1993年度教育学専攻(学部)カリキュラム
(*は非常勤講師)
講義名図員名1
講i 義 内 容社会教育学特殊講義
(社会教育計画)
月3 4単位
(通年)
教育研究法
月4 4単位
(通年)
外国教育史
月4 4単位 (通年)
教育学特殊講義 月6 4単位 (通年)
大串隆吉
茂木俊彦
田辺敬子*
菊地澄子*
各自治体で生涯学習計画がさかんにつくられ ている。この授業では,社会教育計画の概念を 明確にしながら,福祉,労働と関連した生涯学 習計画づくりの諸問題を考察する。事例として 川崎市などをとりあげることを考えている。
r改訂社会教育生涯学習ハンドブック』(社会教 育推進全国協議会編,エイデル研究所)を利用
する。
卒論執筆予定者は必ず取ること。何をするか は,学年初めに同座する折に話あって決めた
いo
主としてイタリア教育史を中心に,以下のテ ーマの中から,受講者と相談の上,一つを選ん で,目本と欧米の教育の諸問題を比較,考察し ていきたい。
1. 中・近世/近・現代 2.幼児教育,家庭教育
3. 民間教育運動,教育実践(学校教育を中 心に)
参考文献はテーマが選ばれた後に提示する。
ちえ遅れや肢体不自由児を中心にしながら,
障害児教育の現状について講義する。
①幼児及び小,中学齢児の障害児教育 子どもの発達と個人差に応じた教育とは
②高等部教育の現状について,特に進路指導を 中心に
学ぶ環境から働く環境へと,どのようにステ ップを踏んで社会自立をめざしているのかを 事例をあげて
③学校卒業後の障害者の生活について
結婚,子育て等ともに生きる中での社会保障 のあり方等
講義名1教員周
講 義 内 容教育心理学特殊講義 火4 4単位 (通年)
社会教育学概論 火5 各2単位 火5
(前期)
(後期)
教育心理学特殊講義
火5 4単位
(通年)
社会教育学演習
火6 4単位
(通年)
教育原理1 教育原理H
水1 各2単位 水1
(前期)
(後期)
茂木俊彦
大串隆吉
鳴澤 實
大串隆吉
小嶋昌夫*
登校拒否・不登校,思春期の精神障害,学習 障害,学業不振など,学校教育について適応に 困難をもつ子どもの心理学的検討を行う。希望 に応じて問題別グループをつくり,調べて発表 討論を行う。
参考文献は必要に応じて紹介する。
前期は,社会教育の成り立ちと歴史を中心に しながら,現代の課題にふれる。後期は生涯学 習(論)と社会教育の関連をさぐりながら,社 会教育の現代的課題を論ずる。学芸員の資格取 得のためには,前期または後期のいずれかをと ればよい。社会教育主事資格取得のためには,
前期と後期をあわせてとること。なお,この場 合異なった年に前期あるいは後期のみをとって 単位とすることはできない。
〈テキスト〉 大串・藤田r新訂目本社会教育史』
(エイデル研究所)
ここ2・3年ロールプレイの要望が学生から 出ていて,するといいながら出来なかった。今 年度は対人関係を円滑にし,かつ自他ともに成 長できるような関わり方をロールプレイをとう して体験的に学習する。2泊3日の合宿(セミ ナーハウス・目程は後日)に参加する事は単位 認定の前提条件である。
勤労青年の教育問題,特にその教育機会と労 働問題の関連をとりあげる。また,これらの問 題は生涯教育政策で重要視されているので,生 涯教育との関連もとりあげたい。
今目,日本の教育には,幼児の早教育,市販 テスト,いじめ,校内暴力,教科書のあり方
(これは国際的にも問題になった),受験体制,
高校の多様化,大学改革さらに生涯教育など,
古くからの問題や近年とくに新たにおこってき た問題など,さまざまな問題がある。教育原理 はこれらの現実的諸問題と無関係なところにあ るのではない。しかし新しい問題は突然おこっ
講 義 内 容
教育学演習
水4 4単位
(通年)
教育学特殊講義
水6 4単位
(通年)
道徳教育の研究 水4 各2単位 火6
(前期)
(後期)
坂元忠芳
坂元忠芳
林 康廣*
たのではなく,古い問題とみるのは昔のままで はない。ここでは,これまでの問題に直面し,
多くの人が語り考え実践を重ねてきた教育から 原理を明らかにしていきたい。
内容は, 1 1)子供の発達と教育 2)学校の機能と役割
3)文化と教育(各教科の内容と方法)
4)教育行財政 5)社会教育
とする予定。この教育原理は,直接には教育職 員免許状取得希望者の必修科目だが中等学校の 問題にかぎらず,ひろく教育全体の問題をとり あげていく。できるだけ1・1両方を履修して
ほしい。
昨年にひきつづき,現代日本の思春期,青年 前期(小学校高学年より高校まで)の発達と教 育問題を追求する。社会的基盤,歴史的基盤 心理的基盤をふまえて,教育実践の立場からさ
