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特集 診療科紹介 循環器内科 (ザ ジャーナルVol.12 No.4より抜粋)

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Academic year: 2021

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平成22 (2010)年 平成23 (2011)年 平成24 (2012)年 平成25 (2013)年 平成26 (2014)年 平成27 (2015)年 平成28 (2016)年 全心血管造影件数 1573 1913 1795 1743 1883 1880 2137 冠動脈治療総計 308 349 313 244 276 363 434 うちロータブレータ施行 10 14 12 9 12 20 35 末梢血管治療総計 159 338 344 502 388 401 446 下肢 16 79 65 68 45 48 46 腎動脈 5 12 11 6 2 1 1 頸動脈 2 10 12 11 5 12 13 その他(シャントなど) 6 7 9 4 1 5 7 肺動脈 119 223 247 423 335 335 380 下大静脈フィルター挿入 11 7 18 6 7 10 10

PCI: percutaneous coronary intervention, EVT: endovascular treatment, PTRA: percutaneous transluminal renal angioplasty, RAS: renal artery stenting, CAS: carotid artery stenting, BPA: balloon pulmonary angioplasty

当院における心血管造影検査・治療の詳細

宗政 充:第5回QJETエキスパートレクチャー発表資料.平成24年10月6日(小倉)より改変 T H E J O U R N A L ! !

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2 0 1 8 . 3 V o l . 1 2 N o . 4 狭心症と心筋梗塞を引っくるめて虚血性心疾患と言いま す。高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病に関 連した動脈硬化が原因で起こってきます。血液検査や負荷 心電図、核医学検査、心エコー、冠動脈 CT、冠動脈造影検 査を行い、病態を把握した上で、各々の患者さんに応じた治 療を行います。虚血性心疾患の治療は薬物治療、カテーテ ル治療とバイパス手術がありますが、当科では薬物治療とカ テーテル治療を行っています。狭心症の場合1,2泊でのカテ ーテル治療を行います。心筋梗塞の場合、病状によりますが、 概ね1週間から4週間の入院となります。

循環器内科は心臓・血管の病気に対して内科的に診断・治療を行っている診療科です。

当科で積極的に取り組んでいることやセールスポイントをご紹介します。

循 環 器 内 科

■循環器内科医長 宗政 充

I 循環器内科スタッフ

(平成30年1月1日現在)

と専門領域

II 循環器内科の診療

1.狭心症・心筋梗塞の診療 2.末梢動脈疾患の診療

循 環 器 内 科

西原大裕 医師(レジデント) 医師(レジデント)内藤貴教 田渕 勲医師 医師(専修医)岩野貴之 医師(レジデント)辻 真弘 医師(初期研修医)福元花奈 重歳正尚 医師 下川原裕人医師 臨床研究部長松原広己 循環器内科医長宗政 充 宮地晃平医師 リハビリテーション科医長西﨑真里 松原 広己 臨床研究部長 肺高血圧、心臓生理・心不全 宗政  充 医長     カテーテル治療(冠動脈・末梢血管)、静脈血栓塞栓症・凝固 宮地 晃平 医師     不整脈(ペースメーカー・カテーテルアブレーション) 下川原裕人 医師     肺高血圧、冠動脈疾患 田渕  勲 医師     カテーテル治療(冠動脈・末梢血管) 重歳 正尚 医師     カテーテル治療(冠動脈・末梢血管) 内藤 貴教 レジデント  循環器全般 辻  真弘 レジデント  循環器全般 西原 大裕 レジデント  循環器全般 岩野 貴之 専修医    循環器全般 当院循環器内科で取り扱っている疾患 ◦虚血性心疾患:急性冠症候群(不安定狭心症/急性心筋梗塞)         安定狭心症・陳旧性心筋梗塞 ◦血圧異常(高血圧・低血圧) ◦頻脈性不整脈 ◦徐脈性不整脈・失神 ◦心臓弁膜症・感染性心内膜炎 ◦先天性心疾患 ◦肺高血圧症・肺血栓塞栓症 ◦心臓腫瘍 ◦心筋症・心筋炎・心膜疾患(心タンポナーデ、心膜炎) ◦大動脈疾患・末梢血管疾患 ◦うっ血性心不全・心原性ショック ◦睡眠時無呼吸症候群 当院における心血管造影検査・治療の詳細 カテーテル治療に従事する田渕医師、岩野医師と酒井医師(初期研修医) 治療前:左冠動脈前下行枝閉塞 血栓吸引中 血栓吸引後 ステント留置 治療後 急性心筋梗塞の 治療 動脈硬化が進むと、全身の血管にそれが現れてきます。こ れを末梢動脈疾患と言います。足の血管の動脈硬化は、歩 行時の足の痛みの他、潰瘍や壊疽になり足の切断に至るこ とがあります。腎動脈の動脈硬化は、高血圧や腎不全の、頸 動脈の動脈硬化は、脳梗塞の原因となります。脈波検査、皮 閉塞性動脈硬化症ステント治療症例 70代男性:右浅大腿動脈閉塞 バルーン拡張 ステント留置 治療前 治療後 膚灌流圧測定、血管エコー、血管のCT・MRI、末梢動脈造 影検査を行い、病態を把握した上で、各々の患者さんに応じ た治療を行います。末梢動脈疾患の治療も薬物治療、カテ ーテル治療とバイパス手術がありますが、当科では虚血性心 疾患と同様薬物治療とカテーテル治療を行っています。原則 2泊3日でのカテーテル治療を行います。足の潰瘍や壊疽が ある場合は、皮膚科などと連携しながら診療にあたります。 3.肺高血圧症の診療 肺高血圧症は肺動脈性肺高血圧症、慢性血栓塞栓性肺 高血圧症など厚生労働省の指定難病を中心に、循環器内 科の領域疾患の中でも特に治療が難しい病気です。当院は 国内有数の診療実績があり、500名を超える難病患者さんの 診療にあたっています。北は北海道、南は徳之島まで全国か ら患者さんが来られています。また、当院での肺高血圧症の 日常診療、特に慢性血栓塞栓性肺高血圧症のカテーテル治 療については、世界をリードしており、国内はもちろんのこと、 海外からも他施設の医師・コメディカルの皆さんが多数見学・ 研修に来られています。 慢性血栓塞栓性肺高血圧症に対するバルーン拡張 治療前:左肺動脈の閉塞 バルーン拡張中 治療後 ステント展開中 頸動脈狭窄症に対するステント留置 治療前:右頸動脈の狭窄 ステント留置中 治療後 脳梗塞予防用フィルター 脳梗塞予防用フィルター 国内他施設からの見学 肺高血圧症患者さんへの指導の実際 松原臨床研究部長の講習 施設見学 機器指導 服薬指導

