 A→. 近 位 エ ピ動 脈. 3 V→ 4 V→ 5 V→. 下 行 主 幹靜 脈 洞 近 位 メ タ靜 脈 近 位 エ ピ靜 脈. 6 A→ 遠 位 エ ピ動 脈 a. → 上 腕 骨頭. 6 V→. 遠 位 エ ピ靜 脈. 7 V→. 遠 位 メ タ靜 脈. b. c.. → 尺側 上顆 → 橈側 上顆. 9. → 集合 洞. A. → 動. V. →靜. 脈. に 合 す る 例 も認 め ら れ る.. 其 の 他 の メ タ 静 脉 は 細 小 で あ る.. ロ) (1). エ ピ部. 脈. 遠位 端 メ タ部. メ タ 動 脉 は 細 小 な る も の が 多 数 進 入 す る.. 動 脉 は 軟 骨 板 の 近 くに 於 て 主 と し て 垂 直 に 骨 壁 を 貫 き,前 面 の 大 結 節 外 側,小 及 び 外 側,上. 説. 樹. 1 A→ 2 A→. 骨 髄 内 で は 再 び1本. (2). 茂. 結 節 下縁. 腕 骨 頭 の 直 下 部 よ りや ゝ太 き 動. 脉 が 骨 髄 内 に 進 入 す る.其. の他 細 小 動 脉 が 少. 即 ち 鳥 啄 窩 及 び肘 頭 窩 の 辺 縁 部,特. にその 内. 側 よ り骨 髄 内 に 進 入 す る. 静 脉 は 小 円 窓 の 上 縁 及 び そ の 対 側 よ りメ タ 静 脉 が 進 入 し,下 行 主 幹 静脉 洞 は 前 者 メ タ 静 脉 と吻 合 連 絡 し,小 円 窓 を 囲 橈 し て 後 者 メ タ. 数 進 入 す る. 静 脉 は 大 結 節 外 側,及. び小 結 節下 縁 の部 位. 静 脉 と も吻 合 連 絡 す る.. よ り軽 度 に 下 方 よ り上 方 に 向 け 進 入 す る太 き. (2). 静 脉 が 存 在 し,い ず れ も後 方 に 向 い 走 り,上. エ ピ部 の 内,外. エ ピ部 側 よ り少 数 の 細 き エ ピ動 脉. 腕 骨 頭 部 の 骨 髄 内 で 主 幹 を 以 て 吻 合 し之 を 上. が 進 入 す る.又 静 脉 も動 脉 同 様 の 場 所 よ り進. 方 よ り眺 め る と くの 字 型 を 呈 す る.. 入 し,エ. 其 の 他1〜2本. の 細 い 静 脉 が 進 入 し て い る.. る.. ピ 部 骨 髄 を 内 側 よ り外 側 に 横 断 す.

(11) 各種動物長管骨々髄の血管構造737 第4項. 前 腕 骨(挿. 図 第5図). 数 は 半 月状 切 痕 部 の 略 々 中 央 内 側 附 近 よ りメ タ 静 脉 が 進 入 す る が,時. 前 腕 骨 を 分 ち て 尺 骨 及 び 橈 骨 とす る. 1.. 尺 イ). 骨. 前 面 中 央 又 は 切 痕 部 に 於 て 橈 骨 と接 す る附 近. 栄養 孔 及 び栄養 血 管. か ら も進 入 す る 例 が あ る.其. 主栄 養 孔 は 骨 体 内 側 前 面 に て 近 位 端 よ り約 2.5cmの. に は 半 月状 切 痕 部 の. の他 軟 骨 板 の 下. 方 よ り細 小 な る メ タ 静 脉 の 進 入 が 認 め ら れ る.. 距 離 に 存 し,下 方 よ り 上 方 に 向 け. エ ピ 動 脉 は 尺 骨 頭 の 内,外. 側 及 び 上 方,特. 骨 壁 を 貫 き そ の 角 度 は 骨 長 軸 に 対 し約20° で. に 内 側 よ り多 数 の 細 小 な る 動 脉 が 進 入 し,多. あ る.. くは 骨 壁 を 垂 直 に 貫 い て 入 る.又. 正 中 動,静 脉 よ り分 岐 せ る栄 養 動,静 静脉 が 動 脉 の 上 位 に て 進 入 す る が,動 養 孔 内 で 既 に2分 ロ). 脉は. 脉は 栄. し て い る例 が あ る.. エ ピ静 脉 も. 動 脉 と 同 様 の 部 位 よ り進 入 し,骨 髄 内 に 於 て 互 に 連 絡 し骨 髄 内 を 後 方 に 進 み 分 岐 を 行 う. (2). 動脉 系. 遠位端. 遠 位 メ タ部 の 動 脉 は 甚 だ 少 数 且 細 小 に し て,. 骨髄 内 進 入 直 後 の 分 岐 走 行 は 他 の 骨 に 於 け る. 主 と し て 内 側 よ り進 入 す る.又. と同 様 で あ る.. 記 の や ゝ大 な る メ タ 静 脉 の他 に,内 側 よ り1. 上 行 枝 は 分 岐 後 間 もな く静 脉 周 囲 を 半 廻 転. 〜2の 細 小 な る メ タ 静 脉 の 入 る 例 が あ る. エ ピ部 で は 主 と し て 内,外. し,上 行 主 幹 静 脉 洞 の 外 側 に 密 着 し 迂 曲 を 示 し乍 ら上 行 し途 中 多 くの 分 岐 を 行 い,各. 分枝. も蛇 行 迂 曲 を 行 い つ ゝ メ タ 部 に 至 る.. 囲 を 半 分廻 転 し て 外 側 に 出 で,静. 脉 外 壁 に密. 着 して 蛇 行 を 示 し乍 ら下 行 し約2cm走. 行後. 側 よ り数 本 の 細. 小 な る エ ピ動,静 脉 が 進 入 し て い る. 2.. 下 行 枝 も大 き く反 転 し,上 行 枝 同 様 静 脉 周. メ タ静脉 は 上. 橈 イ). 骨 主栄 養 孔及 び栄 養 血 管. 主 栄 養 孔 は 尺 骨 と相 対 す る側,即. ち内側 後. 面 に 於 て尺 骨 主 栄 養 孔 よ り0.5〜1cm下. 方,. は 直 線 的 とな り,静 脉 と離 れ 平 行 動 脉 枝 の 様. 橈 骨 近 位 端 よ り約2cmの. 