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財団法人 神奈川県警友会

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Academic year: 2021

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内科臨床研修プログラム

Ⅰ.一般目標 臨床医学の基礎である内科臨床を経験し、将来の専門性にかかわらずオールラ ウンドで幅広い臨床能力を身に付けるとともに、患者にやさしい医療とは何かを 知る。 Ⅱ.行動目標 1)適切な問診による情報の収集と取捨選択ができる 2)幅広い診察技術と診断能力を身に付ける 3)EBMに基づく治療計画の立案と実行ができる 4)全ての臨床行為を患者および関係者が理解できるように説明できる 5)予防医学的指導ができ、患者の持つ社会的問題を理解し対応できる 6)医療における安全管理の重要性を理解し、安全確認を実行できる 7)各種の医療記録の作成が適切に行える 8)症例検討会における呈示と討論ができる * 具体的な到達目標については、厚生労働省の示す臨床研修到達目標に準拠 する Ⅲ.研修期間 研修 1 年目の基本研修科目として 6 ヶ月間 研修 2 年目の選択期間での内科再研修可能 Ⅳ.指導医氏名 循 環 器 永見 圭一、納冨 雄一、小山田 和弘、内藤広太郎、 千葉圭二郎、渡邉 心翼 呼 吸 器 塩見 哲也、藤田 浩文、渡邊利奈子、原口 水葉 消 化 器 永田 博司、水城 啓、岡沢 啓、中下 学、川崎 由華 伊藤 高章、中嶋 緑郎、関 由喜 神 経 小堺 有史、玉井 伸明 腎 藤井 芳明、松田 洋人、原 義和 血 液 陳 建綱 糖尿病・代謝 三浦 雅憲、鈴木 貴博、竹本 潤哉、城 理絵 緩 和 ケ ア 磯野 永依 Ⅴ.研修方法及び経験目標 研修方法 1)内科を次の3グループとし、各2ヶ月の研修を行なう。 A 循環器・腎・糖尿病代謝

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- 14 - B 消化器・神経 C 呼吸器・血液 2) 各グループの指導医のもとで研修受持医として研修する。各グループの指 導医は、研修目標項目を達成できるよう、研修の進行状況を頻回にチェック し研修医の受持患者や週間スケジュールを調整する。 3) 指導医に加え、各初期研修医には協力専修医が指名される。 4) 内科系当直医の指導のもとで当直の研修を行う。 研修の基本ルール 1) 研修の初日に、指導医、協力専修医とともに週間スケジュールを決定する。 採血、点滴の実習、心電図の診断はスケジュール外での必修となる。 2) 指導医のもとで数人の入院患者の受持医となる。(受持ちとなった患者に は、指導医とともに挨拶する。) 3) 毎朝、受持患者全員を必ず回診し指導医に患者の状態を報告し指示を受け る。 4) 患者の病状が変化したときは、すぐに診察し指導医に報告し指示を受ける。 新入院患者については、速やかに診察、問題点を整理し、指導医とともに診療 方針を決定し診療録に記載する。診療録、オーダー簿、伝票など記載したと きは必ず署名をする。また、受持患者が退院した場合は、一週間以内に病歴 総括を作成し、指導医の検閲を受ける。 5) 病棟のルールや検査、処置、投薬等の方法でわからないことがある場合は、 必ず指導医もしくは、協力専修医および指導医とともに行なう。 6) 内科特診の実習は協力専修医および指導医とともに行なう。 7) カンファレンスは、研修の内容についての意見交換の場であり必ず出席す る。 8) 症例カンファレンスでは、受持ちとなった入院患者や問題症例の症例呈示 を行なうので、準備をして必ず出席する。 9) 月曜日は内科部長回診、火曜日は消化器内科部長回診があるので必ず参加 する。回診の前日には、受持ち患者の問題点を整理し、診療録に記載してお くことが望ましい。 10) 病院の安全管理マニュアル、院内感染防止マニュアル、インフォームド・ コンセント指針の内容を良く理解し実践する。 経験目標 1)基本的な身体診察法 意識レベルとバイタルサインの把握、精神状態、身体各部の診察、神経学的 診察 2)基本的な手技 気道確保(気管内挿管・人工呼吸) 胸骨圧迫

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- 15 - 除細動 静脈確保・中心静脈確保 採血法(静脈採血、動脈採血、血液培養採血) 穿刺法(腰椎、胸腔、腹腔) 注射法(皮内、皮下、筋肉) 胃管の挿入と管理 各種ドレーン・チューブ類の管理 3)基本的検査 血液型判定・交差適合試験 心電図(12 誘導) 動脈血ガス分析 超音波検査 血算、血液生化学検査、血液免疫血清学的検査、尿検査(沈渣)、便検査 細菌学的検査 髄液検査 内視鏡検査 単純X線検査・造影X線検査 CT・MRI検査 呼吸機能検査 核医学検査 神経生理学的検査 4)医療記録 診療録、退院時サマリーの記録 処方箋の作成 診断書、死亡診断書、各種証明書の作成と管理 紹介状および紹介状の返信の作成 CPCレポートの作成と症例呈示 5)内科領域での緊急を要する症状・病態 心肺停止 ショック 意識障害 急性呼吸不全 急性心不全 急性冠症候群 急性腹症 急性消化管出血 脳血管障害 けいれん発作 急性腎不全 急性感染症(敗血症)