ぐっていく。なお,この時期以前と以後の連関 をとらえるようにしたい。
現代における教育実践の基本構造を子どもの 発達との関連で論じる。文献は教員のほうで用 意し,授業の後半は,文献についての講義をも
とに討論するようにしたい。
序章.道徳とは何か 1.道徳教育の歴史 1.道徳問題の社会的基盤 皿.道徳性の発達理論
IV.学校における道徳教育の方法 V.道徳教育に関する国際化の視点 補章.道徳教育思想史
教科書として,藤田昌士著r道徳教育その歴史
・現状・課題』(エイデル研究所)を使用する 予定です。
講 義 名 教育学特殊講義
木3 2単位
(前期)
教育相談
木4 各2単位 木6
(前期)
(前期)
生活指導
木4/ 2単位
(後期)
教育学特殊講義
木5 4単位
(通年)
教員名 磯川正教
内田良子*
服部 潔*
講 義 内 容
幼児から成人に至るまでの基本運動の発育・
発達を科学的に捉えてみる。特に,ここではバ イオメカニクス(身体運動学)の分野から身体 運動を考える。例えば,走ることや投げるとい った運動の発達がどの部位の動きやどこの関節 運動が改善されて,効率のよい運動になってく るのかを,フィルムやビデオ撮影などから動作 解析し,運動の動作パターンや身体の各部位や 関節の角度変化から明らかにすることなど実際 に運動を観察,測定しながら講義を進める。
近年,登校拒否や高校中退をする子どもたち が増え続け,学校教育をめぐに現象が社会問題 化している。高学歴志向の日本において,「学 校化された社会」のシステムのなかで,学校教 育が子どもの成長に与える影響は多大である。
学校教育がかかえる多彩な困難矛盾の改善,
解決の方法の一つとして,教育相談の必要が語 られて久しい。
教育相談がもつ機能を,子ども,親,学校
(教師)三者の立場の違いから見直すと何がみ えてくるか,現場での実践例をもとに,ともに 考えていきたい。
この授業で,3つのことを探ってみる。
1つは,戦後生活指導の歴史。とくに「解放 から規律へ」から,集団づくりに至った過程を
探る。
2つは,現代生活指導の課題,とくに教師論 として,この課題に迫ってみたい。
3つは,実践記録を読むことを通して,子ど もを知るということがどういうことなのか,そ れを探る。
使用テキストは,その都度指定する。
生江 明* 草の根のNGOから政府ODAまで,30年近
い内外の海外途上国援助の歴史を,被援助国の 政府や民衆の側から評価し直す機運が援助側被 援助側の双方で高まっている。その有力な方法
講 義 名
教育原理1 教育原理II
木5 各2単位 木5
(前期)
(後期)
生活指導
木6 2単位 (後期)
固員名
小沢有作
釈 鋼二*
講 義 内 容
論として,ジェンダー(社会的性別役割)分析 から当該社会の構造を把握しようとするWID
(女性と開発)アプローチと,国家レベルを単 位とするマクロ指標からではなく,地域社会を 開発単位として捉える参加型開発アプローチの 二つを,実際の開発援助事例を紹介しながら取
り上げ,皆さんと検討したい。
授業の目的は一人ひとりが(自分の学習原 理)を形成することにおかれる。
そのため,
学ぶとはどういうことか 学校とはどういうところか
教育の歴史とはなんであったか一三代の教育 体験を綴ることをとおして一
人が解放されるとはどういうことか
などのテーマをとりあげ,それらを共に追求 していきたい。考える素材は,教師の話や本に 求めるのでなく,自分の体験をふり返るなかに 求めていく。自分を教材にする方法をあわせて 会得したい。
小・中における登校拒否,高校における中退 問題と共に,学力不振やアレルギー心身症・神 経症など子どものからだとこころの問題がクロ
ーズアップされてきている。
なぜこのような問題が噴出してきたかを追求 すると共に,このような子どもの増加という状 況のなかで,子どもたちの発達可能性をどう見 いだし,どのように子ども一人ひとりの自立を はげましていくかが生活指導実践に問われてい
る。
ところで,生活指導実践の一つとして,集団 づくりというものがある。そのなかの学級集団 づくりを主にとりあげ,学級集団をどう発展さ せていくか,そのための技術的な方法(討議づ
くり・リーダー(校)づくり・班づくり)など について論じてみたい。
講 義 内 容 教育学演習
金2 4単位
(通年)
教育心理学
金2 各2単位 金5
(前期)
(前期)
教育方法論
金2 各2単位 金5
(後期)
(後期)
教育学特殊講義
金2 4単位
(通年)
教育学演習
金3 4単位
(通年)
山住正己