相 を 呈 し つ ゝ下 行 す る.. し て 下 方 よ り上 方 へ 向 け 斜 に 骨 壁 を 貫 き,そ. ハ). 静脉 系. の 角 度 は 尺 骨 に 於 け る と略 々同 様 約20° で あ. 進 入 直 後 は 動 脉 の 外 側 に て 上 行,下 大 枝 に 分 れ,上. 距 離 に 存 す る.而. 行 の2. 行主 幹 静脉 洞 は略 々骨髄 の 中. 心部 を 走 行 し半 月状 切 痕 部 に 存 す る メ タ 静 脉 に移 行 連 絡 す る.該. メ タ 静 脉 は 後 述 の 如 く個. 体 差 あ りて 一 定 せ ぬ が 多 くは 切 痕 部 の 略 々 中 央 内 側 に 存 在 す る.. 主 栄 養 血 管 は 正 中動,静. 脉 よ り分 岐 した 動,. 静 脉 が 静 脉 上 位 に て 進 入 す る. ロ). 骨体 部. 動 脉 の骨髄 内進入 後 の走 行 は尺 骨に 於 け る と略 々 同 様 で あ る.. 下 行 主 幹 静 脉 洞 は や ゝ骨 髄 外 側 寄 りを 下 行 し,遠 位 端 近 くに て2〜3分. る.. しメタ部 内側 前. 面 寄 りに 存 す る メ タ 静 脉 と吻 合 連 絡 す る.. 静 脉 も同 様 上 行,下. 行 の2大 枝 に 分 れ,上. 行 主 幹 静 脉 洞 は 近 位 に 向 い 進 み,メ. タ部 に於. て 尺 骨 側 よ り進 入 の メ タ 静 脉 と連 絡 吻 合 を 行. 尺 骨 体 部 に 於 け る集 合 洞 は 何 れ も細 小 に し. う.下 行 主 幹 静 脉 洞 は 骨 髄 の や ゝ内 側 寄 りを. て 唯,近 位 メ タ 部 に 於 て の み 長 く太 き 集 合 洞. 軽 度 の 迂 曲 を 示 しつ ゝ下 行 し,遠 位 メ タ 部 外. を認 め る.. 側 よ り入 る メ タ 静 脉 に 移 行 連 絡 す る.. ニ) (1). 骨 端部 近 位端. 集 合 洞 は 短 小 な る もの ゝみ が 存 す る. ハ) 骨 端 部. メタ部に は尺 骨頭 の内 側 及 び外 側 に て骨端. 近 位 メタ部 に於 け る動 脉 は甚 だ少 数 且細 小. 軟 骨 の 近 くよ り主 と して 垂 直 に 骨 壁 を 貫 く少. な る もの が 主 と し て 尺 骨 と相 対 す る 側 よ り進. 数 の 細 小 な る動 脉 が 認 め られ る.. 入 す る.又 静 脉 は 上 記 メ タ 静 脉 の 他 は 特 記 す. 静 脉 は 個 体 差 が 相 当 に 見 られ る.即 ち 大 多. べ き も の は 無 い..

(12) 738. 片. 山. 茂. 樹. 挿 図 第5図. 略 1 A→. 字. 説. 1 V→. 尺 骨主栄養動 脈. 尺 骨 主 栄 養靜 脈. 〃 上 行主幹動 脈枝. 2 V→. 〃 上 行 主 幹靜 脈 洞. 〃 下行 主幹動 脈枝 〃 近 位 メ タ動 脈. 3 V→. 〃 下 行 主 幹靜 脈 洞. 4 V→. 〃 近 位 メ タ靜 脈. 〃 近 位 エ ピ動 脈. 5 V→. 〃 近 位 エ ピ靜 脈. 2 A→ 3 A→ 4 A→ 5 A→ 6 A→. 〃 遠 位 エ ピ動 脈. 1 A'→. 明. 橈骨 主栄養動 脈. 6 V→. 〃 遠 位 エ ピ靜 脈. 7 V→. 〃 遠 位 メ タ靜 脈. 2 A'→. 〃 上 行主幹動 脈枝. 1 V'→. 3 A'→. 〃 下 行主幹動脈 枝. 2 V'→. 4 A'→. 〃 近 位 メ タ動 脈. 3 V'→. 〃 下 行 主 幹靜 脈 洞. 5 A'→. 〃 近 位 エ ピ動 脈. 4 V'→. 〃 近 位 メ タ靜 脈. 〃 遠 位 エ ピ動 脈. 6 A'→ A. →. 動. 橈 骨 主 栄 養靜 脈 〃 上 行 主 幹靜 脈 洞. 5 V'→. 〃 近 位 エ ピ靜 脈. 脈. 6 V'→. 〃 遠 位 エ ピ靜 脈. 7 V'→. 〃 遠 位 メ タ靜 脈. V. →. 静. 脈. a.. → 尺. 骨. c.. → 半 月状切 痕 部. b.. → 尺 骨頭. d.. → 橈. エ ピ部 に て も尺 骨 と相 対 す る側 及 び 前 面 よ. 1.. 骨. 骨体 部. り少 数 の 動 脉 が 進 入 す る.又 静 脉 も同 様 の 部. 主 栄 養 孔 は 骨 体 内 側 の 略 々 中 央 に 存 し,下. 位 よ り進 入 し,骨 髄 内 に 於 て連 絡 吻 合 し骨 髄. 方 よ り上 方 へ 向 け 骨 壁 を 貫 くが 骨 軸 に 対 す る. を 前 後 に 横 断 す る.. 角 度 は 甚 だ 鋭 角 的 で あ る.例 に 依 つ て は 家 兎. 遠 位 メ タ 部 で も微 細 な 動 脉 が 少 数 主 とし て. と同 様 に 骨 体 の 上1/4の 部 位 に て 軽 度 に 下 方. 尺 骨 と相 対 す る 側 か ら 進 入 す る.又 静 脉 も上. よ り上 方 へ 斜 に 進 入 す る も の も あ る.静 脉 が. 記 メ タ 静 脉 以 外 著 明 な る も の は な い.. 動 脉 の 上 位 に て 進 入 す る が,こ. 遠 位 エ ピ部 で は 内,外 側 及 び 前 面 よ り細 小 な る 動,静. 脉 が 進 入 す る.. 第2節 第1項. 海 大腿 骨. 〓(挿. の際 の静脉は. 動 脉 に 比 し細 小 で あ る. 骨 髄 内 に 於 け る 動 脉 の 走 行 は 略 々家 兎 と同. 図 第6図). 様 な る も,動 脉 枝 は 蛇 行 迂 曲 を 示 し平 行動 脉 枝 の 様 相 は 認 め られ な い.又. 動 脉 枝 間 の 吻合.