特集

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2 0 1 8 . 3 V o l . 1 2 N o . 4 療に日々従事しています。入院中に合併症評価はもちろん のこと、様々な専門的観点(グルカゴン負荷試験、食事負 荷試験、グルコースクランプ、呼吸商、インピーダンス法・ DEXA 法による体組成計測など)からインスリン分泌能や インスリンに対する感受性を徹底的に評価して患者さん 個々の病態生理に沿って最新の治療が安心して提供でき るように心掛けています。 『当科脂質異常症領域』  多くの糖尿病患者が脂質異常症を合併しています。当科 ではコレステロール、中性脂肪などの脂質を単なる数値の みでなく電気泳動法やアポ蛋白を測定評価したアポリポ蛋 白の観点からあるいは脂肪酸分画の観点から脂質異常症 を詳細に分析しています。その結果、心筋梗塞発症のリス クが非常に高い患者さんには循環器内科と連携して冠動 脈 CTや心臓カテーテルを実施して有意狭窄を認める患者 さんには発症する前に必要に応じて薬物、ステント治療介 入を実施し発症・進展予防に努めています。 ポリアクリルアミドゲル電気泳動法           4. 心不全の診療 心不全は、あらゆる心臓病が最終的に行き着く病気です。 心臓が悪いために息切れやむくみが起こるものですが、だん だん悪くなり、やがては死に至る病気です。心不全は、薬物 療法、カテーテル治療、外科治療や、アブレーション治療、ペ ースメーカー治療など元の心臓病に対する治療が必要にな ります。回復後の心臓リハビリテーションも重要で、リハビリ テーション科西𥔎医長の指導の下、患者さんの病状に合わ せたリハビリテーションが行われています。一方、最近心不 全患者さんの高齢化が顕著となり、症状の悪化から再入院 が繰り返されるなど、多くの課題が指摘されています。そこで、 岡山県では多職種の医療関係者が連携して心疾患患者を 頻脈性心室性不整脈に対する植え込み型除細動器(ICD)留置 ペーシング ペーシング ペーシング ペーシング バイオトロニックジャパン株式会社、日本メドトロニック株式会社、セント・ジュード・メディカル株式会社、ボストン・サイエンティフィック・ジャパン株式会 社各ホームページ及び資料より転載 治療中の心電図 治療の概要 植え込み後のレントゲン写真 (当院症例) 各社のICD セント・ジュード・メディカル株式会社ホームページより転載