茂木俊彦
茂木俊彦
これまで,現代日本教育の諸問題について参 加者が自由に主題を選び,若干の調整によって いくつかのグループにわけ,サブゼミを経て本 ゼミで順に報告,討論をすすめてきた。今年も この方式ですすめたい。学年末にはr碑』と題 するゼミのレポート集を印刷・刊行する。今年 度のゼミで20号に達し,これが最終号となる。
1月に水曜1時限の「教育原理」を1コマ借り て,ゼミ員による報告を行なうことも,10年近
くつづいている。
教育実践の展開にあたっては,子ども・青年 の発達を考慮することが必要不可欠である。こ の講義では,発達とは何かを明らかにしたうえ で,乳幼児から青年に至る精神発達の諸段階に ついて述べる。
学習指導法ないし教授学について概説する。
感覚論に立つ教授学,直観教授などを手始め に,コンピュータを用いた教授法を含めて現代 の教授学の諸類型について述べる。また教授過 程論,学級組織論にも言及する予定です。
松浦 勉*
黒崎 勲
〈暗い谷間の時代〉と呼ばれる十五年戦争期 において,日本の児童,青年,学生,民衆一般 が全体としていかなる人間として「自己形成」
る行ない,また教育がそれにどのような役割を 果たしたかを考えることを,基本的な課題とす る。検討の素材としては,必ずしも進展してい ない研究の現状をふまえ,文学作品等もとりあ げる。なお,教育を時代と社会の全体構造との 関連で捉える視点と,アジアの民衆や国内の被 差別人民の視座に立って,全体としての教育史 像を把握する視点に留意したい。
英語文献講読をおこなう。現在アメリカです すめられている学校改革の動向を分析したもの をとりあげ,アメリカ教育制度研究の最前線を 明らかにしたい。
講義名隊員名1
講 義 内 容教育学特殊講義
金4 2単位
(後期)
教育行政及財政
金5 4単位
(通年)
教育学特殊講義 土6 4単位 (通年)
教育哲学
土7 4単位 (通年)
大槻文夫
黒崎 勲
小沢有作
小沢有作
ヒトの発育は世界的に早期化してきている。
この時代的傾向Secular trendを概観すると ともに,特にわが国のこどもの発育の特性につ いて言及し,次いで,ヒトの発育・発達に影響 を与える要因は何かを探る。
発育は遺伝因子だけでなく,後天的な環境に もおおいに影響を受ける。気候,栄養,病気,
あるいは運動などのほか実は心理的要因も無 視できず,愛情遮断性小人症Deprivation dwarfismはその一例といえる。
ふだん,われわれが見落としがちな要因にも 目を向けてみたい。
教育行財政研究の基本文献についての講読演 習をおこなう。過去数年間は一冊のテキストを 年間を通して検討してきたが,今年度は十数点 の文献を精選して,教育行財政研究の領域の現 状と課題を展望できるようにしたい。
他者と出会うこと。
自分を読むこと。
意見を率直にいいあうこと。
それらをとおして,
希望とはなにか,
希望をもって生きるとはどうすることか,
考えを深めていきたい。
6時限,7時限をとおして行うので,7時限 の教育哲学を一緒に取ってほしい。
他者と出会うこと。
自分を読むこと。
意見を率直にいいあうこと。
それらをとおして,
希望とはなにか,
希望をもって生きるとはどうすることか,
考えを深めていきたい。
6時限,7時限をとおして行うので,6時限 の教育学特殊講義も一緒に取ってほしい。
講 義 内 容 教育内容論
集中 4単位
○教育学特殊講義 集中 4単位
教育学特殊講義 集中 4単位
久津見宣子*
神山正弘*
生産と労働が人間自らを創り,生産と労働の 変革が人間の歴史をつくりだしたという視点に たつと,ものをつくることは社会や歴史を考え る上で欠かせない要素になる。授業では,もの つくりやフィールドの体験をとおしてそのバッ クにある人間の歴史を考えていきたい。
フィールドー高機,動力織機紡績機,
蒸気機関などの体験学習,ほか。(上野 原の博物館で)
アメリカ教育行政制度の基本問題について論 じる。1989年のシカゴ学校改革法など,アメリ カ合衆国における教育改革の最新の動向を対象 として検討するとともに,教育行政制度の諸概 念を歴史的文献において再構成することを課題
としたい。
王 智新* 開放・改革政策を十数年続けてきた中国で は,社会主義市場経済システムの確立というス ローガンの下で,経済改革を加速化している。
その経済改革は政治・文化・教育などにも波及 効果を確実にもたらしている。
本年度は,昨年度につづいて,中日教育制度 の比較研究を行うが,歴史や変遷を明らかにし た上で,実態の把握と現状の分析に力点を置い て,比較研究を進めていきたい。