(13) 各種動物長管骨 々髄 の血管 構造. で あ る.動 脉 は 静 脉 の 下 位 に て 進 入 す るが こ. は 少数 認 め ら れ る. 静脉 も概 ね 家 兎 に 類 似 し,軽 度 の 迂 曲 を 示 して走 行 し,近 位,遠. 位 メ タ部 に於 て 夫 々 メ. の 時 も静 脉 は 甚 だ 細 く,例 に 依 つ て は 動 脉 の み 進 入 す る例 が あ る.. タ 静脉 と連 絡 吻 合 す る.主 幹 静 脉 洞 の 太 さは 最 大骨 髄 内 径 の1/6の 太 さ を 有 し,集. 合洞は. 良 く発 達 し て い る. 2.. 739. 骨髄 内進 入後 の 動脉 の走 行 は略 々家 兎に 類 似 し,上 行 枝 は 蛇 行 著 明 で あ り,又 下 行 枝 は 略 々 直 線 的 で あ つ て 骨 体 の 下1/2で は 平 行 動. 骨端 部. 脉 枝 の 様 相 を 示 す.. 近 位 メ タ 部 に て 転 子 窩 底,転. 子窩 外 側 及 び. 静 脉 も家 兎 と同 じ く上 行 枝 は 骨 髄 の 外 側 寄. 大 腿 骨 頭 下 部 よ りや ゝ大 な る メ タ 静 脉 が 進 入. りを 走 り近 位 外 側 よ り入 る メ タ 静 脉 と連 絡 吻. し上行 主 幹 静 脉 洞 と連 絡 す る.其. の他 細小 な. 合 し,下 行 枝 は 略 々 骨 髄 の 中 心 を 走 り遠 位 に. る動,静 豚 が 多 数 認 め ら れ る.又. エ ピ部 に 於. て メ タ 静 脉 と連 絡 す る.上 行,下. け る所 見 は 略 々 家 兎 に 於 け る と同 様 で あ る. 遠 位 端 に 於 て も メ タ,エ. ピ部 共 家 兎 と略 々. の 迂 曲 を 示 し,集. 行枝 共 軽 度. 合 洞 の 発 育 も上1/2は 良 好. で あ る.. 同 様 で あ る.但 し,内 外 両 側 に メ タ 静 脉 孔 の. 近 位 メ タ 部 に は 上 記 メ タ 静 脉 が 存 し,遠 位. あ る例 が あ り,又 家 兎 に 於 け る よ り長 大 な る. に て も外 側 又 は 後 面 に メ タ 静 脉 孔1〜2個. メ タ動 脉 の 進 入 を 見 る.. あ り,其 の 他 の メ タ,エ. ピ部 に 就 い て も家 兎. と略 々類 似 し て い る.但. し家 兎に於 け るよ り. 第2項. 下腿骨. 家 兎 と異 り腓 骨,脛. 骨 は 分 離 して 居 り,た. だ 遠 位 端 に 於 て 軟 骨 を 以 て 癒 合 し て い る. 1.. 脛. が. 長 大 な る メ タ 動 脉 の 進 入 を 見 る. 2.. 骨. 腓. 骨. 骨 髄 は 発 育 不 良 に し て僅 に 両 骨 端 部 及 び 中. 主 栄 養 孔 は 骨 体 外 側 略 々 中 央 に 存 し,骨 壁. 央 部 に 骨 髄 が 存 す る の み で あ る.. を 上 方 よ り下 方 へ 貫 き骨 軸 と の 角 度 は 鋭 角 的. 挿. A→. 動. 図. 脈. 主 栄 養 孔 は 脛 骨 の主 栄 養 孔 と相 対 し て 存 し,. 第6図. V→靜. 脈.

(14) 740. 片. 山. 茂. 樹. 同 じ く上 方 よ り下 方 へ 向 け 骨 壁 を 貫 き 静 脉 上. 静 脉 共 に 相 接 す る 別 々 の 栄 養 孔 よ り入 る例 も. 位 に て進 入 す る.. あ る.. 骨 髄 進 入 後 動,静. 脉 共,他. の 骨 同 様 上 行,. 下 行 枝 に 分 れ る も甚 だ 細 小 且 短 で あ る. 骨 端 部 の メ タ,エ 小 な る 動,静 第3項. 骨 髄 内 進入 後 の動 脉 の走 行 は家 兎 に於け る と略 々 同 様 で あ る.但. ピ部 に 於 て 夫 々 少 数 の 細. 脉 が 主 と し て 内 側 よ り進 入 す る.. 於 け る程 著 明 で な く,又 動 脉 枝 間 の 吻 合 は 少 数 に 認 め られ る. 又 静 脉 も蛇 行 しつ ゝ分 岐 を 行 い 集 合 洞 を 多. 上腕 骨. 主 栄 養 孔 は 骨 体 の 下1/3に て 内 側 に 存 し, 骨 壁 を 上 方 よ り下 方 へ 貫 き動 脉 上 位 に て 進 入 す る も栄 養 孔 内 で 動 脉 は 既 に2分. し て い る.. 数 集 注 す るが,犬. 骨 髄 内 に 於 け る 動,静. 示 す 像 が 随 所 に 認 め られ る. 上 行 主 幹 静 脉 洞 は 骨 髄 の や ゝ前 面 寄 りを 走. 脉 の 走 行 は 略 々家 兎. に 於 け る と類 似 し て い る.但 脉 枝 の 様 相 を 示 さず,分. し動 脉 は 平 行 動. 枝 は樹 枝 状 に分 岐 し. 骨 端 部 の 近 位,遠. 位 の メ タ,エ. 連 絡 す るが,例. に 依 つ て は 大 腿 骨 頭 下 部 内側. に も メ タ 静 脉 孔 の 認 め られ る例 が あ る.下 行. 骨端 部 の近位 メ タ部で は 上記 メタ静脉の他. ピ部 共 夫 々. に 小 な る メ タ 動,静. 家 兎 に 類 似 す る.. 尺. り,家 兎 と同 部 位 よ り入 る メ タ 静 脉 幹 に 移 行. 主 幹 静 脉 洞 の 走 行 は 家 兎 と同 様 で あ る.. 且 蛇 行 旋 回 す る.. 1.. に 於 て は 静 脉 の 分 枝 が 多 く,. 且 分 枝 間 の 吻 合 も多 数 あ りて 眼 鏡 状 の 様 子 を. 又 こ の 際 の 静 脉 も動 脉 に 比 し細 小 で あ る.. 第4項. し平 行 動 脉 枝 は 家 兎 た. 脉 が 主 と し て 後 面,其 の. 他 内 側 か ら も多 数 進 入 す る.近 位 エ ピ部 及 び. 前腕 骨. 遠 位 の メ タ,エ. 骨. ピ部 の 所 見 は 家 兎 大 腿 骨 に 於. け る と類 似 し て い る.. 