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- 16 - 急性中毒 6)内科領域で頻度の高い症状 発熱 体重減少・増加 全身倦怠感 腹痛 嘔気・嘔吐 食欲不振 便通異常(下痢・便秘) 黄疸 胸痛 咳・痰 動悸 呼吸困難 頭痛 失神 四肢のしびれ 血尿 浮腫 7)内科領域で経験が求められる疾患・病態 循環器系疾患 心不全 狭心症・心筋梗塞 心筋症 不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈) 弁膜症(増帽弁膜症、大動脈弁膜症) 動脈疾患(大動脈瘤、動脈硬化症瘤) 静脈・リンパ系疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫) 高血圧症(本態性、二次性高血圧症) 呼吸器疾患 呼吸不全 呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎) 閉塞性、拘束性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症) 肺循環障害(肺塞栓、肺梗塞) 異常呼吸(過換気症候群) 胸膜・縦隔・横隔膜疾患(自然気胸、胸膜炎) 肺癌 消化器系疾患 食道・胃・十二指腸疾患(食道静脈瘤、食道癌、胃癌、消化性潰瘍、胃炎) 小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻)

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- 17 - 胆嚢・胆管疾患(胆石症、胆嚢炎、胆管炎、胆嚢癌、胆管癌) 肝疾患(急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、アルコール性肝障害、薬剤性肝 障害) 膵臓疾患(急性・慢性膵炎、膵癌) 横隔膜・腹膜・腹壁(腹膜炎、ヘルニア) 神経疾患 脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血) 痴呆性疾患 変性疾患(パーキンソン病) 脳炎・髄膜炎 腎疾患 腎不全(急性・慢性腎不全、透析) 原発性糸球体疾患(急性・慢性糸球体腎炎症候群、ネフローゼ症候群) 全身疾患による腎障害(糖尿病性腎症) 尿路結石、尿路感染症 内分泌・栄養・代謝系疾患 視床下部・下垂体疾患(下垂体機能障害) 甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症) 副腎不全 糖代謝異常(糖尿病、糖尿病合併症、低血糖) 高脂血症 蛋白・核酸代謝異常(高尿酸血症) 血液・造血器・リンパ網内系疾患 貧血(鉄欠乏性貧血、二次性貧血) 白血病 悪性リンパ腫 出血傾向・紫斑病(DIC) 免疫・アレルギー疾患 全身性エリテマトーデスとその合併症 関節リウマチ アレルギー疾患(アナフィラキシー) 感染症 ウイルス感染症(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘、ヘルペス、ムンプ ス) 結核 真菌感染症(カンジダ症) 寄生虫疾患 ※ 実施できる、結果を解釈する、経験する、症例レポートの作成などの具体的な 到達目標については、厚生労働省の示す臨床研修到達目標に準拠する。

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- 18 - 週間スケジュール 研修医の週間スケジュールはグループごとに異なるが下記のカンファレンス は共通である。 毎週月曜日 夕方 血液内科カンファレンス 毎週火曜日 夕方 内科・外科・放射線科合同カンファレンス 消化器カンファレンス 糖尿病カンファレンス 毎週水曜日 朝 研修医カンファレンス 夕方 循環器(心カテ)カンファレンス 毎週木曜日 夕方 呼吸器カンファレンス 毎週金曜日 午後 透析カンファレンス 夕方 新入院カンファレンス 循環器(週間スケジュール例) 午前 月 火 水 木 金 指導医 内科部長回診 指導医 病棟回診 指導医 病棟回診 指導医 病棟回診 指導医 内科部長回診 病棟 病棟 病棟 RI・病棟 病棟 午後 病棟 病棟 心カテ 心電図 心エコー 心カテ 気管支鏡 病棟 トレッドミル 内 科 ・ 外 科 ・ 放 射 線 科 合 同 カ ンファレンス 循環器(心カテ) カ ン フ ァ レ ン ス 新 入 院 患 者 カ ンファレンス 消化器(週間スケジュール例) 午前 月 火 水 木 金 指導医 病棟回診 指導医 病棟回診 指導医 病棟回診 指導医 病棟回診 指導医 病棟回診 胃内視鏡 病棟 消化器内科部長 回診 病棟 病棟 MDL Ba enema 午後 大腸鏡 ERCP 大腸鏡 ERCP 大腸鏡 ERCP 大腸鏡 ERCP 大腸鏡 ERCP 消 化 器 カ ン フ ァレンス 内 科 ・ 外 科 ・ 放 射 線 科 合 同 カ ンファレンス 新 入 院 患 者 カ ンファレンス ※ 研修2 年目の選択期間での内科再研修の場合には、研修医の希望に応じた研修 スケジュールで行なう。

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Ⅵ.評価

2 ヶ月の内科各グループローテイト終了時に、研修医の自己評価、指導医によ る研修の評価を行う。

参照

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