軸箱加速度による軌道状態モニタリングは,既往
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(2) 土木学会第71回年次学術講演会(平成28年9月). Ⅵ‑276. の曲線における軸箱加速度のパワースペクトル. いる場合,両者の関係には大きな差はないことがわ. (PSD)の例を示す.前軸,後軸ともに空間周波数. かった.また,図 7 に,軸箱加速度をレール凹凸で. 6[1/m]程度(波長 0.17m 程度)の帯域にピークが. 正規化した値と測定速度の関係を,レール凹凸の大. 見られるが,後軸と比べて前軸のほうがパワーが大. 小別に示す.この結果からも,曲線部を上述の速度. きい.また図 5 に,後軸で測定した軸箱加速度と平. で走行している場合,両者の関係に軸箱加速度の測. 均レール凹凸の関係を示す.図 2(a)と同様に左右曲. 定速度による顕著な差は確認されず,またレール凹. 線ともに内軌側の測定結果を抽出した.同図より,. 凸が大きいほど検出誤差が小さくなることがわかっ. 後軸で測定した結果は、前軸で測定した結果と比較. た. 軸箱(SRS)σ [m/s2]. して,ばらつきは大きかった.これは,レールと車 輪の接触位置が前軸と後軸で異なっており,前軸に 比べて後軸は内軌波状摩耗が発生しているレール頭 頂面中央から少し外れた位置で接触しているためで あると考えられる.これらの結果より,レール凹凸. 100. 25 0 0.0. 出精度は高くなると考えられる.. 103. PSD [(m/s2)2/(1/m)]. 前軸 後軸. 300 250. レール凹凸 0.05-0.10mm 0.1-0.2mm. 200. 平均+σ 平均 平均-σ. 150 100 50 0. 0.4. 0.5. 300 250. レール凹凸 0.2-0.3mm 0.3mm以上. 200 平均+σ 平均 平均-σ. 150 100. 50 0. 30 40 50 60 70 80 90. 30 40 50 60 70 80 90. 速度 [km/h]. 速度 [km/h]. (a)レール凹凸小 1. 軸箱/レール凹凸 [(m/s2)/mm]. 軸箱/レール凹凸 [(m/s2)/mm]. 下り. 図 3 軌道検測車の軸箱加速度センサ設置位置. (b)レール凹凸大. 図 7 速度と軸箱加速度/レール凹凸との比較. 10. 4.まとめ 軌道検測車で測定された軸箱加速度にレール凹凸. 100 1. の波長に応じた BPF 処理をすることでレール波状. 30. 5 10 空間周波数 [1/m]. 摩耗を把握できることを確認した.なお,軸箱加速 度を後軸で測定した時は,前軸で測定した時と比べ. 図 4 軸箱加速度のパワースペクトルの例 軸箱(SLS)σ [m/s2]. 0.1 0.2 0.3 平均レール凹凸 [mm]. 図 6 速度別軸箱加速度と平均レール凹凸の関係. ↑加速度センサ設置軸. 102. 速度60[km/h]台(R=0.93) 速度50[km/h]台(R=0.93) 速度40[km/h]台(R=0.97). 50. 評価には前軸で測定した軸箱加速度を用いた方が検 上り. △ ◆ ■. 75. 100. てデータのばらつきが大きくなることから,レール. ▲― 左曲線(R=0.80) ○… 右曲線(R=0.45). 75. 凹凸評価には前軸で測定した軸箱加速度を用いた方. 50. が検出精度は高くなると考えられる.また,軸箱加. 25. 速度の測定速度による顕著な差は確認されず,レー. 0 0.0. 0.1 0.2 0.3 平均レール凹凸 [mm]. 0.4. ル凹凸が大きいほど検出誤差が小さくなった.. 0.5. 今後は,現地確認の結果や床下画像を用いて検討 を進め,道床状態の評価等を含めて軸箱加速度を活. (内軌・後軸測定). 用できる範囲を明確にする予定である.. 図 5 軸箱加速度と平均レール凹凸の関係 (3)軸箱加速度の測定速度による検出精度. 参考文献. 図 6 に,軌道検測車の走行速度別に分類した軸箱. 1)田中博文,清水惇:波状摩耗管理のための可搬型. 加速度と平均レール凹凸の関係を示す.同図より,. レール凹凸連続測定装置の実用化,鉄道総研報告,. 曲線部を 40km/h から 70km/h の範囲内で走行して. Vol.29,No.8,pp.35-40,2015.. ‑552‑.
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