主 栄 養 孔 は 内 側 に て 骨 体 の 上1/3の 部 に て 第2項. 骨 壁 を 下 方 よ り上 方 へ 向 け 貫 き,静 脉 上 位 に. 犬 に 於 い て も脛 骨 の 下1/3は 腓 骨 と 癒 合 す. て 進 入 す る が 静 脉 は 細 小 で あ る. 骨 髄 内 の 動,静. 脉 の走 行 は大 体家 兎に 同 じ. で あ り,又 骨 端 部 に 於 け る所 見 も略 々 同 様 で. る が 軟 骨 を 以 て 癒 着 す る の み に して 骨髄は 全 く分 離 す る.併. 橈. 1.. 骨. 骨 の 主 栄 養 孔 よ り遠 位 に 主 栄 養 孔 が あ りて, 脉 の 進 入 方 法 は 尺 骨 と同 様 で あ る.橈. 骨 の 静 脉 も動 脉 に 比 し細 い. 骨 髄 内 の 走 行 及 び 骨 端 部 に 於 け る メ タ,エ. 脛. 骨. 主 栄 養 孔 は 骨 体 の 外 側 に て 中 央 よ りや ゝ上. 尺 骨 と相 対 す る 側 に て 骨 体 の 上1/3,即 ち 尺. 動,静. し乍 ら腓 骨 々 髄 の 発 育 は 不 良. で あ る.. あ る. 2.. 下 腿骨. 方 に て,骨 壁 を 上 方 よ り下 方 に 向 け 貫 き骨 軸 との 角 度,及. び 静 脉 上 位 に て 進 入 す る こ とは. 家 兎 と同 様 で あ る.但. し栄 養 静 脉 は 家 兎 に比. し狭 小 で あ る. 骨 髄 内 の動 脉 の走 行は 略 々家 兎に 類似す る. ピ部 血 管 に 関 し て も家 兎 と略 々 同 様 で あ る.. も平 行 動 脉 枝 の 様 相 は 認 め られ な い. 第3節 第1項. 犬(挿. 静 脉 も上 行,下. 大腿骨. 犬 に 於 い て は 動,静 即 ち,動. 図 第7図). 行 枝 共 分 岐 後 間 もな く2〜. 3本 に 分 岐 し,蛇 行 迂 曲 を 示 し つ ゝ走 り尚分 脉 の 主 栄 養 孔 は 異 る.. 脉 性 栄 養 孔 は 骨 体 の 上1/3の 部 に て. 岐 の数 を増 し静脉 枝 間 に諸 所 に連絡 吻合 を示 す.上. 行 主 幹 静 脉 洞 は 近 位 メ タ 部 後 面 に て,. 後 面 に 存 し,骨 壁 を 上 方 よ り下 方 へ 向 け 貫 く.. 下 行 主 幹 静 脉 洞 は 遠 位 メ タ 部 後 面 外 側 寄 りに. 静 脉 性 栄 養 孔 は 前 面 に て 動 脉 性 栄 養 孔 と略 々. て 夫 々 メ タ 静 脉 幹 と連 絡 す る.. 同 一 の 高 さ に て 上 方 よ り下 方 へ 向 け 貫 く.又. 骨 端 部 は 近,遠. 位 メ タ 部 に 上 記 メ タ 静脉 あ. 例 に依 つ て は 後 面 にて 動 脉 が 上 方 よ り下 方. る他,家. 兎 と略 々 同 様 の 所 見 を 呈 す る.. へ,静. 2.. 骨. 脉 が 下 方 よ り上 方 へ 向 け 貫 く例,動. ,. 腓.

(15) 各種動物長管骨々髄 の血管構造. 挿. A→. 動. 741. 図 第7図. 脈. 主 栄 養 孔 は 骨 体 の 略 々 中 央 に て 脛 骨 と相 対. V→靜. 脈. 3枝 に 分 れ て 進 入 し 骨 髄 内 に て1つ. に連 絡吻. す る側 に て,上 方 よ り下 方 へ 向 け 静 脉 上 位 に. 合 す る.其 の 他,主. て進 入 す る.. メ タ 動,静. 脉 が 進 入 す る.近 位 エ ピ部 及 び 遠. 位 メ タ,エ. ピ部 の 所 見 も略 々家 兎 に 類 似 し て. 進 入 後 の 動,静 脉 の 走 行 は 略 々 海 〓 に 類 似 す るが 甚 だ 発 育 不 良 で あ る.. い る.. 骨 端 部 の 所 見 も海 〓 と略 々 同 様 で あ る. 第3項. と し て 内側 よ り細 小 な る. 第4項 1.. 上腕骨. 主 栄 養 孔 の 位 置 及 び 進 入 方 向 は 家 兎 と略 々. 尺. 前腕骨. 骨. 主 栄 養 孔 は 半 月状 関 節 面 の 約2cm下. 方に. 類 似 し,動 脉 上 位 に て 進 入 す る.. て 前 面,即. 骨髄 内 で は 上 行 動 脉 枝 は 進 入 後 間 もな く2 〜3枝 に 分 れ 蛇 行 迂 曲 を 示 し つ ゝ上 行 し,平. 下 方 よ り上 方 に 向 け 貫 き 静 脉 上 位 に て 進 入 す. 行 動 脉 枝 の 様 相 は 示 さ な い.下 枝 に 分 れ る が,尺. 橈 側 上 顆 に 至 る枝 よ り太 く内,外. 枝共 蛇 行 迂. 曲 を 示 す.. 動 脉 は 骨 髄 内 に て 平 行 動 脉 枝 を 示 さな い. 静 脉 も蛇 行 を 示 し つ ゝ骨 髄 の 略 々 中 央 を 走 り, 上 行 枝 は 近 位 メ タ 部 に て 半 月状 関 節 面 の 内, 外 側 に 存 す る2〜3個. 静 脉 系 で は 上 行 主 幹 静 脉 洞 は 内 側 寄 りを 走 りつ ゝ2〜3の. る.. 行 動 脉 枝 も2. 側 上 顆 に 向 う動 脉 枝 の 方 が. ち橈 骨 と対 す る側 に 存 し,骨 壁 を. 分 枝 を 出 し,静 脉 枝 間 に 連 絡. 吻 合 あ る は 他 の 骨 に 於 け る と 同 様 で あ る.其. す る.又 下 行 枝 も内 側 前 面 に 存 す る メ タ 静 脉 に 移 行 連 絡 す る.静 脉 枝 間 の 吻 合 あ る は 他 の 骨 に 於 け る と同 様 で あ る.. の他 の所 見 は 家 兎 に 類 似 し て い る . 骨 端 部 の 近 位 メ タ 部 に は 家 兎 と同 じ部 よ り 太 き メ タ 静 脉 の 進 入 が あ る が,家. 兎 同 様2〜. の メ タ 静 脉 と連 絡 吻 合. 骨 端 部 遠,近 2.. 橈. 位 共,家. 兎 と略 々 同 様 で あ る.. 骨. 主 栄 養 孔 は 骨 体 後 面 の 上1/3の 部 に て 上 方.

