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インスリン非依存型糖尿病におけるインスリン受容体機能の変動とその影響因子に関する研究

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Academic year: 2021

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103 学  会 〔東女医大誌 第63巻 第5号頁529  平成5年5,月〕

東京女子医科大学学会 第294回例会

日時 平成5年5月22日(土)午後1時30分∼4時30分 会場 東京女子医科大学 弥生記念講堂        (総合司会)幹事 石井 哲夫 吉岡弥生研究奨励金授与式(第32回)  挨拶  選考経過  吉岡弥生奨励金授与      学長 吉岡 守正    選考委員 大森 安恵     学長 吉岡 守正  (第三内科学) 岩崎 直子 (循環器内科学)繋争千佳子 前年度受賞者研究発表 (座長)副会長 金野 公郎  インスリン非依存型糖尿病におけるインスリン受容体機能   の変動とその影響因子に関する研究  解離性大動脈瘤の予後調査からみた治療に関する検討 吉岡弥生記念講演(第9回)  挨拶 「弥生先生を語る」 「病気の日本史」  (第三内科学) 荷見 澄子 (循環器内科学) 雨宮 邦子    理事長 吉岡 博光 (座長) 会長 吉岡 守正  博報堂会長 瀬木 博政氏     作家 杉本 苑子氏  1.インスリン非依存型糖尿病におけるインスリン 受容体機能の変動とその影響因子に関する研究        (第三内科学)荷見 澄子  NIDDM患者赤血球を用いてインスリン受容体自己 燐酸化能(IR auto)を測定し,臨床像と対比してIR autoの影響因子を検討した.対象と方法:NIDDM患 者41例,健常者13例の赤血球を種々の濃度のインスリ ンで刺激した後,赤血球ghostを作製し1%Triton− X100で可溶化したものを検体とし, EIA法によって IR autoを測定した,結果:インスリン無添加時の燐 酸化能(basa1),10−7Mイ・ンスリンによる最大刺激率 (max%), half maximum stimulationのインスリン 値(log ED50)を健常者とNIDDM患者で比較したと ころbasalとmax%はほぼ同様の値を示し, log ED50 は健常老においてやや低値であった.NIDDM群でIR autoと臨床的緒因子との相関を検討したところbasal はHDL一コレステロール(HDL)値と負の相関を示し, インスリン感受性を表す一log[ED50]は年齢と負の相 関を示した.結論:動脈硬化のrisk factorの一つであ る低HDL血症がIR autoの変動に関与する可能性が 示唆された.  2.解離性大動脈瘤の予後調査からみた治療に関す る検討       (循環器内科学)雨宮 邦子  近年,わが国においては動脈硬化性疾患が急増し, なかでも血管疾患の増加はめざましい.なかでも解離 性大動脈瘤は急性期の死亡率が高く,治療に苦慮する 疾患である.本疾患の外科治療技術は着実に進歩して いるものの,手術危険率は未だなお高い.このため病 態毎に外科治療の適応とその時期を検討することが重 要である.そこで当科に入院した症例を治療別に分類 し予後をもとに,今後の治療法の選択に関し検討を加 えた.その結果Stanford A型に関しては,心耳ンポ ナーデの場合は緊急に,大動脈弁声部まで及んでいる 例では早い時期に外科治療が必要である.その際,上 行大動脈の修復だけでも長期予後は良好であった. Stanford B型では血圧のコントロールを行えば,急性 期予後は良好であり,手術は症例により検討すべきと 考えられた.遠隔期には,いずれの症例でも定期的に 画像診断を行い,予後改善に向け,外科治療の必要性, 時期をも検討すべきと考えられた. 一529一

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