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Werdning-Hoffmann病における筋線維タイプ分化と筋衛星細胞分布について

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Academic year: 2021

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123 (25) 氏名(生年月日) 本 籍

学位の種類

学位授与の番号 学位授与の日付 学位授与の要件

学位論文題目

論文審査委員

サイ トウ コウ コ

齋藤陽子(昭和22

医学博士 乙第734号 昭和60年10月18日 学位規則第5条第2項該当(博士の学位論文提出者)

Muscle丘ber type di促erentiation and satellite cell population in Werdnig- Ho貸mann disease (Werdnig-Ho鉦mann病におこナる筋線維タイプ分化と筋衛星細胞分布につ いて) (主査)教授 福山 幸夫 (副査)教授 丸山 勝一,教授 平田 幸正

論 文 内 容 の 要 旨

目的 人骨格筋の分化について,特に報告の少ない乳幼児 の筋線維タイプ分化と,筋発生及び再生に重要な筋衛 星細胞分布を検討した.またこれらを脱神経疾患であ るWerdnig-Ho丘mann(WH)病の萎縮筋線維につい て調べ,筋病理像の成因の考察を行なった. 対象と方法 コントロールは5ヵ月から2歳6ヵ月の乳幼児13名 (男6,女7)である.筋線維タイプは7ヵ月から2歳 6ヵ月の9名,筋衛星細胞分布は5ヵ月から1歳9カ 月の8名で分析した.WH病患児は1~13ヵ月の乳児 11名(男5,女6)に組織学的分析を,8名に電子顕

微鏡的観察を行なった.Byers and Bankerの臨床的

分類によると,グループ1が4名,グループ2が7名 であった. 大腿四頭筋及び上腕二頭筋からの生検筋にミオシン ATPase染色を行ない,500筋線維をタイプ1,2A,2B 及び2Cに分類し,直径を測定した.一方電子顕微鏡的 に500筋線維について筋衛星細胞,筋核を数えた. 結果

コントロールに筋線維分布は,タイプ1線維が

34.5~52.5%, 2Aが18.3~42.8%, 2Bが 15.5~39.2%,2Cは0.2~3.4%であった.筋線維直径 は12~26μmであり,タイプ問の差はなく,Brooke and Engelの報告と同じであった. WH病患児の萎縮 線維の分布は,タイデ1線維は4.5~56.5%,2Aは 0~40.0%,2Bは0.8~38.4%と個人差が大であり,ま た未分化な2Cは10.4~84.2%とコントロールに比し 有意の増加を示した(p〈0.005).筋線維直径は平均 8.9μmで,症例7を除いて全例15μm以下であった. コントロールの門衛星細胞分布は,500筋線維に対し て筋核数は平均126.6±15。1,筋鞘膜下核に対する筋衛 星細胞核の割合は,8.4±1.6%であり,両者とも年齢 の増加による減少はみられなかった.またWH病筋で は,筋骨数131.0±29,8(500筋線維中),筋鞘膜下核に 対する筋衛星細胞核の割合は14.4±3.1%と,コント ロールに比し有意の増加を示した(p〈0.005).筋線維 とその基底膜の間に存在する筋衛星細胞は,胞体や細 胞内小器官の増加や小窩の増加もなく,非活動型で あった.WH副筋では,静止状態の筋衛星細胞の増加 が認められた. 考察 乳幼時期には,未熟なタイプ2C線維は生下時と成人 の中間値を示した.WH病筋のタイプ2C線維の増加, 患者間,筋東間の分布の違いは,筋発生途中での脱神 経の時期の違いによることを示唆している.一方筋衛 星細胞は,Snowらの成熟ラット除神経筋では,活動型 の増加がみられ,岡田らの新生ラットの除神経では活 勤化がみられない.WH病筋での非活動型の筋衛星細 胞の増加は,筋発生途中の衛星細胞の母筋線維への融 一745一

(2)

124 合の障害を示唆し,筋線維の未熟性を反映している. 結語 1)乳幼児のタイプ2C線維は1.8±1.2%,2)筋衛星 細胞核の割合は8.4±1.6%であった.3)WH病筋の タイプ2C線維は著明に増加,4)筋衛星細胞核の割合 も有意の増加を示した.

論1

カ審査 の 要 旨

本研究は,人骨格筋の分化について,特に報告の少ない乳幼児の筋線維タイプ分化と,筋発生及び 再生に重要な筋衛星細胞分布を,Werdnig・Ho任mann病乳児11例, age・matchedのコント・一ル乳幼 児13例について調べ,Werdnig-Hoffmann病萎縮筋では,コントロールに比べ,未熟なタイプ2C線維 の著明な増加と,静止状態の筋衛星細胞の増加を認め,本症における萎縮筋に筋線維発達上の未熟性 が存在することを明らかにした,学術上価値ある研究である. 主論文公表誌

Muscle丘ber type differentiation and satellite celI population in Werdnig-Ho丘mann disease

(Werdnig-Hoザlnann病における筋線維タイプ分化

と筋衛星細胞分布について)

Journal of the Neurological Sciences

68(4)75~87(April 1985) 副論文公表誌 1)非定型的な症状,経過を示したムンプス髄膜脳 脊髄炎の1例 東女医大誌 47(6)703~708(1977) 2)点頭てんかんの早期診断に関する研究(第1報) 一点頭てんかんの発病から当科受診までの経 過に関する調査研究一 脳と発達7(1)45~48(1975) 3)点頭てんかんの終夜睡眠脳波 小児外科・内科 8(11)1415~1423(1976) 4)先天性低形成貧血(Josephs-Blackfan-Dia-

mond Anemia)の1例

東女医大誌 47(1)131~134(1977) 5)DIC,水痘,重症感染症合併に拘わらず長期寛解 を示した前骨髄球性白血病の1例 東女医大誌 47(6)721~725(1977) 6)染色体構造異常を認めたFanconi貧血の1例 小児科診療 38(12)!488~1493(1975)

7)Polygraphic study during whole night sleep in

infantile spasms(点頭てんかんの終夜睡眠 のポリグラフ研究)

Eur Neuro1 18302~311(!979)

参照

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