(16) 742. 片. 山. 茂. 樹. よ り下 方 へ 向 け 骨 壁 を 貫 き 静 脉 上 位 に て 進 入. 静 脉 に 移 行 す る が,之. し,骨 髄 内 の 走 行 は 動,静 脉 共 尺 骨 に 類 似 す. タ 静 脉 に 比 し細 小 で あ る.其 の 他 は 家 兎に 於. る.. け る と 同 様 で あ る.. 骨 端 部 で は 大 な る 近 位 メ タ静 脉 は 認 あ られ ず,そ. の 他 は 遠,近. 位 共,家. 兎 と略 々 同 様 で. あ る.. の メタ静 脉は 近位の メ. 骨 端 部 の近 位 メ タ 部 に 上 記 メ タ 静 脉 の 進 入 あ る他,主. と し て 後 面 よ り少 数 の 動,静 脉 が. 進 入 す る,近 位 エ ピ 部 で も主 と し て 後 面 よ り 第4節. 猫(挿. 第1項. 図 第8図). 進 入 し て い る.. 大腿骨. 遠 位 メ タ,エ. 主 栄 養 孔 は 後 面 に て 骨 体 中 央 よ りや ゝ近 位. 第2項. 寄 りに 存 し,下 方 よ り上 方 に 向 け 骨 壁 を 貫 き 静 脉 が 上 位 に て 進 入 す る. 骨髄 進入 後 の動 脉 の走 行 は略 々家 兎 に類 似 す る.而. 下腿骨. 猫 に 於 い て も家 兎 と異 り腓 骨 と脛 骨 は 癒 着 せ ず,従. つ て 骨 髄 も 全 く分 離 し て い る.. 1.. 骨. 脛. して下行 主幹 動 脉 分枝 は平 行動 脉 枝. の 様 相 を 呈 し,細 小 動 脉 枝 間 の 吻 合 は 少 数 に. ピ部 は 家 兎 ど略 々 類 似 す る.. 主 栄 養 孔 は 外 側 に て 骨 体 の 略 々 上1/3の 部 に 存 し,進 入 方 向 は 家 兎 に 類 似 す る.. 認 め られ る.. 進 入 後 の 動 脉 の 走 行 も家 兎 に 類 似 し,下 行. 静 脉 も上 行 主 幹 静 脉 洞 は 骨 髄 前 面 寄 りを 蛇. 動 脉 枝 は 平 行 動 脉 枝 の 様 相 を示 す.. 行 し つ ゝ走 り,近 位 に 近 づ くに 従 い 内 側 に 偏. 次 に 静 脉 の 上 行 枝 は 迂 曲 しつ ゝ途 中 内 側 に. し 近 位 メ タ部 内 側 よ り進 入 す る メ タ 静 脉 と連. 向 い 走 る一 分 枝 を 出 し て 上 昇 し,近 位 メ タ部. 絡 吻 合 す る.下 行 主 幹 静 脉 洞 も迂 曲 を 示 しつ. で は 外 側 に 寄 りて メ タ 静 脉 と連 絡 す る.又 下. ゝ暫 く骨 髄 中 心 を 走 り,小 枝 を 内,外. 行 枝 は 分 岐 す る こ とな く骨 髄 の 中心 部 を 走 り,. 側 に分. 岐 し以 後 蛇 行 を 示 し つ ゝ末 端 に 至 りて2〜3. 遠 位 端 近 くに て2〜3分. 分 す る.そ. 枝 は 外 側 よ り入 る メ タ 静 脉 と連 絡 す る.. し て 脛 側 上 顆 上 部 よ り進 入 の メ タ. 挿. A→. 動. 図. 脈. 第8図. V→靜. 脈. す る.而. して 其 の 一.