海外からの見学

国際慢性血栓塞栓性肺高血圧症研究会の面々 国際慢性血栓塞栓性肺高血圧症研究会の面々 国際慢性血栓塞栓性肺高血圧症研究会の面々 国際慢性血栓塞栓性肺高血圧症研究会の面々 ロシアより来院 ロシアより来院 ロシアより来院 ロシアより来院 ブラジルより来院ブラジルより来院ブラジルより来院ブラジルより来院

III.総合病院の循環器内科としての役割

心房細動に対するカテーテルアブレーション 電極カテーテルを配置し、不整脈の 発生源の精査をしている カテーテルを用いて心筋を焼灼した 個所を示している 支援するシステム「岡山県安心ハートネット」を作り、激増す る心不全患者を病診連携を密にすることにより、地域の先生 とともに心不全患者さんの診療を行うことで再入院を防ぎ、 地域で健やかに過ごしていただこうというもので、全国でも初 めての試みです。今年から岡山県備前地区では8つの急性期 病院を中心に多職種の医療関係者とともに定期的に連携を 進めていきます。 人体は心臓・血管だけで構成されるわけではありません。 脳、胃腸、肝臓、腎臓、泌尿器、骨・関節などがあり、また心 臓や血管の中には血液やホルモンなどが流れています。つま り人体は様々な構成部品からできている精密機械のようなも ので、これらが互いにうまく機能することで健康に過ごすこと ができます。人体のどこかに不具合が現れると、それは他の 箇所に不具合を生じさせ、互いに悪影響を及ぼします。当院 の循環器内科の患者さんには、糖尿病、高血圧などの生活 習慣病だけでなく、脳神経の病気、肺の病気、血液の病気、 胃・肝臓・大腸などお腹の病気、腎臓・泌尿器の病気、骨・関 節などの整形外科的な病気のほか、膠原病、そしていろんな 臓器のがんなど、ありとあらゆる合併症を有する患者さんが いらっしゃいます。 当院は総合病院です。循環器内科では心臓・血管はもちろ んのこと、院内の他の診療科と連携し、各科専門医が合同で チームとして診療を行うことで、いろいろな合併症を持つ患 者さん一人一人に対して、同じ一つの病院で、情報を共有し ながら、外来入院を問わず、一貫した診療を行うことが可能 です。この点は心臓病に特化した専門医療施設と大きく異な るところで、当院のセールスポイントと言えるでしょう。 心臓疾患 心臓疾患 心臓疾患 心臓疾患 腎泌尿器疾患 腎泌尿器疾患 腎泌尿器疾患 腎泌尿器疾患 腹部疾患 腹部疾患 腹部疾患 腹部疾患 呼吸器疾患 呼吸器疾患 呼吸器疾患 呼吸器疾患 整形外科疾患 整形外科疾患 整形外科疾患 整形外科疾患 脳 脳 脳 脳 卒卒卒卒 中中中中 白血病・血液疾患 白血病・血液疾患 白血病・血液疾患 白血病・血液疾患 糖 糖 糖 糖 尿尿尿尿 病病病病 左:安心ハート手帳(急性心筋梗塞用)、中:同(心不全用)、 右:岡山県心不全地域連携診療計画書

糖尿病・代謝内科は心筋梗塞、脳梗塞、透析導入等を初めとした血管合併症を発症させる前

に様々な観点からリスクを評価し、発症・進展させないように最新医療機器・治療で予防医学に

努める診療科です。

循 環 器 内 科

■糖尿病・代謝内科医長 肥田 和之

はじめに

特集

糖尿病・代謝内科

【新任紹介】  2017年10月から、糖尿病・代謝内科スタッフに待望の内 分泌専門医:武田昌也先生が加わり、従来通りの糖・脂質 代謝、高血圧症に加えて甲状腺、副腎、下垂体疾患におけ る幅広い疾患の診断、治療対応が可能となりました。 〔武田先生からの自己紹介〕:甲状腺・副腎・下垂体など内 分泌臓器の疾患を専門にしています。丁寧な説明を心がけ ています。よろしくお願い申し上げます。 【糖尿病・代謝内科スタッフ紹介】

当科の特徴

『当科糖尿病領域』  血糖コントロール・病態評価目的の入院患者さん:(平均 在院日数:約11日、年間約250~300名)、他科併診の血 糖コントロール目的の患者さん:50~70名/日の診療・治 医    長:肥田 和之(地域連携室長併任) 医    師:武田 昌也        松下 裕一        梶谷 展生        伊勢田 泉(非常勤)        太田  徹(非常勤)        渡邉 聡子(レジデント)        須藤 梨沙(レジデント) 医療クラーク:大西 麻弥        富田 陽子 正常 異常

参照

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