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福島県立医科大学 学術機関リポジトリ

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Academic year: 2021

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Fukushima Medical University

福島県立医科大学 学術機関リポジトリ

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Title ヒト由来悪性髄膜腫細胞 HKBMM の過剰な遊走性に関わ

る IGF2BP1 の役割( 内容・審査結果要旨 )

Author(s) 黒見, 洋介

Citation

Issue Date 2019-03-22

URL http://ir.fmu.ac.jp/dspace/handle/123456789/987

Rights

DOI

Text Version none

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学位論文審査コメント

申請者:脳神経外科学講座 黒見洋介氏

学位論文:ヒト由来悪性髄膜腫細胞HKBMMの過剰な遊走性に関わるIGF2BP1の役割

総評:

本論文は先行する研究である良性と評価されるWHO grade1, 2の髄膜腫凍結検体を 用いた遺伝子発現解析において、再発率の高い群でメチル化が見られたIGF2BP1遺伝 子に着目し、CRISPER-Cas9法を用いた遺伝子編集によりIGF2BP1-Knock out (KO) 細胞を作製し、ヒト髄膜腫由来のHKBMM細胞におけるIGF2BP1遺伝子の役割を検 討した。

ヒト髄膜腫由来のHKBMM細胞においてIGF2BP1発現低下により細胞間結合の低 下がみられ、この細胞間結合はCa2+依存性であることからカドヘリンファミリーの関 与を想定し、Cadhelin11の発現低下を証明した。 RNA結合タンパクであるIGF2BP1 が関与するとは考えられていなかった新しいクライアント分子 Cadhelin11 との関連 を発見した。IGF2BP1による HKBMM 細胞の細胞間での Cadhelin11の発現の調節 によって、細胞遊走能が亢進することを証明するなど、学位論文として新規性を有して いると考える。

実臨床のおける髄膜腫の悪性度と、予後や再発率は必ずしも相関せず、むしろ再発が 症例の予後に影響する矛盾点を、定義上の悪性度(核分裂の多寡)に関わらない、

IGF2BP1発現低下に関連した Cadhelin11発現低下による細胞遊走能の亢進で説明で きると解明したことは高く評価できる。

要旨、論文の構成、引用図表の質は基礎的な研究報告としてほぼ的確であるが、Major

8項目、minor修正11項目について修正を指示し、可能な限り修正し再度報告したので

本学学位授与に値すると考える。

論文審査委員 主査 病理病態診断学 橋本 優子 副査 乳腺外科学講座 大竹 副査 細胞科学研究部門 井上直和

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