(17) 各種動物長管骨 々髄の血管構造. 骨 端 の 近 位,遠. 位 の メ タ.エ. ピ部 共 家 兎 に. 類 似 す る. 2.. 腓. 743. 進 入 す る.又 エ ピ部 に て も主 と し て 内 側 よ り 少 数 の 細 小 な る動,静. 骨. 遠 位 の メ タ,エ. 主 栄 養 孔 は 内 側 に て 脛 骨 主 栄 養 孔 よ りや ゝ 近 位 に て 骨 壁 を 上 方 よ り下 方 に 向 け 貫 き,静. 2.. 橈. 骨. 主 栄 養 孔 は 外 側後 面 に 存 し 尺 骨 主 栄 養 孔 よ. 動,静 脉 共 骨 髄 進 入 後 上 行,下. 行 枝 に 分 れ.. 静 脉は 分 岐 す る こ とな く略 々 直 線 状 に 走 り近. りや ゝ遠 位 寄 りに 存 し,尺 骨 同 様 下 方 よ り上 方 に 向 け 静 脉 上 位 に て 進 入 す る.. 位 メ タ静 脉 と連 絡 す る.. 骨 髄 内 の 動,静. 近 位 骨 端 部 で は 上 記 メ タ 静 脉 が 存 し,其 の ピ部 共 細 小 な る 動,静. 脉 が 少 数 内,外 側 よ り進 入 す る. 第3項. す る も,動 脉 は 軽 度 の 迂 曲 の み に て 蛇 行 は 示 さず,平. 行 動 脉 枝 の 様 相 を 示 す.静. メ タ 静 脉 孔 が2個. 主 栄 養 孔 は 家 兎 同 様 の 位 置 に あ りて 動 脉 上 に 依 り て は 動,静. 脉 の 走 行 は 家 兎 と略 々 類 似. 脉 も家 兎. 同 様 の 走 行 を 示 す が 近 位 メ タ部 後 面 に 大 な る. 上腕 骨. 位 に て 進 入 す るが,例. ピ部 共 家 兎 に 類 似 す る.但. し大 な る遠 位 メ タ 静 脉 は 認 め な い.. 脉 上位 に て進 入 す る.. 他 近 位,遠 位 メ タ,エ. 脉 が 入 る.. 脉の. 栄 養 孔 が 接 近 す る も別 個 な る例 もあ る.. 近 位,遠 る.但. 認 め られ る.. 位 の メ タ,エ. ピ部共 家 兎に類 似 す. し近 位 メ タ 部 に 上 記 静 脉 孔 が あ るが,. 遠 位 メ タ 部 に は 大 き な 静 脉孔 は な い.. 動,静 脉 の 骨 髄 内 の 走 行 は 略 々 家 兎 と類 似 第4章. す るが 平 行 動 脉 枝 の 様 相 は 著 明 で な い.又 下 行 枝 の 内,外 顆 に 至 る枝 の 太 さは 著 明 な る差 が 認 め られ な い.其. の他 近 位 の メ タ静脉 孔は. 同様 な る も,遠 位 メ タ部 の 静 脉 孔 は 家 兎 と異. 以 上 各種哺 乳 類 の各 長管 骨 々髄 主幹 血 管 の 走 行 に 就 き 記 述 し た が,以. が あ る.又 内,外. 側 に 至 る 静 脉 枝 の 太 き連 絡. は認 め られ な い.其. の 他 骨 端 部 で は 近 位,遠. 位 共 家 兎 に 略 々 類 似 す る. 第4項 1.. 尺. 1). 栄 養孔 部. 位. 長 管 状 骨 の 栄 養 孔 の 位 置 に 関 し て はCruvi ellier11),Sirand47)は 大 体 一 定 せ る も 多 少 の An. seroff1)は 略 々 一 定 せ る も 年 令 に 依 りそ の 位. 前腕 骨. 骨. 置 は 変 化 す る と述 べ た.又 岩 男55),橋 本(美)65). 距 離 に 存 し,下. 方 よ り上 方 へ 向 け. 骨 壁 を 貫 き 静 脉 上 位 に て 進 入 す る. 動 脉 は 骨 髄 進 入 後 家 兎 と異 り軽 度 の 迂 曲 を 示 す も蛇 行 旋 回 を 示 さず,直. ちに 平行 動 脉枝. の 様 相 を 示 す.. は 一 定 の 部 位 に 存 在 す る と し た. 予 の 所 見 で は 家 兎,猫. に於 け る主栄 養孔 の. 部 位 は 各 骨 に 於 て 略 々一 定 し て い る が 犬,海 〓 の 大 腿 骨 に 於 て は 個 体 差 あ りて 一定 し て お らず, Sudakewitschの. 年令に依 る相 違あ り. と し て も其 の 差 異 が 甚 し く,家 兎 等 と同 一 の. 静 脉 も軽 度 の 迂 曲 を 示 し つ ゝ夫 々 骨 端 に 向 うが 分 岐 は 行 は ず,下 て の み2〜3枝. 1.. 個 体 差 が あ る と云 い, Sudakewitsch48),. 主 栄 養 孔 は 内 側 前 面 に て 半 月状 関 節 面 の 下 部1cmの. 下 各項 目に分 け て. 考 按 並 に総 括 を 述 べ る.. り小 円 窓 の 上 部 に は 著 明 な る も の は 認 め られ ず,尺 側 上 顆 の 上 部 に メ タ 静 脉 孔 の 存 す る例. 考 按並 に総 括. 行 枝 が 遠 位 端 近 くに 於. に 分 岐 す る.而. して上 行枝 は. 半 月状 関 節 下 部 及 び メ タ 部 内 側 よ り入 る メ タ 静 脉 と連 絡 す る が,後. 面 に もメ タ静脉 の入 る. 例 もあ る.其 の 他 は 家 兎 と略 々 同 様 で あ る. 近 位 骨 端 部 に は 上 記 メ タ 静 脉 の あ る他,細 小 な る メ タ 動,静. 脉 が 主 と し て 内,外 側 よ り. 記 述 は 不 可 で あ る. 又 平 木 ・大 藤68)は長 管 状 骨 々 体 部 の 主 栄 養 孔 は 上 腕 骨 以 外 す べ て 近 位 端 に あ り と述 べ た が 自 家 所 見 で も同 様 で あ つ た. 次 に メ タ,エ. ピ部 に 於 て は 橋 本(美)の 家 兎. に 於 け る所 見 と同 じ く太 き動,静. 脉 は略 々 一. 定 し た 部 位 よ り進 入 す る も,細 小 な る血 管 は 規 則 的 な 記 述 は 不 可 能 で あ る,.

(18) 744. 2). 片. 山. 樹. は 主 栄 養 動,静. 骨 壁 貫通 の状態. Berard6),岩. 茂. 男は 人 体 及び 家 兎 長 管 状 骨 々体. 脉 は 夫 々1対 宛 の こ とが 普 通. で あ る と述 べ た が,岩. 男 は 成人 大腿 骨に於 て. 部 の主 栄養 血 管 は一 定 の方 向 を 以 て 骨 壁 を. 栄 養 動 脉 孔 は1〜2個. 貫 く と云 い, Schwalbe46).. Eletto18). Sudakewitsch48),. NuBbaum40),. An. で あ る と云 い, Lexer32), Anseroff1)は. seroff1)は 之 に 関 す る詳 細 な る研 究 を 行 い,. 大 腿 骨 に 於 て 栄 養 動,静. 人 体 大 腿 骨 々体 部 に 於 け る栄 養 孔 の 方 向 及 び. と多 し と述 べ,更. 太 さは 年 令 に 応 じて 規 則 的 な 変 化 を 行 う と記. そ の 数 を 減 少 す る と云 い,稀. 載 し, Sudakewitsch,橋. 脉 の 消 失 す る こ と も あ る と云 う.. 本(美)も 同 様 な る 意. 骨 壁 貫 通 の際 の傾 斜 角 度 よ. り,長 管 状 骨 々 体 部 に 於 け る が 如 く骨 壁 に 対 し 斜 の 方 向 よ り貫 く もの と,長 管 状 骨 メ タ ・. 雑 化 し て 居 り,岩 男,橋. には 成人では 動. 両骨 癒合 の為複. 本(美)と 同 じ く3個. メ タ 部 の 大 な る メ タ 静 脉 孔 に 関 し て も動 物 差,個. も の との2型. に 於 て も普 通 は1個. 予 の 所 見に 於 て も長管 状骨 々体 部の主 栄 養. 年 令 と共 に. の主 栄 養 孔 を 認 め た.. エ ピ部 に 於 け るが 如 く骨 壁 に 対 し垂 直 に 貫 く に 分 け た.. 以上 あ る こ. にAnseroffは. 家 兎 下 腿 骨 に 於 て は 脛,腓. 見 を 述 べ て い る. 尚 橋 本(美)は. 脉 は2対. 人. 体 差 あ りて 一 定 せ ず,家. 兎下腿 骨近位. な る も2個 以 上 の例 も あ. る.後 者 の 場 合 で は 骨 髄 内 に て1本. の静脉幹. 孔 は 橋 本 の 云 う如 く斜 に 骨 壁 を 貫 くこ とが 多. に 吻 合 す る もの で あ る が,骨 壁 通 過 の 際 に は. い.又. 分 岐 し て 進 入 す る為 で あ る.. 同 じ く斜 方 向 と 云 う も,上 方 に 向 う も. の と下 方 に 向 い 貫 く も の とあ りて 家 兎 に 於 て. 2.. は 大 腿 骨,下. 腿骨,上. 上記 栄 養孔 を通 過 す る際 の栄 養血 管に 関 し. よ り下 方(遠. 位)に. 腕 骨 で は 上 方(近 位) 向 け て 貫 くが,前. 腕 骨で. 栄 養血 管. て は 橋 本(美)は 家 兎 に 於 て 大 腿 骨,下 腿 骨 で. は 逆 に 下 方 よ り上 方 に 向 け 貫 い て 居 る.又 猫. は 静 脉 上 位,動. で は 下 腿 骨,上. 動 脉 上 位,前. 大 腿 骨,前. 腕 骨 は 上 方 よ り下 方 に 向 く も. 腕 骨 で は 下 方 よ り上 方 へ 向 け 貫 い. 脉 下 位 に て,上 腕 骨 で は 逆 に. 腕 骨 で は 動,静. 通 過 す る と云 い,大 藤57)は マ ウ スに 於 て大 腿. て 居 り,犬 で は 大 腿 骨 は 個 体 差 あ る も上 方 か. 骨,下. ら下 方 へ 向 くの が 多 く下 腿 骨,上. 位 に て 進 入 す る と述 べ た.. と同 様 で,前. 腕 骨 は家 兎. 腕 尺 骨 は 下 方 よ り上 方 へ,橈. 骨. 脉平 行 に並び て. 腿 骨,上. 腕 骨 い ず れ も動 脉 は 静 脉 の 下. 予 の 所 見 で は 家 兎,犬,猫,海. 〓い ずれ も. は 上 方 よ り下 方 へ 向 け 貫 い て 居 る.更 に 海 〓. 大 腿 骨,下. で は 猫 と同 様 な る も大 腿 骨 の み 個 体 差 あ りて. 骨 で は 動 脉 上 位 な る こ とを 認 め た.但. 上 方 よ り下 方 へ 向 く もの と,其 の 逆 方 向 の が. 腿 骨 で は 不 定 で あ る.. 認 め られ る.. 腕 骨 で は 静 脉 上 位,上 腕 し犬 大. 又 大 藤 は 骨 髄 進 入 型 を 第1,第2,第3型. 次 に そ の 傾 斜 角 度 も動 物 に 依 る 差 及 び 各 骨 に 依 り差 が 認 め ら れ る.即 に 対 し 大 腿 骨 は 約20° 腕 骨 約20°,上. 腿 骨,前. ち家 兎で は骨 長 軸. 下 腿 骨 は 約10°,前. 腕 骨 は 個 体 差 あ りて10° 〜60°. の 角 度 を な す.海. 〓 は 家 兎 と略 々 同 様 で あ り,. 又 犬 で は 大 腿 骨 の み 一 定 せ ず,猫. で は下 腿骨. の み 約20° で あ るが 他 の 夫 々 の 骨 に 於 て は 家. に 分 ち,マ. ウ ス で は 第1,第2型,家. 兎は第. 2,第3型. を 示 す と述 べ た が 予 の 所 見 も之 を. 裏 書 き し た. 次 に 静 脉 は 栄 養 孔 の 内 では2分. す るのは認. め ぬ が 動 脉 は 栄 養 孔 の 内 で 既 に2分 例 を 度 々 認 め た.即. して 居 る. ち 家 兎 に 於 て 下 腿 骨,前. 腕 骨 に 於 て は 屡 々 見 られ,大. 腿 骨,上 腕 骨 に. 兎 と大 体 類 似 の 角 度 を な し て い る.. 於 て も稀 に 認 め られ た. 3). 孔 内 に て 既 に 動 脉 は 数 本 に 分 岐 す る と述 べ て. 栄 養 孔 の数 及 び太 さ 主 栄 養 孔 は 犬 大 腿 骨 を 除 き 常 に1個. て 橋 本(美)の 猫,牛,豚,海. で あつ. 所 見 と一 致 す る.又 橋 本 は 犬, 〓,鶏,雀. の長 管 状 骨 々 幹 で. 岩 男 も人 大 腿 骨 栄 養. 居 る. 次 に 栄 養 血 管 の 太 さ も動 物 差,個 て 一 定 せ ず, Anseroffは. 体差 あ り. 成 長 と共 に 栄 養 動.

(19) 各種動物長管骨 々髄 の血管構造 脉 は 太 さを 減 ず る と云 い,平. 山69)も化 骨 終 了. 後 の 大 家 兎 で は 栄 養 動 脉 も細 小 に な る と述 べ. 745. 吻 合 を 行 い 夫 々 動 脉 性 毛 細 管 に 移 行 す る. 2). 静脉 系. た.予 の 所 見 で は 海 〓 の 静 脉 は 動 脉 に 比 し細. 骨 髄 内 主 幹 動 脉 枝 に 関 し て は 比 較 的 多 くの. く,大 藤 も マ ウ ス 下 腿 骨 に 於 て 動 脉 と共 に 入. 研 究 が あ るが主 幹 静脉 系 に 関 す る 研 究 は 少. る 栄養 静 脉 は 細 小 で あ る と述 べ て い る. 3. 1). く,鳩 に 於 け るVenzlaff51),人. 骨髄 内血 管 の走 行. 岩 男,家. 家 兎 に於 け る. 兎 に 於 け る 橋 本(美),家. 兎 及び マ ウ. ス に 於 け る 大 藤 等 の 業 蹟 が あ る の み で あ る.. 動脉 系 長 管 骨 々髄 血 管 の 走 行 は 他 の 組 織 に は 見 ら. れぬ 特 殊 の 分 布 様 式 を 示 し,其 の 細 部 は 各 骨 に依 り多 少 の 差 異 は あ る が 平 木 ・大 藤 の 述 べ た 如 く基 本 型 式 は 一 定 し て い る.そ. して骨髄. 静 脉 系 に 於 い て も動 脉 系 と同 じ く3路 あ る が 骨 体 部 主 栄 養 静 脉 に 関 し て の み 述 べ る. 骨 髄 内 主 幹 静 脉 洞 が 頗 る 広 濶 な る 内腔 を 有 す る こ とは 古 くDenys13). (1887)に. 内 血 管 の 走 行 に 関 し て は 多 くの 研 究 が あ り,. され, Doan14),. 本 邦 に て も家 兎 に 於 け る橋 本(美),家. 大 藤 等 に 依 り認 め られ,大. 兎及 び. マ ウス に 於 け る 大 藤 等 の 詳 細 な 研 究 が あ る. 長 管 骨 々 髄 に 於 て は 血 液 は3路 入 す る.即 ち,(a)骨. 体 部 主 栄 養 動 脉,(b). 骨 皮 質 管 腔 系 内 動 脉,(c)メ. (c)の 動 脉 に. に 詳 記 す る を 以 て こ ゝで は 骨. 主 栄 養 孔 よ り骨 髄 内 に 進 入 した 動 脉 は 上 行.. うが 岩 男 は 之 を 第1分. 位骨 端 に向. 岐 部 と名 付 け た.而. 本(美),. 藤 は家 兎 に於 て骨. 髄 内 径 の 約1/10に 達 す る こ とを 認 め て い る. 而 して主幹 静 脉洞 な る名 称は 大藤 の命 名に. は 中 心 静 脉, Venzlaffは. し. 主 幹 静 脉 と呼 称 し,. 岩 男 は 総 静 脉 洞 と呼 び,更. に之 を 部位 に依 り. 静 脉 洞 様 部,異 形 総 静 脉 洞,固 別 し た.又 橋 本(美)は. 体 部 主 栄 養 動 脉 に 関 し て の み 記 述 す る.. 下 行 の2大 枝 に 分 れ 夫 々 近 位,遠. 男,橋. 依 る もの に し て,他 の 名 称 を 列 挙 す れ ばDoan. タ 及 び エ ピ動 脉. を 介 して 骨髄 内 に 入 る が(b), 関 し て は 第3編. を 介 し て進. Venzlaff,岩. 依 り発 見. 有 静 脉 洞 と区. 貯 血 静 脉 幹 と命 名 し. た. 扨,栄. 養 静脉 は骨髄 内進 入後急 激 に その 内. 腔 を 増 大 し,動 脉 と同 様 上 行,下. 行 の2大. 枝. て 分 岐 部 附 近 よ り細 小 な る動 脉 枝 を 分 岐 す る. に 分 れ 夫 々骨 端 部 に 向 い 走 行 す る.そ. が,こ の 血 管 は 骨 髄 中 心 を 越 え て 栄 養 孔 の 対. は 予 の 所 見 に 於 て も極 め て 広 濶 にし て 家 兎 の. 側 に 進 み 附 近 の 骨 髄 内 に 分 布 す る.. 大 腿 骨,前. 上 行,下. 行 枝 共2〜3分. して主 幹 静脉 洞 の. の内腔. 腕 骨 に於 ては 最 大な る例 では 骨髄. 内 径 の 約1/8〜1/10の 直 径 を 有 す る.大 藤 も述. 内 外 側 又 は 前 後 面 に 走 り静 脉 を 囲 繞 す る 如 き. べ た 如 く この 主 幹 静 脉 洞 の 太 さは 近 位 端 近 く. 様 相 を 呈 し,時 に は 静 脉 壁 に 密 接 す る こ と も. よ り遠 位 端 近 くに 至 る略 々骨 体 全 長 に 亘 る 走. あ る.や が て 上 行,下. 行 途 中 殆 ん ど 其 の 太 さに 変 化 が 見 ら れ な い.. 行 枝 共,主. り離 れ 夫 々 骨 端 に 向 い つ ゝ4〜5回. 幹 静脉 洞 よ の分岐 を. 而 し て主 幹 静 脉 洞 は 上行,下 行 の2大 に 依 り或 は 骨 髄 中 央 を,或. 枝に. 行 い,各 分 枝 が 又 夫 々 分 岐 を 行 い,為 に 骨 端. 分 岐 後,骨. は 内,. に 近 付 くに 従 い 動 脉 分 枝 が 増 加 す る.. 外 側 に 偏 し,殆 ん ど分 岐 す る こ とな く軽 度 の. 大藤 は 家 兎及 び マ ウスに於 て主幹 動 脉 よ り. 迂 曲 を 示 しつ ゝ走 行 し,走 行 途 次 多 数 の 集 合. 分 岐 した 動 脉 枝 が す べ て 骨 長 軸 に 平 行 に 走 行. 洞 を 四 方 に 分 岐 す る.集 合 洞 は 更 に 分 岐 し て. し殆 ん ど 迂 曲 を 示 さ ざ る の を 観 察 し,之 に 平. 複 雑 な 網 状 の 吻 合 を 有 す る 静 脉 洞 に 移 行 す る.. 行 動 脉 枝 の 名 称 を 附 した.平. 行 動脉 枝 に就 い. ては 後 述 す る. 次 に 所 謂 平 行 動 脉 枝 よ り分 岐 せ る 細 小 動 脉. 上 行 主幹 静 脉洞 は近 位 メタ静脉 洞 に移 行連 絡 し,下 行 主 幹 静 脉 洞 は 多 くは 遠 位 端 近 くに て2〜3分. し,そ の 一 部 は 該 部 の メ タ 静 脉 洞. 枝 は 骨 軸 に 対 し種 々 の 方 向 に 向 い て 走 り次 々. に 移 行 連 絡 し て 骨 外 に 出 る.尚 其 の 他,近,. と分 岐 し,特 に 骨 端 部 附 近 で は 旺 盛 な る 分 岐. 遠 メ タ 部 よ り進 入 す る 細 小 な る 静 脉 と集 合 洞. を 行 い,1部. 又 は 静 脉 洞 を 介 し て 連 絡 吻 合 を 行 う.. は メ タ 部 よ り進 入 の メ タ 動 脉 と.

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